2018年7月31日火曜日
2018年7月30日月曜日
175
昨日のモーフォメ終了後は新幹線に乗って三島に帰ってきた。ということで、今日は朝からまた遺伝研。今回は、まだこちらに残っているストックのハエ175系統を引き取るのが目的。自分が出たあともこちらに残したハエ達のお世話をしてくれているOさんのおかげで、今回もすでに万全の状態に見える。一ヶ月前の輸送では少し気温の低い日に当たったからか、奇跡的に全員無事だったのだけど、さすがにこの猛暑の中の輸送に耐えられるとは思えないので、今回は自分が一緒に飛行機に乗せて持って帰る作戦を立てる。
2018年7月29日日曜日
The 3rd Morphomeostasis Meeting
この土日、大府の国立長寿医療研究センターで開催された「The 3rd Morphomeostasis Meeting」に参加してきた。3年前に神戸で行った第0回は3人だったけど、今回はinvitedのT先生も含めるとスピーカーは10人。土曜の昼から日曜の昼過ぎまで、夜の懇親会も含め、いつものように非常に濃密なディスカッション三昧の2日間を過ごした。今年のオーガナイザーを一人で務めてくれたKA博士に感謝。しかし、もう毎度のことながら、トークの制限時間を守る人は誰一人おらず、土曜日に予定されていたトークの最後の2つは日曜の朝に持ち越し。やっぱりもう無理せんと、1人1時間で予定を組むべきなんかもね。
で、来年は京都場所ということで決定。また来年、皆さんに進捗を報告できるように一年頑張らなあかんなと気合い入りましたわ。
で、来年は京都場所ということで決定。また来年、皆さんに進捗を報告できるように一年頑張らなあかんなと気合い入りましたわ。
2018年7月27日金曜日
寿司
昨晩は、この3日間こちらを訪問していたローザンヌのDr. JHと、PhD studentのエレーニを連れてYF博士と4人で寿司を食べに出た。落ち着いた和室でいただく寿司割烹のコースはなかなか素晴らしいもので、ドイツ人とギリシャ人のお二人にも満足していただけた様子。とても楽しい夜だった。
実は少し前にこの接待の予定が入ったので、本当は木曜日からだった出張予定を土曜日からに変更したんだった。ということで、明日から出張。明日はまず早朝の便で名古屋へ飛び、第3回 Morphomeostasis Meeting が行われる大府へ向かう。モーフォメは超楽しみなんだけど、その前に今取り組んでいる申請書を今日中にある程度形にせなあかんやん。
実は少し前にこの接待の予定が入ったので、本当は木曜日からだった出張予定を土曜日からに変更したんだった。ということで、明日から出張。明日はまず早朝の便で名古屋へ飛び、第3回 Morphomeostasis Meeting が行われる大府へ向かう。モーフォメは超楽しみなんだけど、その前に今取り組んでいる申請書を今日中にある程度形にせなあかんやん。
2018年7月25日水曜日
2018年7月24日火曜日
dilation
dilate:拡張する、拡張させる、詳しく述べる(動)
dilated:拡張した(形)
dilation:拡張、膨張(名)
dilatate:拡張した(形)
dilatation:拡張、膨張(名)
dilation と dilatation、dilated と dilatate はほぼ同じか。
dilated:拡張した(形)
dilation:拡張、膨張(名)
dilatate:拡張した(形)
dilatation:拡張、膨張(名)
dilation と dilatation、dilated と dilatate はほぼ同じか。
2018年7月23日月曜日
1/2量
今日のエサ作りはいよいよ2分の1量の5Lでチャレンジ。撹拌鍋を乗せるための特注の架台が届いたので、今回から鍋をトロ火で温めながら分注することが可能になった。これは結構大きな改善だったようで、今日は最後までスムーズに分注できて、全部で約750本作ることができた。今日は今までで一番うまくいったねぇ、という話をしながらTさんと器具を洗っていたら、「これは一体なんの匂いだっ!」と、えらい勢いで一人のオッサンが部屋に入ってきた。ふーむ、まぁたしかに結構臭うんやけど、しゃーないもんなぁ。扇風機でも回すか、それともやっぱり、ドアの前に「ハエのエサ料理中」の看板を出すべきかな。
支笏湖
週末、ついにXVが納車されたので、まずは支笏湖までドライブ。支笏湖の静かな雰囲気と周りを囲む山々の奇妙な形がなぜか好きで、学生の頃ふらっと来ることが多かったのだが、前に来たのはたぶん12年前かな。ここの風景は何も変わっていない。
2018年7月19日木曜日
early summer
内地はものすごい暑さになっているようだけども、やっぱり札幌は涼しい。朝晩は自転車に乗ると肌寒いくらい。猛暑のニュースを毎日見ているのにもかかわらずこちらは毎日涼しいから、夏はまだかなぁとか思ってしまっている自分に気付いた。感覚としてはまだ初夏なので、なんだか時差ボケのような感じ。今日から、スイスの大学院生の子が数週間ラボに滞在する予定。
2018年7月18日水曜日
CCH in kidneys
Endocycle-related tubular cell hypertrophy and progenitor proliferation recover renal function after acute kidney injury. Nat Commun. 9: 1344.
Acute kidney injury (AKI) is considered largely reversible based on the capacity of surviving tubular cells to dedifferentiate and replace lost cells via cell division. Here we show by tracking individual tubular cells in conditional Pax8/Confetti mice that kidney function is recovered after AKI despite substantial tubular cell loss. Cell cycle and ploidy analysis upon AKI in conditional Pax8/FUCCI2aR mice and human biopsies identify endocycle-mediated hypertrophy of tubular cells. By contrast, a small subset of Pax2+ tubular progenitors enriches via higher stress resistance and clonal expansion and regenerates necrotic tubule segments, a process that can be enhanced by suitable drugs. Thus, renal functional recovery upon AKI involves remnant tubular cell hypertrophy via endocycle and limited progenitor-driven regeneration that can be pharmacologically enhanced.
哺乳類の腎臓でも CCH が確認された。腎臓の損傷に対する組織修復は残った尿細管細胞の分裂によるものと考えられていたが、この研究は、尿細管細胞のエンドサイクルによる肥大化、つまりCCHが組織修復の重要な役割を担っていることをマウスを用いた実験で示している。一応、少数のPax2+ tubular progenitor cellsが生き残って分裂することも観察されているが、全体で見るとCCHの割合の方が大きいようだ。さらにヒトでも、損傷後慢性腎臓病の腎臓において、エンドサイクルによってploidyが増加した尿細管細胞が多数観察されている。
CCH、やっぱりpost-mitotic tissue repair systemとして結構広く保存されている感じやねぇ。
Acute kidney injury (AKI) is considered largely reversible based on the capacity of surviving tubular cells to dedifferentiate and replace lost cells via cell division. Here we show by tracking individual tubular cells in conditional Pax8/Confetti mice that kidney function is recovered after AKI despite substantial tubular cell loss. Cell cycle and ploidy analysis upon AKI in conditional Pax8/FUCCI2aR mice and human biopsies identify endocycle-mediated hypertrophy of tubular cells. By contrast, a small subset of Pax2+ tubular progenitors enriches via higher stress resistance and clonal expansion and regenerates necrotic tubule segments, a process that can be enhanced by suitable drugs. Thus, renal functional recovery upon AKI involves remnant tubular cell hypertrophy via endocycle and limited progenitor-driven regeneration that can be pharmacologically enhanced.
哺乳類の腎臓でも CCH が確認された。腎臓の損傷に対する組織修復は残った尿細管細胞の分裂によるものと考えられていたが、この研究は、尿細管細胞のエンドサイクルによる肥大化、つまりCCHが組織修復の重要な役割を担っていることをマウスを用いた実験で示している。一応、少数のPax2+ tubular progenitor cellsが生き残って分裂することも観察されているが、全体で見るとCCHの割合の方が大きいようだ。さらにヒトでも、損傷後慢性腎臓病の腎臓において、エンドサイクルによってploidyが増加した尿細管細胞が多数観察されている。
CCH、やっぱりpost-mitotic tissue repair systemとして結構広く保存されている感じやねぇ。
DOT
Dresden Ovary Table (DOT) って、ウチらegg chamberをモデルにしている人達にとってはかなり素晴らしいデータベースであることに今まで気付いていなかった。follicleに発現している遺伝子のなかでも、oogenesis stageとか細胞種に特異的なものを検索することができる。in situのイメージはz-stackまで見ることができるようになっているし。
oogenesis stage-specific mRNA seq と in situ hybridization によるデータの内容については以下の論文にある。
Systematic imaging reveals features and changing localization of mRNAs in Drosophila development. eLife 4:e05003.
oogenesis stage-specific mRNA seq と in situ hybridization によるデータの内容については以下の論文にある。
Systematic imaging reveals features and changing localization of mRNAs in Drosophila development. eLife 4:e05003.
更新完了
ちょうど二週間前に遺伝研から到着したストックの系統、545本のバイアルの更新が昨日完了した。こちらで今回新しく作った餌で、次世代のアダルトが正常に出てくるかどうかを確認するまでなんとも言えないけど、とりあえず幼虫はすでに生まれてきている。先週、理学部のTさんやKさんから聞いたところによると、餌を作るときの煮込み時間がかなり重要ということだったので、次からは時間を計りながらクッキングプロトコールを調整していく。
2018年7月17日火曜日
Dr. YT 来訪
今日は午後からシンガポールのYT博士が来訪。プライベートでの来日のついでに北大に寄ってくれたので、新しいフライルームをお見せして、進行中の共同研究のことなどディスカッション。このために少し前から行っていた Dresden Ovary Table でのオンラインスクリーニングの結果を話したり。で、今はラボの学生一人一人としっかりディスカッションしてもらっている最中。このあとみんなで飲みに行く予定。
2018年7月15日日曜日
ラジカセ
10日前に三島から到着したストックフライ達の次世代がだいぶ出てきているので、そろそろバイアルの更新をしないといけない。ということで、今日は午後に駅前の電気屋さんでラジカセを購入してからフライルームへ。ぼんやりとラジオを聴きながら、延々とエサ交換のフリッピングをしているとポスドクの頃の懐かしい感覚を思い出した。
2018年7月14日土曜日
HU Fly Groups
昨日のトークのあとは、Kさんのラボに場所を移して飲み会。Kさんのラボメンバー以外にも、講演を企画してくれたTさんのところの学生さんや、自分が学生の頃お世話になったK先生も来てくれていて、とても楽しい夜になった。たぶん、北大にあるフライラボはこれでほぼ全部で、意外と少ない。そういえば自分が学生だった頃から、ショウジョウバエを使う研究室は生態学のところ以外には思いつかない。ということで、今後このグループは自分にとって大切なものになる。
2018年7月13日金曜日
Talk @5号館
今日は午後4時半から理学部5号館の8Fセミナー室で講演する。トークの内容は話し慣れているcompetitionとcompensationによる組織恒常性維持の話だけど、今日の会場は学生の頃毎日通っていた研究棟、しかも8Fセミナー室は確か13年前に博士論文の発表をした場所と同じはず。ということで、なんとなく感慨深いものがある。
2018年7月12日木曜日
2018年7月10日火曜日
setup
今日の午後、蛍光顕微鏡のための暗幕とフライルーム出入り口のカーテンの敷設工事が完了。明日はナイコンの人が来て蛍光顕微鏡の組み上げをしてくれる予定。この一ヶ月ほどの間に、洗濯機の設置、ガス栓の交換、炭酸ガスボンベ架台の設置、そして今日の暗幕カーテン設置と、何度も工事が入ったけど、実験室セットアップのための工事はたぶんこれで最後かな。とりあえずベンチで二酸化炭素を使えるようになったので、いよいよバージンコレクトを開始。
2018年7月5日木曜日
1/3量
今朝、エサ作り用撹拌鍋のためのガス栓の工事が入ったので、3分の1の量で試運転。撹拌鍋は大丈夫なんだけど、分注用ポンプにもう少し調整の必要がある。やっぱりフライキッチンのあるオープンラボの部屋に結構な匂いがたちこめるけど、大丈夫かな。ちなみに鼻をつく匂いの原因は、最後に投入する防腐剤のプロピオン酸なんよね。それまでは結構おいしそうな匂いなのに。
2018年7月4日水曜日
Arrival
ハエが札幌に到着した。今日の午前中に届くはずだったのが、結局夕方になるまで到着しなかったのでちょっと心配したのだけど、箱を開けてみたら意外にもみんな元気そうだった。さすがにアダルトはダメだろうと思っていたけど、ほとんどのバイアルでまだアダルトが生きているし、むしろ結構良い環境だったのか、幼虫達はえらい増えている。昨日関東の方は晴れていたから相当暑かったはずなのだが、もしかしたら夜の間に通過できたのかな。まぁなんにせよ無事に着いて良かった良かった。ということで、いよいよフライキッチンも始動させないと。
で、残りの200系統ほどはまた三週間後に三島から送る予定なのだが、次こそ真夏の炎天下の移動になる。今回みたいに夕方に発送すればうまくいくのかなぁ。
で、残りの200系統ほどはまた三週間後に三島から送る予定なのだが、次こそ真夏の炎天下の移動になる。今回みたいに夕方に発送すればうまくいくのかなぁ。
2018年7月3日火曜日
分子生理学
今朝は北大で初めての講義。理学部の4年生が対象の授業で、今回は前期のシリーズのうちの一回だけを担当。内容はなんでもエエよということだったので、喋り慣れているtissue homeostasisのお話をした。生徒は10人ほどと結構少なかったので、一人一人と質疑応答もしながらゆっくりと。男子はほとんどみんなが今朝のベルギー戦を見たと言っていたわりに90分の間誰もうとうとしなかったし、みんな結構しっかりと聞いてくれていた様子。
W杯
今日は早朝に起きてしっかりとベルギー戦を見守った。あの2点目が決まった時、大興奮の中でこれはいけると思ったよね。それだけにあの幕切れは本当にくやしかった。まぁでも、今回はほんまによう頑張ったよなぁ。また4年後やね。
それにしても、自分はここ最近のワールドカップを毎回違う場所で見ている。2002年は札幌 → 2006年はニューハンプシャー → 2010年はフロリダ → 2014年は三島 → そして今回はまた札幌で、という順番。で、毎回思うのは、自分は次のワールドカップをどこで見ているんだろうかね、ということ。
それにしても、自分はここ最近のワールドカップを毎回違う場所で見ている。2002年は札幌 → 2006年はニューハンプシャー → 2010年はフロリダ → 2014年は三島 → そして今回はまた札幌で、という順番。で、毎回思うのは、自分は次のワールドカップをどこで見ているんだろうかね、ということ。
2018年7月2日月曜日
dispatch
たったいまMさんから、ハエ達の発送を完了との連絡が来た。台風が接近している影響なのか、今日向こうは幸いにして曇っているらしい。夕方になって気温も下がってきたので、保冷剤は入れなかったとのこと。明日も通り道の東日本で曇り空が広がってくれれば良いのだけど、どうなるだろうかね。まぁ、こちらは受け入れ準備を整えるのみ。ということで、今日はTさんが試しに少量のエサ入りバイアルを作ってみてくれた。そろそろフライキッチンも始動できそうになってきた。
2018年7月1日日曜日
スタバで
木曜からのこの4日間、三島でやらなければいけないミッションは色々とあったのだけど、たぶん考えていたことは全てできたのかな。とりあえず、今回メインのミッションだったハエの輸送準備は今日の朝で完了。と言っても、一気に700系統全てを輸送に最適な状態で準備することはできなかったので、今回は500ちょい。残りの200はまた来月末にもう一度準備しに来ることになった。しかし、ひとつ心配なのはこの暑さ。明日の夕方、箱の中に少し保冷剤を入れて出荷してもらう予定だけど、梅雨が明けたこの炎天下の輸送にハエ達が耐えられるかどうか。まぁ、あとはもう祈るしかない。
ということで、自分は今晩の便でまた札幌へ戻るのだが、その前に今は子供達をスタバに連れてきて宿題をさせている。なんか、一時帰国っていう感じ。
ということで、自分は今晩の便でまた札幌へ戻るのだが、その前に今は子供達をスタバに連れてきて宿題をさせている。なんか、一時帰国っていう感じ。
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