Rafael Reverte Cistum 2009
スペイン、Navarraのold vine Garnacha。甘酸っぱいプラム、というか、上等のはちみつ梅干しのような旨さ。まろやかなタンニンで余韻は意外とあっさりしていて飲みやすい。久しぶりに二人で思わず飲み干してしまった。近所の酒屋で16ドル。
ちょっと補足説明。
ヨーロッパのワイン用葡萄は19世紀後半にアメリカから持ち込まれた害虫、フィロキセラ(Phylloxera)によって壊滅的な被害を受けました。その時ヨーロッパの葡萄品種の絶滅を防ぐために、フィロキセラに抵抗性のあるアメリカの葡萄品種を台木として接木をする方法が広く用いられたために、現在のヨーロッパの葡萄はほとんどがこの接木によって栽培されたものなんですね。しかしながらこのワイン Cistum は、接木をしてない120歳になる純粋なGarnachaの古木から造られたワインなんだそうな。まぁでも、葡萄の樹がこの接木をしたフィロキセラ以後のものかそれ以前のものかでどれほど味に違いがあるかはよく分からないんだとか。
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