先日、同じ北大5号館出身のAN博士が日本でポジションをゲットしたというメールが来た。AN博士は自分より一年先にPhDを取って、一足先に渡米して以来ずっとアリゾナでポスドクをしていた。AN博士の渡米半年後に自分はダートマスへ、そして同じラボにいたHM博士はミシガンへとやってきたのだった。もう9年前の話になる。学生時代には主にこの三人で実験の合間にいろんな本の輪読会をして、いつもあれやこれやとデスカッションしていた。スコギルの「Developmental Biology」に始まり、ブライアンホールの「Evolutionary Developmental Biology」、キャロルの「From DNA to Diversity」、メイナードスミスの「Evolutionary Genetics」、そしてラフの「The Shape of Life」。そして、三人ともエボデボをやるために右も左も分からないアメリカに渡って来たのだった。まぁ自分はフロリダに南下して、いわゆるエボデボからは少し離れたところまで来たけど。同じアメリカとはいえ随分離れた場所にいたので、結局この9年間で会ったのはラスベガスでの一度だけ。それでもしょっちゅうメールで連絡を取り合っていたAN博士のことがやっぱり気になっていたので、この長かったアメリカでの修行を同時に終えるというこの結果は感慨深い。いやぁお互いほんまにがんばったよなぁ、と。
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