一昨日は近所に住むジュリアちゃんのお父さん、マイクと二人で海釣りに行ってきた。土曜日の満潮が午後6時頃ということで、4時に町を出て車で30分ほどのWakulla Beachに到着。意外と潮が引いていたので、おかしいねぇと言いながらもカヌーに乗って随分と沖合まで漕いで出たが、一向に水の深い場所まで出ない。沖合に見つけたoyster barと言われる中州のようになっていて牡蠣が群生している場所に上陸して、少しの間そこでキャスティングしていたがあまり魚がかかる気配はなかったので、さらに沖へ向けてカヌーを漕いだ。少し行ったところで奇妙な光景を見た。100メートルくらいの長さだったか、海の真ん中にたくさんの小さな波が立っていてチョロチョロチョロチョロと小川が流れているような音を立てている。たぶん潮の流れがそこでぶつかっているのだろうけど、Wakulla Beachは大きな湾になっていて波がほとんどない遠浅の海なのでそういう現象が起こるんだろうか。マイクもこんなのは初めて見たと言っていた。その辺りから漕ぐのを止めてゆっくりと潮に流されながらキャスティングを続けていたが一向に潮が満ちる気配はなく、小さめの魚は結構たくさん跳ねているのだが狙いのspanish mackerelはいそうにもない。ちなみにspanish mackerelという魚はでかくて旨い、ということを聞いていただけでどんなヤツか知らなかったが、帰ってから調べたら所謂サワラの仲間なんだそうだ。そういえば小さいサメが背びれを見せて泳いでいるのも見たな。少しだけ水深の深いところに差しかかった頃にようやく自分の方に強烈な引きがかかった。カヌーが少し引っ張られる程だったので、コレは相当なモンだなと思ってようやく上げてみたら、残念ながら巨大な海ナマズだった。マイクが、まぁ食べられんことはないよ、と言うので一応キープ。その後、結局9時頃まで粘っていたが魚は全くかからず。ということで釣果は散々だったが、海の真ん中にポツンと浮かぶカヌーの上でビールを飲みながら見る海のサンセットは毎回本当に格別だ。夕暮れ時は刻一刻と空と海の色が変わっていく。ペリカンをはじめいろんな鳥が飛び交い、青空から濃いオレンジへのグラデーションが無数の波間に溶けるあの光景はなんとも形容しがたい美しさだ。帰り道、二人ともお腹が減ったのでWakullaの町のはずれに見つけたオイスターバーでまったりとしながら生牡蠣を食べた。その店を見つける前に、森の中にポツンとあった場末の居酒屋のようなところに寄って道を尋ねたとき、そこで飲んだくれている地元のオッサンが「今日は新月だから潮が満ちないんだぜ」と教えてくれた。?そういうことなんか?
で、日曜日はその取ってきた巨大ナマズをマイクの家でスモークにした。ナマズでもスモークにすると珍味という感じで、酒の肴としてはなかなかいけるかも。あーでも次はspanish mackerel釣りたいなぁ。
2009年7月21日火曜日
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