ファカルティミーティングは、今年の秋に受け入れる予定の大学院生の選考について。応募数に対する合格者の割合は約半分くらいで、幸いなことにうちのラボで受け入れる予定のPhDの学生は合格になっていた。今回、うちで受け入れる予定で応募したのは彼一人だけだったのだけど、実はこの半年ほどの間にこの秋入学を打診してきた候補者はたくさんいて、数えてないけど50人は超えているはず。そのたくさんの候補者の中から、まずは私が書類に目を通して、マッチしてそうな学生にはオンラインインタビューもした上で正式な候補者を決めている。他のラボもおそらく同じようなことをしているので、実際の競争率は大変高いはずだけど、PIから受け入れを承諾してもらったら合格する確率は結構高くなるということでもある。これがいわゆるDirect admissionというシステムで、うちはこのシステムしか取っていないので、アメリカの大学院でよくあるラボローテーション制度はない。PIとしては、こうして自分達での事前選考を経た応募者を選考委員に推薦している訳なので、不合格だと納得がいかない場合もあるのは理解できる。まぁそんなわけで、昨日の会議はかなり荒れたりもしたのだけど、とりあえずうちは一人決まって良かった。
2026年3月18日水曜日
2026年3月8日日曜日
DROS26 五日目
Fly Meetingは今日の午前中で終了。なんかあっという間の5日間だったけど、やっぱり毎日面白い話を色々と聞くことができたし、多くの知り合い一人一人と話すことができて良かった。話したほとんどの人は、自分が日本からアメリカにラボを移したことを知っていたようだけど、アメリカの研究者だけでなく、ヨーロッパの知り合いとも久しぶりにお互いの近況を話すことができたので、これでもっと広く認識されるのではないかな。
昨日のJPのポスター発表もまぁまぁ上手くいったようで、この数週間かなり焦って頑張った甲斐があったように思う。まぁ二人ともまだまだ付け焼き刃的な準備で挑んだのだけど、モチベーションを上げる良い経験になったはず。
そして、こちらにきてからずっと雨模様だった空は今日最終日についに晴れた。そんな訳で今日の午後は、学会をやり終えた開放感に浸りながら街を散策して、夕方までシカゴ美術館でゆっくりと過ごしてきた。
2026年3月6日金曜日
2026年2月28日土曜日
二月
あー、あっという間に二月が終わってしまった〜。今学期の木曜午後の実習は、TAを担当しているうちの大学院生のJPにほぼ任せているので、これまでに比べると少し時間的余裕があって、自分で実験をすることができている。自分で実験をしていると、ラボの大学院生達の実験が遅々として進んでいないことがよく見えるので、軽い焦りと苛立ちが日々募る。特に、JPとJMは今年のFly Meetingにポスター発表でエントリーしてしまったので、なんとか新しいデータを出して欲しいところなのだけど、なかなか思うようには進まない。まぁどちらの研究も、これまでに京都でやってきた予備実験データが色々とあるから発表はできるのだけど、やっぱり少しでも多く自分でやった実験データを使うことができれば良いと思う。そんなわけで、今月は彼女らの発表をサポートする実験をしながら自分の実験もしていたら、あっという間に一ヶ月が過ぎてしまったという感じ。でもその中で、まずはここのコンフォーカル Leica SP5 の使い方をだいぶマスターできたのは良かった。そして、自分がやっている実験で、今後追求していくべき新しい発見があったのは大きな収穫。
さぁ、来月はいよいよシカゴで開催されるFly Meetingから。もちろん楽しみなんだけど、本当にあと数日でポスターができるんだろうか。。。
2026年2月19日木曜日
AOBS
そんなわけで、このマルディグラの連休期間は大学にほぼ人がいないので、毎日コンフォーカルを独り占めして、最近やっていた実験の結果をじっくり観察した。そして、このSP5の御し方はほぼほぼマスターしたと思う。それにしてもこのコンフォーカルはかなり古くて、時々レーザーが不安定になってハラハラさせられることもあるのだが、z-stackで撮るときに深いところのシグナルが意外とまぁまぁクリアなのね。これまで使っていたOlympusのだと、60µmとかになると結構compensationかけないとダメな感じだったけど、Leicaは何が良いのか。チャッピーによると、Leicaのコンフォーカルは、普通のダイクロイックミラーとは違うAOBS(Acousto-Optical Beam Splitter)という音響光学分光器がノイズを減らしているんだそうな。そしてこの AOBS + PMT(PhotoMultiplier Tubes)システムでは、高ゲインでのショットノイズが強いから、もう少しレーザーパワーを上げてゲインを下げたほうが、ノイズが減ってコントラストが上がるらしい。SP5は “暗い画像を増幅する機械” じゃなくて “弱い光を分離する機械” なんですって。なるほどねぇ、メカニズムをちゃんと理解できているわけではないけど、だからこれまで慣れてきた感じで扱うと上手くいかないということが分かってきた。コンフォーカルは奥が深いね。
2026年2月17日火曜日
Mardi Gras 2026
今年のMardi Grasは今日火曜日が本番ということで、今週うちの大学は水曜まで五連休。この町の高校までの学校は今週丸々一週間休みなんだそうな。自分は結局毎日ラボに来ているのだけど、日によっては朝昼晩と大規模なパレードが催されているので、行き帰りがパレードの時間と重なると大変なことになる。というのも、パレードはちょうど自分の家と大学の間を横切る大通りのかなり長い距離を練り歩くのだ。実際この数日、朝晩に何度かパレードの時間に当たってしまって大通りを渡れず、もう仕方ないからパレードを楽しむか〜となって、意外とMardi Grasを楽しんだ。この地域の人達はほんとこのお祭りが好きなのねぇ。
2026年2月10日火曜日
Art Contest
ショウジョウバエ研究のための様々な実験用品を取り扱うGeneseeが毎年開催しているアートコンテストがあって、その年の受賞作品は、Fly Meeting開催期間中にポストカードとして学会会場で配られたり、SNSでの広告に使われたりする。このGeneseeのポストカードは、多くの学会参加者がお土産として持って帰って研究室に飾ったりするので、結構色んな場所で目にすることになる。
年末頃に今年のコンテストのアナウンスを見て、いま京都のNさんに作ってもらっているステンドグラスのショウジョウバエを何らかの形でこのコンテストに出品してみてはどうだろうかと思いついた。Nさんに提案してみたら彼女も結構乗り気だったので、この一ヶ月ほど色々と話し合って応募作品を作ってもらった。過去に選ばれた作品は全て絵画やイラストなので、ステンドグラスの写真としての作品がどういう評価になるかは分からなかったのだけど、今の時代おそらくAIを使ったデジタルアートが多い中、本当に作ったステンドグラスの作品は目立つだろうし、実際かなりすごい出来栄えなので、これはもしかしたらもしかするかもと思って応募した。そして昨日、Geneseeから結果通知のメールが来て、なんと審査員の満場一致でこの作品が今年の受賞作に選ばれたとのこと!
このステンドグラスの作品は、自分がアメリカで新しくラボを立ち上げる記念にということでNさんに相談して、一年以上も前から少しずつアイデアを共有しながら作ってもらっている。実はハエの周りにガラスのフレームが付く予定なので、まだ未完成品なのだけど、こんな形で賞をもらうことになるとは本当に想像もしていなかった。来月シカゴで開催されるFly Meetingでこれが公開されて、全世界のショウジョウバエ研究者の目を楽しませることになると思うと本当にエキサイティングだ。そしてNさんはついに国際デビューか。
そんな作品の一部をチラ見せ。
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