2019年5月31日金曜日
We will see
今週、札幌に帰ってきてからまた一つ今週中に提出しないといけない申請案件が急に出てきたので、今週はずっとそれのことを考えながら過ごしていたのだけど、先ほどようやくそれを書き上げて提出することができた。疲れたけど、まぁまぁそれなりのものが書けたかな。ちょっと今までに真剣に考えたことのない話だったので、急遽その分野のことを勉強しながらの執筆だった。しかし勉強しているうちに色々と疑問が出てくるし、なんか意外とこれまでに自分が考えてきたものとリンクしている可能性が見えてきて、これは本気でやってみるべきかもと思い始めた。さぁ、どうなることやら。We will see what happens.
2019年5月27日月曜日
2019年5月24日金曜日
NIG
今日は遺伝研へ。三島にはだいたい一ヶ月に一回くらいのペースで来ているので遺伝研に来るのもそれほど久しぶりというわけではないのだけど、今回は久しぶりに SI & KA博士を誘って食堂で昼御飯を食べた。自分が遺伝研を去ってから今でちょうど一年くらい経つわけで、この一年であったことを色々と聞かせてもらった。研究所内を歩いていると、やっぱりまだまだ知っている人が多いので、あらどうしたんですかということで、ついつい立ち話してしまう。
NMCCP
で、今日の朝はもう一度TARAセンターへ行って、ダートマス時代の友人NN博士を訪問。前回筑波を訪問したのは確か6年前まだフロリダにいた頃で、一時帰国した時にNN博士に誘ってもらったのだけど、NN博士のラボは今や新しいビルに場所を移して大変な規模になっているのだった。噂には聞いていたけど、Zeissのショールームとの異名を持つ顕微鏡室は壮観。研究所内を一通り見学させてもらった後、オフィスで色々とプロジェクトのことを聞かせてもらった。やっぱりすごく面白いし、考えていることが本当に深いというかデカイというか、いつ聞いてもとんでもない人やなと思う。今日はあまり時間はなかったのだけど、こういうのを一緒にやりませんかという話も少し出たので、ちょっと真剣に考えていこうと思う。
2019年5月23日木曜日
N lab
昨日の朝、札幌を出て昼過ぎに筑波大学に到着。今回はまず、RN博士のラボでチャネルロドプシンを使ったオプトジェネティクスの実験の実際を見せてもらうのが目的。こないだダラスであったFly Meetingの時に、Nラボの大学院生のY君がovaryでoptogeneticsを使った実験を発表しているのを見たのがきっかけで、色々と教えてもらえることになったのだった。で、まぁそれならということで、ついでにセミナーを開催してもらえることになって、夕方にTARAセンターというところでトーク。久しぶりに英語で1時間のトークということでちょっと緊張したけど、結構たくさん質問もしてもらってとても楽しかった。そういえば、遺伝研で一年だけ一緒だったH博士がセミナーに来てくれていてびっくり。これまた久しぶりに会って話すことができて良かった。そしてセミナーのあとはNラボの皆さんに飲みに連れて行ってもらってと、本当に充実した一日になった。
2019年5月20日月曜日
FSC
この数日間、ちょっと執筆に集中して一つ申請書を書き上げた。去年書いたものをベースにして、新しいものに書き直した感じ。とはいえ、研究計画は大幅に書き直したので、前のとはだいぶ違うものになった。今回もう一度、このプロジェクトで見ようとしている現象のメカニズムをじっくりと考えていて、やっぱり原因の一つは幹細胞で何かが起こっていることにあるはずだという結論に至った。今までこれだけovarian follicle epitheliumをモデルに使ってきたけど、これほど真剣にfollicle stem cellのことを考えたのは初めてかな。これはなんとかして形にしたい。
2019年5月15日水曜日
Myo1D
昨日はジャーナルクラブで R が発表。前日になってようやく発表シナリオを見せてくれたので、英語を添削するのがちょっと大変だったのだけど、まぁまぁそれなりに発表をできていた。発表したのは以下の論文で、こないだバルセロナでもDr. ABが発表していた内容。Dr. ABのラボから報告された2016年の Current Biology と2017年の eLife の論文に続く話で、これら以前の2本でHemocyteを介したApoptosis-induced Proliferationのメカニズムに関して基本的な部分は明らかになっているのだが、今回のDev Cellの論文では、この中の Dronc → Duox → ROS の部分にMyo1Dが関与しているという話。Myo1DによってDroncがbasal membraneに連れて行かれて、そこで Dronc → Duox → ROS の反応が起こる。basal membraneでこの反応が起こるとextracellular ROSはbasal側に出ることになるから、Hemocyteは上皮細胞のbasal側でリクルートされると。確かに、imaginal discみたいな袋状の上皮組織だとapical側の管腔内にhemocyteは入ってくることができないので、この一連の反応が起こらなくなってしまう。Droncのbasal translocationにMyo1Dがどう関わっているのか、細かいメカニズムは分かっていないけどオモシロイ。この話は、いま R が見ているフェノタイプに密接に関わっているはず。
Plasma membrane localization of apoptotic caspases for non-apoptotic functions. Dev Cell. 45:450-464.
Caspases are best characterized for their function in apoptosis. However, they also have non-apoptotic functions such as apoptosis-induced proliferation (AiP), where caspases release mitogens for compensatory proliferation independently of their apoptotic role. Here, we report that the unconventional myosin, Myo1D, which is known for its involvement in left/right development, is an important mediator of AiP in Drosophila. Mechanistically, Myo1D translocates the initiator caspase Dronc to the basal side of the plasma membrane of epithelial cells where Dronc promotes the activation of the NADPH-oxidase Duox for reactive oxygen species generation and AiP in a non-apoptotic manner. We propose that the basal side of the plasma membrane constitutes a non-apoptotic compartment for caspases. Finally, Myo1D promotes tumor growth and invasiveness of the neoplastic scrib RasV12 model. Together, we identified a new function of Myo1D for AiP and tumorigenesis, and reveal a mechanism by which cells sequester apoptotic caspases in a non-apoptotic compartment at the plasma membrane.
Plasma membrane localization of apoptotic caspases for non-apoptotic functions. Dev Cell. 45:450-464.
Caspases are best characterized for their function in apoptosis. However, they also have non-apoptotic functions such as apoptosis-induced proliferation (AiP), where caspases release mitogens for compensatory proliferation independently of their apoptotic role. Here, we report that the unconventional myosin, Myo1D, which is known for its involvement in left/right development, is an important mediator of AiP in Drosophila. Mechanistically, Myo1D translocates the initiator caspase Dronc to the basal side of the plasma membrane of epithelial cells where Dronc promotes the activation of the NADPH-oxidase Duox for reactive oxygen species generation and AiP in a non-apoptotic manner. We propose that the basal side of the plasma membrane constitutes a non-apoptotic compartment for caspases. Finally, Myo1D promotes tumor growth and invasiveness of the neoplastic scrib RasV12 model. Together, we identified a new function of Myo1D for AiP and tumorigenesis, and reveal a mechanism by which cells sequester apoptotic caspases in a non-apoptotic compartment at the plasma membrane.
2019年5月8日水曜日
レビュー2本
で、今日は連休前に依頼を受けていた論文のレビューを2本片付けた。ジャーナルからはすでに何度か督促メールが来ていたので、このところJapanはspecial long holidayだったのよ、という言い訳をしていたのだけど、これでちょっとすっきり。このうち一本は学会で聞いたことがある話で、結構面白いやんと思っていたけど、いざ論文を読んでみると随分と説明不足だし、データがちょっと荒いなぁという印象。
さぁ、それではまたそろそろ実験の準備をするかなというところだけど、今月は報告書とか申請書とか書かなければいけないものが結構たくさんあるよなぁ。
さぁ、それではまたそろそろ実験の準備をするかなというところだけど、今月は報告書とか申請書とか書かなければいけないものが結構たくさんあるよなぁ。
令和元年
さて、昨日の令和元年の仕事始めは、まず4年生相手の授業から。昨日のトピックはOrgan Growth Controlということで、内容は去年修士一年の大学院生相手にやった授業とほぼ同じだけど、学部生なのでもう少しバックグラウンドを丁寧にと思いながら話していたら、やはりアドバンスドな部分を話す時間はほとんどなかった。学生だった頃、90分の授業はすごく長く感じたけど、講義する側になると意外とあっという間よね。また再来週に違うトピックを話す予定。
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