今日の午後、子供達が習い事に行っている間、ソファーの上でゆっくり鬼滅の最終巻を楽しんでいたら、家の近くで何かがぶつかったような大きな音がした。窓から外を見ると、うちのすぐ横を流れている川に、軽自動車が一台ひっくり返った状態で落ちている。え?車が落ちたということは中に人がおるんとちゃうの、とか思いながら、少しの間ベランダから観察していたのだが、動きがない。あれ、これはもしかしたらヤバイことになっているのかも、と思って急いで家を飛び出して河岸まで走って行くと、河岸から5mほど下の川の中でひっくり返った車の中から一人のおじいさんがよろよろと出てきた。歩いてはいるものの頭に怪我をしている様子だったので、そこで待っとってと声をかけながら119番へ電話しようと思ったら、向こう岸にいる人が、先ほど警察と救急を呼んだとこちらに向かって叫んだ。すぐにサイレンが遠くから聞こえてきたのだけど、狭い道を何本か入った分かりにくい場所なせいか、なかなかこちらまで来る様子がない。なので、もう一度家に走って帰って自転車を出してきて、少し離れた場所で迷っている救急車を見つけだして河岸まで誘導した。おじいさんが救急車に運び込まれてから、警察の現場検証に付き合って自分が見たことを色々と説明。自分は転落する場面を見なかったのだが、ひっくり返った車の状態を見るとどう考えても前進して転落している。自分が一つ気になっていたのは、車が転落した直後、そばにもう一台車がいて、自分が河岸に来た時にはまだその車の運転席におばちゃんが一人いたのだ。おかしなことに、そのおばちゃんは何も気にせず車の中でスマホを見ていたのだけど、自分が川の下にいるおじいちゃんに声をかけている時にようやく出てきて、「あら、あの車、私がここでバックしようとした時見えてたけど、川に落ちたのね。大きな音がしたから何かと思ったんだけど、やだわ。。」とか言いながら何処かへ行ってしまったのだ。自分はその時すぐに救急車の誘導に向かったから、そのおばちゃんが何処へ行ってしまったのかは知らんけど、よく考えてみると、なんであのおばちゃんは車の中で知らん顔してたんやろか。転落時の大きな音を聞いているのに、ほんまに気付かんかったんやろか。しかも、えらいことになっとるのを見てすぐに立ち去るのはなんかおかしくないかな。とか、モヤモヤ考えながら家に帰ってきて、もう一度窓から事故現場を眺めたときに、ふと転落直後にベランダから見た光景が脳裏によみがえった。たしか、転落した車を誰かが河岸から覗き込んでいたような気がする。。。もしかしてあれってあのおばちゃん?もしそうならあのおばちゃん何か知ってるんとちゃうんかな。。。
と、まぁなんともエキサイティングな休日の午後だった。
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