あっという間に大晦日。今日はまたぶらりと小樽へ。そして今、家族で紅白を観ながら年越しを待つだけ。だいたい大晦日には、今年もあっという間だったなぁとか思うことが多いのだけど、今年は色々なことがあったからか、随分と長かったなぁと思える。今年一年で二回家を引っ越したし、ラボも引っ越しして新しく立ち上げたし、一緒に研究するメンバーも変わったからなぁ。それでもとりあえず自分がやりたい研究を続けられていることに感謝。
ということで、皆さま一年お疲れ様でした。良いお年をお迎えください。
2018年12月31日月曜日
仕事納め 2018
今日の朝、もう一度下の子と一緒にフライルームへ。正月休みのために最後の整理。クリスマスに移植手術をしたハエは結局1頭だけしか生き残っていないのだが、まぁこれはまだまだ改善の余地があるはず。
今日は昼過ぎまで物凄い勢いで雪が降り続いたけど、それが止んでから子供とソリを持って公園へ。雪まみれになって遊んだ。
今日は昼過ぎまで物凄い勢いで雪が降り続いたけど、それが止んでから子供とソリを持って公園へ。雪まみれになって遊んだ。
2018年12月27日木曜日
2018年12月26日水曜日
Fly Extract
昨日移植手術を施した10頭のハエのうち、6頭が死亡して現在残っているのは4頭。明日また減ってるかも。やっぱりちょっと生存率が低すぎるな。
その実験とは別に、egg chamberのライブイメージングをするための準備をしている。今日はイメージングする時の培養液に添加するためのFly Extractを作ってみた。たくさんのショウジョウバエをホモジナイズすると、目が赤いからイチゴジュースみたいになるんやね。
その実験とは別に、egg chamberのライブイメージングをするための準備をしている。今日はイメージングする時の培養液に添加するためのFly Extractを作ってみた。たくさんのショウジョウバエをホモジナイズすると、目が赤いからイチゴジュースみたいになるんやね。
2018年12月25日火曜日
transplantation
幼虫のimaginal discを成虫の腹腔内に移植するという実験を検討中。この手の実験は昔から行われているけど、実際に自分ではやったことがなかったので、どんなもんかと一度トライしてみた。普通はグラスキャピラリーで移植するようだけど、wing discは結構大きいから丸々一個をキャピラリーで移すのは無理があるんじゃないだろうか?しかも手元にキャピラリーがなかったので、とりあえずピンセットでディスクをつまんで切開したところから無理やり皮下にねじ込んでみた。まぁ意外と簡単に入ったけど、術後ふらふらになっている個体が多かったので、これだと生存率はそれほど望めないかも。
赤く光っているのが腹腔内に移植したディスク。
2018年12月24日月曜日
忘年会
金曜日のラボの忘年会は、鍋→漫才大会→ボーリング大会→ラーメン横丁→カラオケ大会、というコースで、解散したのは結局翌3時だった。今回はYF博士との漫才がメインイベントやなぁと思っていたけど、ボーリングもカラオケも学生達と一緒にかなり全力投球で楽しんだ。それにしてもラボで漫才大会とか、この研究室はだいぶ変わっとるよなぁ。。。まぁ、めっちゃオモロかったけど。
ということでだいぶ疲れたのだけど、土日でだいぶ回復した。明日は休日のようだけど、ちょっと久しぶりにイマジナルディスク解剖大会かな。
ということでだいぶ疲れたのだけど、土日でだいぶ回復した。明日は休日のようだけど、ちょっと久しぶりにイマジナルディスク解剖大会かな。
2018年12月20日木曜日
生物化学A
今日は午後に大学院生向けの授業。生物化学という名前がついたコースだけど、基本的にテーマはなんでもOKということだったので、今回は「Organ Growth Control」。遺伝研のDevelopmental Biologyのコースでも一度このテーマで授業をしたことがあって、あの時は1975年のMorata and Ripollの論文と2002年のMoreno, Basler and Morataの論文を取り上げてcell competitionを軸にした話をしたのだが、今回はさらに色々と付け加えて、もう少しorgan size controlに重点を置いた話にした。発生生物学の中でもやっぱりorgan size controlの話はオモシロイので、話をするのに夢中になっていたのか、イントロダクションに当たる始めの三分の一くらいを話し終えた時点でもう既に1時間くらい話しているのに気付いてちょっと焦った。ということで最後の30分はちょっと駆け足で、Minuteによるcell comeptitionの話と、Dilp8によるcoordination of organ growth and developmental timingの話をした。大学院生達の反応はまぁまぁという感じだったけど、終わった後で、たまたま飛び入りで今日の講義を聞きに来ていたMさんの娘さんが「すごく面白かった」と言って質問してくれたのは嬉しい驚きだった。
第1回THS会議
昨日は東京からK博士がこちらに来てくれたので、理学部のI博士と三人で、少し前に採択された国際共同研究費のプロジェクトに関する打ち合わせ会議を行った。やはり、まずはうちのチームによるショウジョウバエのデータが基盤になるので、北大でI博士と一緒に解析を始めることになりそうだ。で、来年度に一度機会を作って、三人で共同研究拠点になるUCLAのT博士のラボを訪問しようということになった。ようやくTHSプロジェクトの一つが新しい方向へ進み始める。ということで、昨晩はうちの学生達も一緒に大学の前の居酒屋で祝杯を上げた。帰りに居酒屋の前の路上で自然と雪上相撲大会になって、自分も含めみんなで雪の上を転がって真っ白になる様を見て、北大生の懐かしい感覚を思い出した。
2018年12月15日土曜日
2018年12月13日木曜日
2018年12月11日火曜日
SFM
昨日全く卵が産まれていなかったバイアルで、今日ついに数個の卵を発見した。これはもしかしたらなんとかいけるかもしれない。
で、今日の夕方、二階のS博士が知り合いの方を連れてきて紹介してくれた。その方もショウジョウバエを使って研究をしているらしく、少し前に札幌医大に来られたのだという。ということで、うちのフライルームを見せてあげたりしながら研究の話をしていると、意外とお互いかなり近いものを見ていることが分かってきて、じゃあ今後ちょっと定期的にジョイントラボミーティングを催しましょうかという話に。ということで、来年あたりから“Sapporo Fly Meeting”が始まるかも。
で、今日の夕方、二階のS博士が知り合いの方を連れてきて紹介してくれた。その方もショウジョウバエを使って研究をしているらしく、少し前に札幌医大に来られたのだという。ということで、うちのフライルームを見せてあげたりしながら研究の話をしていると、意外とお互いかなり近いものを見ていることが分かってきて、じゃあ今後ちょっと定期的にジョイントラボミーティングを催しましょうかという話に。ということで、来年あたりから“Sapporo Fly Meeting”が始まるかも。
2018年12月10日月曜日
1st draft
しかし、今からもう一度系統を作り直すということになると、そろそろ年末年始の休みのことも考慮に入れて計画を立てないといけない時期になってきたなぁ。師走ってほんとに時が流れるのが早い気がしますね。そろそろ来月末締め切りのレビュー論文を書き始めないとあかんなぁとも思いながら、来週金曜日のラボの忘年会ではYF博士と二人で漫才をやることになったので、まずはそのためのネタ合わせをしないといけない。ということで、今日の朝YF博士から送られてきたネタ原稿の1st draftに、自分のパートを追加したり訂正を入れたりとリビジョン中。
incompatible
ライブイメージングをするために少し前から作り始めたハエの系統がようやく出てきているのだが、完成したメスが全く卵を生んでくれていないことに気付いた。確かにあんまり元気そうではないなと思っていたけど、理論上は大きな問題はないはずなので、全く産まないとは想定していなかった。Fly Geneticsをやっているとちょくちょくこういうことあるのよね。理論上は問題ない組み合わせのはずなのに、何か相性が悪いのか、組み合わせると子孫ができないというような。まぁこれはもう仕方がないので、もう一度、違う組み合わせのハエを作ることにする。この調子だと、完成するのは2月くらいになってしまうかなぁ。
2018年12月9日日曜日
Christmas Market
今日はバージンコレクトをしたあと、夕方にぶらっと大通公園で開催されているミュンヘンクリスマス市へ行ってきた。4時くらいに出かけるとすぐに暗くなってきたけど、札幌の冬って暗くなるのこんなに早いんだっけね。今日はかなり気温が低くて寒かったのだけど、暖かいグリューワインとカリーブルストがとても美味かった。クリスマスまでやっているので、そのうちまた行こうかな。
2018年12月7日金曜日
snowfall
今日からいよいよ本格的に降りだした。午前中だけでもうかなり積もっていて、窓から駐車場を見ると車が雪に埋もれ始めていたので、先ほど少しだけ動かして雪を落としたりしたけども、もはや焼け石に水という感じ。夜帰るときにはえらいことになっているかも。。。
予報は明日からもずっと雪だから、これは積もるなぁ。
予報は明日からもずっと雪だから、これは積もるなぁ。
Dr. MS
一昨日、ここの研究所のランチミーティングで、少し前に新しく赴任したMS博士のトークを聞かせてもらった。こないだの癌学会でもショートトークを聞いていたし、普段からも色々と話しているので大体どのような感じかは知っていたのだけど、改めて研究のロジックの素晴らしさに感銘を受けた。しかもトークがうまい。一時間、あれだけ飽きさせないトークをできるのはすごい。これまでこの研究所にはショウジョウバエのラボは一つもなかったのに、偶然にもウチが来た直後に彼のラボがここに来ることになったのは本当にラッキーだ。
ということで、MSラボも今月から秘書兼ラボテクの方を雇い始め、いよいよ動き始めた感じ。昨日、早速そのラボテクの方がうちに来て、ハエの餌作りに参加してくれた。だんだんと仲間が増えてきている。
2018年12月3日月曜日
授与式
土曜日に市内のホテルで、ある財団の助成金の授与式があったので参加してきた。雪の中、開始時刻の少し前に到着すると、式場ではすでにほとんどの受賞者が着席していて、部屋の両側には威厳を漂わせるお爺ちゃんがずらりと並んでおりシーンとしていたので、ちょっと面食らった。式は十数名の受賞者が一人ずつ前に呼ばれて賞状を受け取るというスタイルで、しかもその後には一人ずつ自分の研究内容をみんなの前で話して、お爺ちゃん達からの質問に答えるという、今までに経験したことのないなんとも驚きの授与式だった。お爺ちゃんとはいえ道内の錚々たる偉い方々に注目されながら話すのはちょっと緊張したけど、終了後に元副知事の方から質問と激励をいただいたりと、なかなか貴重な体験だった。そういや式で隣の席にいた方が声をかけてくれて、このブログを読んでくれているとのこと。しかも、偶然にも北大で同じ建物内のラボにいる方だということで、お知り合いになれてよかった。
2018年12月2日日曜日
第九回ダートマスの集い
水曜日の晩は、分生恒例ダートマスの集い。今回は中華街で。そういえば9月の生化学会でも4人集まったのだけど、今回はつくばのNさんも参加できたので5人で。今回もNさんのとんでもないスケールの話に目から鱗が落ちた思い。サイエンスの話では最近で一番刺激的でモチベーションが高まる話だったかも。
水曜日
三日目、ついに「伊豆の踊子」の旅の最終地点となる下田へ。
この日は夕方までに学会が開催される横浜に到着する必要があったので、河津から下田までは電車に乗ったのだが、降りた海岸から踊り子が住む伊豆大島が見えたとき、三人でなんとも言えない達成感を共有した。
「『あれが大島なんですね』『あんなに大きく見えるんですもの、いらっしゃいましね』と踊り子が言った。秋空が晴れ過ぎたためか、日に近い海は春のように霞んでいた。」というまさにこの光景。次回三人で来るときは、ぜひあの大島に渡ろうという話になった。
下田では、ロープウェーで登った寝姿山から下田港を眺め、その後少し街を散策してから金目鯛の押し寿司を持って踊り子号に乗り込んだ。
この日は夕方までに学会が開催される横浜に到着する必要があったので、河津から下田までは電車に乗ったのだが、降りた海岸から踊り子が住む伊豆大島が見えたとき、三人でなんとも言えない達成感を共有した。
「『あれが大島なんですね』『あんなに大きく見えるんですもの、いらっしゃいましね』と踊り子が言った。秋空が晴れ過ぎたためか、日に近い海は春のように霞んでいた。」というまさにこの光景。次回三人で来るときは、ぜひあの大島に渡ろうという話になった。
下田では、ロープウェーで登った寝姿山から下田港を眺め、その後少し街を散策してから金目鯛の押し寿司を持って踊り子号に乗り込んだ。
火曜日
二日目、今回の「伊豆の踊子」の足跡をたどる旅は、この日の天城越えがメインイベント。
朝9時に湯本館を出発して、途中で浄蓮の滝を見て、天城越えの一番上にあたる旧道の天城隧道にたどり着いたのが昼過ぎ。「暗いトンネルに入ると、冷たい雫がポタポタと落ちていた。南伊豆への出口が前方に小さく明るんでいた。」と小説の中で表現されている通り。隧道を抜けたところで少し休憩して、旅館からもらってきたお弁当のおにぎりを食べた。
「湯ヶ野までは河津川の渓谷に添うて三里余りの下りだった。峠を超えてからは、山や空の色までが南国らしく感じられた。」との記述が印象的だったのだが、確かに隧道を出てからは木々や風の雰囲気がなんとなく南伊豆のものに変わった気がした。この後さらに峠を下ったところにある河津七滝を、せっかくなので一つずつ全て見て回っていたのだが、結構上り下りがあってこのあたりで三人ともだいぶ疲れてきたので、結局ここからバスに乗って目的地の湯ヶ野温泉の福田屋へ。この福田屋も小説の中で主人公が滞在する宿で「小川のほとりにある共同湯の横の橋を渡った。橋の向こうは温泉宿の庭だった。」との通り。
この日のハイキングでは結局約20kmほど山の中を歩いていたことになる。そんなことで、この日はかなり疲れたけど夕飯に出てきた猪鍋と金目鯛の煮付けは格別だった。ちなみにこの日は自分の誕生日だったのでお祝いもしてもらい、なんとも特別なものとなった。
朝9時に湯本館を出発して、途中で浄蓮の滝を見て、天城越えの一番上にあたる旧道の天城隧道にたどり着いたのが昼過ぎ。「暗いトンネルに入ると、冷たい雫がポタポタと落ちていた。南伊豆への出口が前方に小さく明るんでいた。」と小説の中で表現されている通り。隧道を抜けたところで少し休憩して、旅館からもらってきたお弁当のおにぎりを食べた。
「湯ヶ野までは河津川の渓谷に添うて三里余りの下りだった。峠を超えてからは、山や空の色までが南国らしく感じられた。」との記述が印象的だったのだが、確かに隧道を出てからは木々や風の雰囲気がなんとなく南伊豆のものに変わった気がした。この後さらに峠を下ったところにある河津七滝を、せっかくなので一つずつ全て見て回っていたのだが、結構上り下りがあってこのあたりで三人ともだいぶ疲れてきたので、結局ここからバスに乗って目的地の湯ヶ野温泉の福田屋へ。この福田屋も小説の中で主人公が滞在する宿で「小川のほとりにある共同湯の横の橋を渡った。橋の向こうは温泉宿の庭だった。」との通り。
この日のハイキングでは結局約20kmほど山の中を歩いていたことになる。そんなことで、この日はかなり疲れたけど夕飯に出てきた猪鍋と金目鯛の煮付けは格別だった。ちなみにこの日は自分の誕生日だったのでお祝いもしてもらい、なんとも特別なものとなった。
月曜日
ということで、少し今回の出張を振り返っておこう。
まず、先週末は三島で少しゆっくりしてから、月曜日にYF博士とイギリスから来たDr. TRと三島駅で落ち合った。まずここで、YF博士がどこかにジャンパーを忘れてきたというトラブルがあり、広小路のあたりで新しいジャンパーを探してからいつもの高田屋で鰻重。その後、いずっぱこ(伊豆箱根鉄道)でゆっくり修善寺まで行き、小一時間ほど修善寺温泉を歩いて観光してからタクシーで湯ヶ島の湯本館へ。
この湯本館は、かつて川端康成が逗留して「伊豆の踊子」を執筆した旅館。執筆に使われていたという小さな部屋がまだそのまま残っていた。また、小説の中で「踊り子が玄関の板敷で踊るのを、私は梯子段の中途に腰を下ろして一心に見ていた。」との場面があるが、この玄関とその横の急階段もそのままに残っている。
夕飯のあと、三人で狩野川のすぐ横にある露天風呂を星空の下で楽しんだ。
まず、先週末は三島で少しゆっくりしてから、月曜日にYF博士とイギリスから来たDr. TRと三島駅で落ち合った。まずここで、YF博士がどこかにジャンパーを忘れてきたというトラブルがあり、広小路のあたりで新しいジャンパーを探してからいつもの高田屋で鰻重。その後、いずっぱこ(伊豆箱根鉄道)でゆっくり修善寺まで行き、小一時間ほど修善寺温泉を歩いて観光してからタクシーで湯ヶ島の湯本館へ。
この湯本館は、かつて川端康成が逗留して「伊豆の踊子」を執筆した旅館。執筆に使われていたという小さな部屋がまだそのまま残っていた。また、小説の中で「踊り子が玄関の板敷で踊るのを、私は梯子段の中途に腰を下ろして一心に見ていた。」との場面があるが、この玄関とその横の急階段もそのままに残っている。
夕飯のあと、三人で狩野川のすぐ横にある露天風呂を星空の下で楽しんだ。
2018年12月1日土曜日
帰札
昨日、ようやく札幌へ帰って来たのだが、出張中一緒に旅行していたDr. TRのセミナーが夕方に予定されていたので、それに出席するために空港からそのままラボへ。そして、夜は大通りの寿司屋でDr. TRと一緒に今回の出張最後のディナー。月曜からほとんど一緒に旅をしていたので、だいぶお互いを知り合うことができたし、何と言ってもYF博士と三人での伊豆旅行は忘れられない思い出になった。それにしても伊豆は随分暖かかったなぁ。今日、札幌は吹雪いててもう完全に真冬モードに入っている。
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