2020年3月29日日曜日

桜を見ながら

今日は時間があったので、昼から自転車に乗って比叡山のふもとをぶらぶらと桜を見ながら大学へ。立ち寄ったのは、実相院、石座神社、長谷八幡宮、三宅八幡宮、蓮華寺、修学院離宮、曼殊院とか。何も下調べせずに行き当たりばったりで走っていたのだが、そこかしこで趣のある古い神社仏閣に出くわすのだからやっぱり京都はすごい。 

2020年3月27日金曜日

CO2システム

今日の午後、フライルームの各ベンチで二酸化炭素を使えるようにするCO2システムを組み上げた。北大でフライルームを作った時は業者の人が作ってくれたのだけど、それほど難しい作業でもないので今回は自分なりに工夫を加えながら。ベンチ前の壁の少し高い場所にボンベから引いてきたシリコンチューブを配置して、各ベンチで枝分かれして手元に来るようにしている。なかなか上出来やん。これでようやく普通にフライプッシングができるようになった。あとはフライキッチンやね。

2020年3月26日木曜日

冷泉

昼、免許証の住所変更手続きをしに大学近くの警察署へ。疎水沿いの冷泉通りの桜が咲き始めてなんとも気持ちのいい景色なのだが、もしかしたらコロナウイルスは日本でもこれから深刻な広がりを見せ始めるのだろうか。今日は午後にME博士がこちらのラボに来てくれたので、フライルームで色々とディスカッション。いくつか重要な情報を教えてもらった。

2020年3月25日水曜日

岩倉

昨晩遅く、ついに今回の旅のゴールとなる京都岩倉の自宅に辿り着いた。札幌からの総走行距離は1724km。いやぁ、意外と走れるもんやねぇ。
昨日は三島で遺伝研に立ち寄って、いろんな人に挨拶しに行ったり、共同研究の話をしたり、もらえることになっていた研究室の備品の数々を荷造りして車に積み込んだりしているうちに日が暮れてしまったので、晩御飯を食べてから三島を出発したのが20時頃。ということで、旅の最後は一人での長い夜のドライブになった。遅くなってしまったけど、最後まで荷造りを手伝ってくれた M さんがいなかったら大変なことになっていた。いつもながら、M さんには本当に感謝。
ともあれこの一週間、一応予定通りに全てのミッションを達成することができたはず。しかも札幌からの旅は、家族と一緒に温泉や観光を楽しみながらだったこともあり、なんだかとても充実した一週間だった。

2020年3月23日月曜日

三島着

札幌を出て4日目、今晩ようやっと三島の自宅まで辿り着いた。今のところ、札幌からの走行距離は1400km近く。
今日は川治温泉を朝に出発して、すぐ近くの鬼怒川温泉で吊り橋を渡ったりして渓谷を観光してから日光東照宮へ。昨日の中尊寺に引き続き、子供の頃からよく見聞きしていたけど今まで一度も訪れたことのない世界遺産。徳川家の威光を見せつけるような、押し付けがましさを感じてしまうまでの豪華絢爛な社殿はほんまに圧倒的やねぇ。宝物殿の展示も素晴らしかったし、社殿の数々の有名な彫刻を探したり、なんというかちょっとテーマパーク的な楽しさを感じた。そんなことで、日光を出たのが午後4時頃。そこからまたひたすら車を走らせて、栃木、埼玉を抜けて、都内でしばし首都高の渋滞に捕まってから東名に入って、三島まで無事帰ってきた。今日は結構暖かかったというのもあるのだろうけど、桜が咲いているのを見つけたりして春を感じたのは栃木県に入ったあたりから

2020年3月22日日曜日

川治

今日は朝に雫石を出て、盛岡の近郊で見つけた南部鉄器の店で鍋を買ってから、平泉の中尊寺へ。子供の頃から教科書でしか見たことがなかった中尊寺金色堂に初めてお参りして満足した。ここまでで予定よりも少し時間が押し気味だったので、あとはひたすら東北道を南下。日が暮れる頃に那須塩原で東北道を降りて、そこからナビを頼りに真っ暗になった山の中の道を走り、いくつかの温泉街を通り抜けて、ようやく夜8時頃に鬼怒川温泉近くの川治温泉というところにある今晩の宿に辿り着いた。

2020年3月21日土曜日

鶯宿

今朝の函館は、風は強いけど快晴。ということで、結局午後一番のフェリーに乗れることになったので、午前中にまず朝市で活イカを食べてから、元町を少し散策してフェリーターミナルへ向かった。函館から青森までの津軽海峡横断は、車の積み込みとかの時間も含めて全部で4時間ほど。青森に到着したあとはさらに日が暮れるまで東北道を走って、今晩は盛岡から少し山の中に入った雫石の鶯宿温泉というところに投宿。

2020年3月20日金曜日

49番

今日は午前中に札幌の家の最後の片付けをして、無事予定通り昼頃に不動産屋に鍵を返却。1年10ヶ月とはいえ、住んでいた部屋を去るときはいつもなんだかちょっと寂しくなりますね。しかも札幌を去るのはこれが人生で3度目。
ということで、午後から車に乗って札幌を出発。ひたすら道央道を走って、日が暮れる頃に函館の街に到着した。早速、明日の津軽海峡フェリーの予約をしにフェリーターミナルへ行くと、悪天候のため今日の便は全て欠航になっていて、明日も何時に出航するかはまだ分からないということだった。一応、乗船待ちの49番目という番号札をもらったのだけど、さて明日のうちに青森に渡れるのだろうか?

サナギ達出発

昨晩、札幌に到着してすぐに、北大に残してきたハエ達の様子をチェックしに行ってみると、意外とまだ次世代のアダルトが出てきていなかった。引っ越しの直前に新しい餌のバイアルに入れ替えて、エアコンを涼しめの設定にした部屋に2週間。新しいアダルトが出てきている頃だろうから、もう一度全て新しいバイアルに替えて数日してから発送してもらうという予定だったのだが、まだ3齢幼虫からサナギになりたてという感じ。2週間前に引っ越しトラックに載せた第一弾のハエ達は、やはり低気温のために2割くらいのストックが死滅していたのだけど、気温は2週間前に比べて少しは上がってきているし、サナギなら耐えられるのではないかと踏んで、バイアルは更新せずにもうそのまま送ることにした。ということで、今日の午前中に全てパッキングして午後に発送完了。サナギ達、京都まで頑張ってくれ。

北の大地

北の大地はまだ結構雪に覆われている。

2020年3月17日火曜日

そしてもう一度札幌へ

京都に来てからあっという間に二週間。ということで、予定通り明日もう一度札幌へ帰って、北大のフライルームに残されているもう1コピーのストックフライ達を新しいエサのバイアルに入れ替え、そして京都への発送手続きをするということをしに行かなければならない。他にも、住んでいたアパートの引き渡しとか、役所での手続きとか、札幌ではなんやかんやとミッションがあるので忙しい三日間になりそうだ。そして、金曜日に車で札幌を出て、函館から津軽海峡を渡って、ちょうど一週間後、来週の火曜日に京都まで運転して帰ってくる予定。さてさてどうなることやら。

Fly room整備中

先週の後半から R が京都に到着したので、ようやくフライルームの整備を始めて大体の配置は終わった。あとは、CO2ガスのシステムを組み上げないといけないぐらいかな。フライルーム自体は北大のものよりもだいぶ広くなったけど、ここでは免疫染色のスペースとフライキッチンは別々に少し離れた部屋になった。

二ヶ月ぶり

先週末は久しぶりに三島に一時帰国できた。約二ヶ月ぶりかな。やっぱり三島は暖かい。

2020年3月13日金曜日

bike commute

札幌では冬の間は自転車通勤できなかったので、久しぶりのチャリ通。今回、京都では大学から少し離れた北の方に住むことになり、だいたい片道9kmくらい。朝はほとんど緩やかに下っていて川沿いを走るのは気持ち良いのだけど、帰りは上りになるので結構いい運動になる。自転車を使わない日は、叡山電鉄で。

2020年3月12日木曜日

5 months

それにしても今回の研究費申請は、今までで一番大がかりだった。アメリカにいた時に書いたNSFとかのプロポーザルも相当苦労したけど、基本的には自分の研究に関して書けば良かったという点でだいぶ違う。今回のは、自分の研究内容を書くのはもちろんだけど、それ以上に皆で集中して取り組んだのは、4つの研究グループ、しかもみんな違うことをやってきた人達が集まって新しいコンセプトを描き出すというプロセス。自分がRU博士にこの話を持っていったのが10月のはじめ頃だったからトータル約5か月だけど、この期間5人でブレインストーミングを重ねに重ねて、申請書の締め切り間際にはついにみんなで一つの新しいしかもかなり大きなコンセプトに辿り着いた。倍数性の話がこういうところに行き着くとは、誰も予想していなかったはず。色々と予想外のトラブルと新しい展開があって、それをみんなで乗り越えてという、大変だったけど何だか本当に楽しい5ヶ月だった。ちなみに、自分はこのプロセスを通して、ここ数年間ずっと持っていた1つの迷いが吹っ切れた。

2020年3月10日火曜日

6日目

先週の木曜日に京都入りしてから今日で6日目。今朝は、いくつか新しく買った電化製品が配達されるということで、家で待機。家のほうの引っ越しの荷物はそれほど多い訳でもなかったので、だいぶ落ち着いてきた。まだ色々な住所変更手続きとかは残っているけど。一方で、ラボのほうはまだまだ片付いていない。フライグループはまだ自分しか来ていないというのもあるけど、例の申請書の締切日が昨日だったので、この数日は最後の校正大会で大盛り上がりだったため、結局荷解きはほとんどしていないのだった。まぁでもようやく申請書は昨日サブミットできたので、今日からぼちぼちフライルームを作り始めるかなというところ。

2020年3月4日水曜日

京大へ

そういや、なぜ京都へ行くことになったのか、ここではちゃんとしたことを書いていなかったな。まぁ、同業の友人はもうほとんどの人が知っていることだけど、うちのラボが京大へ移動することになったので、それに伴って自分も一緒に異動となった訳ですね。ラボの移動が決まったのはもう一年ほども前のことで、その時に自分も一緒に行くという話も出てはいたのだけど、結局人事として自分の正式な赴任が決定したのは今からたったの三週間ほど前だった。しかも引っ越しの都合もあり、着任は3月からということになったので、実は3月1日からもうすでに京都大学医学部の准教授になっていたのでした。
自分は元々大阪の出身なのだけど、アカデミアで関西圏に入るのは意外と今回が初めてなのよね。京都に住むのも初めてだし。ということで、まぁ色々と楽しみではありますなぁ。

2020年3月3日火曜日

leaving Sapporo

さて、今晩は札幌での最後の夜になる。この一週間、家の引っ越しとラボの引っ越しと、そして申請書の大詰めという大変なことが一気に重なって、本当に怒涛の日々だった。。。ちょうど一週間前に大学の二次試験の監督をしたのだけど、なんだか色々あり過ぎてその後の記憶が曖昧だ。まぁでもなんにせよ、とりあえず引っ越しの荷物は今日で全て送り出したので、ようやく一息付ける。こちらに残していくハエのストックのフリッピングも先ほど済ませた。
今回、北大に来たのは一昨年の6月だから、結局1年10ヶ月しかいなかった訳だ。北大は母校だし、自分は札幌が好きだし、もう少し落ち着いてやりたかったというのが本音なのだが、まぁこれも何かの縁。いつも縁に導かれて予想外のところへ行くことになるけど、研究者ってそういうもんやよねって最近思う。
ということでいよいよ明日、上洛します。