2010年12月30日木曜日
結局
結局やっぱり自分も風邪をもらってしまった。。。昨日の朝起きたら喉が痛くなっていたり寒気がしたりと急に風邪の諸症状が出ていて、特にものすごい肩こりから来る頭痛がひどい。タイレノールの投与でなんとか保っている感じ。結局家族全員で風邪をひいてしまって、今家の中は大変な状態。といっても先週仕込んだハエ達はみんなイイ感じに卵を産んでくれているので、一応毎日彼らの世話をするためにラボに出てきてはいる。この感じだと、ちょうど年明け辺りから解剖の毎日が始まりそうなのだが。。。
2010年12月28日火曜日
雪
なんか最近エライ寒い。東海岸の上の方では大雪で大変なことになっているらしいが、ここフロリダでも気温はこのところ零下にまで下がっているし、なんと昨日は雪まで降った。といっても午前中にほんの少し、アレ?もしかしてコレって雪かな?という程度の本当に少しだけちらついたという感じだったけど確かに雪だった。ちなみにタラハシで降雪が観測されたのはこの100年間ほどで7回しかないんだとか。で、この寒さにやられたのかどうかは分からないが、今うちでは自分以外全員風邪をひいてしまっていて、一番ひどいソウシロ君は高熱を出している。どうやら今週末には気温が上がってくるようだけども、このまま自分だけ風邪をもらわずに新年を迎えられるだろうかな。
refractory
refract:屈折させる
refractory:頑固な、手に負えない、耐熱性の、不溶性の、難治性の
be refractory to~:〜では効果がない、〜が無効である
Cancer cells are refractory to contact inhibition of growth.
refractory:頑固な、手に負えない、耐熱性の、不溶性の、難治性の
be refractory to~:〜では効果がない、〜が無効である
Cancer cells are refractory to contact inhibition of growth.
2010年12月25日土曜日
クリスマスイブ
今日はラボにも建物にも、というか大学のキャンパス自体に人っ子一人いない。学生達は先週から冬休みに入っているようだけど、今日はスタッフさえほとんど誰も来ていないところを見ると、アメリカではクリスマスイブもホリデーなのか?まぁ、アメリカに来てもう6回目のクリスマスだというのにそんなことも把握していない自分も変だけど。
さて、毎日クリスマスを指折り数えて興奮しきりのロウチビは、昨晩サンタさんに手紙まで書いていた。プレゼントにはなんともクールなギターをお願いしているようなのだが。。。
さて、毎日クリスマスを指折り数えて興奮しきりのロウチビは、昨晩サンタさんに手紙まで書いていた。プレゼントにはなんともクールなギターをお願いしているようなのだが。。。
片手間に
こないだの学会でポスター発表をしていたTI博士のラボの学生さんと話している時に、彼の何気ない言葉が一つ心に残った。彼曰く、「うちのラボではみんな片手間に何らかのスクリーニングをしてるんですよ」と。「片手間にスクリーニング」という言葉に、なーるほどねーとちょっと感心した。結構手軽にgenetic screeningが出来るということは、もちろんハエを使っている上での一つの大きなアドバンテージであるし、常にスクリーニングをしていれば当然常に新しいネタが生まれてくる可能性があるということになる。ということで、自分もこれからはできるだけいつも“片手間に”genetic screeningをしていこうと思って、早速以前から考えていたスクリーニングを実行することにした。といってもまずはこのスクリーニングのefficacyを裏付けるためのpre-screeningをやってみなければいかんけど。最近アンダーグラジュエイトを諦めかけていたけど、こういうモノをアンダーグラジュエイトにどんどんやってもらえば良いのかも知れんな。
2010年12月24日金曜日
ジマン
昨日、大学のニュースメールで我々の論文がDISCOVER誌のTop Stories of 2010に選ばれたことが伝えられた。で、これを受けてまたもや地元の新聞社からこのことについてインタビューをしたいとの連絡がきた。確かに18番目に選ばれたのは我々にとっても驚き以外の何物でもない、というかちょっと過大評価されすぎな気がする。自分としては、今年この分野で出た膨大な論文の中に他にも重要な発見がたくさんあったことを当然知っている訳で、ちょっと複雑な気分。とはいえ、コレはやっぱり記念に取っておかなければ、と思って今日の朝ラボに行く前に大学のブックストアに寄ってこの雑誌を探してきた。取りあえずキレイなヤツを二冊選んでレジに持っていったら、レジのお姉さんが「二冊も買うのね?」と言うので、「実はねぇ、この18番目に選ばれているのはミーの研究なのだよ。へへへ。」とそのページを開けて自慢していたら、周りにいた人達も何人か集まってきて口々に「Awesome! 」「Congratulations!」と祝ってくれた。そりゃなかなかイー気分でした。
クリスマスイルミネーション
昨日の夜、Dorothy B. Oven Parkでこの時期に毎年やっているクリスマスイルミネーションを見に行ってきた。そういやこないだのBMB2010の期間中、ルミナリエやっていたはずだが完全に忘れてたな。でもこのOven Parkのイルミネーションもなかなかのモンなんです。
2010年12月21日火曜日
#18
科学雑誌「DISCOVER」の「Top 100 Stories of 2010」の18番目に我々の論文が選ばれた。どういう基準でこのTop 100を選んだのか全く分からないんだけど、、、こんなモノに選ばれてしまって良いのだろうか?という感じ。いや、もちろんウレシーんだけどもさ。
2010年12月18日土曜日
ゆっくりと
さて、いよいよ実験を再開するためにとりあえずやりたい実験をリストアップしてみた。たいがいの実験に必要となりそうなハエ達は日本帰国前に18℃に仕込んでおいたので、ちょうど来週からバージンメスをコレクト出来そうな感じ。ジャッキーに頼んでおいたハエ達もなかなかいい感じに増やしてもらってあった。まずは帰国前に急いで確認した実験をもう一度ゆっくり時間をかけてやってみる。そしてもう一つ楽しみなのは、SSTのquantificationのために作っておいたハエを試してみることか。しかしもはや来週末はクリスマスなので、今週末辺りからなんやかんやとイベントが増えてきそうな感じもあり、しかも結構時差ボケはひどいし、まぁ来週はバージンメスをコレクトしながらゆっくりと今後の計画を考えていきますか。
2010年12月17日金曜日
Tallahassee着
昨晩無事タラハシに到着しました。無事と言っても、予約していたアトランタからタラハシへの便がなぜかキャンセルになっていてアトランタでもう一つ後の便まで待たされたので、結局家に辿り着いたのは午後8時頃。大阪の家を出たのが朝6時頃だったので、結局28時間かかったことになるか。さすがに疲れましたわ。
2010年12月14日火曜日
最終日
今日、日本滞在最終日は家でゆっくりと荷造りして、最後に寿司を食べさせてもらった。明日またもや二人であの長旅をしなきゃいかんのかと思うとうんざりだけども、毎日旨いものをたくさん食べて、本当に楽しいことがたくさんあった半月間でした。がんばって帰りますわ。
2010年12月13日月曜日
2010年12月12日日曜日
2010年12月11日土曜日
BMB2010終了
昨日でBMB2010は終了。毎晩飲みに行っていたからというのもあるだろうけど、こういうドデカイ学会は疲れますなぁ。でも結局いろんな人に会うことができたし、大切な友人達にも久しぶりに会うことができて本当に楽しく実りのある五日間だった。そして昨日のワークショップは最終日の朝一だというのにかなりの大入りで、しかも全ての演題でデスカッションタイムが足りなくなるくらい聴衆から活発に質問があって非常にイイ感じのワークショップになったのではなかろうかと思う。この場に呼んで頂いたNM博士とTI博士に改めて感謝です。自分の発表は、始めに畳み掛けるように繰り出したネタがことごとくウケることなくほとんど流されたのでちょっと焦ってしまったのだが、まぁそれ以外はつつがなくやり終えたという感じ(アメリカだと絶対笑ってくれるようなネタがいくつかあったと思うのだが、、、)。でも終わった後にも何人かの方が興味を持って質問しにきてくれたので、話の内容自体はちゃんと分かってもらえたのだろうと思う。昼からはロンドンのYF博士と会って話をする予定だったのだが、お互い待ち合わせするのを忘れていて見つけられず。しかし帰り際にYF博士のとこのMK博士を見つけたので、YF博士に話そうと思っていたことをMK博士に話して小一時間ほどデスカッションに付き合ってもらった。今回、会う予定にしていた人以外にも何人か意外な人がわざわざ自分に会いに来てくれたりしてとてもうれしかった。やっぱしこういうドデカイ学会って、なるべく自分のことを広く知ってもらって人との繋がりを作ったり、そして遠くにいる友達と再会したりするための場なんでしょうな。
さて、これで今日からあと何日間かはゆっくりするだけです。
さて、これで今日からあと何日間かはゆっくりするだけです。
2010年12月9日木曜日
ダートマスの集い
昨晩はダートマスの集い。Dartmouth Collegeにいてた時に知り合った日本人研究者の方々と七人での飲み会。自分に取ってはみんなDartmouthを出て以来の再会だったので四年から五年ぶり。ハノーバーの懐かしい話もたくさんしたし、今やそれぞれ日本の大学で活躍されている皆さんのお話も色々と聞かせて頂いてめっちゃ楽しかった上にたくさんの元気をもらった。そんなことで結局二次会はNN博士、SF博士、YY博士と四人で二時まで飲んでいたので今日はちょっと疲れ気味。でもやっぱり今晩もSF博士と二人で焼き鳥を食べながら軽く飲んできたのでした。
2010年12月8日水曜日
一日目終了
一日目終了。いくつかオモシロイ発表を聞けて結構満足したのだが、ものすごくたくさんの人がいる割には夕方まで全く知っている人に会うことがなかったので、ちょっと寂しい思いをした。でも企業の附設展示会の中に以前勤めていた会社の名前があったので、夕方にそのブースを見に行ったらなんと同期で一番仲が良かったYY氏が来ていた。自分が会社を辞めて大学に戻ってから早8年以上も経つということにお互い驚きながら、懐かしくていろいろと会社にいる人達の近況を教えてもらった。で、ようやく全てのプログラム終了後、予定していたYF博士とKT博士主催の飲み会の待ち合わせ場所へ。日本の研究者の方々との飲み会なんて本当に久しぶりでとても楽しかったし、TI博士が手配してくれた店の料理も非常に美味しかった。なんだかいつの間にかこういうグループに入れてもらっていることに感謝。
さて、明日の夜はいよいよ「ダートマスの集い」。これまたみんな久しぶりに会える方ばかりなので楽しみです。
さて、明日の夜はいよいよ「ダートマスの集い」。これまたみんな久しぶりに会える方ばかりなので楽しみです。
2010年12月6日月曜日
メインの週
さてBMB2010は明日からですが、一日早く今日から神戸入りします。今日の夜は北大MWGの先輩、MY博士と久しぶりの再会を果たせる予定。
ロウチビも今朝から幼稚園に行き始めました。時差ぼけもほぼ回復したし、二人ともいよいよ今週から今回の一時帰国のメインイベントです。
ロウチビも今朝から幼稚園に行き始めました。時差ぼけもほぼ回復したし、二人ともいよいよ今週から今回の一時帰国のメインイベントです。
2010年12月3日金曜日
体験入園下見
昨日の朝、ロウチビが来週から体験入園をさせてもらう幼稚園の下見に行ってきた。実はこの幼稚園は自分が子供の時に通っていた幼稚園。中に入ったのはたぶん卒園以来だから30年以上ぶりなはずだが、昔とほとんど変わっていないように見えてとても懐かしい。この日はちょうど子供達のためのお餅つき大会をやっていたので、早速ロウチビも来週から入れてもらう予定のクラスの子供達と一緒にお餅つきに参加させてもらった。クラスの子供達はロウチビに興味津々の様子で、ロウチビが帰る時には靴を履き替えているロウチビをワァッと全員で取り囲んで口々に話しかけていた。日本の子供達のほうが(というより大阪の、かもしれないけど)明らかにアメリカの子供達より活発で物怖じしないような感じの子が多いのはなんだか意外。ロウチビにしても今日は一時間半ほどだけの参加だったにも関わらず、帰る時に「まだ帰りたくないよう」と言っていたので、たぶん来週からの初めての日本の幼稚園での生活を楽しめるんだろう。
2010年12月2日木曜日
大阪到着
さて、一昨日の夜に無事(といっても飛行機でほとんど寝られなかったので二人ともふらふらになりながらも)26時間の旅を終えて大阪に到着。
昨日の午後は早速、淀屋橋にあるアメリカ領事館でHビザのための面接へ。今まで面接に行った時はいつも混んでいて並ばなければいけなかったのに、今回は随分とすいていたので手続きも面接も待ち時間なしですぐに終了。面接でも聞かれたことは研究分野のことだけだった。帰りは梅田まで歩いて、ハービスに入っているetranger di costaricaでいつも愛用しているノートをストックとして二冊購入。その後難波に出て本屋でマンガを数冊購入。帰りの電車の中で早速購入したテルマエロマエの第一巻を読み始めたのだが、オモシロすぎて思わず吹き出してしまった。日本の電車の中で一人でマンガを読みながら笑っているのってやはりマズイんじゃないかという気がしたので(アメリカなら別に気にしないけど)必死で笑いをこらえながら読もうとしたのだがどうしてもこらえられなくて第一話さえ読み終えられずにカバンにしまうことになった。やっぱし日本のマンガはスゴイ。そういやこのマンガを買った時にレジのお姉さんがマンガをビニール袋に入れてくれてそのビニール袋の口をセロテープで留めてくれてあったのだが、そのテープの端っこを少しだけ折り返してくれてあって、テープを剥がすときにその折り返した部分をつまんでサッと開けられるようにしてくれてあるのに気付いた時にはそのお姉さんの細やかな心遣いに感動してしまった。アメリカでは絶対にこんなことありえへんぞ。そんなちょっとしたカルチャーショックが続いています。
昨日の午後は早速、淀屋橋にあるアメリカ領事館でHビザのための面接へ。今まで面接に行った時はいつも混んでいて並ばなければいけなかったのに、今回は随分とすいていたので手続きも面接も待ち時間なしですぐに終了。面接でも聞かれたことは研究分野のことだけだった。帰りは梅田まで歩いて、ハービスに入っているetranger di costaricaでいつも愛用しているノートをストックとして二冊購入。その後難波に出て本屋でマンガを数冊購入。帰りの電車の中で早速購入したテルマエロマエの第一巻を読み始めたのだが、オモシロすぎて思わず吹き出してしまった。日本の電車の中で一人でマンガを読みながら笑っているのってやはりマズイんじゃないかという気がしたので(アメリカなら別に気にしないけど)必死で笑いをこらえながら読もうとしたのだがどうしてもこらえられなくて第一話さえ読み終えられずにカバンにしまうことになった。やっぱし日本のマンガはスゴイ。そういやこのマンガを買った時にレジのお姉さんがマンガをビニール袋に入れてくれてそのビニール袋の口をセロテープで留めてくれてあったのだが、そのテープの端っこを少しだけ折り返してくれてあって、テープを剥がすときにその折り返した部分をつまんでサッと開けられるようにしてくれてあるのに気付いた時にはそのお姉さんの細やかな心遣いに感動してしまった。アメリカでは絶対にこんなことありえへんぞ。そんなちょっとしたカルチャーショックが続いています。
2010年11月29日月曜日
準備完了
ハエも荷物もようやく全て準備完了。先程寝たロウチビは明日からの長旅にものすごく興奮していたのだが、24時間の旅を二人で最後まで楽しめるだろうか。先程ラボを出る前にもう一度顕微鏡を覗いて先週やった実験の結果を確認したのだが、やはりその中の一つの結果は確実にキテルと感じた。まぁ帰ってくるまでコレの続きはお預けだけども。
2010年11月28日日曜日
誕生日カレー
今日やっとストックのハエ達の更新を完了。あとは明日、ベンチの上に散らばっているハエ達を整理したらラボの方の準備は完了かな。まぁ一時帰国と言ってもたった半月ほどなんだけども。
先日誕生日のお祝いをしてもらったのだけど本当は今日が誕生日ということで、夕食はThe Curry Potという少し前に新しく出来たインド料理レストランのカレーをテイクアウトして、これまたワインで乾杯。自分のはスパイシーにしてもらったのでかなりの辛さだったけどもとてもおいしかった。これはもしかしたらこの町で一番のインド料理レストラン、Essence of Indiaより旨いかも。
先日誕生日のお祝いをしてもらったのだけど本当は今日が誕生日ということで、夕食はThe Curry Potという少し前に新しく出来たインド料理レストランのカレーをテイクアウトして、これまたワインで乾杯。自分のはスパイシーにしてもらったのでかなりの辛さだったけどもとてもおいしかった。これはもしかしたらこの町で一番のインド料理レストラン、Essence of Indiaより旨いかも。
2010年11月26日金曜日
Thanksgiving 2010
今日はサンクスギビングということで、アメリカは今日から四連休。昨日いろんなことがあったからか今日はなんだか朝から疲れ気味だったので、ニューヨークのパレードのテレビ中継を見ながらゴロゴロして寝サンクスギビングを過ごした。そして晩御飯は焼き肉。サンクスギビングと言えばもちろんあの詰め物をしたターキーなのだけども、どうもアレには馴染めないので焼き肉。サンクスギビングと言えば焼き肉、というウチだけの伝統を作ろうとしているのでした。
さて、昨日いろいろあった内の一つは楽しみにしていた実験結果なのだが、どうも予想と違う。予想と違うということはオモシロイということでもあるのだが、やはり簡単には説明がつかない。やっぱりこの結果を今回の発表に含めることは出来なさそうだ。日本から帰ってきてからもう一度ゆっくりとやり直そう。他にあったことも研究のことだけども、自分に取っては結構嬉しいことが二つ。まだ一つは確定した訳ではないのでぬか喜びに終わる可能性もあるけど。少しずつ、歯車がかみ合い始めて何かが大きく動き始めるのかも知れない。
2010年11月23日火曜日
切り替え
先週金曜日のラボミーティングで再来週に迫ってきた日本での発表のための練習をさせてもらった。日本語で発表しないといけないので、まずは一応日本語で練習させてもらったのだが、アメリカ人達を前にして日本語で発表するのはなんともファニーフィーリング。まず英語で簡単な概要を説明して、いざ日本語で発表を始めようと思うと、「So、、、」と言ったきり日本語が出てこない。アメリカ人達を前にして日本語をしゃべることを脳が拒否しているような感じ。ジャッキーがつたない日本語で「ハヤクハヤクゥ」と言ってくれてようやく頭を切り替えることができた。もちろん切り替わりさえすれば問題なくしゃべれたのだが、終わってからドンちゃんが「かなり英語が混じっていたように聞こえたけどあれで良いのか?」と聞いてきた。まぁええんとちゃうのん?ということで一通りスライドは作り終わったけど、ちょっと情報を詰め込みすぎな気がする。もう少しシンプルにしてゆっくりと説明するべきなのは分かっているのだが。そう言えば、先々週にかけ合わせた実験は一応予定通り昨日から次世代のハエ達が出てきているのだけども、数はあまり多く取れなさそう。クリアーな結果が出ればこれを含めても良いのだが、そうするとさらにスライドが増えてしまう。まぁ結果を見てから考えましょう。
2010年11月22日月曜日
Birthday Party x3
昨日土曜日は朝からエイバーのバースデーパーティで、昼からはシャーロットのバースデーパーティ。そして今日日曜日も昼から近所のジュリアのバースデーパーティだった。週末バースデーパーティ三昧だったロウチビは大満足、なはず。
2010年11月18日木曜日
コレラ
CNNのニュースから
「A woman who recently returned to Florida from Haiti has been diagnosed with cholera, the Florida Department of Health announced Wednesday.」
今年一月の大地震で大きな被害を受けたハイチではコレラの感染が拡大しているようなのですが、ハイチの位置を地図で見ると実はフロリダからそれほど遠くは離れていないんですね。カリブ海諸国からの移民が多いフロリダにはもちろんハイチからの移民も多く、地震後ハイチとフロリダ間の人の往来が増加しているのでコレラの感染が懸念されていた訳ですが、ついに今日、ハイチからフロリダに帰ってきた一人の女性がハイチで拡大しているコレラと同じタイプのコレラに感染していることが確認されたということです。今後こういうケースが増えてきたとしてもアメリカの衛生状況を考えるとアメリカでは感染が拡大することはないのでしょうが、さすがにコレラはちょっと恐ろしいですね。早くハイチでの感染拡大が終息することを祈るのみです。
「A woman who recently returned to Florida from Haiti has been diagnosed with cholera, the Florida Department of Health announced Wednesday.」
今年一月の大地震で大きな被害を受けたハイチではコレラの感染が拡大しているようなのですが、ハイチの位置を地図で見ると実はフロリダからそれほど遠くは離れていないんですね。カリブ海諸国からの移民が多いフロリダにはもちろんハイチからの移民も多く、地震後ハイチとフロリダ間の人の往来が増加しているのでコレラの感染が懸念されていた訳ですが、ついに今日、ハイチからフロリダに帰ってきた一人の女性がハイチで拡大しているコレラと同じタイプのコレラに感染していることが確認されたということです。今後こういうケースが増えてきたとしてもアメリカの衛生状況を考えるとアメリカでは感染が拡大することはないのでしょうが、さすがにコレラはちょっと恐ろしいですね。早くハイチでの感染拡大が終息することを祈るのみです。
2010年11月17日水曜日
F1000一新?
今朝、F1000(Faculty of 1000)からのメールで気付いたのだけども、なんかF1000のウェブサイトが一新されましたな。ちなみにF1000というのは下記のようなスバラシイコンセプトを持ったウェブサイトです(全て読むには所属の機関が購読料を払っている必要がありますが)。
「F1000 is a revolutionary post-publication peer review service that comprehensively and systematically highlights and evaluates the most interesting articles published in the biomedical sciences, based on the recommendations of a Faculty of over 10,000 of the world's leading scientists and clinicians.」
しかも今まで気付かなかったけど、いつの間にかF1000 Reportsとかいうオープンアクセスのオンラインジャーナルまでできている。
「F1000 Biology Reports publishes succinct peer-reviewed commentaries in which the most important biology articles identified by F1000 are put into a broader context with a focus on recent advances and future research directions. 」
ということらしい。いくつかちらっと見てみたけど確かに'succinct'でなかなかイイ感じ。今後F1000を訪れる機会がもっと増えそうです。
「F1000 is a revolutionary post-publication peer review service that comprehensively and systematically highlights and evaluates the most interesting articles published in the biomedical sciences, based on the recommendations of a Faculty of over 10,000 of the world's leading scientists and clinicians.」
しかも今まで気付かなかったけど、いつの間にかF1000 Reportsとかいうオープンアクセスのオンラインジャーナルまでできている。
「F1000 Biology Reports publishes succinct peer-reviewed commentaries in which the most important biology articles identified by F1000 are put into a broader context with a focus on recent advances and future research directions. 」
ということらしい。いくつかちらっと見てみたけど確かに'succinct'でなかなかイイ感じ。今後F1000を訪れる機会がもっと増えそうです。
2010年11月15日月曜日
フロリダで聖マルティン祭
土曜日の夜、近所のアニカの家族に誘われて、この町のドイツ人学校の人達による聖マルティン祭に参加してきた(ドイツの聖マルティン祭についてはコチラを参照)。もちろん実際に家々を回ったりはしないけども、子供達はランタンを持ってドイツ語で聖マルティンの歌を歌いながら湖のある公園をひと周りした。その後、みんなに配られた甘いパンをかじりながら何人かとしゃべっていたのだが、あるドイツ人とイスラエル人のよくしゃべる夫婦が研究のことについて色々と尋ねてきた。ドイツ人の奥さんの方はガン研究にとても興味があるらしく、熱心に色々と細かい質問をしていた。イスラエル人の旦那の方はFSUで数学の教授をしているらしく、最近Theoretical Biologyに興味を持っているんだとか。で、こちらの研究内容を簡単に教えてあげたらエライ興味を持ってくれたのだが、実は自分も最近SSTプロジェクトで物理理論からのアプローチを考えていたところだったのでちょっと意気投合してしまった。この人と共同研究に発展させることができたらオモシロイかもしれんなぁ。
2010年11月13日土曜日
間に合うか
来月日本で発表する話をもう一つ面白く出来る実験があるのだが、その実験に必要なハエの系統を作るのになんやかんや結構時間を取られて結局昨日ようやくそのハエ達を実験のためにかけ合わせることができた。日本への出発は29日で、25日がThanksgiving、ということは24日までに結果が出ればコンフォーカルで写真を撮ることが可能。次世代の子供達がハエになって出てくるのは21日あたりになるはずなので、ギリギリ間に合うか間に合わないか微妙なところ。今回話す内容と同じものを来年4月、San DiegoでのFly Meetingでも発表する予定なので、そろそろこのプロジェクトも論文のことを考えなければいけなくなってきた。実はこの再来週に出るはずの実験結果がこの論文の鍵を握っている。 今日帰り際に確認したコントロールの実験結果は、この実験システム自体がちゃんとワークしていることを示していた。さぁ、結果や如何に。
2010年11月11日木曜日
2010年11月9日火曜日
新しいブーツ
もう七年ほどもずっと愛用していたAlfredo Bannisterのブーツが先日ついに破れてしまったのだ。結構好きなブーツだったのだが仕方がない、ということで日曜日は靴を探してGovernor's Squareへ。といっても田舎町なのでこのモールの中でも思いつく靴のブランド店はALDOぐらい。ALDOではなかなかカッコイイブーツを見つけたものの自分に合うサイズがなかったので他の店を探していたら、意外と隣のDillard'sの中に色んなブランドが入っていることに今更ながら気付いた。ここでBornShoesというブランドのサイドゴアブーツをゲット。なかなか履き心地良い。そろそろ少しずつ、一時帰国への準備です。
NFF 2010
土曜日はロウチビとアニカを連れてNorth Florida Fairへ行って来た。毎年この時期にこの町で開催される見本市兼移動遊園地。この週末は随分気温が下がっていたので夕方からは結構寒かったのだけども、当然子供達にはそんなこと関係なく、大騒ぎでいろんな乗り物に乗って楽しんでいた。
2010年11月5日金曜日
尖閣ビデオ流出
なんていうのか、、、ちょっと予想していたけど本当にようつべにアップされるとか、痛快だけど間抜けすぎますな。とりあえず中国漁船がエライ勢いで海保の巡視船に衝突してきたシーンを見てみたけど、笑ってしまった。国会での限定公開を視聴したある民主党議員が「向こうが逃げまどって、当たっちゃったということだ。 」とかなんとか言っていたようだが、どこをどうみたらそんな風に見えるねんな?というか、なんでそんな印象操作をしようとするんでしょうなぁ?不思議なことですねぇ。それにしても中国への配慮ばかりで国民への配慮は全く見せてくれない政府がドエライ神経質になってひた隠しにしようとしていたものがコレか?まだ公開されていない部分にもっと大変なものが映っていたりするんだろうか。ちょっとオモシロくなってきたので明日あたり中国共産党員のドンちゃんとまたデスカッションしようかな。
2010年11月4日木曜日
生存へかける火花
cell competitionにおいて、loser cellはwinner cellに殺される、という表現は正しいだろう。なぜならcell competitionで敗者となって死んでいく細胞達も、敗者の細胞しかいないhomogeneousな環境だと生きることが出来る訳だから。一般的にこのシステムは、細胞社会の中で悪影響がある細胞を健康な組織から取り除くためのシステムの一つであると考えられている。つまりは組織のhomeostatic mechanismの一つ、もしくは発生におけるcanalization systemの一つとも言える。こう考えた場合、loser cellは自分が属する細胞社会もしくは生物個体のために自殺を促される訳だが、loser cellもこの生存競争を生き抜いてやろうともがいてはいないだろうか?主観的すぎるかも知れないが。実はもう随分前に、ある遺伝子がloser cellでupregulateされているのを発見して以来、competitionにおいてloser cellはその細胞死の運命に抗って生きようとしているような印象を持っていた。
さて、最新号のDevelopmental CellにマドリッドのDr. EMラボから、Cell Competition Screeningの論文第二弾が早速登場した。まぁ前回の「Flower」の論文で今後何本かの重要な報告が出てくるであろうことは容易に想像できたが、早い。今回の主役は、dSPARC(CG6378, Drosophila homolog of the SPARC/Osteonectin protein family, secreted multifunctional glycoprotein)という遺伝子。このdSPARCもFlower同様、cell competition誘導後loser cell specificに発現してくる遺伝子である。しかしながらそのfunctionはFlowerとは全く異なっており、互いにinteractionも見られない。以下、内容を簡単にメモっておく。
dSPARCはwild-type、M/+、tub>dmycの各disc、つまり各々のhomogenousな状況ではほとんど発現していないが、M/+ clone、tub>dmycの中のWT clone、lgl mutant clone、brinker overexpressing cloneというcell competitionの状況に置かれたloser cellでspecificに発現している。しかしUAS-hid、hepCA、eigerのoverexpressionによってapoptosisをinduceされたcloneでは発現していないことから、このdSPARCはapoptosisによってinduceされるものではなく、cell competitionの状況においてのみloser cell specificに発現する遺伝子だと言える。また、loser cellにおいてUAS-p35、dIAP1、puc、bskDNでapoptosisをブロックしてもdSPARCは変わらず発現しているが、UAS-dppによって発現が抑制されることから、dSPARCの発現はcompetitionにおいてDppのdownstream eventであり、JNK-mediated apoptosisとはindependentな関係にあると言える。次にUAS-RNAi dsparcによってloser cellにおけるdSPARCの発現を抑えてみると、通常のcompetitionよりも早くloser cellが死んでいってしまうことが分かった。逆にUAS-dsparcをloser cellでoverexpressさせるとloser cellのapoptosisは抑制された。このレスキューの効果はp35よりも高い。これらのことからdSPARCはloser cellのprotective signalとして機能している可能性が考えられた。しかしながらdSPARC overexpressionはGMR>eigerによるapoptosis、terminalia rotationにおけるdevelopmental apoptosis、wing discにおけるrandom apoptosisやX-ray induced Caspase activationをブロックできる訳ではないことから、apoptosisのgeneral inhibitorではなくcell competition-induced cell deathにspecificなprotective signalであると言える。またさらに、S2 cellを用いて、細胞外にsecreteされたdSPARCがapoptosisに対するprotective effectを行使することも示されている。
dSPARCがcompetitionにおいてunknown secreted killing signalをどのようにしてブロックしているのかはまだ分からないが、loser cell達自身がdSPARCを発現することによって一時的に細胞死を免れようとしていることは確かなようだ。著者らは、「Transcriptional activation of dsparc protects cells against cell-to-cell differences in cellular fitness, setting a higher threshold for Caspase activation in loser cells. This mechanism allows useful cells to recover from transient and limited stress before they are unnecessarily eliminated by their neighbors.」と考察している。同意できるのだが、上に書いたようになぜか自分にはloser cellが生への執着を示しているように見えてしまうのだ。しかしまぁこのscreening、オモシロイ遺伝子がかかってきてますなぁ。とりあえず、このdSPARCがcell competitionのspecific markerとして使えそうなのは間違いない。
2010年11月2日火曜日
Halloweenの週末
この週末はHalloweenということでイベントが盛りだくさんだった。まだちょっと風邪気味だったけどなんとか乗り切った、というか楽しめた。まず金曜日の朝はロウチビのプレスクールで毎年恒例、子供達のハロウィンパレード。
夜は8時からFSU Circusによるハロウィンショウを見に大学構内のサーカス小屋へ。このFSU Circusのショウを見に来たのは初めてだったのだが、学生達のパフォーマンスは予想していたよりもずっと素晴らしかった。子供はもちろん大興奮だしチケットも安いし、次の機会にまた見に来たい。
土曜日は朝からマイクとSt. Marksへ海釣りに出かける。この日は雲一つない秋晴れで涼しい風が吹く気持ちいい天気の下、二人でカヌーに乗り込み沖へ漕ぎだした。
穏やかな波間から大きなウミガメが顔を出したり、綺麗なオレンジ色の渡り蝶、Monarchが次から次へと海の上をメキシコへ向けて飛んでいくのを横目に、いつものようにビールを飲みながらキャスティング。マイクが持ってきたGulp!とかいうジグがいいのか幸先よくseatroutが何匹かかかった。結構小ぶりのものが多かったのが残念だったが、一匹かなりイイ大きさのseatroutを釣り上げた。その他にも自分の方にはsnakefish、マイクの方には小ぶりのmackerelもかかった。結局キープしても良い大きさのものは自分が釣り上げたseatroutだけだったが、結構当たりが多かったので二人とも満足して4時頃には帰宅。
その後、この日の夕方は家族全員でOptimist Parkのハロウィンパーティに参加。
で、Halloween本番の日曜日はこれまた毎年恒例、近所のジェネイの家でハロウィンパーティ。海賊の船長に扮したマイクは子供達に大人気。
満腹になった後、みんなで近所をTrick or Treatしに出発。毎年二本隣のストリートまで行って一周してくるだけだったけど、今年は最後まで残ったロウチビとオリビアとジュリアで、四本ほど向こうのストリートにある怖いと評判の「Scary House」まで行ってみることになった。この辺りでは有名な家と見えて、このストリートには結構たくさんの子供達が歩いていた。で、このScary House、確かにスケアリーだった。庭の飾り付けとかかなり凝っていて、庭の奥ではなんやらおどろおどろしいビデオが流されている。おまけに庭の木の陰には本気のメイクを施した何人かの大人が隠れていて、暗い庭を恐る恐る歩いて来る子供達を怖い声で驚かすのだった。やってる方も楽しいんだろうけど、普段普通の家なのにそこまで出来ることに感心。そんなこんなで大人も子供もしっかりと楽しんだ今年のHalloweenでした。
2010年10月29日金曜日
2ライン
昨日の午後コンフォーカルをしているとだんだん頭が痛くなってきて、気がつくとなにやら喉にも痛みを感じ始めた。これはもしかしたらロウチビの風邪をもらったかも知れないなと思って、昨晩は帰って晩御飯を食べた後ビタミン剤を飲んで速攻で寝た。今朝は寝すぎでちょっとふらふらするけど風邪の症状は出てきていないので、なんとか気合いで勝てるかも知れない。
そういや昨日コンフォーカルに行く前にニッキーがオフィスに来てスクリーニングの結果を教えてくれたのだった。このスクリーニング、BloomingtonのDeficiency Kitを使って、あるbackground mutationのマッピングをするというただのcomplementation testを利用したdeficiency screeningなのだが、一度目のスクリーンでなぜか10ラインほども取れてきて、しかもその10ラインの中にポジコンになるはずのラインが含まれていなかった。つまりなんかへまをやらかしやがった訳で、もう一度この10ラインのcomplimentation testをやらせていたのだった。それで、今度はそのうち2ラインだけが残ったと言うので、調べてみたらこの2ラインのゲノム欠失領域はかぶっていることが判明。ヨカッタヨカッタ。ようやくコレで目的のbackground mutationが15遺伝子ほどに絞られたことになる。いくつか面白そうな遺伝子も含まれているようなので、ここからはワクワクですな。
2010年10月27日水曜日
キャンセル
今日は午後に入れていたコンフォーカルの予約をキャンセルしてプロポーザルの原稿に集中することにした。そういえば来年4月にSan Diegoで開催されるFly Meetingのアブストラクト投稿締め切りも再来週の月曜日に迫ってきているので、こちらの原稿も早めに見せてくれと先週のスカイプでボスが言っていた。明日と明後日の午後はコンフォーカルをする予定なので、どちらの原稿も今日中に一度書き終えてしまいたいところ。昼は大学の食堂でMMプロジェクトの基本となる論文を今一度精読。どちらかというとこういう培養細胞を用いたWesternのバンドとグラフだらけの論文というのは苦手なのだが、この論文はかなり面白い。Cellに載った論文だけあってデータ量もその緻密さも圧倒的。いろんなcell lineやmammalの遺伝子の名前にはあまりなじみがないので時々前に戻って読み直したりしないといけないことに面倒臭さを感じるが、たぶんハエになじみのない人がDrosophilaの論文を読むと似たような感じなんかな。
2010年10月26日火曜日
高熱
ロウチビが高熱を出している。今朝は元気だったと思うのだが、昼過ぎから急に熱が出て寒いと言って毛布にくるまって寝たらしい。ただの風邪ならしょっちゅうひいていたのだが、高熱を出したのは久しぶりだからちょっと驚いた。少し前に起きてきた時は、今度は暑くて眠れないと言う。そう言えば確かに今日は随分蒸し暑い。ということで、さっき久しぶりにクーラーを入れた。今は解熱剤とクーラーのおかげで熟睡している。さぁ、この隙にちょっと原稿書きに集中できるだろうか。
2010年10月25日月曜日
釣延期
今日日曜日は朝からマイクと海釣りに出かける約束をしていたので早起きしたのだが、7時頃「そろそろ行くかい?」とマイクに電話したら、なんやら昨日のミュージックフェスティバルで足を痛めたんだとか。。。ということで、久しぶりの海釣りを楽しみにしていたのだが、残念ながら中止して次の機会に延期。仕方がないので、今日は「早急に」と言われつつもまだ書き始めていなかったボスに頼まれていたMMプロジェクトのプロポーザルのための原稿書き。基本的にはgenetic interactionを調べるための研究なのだが、三遺伝子間でのinteractionなのでちょっと複雑。何度考えても全てのpreliminary resultをコンシステントに説明する仮説に辿り着かない。。。こういう時は、とりあえず書き始めてみる。
2010年10月22日金曜日
MM
先週サバチカル先へ帰っていったボスは今、来月初旬に締め切りのNIHのグラントプロポーザルを書いているらしい。昨日の朝のスカイプデスカッションで、「MMプロジェクトをこのプロポーザルに加えようかと思っているのだけども、どう思う?」と聞くので、とりあえずMMの基本的なアイデアと今考えている実験計画をしゃべったら、「サウンズグッド、じゃあそれ早急に原稿を書いて送ってね。」と。むむう、今あんまり時間的余裕がないのだけども、、、仕方ない。ちょっと何本か論文を読みなおさにゃならん。
Fzr
「Drosophila fizzy-related down-regulates mitotic cyclins and is required for cell proliferation arrest and entry into endocycles.」
Sigrist S.J. and Lehner C.F. (1997) Cell 90: 671-681.
We demonstrate that fizzy-related (fzr), a conserved eukaryotic gene, negatively regulates the levels of cyclins A, B, and B3. These mitotic cyclins that bind and activate cdk1 (cdc2) are rapidly degraded during exit from M and during G1. While Drosophila fizzy has previously been shown to be required for cyclin destruction during M phase, fzr is required for cyclin removal during G1 when the embryonic epidermal cell proliferation stops and during G2 preceding salivary gland endoreduplication. Loss of fzr causes progression through an extra division cycle in the epidermis and inhibition of endoreduplication in the salivary gland, in addition to failure of cyclin removal. Conversely, premature fzr overexpression down-regulates mitotic cyclins, inhibits mitosis, and transforms mitotic cycles into endoreduplication cycles.
UAS-fzr、初めてディスクで試してみたけど、overexpressionさせた細胞は全てキレイに分裂をストップしてendocycleに入っていた。今更だけどスゴイなぁと思って、顕微鏡を覗きながら笑ってしまった。
2010年10月20日水曜日
そろそろハロウィーン
さて、そろそろ10月も後半ということで、いよいよHalloweenの雰囲気になってきました。まず先週土曜日は隣町のHavanaで毎年恒例のPumpkin Festivalへ。
で、日曜日はカボチャをたくさん置いてある近所の教会に、写真撮影がてらカボチャを買いに行って来た。
早速彫ったジャックオーランタン。左はロウチビが作ったお城。
で、日曜日はカボチャをたくさん置いてある近所の教会に、写真撮影がてらカボチャを買いに行って来た。
早速彫ったジャックオーランタン。左はロウチビが作ったお城。
2010年10月16日土曜日
ミストゥリーサ
昨日は夕方5時からロウチビのプレスクールで、先生の一人、ミス・トゥリーサのバンドのコンサートがあるということで家族全員で見に行ってきた。コンサートと言ってももちろん子供向けの音楽なのだが、バンドはなかなかイイ音を出していた。もちろん子供達は大喜びで踊り回って、その間大人はピザを食べながら親同士で色んな人と交流、というなかなか楽しい会だった。そういや久しぶりに会った何人かから「ユーのロングヘアー結構好きだったのに。。。」と言われた。うーん、アメリカ人得意のお世辞ならば、「ヘアカットしたのね、私それ好きだわ。」と言うのが普通だと思うのだが。。。あと、「ユーの新聞記事見たよ!」と言ってくれた人も何人かいたな。コンサートの間中ステージの前で録音をしていたマックス君のダディに話しかけてみると、ロックミュージックのプロデューサーをしていたことがあるんだとか。それで熱くロックの話をしていたら、「レッドゼップが好きなら、絶対気に入ると思うよ」と言ってWolfmotherというバンドを教えてくれた。確かにコレは好きかも。
2010年10月15日金曜日
平和賞
今年のノーベル平和賞の件について、こりゃ中国共産党員であるドンちゃんに是非意見を聞いてみないといかんと思って早速聞いてみたら、やはりかなり御立腹のようだった。曰く、「これは明らかなる西欧諸国による中国への内政干渉でありノーベル賞をプロパンガンダ利用している、こんなことは絶対に受け入れられない!」と。うんうん、まぁ言いたいことはよく分かるよ。確かに、平和賞はそういうもんやからねぇ。去年「核なき世界」を提唱して平和賞を受賞したオバマさんもつい先日の核実験はやりにくかっただろうし。ニックも加わって三人でそんな話をしていると、ドンちゃんがぽつりと「中国人のノーベル賞受賞はいつもこんなんだよ。」
「へ?いつもって?」
「だってこんな感じで平和賞を受賞した中国人は二人目でしょ。」
「えっと、、、もう一人いたっけ??」
「ダライラマ!」
「うぉ、、、ダライラマは中国人か!?」(ニックと二人でビックリ仰天)
「中国人じゃなきゃ何人だよ。チベット人か?でもチベットなんて国はないぞ。彼は中国人だ。」
ちなみにアメリカ人ニックは、チベットはチベットという国であって中国ではないと主張。
うんうん、なるほどねぇ。やっぱり異文化コミュニケーションってオモシロイですなぁ。
2010年10月14日木曜日
ボスの一時帰国
サバチカルに出ているボスが先週NYのCSHでのミーティングに出席後、今週数日間だけタラハシに滞在している。ということで昨日はラボのメンバー数人でボスを囲んでランチを取った後、午後はボスと二人で二時間みっちりとデスカッションした。いろんなプロジェクトの新しいデータについて話し合ったが、やはりボスもBCFに一番興味を持ったようで大半は今後コレをどういう風に発展させていくかという話に終始した。普段週に一回スカイプでちょこっとミーティングしているけど、やはり実際に会って話す方が断然話が早いし実のあるデスカッションができることを実感。といっても明日また北京へ向かって、次帰ってくるのは二ヶ月後。それまでにまた何か掴めているだろうか。
2010年10月12日火曜日
忙しい土曜日
土曜日は朝から晩まで忙しい一日だった。この日は年に一回のAsian Festival。この町の結構大きな祭りの一つで、日本人コミュニティーも大々的にブースを作って色々な日本文化の紹介をしたりステージで音楽演奏や盆踊りなんかを披露する。自分も二年前に即席バンドを作ってこのステージで数曲演奏したことがある。今年はマイアミ領事館の主席領事の方がこのAsian Festivalを見に来られるということで、朝、祭りが始まる前にマイアミから到着した主席領事にうちのDepartmentを案内した、といってもほとんど一階のホールで雑談しただけだったけど。その後、11時から日本人コミュニティーによる御神輿の行進があったのでダウンタウンの祭会場へ。朝から結構な人出。ロウチビも日本人の子供達と一緒に御神輿を引かせてもらえるということだったので、日本から送ってもらった浴衣を着て参加。出店の間をぬって浴衣を着た子供達がワッショイワッショイの掛け声で御神輿を引く姿を見て、何とも言えず日本が懐かしくなった。
その後、午後3時からはTom Brown Parkでロウチビのプレスクールの友達クララのバースデーパーティ。こじんまりとしたパーティだったが、スペイン人、フランス人、ドイツ人、イスラエル人、日本人そしてアメリカ人という六家族で、ふと気付けばなんとも国際的なバースデーパーティ。アメリカ人がたくさんのパーティだと会話に入りづらいことが多いのだけど、こういうパーティだとしゃべりやすいし話も尽きないのでみんなとゆっくり会話を楽しめた。
で、家に帰って夕食後ようやくラボへ。なんやかんやで深夜2時過ぎまで実験をしていた。このところやりたいことが多すぎて実験を組みすぎなのかも知れないけど、踏ん張りどころですな。
2010年10月9日土曜日
ヒンジ
昨日の朝、wing discのhinge region specificなGal4 driverを探していて一つナイスなヤツを見つけた。hinge region全体に且つ特異的に発現している遺伝子と言えばhomothoraxかteashirtかなと思っていろんな論文を拾い読みしていると、hthとtshは確かにhingeに来てるんだけどもどうも「全体且つ特異的」という訳ではないことに気付いた。dachsousのexpression patternは求めているものにかなり近いのだが、ds-Gal4のデータがない。ところがいくつかの論文で、zfh2(zinc finger homeodomain 2)という遺伝子がまさにその「hinge region全体且つ特異的」という感じのexpression patternを示しているのを見つけた。Gal4 driverはMS209-Gal4。
「The expression of a novel marker for proximal wing fate, zfh-2, is initially activated by Wingless throughout the “wing primordium”, but later is repressed by the activity of Vestigial and Nubbin, which together define a more distal domain (Whitworth & Russell, 2003).」
ということで、hinge-specificになるのは大体3rd instarぐらいからのようだがコレは使えそう。ナイスなGal4を見つけた時はハッピーになりますなぁ。しかしこのGal4、4th chromosomeに乗っとる。
で、昼はランチがてら論文を読みに大学の食堂へ。読んだのはDr. DMによる以下のレビュー。
「Morphogenetic Cell Movements: Diversity from Modular Mechanical Properties」Science 322:1502-1505. (2008)
Animal tissue and organ development requires the orchestration of cell movements, including those of interconnected cell groups, termed collective cell movements. Such movements are incredibly diverse. Recent work suggests that two core cellular properties, cell-cell adhesion and contractility, can largely determine geometry, packing, sorting, and rearrangement of epithelial cell layers. Two additional force-generating properties, the ability to generate cell protrusions and cell adhesion to the extracellular matrix, contribute to active motility. These mechanical properties can be regulated independently in cells, suggesting that they can be employed in a combinatorial manner. A small number of properties used in combination could, in principle, generate a diverse array of cell shapes and arrangements and thus orchestrate the varied morphogenetic events observed during metazoan organ development.
つまり、形態形成時に見られるepithelial cellのcell shape changeやrearrangementなどによる様々なcollective cell movementは、cell-cell adhesion、contractility、protrusiveness、cell-matrix adhesionといった別々のモジュールが作り出すmechanical forceを統合したアウトプットである、ということ。だからcollective cell movementを理解するには、いろんなmoleculeやsignaling pathwayがどのようにしてこれら各々のモジュールをspatiotemporally specificに制御しているのか、ということが重要であると。しかし今更だけど、これを読んでいるとDrosophila follicle cellはこういうことを研究する上で非常に有用なモデルであることを再確認させられる。まぁDr. DMが書いたものだから必然的にそういう印象になるんだろうけど。
2010年10月8日金曜日
2010年10月7日木曜日
北大初
今朝起きてニュースを見たら、日本人研究者が二人今年のノーベル化学賞を受賞というニュースが目に飛び込んできた。しかもそのうち一人の鈴木先生は北大名誉教授だと知って二重の驚き。北大からのノーベル賞は今回が初めてだと思う。学生の頃ろくに化学の勉強をしなかったからだろうけど、失礼ながらこんなすごい先生が北大にいたとは全く知らなかった。しかしながら同じ大学の同じ研究科出身の大先輩の受賞ということで、本当に嬉しいし大きな励みになります。
で、今日の午後はニッキーの卒業論文のためのProspectus(趣意書?)が明後日金曜日締め切りだということなので、その原稿の校正。うーん、学部生ならこんなもんなんだろうかと思いながら語句や文章を書き直してコメントを入れていたら原稿が真っ赤になってしまった。で、そういう細かいところを一通り直しているときにふと、Preliminary ResultsとExperimental Designの内容が全くもってリンクしていないことに気付いて愕然。もうちょっと全体の構成をしっかりと考えてから書いてほしいですわ。。。
2010年10月5日火曜日
2010年10月1日金曜日
ニール
今朝ラボでハエをいじっていたら、昔よく聞いていたCrosby, Stills, Nash & Youngの曲が聞こえてきた。うちのラボではいつも誰かがiPodかラジオで音楽をかけているのだが、CSN&Yなんてなかなかシブイ趣味しとるなぁと思って、誰がかけてるのか聞いてみたらニックだった。
「ニック、CSN&Y好きなの?」と聞いたら「すごくね」と言うもんだからうれしくなって「実はミーもNeil Youngが大好きで彼のCDは全部持っていたし、大学生になってバンドを組んだとき初めて演奏したのはCrazy HorseのCinnamon Girlだったんだぜ」なんて話をしていたら無性にNeil Youngが聞きたくなってきた。それで、そういやニールは最近どうしてんのかなと思ってネットで調べてみたら、なんとまぁ一昨日にNew Albumをリリースしたばかりのようだ。このオヤジ、とうに還暦を迎えているはずだと思うのだがまだまだ元気そうで安心した。YouTubeのNeil Young ChannelでこのNew Album「Le Noise」を視聴できるビデオがあった。なんか見た目はきちゃないホームレスのじいさんみたいになってるけど(まぁホームレスみたいなのは昔からか)、あの大好きな声と熱いパッションが込められた心に響く曲、そしてあの鋭い眼差しは昔のまま。もちろん野暮ったいギターの弾き方も。今はYouTubeで昔の曲もたいがい視聴できるけど、やっぱりCDでかけ流したいなぁ。今度実家に帰った時に何枚かもって帰ろうかな。
このカバーは一番好きだったベストアルバム、DECADE。
もう一つ
昨日の午後、またもやベンチの上に累々とたまってきていたハエ達を整理した。ここ数週間で新たに作りだした系統とストックセンターから送られてきた系統、合わせて50以上の系統をストックリストに入れた。このハエを整理する時間ってなんだかもったいない不毛な時間に思えてくるのだけども、やはり自分用のストックリストを作るようになってから随分快適になったのは確か。しかもこの整理をしている時に、少し前に作っておいて忘れていた系統をいくつか見つけた。これらはSSTのintracellular signalingをもう少し調べるためのもの。最近BCFのことばっかり考えていたけど、SSTを論文にするにはもう少し細胞内でシグナリングに何が起こっているのか調べておかないといけないのだった。ということで今日は昼御飯を食べながらこのための実験計画を立ててみたのだが、一つ重要な実験がどうしても手持ちのハエでは出来ないことが判明。ツールは揃っているのだが、全てのツールを一度に同じハエのゲノムに載せることができない。うーむ、困った。まぁこんなことはよくあるけど、ハエにもう一つ染色体があればなぁ、というかなんでハエの第四染色体は使い物にならないくらい小さいんだ。。。まぁ、どれかをリコンバインするしかないか。
そういや数日前に、待ちに待っていたハエがPenn StateのDr. MRから届いた。一体どんなものが見られるのか、早く見たくてしょうがない。
2010年9月28日火曜日
Gateway
ここ何ヶ月間か、やろうやろうと思いながらなかなかやっていなかったプライマーデザインをついに今朝まとめてやって注文した。こんなプライマーデザインごときに腰が重かったのは忙しいのと面倒くさいのが一番の理由だったのだが、実はもう一つ理由があったことを自分でもなんとなく忘れていた。この実験は、二年ほど前に出た非常に大事なデータを基にして実験計画を立てたのだが、一年ほど前からそのデータに対して懐疑的になっていたのだ。というのも、二年前にそのデータが出た時は何回も追試をしたので自信を持っていたのだが、一年ほど前にその実験に使ったハエのストックに別の染色体がコンタミしていることに気付いたのだ。それからずっとこのことが心のどこかにひっかかっていたのだが、最近元のmutant alleleを取り寄せてもう一度一からその系統のハエを作り直してやっとこさ先週再実験してみたところ、果たして二年前の結果と同じ結果が再現されていた。RNAiでも同じ結果が出たのでほぼ間違いないと言えるだろう。ヨカッタヨカッタ、ということで、プライマーが到着したらGateway Cloning Systemを使って何種類かのmutant formのUAS constructを作る予定。Gateway Cloning Systemを使うのは今回が初めてになるけど、タグやプロモーターが異なるUAS constructを作る時にはこのクローニングシステムはかなり便利そうだ。ちなみに面倒くさがっていたプライマーデザインは、directional cloningのためにforward primerの5’側に4塩基、CACC、を付ければいいだけだった。
2010年9月27日月曜日
2010年9月26日日曜日
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