2010年8月31日火曜日

通関を祈る

今、ライブイメージングの実験を考えている。先週ある論文にこのライブイメージングに最適そうなハエを見つけたので、早速その論文の著者の一人、EdinburghのHO博士にこのハエを送ってもらえないか打診してみたところ快い返事を頂いた。しかしながらHO博士によると、イギリスからアメリカにハエを送ると通関のための輸入許可証スリップを添付していても送り返されることがよくあるらしい。アメリカは生きている動物の輸入にはかなり厳しいのだが、今までの経験上、通関に何日もかかってバイアルの中のハエがほとんど死に絶えていたことは何度かあったものの、送り返されたことはなかったように思う。送り元の国にもよるのだろうか。早くそのハエ達に会いたくてしょうがないのだけど、とりあえず今はハエ達がアメリカに入国できることを祈るのみ。

2010年8月30日月曜日

八月も終わり

まだまだ昼間は暑いし夕方にスコールも来るのだが、少し前までのあの酷い暑さではなくなってきた。今年もようやく真夏を乗り越えたのかなという感じ。

Emily's Birthday Party

昨日は夕方にロウチビの友達、エミリーのバースデーパーティがあったのだが、エミリーは町のテコンドー教室でテコンドーを習っているらしく、昨日のパーティはそのテコンドー教室に子供達が集まって一時間ほどの体験授業を受けさせてもらえるというなかなか珍しい趣向のバースデーパーティだった。で、案の定というかロウチビは大喜びだった。先生は黒帯を巻いた白人のお兄さんで、子供達がふざけて走り回ったりすると大きな声でピシャリと「Sit down!!」とか言ったりして、おぉやっぱり武道教室の先生やなぁとか思って見ていたのだが、そんな中でもロウチビは他の子供達に比べて随分と嬉しそうに授業を受けているように見えた。ユンナとそれを眺めながら、バレエとかジムナスティクスも大好きなようだけど、もしかして空手教室とか合ってるのかもね?と話していた。アメリカでは意外と"カラァティ”(空手)はポピュラーなのでこんな小さい町にもいくつかの道場があるようです。

2010年8月26日木曜日

Back To Lab

今週から新学期ということで、自分が指導しているアンダーグラジュエイト達もようやくラボに戻ってきた。今日は午後にニッキーとギルスがオフィスに現れたので、一人ずつと今後の実験について少し話し合った。ニッキーはなんやかんやと自分のアイデアを持っていて早くその実験をやりたいようなのだが、とりあえずは今やっているスクリーニングをまず終わらせろよと。ギルスはあんまり何も考えてないっぽいのだが、最近出てきたデータや新しいアイデアをいろいろと見せてやるとエキサイトしているように見えた。まぁあっさりとコンセプトを理解してくれるあたり、なかなかやり易いのだが。。。二人ともバケーションを取ってリフレッシュしたからか、休み前よりもなんだかやる気があるように見えた。二人とも卒業までもうそれほど長い時間は残されていないはずなので、そろそろこちらもちょっと気合いを入れて指導していかなあかんな。

2010年8月24日火曜日

新学期?

どうやら今日から新学期が始まったようだ。今朝久しぶりにロウチビをプレスクールに送りにいったら、今日が初めての子供達がたくさん両親に連れられて建物に入っていくのを見た。ロウチビも今日から年長のライオン組。大学でも今日から新学期の授業が始まるのか、先週までの閑散とした構内とは打って変わって今日はたくさんの学生達が歩いている。アメリカの大学でもう五年以上暮らしているけど、未だに夏休みが終わって新学期という感覚に慣れない。しかも一年に何回のセメスターがあって何回休み期間があるのかとか、そういうシステムも未だによく把握できない。。。

2010年8月23日月曜日

眠い週末

昨日ユンナは友達のモニカのベイビーシャワーがあったのでシンシアの家へ。それ以外は何もない週末。外は暑すぎるのでみんな家の中でゴロゴロ。
しかし、ゴロゴロしてても頭が勝手にepithelial layerの構造を脳内シミュレートし始める。。。

2010年8月20日金曜日

Vermilion

TRiPのRNAi flyを使おうと思って、あるUAS-RNAi (on 3rd) のオスと yw, hsFLPを持っているバージンメスを先週かけ合わせておいたのだが、昨日その次世代の子供達を見てオヨヨと思った。オスはみんな白目でメスはみんな赤目だったのだ。このTRiPのRNAi fly達はphiC31 targeted integration methodを使って作られているので、P-element insertion siteは第二もしくは第三染色体の特定の場所に限られている。Bloomingtonのストック情報を見ても、このUAS-RNAiは3rdに乗っているはずでXに乗っているはずはないんやけどなぁ、と思って調べてみたらなんとマーカーはwhiteじゃなくてvermilionでした。。。TRiPが使っているVALIUM vectorのVALIUMって「Vermilion-AttB-Loxp-Intron-UAS-MCS」の略なんだと、知らなかった。
まぁ、使う前にちゃんとgenotype見ろや、という話なんですけども、UAS insertionだからマーカーはmini-whiteと思い込んでたらアカンよという話。といってもfly geneticsやっていない人には何の話かさえさっぱり分からないかも知れないけど。

2010年8月18日水曜日

ホウプフリ

先週、いろんな抗体で染色したwild typeのimaginal discをコンフォーカルで観察している時に奇妙なものを発見してしまった。そしてそれに気付いた瞬間、もしかしたらコレがSSTの原因ソノモノなんとちゃうのん?と閃いた。少し前に考えていた“出口”とは全く違う。で、その瞬間からここ何日間かそのことばかり考えている。コレに関する記述がないか色々な文献を検索してみるのだが、今のところ最近の論文にはコレに関する記述が見つからない。ないはずないと思うんやけどなぁ。まぁもう少し精細な構造を確認していく必要があるし、この仮説を検証するためにこれまた新しい実験をいくらか考えなければいけないのだが、もしかしたら本当にコレなのかもと思ってしまっている。でも実はこんなこと誰でも知っていて、しかも全然SSTに関係なかったりしたらかなりがっかりしてしまうな、とも思いながらも興奮状態が続いている。。。
このSSTプロジェクトは始めフェノタイプを発見したとき、それほど時間がかからずにこじんまりとした論文が書けそうかな、とか思ってサブプロジェクト的な感覚でやり始めたのだが、閃きに任せて進んでいくうちにどんどん深入りしてきて、ついに何やら結構重要なコンセプトを示せるかも知れないようなところまで来てしまった気がする。ホウプフリだけど。

2010年8月16日月曜日

猛練習

最近ハイハイの猛練習をしているソウシロ君。後ろ向きにはじりじりと進めるのだが、前には思うように進めず苦悩しているようだ。前に進む方が難しいのか。。。

で、ロウチビは先週また別のバレエスクールのサマーキャンプに行っていました。今週も行きます。

2010年8月13日金曜日

流れ

昨日と今日の午後はずっとコンフォーカル部屋にこもって、ひたすらwild type imaginal discを眺めていた。
なんか、細胞達がmagnetic fieldのような流れを作り出している。。。。。

2010年8月11日水曜日

Discourse

昨日久しぶりにリー君がラボに現れた。その時の会話。 

「そういやニュースで見たけど、アメリカ駐日大使がヒロシマの原爆の記念式典に出席したんだって?」
「そうらしいね、日本のニュースでも大きく取り上げられてたよ。」
「アメリカの代表が出席するのは65年目にして今回が初めてっていうのにビックリしたよ。」
「まぁねぇ、これは画期的なことなんだろうけど、でもやっぱりアメリカは謝罪できない訳でしょ?」
「オフコース!アメリカ政府は絶対に謝らないよ。」(自嘲気味のリー君)
「まぁ大半の日本人も別にアメリカの謝罪なんて期待もしてないと思うけどね。」

そんな会話を交わした時に、ふと今日発表された「管談話」に関する話をしようかなとも思ったのだけど、実験中だったし話が長くなりそうだと思ったので止めておいた。アメリカみたいに過去の自国の過ちを国民に都合良く解釈させるプロパガンダ教育もたいがいなもんだと思うけど、その真逆のことをするような政府は本当に最低だなと思う。今回またもや新たに発表した首相による謝罪と反省の談話。官房長官が主導したらしいけど、これを作った人が本当に国益のことを考えて作ったのだとしたら、残念ながらそれは日本の国益ではないんでしょうなぁ。ほんまに恐ろしいことですわ。

discourse: 談話、演説、会話

2010年8月10日火曜日

Tallahassee Democrat

今朝、学校に着くなり隣のラボのDr. HBが後ろから大声で「おーい今日の新聞見たか?スゴイな!おめでとう!」と言うので、はぁ?なんのことかなと思って聞き返したら、「今日のTallahassee Democratにデカデカとユーの写真が載っとるぞ!」と。Tallahassee Democratは名前の通りこの町の新聞なのですが、
うお、確かにデカイ。。。ローカル面のトップ。こりゃスゴイな。そういや先々週だったか、ここの記者からメールでインタビューを受けたのだった。コレはちょっと額に入れて飾らなあかんね。

2010年8月7日土曜日

Highlight

今日ついにあのトップジャーナルのレビュー誌から今回の我々の論文をハイライトで取り上げたいということで、その記事の校正依頼が来た。今朝PubMedからのメールアラートでDr. GMラボから先日PNASに掲載されたLglに関する論文を見たばかりだったのだが、このハイライトの記事を読んでみると前半は我々の論文、そして後半はこのPNASの論文の要約になっていた。去年9月のバルセロナでDr. GM御大が自分と同じような実験結果を報告しているのを見たときはどうなることかと思ったけど、こんな結末が待っていようとは思いもしなかった。ともあれ、これは本当に嬉しいですわ。この出版社にはリジェクトされたんやけどね。

三回目

今日は少し仕事をやり残したまま一旦帰ったので、子供達が寝静まってから今もう一度出勤。今日は昼前にロウチビのバレエを見に行った後も家で昼ご飯を食べたので、今日三回目の出勤か。

2010年8月6日金曜日

キャンセル

今週ロウチビはまたバレエのサマーキャンプに通っている。先月行っていたのと全く同じサマーキャンプなので、明日金曜日はまた先月見せてもらったのと同様の発表会があるのだが見に行ってあげようと思う。実は昨日から三日間の予定で午前中はずっとコンフォーカルの予約を入れていたのだが、こういう訳なので明日の予約はキャンセルした。でも昨日と今日でこれまた結構たくさんのZスタック画像を撮ったので、また暇を見つけてじっくり解析していかなくてはいかん。いくつかのwing discで細胞達がなんやら奇妙な動きを見せていた気がするのだ。。。ワクワクワクワクですわ。

2010年8月4日水曜日

まだ見えない出口

最近空いた時間を見つけては、この二ヶ月ほどの間に撮りためたwing discのコンフォーカルZスタック画像をじっくり観察している。立体像の断面をA-P軸、D-V軸に沿って端から端まで少しずつ移動しながら一つ一つの細胞の挙動に何かヒントが隠れていないかずっと考えている。今あるデータから考え得る仮説はある程度までは自分の中で固まってきているのだけども、どうしても一番重要な部分で全ての現象をコンシステントに説明する仮説に至らない。しかしながらこの観察を続けている中で、あるタンパクの細胞内局在のパターンが自分の追っている現象のキーとなっていることだけは確信を持った。後はこの細胞内局在がどのようにしてコントロールされているのか、ということを実験的に説明できれば良い。たぶんここを抜ければこのSSTプロジェクトの出口なんとちゃうのん、という予感がある。ここで基本に立ち戻って、このタンパクの局在パターンと関係がありそうな他のタンパク10種類について、wild type discでの局在パターンを比較してみることにした。この結果を見てからもう一度じっくりと考えれば良いのだが、それでも頭の中がモヤモヤモヤモヤするので昨日久しぶりにジョンピーにメールを出して今自分が考えていることを話してみた。それで今日早速ジョンピーから返事が返ってきたのだが、そこには鋭い指摘が一つと、今まで自分が考えていなかった可能性も一つ示してくれてあった。このメールを見て何やら少しだけ頭が楽になった気がする。実は今ラボの中で、自分が考えていることをあっさり理解してくれて、しかもそれに対して他の可能性を示してくれるようなヤツはいないので、ジョンピーとのデスカッションは自分にとってかなり貴重なのかも知れない。

2010年8月1日日曜日

お食い初め

儀式ではなくて、実際に今日初めてソウシロ君は離乳食を食べました。初めてなのに意外にもモリモリ食べてビックリ。そういや最近、食事の時にソウシロを膝の上に置くとよだれを垂らして必死になってお皿を触ろうとしていたけど、あれは自分も食べたかったからなのか。。。

Baby Talking

マックスとソウシロ