2010年3月31日水曜日

Joint Lab Meeting

先程ジョイントラボミーティングでの発表をしてきたのだが、今日はなんだかあんまり上手くしゃべれなかったな。前半は去年バルセロナで話した内容とほとんど同じなのだが、やっぱり今日集まっているハエ専門ではない聴衆のことを考えてもっと分かりやすい説明を、と思いながらしゃべっていると英語がスムーズに出てこなかった。来週のワークショップで話そうと思っている後半部分についてももっと効果的に説明できるように準備しないとヤバイ。終わった後で何人かが熱心に質問してきてくれたのが嬉しかったけど、やっぱりココではテクニックの基礎的な部分の説明ももう少し入れないとダメなのかなぁとも思った。まぁまた一年以上はこのミーティングでの発表は回ってこないのだけど。さて、金曜日のラボミーティングでもう一回練習させてもらおうっと。

2010年3月30日火曜日

アライグマの親子

二週間に一度、バイオロジーと医学部のいくつかのラボが集まって合同でやっているDevelopmental Biology and Cell Cycle Meetingとかいう長ったらしい名前のジョイントラボミーティングがあるのだが、明日は自分が研究発表をしなきゃいけないらしい。随分前にも一度このミーティングで発表したことがあるのだが、当然ハエ以外のラボもたくさん参加しているのでちょっと話しにくいという印象がある。というのもハエの遺伝学的テクニックにはちょっと特殊なものが多いので、その基礎的な部分から説明する必要があるから。とか思っていたけど、よくよく考えてみりゃ別にテクニックなんて完全に理解してもらえなくても話の本質的な部分は伝わるはずやよね、と思ったので明日はそういうどうでもエエところは説明しないでもええかな。とか思いながらスライドを作成中、玄関のドアの外で物音がしたので見に行ってみたらアライグマの親子がグラネットが残したキャットフードを漁りに来ていた。いつも思うけど、こいつらこんな住宅街のどこに住んでんのかな。

2010年3月27日土曜日

MacBook Pro

ついに新しいMacBook Proを注文してしまった。渡米する直前に日本で買ってアメリカに持ってきて以来ずっと使っているPowerBook G4だが、この五年間毎日フル稼働させた割にはいまだに故障もなく普通に使えている。のではあるが、どうも最近ストレスを感じることが多くなってきた。まずバッテリー。今まで何回か(二回のリコールを含めて)バッテリーを新調したにも関わらずまたもやバッテリーがダメになってしまったようで、常にコンセントから電源を確保しておかないといけない状態になってしまっている。あと、これは前々から気になっていたのだが、どうもスクリーンの左下半分辺りがぼんやりと暗いなぁと思っていたら、どうやらこれは五年間に渡る本体からの熱に晒されて液晶が影響を受けているらしいことに気付いた。負担をかけると燃えるんじゃないかと心配になるくらい発熱するからねぇ。そういう時はファンがフル回転してうるさいし。そしてやはり処理能力の問題。コンフォーカルのZ-stack画像が重すぎると、ImageJで三次元解析を行うときに速度が遅い上にひどいときは画像を開けないことさえある。OS10.3.9を使い続けるのも無理が出てきた気がするし、これはそろそろ替え時やね、という感じ。ネット上ではそろそろCore iプロセッサを搭載したMacBook Proが登場するという噂が飛び交っていて随分迷ったけど、来月のハエ学会には新しいラップトップが必要なのでもう待てない。ということで新しいMacBook Pro、早く届かないかなぁ。

2010年3月26日金曜日

少し前進

この三日間、毎日昼から4時間ほどコンフォーカル部屋にこもってここ数週間で取りためたサンプルの解析をしていた。ハエの準備に何ヶ月かかけてきた甲斐あって、なかなかイイデータが出始めている。中にはいくつか重要と思える発見があって確実にSSTプロジェクトを一歩前進させた感触を得ているのだが、それと同時にそこからまたたくさんの疑問が出てきている。いくつか気付いたフェノタイプの内、どの現象が一番始めなのか、そしてそれらがどういう順番で起こっているのか、ということをずっと考えているのだけどもまだ答えとなり得る辻褄の合う仮説は出てこない。こういう時は必ず夢にまで出てきてうなされるのだが、やはりまだいくつかのステップを踏まないと確実な答えは出ないんだろう。ということで撮りためたコンフォーカル写真の解析に時間をかけたいのだけれども、リビジョン用の追加実験もせにゃいかん上に、そろそろ学会に向けてポスターとスライドを作らないと。。。

2010年3月23日火曜日

Newborn Baby

フォトスタジオで撮ったような新生児っぽい写真を残したいというユンナの希望で、こんな感じの写真を撮ってみました。
ロウチビお姉さんも一枚。
こちらは撮影会終了後のおまけ。

2010年3月20日土曜日

ワークショップ

来月の7日からワシントンDCで開催されるハエ学会(51st Annual Drosophila Research Conference)でポスター発表することになっているのだが、何やらうちのボスがワークショップを企画しており、そのワークショップでも発表させてもらえることになった。ワークショップのタイトルは「Developmental regulation of cell proliferation」。以下のような趣旨で7人が発表します。

The development of multicellular organisms depends on strict temporal and spatial regulation of cell proliferation patterns. In this workshop, we will focus on the regulation of several important aspects of cell proliferation in development. The topics will include: 1. Development signals that promote cell proliferation or cell cycle exit. 2. Cell cycle variations and their regulation in development. 3. Cell competition and compensatory proliferation.

発表に同意してくれた自分以外の6人はスゴイメンバーになったので、ここでこのスゴイメンバーとともに発表できるということだけでかなり興奮してしまうのだけども、同時にかなり緊張してしまいそう。ていうか、その前にどういうストーリーでいくかもまだちゃんと固まってないのでそれをまずしっかり考えないといかん。あと三週間、ちとやばくなってきた。

2010年3月18日木曜日

今シーズンの

真剣にAmerican Idolを見るロウチビ。2シーズンぶりに見ているのですが、意外と飽きないですね。ちなみに、私の予想では今シーズンの優勝はCrystal Bowersoxという娘。この娘は抜群に上手いと思う。先週、Tracy Chapmanの「Give Me One Reason」を唄っているのを見て感動してしまったのでした。

作戦会議

今日は昼にロンドンのYF博士とボスの部屋でスカイプデスカッションをした。先日のリビジョンに対するレビュワーコメントにどう答えるかの作戦会議。ある二つの追加データについて、最終的に撤回するかもしくは何らかの弁解をするかでかなり激しい議論になった。そのデータを取り除くか否かというだけの議論ではYF博士とボスの意見に折り合いがつくことはなさそうな雰囲気だったので、結局は自分がその二つの内の一つの実験をもう一度やってみようと提案することで一応議論を落ち着かせた。もちろん再実験でクリアーなデータが得られればそれが一番なのだが、一ヶ月の間に完遂することが出来るだろうか。まぁ気合いでやるしかないけど。

2010年3月17日水曜日

2010年3月16日火曜日

DST開始

こちらは昨日から夏時間開始です。一時間早まって、日本との時差は13時間になります。なんか最近夏時間の時期が長くなりましたよね。

2010年3月13日土曜日

もう一度

今日、ついにエディターから論文のリビジョンに対するコメントが返ってきた。再投稿してからもう一ヶ月半ほども経っていたので、もしかしたらさらにもう一人新しいレビュワーに回ったのかと思っていたのだが、レビュワーは前回の三人そのままだった。まだアクセプトではないのだが、エディターの言い方からするとよほどのことがない限りこれでリジェクトになるということはなさそうな感じがしたので、ちょっと安心した。レビュワー三人のうち前回ポジティブだった二人は手放しでアクセプト。問題は前回かなり厳しいコメントで完全にネガティブだったレビュワー1なのだが、リビジョンでこのレビュワー1を説得するために用意したいくつかの追加実験に対する努力を認めてくれたのか、渋々という感じながらも前回よりは前向きに考えてくれているのが分かった。といってもその追加実験に対するレビュワー1のコメントがこれまたなかなか答えにくい感じのものなので、なんとかそれに答えるべく今から頭をひねらなければならない。再々投稿までに与えられた期間は一ヶ月。さぁ最後の一押し、気合い入れていきます。

IH博士の送別会

昨日の夜は、来週日本へ帰国することになったIH博士のためのポスドクランチメンバーによる送別会でした。場所はいつものChina Delight。IH博士はこの4月から日本の遺伝研に赴任することが決まり、7年近くのアメリカポスドク生活に終止符を打つことになったのでした。このメンバーで特別な会の時はいつもこの中華料理屋で北京ダックを注文するのですが、今回もやっぱり旨かったなー。遅れて参加したMS博士も合流した後は、このメンバーで話すといつも盛り上がってしまうあの話題になってしまいましたね。いやぁ楽しかったです。IH博士の今後の益々の御活躍を祈念して乾杯。

2010年3月11日木曜日

Surprise birthday party

今からうちのボスのサプライズバースデーパーティに行ってきます。今日が40歳の誕生日だそうで、奥さんがボスには内緒でラボのみんなを集めています。ボスはたいがい6時くらいに帰宅するそうなので、集合は5時45分。今見たら確かにボスはまだオフィスにいました。さて、どうなることやら。。。しかしまだ40だったとは。。。

確定申告

いつも使っているオンラインのTurboTaxでようやくTax return終了。なんか毎年還付される金額が減ってきているのだが。。。しかし毎年思うことだけど、こんなに還付されることになるのなら始めからこの分を計算してもう少し低い金額を徴収するということはできないのだろうか。まぁ戻ってくるからいいようなものの、もっと戻されるべき税金があるんじゃないかと気になってしょうがない。そういや今年はプレスクールの授業料が結構返ってくることに驚いたな。

2010年3月10日水曜日

Dissection

日曜日の夜はチビが二人とも眠りについた後、アカデミー賞の中継を最後まで見たいのを我慢して11時頃にようやくラボに出てきた。ハエの仕分けをした後、顕微鏡を覗いたりしているうちに2時半になっていたので、こりゃまずいなと思って家に帰ってきたのが3時頃。で、翌朝は9時にロウチビをプレスクールに送った後、10時からボスと二人で小一時間ほどデスカッション。そんな訳で、ちょっと寝不足だったのだが今週はアンダーグラジュエイトに解剖を頼めないので、午後から気合いを入れて一気に6系統のimaginal discのサンプルを取る。一系統につき30〜40匹は解剖したので全部で200匹ほど解剖したことになるが、やっぱり久しぶりにこれだけやると結構疲れた。しかも一匹一匹のGFPのモザイクパターンを確認しながらだったので結構時間もかかってしまった。そんなこんなで疲れて家に帰ると、YK博士の奥さんが届けて下さった晩御飯のおかずが並んでいた。久しぶりの美味しい和食を頂いてビールを飲んだら心地よくなってしまい、昨晩はその後結構早い時間にロウチビと一緒に眠ってしまった。やっぱり生まれたばかりの赤ちゃんとの生活はリズムを維持するのが難しいですなぁ、と言う話。でもそういや昨日の解剖でちょっと手応えを感じたのだった。細かいところは染色してからだけども、実体顕微鏡下でも明らかにフェノタイプの違いが分かる系統があったのだ。こういうときは早く結果が見たくて抗体染色もワクワクしてしまう。ということで、今日もさらにdissection。

2010年3月5日金曜日

spring break?

さて、この三週間ほどは実験の量を減らして主にハエの仕込みをしていたのだが、そろそろ昨日辺りからその仕込んだハエ達がエエ感じになってきているのでいよいよ仕事量を元に戻していこうかなというところ。なのだが、来週はspring breakだとかで大学の授業は一週間休みらしい。ということで、残念ながらラボにいるアンダーグラジュエイト達も一週間きっちりと休みを取る模様。一週間休むからハエを見ておいてくれだとか、オマエラナメトンノカ、と言いたくなる。授業は休みかもしれんが研究にスプリングブレイクとかそんなもん関係あるかい、と。でもそんなこと言ったら、こいつ気でも狂ったんかと思われるんかなぁ。まぁそれはエエとして、明日のラボミーティングはニッキーの発表の番なので、今ニッキーと明日の発表についていろいろとデスカッションした。ニッキーの実験はどうもあんまり進捗していない感じなのだが、ニッキーは一生懸命自分で考えようとしているところがなかなか素晴らしい。明日の発表でも、ニッキーが自分で考えたアイデアに基づく新しい実験の概要を発表しようということになった。もしこの実験でポジティブな結果が出ればホンマにブレイクスルーに成り得るのだけど、まぁやってみないと分かりません。

2010年3月2日火曜日

Annika's Birthday Party

昨日は三軒隣のアニカのバースデーパーティーでした。アニカところにも今月男の子が生まれる予定で、アニカももうすぐお姉さんになる訳です。アニカはロウチビと一ヶ月ほどしか離れていないのですが、偶然にも二人の弟も一ヶ月ほどしか違わないことになります。