いやぁそれにしても今回もほんまに長い戦いやったなぁ、ということもあるし、結構重要な発見なだけにこれをvisibleなところで発表できるということにもほっとしている。だいたいいつも論文が受理される頃にはもう何回もイヤというほど原稿を読み直して書き直してしているので、今更改めて読むのはもうウンザリとかいうことになるんだけども、今回はあんまりそういう感じはなくて、今もう一度読み直してみても「おぉ、なかなかオモロイ論文やないかい」と思える。まぁまだまだいろんな謎を残してしまっているんだけども、これはこれでオモシロイお話が書けたなと自画自賛。
今回、Dev Cellには始めShort Articleとして投稿して、一回目のレビュー後のエディターの返事はリジェクトだった。これに反論してリビジョンを認めてもらって、しかもフォーマットをFull Articleにチェンジしてアクセプトを勝ち取ったという経緯を思い返すと結構気持ちがイイ。cell competitionがpostmitoticなfollicle epitheliumでも起こっているというこの論文の一つ目の発見はMahjong mutantのハエを作った頃にまで遡るので、これはもうかれこれ6年ほど前のことだと思う。で、CCH(compensatory cellular hypertrophy)の発見が3年ぐらい前か。まぁその間にMahjongの一本目を出しているんだけども、そういやあのPLoS Biologyの論文の二回目のリビジョンで、このfollicleでのcell competitionのデータを出してしまうかどうかということを巡ってYF博士とエライ議論したことを思い出す。そうやっていろいろ思い出すとこの論文はかなり長い年月の間に一人で少しずつためたデータから成っている訳で、自分にとっては結構思い入れの強い論文になりそうだ。
ということで、みなさま乞うご期待。
おー、やりぃですね、congratsです!近日中に論文を読めるのを、wkwk乞う期待しています!
返信削除おめでとうございます!論文、読ませていただきます!
返信削除Thank you guys for your congrats!
返信削除御存知の通り、なんやかんやと長いこと苦労した論文なので、読んでいただけるとうれしいです。