タイトルは「Polyploid Cancer Cell Models in Drosophila」。ということで、polyploidyとそれを研究するための実験モデルを紹介する総説なんだけども、いくつかそのモデルを用いた新しい実験結果も載せている。これは、ドンちゃんからの紹介でゲストエディターをすることになった 「Application of Animal Modeling in Cancer」という Genes の special issue に貢献するために書いた論文。去年、何を書こうか迷っていたときに、YQがスペインでのPhD positionをゲットしてウチを出て行くことになったので、YQが頑張ってやっていたpolyploidyのプロジェクトをなんらかの形にできればと思って、ミニレビューでも書いてみないかとYQに話したのが去年の7月頃だったか。YQは8月中には日本を出る予定だったし、自分も8月はほぼアメリカにいる予定だったので、ちょっと難しいかとは思ったのだけど、なんとYQは二週間で第一稿を持ってきたのだった。その後自分は出張続きで、8月はアメリカ、9月は福岡、三島、富山、そして10月はヨーロッパと、旅の合間に少しづつ改訂を続けて、ようやく原稿を完成させたのが11月初旬だった。レビュワー2人からのコメントは結構迅速に返ってきたんだけど、invitedとは言えかなりしっかりと議論しないといけない感じだった。特にレビュワー1からのコメントはかなりクリティカルで、polyploid mitosisに関して自分が見落としていた、というか曖昧に説明していた分子メカニズムについて、もう一度これまでの論文を色々と確認して書き直したことで、自分にとってもかなり勉強になった。
まぁそんな訳で昨晩校正刷りが送られてきて、24時間以内にproofreadingを済ませないといけないので、今日はゆっくりと原稿を読み直す一日。
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