2020年6月25日木曜日

suggestions

今朝はプログレスミーティングということで、Yさんと一緒にディスカッション。今回はちょっと久しぶりに、自分も少しhingeのフェノタイプについて話した。既知のいわゆるコアコンポーネント遺伝子の変異を見ている訳だが、そもそも既知の現象とは少し違うものを見ているとも言えるので、もしかしたら全く異なるsignaling pathwayによって制御されている可能性を追う方が良いのでは、というYさんのサジェッションが心に残った。
Sが発表したデータは、執筆中の論文に関してこれまでに蓄積されてきたいくつかのデータに疑義が生じるような、ちょっと悩ましいネガティブデータ。このところコレについて二人で議論を重ねていたのだが、いくつかのテクニカルな問題とネガティブデータによって、気分的にも少し行き詰まり感があった。しかしYさん曰く、一つのネガティブデータでこれまでのポジティブデータを否定するべきではない、と。それは確かにそうだ。ネガティブデータにも真摯に向き合うのは当たり前だが、何かテクニカルな問題が生じている可能性がある。もう一度しっかり検証し直さないといけないけど、悲観的になってはいけない。基本的なことを思い出した。

hinge

少し前に送ってもらったmutant flyのwing discをコンフォーカルのz-stackで丹念に見ていると、自分らが注目しているhinge areaの一部分に結構クリアーなフェノタイプが出ているのを発見した。まぁ、クリアーといっても、自分が見つけないと誰も気付かないようなちょっとした変化だけど、これは重要かも知れないと感じた。これならアダルトの形態にも何らかのフェノタイプが出ているのでは、と思ってアダルトの羽のヒンジ部にmutantとwild typeで何らかの違いがないか一生懸命見ているのだが、よく分からない。しかしこのヒンジって、よく見ると耳の軟骨みたいに細かいコブみたいなのが複雑な形を成している。たぶん羽の細かい動きの制御に関わっているものと想像するのだけど、実際何なんだろう。

2020年6月23日火曜日

一時帰国

週末から月曜にかけて、久しぶりに三島へ一時帰国。いつもの田んぼにはいつものようにオタマジャクシが泳いでいた。

2020年6月18日木曜日

400

今日は雨が降るなか、午後から S と一緒にウイルス研へ赴いてM博士と一緒に2回目のFACS解析。今回は対照のために4種類のサンプルを用意した。1種類につき100匹のオバリーを解剖したので、全部で400オバリー。部位特異的なGFPの発現がほぼ相補的な発現パターンを示すものを2種類と、GFPがないwild typeも用意したので、これでどのpopulationがどういう細胞なのかという基本的なことが見えるだろうという予想。FACSエキスパートのM博士に詳しく解説してもらいながら見ていると、確かに我々が顕微鏡で見ているものとほぼ一致したものが見えていることが分かってきたのだが、どうもDNA量の大きい一つのクラスターが予想外のところに出てくることが気になる、というか予想に反している。どのサンプルでも見えているので、確かにそういう細胞群がいるのは間違いない。これはなんなんだろうか、と S と一緒に議論しながらラボに帰ってきたのだが、まだ答えは出ていない。もう少し考える必要があるな。。。

2020年6月17日水曜日

kernel panic

数日前、いつものようにMacbookで映画を見ていたら、急に電源が落ちてその後再起動を繰り返すようになってしまった。いわゆるカーネルパニックというやつか。色々と試したけど、結局電源は入ってもシステムが立ち上がらず。OS再インストールを試みてもその前に勝手に落ちてしまう。これはもうお手上げということで、先ほど自転車で四条にあるアップルストアを訪ねてみたのだが、コロナ対策で入店制限のため一時間待ちと言われて結局帰ってきた。予約を取って後日もう一度行くかなというとこなのだが、そろそろ新調しようかなという気にもなってきた。

2020年6月6日土曜日

Word

そういや先週、ある財団の報告書のフォームが罫線入りの用紙で、しかもそれをCDに入れて送らなければならなかったということを書いたけど、昨日印刷会社から電話がかかってきて、画像ファイルでは困りますとのこと。え、でも報告書のフォームは手書き用の紙だったし、CDに入れる報告書はPDFじゃダメって書いてあったから悩んだ末にスキャンしてJPEGの画像ファイルにしたんだけど、とか事情を話すと、結局欲しかったのはWordファイルなんだそうな。つまり、皆さんの報告書をなんらかの冊子にする上で、テキストファイルが欲しかったということ。おいおい、じゃあそう書いてくれよという話なんだけども、ではメールで送っていただけますかと言われて電話口でかなり笑ってしまった。メールでエエのなら始めからそうしたらええやん。紙とかCDを送るのはほんまに無駄やし、もはやデータの授受にCDを使っている人なんかほとんどおらんのんとちゃうかなぁ。

2020年6月5日金曜日

TLCC-150

また、あっという間に一週間が終わってしまった。まぁ、なんやかんやと忙しくて且つ楽しいからかな。先週末、少し大阪の実家に寄った時に、自分が学生時代にコレクトしたギターの中から一番好きだったものの一つを持って帰ってきた。Fender Japanのテレキャス型のエレアコ。ちょっとレアなものだと思う。渡米する前に実家に預けて置きっぱなしだったのだけど、ケースから出してみると音も姿も美しいままだったので感動した。ということで、このところ家に帰ってきたらとりあえずこいつを弾いている。昔よく弾いていた曲を弾こうとすると、頭で考えても出てこないのに、曲に合わせて弾いてみると自分の手が勝手に動いて弾き始めるので、驚きながらもそれを見て思い出すということが多い。こういう記憶ってどうなってるんだろうかね。