一人のレビュワーが、ここで見ている現象が本当に“cell competition”と定義できるのかどうかということでちょっとした懸念を持っている。確かにこのレビュワーが指摘するように、今のところcell competitionの明確な定義というものはないかも知れない。しかしながら、hallmarkというべきphenotypeは三つある。一つ目は、loser cellがwinner cellと隣り合った場合に起こるloser cellのcompetition-dependentなapoptosis。二つ目は、このloser cellがhomotypic situationにおいては基本的にviableであるということ。そして三つ目は、winner cellをMinuteのようなcompetitivenessが低い細胞に置き換えてcompetitive pressureを低下させた場合に、loser cellのapoptosisがレスキューされる、というかcompetition自体が起こらなくなるか軽減されるということ。これらは全て「competitionが起こっている」という前提でもって考えていることになるのだけども、基本的にこれらの現象は全て、“super-competition”の状況も含めて一般的に見られるcell competitionのphenotypeであり、これらの条件を満たす現象はcell competitionと言えるんじゃなかろうか。つまりこれが今のところ考え得る定義でもある。
ボスは、ちょっとトーンダウンするという手もあるんじゃないの、という感じだったけど、やっぱりこの分野への貢献、啓発ということを考えたらここはきっちりと主張しておくべきとこなんとちゃうのかなと思う訳ですわ。
0 件のコメント:
コメントを投稿