明後日から、神戸でBMB2015が開催されますね。今年は分子生物学会と生化学会の合同大会なので、すごい人出なんでしょう。
さて今回は紆余曲折あって、一日目の午後のワークショップ「異種間比較が解き明かす生命システムの普遍性と多様性」のオーガナイザーを務めることになりました。題名の通り、いろんな生物を用いた多岐にわたるオモシロイテーマの研究を聞くことができるはずですので、皆様是非お越しください!
[1W6-p] 異種間比較が解き明かす生命システムの普遍性と多様性
2015年12月1日(火) 14:00〜16:30 第6会場
これまで生命科学は種の違いを越えても揺るがない普遍的原理が存在することを明らかにしてきた。これらの研究では主にモデル生物を用いられてきた。一方で、この地球上には既存のモデル生物以外に様々な興味深い特性を持つ生物がいる。たとえば、がんにならないとされるハダカデバネズミ、また、際立った再生能力をもつイモリなどである。このような特性が異なる生物種同士(たとえば、がんを発症するマウスとしないハダカデバネズミ;再生できるイモリとできないマウス、など)を直接比較することで特性の違いの背景となる分子機構を明らかできれば、その生命システム(たとえば、がんの発症機構や再生機構)のより深い理解が可能となろう。また、同時にその理解を生物がもつ普遍性と対峙させることで、生命の多様性の意義や進化の理解が深まるであろう。本ワークショップでは異種動物の比較を基盤とした意欲的な研究の紹介を土台にして、この研究戦略の方向性や発展性を議論したい。
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