2024年10月31日木曜日
Visa process
来年1月からの赴任に際して、勤務が始まる少し前に入国して生活のセットアップをするために、12月中旬には入国しようとして準備を始めていたのだが、そういえばまだ就労ビザ(H-1B)の証明書類が届いていない。ビザ申請に必要な情報を大学のほうに提出したのは7月頃だったので、さすがにもう受理されているだろうと思って大学に問い合わせてみたら、まだだと言う。しかも、対応してくれている弁護士によると、ビザプログラムが始まる日より10日以上前にアメリカに入国してはいけないのだそうだ。つまり、入国は12月23日以降でなければならないということになる。知らなかった。。。ということで、12月中旬から入国しようと思って始めていた準備を色々と考え直さなければならなくなってしまった。結構しんどい。一方で、大学から来るはずのファンディングのレターが来なくて焦っていた大学院生の F に、ついに昨日そのレターが届いたらしく、大喜びのメールが送られてきた。まぁまぁそれは良かったのだけど、イランからのもう一人の大学院生 M もビザの申請手続きに関することについて、大学の方から返答が得られていないらしい。さぁ、1月にLafayetteで3人全員揃うのだろうか。
2024年10月25日金曜日
帰宅
無事京都に帰って来ました。昨日、Lafayetteのホテルを出たのは昼前だったので、38時間くらい移動をしていたことになるか。京都はずいぶんと秋らしくなった気がする。とりあえずいつもの近所のスーパーで買い物をして、この日常がなんとも愛おしく感じた。やっぱり岩倉は平和だ。
Horizon 1
アトランタ経由で到着したソウルのインチョン空港のラウンジで約5時間のトランジット中。ATLーICNが15時間超のロングフライトで、断続的に結構寝たもののかなりキツかった。これまでにも何度かこの便に乗っているけど、いつもこんなに長かったんだっけな。で、この15時間ほどの間に、イランの学生 F の入学関連の事務手続きに関して早速大学の方で何らかのミスがあったようで、焦って取り乱した F からメールが何通か来ていた。まぁ、こういう事務手続きが一回でスムーズにいかないのはアメリカの常だと思っているので大して驚きはないのだけど、今回はビザ申請を迅速に済ませないといけないので焦る気持ちは分かる。というか、自分のビザ関連書類もまだ届いていないんだった。
飛行機の中で、「Horizon: An American Saga」というケビンコスナーによる四部作の第一章を鑑賞。3時間の映画だったけど、映像に迫力があってなかなか楽しめた。まぁ以前にも住んでいたのだから今更なんだけど、アメリカってこういうワイルドな人達が切り拓いた国なんだよなぁとしみじみ。
2024年10月23日水曜日
Mission complete
さて、明日の夕方の飛行機でLafayetteを出るので、今晩が今回のアメリカ出張の最後の夜になる。この二週間半、これまたエライいろんなことがあって本当に忘れ得ぬ旅になった。今回のミッションがかなり大変なものになることは分かっていたので結構不安もあったのだけど、計画していた全てのことが何とか無事終わって帰れそうなので、今晩はちょっと心穏やかだ。そういえば、先週ちょうどLafayetteに到着した頃にこちらの大学から連絡があって、うちのラボでのPhDプログラムを志望していた学生が2人とも合格したことが分かった。これは大変喜ばしいことなのだけど、実は二人ともイランの学生なので、現在の中東情勢を考えると、彼らのビザがスムーズに発行されるかどうかという心配は残っている。まぁでもとりあえず、今回の旅でやれることはやった。
2024年10月22日火曜日
ラボスペース
今日もまた大学へ。この夏からここのDepartment of Biologyに加入した新任教員の女性3人と初めて挨拶して、皆んなで一緒に教職員用の食堂へ行ってランチ。自分は1月の春学期からのスタートだけど、採用年度としては彼女達と同期ということになる。ということで、世界のいろんな場所(イギリス、オーストラリア、ニューヨーク、日本)で研究していた4人が何かの縁でここに集まった訳だが、面白いことになぜか初対面という感じがあまりなくリラックスして話せたので、まぁ仲良くやっていけそうな気がする。
その後、学部長のカレンに自分のラボが入る予定の場所に連れて行ってもらった。その場所は、前学部長のポールのラボが入っていた部屋で、ポールが今少しずつ整理をしてくれているということなのだが、まだまだ色んなものが残っていたし、かなり古びた実験室という印象。そろそろ引退を考えているポールが使っていた場所なので古いのは当然なんだけど、まぁアメリカの州立大学の典型的な古い研究棟という感じ。来年ここに来たら、まずはラボの掃除からという感じになるだろうな。
2024年10月21日月曜日
日曜
今日は朝からダウンタウンに出かけたのだけど、日曜の朝ということであまり店は開いておらず、近くの大聖堂とその背後に広がる墓地を訪れた。この辺りの墓地は、遺体が納められた石棺が地上に立ち並ぶNew Orleansスタイルで、なかなかに雰囲気がある。その後、少し郊外にあるVermilionvilleという、この辺りに入植したフランス系移民の人達の昔の町を再現した場所を見学。昼はまだまだ暑いけど、街はすでにハロウィーンの雰囲気に包まれている。
2024年10月20日日曜日
2024年10月18日金曜日
LFT
先週ミネアポリスを出てから数日間のシークレットミッションを完遂して、今週からいよいよルイジアナ州のLafayetteに入った。ルイジアナ大学での勤務が始まるのは来年1月なので、実際この町に引っ越してくるのは12月下旬になる予定。ということで今回の訪問では、大学で自分の研究室が入る予定のラボスペースの下見をしたり、他の先生と授業のことについて話したり、あとは住むためのアパートを探したりとか、結構やらないといけないことは多い。Lafayetteを訪れるのは、今年4月のインタビューのとき以来2回目なのだけど、以前に長いこと住んでいたTallahasseeと雰囲気が似ている南部の町だからか、車で走っているうち案外すぐに慣れてきた感じがする。
2024年10月8日火曜日
DBC Symposium
今朝から始まったミネソタ大学のDevelopmental Biology Symposiumに出席。今年は、Drosophila TGF-betaの研究で有名なDr. MOのリタイア記念ということで、スピーカーは結構ショウジョウバエの人が多くて、今日だけでも4人のビッグショットによるトークがあった。去年も2回ここに来てセミナーをさせてもらったりしたおかげで、意外と出席者に知り合いが多くいて、休憩時間には何人かに声をかけてもらった。
2024年10月7日月曜日
2024年10月5日土曜日
第2回!
今週、月火水の3日間、遺伝研で「倍数性+サイズ生物学ジョイント研究会」を開催した。去年の9月に第1回倍数性研究会を開催したので今回が第2回ということになるのだけど、今回は山口のHさんが主催しているサイズ生物学研究会との共同開催ということになり、スピーカーの数が倍になって全体の参加者も46人に増えた。この人数で3日間となると、これはもう結構ちゃんとした学会の雰囲気がある。自分としてもこの3日間でかなり多くの参加者と交流することができたし、2日目夜のポスターセッションでは軽食とアルコールドリンクを提供したこともあり、かなり盛り上がっていたように見えた。開会の挨拶でも話したのだけど、倍数性とサイズというトピックは密接に関わっていることが多いにもかかわらず、これまであまり交わることのなかった研究者達が交流することで、新しいものが生まれるきっかけを作ることが出来たのではないかと思う。この研究会の事の起こりは5年ほど前、自分が北大にいた頃、ある日急に思い立って変革領域の申請についてUさんに相談しに行ったのが始まりだ。その後すぐに今のコアメンバーに声をかけていったのだけど、5年経ってこんな立派な会に成長するとは思いもよらなかったし、もしかしたらこの10年間日本で自分がやってきたものの中で、学術会への功績としては最も大きなものの一つなのではないかと思ったりもする。そんな訳で、来年から自分が代表としてこの会を仕切ることはなくなるけど、今後も続いていってくれると嬉しい。
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