2010年6月30日水曜日

全力の120分

今日は朝から家で観戦。最後の最後まで緊張させられて疲れましたね。でも選手達は120分間、本当によく戦ったと思う。自分もサッカーをやっていたから分かるけど、PK戦になるともうどっちにころんでも仕方がない。ワールドカップの決勝トーナメントともなるとPK戦で自分の番が回ってきた時のプレッシャーは想像を遥かに超えるものだろうし。ものすごい残念なのは当然だけども、なんというか全力を尽くして戦った後の清々しい感じもある。日の丸を背負って全力の気合いを見せた選手達を誇りに思います。今回は本当に大きな勇気をもらいました。
あーでもこれでちょっと肩の力を抜いてワールドカップを見ることが出来るな。スペインかポルトガルと戦う青いサムライ達を見たかったけどなぁ。。。

2010年6月28日月曜日

真剣勝負

やっぱり決勝リーグに入るとどのゲームも真剣勝負のスゴイ迫力ですね。昨日のアメリカは残念だったけどガーナは速かったし、アメリカは決定機を何回か逃したのが痛かったな。で、今日の二試合はさらに強烈でしたね。ドイツ強し。でもランパードのあのシュートは明らかにゴールラインを割っていたのに、審判が見逃してしまってさらに判定が覆らなかった事には大きな疑問を持った。あれがちゃんと入っていればイングランドはあそこまで浮き足立つ事もなかったんじゃなかろうか、とかなりイングランドに同情してしまった。そしてさらにアルゼンチン - メキシコ戦の一点目も明らかにオフサイドでしたね。まぁこれだけの大舞台、審判も緊張していたりして何が起こってもおかしくないということか。あれがオフサイドになっていたとしてもアルゼンチンの勢いは止められそうにはなかったけど。しかしドイツにしてもアルゼンチンにしても決定的チャンスを必ずモノにする、あの技というか気合いはスゴイなぁと感心した。次はドイツ対アルゼンチン。。。どんな試合になるんだろうか、想像もつかんが今からワクワクしてしまうね〜。

2010年6月25日金曜日

快勝!

やりましたねー。今日はオフィスでST博士と二人で観戦。大声張り上げてしまいました。本田と遠藤のフリーキック、素晴らしかった。デンマークは焦ってたんだろうけど全体的に見て日本の方が強く見えたな。いやーでも本当にイイゲームだった。さぁこの余韻に浸りながら、来週火曜日のパラグアイ戦までの間にエキサイティングなグラントを書くぞー。

2010年6月24日木曜日

執念のゴール

アメリカやったねー。ロスタイムに入った時、「コリャもうアメリカダメやね。。。」とジャッキーと話していたのだが、劇的な執念のゴールに感動しました。アメリカ万歳!

2010年6月23日水曜日

写真撮影

昨日は朝9時からサバチカルに出ているボスとスカイプでグラント申請書の内容についてデスカッションした後、一日中なんやかんやと忙しすぎて8時頃家に帰ってからはソウシロ君をお風呂にいれてロウチビを寝かしつける間に自分も一緒に寝てしまっていた。ということで十分な睡眠を取って、今日からいよいよグラントを真剣に書き始めるぞ、と自分に言い聞かせる。といっても当然グラント書きだけに集中できる訳ではなくて、実験のことも考えないといかんし、今日の午後はFSUのウェブサイトに載る論文のニュースリリースのための写真撮影があるのだった。なので今朝は一応伸びていたヒゲを少しだけ整えて、一応Tシャツではなくポロシャツを着て登校してみた。なんやらきちゃないオッサンがFSUのトップページに出ていたらマズイでしょうからね。どんなカッコイイ写真になるかちょっと楽しみです。

2010年6月20日日曜日

ひょっとすると

今日は朝七時に起床してみんなで日本対オランダ戦を観戦。あのスナイデルの強烈な一発が入ってしまったのは本当に残念だったけど、善戦したと言えるのではないだろうか。前半守りに徹しすぎている気がしたけど、失点後から見せた攻撃の形は時折なかなかいいものが見られたように思う。当然始めは守備的にいくという作戦なんだろうが、始めからあの失点後に見せたような勢いのあるサッカーをしてもいいのではないだろうか。
で、10時からはロウチビのお友達、アンジェラちゃんのバースデーパーティへ。今日も非常に暑かったのでちょっと疲れてしまった。帰ってきてから午後はダラダラと過ごしていたが、カメルーン対デンマーク戦を見届けた後にふと得失点差を考えていたら、日本は次のデンマーク戦で引き分けても決勝トーナメントに進めることに気付いた。オランダ戦、引き分けには持ち込めなかったけど失点を1点だけに防いだことにも大きな意味があったことに気付いてちょっと気が楽になった。こりゃひょっとするといけるかな。

2010年6月18日金曜日

100 days old

少し前に生後100日を迎えたソウシロ君ですが、その頃からもううつぶせになって背筋を鍛える自主トレを開始しています。最近はもうハイハイし始めそう、というかしたそうな感じ。なんだか随分早いような気がするけど。

Swimming Class

ロウチビはこの二週間プレスクールが休みだったので、毎朝近所の友達と一緒に近くの水泳教室に通っていました。顔に水がかかるのさえ嫌がる人なのでどうなることやらと思っていたのだけども、頭まで水に入れるようになったんだとか。

増えてる?

少し実験を減らそうと思っているのに全然減っている気がしない。というよりむしろ増えていっている気がする。。。少し前にたくさんかけ合わせたハエの子供達が最近ワラワラと出てきているからなのか、やらなければいけないデスクワークが増えてきているからそう感じるのか。ふと気がつけばベンチの上は古くなったハエのバイアルで埋め尽くされていて、ウジ虫達を解剖するためのスペースしか空いていないほど。こんな時に限って最新号のDevelopmental Cellにトンデモナイ論文を見つけてしまった。早速今日の午後コンフォーカルをしながら読み耽った。いやー、スゴイ論文だ。内容はまた後ほど。

2010年6月15日火曜日

実験を少し減らすか

さて、ということでワールドカップ期間中はちょっと実験を減らさざるを得ないですね。
というのは冗談にしても、実際これから一ヶ月間ほど少し実験量を減らすというか、重要な実験と次のステップのためのハエ作りだけにして、来月中旬締め切りのグラント申請書作成(とワールドカップ観戦)になるべく集中することにする。ボスは明後日にはサバチカルに出てしまうので、先程ボスとグラント申請書のための最後のデスカッションをした。今回はリバイズということになるので基本的には前回の申請書をモディファイすればいいのだが、やはり修正すべき点はたくさんあるので結構時間がかかりそう。今日のように日本チームがまた勝ってくれると申請書もエキサイティングなモノを書けそうな気がするんだけどなぁ。

勝ったぁぁ!

うおぉぉー日本勝ったぁー!素晴らしい!
ちょうどハーフタイムからボスとのミーティングで、後半少し見逃したけどよかったー。
よくやっった!
ESPNのトップ、「Powered By Honda」って。ワロタ。

2010年6月13日日曜日

BBQ Party

今日の昼は猛烈な暑さの中、いつものFSU RezでラボのBBQパーティー。40度近くあったんじゃなかろうか。3時間ほどで帰ってきたけど、ちょっと暑さでぐったり。今回は、ラボを卒業してイギリスへ行くことになったアマンダと、来週からサバチカルで半年間いなくなるボスのお別れパーティも兼ねており、ほとんどのラボメンバーが集合した。チーズバーガーうまかったなぁ。あれどこで買った肉なんかな。
で、いつもの場所でラボメンバー集合写真。

あれ、今写真見て気付いたけど、ギルスがいない。

2010年6月12日土曜日

インタビュー終了

先程インタビュー終了。ラボにテレビカメラをセットして一応自分とボスと一人ずつ順番にインタビュアーの質問に答えたのだが、緊張していたからか思っていたより短く感じた。いろいろとしゃべるべきことを考えていたのだが、いざカメラを向けられてインタビュアーに質問されるとちょっと緊張してしまって、ちゃんとしゃべれたかどうかあんまり自信がない、というか自分がしゃべったことをあんまり正確に覚えていないかも。。。終わった後ボスは、すごく良かったよ、と言ってくれたけど。まぁちゃんと編集してくれるんだから大丈夫だろう、と信じよう。しかし、日本語でも自分の研究の重要性を一般の人達に分かりやすく説明するのって難しいのに、英語となるとなおさらです。字幕つけられたらショックだけども。
で、これがテレビのニュースで放映されるのかインターネットでニュースとして流されるのか、どちらになるかはまだ分からないらしい。どうせならテレビで流してほしいなー。あ、でもネットだとローカルではなくなるからネットの方がいいのかな。ともあれ、いい経験させてもらいました。いやーしかし、こんなことでニュースにしてもらえるなんて田舎町ならではですな。

インタビュー?

なんか今日の午後にテレビの取材があるそうです。来月掲載される私の論文について、WFSUというタラハシのローカルテレビ局がテレビカメラ持ってインタビューしに来るのだとか。
以下は昨日のボスとの会話。
自分:「テレビのインタビュー?って何を質問されるの?」
ボス:「そりゃあ、Youの論文の重要性とか、この研究の意義について、とかじゃない?」
自分:「ふーん、で、Youがしゃべるんだよね?」
ボス:「いやいやいや、Youの論文なんだからYouがしゃべるのさ。」
自分:「エエエェ!?マジで?」
ボス:「Yes。マジで。一般市民向けに分かりやすく説明してね。」
自分:「オイ、それってちょっと難しくないか?」
ボス:「そう、ちょっと難しいよね。。。デモダイジョーブ!!」
ということで、私がカメラの前でインタビューに答えることになっていたのでした。ちょっと恐ろしいけどこんなこと初めてなので楽しみでもあります。何をどういう風にしゃべるかちょっと考えないと。。。

2010年6月9日水曜日

コニーのJournal Club

今日の昼はジャーナルクラブでアンダーグラジュエイトのコニーがある論文について発表。まぁ意外とコニーはしっかり理解していたように思えたけど、論文の内容自体についてかなり不満を持った。この論文では全ての実験をGal4>UAS-RNAiの系で行っているのだが、本当にここで示されているフェノタイプがその遺伝子のノックダウンによるものなのか、つまりRNAiが本当にspecificに作用しているのか、という最も基本的な部分が証明されていない。抗体染色でタンパク発現レベルの低下は一応示しているが、同様のフェノタイプがmutant cloneでも見られるのかを示せない以上、何らかのレスキュー実験でRNAiが特異的にその遺伝子をノックダウンしていることを示さねばならないはずだ。このRNAiのspecificityを信じるのであれば、epithelial polarity defectとそれに伴うdelamination、そしてapoptosisというフェノタイプは非常に興味深いのだが、それらの関連性が示されていない。もっと言ってしまえば、なぜこのpathwayのノックダウンによってこれらのフェノタイプが起こるのか、ということが一番重要なはずだがそれもDiscussionで少し触れているだけ。このジャーナルはこのレベルの論文でも通すんだなぁ、とちょっとビックリした。自分もちょうどRNAiを使って仕事をしているので危険性の確認にはなったかな。
で、明日明後日とコンフォーカルの予約をしているので、今日の午後はひたすら染色したサンプルのマウンティング。imaginal discの染色は、この仕上げの作業が一番気を遣います。

2010年6月6日日曜日

Anna's Birthday Party

今日は朝からロウチビのお友達、アナちゃんのバースデーパーティ。毎度毎度のプレイグループ家族がOptimist Parkに集合。一ヶ月に一回は誰かのバースデーパーティでこのメンバーが集まっているので、なんだか親達の定期的な近況報告会みたいな感じになっている。途中でスコールが来たけど、子供達は大喜びで土砂降りの中ずぶぬれになって走り回っていた。実は昨晩夜中の二時頃まで実験していたのでかなり眠かったことに加え、なんだかここ最近の疲れが出てきたのか肩こりがひどくて、パーティから帰ってきてから午後はずっとゴロゴロして過ごしていた。ロウチビとユンナに散々背中を踏みつけてもらったのが効いたのか、夜には少し肩こりが治まってきたのでコーヒーをいれてラボに出動。最近かなり実験が増えてきたので頭も体もいっぱいいっぱいになってきているが、当然これを乗り越えないと次が見えてこないのです。

2010年6月5日土曜日

片桐先生

今日の朝、大学院時代のラボの先輩MY博士からメールが届いた。「片桐先生が札幌の病院で亡くなられたそうです」と。
少しの間言葉も出なかった。片桐千明先生には自分が大学四年生の時の卒業研究を指導して頂いたのだが、先生はちょうどその年で定年退官されることになっていたのでした。なので修士課程からはMW先生の研究室に移籍して新しい研究テーマに取り組んでいたのだが、片桐先生は退官された後も私の卒業研究をもう少し発展させて論文として発表するために、足繁くラボに通って下さってよく二人でデスカッションしたものだった。私が修士課程を卒業する時にようやく、少しずつ平行して実験を進めていた先生とのプロジェクトも形になり論文を発表することができたのでした。最後に二人で飲みに行って乾杯したのだが、その帰り道まだ雪深い北大の構内で別れ際に「僕の最後の弟子だな。」と言って下さったのがなぜかとても嬉しかったことをよく覚えている。研究が遅々として進まないことでしょっちゅう研究態度を戒められたものだったが、最後にそのように言って頂いてなんとなく「あぁようやく少しは認めてもらえたのかな」という気持ちになったのだと思う。自分の研究人生は片桐先生の研究室で始まった。そして先生には実験生物学の基礎とその楽しさを教えて頂いた。あと、研究には気合いが重要であることも。アメリカに来てからも何回か近況報告のメールをやり取りしたのだが、それもここ二年間ほどは怠っていたことを今とても後悔している。もう一度お会いしてデスカッションしたかったです。

2010年6月4日金曜日

Synopsis

昨日の晩、PLoSの編集部から「あなたの論文がSynopsis(今月のハイライトみたいな論文の一般読者向け解説記事)に選ばれたので、その文章を見直してほしい」というメールが来た。それで、そのSynopsisと一緒に掲載するための挿絵とそのキャプションを24時間以内に送ってくれと。そんなことで今日は朝からどんな絵を作ろうかと考えて、昼からそれを作ってみた。ボスはなかなか気に入った模様。で、そのサイエンスライターが書いてくれたというSynopsisの文章は昨日の晩寝る前にザッと読んで、その時、あぁなかなか良く書けてるなと思ったのだが、夕方に完成した絵を編集部に送るとすぐに折り返しのメールで「文章に校正すべき部分はないのですね?」と聞いてきたので、ちょっと不安になってもう一度じっくり読んでみたら、なんだかちょっと混乱を招くような文章だったので、こりゃちょっとマズイなと思って今度は急いで文章の校正作業に取りかかった。あぁこんなことしてる暇ないのに。。。ということで晩御飯を食べた後もう一度ラボに出て来た。まぁでももちろんSynopsisとやらに選ばれたのは素直に嬉しいです。掲載は来月号になるのかな。

2010年6月3日木曜日

リフレッシュ

このところいくつかイイ感じのデータが出てきている。それはもちろん楽しいことなのだけど、なぜかイイデータが出てくると焦燥感のようなものに苛まれることが多い。今回もそうで、ココ何日間か夢の中でも実験のことを考えてしまっている。イイデータが出ると次にすべき実験をいろいろと考える訳で、結局それらの考え得るいろいろな実験を早くやってその結果を知りたいという気持ちと、いや、でもそれらの中から最も効果的にクリティカルな結果を産むであろう実験はどれなのだろうかという悩みと、いやいや、もしかしたらもう他のラボがこんなことはとっくに気付いてやり始めているかも知れないという焦りと、そういうような考えが頭の中をグルグル回り始めるからだろう。ということで、ちょっとリフレッシュするために伸びていたヒゲを久しぶりに全部剃ってみた。
関係ないけど、日本ではようやく鳩山総理が退場したようですね。まぁこのリフレッシュで民主党の何かが変わるとは到底思えないけど。そういや今朝ジャッキーが「日本はまたまた首相を替えるのか?」と驚いた顔で聞いてきた。確かにここ何年か毎年のように変わってますよね。そういやそんな国あんまり聞いたことないような気がする。。。

2010年6月2日水曜日

六月

今日からついに六月ですか。昨日月曜日はメモリアルデー(戦没将兵追悼記念日)で三連休だったのだがどうも天気が悪く、そのせいかどうも体もだるくてゴロゴロして過ごしていた。昨日随分雨が降っていたけど、今朝外に出てみると打って変わって快晴。痛いほどに強烈な日差しに、ものすごい湿気が暑さに輪をかけている。連休のグズグズした天気を抜けてついに真夏になったという感じだろうか。あぁ、暑いのキライですわ。そういやこの連休中は至る所に星条旗を見かけたけども、日本みたいに国旗掲揚に発狂する左巻きはアメリカにはあんまりいないのかな。アメリカにこそそういうのがいるべきだと思うのだけど。
写真は、昨日で片付けた五月人形と雨が降る外を見ながらアンニュイな午後を過ごすロウチビ。