2014年11月30日日曜日

11月終了

予定がいっぱい入っていた11月が終わった。学会を含めてこの一週間ほどで、初めて会った人も久しぶりに再会した人も含めてかなりたくさんの人と話すことが出来た。毎晩飲んでいたので体はだいぶ疲れたのだけど、気持ち的にはなんだか随分元気をもらった気がする。日本に帰ることを決心した一年前は、それが最善の選択であることを信じるしかなかったのだが、今回色んな人と話したことでやっぱりこれで良かったんだと感じることができてちょっと安心した感じかな。
さぁ今日で11月も終わりということで、今年もあと一ヶ月。年末に向けてもうひとがんばりしましょう。とりあえず、学会前に舞い込んできた論文のレビューをしてしまわなあきません。

2014年11月29日土曜日

MW先生を囲んで

昨晩は、学生時代の恩師 MW先生を囲んでの理学部五号館同窓会@品川。長いことアメリカでポスドク修行生活をしていたAN博士、NT博士、そして自分の三人が、偶然にも今年の四月に日本に生還したことを祝ってなんらかの形で集まろうと言っていたのだが、今回の分子生物学会に合わせて先生がわざわざ札幌から会いにきて下さるということになって実現した会。NT博士とは去年のFly Meetingの時にDCで会ったりしていたのだけど、自分とほぼ同じ期間アメリカにいたAN博士とはいつもメールで連絡を取り合っていたとはいえ、九年前にラスベガスで遊んで以来の再会。このメンバーの中では十年ぶりの再会もあったはず。札幌を出てから皆さんそれぞれの地で苦労を重ねてきた訳で、一つ大人になっているのだけども、話しているとやっぱり皆さんの雰囲気はそのままで本当に懐かしい気分になった。ほろ酔い気分でいつまでも話していたかったところだけども、今度はぜひ札幌で集まりましょうということになったので、その次回を楽しみにまた研究に励みましょう。

Yokohama stroll

今日の午後は暇ができたので、ホテルの近辺をぶらぶらと散歩。

2014年11月28日金曜日

三日目

さて、昨日で MBSJ2014 が終了。三日目の午後は今回のメインイベント、細胞競合ワークショップ。オーディエンスは立ち見が出ていたし、議論も活発で盛り上がっていた。実際どのトークも面白くて最初から最後まで楽しめた。細胞競合というコンセプトのもとに、皆さんそれぞれ独特のアプローチをされている。新たに発足したばかりの新学術領域の熱気を肌で感じることができたし、細胞競合研究は確実にここから発展していくだろうと感じた。で、夜のワークショップ打ち上げパーティではその熱気はさらにヒートアップ。結局二軒目で日付が変わる頃まで飲んでいた。おなじみの方も初めて会う方も皆さん本当にいい人ばかりでたくさんの元気をいただきました。

2014年11月27日木曜日

第五回ダートマスの集い

今日はサイズコントロールのワークショップをまったりと楽しんだりポスター会場で知り合いと情報交換したり。
で、今夜は毎年恒例となったダートマスの集い。第五回目の今年は東京駅の地下で。ちょっと少なめの四人での開催になったけど、例年通りの楽しい夜。ついに全員が日本に帰ってきたことになる訳で、今後本当にここから何かオモシロイことを始めることができればいいなと思う。

2014年11月26日水曜日

横浜へ

一日目。今日は午後に研究所を出て、夕方のポスターセッションから参加。一つ、cell competitionのオモシロイ形を見たのが収穫。夜は中華街で、昨年の神戸に引き続きFSUの集い。タラハシーでの懐かしい話は尽きず、思わず二軒目へ。

2014年11月25日火曜日

準備完了

学会準備はほぼ完了。ポスターは結局、発表スライドをほぼそのまま印刷したものをペタペタ貼付ける形式にした。まぁ並べてみたらそれなりに見えるし、しっかりデスカッションさえできればいいでしょう。ポスターディスカッサーとかいうのがよく分からないけど、初めてなのでちょっと楽しみ。
さぁ、ということで明日から三日間、日本の生物学者の祭典を楽しみにいきましょう。

Il Pumo Primitivo

Cantine San Marzano Il Pumo Primitivo
イタリア、SalentoのPrimitivo。プラムとチェリーの華やかな風味。非常にフルーティでバランスもよくてとても飲みやすい。千円ちょい。
ちなみに、このイタリアのPrimitivoって、アメリカのZinfandelの祖先種と言われていたらしいのだが、最近の研究ではZinfandelはクロアチア原産のCrljenakという種と同一であるという結果が出ているんだそうな。

2014年11月24日月曜日

風邪

今日は一日ゆっくりと、学会のトークの準備。まぁだいたいのスライドはできたけど、どうなんかな。結構トークの時間は短いから、全部をインクルードすることはできへんのよね。明日はポスターも作らないとあきません。
ところで、昨晩辺りから風邪がひどくなってきた気がする。まずいなぁ。。。

2014年11月22日土曜日

Interview with Comet

昨晩はおなじみM研の二人を呼んで、三人でコメット博士を囲んでの歓迎会。なんかいつにも増して I 助教のトークに勢いがあって、とても楽しい夜だった。で、今日は朝から昼過ぎまでコメット博士と二人での濃密なデスカッションタイム。実は昨日が初対面にもかかわらず、もう何年もお互いにブログを読んでいるし、見ている細胞達のビヘイビヤーに関連性の高いものが多いだけにあまり多くは語らなくてもお互い理解し合える感じ。こんな関係は本当に珍しいよなぁと思う。今日はこちらの話も色々と聞いてもらって貴重なつっこみもたくさんいただいた。もっとしゃべりたいことがあった気がするけど、続きはまた来週、横浜で。ということで、もうほんまに来週のプレゼンの準備をせなあかんやん。

2014年11月21日金曜日

Dr. Comet

本日は、コメット博士が来所中。これまた昼に伝説の三島ウナギでパワーアップしてもらってからセミナー。進行中のプロジェクトも含め、非常に興味深いお話を聞かせていただきました。

FSUで、、、

どうやらFSUの構内で銃乱射事件があったようだ。夜中に大学の図書館で学生が3人撃たれて、犯人は駆けつけた警官に射殺されたとか。自分も少し前まで毎晩のようにこの構内にいた訳で、あぁやっぱり怖いなぁと思う。近所の銃声なんて日常茶飯事だったし、Virginia Techの事件の頃からか、やはりここでもああいうことは起こりうるんだという覚悟を常に持ってはいたけど、実際に大学でこういうことが起こるとは。。。今はとりあえず、撃たれた学生が回復することを祈るばかり。

2014年11月20日木曜日

今年三回目

今日の午後は特殊健康診断。またもや血を採られた。ここに来てからこの8ヶ月ほどで3回目。アメリカにいた時は一回も採血されたことはなかった、というか健康診断自体受けた記憶がないことを考えると、やっぱり日本は検査体制がしっかりしてるんやね。それにしてもこのところ随分寒い。なんか昨日辺りから喉が痛くなってきた。風邪に気をつけないと。
そろそろ来週の学会の準備を始める。

2014年11月19日水曜日

ピザ

今日は昼にサッカーの練習をしに行った以外はずっとコンフォーカル画像をいじくっていた。なんか早速ちょっと煮詰まってきた感じ。
これはなんかピザみたいやなぁ。

2014年11月18日火曜日

It is there

で、講義の最後にモラタ爺からの大学院生へのメッセージを紹介。エエ言葉やなぁと思う。

My PhD supervisor Antonio García-Bellido used to say that one should “sleep with the problem”, and I give the same advice.  Science is a creative activity and an amount of obsession is essential for scientific progress.  I tell my students that scientific topics are not interesting or boring; it is scientists who make them interesting by finding unexpected sides of the issue or establishing unsuspected connections with other processes.  It is there where their creativity lies.  Curr. Biol. 16: R976-977.

100分

昨日の午後、担当になっていた発生生物学の授業だった。論文ベースの授業なのだが、最近の論文は結構細かいメカニズムまで踏み込んでいるものが普通なので、分野外の学生にはかなり難解なはず。しかも一本の論文だけで一つのコンセプトを紹介するのはなかなか難しいし、そもそもデスカッション形式とはいえ100分の授業は持たない。ということで、今回は2002年の論文のイントロダクションとして、Cell Competitionの発見となった1975年のMorata and Ripollの実験内容についても少し時間をかけてクイズ形式で紹介してみた。予備知識を持たない学生でも理解できて、しかも楽しみながら議論に参加できるような内容を心がけたつもりだったけど、やっぱりデスカッションを盛り上げるのはなかなか難しいなという印象。オブザーバーというか盛り上げ役として参加してくれているS先生とH先生がいてくれなかったら100分は持たなかった。まぁこういうのも経験が大事やね。次回はもっと学生が積極的に発言できるようなものにできればと思う。

2014年11月15日土曜日

3 confocal days

この三日間、寝ているとき以外はずっとコンフォーカルを動かしていた。一応時間をかけてスキャンしただけあって結構きれいな画像が得られてはいるのだが、フェノタイプ自体があんまりきれいに来ていない気がする。まぁこれまたじっくりと画像解析していくしかないか。学会までに出来れば良いけど、その前に今週末は来週月曜日に担当が当たっている大学院の授業の準備をしないといかんなぁ。発生生物学の中から一つのコンセプトをテーマにして、一本の研究論文をベースに学生達と英語でデスカッションしながら進めるという感じの授業。ジャーナルクラブみたいなただの論文紹介とは違って、学生達にデスカッションを促しつつというのがなかなか難しい。結構しっかりとストーリーを準備していかないとなぁ、という感じ。ちなみに今回取り上げるのは、モレノ先輩の2002年Natureの論文。。。

2014年11月11日火曜日

Drosophila as a model in cancer

スペインIRB主催のBarcelona BioMed Conference、「Drosophila as a model in cancer」。来年の6月についに第二回が開催されるようだ。「Modelling cancer in Drosophila」というタイトルだった前回は、2009年の9月だったから6年ぶりか。すでに予定されているスピーカーは前回と半分くらい同じだけども、これまた錚々たる豪華メンバー。これは絶対に参加せなあかんなぁ。考えてみれば、あの2009年のバルセロナでのトークは自分にとってのこの分野でのデビューの場だった。自分がトークの中でMahjongのCGナンバーを発表したときに、オーディエンスが皆一斉にメモを取ったシーンが鮮明に思い出される。こじんまりとしたミーティングだったので色んな人と知り合えてとても楽しかったし、あの時のトークを覚えてくれていた人は多い。
ということで、とりあえずアブストを投稿するかな。

Santa Alicia Reserva

Santa Alicia Cabernet Sauvignon Reserva 2013
チリ、マイポヴァリーの Cabernet Sauvignon 100%。スパイシーで果実の濃縮感がある明るい風味のカベルネ。タンニンの余韻も程よい。そうそう、自分の中でチリのワインってこういうイメージやなぁと思った。千円ちょい。

2014年11月10日月曜日

みかん狩り

この週末も隣の伊豆の国市へ行ってみかん狩り。急な斜面を登っていくと、みかん畑の向こうには素晴らしい眺望が広がっていた。伊豆の甘いみかんでみんなお腹いっぱい。

2014年11月9日日曜日

アブスト投稿

来年三月のFly Meetingのアブストラクトは明日で投稿締切。ということで、今晩投稿完了。そういや今年のFly Meeting @ San Diegoはちょうど帰国時期と重なって参加できなかったので、二年ぶりになるのか。実はシカゴに行くのは初めてになるので楽しみも大きいけど、やっぱりアメリカの友人達との再会が楽しみやなぁ。できればプラットフォームでトークしたいねぇと思いながら書いたけど、さてどないなるかな。

2014年11月8日土曜日

組織恒常性を維持する適者生存

ということで、今月の横浜の分子生物学会では以下のワークショップでトークします。

3W11 組織恒常性を維持する適者生存 – 細胞の競合と協調 –
11月27日(木)13:15 – 15:45 第11会場
細胞社会において環境適応度の異なる細胞が共存すると、それらの細胞間の境界で生じる相互作用によって適応度のより高い細胞が「勝者」、より低い細胞が「敗者」となる。勝者が生存して敗者が排除されることで、組織恒常性が維持されると考えられる。このような競合現象は様々な実験系で観察されるが、その分子実態は未解明な点が多く、その生理的意義や制御機構の解明に注目が集まっている。本ワークショップでは、様々な組織において観察される多彩な細胞競合現象について、その生理的意義と普遍的分子基盤について議論する。

面白そうなトークが目白押しのワークショップなので、皆様是非ご来場下さいませ。
あれ、この日、実は自分の誕生日やん。

今月後半へ向けて

なんか今月は後半にたくさんイベントの予定が入っていて、そろそろそれらの準備をしないとなという感じになってきた。一番大きなイベントは25日から27日の分子生物学会なんだけども、今回はワークショップでトークする人もポスターを出さなきゃいけないらしいので、どっちも準備せなあかんやんという話。まさに現在進行中の内容なので色々と新しい素材を作らないといかん。学会前にもう一つだけ確認して取っておきたいデータもあって、今晩で染色は終了するのだが来週落ち着いてコンフォーカルできるかな。再来週は毎日予定が詰まっているので来週やるしかないんやけど。

2014年11月6日木曜日

Finca Cerrada Reserva

Finca Cerrada Reserva 2006
スペイン、ラマンチャのフルボディの赤。ブレンドはTempranillo 50%、Cabernet Sauvignon 50%。これはなかなか濃くて深みのある好みのワイン。熟した果実にスパイスの風味で複雑だけどバランスが良くて飲みやすい。千円ほど。

2014年11月5日水曜日

秋祭り

文化の日、友人の家族に誘われて、近くの伊豆の国市にある小さな田舎町での神社の秋祭りに行ってきた。こういう日本の田舎に昔からある雰囲気の中に身を置くと、心が落ち着く。

2014年11月4日火曜日

霜月

今朝はだいぶ冷え込んでいる。いよいよ冬かな。やっぱりフロリダに比べるとだいぶ寒い。日本で流行っている「あったかインナー」ていうのを買ってこないとだめかも。
今月は下旬になんやかんやとイベントがあるので、そろそろそれらの準備を進めないとな。

2014年11月3日月曜日

麦茶

一昨日の土曜日は、秋葉原で研究所の公開講演会兼大学院説明会。ということで、研究室紹介のためのパネル展示に参加してきた。一般の方から大学院を考えている学生の方や高校生まで、結構みなさん熱心に聞いて色々と質問をしてくれるので説明にも力が入った。やれやれということで帰り際、会場の出口で獲物を狙うようなSM博士とJK博士に「ちょっと麦茶でも飲みませんか」と声をかけられた。まだ5時前だったし、まぁ一杯ぐらいやってから三島まで帰りましょか、という気になって三人で駅前の居酒屋へ。そこで、ちょっと麦茶どころか三人で何杯ジョッキを空けたか分からないほど飲みながらの大ディスカッション大会。気が付いてみたら11時前。当然三島までは帰れないということが判明して、そのまま三人でSM博士の都心別邸へ。ここでもさらにビールを飲みながら結局2時くらいまでしゃべっていた。完全に飲み過ぎたけど、テニュアトラックお二方との本音トークは久しぶりの強い刺激でとても楽しい夜だった。

normal stage 10

正常なヤツはこんなんです。前後半々にキレイにcolumnarとsquamousに分かれていく、そんなfollicleが大好きです。