2018年9月30日日曜日
24号
昨晩、札幌に帰還。今回は京都での生化学会、大阪での癌学会と学会をはしごして、毎日いろんな方々とお話しすることができて楽しかったけどだいぶ疲れましたな。本当は今日の午後、伊丹から飛行機に乗る予定だったのだけど、どう見ても日曜日は台風の影響でほとんどの便が欠航するだろうと思ったので、急遽チケットを変更してもらって台風より先に飛ぶことに。さっき見てみたら、やはり自分が予約していた今日の便は欠航になっていた。これまた随分強い台風のようなので、被害があまり出ないことを祈るのみ。こちらはまだ雨も降っていないので、今日は近くのショッピングモールに寄ってから久しぶりのラボへ。デスクの上に一つ、小さいながらも良い知らせが届いていた。
2018年9月27日木曜日
肥後橋
癌学会は今回が初めての参加になるのだけど、やっぱり自分が普段行っているような学会とはだいぶ雰囲気が違うねぇ。日本の医学系の学会ってこういう感じなんやなぁと。ところで、昨日から肥後橋のあたりのホテルに滞在しているのだが、この辺りはでかいビルが林立していてその隙間を高速道路が走っていて、なんやらすごい。まぁ、サラリーマンしていた頃にこの辺りはよく車で通っていたはずだけど、久しぶりに見るとすごい街やなぁと思ってしまう。
二本目
昨晩は生化学会のシンポジウムのあと、スピーカーの皆さんと木屋町で懇親会。二次会の後、翌日さらに癌学会へ出席予定の3人で大阪へ。ということで結局大阪のホテルにチェックインしたのは深夜1時頃。すぐに就寝して、今日の朝一のシンポジウムへ。ということで、ここでは事後報告になってしまったけど、今日の朝、こちらのシンポジウムでトークしてきました。今日の話の内容は、Tumor Hotspots。
「イメージング技術で紐解くがんの特性 〜 Characteristics of cancer revealed by bio-imaging technology」
Fluorescent imaging is a powerful tool to investigate the cancer cell behavior. There are two kinds of fluorescent probes; one is genetically encoded proteins, such as GFP (green fluorescent protein), and the other is the chemical dyes. Fluorescent proteins can be a nice reporter for the expression of proteins-of-interest. Therefore the generation of various transgenic mice has been bringing us lots of knowledge of tumor heterogeneity, micro-environments with various types of cells. In contrast, chemical dyes already have been used in the clinical field. It is still challenging to label specifically the cancer cells. In this symposium, we have speakers covering a variety imaging methods both in basic and clinical research. Not only for obtaining the images, but the fluorescent light can be used also for manipulation of the cellular events in vitro and in vivo. The people in the hospital might be surprised to know that the fly (Drosophila melanogaster) forms cancers like mammals. We will learn what we can and cannot see by the specific methods, and how to integrate these techniques or tools for your own research.
「イメージング技術で紐解くがんの特性 〜 Characteristics of cancer revealed by bio-imaging technology」
Fluorescent imaging is a powerful tool to investigate the cancer cell behavior. There are two kinds of fluorescent probes; one is genetically encoded proteins, such as GFP (green fluorescent protein), and the other is the chemical dyes. Fluorescent proteins can be a nice reporter for the expression of proteins-of-interest. Therefore the generation of various transgenic mice has been bringing us lots of knowledge of tumor heterogeneity, micro-environments with various types of cells. In contrast, chemical dyes already have been used in the clinical field. It is still challenging to label specifically the cancer cells. In this symposium, we have speakers covering a variety imaging methods both in basic and clinical research. Not only for obtaining the images, but the fluorescent light can be used also for manipulation of the cellular events in vitro and in vivo. The people in the hospital might be surprised to know that the fly (Drosophila melanogaster) forms cancers like mammals. We will learn what we can and cannot see by the specific methods, and how to integrate these techniques or tools for your own research.
2018年9月26日水曜日
一本目
で、今日の午後3時から、生化学会の以下のシンポジウムでまず一本目のトーク。自分のトークは、去年の分子生物学会で話した内容とほとんど同じだけど、miRNAのスクリーニングの話。
「細胞間コミュニケーションの究極の理解を目指して ~ Cell Competition and Beyond」
多細胞生命体を構成する細胞社会において、異なる性質を持った細胞間で多彩な「競合」現象が生じることが明らかになってきた。細胞競合(cell competition)と名付けられたこの現象が、個体発生における組織構築過程、優良な幹細胞の選別、前がん細胞の排除やがん細胞による正常細胞の排除など、多様な生命プロセスに関わることが示されてきた。また、最近の研究によって細胞競合を誘起する分子メカニズムについても多くが明らかになってきた。しかし、細胞間コミュニケーションの究極の理解には、細胞間の競合だけではなく協調についての考察も必要となる。さらに同種の細胞間および異種の細胞間で生じる様々な相互作用を包括的に解析しなければならない。本シンポジウムでは、世界の一線で活躍する研究者を招聘し、細胞間コミュニケーションについての最新の知見を共有することによって、当研究分野の今後の進むべき道を皆さんとともに考え、ディスカッションする場としたい。
「細胞間コミュニケーションの究極の理解を目指して ~ Cell Competition and Beyond」
多細胞生命体を構成する細胞社会において、異なる性質を持った細胞間で多彩な「競合」現象が生じることが明らかになってきた。細胞競合(cell competition)と名付けられたこの現象が、個体発生における組織構築過程、優良な幹細胞の選別、前がん細胞の排除やがん細胞による正常細胞の排除など、多様な生命プロセスに関わることが示されてきた。また、最近の研究によって細胞競合を誘起する分子メカニズムについても多くが明らかになってきた。しかし、細胞間コミュニケーションの究極の理解には、細胞間の競合だけではなく協調についての考察も必要となる。さらに同種の細胞間および異種の細胞間で生じる様々な相互作用を包括的に解析しなければならない。本シンポジウムでは、世界の一線で活躍する研究者を招聘し、細胞間コミュニケーションについての最新の知見を共有することによって、当研究分野の今後の進むべき道を皆さんとともに考え、ディスカッションする場としたい。
ダートマスの集いmini
昨日は学会のあと、京都駅前の焼肉店でミニダートマスの集い。ダートマスの集いの本番は二ヶ月後に横浜で催される予定だけど、今回の生化学会でも自分を含めて4人集まれるということでミニバージョン開催。自分も今年は異動があったし地震もあったし、ということで色々と話すことがあったんだけど、皆さんもそれぞれ大変なことが多いみたい。
2018年9月24日月曜日
上洛
今日から一週間、関西出張。ということで、まずは上洛。暗くなってから、宿をとっている烏丸御池の近辺をぶらぶらと歩いて目的のつけ麺屋へ。モツつけ麺、めっちゃうまかった。それにしても、やっぱり京都の夜の街は雰囲気あるねぇ。
2018年9月23日日曜日
Pancreatic CCH
Postnatal exocrine pancreas growth by cellular hypertrophy correlates with a shorter lifespan in mammals. Dev Cell. 45: 726–737.
Developmental processes in different mammals are thought to share fundamental cellular mechanisms. We report a dramatic increase in cell size during postnatal pancreas development in rodents, accounting for much of the increase in organ size after birth. Hypertrophy of pancreatic acinar cells involves both higher ploidy and increased biosynthesis per genome copy; is maximal adjacent to islets, suggesting endocrine to exocrine communication; and is partly driven by weaning-related processes. In contrast to the situation in rodents, pancreas cell size in humans remains stable postnatally, indicating organ growth by pure hyperplasia. Pancreatic acinar cell volume varies 9-fold among 24 mammalian species analyzed, and shows a striking inverse correlation with organismal lifespan. We hypothesize that cellular hypertrophy is a strategy for rapid postnatal tissue growth, entailing life-long detrimental effects.
木曜日のジャーナルクラブで紹介した論文。マウスやラットの出生後の膵臓の成長は、細胞分裂ではなく主にpolyploidizationによるacinar cell(腺房細胞)の肥大成長に依っている。一方、ヒトの膵臓ではこのような細胞肥大はあまり見られず、膵臓の成長は基本的に細胞分裂による細胞数の増加に依っている。この出生後の器官成長のための二つの異なる戦略(細胞分裂による細胞数の増加か、核の多倍体化による細胞の肥大か)の生物学的な意味はなんなのだろう?ということで、いろんな哺乳類について膵臓の細胞サイズと体の大きさや寿命などとの相関関係を調べてみたところ、奇妙なことに、膵臓の細胞サイズに最も直接的な相互関係が見られたのは寿命だった。つまり、膵臓の細胞が大きく肥大する種ほど寿命が短いということが分かった。CCHの話をするときにいつも考えるのは、おそらくcytokinesisやchromosomal segregationを伴うM期をスキップできるendoreplicationは、細胞にとってmitosisよりも断然楽なのではないかということ。だから手っ取り早く組織修復を行うことができるという意味で、CCHが適している場面が多いのだろうと。同様の理由で、寿命が短い小さなネズミなどは出生後になるべく早く器官成長を終えて性成熟を達成するために、分裂よりも手っ取り早い肥大という戦略をとっているのかもしれない。もちろん、肥大成長によるploidyの高い細胞が、結果として寿命を短くするなんらかの原因となっている可能性も考えられるけど。
Developmental processes in different mammals are thought to share fundamental cellular mechanisms. We report a dramatic increase in cell size during postnatal pancreas development in rodents, accounting for much of the increase in organ size after birth. Hypertrophy of pancreatic acinar cells involves both higher ploidy and increased biosynthesis per genome copy; is maximal adjacent to islets, suggesting endocrine to exocrine communication; and is partly driven by weaning-related processes. In contrast to the situation in rodents, pancreas cell size in humans remains stable postnatally, indicating organ growth by pure hyperplasia. Pancreatic acinar cell volume varies 9-fold among 24 mammalian species analyzed, and shows a striking inverse correlation with organismal lifespan. We hypothesize that cellular hypertrophy is a strategy for rapid postnatal tissue growth, entailing life-long detrimental effects.
木曜日のジャーナルクラブで紹介した論文。マウスやラットの出生後の膵臓の成長は、細胞分裂ではなく主にpolyploidizationによるacinar cell(腺房細胞)の肥大成長に依っている。一方、ヒトの膵臓ではこのような細胞肥大はあまり見られず、膵臓の成長は基本的に細胞分裂による細胞数の増加に依っている。この出生後の器官成長のための二つの異なる戦略(細胞分裂による細胞数の増加か、核の多倍体化による細胞の肥大か)の生物学的な意味はなんなのだろう?ということで、いろんな哺乳類について膵臓の細胞サイズと体の大きさや寿命などとの相関関係を調べてみたところ、奇妙なことに、膵臓の細胞サイズに最も直接的な相互関係が見られたのは寿命だった。つまり、膵臓の細胞が大きく肥大する種ほど寿命が短いということが分かった。CCHの話をするときにいつも考えるのは、おそらくcytokinesisやchromosomal segregationを伴うM期をスキップできるendoreplicationは、細胞にとってmitosisよりも断然楽なのではないかということ。だから手っ取り早く組織修復を行うことができるという意味で、CCHが適している場面が多いのだろうと。同様の理由で、寿命が短い小さなネズミなどは出生後になるべく早く器官成長を終えて性成熟を達成するために、分裂よりも手っ取り早い肥大という戦略をとっているのかもしれない。もちろん、肥大成長によるploidyの高い細胞が、結果として寿命を短くするなんらかの原因となっている可能性も考えられるけど。
2018年9月20日木曜日
futsal
あぁ、この数日間、毎日いろんなことがありすぎてだいぶ疲れた。完全に予想外のことが起こってしまったしなぁ。。。まぁでも、先ほどあったジャーナルクラブでの発表が終わってちょっと一息。ということで、今晩はラボの学生達とフットサルの練習をしに体育館へ。リフレッシュできるかな。
2018年9月14日金曜日
ドロソプラグ
遺伝研からこちらに引っ越してきたショウジョウバエは約700系統。ストックとしては予備のコピーがもう1セットあるので全部で約1400。このハエ達を維持しながら、さらに実験のためのかけ合わせもやり始めると、ハエ達を飼育するためのエサ入りバイアルは常時結構な数が必要になってくる。当然バイアルにはバイアルの栓も必要なわけだが、このバイアル栓はK博士に教えてもらったGeneseeのDroso-Plugsを使うことにした。K博士のところでは、このDroso-Plugsを洗濯機で水洗いして再利用しているとのことだったので、ウチも同じように洗濯機を購入してラボに設置したのだが、今日ついに初めてその洗濯機を使って栓を洗う時が来た。結構な割合でサナギの殻がたくさんひっついてるし、茶色く汚れてるし、こんなん洗剤使わずに水洗いだけでキレイになるんやろかと半信半疑で試してみたのだが、なんと一回の洗濯でほぼ元どおりの白い栓になった。これは素晴らしいやん。しかもこのドロソプラグ、なんだかマシュマロみたいに柔らかくて触り心地が良いのよね。ということで、飼育システムはこれで完成かも。
2018年9月13日木曜日
cross
なんか、久しぶりに自分で実験のためのgenetic crossesをセッティングした。ちょっと落ち着いて実験したいんだけども、そろそろまたなんやかんやと締め切りが迫ってくるので本当は執筆活動のほうに集中しないといけない。なかなか難しいねぇ。
Megaphragma
The smallest insects evolve anucleate neurons. Arthropod Struct Dev. 41: 29-34.
The smallest insects are comparable in size to unicellular organisms. Thus, their size affects their structure not only at the organ level, but also at the cellular level. Here we report the first finding of animals with an almost entirely anucleate nervous system. Adults of the smallest flying insects of the parasitic wasp genus Megaphragma (Hymenoptera: Trichogrammatidae) have only 339–372 nuclei in the central nervous system, i.e., their ganglia, including the brain, consist almost exclusively of processes of neurons. In contrast, their pupae have ganglia more typical of other insects, with about 7400 nuclei in the central nervous system. During the final phases of pupal development, most neuronal cell bodies lyse. As adults, these insects have many fewer nucleated neurons, a small number of cell bodies in different stages of lysis, and about 7000 anucleate cells. Although most neurons lack nuclei, these insects exhibit many important behaviors, including flight and searching for hosts.
世界最小の昆虫といわれる寄生バチの一種(Megaphragma)では、成虫の大部分の神経細胞は無核なんだそうな。それはもちろん驚きなのだが、その前にこの小さな虫のことを知らなかった自分にとっては、この体の小ささに驚かされた。こんな小さいのあり得るんやなぁ。ちなみに、下の写真はゾウリムシとアメーバとの同倍率での比較。
The smallest insects are comparable in size to unicellular organisms. Thus, their size affects their structure not only at the organ level, but also at the cellular level. Here we report the first finding of animals with an almost entirely anucleate nervous system. Adults of the smallest flying insects of the parasitic wasp genus Megaphragma (Hymenoptera: Trichogrammatidae) have only 339–372 nuclei in the central nervous system, i.e., their ganglia, including the brain, consist almost exclusively of processes of neurons. In contrast, their pupae have ganglia more typical of other insects, with about 7400 nuclei in the central nervous system. During the final phases of pupal development, most neuronal cell bodies lyse. As adults, these insects have many fewer nucleated neurons, a small number of cell bodies in different stages of lysis, and about 7000 anucleate cells. Although most neurons lack nuclei, these insects exhibit many important behaviors, including flight and searching for hosts.
世界最小の昆虫といわれる寄生バチの一種(Megaphragma)では、成虫の大部分の神経細胞は無核なんだそうな。それはもちろん驚きなのだが、その前にこの小さな虫のことを知らなかった自分にとっては、この体の小ささに驚かされた。こんな小さいのあり得るんやなぁ。ちなみに、下の写真はゾウリムシとアメーバとの同倍率での比較。
restart
で、昨晩札幌に帰ってきたら、こちらはこの数日間で急に寒くなっていてこれまた驚いたけど、この週末三島で休憩することができて本当に良かった。土曜日にはまだ、この近辺のスーパーやコンビニの食料品の棚はほぼ何も無い状態だったので、あのまま札幌にいたら大変だっただろう。ということで、三島を出る前に少し食料品を調達して持って帰ってきたのだが、今日いくつかの店を見た感じだと、だいぶ物流は復活してきているようにも見える。ラボのほうも今日からほぼ通常通り動き始めた。さぁ、いよいよ執筆活動も再開せなな。
2018年9月12日水曜日
refuge
土曜日から4日間、三島に避難して一休みしてきた。こちらから行くとまだまだ真夏のような暑さで驚いたけど、田んぼには稲穂が実っていたし、オタマジャクシ達はみんなもう小さなカエルになっていたし、なんとなく秋が近づいているのを感じた。
2018年9月7日金曜日
復旧
今朝もまだ家の停電は続いていたけど、見ている限り、市内の電力は今日一日でほぼ復旧したのではないだろうか。うちのラボが入っている研究棟の停電は午前中に解消したし、夕方家に帰ってくると周りの地区も全て明かりがついていてホッとした。本当に電気って素晴らしいねぇ。今回停電はあったけど、うちは幸いにして水道が止まらなかったのでそこまで不便はなかった。ラボのほうも、棚のものが落ちたり冷蔵庫が動いたりした程度で、機器類の大きな被害はなく、今日でほぼ片付いた。ということで、これを書いている今もまだ余震が続いているのだけど、とりあえず家もラボもだいぶ落ち着きを取り戻した感じ。
実は今回の地震が起こる前から、今週末にまた三島に帰る予定で飛行機のチケットを予約していたので、予定通り飛行機が飛ぶようなら明日の朝空港へ向かう予定。
実は今回の地震が起こる前から、今週末にまた三島に帰る予定で飛行機のチケットを予約していたので、予定通り飛行機が飛ぶようなら明日の朝空港へ向かう予定。
44h
さて、昨日未明の地震から44時間くらい経ったのか。
地震が起こったときは眠っていたのだけど、すごい揺れと音で飛び起きた。目が覚めた瞬間は夢を見ているのかと思ったぐらい家が揺れていたのだけど、家が軋む音や食器がぶつかる音なんかがリアルだったし、机の上のパソコンのモニターが動いて落ちそうになったのが目に入ったので、なんとか起き上がってそれを支えているうちに揺れがおさまった。今までに経験したことのない大きな揺れだったけど、それほど恐怖を感じなかったのは半分寝ぼけていたからか。その後テレビをつけてニュースを見ていたけどすぐに停電になってしまったし、窓からの風景はいつもと変わりがない様子だったので、もう一度布団の中へ戻った。朝起きて、歩いて大学へ向かっている時に、公園の水道とかスーパーの前で配っている水にすごい行列ができているのを見て、これはもしかして大変なことが起こっているのかもと思い始めた。昼になると、もうすでに大学の購買やコンビニの棚から食料品が消え失せていたので、昼ごはんはお菓子で済ませて明るいうちはラボで片付けとか復旧作業をしていた。で、家へ帰るときには街が真っ暗になっていた。これくらい大きな町で全ての明かりが消えて真っ暗になると、なんだかえらい異様な雰囲気だったけど、星空がすごく綺麗に見えたのが印象的だった。
地震が起こったときは眠っていたのだけど、すごい揺れと音で飛び起きた。目が覚めた瞬間は夢を見ているのかと思ったぐらい家が揺れていたのだけど、家が軋む音や食器がぶつかる音なんかがリアルだったし、机の上のパソコンのモニターが動いて落ちそうになったのが目に入ったので、なんとか起き上がってそれを支えているうちに揺れがおさまった。今までに経験したことのない大きな揺れだったけど、それほど恐怖を感じなかったのは半分寝ぼけていたからか。その後テレビをつけてニュースを見ていたけどすぐに停電になってしまったし、窓からの風景はいつもと変わりがない様子だったので、もう一度布団の中へ戻った。朝起きて、歩いて大学へ向かっている時に、公園の水道とかスーパーの前で配っている水にすごい行列ができているのを見て、これはもしかして大変なことが起こっているのかもと思い始めた。昼になると、もうすでに大学の購買やコンビニの棚から食料品が消え失せていたので、昼ごはんはお菓子で済ませて明るいうちはラボで片付けとか復旧作業をしていた。で、家へ帰るときには街が真っ暗になっていた。これくらい大きな町で全ての明かりが消えて真っ暗になると、なんだかえらい異様な雰囲気だったけど、星空がすごく綺麗に見えたのが印象的だった。
2018年9月5日水曜日
次
昨晩は札幌でも暴風雨がかなりすごかった。大学のキャンパス内も、朝来てみると大きな木が倒れていたりしてどえらい散らかっていたけど、幸い大きな被害はなかった模様。
さて、ということでまた次のレビューをするために別の論文を読み始めているのだけど、今回のはなかなかオモシロイ。もうちょいと詰めのデータが必要だと思うし、基本的には今までの発見が元になっていて大きなブレークスルーというとこまでは行かないけど、これは新しいモノの見方ができそうな気がする。こういうのはレビューもやりがいがあるね。
とかなんとかやっているうちに、自分が書かなければいけない論文の締め切りが迫ってきている。なんかだいぶ焦燥感が出てきましたなぁ。
2018年9月4日火曜日
21
ニュースの映像を見ていると、台風21号は風の勢いがえらいことになっとるね。関西でかなりの被害が出ているとか。で、それが今晩こっちの方に来るのか。。。そういや今日ラボのメンバーと、2004年に北大のポプラ並木がなぎ倒された台風のときは本当にとんでもない風が吹いたよねという話をしたけど、自分以外に知っている人はいなかった。まぁ、あれってもうすでに14年前の話になるんやね。
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