うちらみたいな実験生物学系のラボで、3ヶ月以上も何も買わずに研究せえとか、そんなん絶対に不可能やんと思っていたけど、意外となんとかなっていて笑けてくる。まぁ、うちはフリーズされる直前に、奇跡的にハエのバイアルとかいくつかの消耗品のストックを買っていたからというのもあるけど、fly geneticsって変異系統のストック、ハエの餌の原料と飼育用バイアル、あと抗体とエッペンチューブとピペットチップとかがあれば、通常の実験は続けられるやんっていうことを改めて認識した。本当にこの2ヶ月間、一切何も買っていない。と言っても、ハエ麻酔用のCO2ガスだけは絶対に6月末までにラボにある3本のタンクを使い切ってしまうから、なんとか学部から出してもらえないかって聞いていたのだけど、そもそも今年に入ってから学部全体でも使用済みの料金をそのガス供給会社に払っていなかったらしく、うちだけ特別に何かしてもらえる状態ではないことが判明。
そして最近、いよいよCO2タンク最後の1本も残り少なくなってきたので、去年実習で使うために買った Anesthefly という麻酔薬を使うしかないか、ということになってきた。ハエの麻酔薬と言えば Flynap が有名だけど、たぶん似たようなもんだと思う。成分は、Triethylamine/Ethyl Alcohol Solution だそうで、簡単に自分でも作れそう。実習でこの麻酔薬を使ったとき、多くのハエが一時的な麻酔ではなく永眠してしまったので、バーコレに使うのはちょっと難しいのでは、と思っていた。そこで、なるべく浅い麻酔にするために、以下のような手順にしてみた。
まず空のバイアルの壁に綿棒で少しだけ麻酔薬を塗りつけて、フリッピングでそのバイアルにハエを入れていく。そして2〜3分後、ハエたちが眠り始めたらフライパッドに出してバージンを新しいバイアルにコレクトする。
このやり方だと永眠するハエはいないし、慣れてくると実はCO2でやるよりも楽なのではないかという気さえしてきた。そんな訳で、最近このAnestheflyを使っているのだが、そうすると心配していたCO2を買う必要がなくなって、本当に何も買わないで研究ができている。いやぁ、やってみるもんですなぁ。
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