今日のラボミーティングはFly Meetingの報告会。学会の後はいつもこうして学会で得てきたオモシロネタをラボメンバーと共有するために発表するのだけど、今回はラボから自分を含めて7人も参加していたので、各自少しずつの紹介。自分が選んだのは三つ。
一つ目はDr. TO-Wとこからのポスターで、subperineurial glia (SPG) のpolyploidyによるcell growthが、developing brainをカバーするという機能面において重要であるという研究。このSPGにおけるendocycleを阻害すると、blood-brain barrierを形成するseptate junctionが壊れてしまうんだそうな。これは自分が発表したCCHと基本的にかなり似ている現象と言える。
もう一つはDr. MGとこのYN博士のポスター。ScribやDlgがplanar spindle alignmentに重要であると。これらを含め、spindle orientationに重要な遺伝子をノックダウンしたdiscではmitotic spindleのmisalignmentが起こって、これらの細胞はbasal extrusionによってanoikisに至る。このときp35でapoptosisをブロックするとEMT様のフェノタイプを示してbasal側でtumor-like massになるというお話。
で、さらにもう一つは「Apoptosis」のワークショップでのDr. LJラボからの発表。cell competitionにおいて、Toll and Imd pathwayによって制御されるinnate immune systemがloser cellの除去に働いているというお話。まぁ自分にとってはこれが今回一番のビックリネタやったかな。FACS→Microarrayという流れでこのpathwayに辿り着いて、loser cellのapoptosisにおけるDreddやRelish、そしてToll-8/Tollo等の関与が示されていた。どこまで明らかにされているのか、これは論文が楽しみなところ。
もちろん他にもオモシロイ発表はたくさんあったのだけども、今回はこんなところで。