2024年9月25日水曜日
2/100
少し前から学部生達がいよいよDf linesを使ったスクリーニングを始めている。先週、出張から帰ってきてどんな具合か見てみたら、もう結構な数の掛け合わせで次世代のハエが出てきていた。ということで、複眼の表現型解析を進めているわけなんだけども、元々の症状というか標準型としている複眼の形態に変化が生じているようなハエはまだ出てきていないらしい。すでに50ライン以上は見ていたようなので、まだ一つも出てきていないのは良いような気もするし、全く出ないかもという不安も出てくる。そんな訳で、やっぱり自分でもちょっと見てみようと思って見始めたら、はじめの100ラインほどの中に、複眼が少しだけ小さくなっているものと、逆に少し大きくなっているものを見つけた。2/100はまぁまぁ良い線な気がする。全く出てこなかったら当然失敗だし、あまりたくさん出てきてもそれはそれでスクリーニングにならないので、1st screeningにおける当たりの確率はかなり重要だ。それは良いのだけど、学部生はこれらのフェノタイプを見逃していたということなので、ちょっと話を聞いてみたら、複眼全体の大きさには気を付けていなかったということだったけど、逆にブツブツの大きさとか細かいところを一生懸命見ていたようだ。もう少し見分け方を指導しないといけないかな。
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