2026年5月24日日曜日

ラボレポート

先日発売になった実験医学6月号のラボレポートというコーナーに、自分が寄稿した記事が掲載されました。
「アメリカの地方大学でじっくり自分の研究に向き合う」というタイトルで、こちらの大学に来ることになった経緯や、こちらで苦労している様子を伝えています。今回の記事は、京都の歯科医院での歯科衛生士のおねえちゃん達との会話から始まるんだけど、なんかあんまり考えずに書き始めた文章のほうが読みやすくなって良いよね。

若隆景

若隆景、今日の千秋楽の一番と優勝決定戦、どちらも気合の乗ったすごい速攻やったねぇ。25場所ぶりの優勝なんだとか。前回の優勝の時はどんな感じだったかもう覚えてないな。今場所は上位の相次ぐ休場でどうなることかと思ったけど、やっぱり最後までもつれてこれはこれで面白かったね。次の名古屋場所の期間は日本にいるのでチケットを取りたかったのだけど、前売りの抽選に当たらず取れませんでした。いつか、たまり席で観たいもんだ。

2026年5月23日土曜日

Quiet campus

夏休みに入って学部生達がいなくなったので、大学のキャンパスが静かだ。この夏は、7月の中旬から一か月間ほど日本に行く予定だけど、その前にグラント申請と論文投稿を済ませたい。そんなわけで、今週はまずグラントの基本コンセプトをはっきりさせるために、ここ数ヶ月間実験をしながら自分の中で膨らみ続けていた考えをノートに書き散らかして、行き詰まったらキャンパスのスワンプの周りをぶらぶら歩いて考えをまとめて、ということを繰り返していた。だいぶ考えはまとまってきたけど、申請書を完璧にするためにはまだもう少し実験が必要。6月の間に結果を出せるかどうか。論文のほうは、昨日でサプリのFigure Legendもできたので、あとはマテメソができたら一通り完成する。やっぱり授業がないと、研究に集中できるから進み方が全然違いますわ。

2026年5月20日水曜日

アピール

あんまり実験ができないというかしていない学生ほど、ラボに来た時に、自分は頑張ってやってますよみたいなアピールがすごい。え、なんでやねんって思うけど、あんまりやっていないからこそ、ちょっとでもやったことをアピールして好印象を与えたいと思ってるんだと思う。でも、こっちはずーっとラボにいるから誰がどれくらい実験しているかは否が応でも目に入ってくるし、質問してくる内容とかから、どれくらい勉強して理解できているのかということも自然と把握している。そもそも、こっちは実験結果についてディスカスしたいのであって、実験をやっているのは最低限のことなので、そこをアピールされてもなんか困るんよね。Oh, that's great. くらいしか言えない。とりあえず実験してじっくり観察して論文調べまくってオモロイもん持ってこいよっていうそれだけやねんけど、やっぱり研究が面白いと思ってのめり込まないとなかなかそうはならないのよね。
実は、基礎研究の重要性と面白さを自然と理解して実験にのめり込むかどうかという性質は、生まれ育った環境、つまり子供の頃からの教育に左右されるようだということを最近だいぶ確信してきた。

2026年5月18日月曜日

ミニマリズム

大学からの全てのファンドを凍結する、という通知があったのが3月18日だったので、何も購入することができなくなってからちょうど2ヶ月経ったことになる。 で、このspending freezeは今年度いっぱい、つまり6月末までなので、あとさらに1ヶ月ちょい続く。
うちらみたいな実験生物学系のラボで、3ヶ月以上も何も買わずに研究せえとか、そんなん絶対に不可能やんと思っていたけど、意外となんとかなっていて笑けてくる。まぁ、うちはフリーズされる直前に、奇跡的にハエのバイアルとかいくつかの消耗品のストックを買っていたからというのもあるけど、fly geneticsって変異系統のストック、ハエの餌の原料と飼育用バイアル、あと抗体とエッペンチューブとピペットチップとかがあれば、通常の実験は続けられるやんっていうことを改めて認識した。本当にこの2ヶ月間、一切何も買っていない。と言っても、ハエ麻酔用のCO2ガスだけは絶対に6月末までにラボにある3本のタンクを使い切ってしまうから、なんとか学部から出してもらえないかって聞いていたのだけど、そもそも今年に入ってから学部全体でも使用済みの料金をそのガス供給会社に払っていなかったらしく、うちだけ特別に何かしてもらえる状態ではないことが判明。
そして最近、いよいよCO2タンク最後の1本も残り少なくなってきたので、去年実習で使うために買った Anesthefly という麻酔薬を使うしかないか、ということになってきた。ハエの麻酔薬と言えば Flynap が有名だけど、たぶん似たようなもんだと思う。成分は、Triethylamine/Ethyl Alcohol Solution だそうで、簡単に自分でも作れそう。実習でこの麻酔薬を使ったとき、多くのハエが一時的な麻酔ではなく永眠してしまったので、バーコレに使うのはちょっと難しいのでは、と思っていた。そこで、なるべく浅い麻酔にするために、以下のような手順にしてみた。
まず空のバイアルの壁に綿棒で少しだけ麻酔薬を塗りつけて、フリッピングでそのバイアルにハエを入れていく。そして2〜3分後、ハエたちが眠り始めたらフライパッドに出してバージンを新しいバイアルにコレクトする。
このやり方だと永眠するハエはいないし、慣れてくると実はCO2でやるよりも楽なのではないかという気さえしてきた。そんな訳で、最近このAnestheflyを使っているのだが、そうすると心配していたCO2を買う必要がなくなって、本当に何も買わないで研究ができている。いやぁ、やってみるもんですなぁ。

2026年5月16日土曜日

Commencement

今日はまた大学の卒業式ということで、昼から会場のケイジャンドームへ。アメリカの大学では、卒業式が春夏冬と年に3回もあって、メインの春と冬はファカルティは必ず参列しないといけない。壇上で卒業生一人一人に卒業証書を渡していくのでだいぶ時間がかかる上に、春は一番人数が多いし、今の時期レガリアを着るのはだいぶ暑いし、という感じで、行く前はあんまり乗り気ではなかったのだが、自分ももうすでに一年半この大学で授業をしているので、卒業生の中にちらほらとよく知っている教え子がいて、みんなうれしそうにしているのを見ると、やっぱりちゃんと参列してあげないといかんね、という気になった。
で、夕方からは、息子の高校のバンドの卒業生送別コンサートを見に行ってきた。そんな感じで、いまアメリカは卒業式シーズン。

2026年5月10日日曜日

7hr scanning

さて、先週で今学期の成績評価も全て終了したので、いよいよ研究に全集中できる。ということで、まず今週末は論文のサプリとかまだ残っている箇所の執筆をしつつ、ここ最近ずっと気になっているフェノタイプを捉えるべく、コンフォーカルを走らせ続けた。endoreplicationで巨大になっているとは言え、一つの核の全容を撮るのにz-stackで100枚越えの7時間スキャンとか。まぁコンフォーカルが古いから時間がかかるというのもあるのだけど、ここまで念入りに時間をかけるz-stackは今までで一番かも。
なんか見たことないようなものが見えているのよねぇ。。。