2009年8月30日日曜日

ロウチビ作品集2

今夜はロウチビが新しい絵の具セットで何やら一生懸命に水彩画を描いていたので。
なかなかキレイな色づかいですね。これは水墨画のような。。。お城だそうです。たくさん描いてちょっとお疲れの画伯。

2009年8月29日土曜日

15分

今日の合同ラボミーティングで、来月の学会のためのプレゼンの練習をさせてもらった。やっぱり15分は短い。いくつか質問に答えながらだったけど17分かかってしまった。アドリブだと回りくどい言い方で時間をロスしてしまうことが多いので、やはりきっちりと原稿を作って覚えてしまう方がイイだろう。普段のラボミーティングでは時間制限がないのでダラダラと話してしまっているが、これだけ短い時間に限られると的確で効果的な文章だけで説明していくことの難しさを痛感させられる。ココまで言ってしまってエエんかなぁとか思いながらも、今自分が考えているちょっと挑戦的な仮説を最後に概念図付きでドーンと示したのだが、Dr. JHが「こういう大胆な仮説を示せば必ず有用なレスポンスが得られるだろうから、なかなかイイんじゃないか。」と言ってくれたのでちょっと勇気づけられた。ともあれ、原稿作りましょう。

2009年8月27日木曜日

プログラム

今朝、いよいよ9月14〜16日にバルセロナで開かれる「Modelling Cancer in Drosophila」のプログラムがメールで送られてきた。しかしよくまぁこれだけこの分野のビッグネームを集めたモンだ。そのそうそうたるスピーカーの名前が並ぶプログラムに自分の名前が入っているのを見ただけでちょっと気合いが入った。学校でボスにプログラムを見せてあげると「オーマイゴッシュ。コレはスゴイ。オレも行きたい。」と言いながら講演タイトルを全てチェックしていたけど、彼はこの日程の直前にイギリスのエディンバラで開催される「International Society of Developmental Biologists Congress」のほうに行かなければならないのでした。自分の発表は一日目の午前中になっていたので、トークさえ終われば後はリラックスして三日間楽しめそうだ。三日間で34のトークがあるけど題名を見た限りどれも楽しそうなものばかり。これだけ気の抜けないトークが目白押しだと疲れそうだけど、これは本当に楽しみになってきた。しかし、恐らくこのスピーカーの中に今投稿中の論文のレビュワーが潜んでいるだろうから、印象のイイ発表にしないといかんな。さ、スライド作ろ。

2009年8月26日水曜日

ナニコレキモイ

この虫かなり気持ち悪い。裏庭においてあったプラスチックの入れ物の中に群れをなしているのを発見したのだが、見たことのない形でなんなのか見当もつかない。アリに似ているけどトゲトゲがいっぱい付いてて群れで行動しているようです。誰か教えて下さい。

ニッキープロジェクト

今日の午後、夏休みから帰ってきたニッキーとこれからやろうとしている彼のプロジェクトについて話した。ニッキーはまだ新三年生なので研究に対する知識はほとんどないのだが、興味は人一倍あるようなのでなんとかトレーニングしてやろうと思っているのだが。今日は実験の概要と、どうやってrecombinant chromosomeを作るかについての実際のテクニックを説明した。fly pushingに慣れているヤツとなら5分ほどですむデスカッションだろうけど、テクニックの基本にある現象のコンセプトから説明しなければならないので結局2時間ほどかかった。。。実際、このプロジェクトのメインとなりうるこの実験はかなり難易度の高いcross schemeになる。現在手元に6種類のハエがいるけど、最終的にはこいつらが持つ10個のコンポーネント全てを一つのハエのゲノムに載せなければならない。説明しながら、これっていつゴールにたどり着けるんだろうか、と思って何度か溜め息が出た。三ヶ月はかかるかな。

2009年8月25日火曜日

新学期

アメリカでは今日から新学期。朝、ロウチビをプレスクールに送りに行ったら今日は初日ということで、たくさんのお父さんお母さんが子供を送りに来ていた。ロウチビはもうここに一年間通った上に、この夏もフルにサマースクールに参加していたので慣れたモンで、新しい先生に促されて我々とバイバイしたらすぐにブランコに乗りに行ったけど、やっぱり今日が初めての子達は皆一様に不安そうな顔で、お母さんにしがみついて今にも泣き出してしまいそうな顔をしている子もいた。自分が幼稚園に入園した初日のことなんて覚えていないけど、やっぱりこんな顔をしていたんだろうか。この日からみんな学校での生活が始まるんですねぇ。自分なんか三十半ばになるのにいまだに大学にいる訳で、サラリーマンをしていた二年間以外はもうかれこれ三十年ほどもずっと学校という場所にいることになる。ユンナも今学期からFSUで日本語の教師をすることになったので今日が初日。大学構内を歩く学生の数も今日から一気に増えて、ラボでもみんながクラスのスケジュールのことなんかを話していた。ポスドクにとって学期なんてあんまり関係ない上に、桜の咲く時期に新しい年度が始まる日本で育ってきた自分にとっては、この時期に新学期というのは今まであんまり意識したことがなかったけど、今朝はロウチビとユンナの新学期を見てなんだか、あぁ新しい年度が始まったんだなぁと実感した。

2009年8月22日土曜日

ピザとザビエル

今日はラボミーティングのフード係だったので、朝からピザとチョコチップクッキーとコーラというアメリカーンな食料を揃えたのに残念ながらミーティングはキャンセルになっていた。ということで、仕方ないから昼にラボにいた7人ほどでプレゼンなしのランチパーティをした。来週からいよいよ新学期が始まるということで、今キャンパスの中には家族連れの新一年生がうようよしている。彼らは学生寮に荷物を運び込んだりしているのだが、面白いことに一家全員で来ている人が多いんですね。ランチパーティでそのことが話題になったのだが、これがアメリカのどの大学でも見られる新学期前の光景なんだそうだ。日本では母親が来て手伝ってくれることはあっても家族みんなで来るようなことはあんまりないように思う。アメリカの家族にとって子供が大学に入学するというのはそれだけ大きなイベントだということなんだろうか。少し前に、アメリカでは高校生の両親が大学の見学に来ることを書いたけど、やっぱりそれもアメリカでは結構普通のことだそうで、大学の決定にかなり親の意見が幅をきかせることも多いそうだ。こういうのは自分にとって、なんだか意外なアメリカ人家族の一面。
話は変わって、昨日マイアミのとある大学病院のプロフェッサーからメールが来て、ザビエル君のことについて聞きたいという。ザビエル君はこの半年ほどうちのラボで実験をしていたアンダーグラジュエイトで、自分が彼の研究を指導していたのだが、彼はこの春FSUを卒業して今はマイアミでMedical Schoolへ行くための準備をするために医学部のラボで少し働こうとしているらしい。で、彼を推薦できるかどうかを聞きたいということだったので、今日の午後少しこのプロフェッサーと電話で話した。こういう立場になったのは初めてなのでどこまで本当のことを言ったらいいのかよくわからなかったのだが、とりあえずは彼に教えた基本的な実験のテクニックと、一応推薦できますよということは言っておいた。ザビエル君はとても無口だったこともあるのだろうけど、彼からあまり研究に対する熱意というか興味を感じることがなかったのだが、そのことについては言わないでおいた。まぁそれなりに実験はこなしていたので、トレーニングさえしてもらえればちゃんとやっていけるんじゃなかろうか、と心の中で思いながら。

2009年8月20日木曜日

Left-Right Asymmetry

昨日の午後はBiology DepartmentとCollege of Medicineのいくつかのラボが一緒に集まるDev Bio/Cell Cycle meetingで、YK博士の研究発表だった。この春までYK博士のラボで二年間ポスドクをしていたDS博士の仕事内容で、Notchとinteractionを示すあるタンパクがどのようにしてleft-right asymmetry(体の左右非対称性の決定)に関与しているか、というゼノピー(アフリカツメガエル)でのお話。緻密なデータとたくさんの綺麗なin situの写真がDS博士の2年間のハードワークを如実に物語っていて、ゼノピーの卵にインジェクションしまくるDS博士の姿が目に浮かぶようでした。それにしてもやっぱりleft-right asymmetryの話はオモシロイ。実は博士課程の時に一時、脊椎動物のleft-right asymmetryの進化に興味を持って論文を読み漁ったことがある。mouseのembryoを右向きの水流の中に置くと内蔵の左右逆位が起こることから、nodal flowという概念を物理的に証明した論文(Nonaka et al. 2002. Nature 418, 96-99)を読んだ時に衝撃を受けて以来、left-right asymmetryに興味を持ったんだったと思う。その後学会で、実際にmouse胚のnodeに生えている全ての繊毛が同じ向きにクルクル回って左向きの水流を起こしているビデオ映像を見たときにはさらに大きな衝撃を受けたのを覚えている。ゼノピーでは、初期胚においてV-ATPase(プロトンポンプ)によって作り出される割球間の膜電位の差がleft-right asymmetryのトリガーになっている、ということを示したDr. MLのラボから報告された論文(Adams et al. 2006. Development 133, 1657-1671)もビックリだった。この論文では、この卵割期における膜電位の差がserotonin signalingやchickでのShhNodalの発現パターン、さらにはzebrafishにおけるKupffer's vesicleの繊毛形成にも上流の現象として関与していることを示している。そういや、DartmouthからFSUへ移ってくる前、ポスドク先を探していたときにボストンのDr. MLにleft-right asymmetryの研究をさせてもらえないだろうか、というメールを出したんだったな。ダメだったけど。またちょっと最近のleft-right asymmetryの論文を読みたくなってきました。

2009年8月19日水曜日

チューリヒからの返信

昨日チューリヒのDr. CLからメールで、「残念ながらその系統は維持していない。ごめんよ。」という回答を頂いた。残念だが仕方ない。オリジナルのmutantとUASとGal4の系統は既にBloomingtonから手に入れているので、やっぱり自分でrecombineせなしゃーないなと。今他にも何種類かのrecombinant chromosomeを作成中なのでちょっと面倒臭いのだが、この実験で予想通りのフェノタイプが出ればニッキープロジェクトのクリティカルなデータになる可能性を秘めているのでやるしかない。昨日ニッキーからメールが来て、今週の木曜日からラボに帰ってくるということなので、彼と一緒に頑張ってスクリーンしましょう。しかし組み換えをどうやってスクリーンするかが問題。ちょっと考えて下さい。

2009年8月17日月曜日

Ponyo

日本ではもう一年ほど前に公開されていた「崖の上のポニョ」がようやく一昨日から英語吹き替え版として全米公開になったので、昨日三人で近所の映画館に観に行ってきた。公開直後の週末にも関わらず席はあんまり埋まっていなかったが、まぁこんな田舎町ではこんなもんでしょう。主題歌はロウチビの大のお気に入りだったから予告編の映像はYouTubeで何回も見ていたけど、映画自体は見ていなかったので結構楽しめた。しかしロウチビが最初から最後までじっと見入っていたのには驚いた。三歳の子供には結構長い時間だと思うけど、これだけ集中をとぎらせることなく楽しませて、しかも大人も楽しめるというのはすごいことだなぁと思う。今回は全て手書きで作画されたアニメということらしく、確かになんだか動く絵本を見ているような感じで、特に海の描写がイイなぁと思った。
宮崎アニメには自分の子供の頃を追憶させてくれるものが多い。自分にとっては「千と千尋の神隠し」がまさにそれで、エンディングのあの唄が始まった途端に自分でも驚くほど涙が溢れ出て止まらなくなったモンだが、それは心地よい追憶の後にその懐かしい子供時代の日々にはもう二度と帰れないということを悟らされたことによるものだったのだ。この「ポニョ」でも同様なノスタルジアを感じたのだけど、どうもポニョを見ているとその寝顔や仕草、特にラーメンを食べながら寝てしまうところなんかが隣に座っているロウチビそっくりで、どちらかというと親が子供を見る目での感情のほうが大きくなってしまった。終わった後にロウチビが「なんで英語なんやろね?日本語の方がイイのに。。。」と言っていたので日本語オリジナル版のDVDを購入してまたもう一度見ましょう。

2009年8月16日日曜日

大東亜戦争終結ノ詔書

今日は64回目の終戦記念日。ということで「大東亜戦争終結ノ詔書」、所謂「玉音放送」というものを読んでみた。たぶん全文通してちゃんと読んだのはこれが初めてだと思う。以下に「玉音放送を伝える会」というウェブサイトに見つけた現代語訳を転載させて頂きます。


 私は深く世界の大勢と日本の現状について考え、非常の手段によってこの事態を収拾しようと思い、忠義で善良なあなた方臣民に告げる。
 私は帝国政府に米国、英国、中国、ソ連に対してポツダム宣言を受け入れることを通告せしめた。
 そもそも日本国民の安全を確保し世界の国々と共に栄えその喜びを共にすることは、私の祖先から行ってきたことであって私もそのように努めてきた。先に、米国・英国二国に宣戦を布告したのも、我が帝国の自立と東亜の安定を願ってのものであって、他国の主権を侵害したり、領土を侵犯したりするようなことは、もちろん私の意志ではない。しかしながら、戦闘状態はすでに四年を越え、私の陸海将兵の勇敢な戦闘や、私の官僚・公務員たちの勤勉なはたらき、私の一億国民の努力、それぞれ最善を尽くしたにもかかわらず、戦争における状況はよくならず、世界の情勢も我々には不利に働いている。それだけではない。敵は、新たに残虐な爆弾を使用して、何の罪もない多くの非戦闘員を殺傷し、その被害はまったく図り知れない。それでもなお戦争を継続すれば、最終的には日本民族の滅亡を招き、そして人類文明をも破壊することになってしまうだろう。そのような事態になったとしたら、私はどうしてわが子とも言える多くの国民を保ち、先祖の霊に謝罪することができようか。これこそが政府にポツダム宣言に応じるようにさせた理由である。
 私は日本とともに終始東亜の植民地解放に協力した友好国に対して、遺憾の意を表さざるを得ない。帝国臣民にして戦場で没し、職場で殉職し、悲惨な最期を遂げた者、またその遺族のことを考えると体中が引き裂かれる思いがする。さらに戦場で負傷し、戦禍にあい、家や職場を失った者の厚生については、私が深く心配するところである。思うに、これから日本の受けるであろう苦難は、大変なものになる。国民たちの負けたくないという気持ちも私はよく知っている。しかし、私はこれから耐え難いことを耐え、忍び難いことを忍んで将来のために平和を実現しようと思う。
 私は、ここにこうして国体を守り、忠義で善良なあなた方臣民の真心を信頼し、そして、いつもあなた方臣民とともにある。もし、感情的になって争い事をしたり、同胞同士がいがみあって、国家を混乱におちいらせて世界から信用を失うようなことを私は強く懸念している。 国を挙げて一つの家族のように団結し、子孫ともども固く神国日本の不滅を信じ、道は遠く責任は重大であることを自覚し、総力を将来の建設のために傾け、道義心と志操を固く持ち、日本の栄光を再び輝かせるよう、世界の動きに遅れないように努めなさい。あなた方臣民は私の気持ちを理解しそのようにしてほしい。


こんなにも素晴らしい名文だったとは知りませんでした。いろいろ想うことがありますが、まずは自分も日本人としてさらに頑張らなければいかん、という気持ちを新たにしました。ということで今夜もフライプッシングです。

2009年8月14日金曜日

チューリヒへ手紙

チューリヒのDr. CLに、2系統のハエを送ってもらえるかどうか聞くためのメールを出した。1997年の論文で使われたハエだから、まだこの系統を維持しているかどうかは微妙なとこだけども。もしこの2系統が手に入ればニッキーの実験が非常にやりやすくなる、というかかなりの時間が節約できることになる。維持しててくれよー。

2009年8月12日水曜日

JP OUT

今日ジョンピーがついに新天地へ向けて旅立っていってしまった。思えばこのラボに来てからの三年間、フライプッシングで悩んだときはいつもジョンピーにデスカッションを求めていたなぁ、他のラボメンバーではなく。音楽の話や最近は釣りの話なんかもよくしていたし、ラボメンバーの中ではサイエンス以外のことでも一番趣味の合うヤツだった。あぁ、でもこうして思うともっともっと色々なことを話したかったなぁ。もっと英語がうまく話せるようになりたいといまさら思う。自分のベンチの横にある大きなホワイトボードにジョンピーがいつも自分のTo Do Listを書くコーナーがあるのだが、さっき見たらそこに力強く「JP OUT!」とだけ書かれていた。残される者は寂しいけど、ジョンピーは今ワクワクしているんだろう。ものすごくさわやかな笑顔で旅立っていったから。Good luck to you, JP.

2009年8月11日火曜日

ミトンを外へ

今までずっと家の中で飼っていたネコのミトンを昨日から庭に出してみた。よく窓から外を見て外に出たそうにしていたのもあるが、実はユンナもロウチビもそんなにひどくはないが猫アレルギーの症状が時々出ていたから。あと、どうもこの家の中は風通しが悪いらしく、ミトンのトイレのニオイが家の中に充満してしまうことがあるのだ。昨日の昼、外に出したときはすぐ家の中に走り込もうとしたり、びくびくして縁の下に隠れたりと随分緊張していたようだが、今夜は玄関前の階段でゆっくりと寝そべっているし、今日の昼間は一人でどこかに散歩しに行ったりもしていたらしい。今までずっと庭にいたグラネットとも、まだなんとなくお互い牽制し合いつつもご飯の時は二人で仲良く並んで食べたりしていて仲良くやっていけそうな感じ。今までクーラーの効いた部屋のクッションの上で悠々と寝ていたミトンにとってはちょっとかわいそうかなとも思ったが、それほど心配することもなさそうだ。あぁ、でもゴキブリを捕ってくれるヤツがいなくなったな。。。

Kさん一家との別れ

昨晩はKさん一家の歓送会でした。お馴染みのLucy Ho's Restaurantに、この町の日本人コミュニティーの方々が40人くらいも集まっただろうか。レストラン奥のバンケットルームを貸切で行われた。いろんな方の別れの挨拶や、自分も参加したバンド演奏など、幹事のLilyaさんが一生懸命企画されたプログラムは盛りだくさんで、お別れ会という寂しい場ではなくとても楽しいパーティーとして楽しめました。最後はやはり自分も含め皆さん少し感傷的になってしまいましたけど。こんなにたくさんの日本人の方々が集まるパーティーはたぶんこれが最初で最後なんじゃないだろうかと思う。これはKさん一家がTallahassee日本人コミュニティーにとっていかに中心的で大切な存在であったかということを端的に示している。うちもしょっちゅうKさん宅でのホームパーティーに参加させてもらったり、ロウチビの面倒をみてもらったり、子供のオモチャや服のお下がりをたくさん頂いたりと本当に一番お世話になってきた御家族なので、寂しいと同時にちょっと心細くもあります。特に奥さんのYKさんはいつでも明るくそして力強い本当に頼りになる方で、尊敬していました。Kさん一家の皆様がオレゴンでも益々御活躍されることをお祈りしています。とりあえずは安全運転で大陸横断の大移動を頑張って下さい。

そういえば金曜日の夜はラボの歓送ボーリング大会もあったんだった。少し前にPh.Dを取ったジョンピーとアンダーグラジュエイトのジェニーがラボから卒業していくことになったのだ。ジョンピーはうちのラボメンバーの中で中心的存在であり、自分にとっても一番話も合うし頼れるヤツだった。彼はこの後、有名なMP Labでポスドクをすることが決まっている。非常にスマートなヤツなので近い将来必ずどこかでP.I.になることだろう。もう一度一緒に釣りに行きたかったな。ボーリングのほうは結構盛り上がって、自分は調子よく148点を出したけど、ブンちゃんが220点という驚異的な点数を叩きだして一位にはなれなかった。

これは前々から思っていたことだけど、アメリカに来てから出会いと別れの数がとても多くなったような気がする。やはりアメリカに来ている日本人の方々は自分も含めて、その場所に定住している人は少なく、たいがいはみんな日本へ帰っていったりアメリカ国内で移動したりと流動的なんですね。つきあいの多いポスドクの方々は特に。しかもラボにいると毎年新しい学生が入ってきては今までの学生が卒業していったりと、これまた常に人が流動している訳です。別れは出会いの始まり。ということで自分の周りにいた頼りになる存在がいなくなってしまうけど、もう既にいくつかの新しい出会いがやってくる予定があります。期待を胸に、また一つ新しい扉を開けましょう。

2009年8月8日土曜日

マイアミ旅行の記録

先週金曜の午後に出発して金曜日はオーランドで一泊、その後マイアミで三泊して、帰り道もオーランドで一泊、ということで五泊六日の旅だった。マイアミまで10時間ほどもかかると聞かされたけど、Orlando経由のFlorida Turnpikeを使うと片道全行程8時間ほど。OrlandoがちょうどTallhasseeとMiamiの中間地点に位置するので、行きも帰りも一日4時間のドライブを二日、ということで運転はそれほど負担ではなかったかな。以下、今回の旅を簡単に記録しておく。

7月31日(金)
夕方オーランド着。前回宿泊した場所と同じ、Universal Studioのすぐ近くのHampton Innに泊まる。夜は「地球の歩き方」に載っていた「らん月」という日本料理レストランへ。メニューを見ていると自分もユンナも色々食べたいものが出てきたので結局コースにしたのだが、これがなかなか素晴らしかった。アメリカに来てから一番満足した和食だと思う。もちろんかなり高かったけど。途中で出てきた角煮の旨さは格別で、ロウチビは思わず“喜びの舞”を披露していたし、メインの神戸和牛のしゃぶしゃぶの旨さには感動してしまった。旨い和食を食べるとただ美味しいというだけではなくて心の芯から暖かくなってリラックスするというか、こういう感じは他の国の料理では味わえない感触だ。この店、店内もゆったりとした和風の雰囲気があって日本にいるような気分になれた。旨い料理を堪能するには雰囲気も大事やねぇ。ということで期せずして初日から特別な夜になった。

8月1日(土)
午前中はOrlando Premium Outletsでショッピング。その後4時間ドライブしてマイアミに到着。この夜も「地球の歩き方」に載っていたアールデコ地区近辺にある和風居酒屋の「もしもし」というレストランで食事。これまた日本の居酒屋料理を堪能した。タラコスパゲティも美味しかったが、イカバターがこんなに旨いと思ったのは初めてだ。日本では普通の味かも知れないけど久しぶりの味にこれまた感動してしまった。

8月2日(日)
朝からホテルのプールで少し泳いだ後、ホテルの目の前に広がるビーチへ出て海水浴。このマイアミサウスビーチはとにかくデカイ。延々と続く真っ白なビーチ沿いにホテルが林立していてまさに南国リゾート地という感じ。ビーチの砂はTallahassee近郊にあるメキシコ湾のビーチの方が綺麗かも知れないが、海の色が違っていた。エメラルドグリーンってこういうのを言うのかなぁという感じ。波が結構高かったけど遠浅のビーチでロウチビも一緒に波乗りを楽しんだ。炎天下で散々遊んで疲れたので、午後はコーラルゲーブルスのオシャレな街をぶらぶらと散歩。夜はもう一度街へ繰り出す元気はなくホテルのレストランで夕食をすませた後、ビーチ沿いのボードウォークをぶらぶらと三人で散歩した。


8月3日(月)
朝10時に日本領事館へ行ってパスポートの更新手続き。駐車場がなくてちょっと迷った挙げ句、隣にあるPublixの立体駐車場に入れた。帰りにPublixでガムを買っただけで駐車場代はタダになったのでこれはオススメの方法かもしれない。新しいパスポートは夕方には受け取れるんだろうとか思っていたら、なんと書類提出後30分ほどで発行されてビックリ。この手続きを待っているときに待合室のような場所でロウチビが「パパのオナラくさーい!」と絶叫。普段アメリカで暮らしていると、日本語の会話は周りのアメリカ人には分からないだろうからこういうことも全く気にしないのだが、ここは日本領事館。受付の女の人にクスッと笑われてかなり恥ずかしかった。昼からは、ちょっと郊外にあるCoral Castleという観光名所へ。何やら失恋したオッチャンが何十年もかけて一人で作ったサンゴ岩のお城だとか。パッと見た感じはそんなにスゴイモノでもないのだが、実際何トンもの重さのサンゴ岩をこんなにたくさんどうやって一人で運んでどうやって彫刻したのかはいまだに謎だそうで、そういうことを考えながら見ていると非常に興味深い場所だった。その後Miami Beachに帰って来て、アールデコ地区のLincoln Roadをぶらぶらと歩く。オシャレなカフェが並ぶ中にふと見つけたちょっと気品のあるPaulというパン屋さんのカフェに入る。何となく入ったのだが、ここのケーキがとてもおいしかった。三人で感動しながら食べている間中、隣の席に座った長髪のオシャレなオッチャンとアンジェリーナジョリー似のネーチャンが何やら日本の話をしていることに気付き、何度かそのオッチャンと目が合う。そしてついにはそのオッチャンが流暢な日本語で我々に話しかけてきた。Claude Charlierと名乗るその人はフランス人だけど若い頃から日本で仕事をしていて、つい最近も東京にいたんだとか。この人、実は結構有名なフォトグラファーで最近は東京とマイアミを拠点に活動しているらしく、日本の話やカメラの話なんかをして一盛り上がりした。夜は暗くなるまで三人で月を見ながらホテルのプールでプカプカと漂ってリラックス。


8月4日(火)
朝ホテルを出発して、フォートローダーデールの郊外にある世界最大級というアウトレットモール、Sawgrass Millsへ到着。確かにデカイ。ちょっとデカすぎて不便なくらい。来月から働き始めるユンナは色々なものを買い揃えることが出来て満足した様子。ココでもLincoln RoadにあったPaulの支店を見つけたので喜んで入ってブランチを取った。昼過ぎにそこを出発して夜には再びオーランドに入る。もうお馴染みになってきた感のあるHampton Innにチェックインしてから、Internatinal Dr.にあるMaggiano's Little Italyというイタリアンで食事。一番観光客が集まる通りなのであんまり味は期待していなかったのだけど、これがなかなか旨かった。今回別に事前にレストランを色々調べていた訳でもないのにことごとくおいしいレストランに当たったのは本当に運が付いていたと思う。アメリカでこんなにいろんなレストランに入ってハズレがないのは珍しいことだ。本当に。

8月5日(水)
午前中はIKEAでぶらぶらと買い物して、午後はさらに行きしなに立ち寄ったアウトレットとはまた別のPrime Outlets Orlandoへ。9月のバルセロナのカンファレンスで発表するときのためのちょっとオシャレなシャツとズボンを手に入れた。

マイアミは今回初めて訪れたけど、アメリカの都市の中ではちょっと異質な雰囲気を持った町だった。まぁマイアミビーチの町は完全に南国リゾート地という感じだけど、ダウンタウンや郊外のコーラルゲーブルスなんかを歩いてみてもなんだか異国情緒があるなぁと思った。なかなかおいしいレストランも多いようだし、アメリカに住んでいてこんなこというのもヘンだけど、外国に来たような感じで結構気に入った。しかし、こうして書いてみると今回かなりショッピングしてたな。まぁ普段田舎町に住んでいるのでショッピングも今回の重要な目的の一つであった訳だが。でも旨いモノをたくさん食べることもできたし、海は綺麗だったし、ということでとても充実した旅でした。

2009年8月7日金曜日

リフレッシュ

昨日の夜、マイアミ旅行から帰ってきました。長いドライブでちょっと疲れはあるけど、久しぶりにゆっくりと旅行して心身共にリフレッシュ。今朝は、旅行前にかけ合わせたハエ達がイイ感じにnext generationを生み出しているのを確認して、もう一度9月のバルセロナへ向けての必要な実験を確認。午後からは早速いくらかimaginal discを解剖しなければ。今回は旅の間なるべく研究のことは考えないようにしていたからか、今朝はなんだか新鮮な気持ちで実験のことを考えられる気がする。やっぱり時々こういうリフレッシュは必要やねぇ。
旅の記録はまた後ほど。