土曜日はアニカがウチにスリープオーバー(外泊)しに来た。三週間前にロウチビが初めてアニカの家でスリープオーバーさせてもらって、次はアニカがウチにくる番という約束をしていたのでした。夕飯には手巻き寿司を楽しく食べて、その後外へアイスクリームを食べに行って、それでもまだまだ遊び足りない二人は結局11時半頃まで夜更かしして遊んでいた。10時頃にもう寝かせようかとも思ったのだけど、二人とももう五歳半、こういう楽しい思い出はきっと大人になっても覚えているんだろうなと思って、好きなだけ特別な夜を楽しんでもらった。
2011年8月30日火曜日
2011年8月27日土曜日
苦笑
今日はジョイントラボミーティングでドンちゃんの発表。なかなかオモシロイデータがたまってきている。それにしてもドンちゃんとデスカッションしているといつもだんだんイライライライラさせられて、つい厳しい言葉になってしまう。それは他の人も同じようで、誰かが何か質問したり指摘したりすると、回りくどい説明の後に必ずその意見を否定して自分の考えを頑固に押し通そうとするか、もしくはただ単にやるのがメンドクサイからそのような実験はしてないしする気もないとかいうようなことを言うもんだから、だんだんみんな攻撃的になっていって苦笑の輪が広がる。まぁ自分の考えに自信を持つのは良いんだけども、だからといってせっかくの他の人の意見を無視するのは損だと思うけどなぁ。ともあれ、いくつかオモシロイデータがあるのは確か。後で個人的にもう少し議論してみよう。
2011年8月26日金曜日
忙しい一日
今日はなんやらエライ忙しかった。まずは朝9時から11時まで新しい大学院生向けのポスターセッション。今年はもうすでに二人がうちのラボに来ることを決めているらしいのだが、それ以外にも結構興味を持ってくれていたヤツが何人かいたのでローテーションでうちのラボに来るかも。この後バージンメスを回収して、お昼はいつものST博士とKT博士に加えて、つい最近知り合ったケミストリーのラボにポスドクとして日本から来られたKK博士と一緒に学内のChili'sでポスドクランチ。KK博士のいるラボは、なんとあのTaxolの全合成に初めて成功したDr. RHのラボなんだそうだ。さすがにものすごいオカネを持っているラボのようで、うらやましい話を色々聞かせて頂いた。午後からは、グンちゃんがコンフォーカルのZスタック画像の撮り方を教えて欲しいということだったので、一時間ほど一緒にコンフォーカルタイム。その後ラボに帰ってきてオバリーダイセクションをたくさんした後、ようやく少し落ち着いてMBSJ2011のワークショップのためのアブストラクトをサブミット完了。もう一度バージンメス回収して今から帰宅ですわ。
2011年8月25日木曜日
さよならニック
今日の昼は、うちのラボを去ることになったニックの送別ランチ。まぁ違うラボに行くということでちょっとトラブルになった訳だけども、気持ちよく送り出してあげましょうと。周りのラボを見ていると、こういう何らかのトラブルがあって誰かが出て行くような時にお別れ会なんて絶対しなさそうだけど、このあたりうちのラボはなかなか仲が良いのだと思う。ところで、今日のお別れ会はGenghis GrillというモンゴリアンBBQのレストランでやったのだが、意外にもなかなか旨かった。自分で具やスパイスを選んでそれをボールに入れて大きな鉄板のところに持っていくと、それをジュウジュウ焼いてくれるのです。どれだけ盛ってもどの具を選んでも値段は同じなのでなんとなくお得な感じがするし、味付けは自分でやる訳なので自分次第。また行ってもいいかも、と思わせてくれるようなレストランはこの町では貴重なんです。
Wing and Shell
2011年8月24日水曜日
JNK-dependent Yki activation
さて、先々週の金曜日のゼミで発表した以下の二本の論文についてようやく書く気になった。この話題は書けば長くなりそうな気がしたのでどうしようか迷っていたのだが、まぁとりあえず自分の頭の整理のために徒然なるままに書いておこう。
Regulation of Hippo signaling by Jun kinase signaling during compensatory cell proliferation and regeneration, and in neoplastic tumors.
Dev. Biol. 350: 255–266.
The Salvador/Warts/Hippo pathway controls regenerative tissue growth in Drosophila melanogaster.
Dev. Biol. 350: 255–266.
The Salvador/Warts/Hippo pathway controls regenerative tissue growth in Drosophila melanogaster.
創傷治癒(wound healing)や再生(regeneration)の過程において、組織中で死んで除去されていく細胞の周りの細胞はそれら失われた部分を補償するための細胞増殖(compensatory proliferation)を起こす必要がある。これら二本の論文はどちらもハエのimaginal discを用いて、このcompensatory proliferationの制御にHippo pathwayが関わっていることを示したもの。
compensatory proliferationにはWg signalingとDpp signalingが関わっており、死んでいく細胞において引き起こされたJNK pathway activationがWgの発現を誘導し周囲の細胞にcompensatory proliferationを促す、ということがimaginal discを用いた以前の研究で既に示されている(Perez-Garijo et al., 2004; Ryoo et al., 2004)。さらに最近の論文において、このWgの下流でdMycが働いていることも示された(Smith-Bolton et al., 2009)。
今回の二本の論文ではどちらにおいても、Gal80tsを用いてpro-apoptotic gene(Debcl、Eiger、 Rpr)の強制発現のタイミングをコントロールすることによって一時的にwing discに広範囲の細胞死を誘導し、その後のregenerative growthを観察している。これらの実験において、apoptosisが誘導された細胞およびその周りの細胞でYorkie(Yki)のactivation(re-localization of Yki to the nucleus、upregulation of ex-lacZ)が観察された。このYki activationはWtsもしくはHpoのco-expressionによって抑制されることから、実際にHippo pathwayを介したものであると言うことができる。また、yki heterozygous backgroudもしくはWts co-expressionによって再生の割合が大きく阻害されることから、Yki activationがこのregenerative growthにおいて機能的な役割を持っていることは間違いないと言える。
さて、Grusche et al.の論文ではこのWts上流のsignalingを調べるために、dachs、fat、 expandedのmutant backgroundでのregenerating tissueにおけるex-lacZの発現をwild-type backgroundのものと比べたところ大して変わりはなかったため、結局上流のsignalingは分からずじまいであった。
一方で、Sun and IrvineはJNK pathwayに着目した。regenerative growthを起こしている細胞、または実験的に誘導されたundead cellにおいてJNK pathwayがactivateしていることは過去に報告されている通りであり、この論文でも同様にpuc-lacZのupregulationが示されている。このJNK activationとYki activationの関係について調べてみたところ、このYki activationはPuckered(JNK phosphatase)のco-expressionによって抑制されること、またHepCA(active form of JNKK)による直接的なJNK activationによってもYki activationが誘導されることから、このYki activationは実はJNK pathwayによってコントロールされているということが分かった。さらにEigerもしくはHepCAのoverexpressionにおいて、droncのhypomorphic allele backgroundによってapoptosisを抑制した状態でもYki activationは見られることから、ここでapoptosis自体は別に必要がないとも言える。つまり、compensatory proliferationはJNK-dependent Yki activationによって促されていると結論づけることが出来るのである。
WgもJNK activationによって誘導される訳なのだが、wg-RNAiのco-expressionではYki activationは抑えられず、yki-RNAi co-expressionによってもWg upregulationは抑えられないことから、この二つはJNK下流でparallelに制御されているようだ。
JNKがいかにしてYkiをactivateさせるかについては結局分かっていない。ちなみにこのJNK-dependent Yki activationはeye discやleg discでは顕著ではないことからcontext-dependentであると考えなければいけないのだが、この論文のすぐ前に同じDr. KIのラボからadult intestineでも同様のinteractionが報告されている(Staley and Irvine, 2010)。
ふう、ちょっと休憩。
さて、個人的に楽しいのはここから。この論文におけるもう一つのハイライトは、lglやdlgといったnTSGs (neoplastic tumor suppressor genes) mutant cellにおいても同様なJNK-dependent Yki activationが示されたこと。Grusche et al.の論文では、hyperplastic discs (hyd)、scrib、vps25、ept(TSG101)、linesといった、どれも皆imaginal discでwild-type cellに囲まれるとサバイブできずにapoptosisを起こすmutant cloneにおいて、mutant cloneおよびその周りのwild-type cellでYki target genes(ex、diap1、CycE)のupregulationが示されている。
一方で、Sun and Irvineは、en-Gal4>lgl-RNAi or dlg-RNAiによって癌化が誘導されたposterior compartmentにおいてYki activationを観察した。このYki activationとtumor growthは、yki-RNAiもしくはWtsのco-expressionによって抑制される。このtumorigenic tissueにおいてもJNK activationが起こっていることは過去にも報告されている通りであるが、このJNK activationをbsk-RNAiによって阻害するとYki activationもtumor growthも抑制された。つまりnTSGs mutantのtumor growthもJNK-dependent Yki activationによって引き起こされているということになる。
ちなみに、去年Dr. HRラボから報告された論文(Grzeschik et al., 2010)で既にeye discにおけるlgl mutant cloneでのYki activationは示されているのだが、eye disc cloneで見られるようなHpoやRASSFのmis-localizationはwing discでは見られず、またeye discにおいてはYki activationに対するJNK activationの影響が見られないことから、eye discとwing discとではどうやらこのregulationはちょっと異なっているらしい。
一方で、nTSGs mutant cloneがwild-type cellに囲まれた場合、cell competitionによって除去されることが知られているが、この場合のmutant cellの細胞死もJNK-dependent apoptosisであることが分かっている。またこの場合、JNKがnTSGs mutant clone内だけでなくその周りの隣接するwild-type cellでもnon-autonomousにactivateされていることは以前にTI博士の論文で示されており(Igaki et al., 2006)、このsurrounding wild-type cellにおけるnon-autonomous JNK activationは、下流でPVR-ELMO/Mbc-mediated phagocytic pathwayのactivationを誘導することにより、隣接するoncogenic mutant cellのengulfmentによる除去を促している、ということもつい最近示された(Ohsawa et al., 2011)。しかしながらこのSO博士の論文では、mutant cellにおけるJNK activationをブロックしても隣接するwild-type cellでのJNK activationは抑制されないことが示されており、これはsurrounding wild-type cellにおけるcell-autonomous JNK activationであると考えられる。
こうして見ていくと、cell competitionによってapoptosisを起こすnTSGs mutant cloneで引き起こされるJNK activationは異なる2パターンの現象、(1) induction of apoptosis in mutant cells、(2) compensatory proliferation through Yki activation or Wg and dMyc up-regulation、を制御していることになる。(1)の場合はcell-autonomousな現象であるが、(2)の場合は実際にcompensatory proliferationを起こしているのは隣接するwild-type cellである。
それではどうやってneighboring wild-type cellsでJNK activationが引き起こされるのか?一つの可能性としては、wing discにおいてJNK activationが隣の細胞へpropagateしていくことが報告されている(Wu et al., 2010)。また今回の論文で示されているように、lgl-RNAiとbsk-RNAiをco-expressさせた場合にnon-autonomous JNK activationもブロックされること、さらにHepCAによるJNK activationによって周りの細胞でもnon-autonomousなYki activationが引き起こされることから、JNK activationのpropagationによって周りの細胞でJNK-dependent Yki activationが引き起こされると考えられなくはない。
ともあれ、nTSGs mutant cellがnon-competitive situationにおいて示すtumor growthの一つの原因がこのJNK-dependent Yki activationにあるのは確かなようだ。しかしながら、nTSGs mutant cloneはmosaic situationにおいてはcell competitionによるJNK-dependent apoptosisで除去されていくことと、YkiがactivateされたHippo pathwayのmutant cloneがwild-type cellよりも増殖能が高く、super-competitiorになり得ることを考えるとこの説明には矛盾が生じてくる。
nTSGs mutant cellのようなepithelial apico-basal polarityが破綻した細胞はEiger-JNK signaling activationが誘導するapoptosisにsesitizeされている(Igaki et al., 2009)と考えられるので、JNK activationがmutant cell内ではJNK-dependent apoptosisを誘導し、周りのwild-type cellではJNK-dependent Yki activationによってcompensatory proliferationを誘導する、つまりJNK activationのoutcomeはcell-context dependentに調節されているのだ、と言えばハァナルホドと納得してしまうのだが、Grusche et al.の論文を見ると、scrib mutant cloneでは明らかにmutant clone内でもex-lacZが強くupregulateされている。
lglとscribのmutant cloneではちょっと事情が違うのかもしれないが、lgl mutant cloneにおいてはdMycのレベルが低下しているということも最近の論文で報告されている(Froldi et al., 2010)。また、dMycがHippo pathwayのdownstream targetであり、dMycはnegative feedback loopを介してYkiのレベルをコントロールしていること(Neto-Silva et al., 2010)も考えると、lgl mutant cloneにおいてはまずdMycのdown-regulationが起こってdMycのYkiに対するregulationが効かなくなることによりYki activationが起こるとも考えられる。mutant cloneにおいてdMycレベルが周りの細胞よりも低下した場合、competitive situationになってmutant clone内でJNK activationが引き起こされ、このJNK activationによってYki activationが引き起こされるということも考え得る。
うーん、しかしやっぱり全てのものをスッキリと説明することまだ出来ないか。。。
まぁともあれ、JNK activationがYki activationを引き起こすのに必要十分であるということ、そしてこのJNK-dependent Yki activationがimaginal discのregenerationおよびcompensatory proliferation、さらにはnTSGs mutant cellのtumorigenesisに関与しているということは今後必ず考慮に入れていかなければいけないということになりますか。
2011年8月23日火曜日
入学
アメリカでは今日から学校の新学期が始まります。ということで、ロウチビもいよいよ今日から小学校入学。小学校といっても一年目はキンダーガーテンで日本での幼稚園年長に当たるのだけど、キンダーガーテンは小学校に付属しているので小学校入学ということになる訳です。先週の金曜日の夕方には生徒達が親と一緒に学校に集まって新しいクラスの教室を見たり、担任と副担任の先生に挨拶したりということがあったのだが、日本の入学式のようなものは別に何もないんですね。プレイグラウンドでアイスクリームが振る舞われただけ。これがアメリカ式なんですかね。それで今日から普通に授業が始まるんだそうな。今朝、張り切って初登校しました。
教室はこんな感じ。キンダーガーテンの生徒と一つ上の一年生の生徒が一緒の20数人のクラスに担任の先生が二人。
こちらは運動場というかプレイグラウンド。
大学の方もそろそろアンダーグラジュエイトの子供達が帰ってくる頃かな。
2011年8月22日月曜日
絵
今日も暑いです。グラネットもぐったり。
こちらは二軒隣に住むオリビアのお母さん、画家のアナンダが描いた二歳の頃のロウチビとグラネットの絵。プリントしたものをもらったのですが、オリジナルの方は少し前にあった個展でニュージャージーから来た人が買っていったんだとか。
2011年8月21日日曜日
2011年8月20日土曜日
旅の記録 Sanibel Island & Sarasota
さて、今回のサニベル島とサラソタでのバケーションを簡単にメモしておきましょう。
8月12日(金)
夜7時頃タラハシー出発。タンパ辺りで一泊する予定だったが順調に飛ばして結局深夜1時頃にフォートマイヤーズ(Fort Myers)に到着。高速を降りてすぐのところにあったHampton Innで一泊。
8月13日(土)
朝、早速フォートマイヤーズの町を抜けてサニベル島(Sanibel Island)へ橋を渡る。朝11時頃にホテルに到着してしまったのだが、親切にも空いている部屋をすぐに手配してくれた。昼からは早速ホテルの真横にあるビーチへ繰り出して貝殻拾い。英語ではシェリング(shelling)と言うんだそうな。
このサニベル島とその横にあるキャプティバ島は、世界でも有数の貝殻がたくさん打ち上げられることで有名な島。ビーチの波打ち際には打ち上げられた無数の白い貝殻が見渡す限りどこまでも転がっている。この中から綺麗な貝殻を探そうと誰もが必死になってしまうのは人間の本能みたいなものなんだろうかね。炎天下でのシェリングに疲れたらビーチのすぐ横にあるプールでプカプカと浮かんで体を冷やす。
8月14日(日)
この日も朝からビーチで貝殻拾いしたりホテルのプールでプカプカしたり。午後はフォートマイヤーズにある大きなアウトレットモールへショッピングに出かけた。
8月15日(月)
朝、さらにビーチで貝殻拾いをした後、家族用自転車(surrey)をレンタルしてサニベル島のメインストリートをぶらぶらとサイクリング。
そして昼からはサニベル島を後にしてついに第二の目的地、サラソタ(Sarasota)へ。これは二時間もかからないほどのドライブ。今回はサラソタのダウンタウンから橋を渡ったところにある、リドーキー(Lido Key)という場所にあるビーチフロントのホテルに滞在。ホテルの目の前に広がるビーチ(Lido Beach)は今までフロリダで見てきた中でも最高級のビーチ。
どこまでも続く真っ白な砂浜の砂はやわらかくて歩くとキュッキュと音がする、パウダースノーのよう。遠浅で透明度の高いエメラルドグリーンの海は温泉のように暖かく、波打ち際には色んな形の小さな貝殻が無数に転がっている。そしてホテルから歩いてすぐのところには、St. Armands Circleという有名な街があり、そこにはオシャレなブティックやレストランが並んでいた。このSt. Armands Circleを歩いていると、アメリカにいながらにして外国に来たかのように感じる。夜はダウンタウンのシーフードレストランでテイクアウトした料理をホテルの部屋でワインと一緒にいただいたのだが、これが非常に旨かった。サラソタ、食のレベルも高し。
8月16日(火)
朝から近くにある水族館(Mote Aquarium)へ。それほど大きくはないけれど研究所と一緒になっているだけあってなかなかしっかりとした展示、という印象。午後からは少し雨模様だったので、サラソタ近郊にあるアウトレットモールでもう少しショッピング。夕方からはまたビーチで散々遊んだ後、ホテルに一旦戻って夕飯を済ませた子供達だったがまだまだ元気だったのでもう一度ビーチへ出てサンセットを観賞。太陽には少し雲がかかっていたけど空と海と砂浜、目に入るもの全てがオレンジとピンクに染まっていく中、子供達が転がり回って遊んでいる光景はなんというのか夢の中のようだった。
8月17日(水)
朝はSarasota Jungle Gardensという小さな動物園へ。
そして昼からはRingling Museum of Artへ。ここは敷地内にいくつかの建物があるかなり大きな美術館なのだが、今回は子供も楽しめるかもしれないサーカス博物館(Circus Museums)というのを見て回った。中でもあるオジチャンが一人で作ったというサーカスのミニチュアの展示は一見の価値あり。これは見事です。
そういえばこのRingling Museum of ArtはFSUに属しているのか、敷地内の案内板は全てFSUのものだったしFSUのスタッフということで入場料の割引があった。美術館の展示もかなり立派なんだそうだがこちらはまた今度ですな。この後夕方からは、子供達を疲れさせて帰りの車の中でしっかりと寝てもらうために、最後にもう一度ビーチで遊ぶ。
今回の旅でこのサラソタという町がとても気に入った。タラハシーからは車で5時間ほど。また是非そのうち来ようと思う。
2011年8月19日金曜日
一悶着
今朝はボスとなんやかんやとおしゃべりタイム。何やら自分がバケーションに出ていた間にニックが一悶着起こしていた模様。まぁここでは詳しいことは書かないけど、今まで色々と不満を感じていたニックが他のラボへ移ることになったようだ。問題なのは彼がちゃんとボスにそのことを相談せずに、勝手に移行先のラボのボスと話をして今やっているプロジェクトを持ち出そうとしたことか。当然大学院生にとってそのようなことは許されることではないので、彼は移行先のラボで新しいことを始めることになるのだが、三年以上もココでやっていたことを結局手放すことになってでも他のラボへ移ることが彼に取って最善だったのかどうなのかは自分にはよく分からない。ニックとはよく話をしていたから彼がどういう不満を持っていたのかはなんとなく知っているのだが、ボスとも彼について話したことが何度かあって彼の問題点もなんとなくだが分かる。まぁこういうことになってしまった以上、ココでの経験を生かして次のラボで頑張れよとしか言いようがないかな。つい最近、彼のプロジェクトは非常に面白くなりそうだと感じたばかりだったのでちょっと残念だけど、そこはジャッキーが続きをやることになるようだ。ま、こういうことは時々起こりますわな。
2011年8月18日木曜日
無事帰宅
先程タラハシーに無事帰って来ました。予定通り、毎日ビーチでのんびりとしていました。実は今日も晩御飯を食べた後、7時半頃までビーチにいたのでした。サラソタのビーチは最高です。ということで、疲れたので今日はもう寝ましょう。
2011年8月13日土曜日
南国へ
今日の晩から南国でのバケーションに出発します。まぁタラハシーも十分南国なんだけども、フロリダ半島をさらに南下してまずフォートマイヤーズという町の沖合にあるサニベル島という島に滞在してビーチでのんびりした後、そこから少し北にあるサラソタという町に移動してここでもまたビーチでのんびりする予定。そう、「ビーチでのんびり」がテーマです。今晩はタンパ辺りまで走って一泊してから、明日の朝さらに走る予定なのでサニベル島に到着するのは明日の昼くらいかな。久しぶりに頭をカラッポにしてリフレッシュさせたいのでパソコンは持っていかないでおこう。ちなみに帰宅予定は来週水曜の深夜です。それではまた後ほど。
2011年8月11日木曜日
ズーちゃん
この秋から新しくうちのラボで大学院生として研究することになった、ズーちゃんというヤツが今朝ラボに初めて現れた。中国で学部を卒業したばかりということで、まだまだ初々しい感じでハエに興味津々のご様子。いろいろと質問されたけど、「イケてるPh.D. studentになるにはどうしたら良いですか?」という質問には窮してしまった。「論文をたくさん読んでたくさん実験をしましょう。」とか言っておいたけど、あんまりイケてる答えではないな。
しかし、ドンちゃん、グンちゃんに、ズーちゃんも加わって、なんか「おかあさんといっしょ」の着ぐるみキャラクターみたいになってきたな。
2011年8月10日水曜日
自分の番か
どうやら今週金曜日のゼミはジャーナルクラブで自分の発表の番なんだそうだ。ということでちょっと準備せなあきません。とりあえず発表する論文は以下の二本にしてみよう。いずれも今年の二月にDevelopmental Biologyにほぼ同時に報告された論文で、基本的にはDrosophilaのimaginal discを用いた同じような実験で、tissue damageに対するregenerative growthにHippo pathwayが重要な役割を果たしているという同様の結論を導いたもの。詳細はまた後ほど、、、書く気になれば書きます。
Regulation of Hippo signaling by Jun kinase signaling during compensatory cell proliferation and regeneration, and in neoplastic tumors.
The Salvador/Warts/Hippo pathway controls regenerative tissue growth in Drosophila melanogaster.
2011年8月9日火曜日
二週間ぶり
今朝は二週間ぶりに出張から帰ってきたボスと一時間半ほど話す。SSTの論文については、二人の間でこれをどういう論文にするべきかという全体的な論文の方向性について、ここ半年ほどの間で話が二転三転してきている。今日もボスが学会で得てきたいくらかの情報と、このところ自分が考えていたことを突き合わせて議論したのだが、やはり二本の論文に分けるか、もしくは一番大事なことに焦点を絞ってもう少しメカニスティックなところまで追求してみるか、というような話をした。確かにSSTプロジェクトの中にはいくつかの重要なトピックスが含まれているのだが、最近自分の中では最重要ポイントが見えてきている。今日はなぜそれが最重要なのかということをボスに説明して、もう少し時間をかけてその部分を詰めてみようということになった。これに関してもう少し情報を収集したら新しい実験に取りかかっていく。今週末から少しバケーションに出るけど、その前にまずは抗体の注文をジャッキーに頼んどくか。
2011年8月5日金曜日
今年は英語?
さて、一昨日早くも今年の12月に横浜で開催される分子生物学会、MBSJ2011の事務局からワークショップの演題登録に関するお知らせが来た。去年と同じ、cell competitionのワークショップでの講演に誘って頂いたのです。それにしても去年はこのお知らせが日本語のメールだったしワークショップも日本語での発表だったのだけど、今年のお知らせメールは全部英語で書かれている。あれれ、と思って学会ホームページで確認してみたらどうやら今年のワークショップは英語でのセッションになるようだ。うーむ、日本人の聴衆を前にして英語でしゃべるのはこれまたなんか変な感じで緊張しそうな気もするなぁ。去年のこのワークショップには結構たくさんの方が聞きに来られていたし、議論も白熱してなかなか楽しかったので非常に楽しみではあるのだが、現在進行中のプロジェクトの中でcell competitionに関するものを、ということになるとやはり去年も発表した内容の続きということになる。おそらく聴衆にリピーターの方も多いであろうことを考えると、去年のものにさらにもう一つオモシロイものを加えなきゃいけませんな。ということでまずはアブストラクトを書きます。
ランドセル
注文していた蝶々のランドセルが届いてロウチビは大喜び。日本の感覚ではこれをランドセルと呼ぶにはちょっと無理があるのだけど、アメリカではそれほど華美な訳でもないのかな。
小学校入学が待ちきれない、自分もそんな感じだったっけな?
小学校入学が待ちきれない、自分もそんな感じだったっけな?
2011年8月4日木曜日
送別ランチ
Fさんが今月で日本に帰国されるということで、今日の昼はST博士と三人でいつものChina Delightへ。大阪体育大学で教授をされているFさんは一年間のサバチカルでFSUに来られていた、ということはFさんと出会ってからもう一年たつのかとびっくり。御家族はまだもう一年こちらに残られるということなので、近々また会える機会はあるでしょう。
で、午後はグンちゃんが実験結果を見て欲しいということだったので、顕微鏡部屋でサンプルを見ながらあれやこれやと二人でデスカッション。サンプルを見る限り実験を任せても大丈夫そうという印象を持った。今まで考えていた仮説の一つを棄却するに足るエビデンスも得たのでこれはこれで一つ前進かな。最近また試したい実験とやらなければいけない実験が山盛りになってきているので、そろそろハエを仕込んでいかなければ。
で、午後はグンちゃんが実験結果を見て欲しいということだったので、顕微鏡部屋でサンプルを見ながらあれやこれやと二人でデスカッション。サンプルを見る限り実験を任せても大丈夫そうという印象を持った。今まで考えていた仮説の一つを棄却するに足るエビデンスも得たのでこれはこれで一つ前進かな。最近また試したい実験とやらなければいけない実験が山盛りになってきているので、そろそろハエを仕込んでいかなければ。
2011年8月3日水曜日
放射線の健康への影響
2011年7月27日の衆議院厚生労働委員会「放射線の健康への影響」における東京大学アイソトープ総合センター長、児玉龍彦教授による参考人としての鬼気迫る意見陳述。すごいです。研究者として魂を揺さぶられました。
2011年8月2日火曜日
ようやく投稿
本日ようやく投稿完了。したのはいいのだが、最後に一つ失敗してしまった。ここ数日、原稿のWord fileのDisplay for Reviewを「Final」にしたまま改訂していたので、最後に変更部分を自分でアクセプトしておくのを忘れたまま投稿してしまったのだ。アップロード時にWordからPDFに自動変換された原稿を投稿後にダウンロードしてチェックしてみたら、最後の何日間かに変更した箇所だけ赤文字になってしまっている。。。うーむ、Display for Reviewを「Final」にしただけだとこうなるのか。まぁ仕方ない。あんまり気にせんとこ。しかしようやく一本目を投稿したところでもう8月ですか。いよいよ今夏も後半戦ということで、二本目に取りかかります。
2011年8月1日月曜日
ジョンピーのコメント
先週、ラボの数人にレビュー論文の原稿を読んでもらったのだが、みんな基本的に文法や言葉遣いなんかを指摘してくれただけだった。出張中のボスから返されてきた原稿もこれまた基本的には何も変えられてはいなかったので、金曜日のうちにカバーレターを書いて投稿してしまおうと思っていたのだ。ところがこの原稿とは全くの別件で、とあることについてジョンピーとデスカッションしたくなって金曜日にメールを書いていたのだが、ふとジョンピーにもコレを読んでもらおうかなという気になったので、興味があれば読んでみてよ、とそのメールにこの論文原稿も添付しておいたら、早速金曜の夕方にメールが返ってきて、「今ちょっと読み始めたんだけど、とりあえずイントロで気付いたことをコメントしといたよ」と。見てみたら結構エエとこついてる鋭いコメントがいくつか。あぁ、始めからジョンピーに読んでもらうべきだった、とちょっと後悔。
そして今、ジョンピーが指摘してくれた部分も改訂して、さぁいよいよ投稿しましょと思ってジャーナルのサイトでユーザー登録を済ませたのだが、すぐにメールで送られてくるはずのパスワードがいつまでたっても送られて来ない。。。うーむ、サーバーにはじかれてんのかな。ということで今日はもう帰って寝よ。投稿はまた明日。
そして今、ジョンピーが指摘してくれた部分も改訂して、さぁいよいよ投稿しましょと思ってジャーナルのサイトでユーザー登録を済ませたのだが、すぐにメールで送られてくるはずのパスワードがいつまでたっても送られて来ない。。。うーむ、サーバーにはじかれてんのかな。ということで今日はもう帰って寝よ。投稿はまた明日。
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