2012年7月31日火曜日

ロンドン

ロンドンオリンピックが始まった。始まる前はそれほど興味を持っていた訳でもなかったけど、いざ始まってみるとなかなか面白いので夜にぼけーっとテレビを見てしまう。オリンピックってそういうもんやよね。といってももちろんこちらで放送されるものはそのほとんどがアメリカ人選手のものばかりなので、日本人選手の活躍はテレビではあんまり見ることができないのだけども。
さてそんな中、四誌目に投稿するためにイントロダクションを書き加えた。我ながらなかなかカッコイイイントロが書けたかな。細かいリフォーマットも済ませたのでほぼほぼ準備完了なのだが、今週はボスがどこかに行ってしまっている。そしてふと気付けば、明日のジャーナルクラブは自分の発表の番なんだそうな。前にもらったミーティングの日程では自分の番は来週になっているのだが、最近日程が変わったとかなんとか。なんか前にもこういうことがあった気がするけど、こういうことはちゃんと連絡してほしいですわ。まぁ仕方ないので、最近気になっていて読んでいなかった論文の中から一本をチョイスして、今日は久しぶりに大学の食堂でアメリカンなランチを食べながらその論文を楽しんだ。ちなみに読んだのは以下の論文。

Differences in levels of the transmembrane protein Crumbs can influence cell survival at clonal boundaries.  Dev. Biol.  368: 358−369.

2012年7月28日土曜日

Compensatory?

Apoptosis-induced compensatory proliferation. The Cell is dead. Long live the Cell!  Trends Cell Biol. 18, 467–473 (2008)
より

During development of multi-cellular organisms, compensatory proliferation is crucial to restore tissue homeostasis in response to cellular stress and tissue damage.  However, compensatory proliferation can not be induced by developmentally programmed apoptosis, which is also important to maintain tissue homeostasis by removing extra cells or shape morphology.  Therefore, an intrinsic mechanism might exist that controls activation of compensatory proliferation in response to stress-induced apoptosis, but not developmental apoptosis. 

ふーむ、確かにそうやねぇ。

2012年7月27日金曜日

Family Reunion in Florida 2012

Lido Key Beach, Sarasota

Sea World, Orlando



Dolphin Cruise, Destin

バカンス終了

昨日、ついに長かったファミリーリユニオンのバカンスが終わった。子供が4人いたので基本的には子供のエンターテイメントをメインに考えたスケジュールだったのだけども、日本からはるばる来てくれた両親も含めて、大人もみんな夏のフロリダを楽しんでくれたんじゃなかろうかと思う。大きなトラブルもなく、予定していたアクティビティの日程を全てうまく運ぶことが出来た上に、毎日おいしいものをたくさん食べて楽しいことが盛りだくさんだったので、今は何だか満足感で一杯。子供達の記憶に、家族と過ごしたたくさんの楽しい夏の思い出が残ってくれればと思う。
そういえばバカンスの途中、一旦タラハシーに戻ってきた日に、投稿していた論文がまたもや三誌目から返されてきたのだった。エディターのコメントを見ると、ちょっと論文のポイントをミスリーディングしている感じがしたのだけども、ここでアピールをして再度時間を取られるのはちょっと避けたいということもあり、昨日ボスと話して結局次のジャーナルへ行くことにした。ということで、今日から再々リフォーマット作業開始。この四誌目への投稿は来週あたりか。バカンス前に仕込んでおいたハエ達も良い具合に増えてきているので、頭も気分も一新、いよいよ研究再始動します。

2012年7月24日火曜日

あと一日

未だにバカンス満喫中。今はDestinという町にいます。
あぁ、でも明日でこの長かったバケーションも終わってしまう。

2012年7月14日土曜日

明日からバケーション

論文のリフォーマットは早々に済ませて一昨日三誌目へ投稿した。ここもレスポンスは早いだろうから、もしレビューに回らないのならちょうどバケーション中に返ってくるんだろうけども、そうなったらその次どこへ投稿するかはちょっと悩むところ。まぁ明日からはちょっとこの論文のことは忘れてリフレッシュするつもりなのだが、一応ラップトップは持っていこうかな。ということで、明日からサマーバーケーション。フロリダ半島を南へ走ります。

H3 Les Chevaux

Columbia Crest Horse Heaven Hills Les Chevaux Red Wine 2010
少し前に飲んだこの“H3”のカベルネがすごい気に入ったので、他のも試してみようと思って手に取ったのがこのLes Chevaux。フランス語の「The Horses」という意味なんだそうな。値札が付いていなかったのだけども、H3の他の種類はどれも10ドルほどだったので気にせずレジに持っていったら、このLes Chevauxだけは18ドルほどでちょっとびっくり。なんか特別なんかな。ブレンドは、Merlot 80%、 Cabernet Sauvignon 13%、Syrah 7%。ブルーベリーのような甘い味わいにダークチョコレートのような余韻。メルローを中心にまろやかにバランスが取れている。旨い。のだけども、もしかしたら自分はこないだ飲んだカベルネの方が好きかもと思った。

2012年7月12日木曜日

corroborate

corroborate:〜を裏付ける、確証する
collaborate と聞き分けられない。。。

2012年7月11日水曜日

二誌目

気もそぞろになっているところに、先々週投稿した論文がレビューにも回らずにエディターから返されてきた。。。むぅぅぅ、レビューにくらい回してくれよ、と言いたいところなのだが、まぁこれはある程度想定の範囲内とも言える。実際、論文を書き始める前はこのレベルのジャーナルに投稿しようとは考えていなかった。あれ、じゃあなんでトライする気になったんだっけか。とまぁそんなことはどうでも良くて、とりあえずは次に考えていたジャーナルのフォーマットへのさらなる書き直しを粛々と進めるのみ。ここからは少し紙面に余裕が出てくるので、一つfigureを分割追加してイントロも少しだけ追加。ま、バケーション前にもう一度投稿することができるのでタイミング的には良かったわ、くっそう。

2012年7月10日火曜日

気もそぞろ

さて、今週末から10日間ほどのサマーバケーションに入る。今回は日本から両親、そしてドイツから姉家族がフロリダにやって来てくれるという、うちの家族のリユニオンなのです。実は子供ができてからは家族が一同に会するのは今回が初めてのことになるので、うちの家族にとっては一大イベントな訳だ。そんなことで、先週末は色々とその準備のための買い物をしたりしていた。実験の方はこのところやらなければいけないことがいろいろと出てきているのだけども、これらはこのバケーション後にフル回転で取り組めるように今週はその仕込みをしておく。これらの実験に新しく必要な24系統のハエと、2種類のドラッグは今日ジャッキーが注文してくれているはず。久しぶりに新しいアイデアを試す実験がいくつか始まるので今はこれらの結果を想像するのが楽しくて仕方がないのだけども、その前に今週末からのバケーションが楽しみな訳で、今週はなんやら気もそぞろといった感じですわ。

2012年7月6日金曜日

Mitochondrial dynamics in FC

火曜日のゼミでドンちゃんが紹介していた論文。

DRP1-dependent mitochondrial fission initiates follicle cell differentiation during Drosophila oogenesis.  J. Cell Biol. 197: 487–497.

基本的には、mitochondrial fission proteinの一つ、DRP1(dynamin-related protein 1)のfollicle cellにおけるmutant cloneではmitochondrial fusionがinduceされ、posterior regionにおけるmutant cloneではNotch signalingのupregulationがinhibitされることによってmitotic cycleからendocycleへのcell cycle transitionとdifferentiationが起こらずにoverproliferateしてしまうというフェノタイプ。
突っ込みたいところはたくさんあるのだけども、一つなんやらオモシロイなと思ったのは、ミトコンドリアのsite-specificなmorphologyとsubcellular localization pattern。post-mitotic stageのposterior regionでは、mito-GFPによってラベルされたミトコンドリアがdispersed fragmentsとしてapical側とbasal側にlocalizeしているのだが、posterior以外のmain body follicle cellではlateral side of the nucleusでclusterを形成しているのである。ちなみにmitotic stageでは、posteriorに限らずほとんどのfollicle cellでdispersed fragmentsとして観察されるらしい。上皮細胞内でのミトコンドリアのmorphologyとlocalizationがそのfunctionにどの程度関わっているのかはよく知らないけども、もしかしたらよく見られるposterior follicle specificなmutant phenotypeに関わっている可能性があるんではないのかと思った。実際、tumorigenesisなんかはたいがいこのposterior regionで起こるのだ。

July 4th 2012

昨日はJuly 4th、独立記念日だった。ということで、久しぶりに夕方から家でバーベキューをして、その後町の北の方で行われた花火大会を見に行った。町の中心で行われる花火大会は大変な人出で大混雑なはずなので、北の方の小さめの花火大会。暗くなってから花火を打ち上げ始める直前に、国歌斉唱が行われる。国歌斉唱が始まるや否や、それまで飲み食いして騒いでいた大人も子供も会場にいた全員がびしっと起立して手を胸に置いて国歌を口ずさむのである。自分も同じようにアメリカ人達と同じように胸に手を当てて「The Star-Spangled Banner」を聴いた。もう長いことアメリカに御世話になっている者として、アメリカ人でなくともこういう時に敬意を表すべきだと思うようになったのもあるし、あの雰囲気の中で一人だけ座っているのはやはりおかしい。日本では卒業式の君が代斉唱時に起立しない教師がいるらしいが、どうしたらそんな左巻きの浅はかな思考回路に陥るのか、私には理解できない。まぁ元はと言えばアメリカによる戦後の日本に対する政策がそういうおかしなモノを産み出したというのは理解できるけど、それは本当に情けない話だと思う。
ともあれ、God Bless America、と言っておこう。

2012年7月5日木曜日

Pennywise Pinot Noir

Pennywise Pinot Noir 2010
小さなラベルがおしゃれなPennywiseのピノノワール。World Marketで8ドルほどだったのでつい手が伸びた。飲みやすい。非常にあっさりとした“ピノノワール”の味(Sirahが1%入っているようだけど)。自分にはちょっとあっさりしすぎという気がしたけど、これはこれでいろんな料理に合うのかも。二日目はもうちょっとコクが出てさらに旨くなっていた。

2012年7月3日火曜日

にわかに忙しく

なんやらにわかに忙しくなってきた。
まず、先週ゴーアイの論文がリビジョンで返ってきて、いくつか追加実験が必要なのだけどもゴーアイはもう随分と前にラボを出て行ってしまっているので、自分とジャッキーが二人でこれをなんとかしなければならない。レビュアーのコメントを読む限り、きちんと答えればアクセプトされるだろうという感じだけども。再投稿まで三ヶ月の猶予があるのだが、一つrecombinationが必要な実験がある。recombination→screening→phenotypic analysisという流れを考えると結構ぎりぎりなのかも。
もう一つは、もう随分と前にあったコラボレーションの話がここに来て新たな進展を見せ始めたことによる。実はこの実験に関してはあまりこちらでは進めていなかったのだけども、向こう側では結構イイデータが出てきていたようで、あとはハエのデータがうまくかみ合えば面白いかもという感じ。ということで、これらの実験計画を立て始める。