まぁ自分がそんな感じだから、相対的に大学院生達が暇そうに見えるのは当たり前なんだけど、現在四人いる大学院生のうち二人はそれなりに頑張っていると思う。頑張っているというか、やらなければいけないという気持ちと、自分で実験ができるようになって楽しくなってきているというのが何となく分かる。一方で、あとの二人は何かと理由をつけてあまりラボに来ない。だから、自分で実験をできるようにならないし、そもそもあんなに時間をかけて教えてあげたのに、いまだにFly Geneticsをちゃんと理解していないっぽい。実験も勉強もあんまりしないっていうのは、結局大して興味がないということなんだろう。そんな訳で、これまで色々と指導してあげたんだけど、この二人には全然効果が出ないことに苛立ちを感じていたのだ。
でも、ふと考えてみると、こうしてストレスを溜めているのは自分だけであって、その二人はそもそもストレスを感じていないはず。だから自分ももう彼らのことはあんまり考えないようにしようと決心した。そうすれば期待もしないから、ストレスを感じる理由もなくなる。まぁ、これは残念なことだけど仕方がない。彼らのような学生に対して気を揉むのは無駄でしかないことに気付いてしまった。そもそも大学院というのは、研究に対する興味があってしっかりとした目的を持って来るところなわけで、勉強とか実験への高い意欲を持っているのが大前提だと思う。だから、学生に意欲を持たせるとかそんなレベルの低いことは考えなくて良いはずで、ラボメンバーとは自分たちが追求しているサイエンスについて話したい。自分と同じように研究が好きで、何としてでもこれを解明したいという意欲のある人たちと一緒に研究を進めたい。日本の学生は比較的みんな素直で、毎日ラボに来ないといけないという真面目さがあったけど、この国は人種が多様だからそういう意識もスタイルも多様。まぁ多様性を受け入れつつ、ラボに合わない人はさっさと切っていく潔さも必要だと感じる。彼らは給与をもらっている訳だしね。そして、やっぱりアメリカの大学でPhDを取るという、そのステイタスだけを目的として他の国から来る学生が一定数いるのも事実。大学院生を受け入れる前にその学生と自分のラボとのマッチングをどのように見極めるのか、という話をPIの間でよくすることがあるんだけど、今までの経験からそれはたぶん不可能な気がしている。まぁローテーション制度があれば、学生もPIもお互いにある程度マッチングを見ることができるのだけど、うちの大学にはローテーションがないのよねぇ。
とまぁそんなことを考えながら、今日の午後はひたすらOPPのprotein synthesis assayをしていた。最近このプロジェクトが本当に面白くなってきていて、自分のモチベーションは高まる一方なんやけどねぇ。