2026年2月1日日曜日

SP5

ここ数日間、今一度うちのMicroscope Centerにある古いコンフォーカル、Leica SP5に向き合ってみた。一日目、色々と設定を試してみたのだけど、GFPとRFPが弱い上にかなりひどいノイズが入る。大きなウェーブ状のものと波紋のような細かいものがあって、特に低倍レンズで顕著。高倍レンズだとノイズはましだけど、どうもバックグラウンドが高くなってしまう。そんな感じで全く満足のいくものが撮れず、これはアカンかもしれんなとほぼあきらめた。
で、次の日はとりあえずラボにあるNikon Ni-Eで画像を撮っていたのだけど、はっきり言って20倍のレンズだとSP5より良い画像が撮れる。しかし、やはりそれ以上のレンズで組織内部のシグナルを撮ろうとするとなかなか難しい。まぁ当たり前。共通機器のコンフォカが使えないというのは想定外だったので、ちょっと焦ってまた色々と代替案についてチャッピーと相談していた。例えば、今あるNi-Eにシリコン浸のx60レンズと最新のデコンボリューションを導入するとか、Keyenceの最新モデルをもう一度検討するとか。まぁでも、SP5にお世話になったという人も多いので、諦めずにもうちょっとやってやろうと思って、今日もう一度試してみた。もしかしてレーザーが弱っているのであれば、レーザーパワーをガツンと上げたらなんとかなるかもと思って、ブリーチ覚悟でやってみたら、だいぶましなシグナルが得られ始めた。これはなんとかなるかも、という希望が見えてきたので、今週さらに最適な設定を探ってみる。

2026年1月31日土曜日

HST 3

今週の授業は、火曜日に第2週目のトピック「Epithelial architecture and polarity」の論文プレゼン&ディスカッションをして、木曜日に第3週目の講義。今週のトピックは「Cell density, packing, and mechanical constraints」ということで、How cells dissipate mechanical stress within tissuesという話をした。自分も学生達もだいぶ慣れてきた感じがある。今学期は19人の学生が履修していて、前の秋学期の授業にいた学生が2人いる以外は皆初めて会う学生。ということで、これまた名前を覚えるのが大変やなと思っていたけど、意外ともうほぼ全員の顔と名前が一致するようになったかも。
火曜日の論文プレゼン&ディスカッションの課題に出したのは、YN博士の以下の論文。実験のメソッドとか細かい部分はちゃんと理解できていないかも知れないけど、発表はみんなそれなりによく出来ていた。こうして少しずつDrosophila modelに慣れさせていく。

Epithelial junctions maintain tissue architecture by directing planar spindle orientation.

2026年1月25日日曜日

二連覇

今日は朝から千秋楽をじっくり楽しんだ。安青錦の二連覇。来場所は早くも綱取り挑戦か。ちなみに熱海富士は三島にいたことがあるそうで、親近感があるのだけど、惜しかったねぇ。そういや日本にいた頃は、フライルームにテレビがあってよく大相撲を流していたのだけど、全ての取組みを観ていたわけではなかった。でも今は、前日の幕内取組み動画を一通り全て観ているので、実は日本にいた時よりも観ていることになる。まぁ、相撲は取組み前のあのまったりとした時間が好きだったりもするんだけど。今年は夏に一時帰国できたら、その時に一度観に行こうかなぁと企み始めた。
さて、こちらは今晩からやばい寒波が来るらしく、だいぶ気温が下がってきた。そう言えば去年もこちらに来てすぐの頃に、何十年ぶりとかいう大雪が降って数日間家に篭ったんだった。とりあえず明日、大学はリモートになるらしい。

1.24.26

ミネアポリスで大変なことが起こっている。事件現場はいろんな角度から動画が撮影されていて、昨日からずっとニュースでそれらの検証がなされているけど、これは誰がどう見ても理不尽な殺人だと思うだろう。今月の初めに女性が射殺されてからすでに大規模なデモが起こって不穏な空気が流れていたが、これは本当に大きな問題になっていくんじゃないだろうか。年明けからベネズエラ、イラン、グリーンランドとかすごい勢いで問題を起こしている訳だが、このミネアポリスの事件は自分の周りでも起こりかねないものなので、状況を注視していきたい。

2026年1月20日火曜日

HST1B

今朝のHistologyは、一週目の論文プレゼン&ディスカッション。課題論文は、以下のDr. MBによるReview article。少し古いけど、このコースで追求していくコンセプトの基盤になりそうなレビューを選んでみた。mammary gland epitheliumのダイナミクスにフォーカスしながら、上皮組織の構造、その構造の維持と再構築のメカニズム、そして構造によって組織機能が制御されているという概念をうまく示している。今日が第一回目のグループプレゼンだった訳だけど、意外と皆さんテキパキと発表できていたし、ディスカッションタイムではこちらから促さなくても次々と手が上がって活発な議論が行われていた。秋セメのクラスよりも人数が多いからどうなることやらと案じていたけど、これはなかなかやりやすいかもしれない。

Tissue architecture: the ultimate regulator of epithelial function? 

2026年1月18日日曜日

8:00 AM

ちなみに今回のコースは、講義が火木の朝8時から。ということで、7時半ごろに出勤すると、オフィスの窓から朝焼けの空が見えた。8時開始はちょっと早いよねぇ。もうちょっとゆっくり始めたいんやけど、まぁ仕方ない。そして、木曜の午後は実習。

HST 1

春セメスターの第一週目。初回の授業で与える印象は大事だろうし、今回はどんな生徒達なんだろうかというのもあって、コースの初日は毎回ちょっと緊張する。そして生徒達にとっても、先生はどんな感じの人で、どういうスタイルで授業を進めるんだろうという不安があるんだろう、皆さんちょっと緊張している感じがある。そんなちょっとぎこちない雰囲気のなか、まずはコースの概要、授業の進め方、試験などについて説明してから、イントロダクション「What is dynamic histology?」の講義に入っていった。今回の生徒は18人。ほとんどがBiology majorのSeniorで、医学系を目指しているPre-medの学生が多いこともあり、みんな真面目に聞いてくれている印象を持った。これはまた来週からもしっかりと準備していかなあきませんなぁ。先生はこれまでに大学で組織学なんて一度も教えたことないんですけどねぇ、とかそんなことは言えない。

2026年1月12日月曜日

一周年

さぁ、いよいよ大相撲初場所が始まった。ということは、自分がこの町に来てから一年経ったということだ。ちょうど一年前の一月九日に到着して、何もない部屋に大家さんが貸してくれたアウトドア用の簡易テーブルを置いて、毎朝初場所を観戦しながら朝ごはんを食べていた。生活のセットアップも大学の授業も全てが手探り状態で、毎日がサバイバルだったあの一年前を懐かしく思い返すことができるくらいには生活も落ち着いたもんだ。とはいえ、一年前と同じように今週の木曜日から春セメの新しい授業が始まるので、これまた期待と不安で頭の中はそれほど落ち着いていなかったりもする。
まぁでもとりあえず一周年記念ということで、こないだヒューストンで手に入れてきたお酒を一杯。久しぶりの生原酒。上等なメロンのようにフルーティで且つすっきりしている。やっぱり美味いねぇ。

龍神 隠し吟醸 生詰原酒

2026年1月10日土曜日

コースデザイン

冬休みの間にあんまりできなかったHistologyのコースデザインについて、今週は毎日少しずつ進めて、ようやく15週間全体の構想が出来てきた。今回も毎週の講義のトピックに合わせた論文を課題に出して、翌週学生達がその内容をグループプレゼンしてみんなでディスカスするというスタイルなので、毎週の課題論文も選定しておく必要があり、これが結構難航したのだけど一通り揃えることができた。午後の実習も一緒になっているコースなので、毎週のトピックと実習の内容が有機的につながっているようにデザインするのもなかなか難しいポイントだった。まぁとりあえず、シラバスを完成させよう。

"By integrating classical histology with modern concepts from cell biology, developmental biology, and pathology, this course aims to provide students with a conceptual framework for understanding tissues not as static images, but as dynamic, functional systems."