2019年9月29日日曜日

夕方

三島ではふと顔を上げると富士山が見えるので、一日に何度かは富士山を眺める。

彼岸花

金曜日から休暇を取って、久しぶりに三島に帰ってきた。こちらは太陽が出るとまだ夏のようだけど、少し涼しくなってきていてサイクリングには最高の季節。いつもの田んぼではもう稲穂が実っていて、周りには彼岸花が咲き乱れていた。もうそろそろ九月も終わりか。

2019年9月27日金曜日

irradiation

今日、うちの実験室のすぐ横にある動物実験施設で、新しく入ったX線照射装置の説明があったので S と一緒に聞いてきた。実は昨日 S が、X線照射によってアポトーシスを促すという実験はできないだろうかという話をしてきたので、二人で動物実験施設に聞きに行ったら、ちょうど新しい照射装置が納品されたところだったのだ。ということで、今日の説明会のあとに早速ハエを持って行って、試しにX線を当ててきた。まぁ、照射自体は電子レンジのような感じで特に難しいことはないのだが、X線照射実験をするのは初めてだったので、放射線の単位がよく分からなくて色々と調べる必要があった。よく論文で見る「4000R」とかの照射線量の数値を吸収線量のグレイ(Gy)に換算する必要があったのだが、「R」(レントゲン)という照射線量の単位は今や国際単位ではないらしい。同じグレイの値でも、電圧、電流、ステージの高さとかで照射時間が変わってくる訳で、何が一番最適なのかとか考えると結構奥深い世界なのだということが分かった。

2019年9月24日火曜日

The 4th Morphomeostasis Meeting

ということで昨日と一昨日、ここ北大の遺制研で「The 4th Morphomeostasis Meeting」が開催された。試行第0回を含めると今回で5回目。いつものメンバープラス、今年はTK博士の代打で来てくれたAT博士と、東大M研のSK博士という若い顔ぶれも加わり、少し雰囲気が新しくなったように感じた。毎年のことながら、一人45分のトークでひたすらディスカッションするというインテンスなミーティング。とはいえ、いつものメンバーはだいぶ慣れてきたからか、全体としてちょっとおとなしめでこれまでのように大幅に時間超過するようなことはなかった。一日目夜の懇親会も遅くまで随分と盛り上がったし、みんなのエキサイティングなプロジェクトを聞かせてもらって本当に楽しい二日間だった。
そういえば、今年のモーフォメは京都場所ということで話がまとまっていたのだけど、もしかしたら今後札幌で開催できることはあまりないかもしれないね、ということで今年は予定を変更して札幌開催にしたという経緯もあり、来年こそは京都場所ということで決定。

2019年9月22日日曜日

モーフォメ4

いよいよ今日の昼から開催される「モーフォメ4」のために、昨日は午後にお茶やコーヒーなんかの準備をして、夜にようやくトークのスライドの準備に集中した。この数日 R とディスカッションしながらたくさんのコンフォーカル画像を見直した結果、とりあえず今言えることをまとめた感じ。色々とサジェスチョンもらえるかな。ということで、今年のモーフォメもあと数時間で開幕。モーフォメのみんなをここ北大で迎えるのは本当に楽しみなのだが、もしかしたら明日台風のせいで飛行機が飛ばなくなってみんな帰れなくなるんじゃないかしら。

2019年9月19日木曜日

寒い

それにしても今日は寒い。風も吹いているし、なんか天気が悪くて気温が下がっているのかな。家に帰ってきたら暖房のスイッチを入れたくなったけど、さすがにまだ早いかと思って上着を羽織った。今週末の連休はここ札幌で第4回モーフォメの開催なのだが、このままだと内地から来る皆さんは寒さにちょっと驚くかも。しかし、また台風が接近しつつあるな。週末、飛行機大丈夫かねぇ。

TCP

今日は R と作戦会議。先月出たフェノタイプに関していまだに明確な解釈を出せずにいるのだが、昨日色々と過去の文献を調べているうちに、関連するシグナリングがぼんやりと見えてきた気がしたのでそれに関して議論。一方で、ここ最近 R が地道に数えてデータ化していた数値を今日見せてもらったのだが、このデータはいかにも自分がこれまで数年の間ずっと考えていた仮説を支持しているように見える。R のプロジェクトがこの仮説につながってくることはあまり意識していなかったので、かなりエキサイティングな展開。いよいよこの仮説に本気で取り組む時期になってきたという感触。

2019年9月17日火曜日

quantification

三連休の前にヒートショックをかけたハエ達がちょうど出て来たので、結局土日の午後はずっとライブイメージングをしていた。まぁでもこれで、quantification用に撮りたかったサンプルは数もだいぶ揃ったのではないかな。ただ、これらをどうやって定量化するのかという問題がまだあるけど。この夏の間、フランスから来ていたエリーザと一緒に Fiji でデータ抽出用のマクロを作ったりもしたのだが、それによって数値化されるデータをどうやって解析していくか。

Las Martas

Bodega San Gregorio, Las Martas, Garnacha, 2016
スペイン、カラタユのガルナチャ。濃いチェリーに程よいタンニン、バランスが良い。これは好きなヤツ。千円ちょい。

2019年9月15日日曜日

epi

昨日、egg chamberでのGCaMPシグナルの三次元画像を撮るために、うちの新しいNikonのコンフォーカルでピエゾステージを使ってZ-stackでのタイムラプスを試みたのだが、これが意外になかなか難しいことが判明した。今までエピの蛍光顕微鏡でやっていたライブイメージで、GCaMPシグナルの変化が結構早いことは分かっていたのだけど、やはりさすがにZ-stackを切っている余裕はないのかもしれない。かと言って、シングルフォーカルプレーンでegg chamberの断面を見るだけだと細胞の位置関係の情報が少ない。もう少し試してみるけど、もしかしたらこれくらいならエピの方が向いているのかも知れんなという気もしてきた。でも自分のエピは正立なので、対物20倍でも液面スレスレ。じゃぼ浸けの水浸レンズを試してみるかなぁ。

2019年9月10日火曜日

Fads2

ちなみに昨日のAI博士のセミナーの半分は、数ヶ月前に発表された論文の内容。魚が海から淡水へ進出する際に重要な役割を果たした遺伝子の発見のお話。内部交流セミナーで聞いた時から面白いと思っていたけど、これはほんまにすごい仕事やなぁ。

A key metabolic gene for recurrent freshwater colonization and radiation in fishes. Science, 364: 886-889.

繋がり

昨日、何を調べていたのか忘れたけど、前にいた遺伝研のホームページを見ていて、JI博士がつい最近遺伝研に移ってきたことを知って驚いた。JI博士とはポスドクの時にFSUで何年かかぶっていて、よく一緒に昼御飯を食べに行ったりしていた。ここ数年は沖縄にいてたのは知っていたのだけど、もしかしたらもう10年くらい会っていないのかも。ということでちょっと興奮して遺伝研のAI博士にメッセージを入れたら、なんとAI博士は明日から北大で特別講義だそうで、ちょうど空港から札幌へ向かっているところだった。昨晩はその後セミナーをして飲み会もあるということだったので、急遽自分も参加してきた。そして、なんとも面白いことに、そのAI博士のセミナーでこれまたJI博士が登場したのだ。彼が作ったゲノム解析プログラムが重要な役割を果たしたのだそうだ。そんなことで、なんだか人のつながりを感じた夜だった。

2019年9月5日木曜日

S復帰

夏の間、大学院やらなんやらの入試準備のために長期休暇を取っていた4年生の S が、ようやく今週からラボに帰ってきた。来年度からどうするかは結局まだ決まっていないようだが、とりあえずは卒業研究に取りかからないといけない。卒研発表まであと5ヶ月くらいの間に、ある程度まとまったお話になるようなミニプロジェクトを完成させないといけない訳なので、さぁいよいよ集中してやりましょかという話。とりあえず、先月思い当たったCCH2の論文のラストピースとなるかも知れないシグナリングパスウェイの解析を重点的に行うことになった。