2025年10月7日火曜日

NIGセミナー

三島での滞在ももう4日目。ここも長いこと住んでいた町だから、久しぶりとはいえホーム感がある。倍数性研究会は今回初めての国際ミーティングということで、全てのプログラムが英語で行われた。例年通りとても活発な議論が行われていたし、海外からの招待スピーカーを含め国内からも今回初めて参加された方々がいて、新しい交流を広げることができてとても良かったと思う。忙しいなか色々とオーガナイズしてくれたRU、KA両博士に感謝。フランスのDr. RBからも提案があったけど、研究会の拡張の方向性を今後色々と考えていければと思う。
そして、昨日は八王子にある東京薬科大のTM博士の研究室を訪問させてもらってセミナー。さらに今日の午後は遺伝研でセミナーを行う予定。遺伝研の所内セミナーで話すのも久しぶりやなぁ。

2025年10月4日土曜日

The 3rd Ploidy Meeting

金曜の夜、無事に大阪の実家にたどり着いて、土曜日は久しぶりに少しゆっくりすることができた。そして今日の昼からいよいよ倍数性研究会が始まるので、今朝は早くに家を出て、今新幹線の中でこれを書いている。今回の倍数性研究会はいつものように遺伝研の研究会なのだけど、第3回目にして小規模ながらついに国際学会になった。そんなわけで、今回は自分も海外からのスピーカーの一人として招待してもらった。
自分のトークは明日。現在改訂中の論文、WMラボとのコラボの仕事を紹介する予定。タイトルは、「Polyploidy reprograms epithelial cells for motility and phagocytosis」。

2025年10月2日木曜日

出発

今週も忙しかった。といってもまだ木曜だけど、今日から日本へ出張ということで、いまLafayetteの空港でこれを書いている。まだ夜明け前で外は真っ暗。早朝に活動するのもだいぶ慣れてきた。そして、今学期の授業もだいぶ慣れてきたかもなぁと、今週感じた。毎週準備が大変なのは変わらないけど、生徒達ともだいぶ打ち解けてきた感がある。来週は出張なので講義はありませんという話をしたら、結構みんな興味があるようで、日本について色々と聞いていた。
さて、これからまた24時間の移動だけど、移動中に来週三か所で行う予定のトークのスライドを作ることができればと思う。

2025年9月27日土曜日

秋か

朝晩少し涼しくなってきて、日が暮れるのが少し早くなった。昼間はまだまだ暑いけど、秋なのかな、と感じる。写真は、毎日ラボの窓から見える夕焼け。

交渉

今週ももう土曜日。月水金と授業をやっていると、ほぼ毎日講義の準備に追われている感じになるので、本当に一週間経つのが早いな。そして今週は、いよいよ出発予定が来週に迫ってきた日本出張に行くことができるかどうかがかかった交渉を毎日続けていた。先週から、Dean of College(学部長)と Department Head(学科長)に対して、大学上層部に掛け合ってもらうように何度かメールを出していたのだけど全く返事が返ってこない。これはあかんなと思って、遺伝研のAさんに頼んで、学会のOrganizing Committeeからのレターという形で、Deanに対して私の出張をサポートしてくれるよう要請する手紙を書いてもらった。どうやらそのレターが効いたようで、水曜日に突然Headが自分のオフィスに直接話をしに来てくれた。彼女曰く、現在の支出削減策、特に海外出張制限について大学に例外を認めさせるのは難しいだろうと。なので、今回は特別にDepartmentとCollegeから緊急支出を行うので、それでなんとかして欲しいということだった。まぁだいぶ遅かったけど、一応サポートするために動いてくれたということに感謝。そして大事なのは、少なくともCollegeレベルで今回の出張に対する許可が出たということになる。

2025年9月21日日曜日

stressed out

なんか、先週あたりから急に締め切りのある書き物が出てきたり、それ以外にも頭を悩ませる問題が色々と出てきたりして、頭も身体も余裕がなくなってきた。しかもこんな時に、H-1Bビザの手数料として毎年10万ドルを課すことにする!とかいう驚愕の大統領令が金曜日に出された。どう考えても大学が一教員のために払える額ではない。え、これはもしかしたら一年で失職か?と愕然としたのだけど、今日訂正されて、これはannual feeではなく今後の新規申請の際にかかる費用になるとのこと。自分を含め既にH-1Bで入国している人に課されるものではないし、リニューアルの際にも課されないようだ。しかも条件がなんだか不透明で、大学の教員は免除されるのではないかという憶測が広がっている。いずれにせよこれはかなり焦った。本当に勘弁して欲しい。
そして、それとはまた別の理由で、来週から予定している日本への出張が危うくなってきている。今回は、10月5日と6日に遺伝研で開催される第3回倍数性研究会に出席するための出張で、先月の段階で既に出張承認プロセスを経ていたのだけど、新学期から学長が変わり、緊縮財政策が発表されて海外出張自粛の通達があった。これにより、先週急に自分の出張申請が却下されて返ってきた。すでに飛行機のチケットは予約していたし、日本での講演の予定も入っているので、先週から再三上層部にメールを出してアピールしているのだが、今のところ返事が返って来ず、このまま承認されない可能性が出てきた。日本とアメリカの両方に自分の研究費があるのだけど、どちらも直接この出張費に使えないとなると、どういう手があるのか。。。

2025年9月20日土曜日

Baton Rouge

そんなわけで先週末は、京大からの学生を連れて近隣の観光へ。土曜日はタバスコミュージアム、そして日曜日はバトンルージュへ行ってきた。バトンルージュにあるLSUへは何度も行っているのだけど、ダウンタウンの方は歩いたことがなかったので、バトンルージュ観光は自分にとっても初めて。しかし、日曜は開いていない場所が多くて、旧州会議事堂とかタワーとかには入れずちょっと課題を残した。

Visit from Kyoto

先々週の金曜から今週の月曜まで10日間、京大のラボで研究していた学生3人がこちらを訪問していた。博士課程のロイと、この6月まで自分が不在の間も含め京大のフライルームでスクリーニングをやってくれていたバイトの学生2人。出張ということで、一週間毎日朝から晩まで結構しっかりと働いてもらった。自分が用意しておいたスクリーニングの続きも少し進んだし、ロイと一緒にここの共通機器のコンフォーカルを使って初めてタイムラプスも試すこともできた。タイムラプスは途中でレーザーが止まってしまってどうもうまくいかないのだけど、z-stackは綺麗に撮れることが分かった。金曜日のラボミーティングでは、ロイが自分の研究内容を紹介して、その後ラボメンバーみんなで近くのインド料理レストランへ。こちらの新しい大学院生達は、実験の技術的なことをはじめ色々と聞けたようだし、日本の学生達は3人ともアメリカでの初めての経験ばかりで、かなり楽しんでくれたようだ。

2025年9月17日水曜日

Kimetsu

いよいよアメリカでも公開ということで、昨日町の映画館へ観に行ってきた。こんな田舎町でも字幕版の公開をするというのはすごいことだと思う。内容は、噂に違わずスゴイの一言。一度マンガで全部読んでいるとは言え、結構忘れていた場面もあったし映像も音楽も素晴らしく、二時間半最後まで楽しめた。リピーターがたくさんいるというのも頷ける。

2025年9月13日土曜日

序盤三週終了

忙しすぎて、ブログを書く時間がなかった二週間だった。。。
いやぁ、やっぱり新しいコースのデザインをするのはかなり大変ということを実感。まぁ春セメの「Genetic Model Systems」も完全に新しいコースだったのだけど、ぴったりのテキストブックが見つかって、それに沿って組み立てていったのでなんとかなった感じだった。今回の「Advanced Cell Biology」は、教科書は探せば色々とあるし、前任者の資料ももらおうと思えばもらえるのだけど、今回は教科書なしで完全に自分のアイデアをもとにコースを組み立ててみようという試み。そんな訳で、GPTとも相談しながら毎日文献を漁りまくってなんとか水曜と金曜の講義を間に合わせている。生徒は13人。講義をしていると、頷きながら一生懸命ノートを取っている学生が結構いるので、まぁまぁ皆ついて来てくれている感覚はある。

2025年9月1日月曜日

第一回ラボミ

金曜日、いよいよここでの第一回目のラボミーティングを行おうということになり、初めてラボメンバーが集まることになった。この秋セメから来ることになった学生の中には、まだ他のメンバーと顔を合わせたことがない人もいたので、若干ぎこちない雰囲気の中、まずはウェブサイト用のグループ写真を撮ろうということになり、研究棟入口のロビーのところで記念撮影。学生は全部で8名だけど、春に手伝ってくれていた学部生のGだけはこの日来れなかった。この3ヶ月ほどはJMとJPの2人だけだったので、今週から急に人が増えて学生達をコントロールするのが大変になりそうやなぁ。
それにしても、こうして並んでみるとかなりダイバーシティが高いね。

2025年8月30日土曜日

第一週目終了

秋セメ第一週目終了。やっぱり始めの週は疲れるね。まぁ、長い苦難の4ヶ月の始まりだけど、とりあえず学生達と一緒に今回のコースのパターンを確認できたという感じ。今回は毎週一つのトピックを決めて、水曜日に講義をして、そのトピックに関する論文を課題として渡す。生徒達はいくつかのグループに分かれて、翌週の月曜日にその論文の内容についてプレゼン&ディスカッション。金曜日は論文のバックグラウンドを講義して、残りの時間は翌週のプレゼンに向けて生徒達がグループに分かれて相談、という流れ。これでいくと、授業は月水金だけど、自分が講義をするのは水曜日の一回と金曜の前半だけということになる。よーし、これなら何とかいけそうやん、という手応えを得た。もちろんこういうスタイルは、自分がやる講義の負担を減らす工夫でもあるのだけど、学生にとってもプレゼンやグループディスカッションというのは、自然と積極的に参加して自分で考えることにつながり、いわゆるアクティブラーニングとして有効という感じがした。今後4ヶ月をかけてどんな感じになっていくのか、まぁまぁ楽しみになってきた。

2025年8月27日水曜日

Ni-E移設完了

昨日の朝、こちらのNikonの技術者の方が二人来てくれて、Ni-Eの組み立てと調整をしてくれた。なんかここ最近リノベーションの件で、作業を約束していた日に来てくれないのが普通だったり、来てくれたとしても途中で帰ってしまってそれ以上来なかったりとかいうのが日常だったので、時間通りにちゃんと来て丁寧な作業を(しかもタダで)やってくれたことに感動した。まぁ、ちゃんとした会社の人達は普通そうだと思うんだけど、あまりの酷い対応に慣れてきている自分に気付いた。ともあれ、これで実験に必要なものはほぼほぼ揃ったのではないだろうか。あとはハエ達の餌を作るためのフライキッチンの整備か。
そういえば今日の午後、試しにNi-Eを動かしていて思ったのだが、少し前にデモで来てもらった2種類のオールインワンの顕微鏡と比べて、画質はNi-Eの方が良いと思う。しかも、自分にとってはやはり、接眼レンズから覗いてじっくり観察するスタイルの方がしっくりくる。

ACB1

いよいよ新学期第一週が始まった。今回のコース「Advanced Cell Biology」の第1週目のテーマは、Evolution of Multicellularity。ということで、月曜に引き続き今日が2回目の講義。生命の長い歴史の中で、単細胞生物から多細胞体制への進化は様々な分岐群で何度も起こっているようだが、この大きな変化はなぜどのようにして起こるのかという話。今日は主に、ChlamydomonasとVolvoxの比較を例としながら話した。これは基礎生物学で結構一般的なテーマだけど、ものすごく根本的であり奥深い問いなので、やっぱり面白いよね。今回の生徒は学部のシニアから大学院生まで14名。今朝は結構熱心に聞いてくれている子が多い気がした。

2025年8月23日土曜日

Advanced Cell Biology

今週から新学期の開始ということで、今週は大学の色々な会議やイベントに参加していて、授業開始前の一週間が飛ぶように過ぎ去ってしまった。ということで、月曜から授業が始まるのだけど、まだまだ準備ができていない。この秋学期担当するのは、「Advanced Cell Biology」。月水金の朝9時から50分の講義。そして、それに加えて月曜の午後は「Advanced Cell Biology Lab」の実習まである。かなりヘビーだし、そもそもアドバンスドと言ってもCell Biologyなんてかなり広い分野なので、どうしたもんかとこの夏の間ずっと頭を悩ませていた。まぁいまだに悩んでいるのだが、とりあえず今週はシラバスを書かないといけなくて、ぎりぎりこの週末で完成させる。中間期末試験の週を入れると全16週、講義は全部で40回以上あることになる。一回が50分とは言え、どう考えても多すぎる。まぁ細胞生物学の分厚い教科書をなぞっていけば40回分のトピックはあるだろうけど、そんな退屈な授業はしたくないし、アドバンスレベルだからそういう基礎的知識はあるものとして考えたい。ということで、自分が考えている細胞生物学の一つのコンセプトを、学生たちと一緒に14週かけて追求していきたいと思う。
「From the origins of life to the social behavior of cells, differences between unicellular organisms and multicellular systems, and ultimately to the breakdown of these systems in cancer.」

2025年8月14日木曜日

高校開始

今週から高校の新学期が始まった。ということで、いよいよ下の子がここの高校に通い始めた。これまでになんやかんやと手続きがあったのだけど、この夏に高校の校舎が新しく作られていたこともあり、訪問することもできていなかったので、新学期一日目に全く初めての場所に行くというなかなか不安な感じの始まりだった。日本の高校とは全く違っていて、ホームルームはなく、授業がある教室へ各自が移動するという大学に近い感じのシステムなのだそう。そんな中でももうすでに数人の友達が出来たようで、まだまだ手探りではあるけど、とりあえずはスタート出来たという感じ。
それにしてもアメリカの高校は朝が早くて、7時には登校していないといけないということで、家を出るのは6時半。朝、車で送りに行くと高校の横の道にはすでに送迎の行列ができていて、車の窓から朝日が昇るのを見ることができる。自分もとりあえずこの時間に合わせているので、今週からラボに来るのが8時になった。

Ni-E

先月京都からまとめてFedExで送付した荷物の中に実体顕微鏡が5台あったのだけど、これらは何の問題もなくこちらに届いた。で、実はそれ以外にもNikonの蛍光顕微鏡 Ni-E があって、こちらはもうだいぶ前に分解して8箱に分けてしっかりと梱包してもらっていたのだけど、普通に送るのはさすがに怖いので、引っ越し前から専門の輸送業者と打ち合わせを重ねてきた。やはり専門輸送業者の方は輸出入の手続きがかなりしっかりしていてリライアブルなのは確かなのだが、こちらで用意しなければいけない書類の量に圧倒されて、なかなか手をつけることができていなかった。当然輸送費がかなり高くなることも分かっていたし、こちらで新しい顕微鏡のデモをしたりしているうちに、もう無理して送らなくても良いのでは、とまで思い始めていたのだけど、実体顕微鏡があっさりと届いたことで考えが変わった。もうFedExで送ってしまおうと。そんな訳で、先月末に京都のYラボの方々の協力のもとNi-Eが入った8箱を送り出してもらったところ、これまた何の問題もなく数日でこちらに届いた。この半年間ほど悩まされたあの輸出入関連書類は本当に必要なものなのだろうか。まぁでももう届いてしまったものは仕方ない。ということで、こちらのNikonに連絡を取って、再組立てと調整をお願いすることになった。こちらは再来週。ようやく先週から始まったラボのリノベーション工事が今週も続いているので、再来週にNi-Eがインストールされたら、ようやく本格始動できるかな。

2025年8月5日火曜日

FB2

土曜日、New Orleansで開催されたショウジョウバエの学会「Fly Bayou」に参加してきた。この学会はコロナ禍の2020年にWMが中心となって始めたもので、米国南部にあるDrosophila labの集まり。普段は月一回のオンラインセミナーシリーズをやっているのだけど、二年に一回実際に集まる学会をやろうということになって今回が第二回。実は二年前の第一回はバトンルージュのLSUで開催されたのだが、その時自分はたまたま出張でこちらに来ていてトークまでさせてもらったのだった。そんなこともあり、参加している人達はたいがい知り合いで、自分にとっては意外とすでにホーム感のある学会なのだった。最近、加入しているラボはかなり増えてきていて、東海岸から中西部まで30ラボに上るのだけど、今回の参加はほぼ地元のルイジアナ州から。今後もっと学会参加が増えるようにしたいね、というのが学会後にシーフードレストランで集まったボードメンバーでの議題の一つだった。

2025年7月31日木曜日

UL lines

ついに新しいラインナップのラボストック「UL lines」の整備が完了した。
こないだ京都でハエ達を整理してパッキングしていたのが7月の第一週だったので、丸一ヶ月の間ラボのハエ達の引っ越しをしていたことになる。結局、しっかり準備して送った第一陣は税関で数週間留置された挙句、日本に返送されて全滅してしまったので、控えとして用意したコピーの第二陣で新シリーズを構築することになった。この第二陣のハエ達は、第一陣が税関で止まったことを確認してから急遽用意して送り出したものだったこともあり、あまり状態が良くないものも多かった。そんな訳で、到着してからここ二週間ほどはリカバリーをしつつ、4月に送った約150本の系統との整合性を確認しながらナンバーを振り直して、ようやく新しいリストが完成した。これまで800以上あった系統を全体的に見直して、半分の400以下にまで選抜した。いやはや、だいぶ疲れたけど、やっぱりハエ達が揃うとようやくラボの基盤が整備された安心感がある。
それにしてもあの時もう一度大阪から京都へ戻って急遽第二陣を送り出したのは、自分ながらすごい英断だったと思う。絶対にやらねばと思って全く迷いはなかったのだけど、あそこで思い切ってやっていなかったらと思うと本当に恐ろしい。

2025年7月30日水曜日

UL#

今日は一日中ラボのハエのストックを確認しながら、新しいULで始まる番号のラボストックリストを作っていた。ふと気づくとラボの窓から綺麗な夕焼けが見えた。明日また続きをする。