2020年6月25日木曜日

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今朝はプログレスミーティングということで、Yさんと一緒にディスカッション。今回はちょっと久しぶりに、自分も少しhingeのフェノタイプについて話した。既知のいわゆるコアコンポーネント遺伝子の変異を見ている訳だが、そもそも既知の現象とは少し違うものを見ているとも言えるので、もしかしたら全く異なるsignaling pathwayによって制御されている可能性を追う方が良いのでは、というYさんのサジェッションが心に残った。
Sが発表したデータは、執筆中の論文に関してこれまでに蓄積されてきたいくつかのデータに疑義が生じるような、ちょっと悩ましいネガティブデータ。このところコレについて二人で議論を重ねていたのだが、いくつかのテクニカルな問題とネガティブデータによって、気分的にも少し行き詰まり感があった。しかしYさん曰く、一つのネガティブデータでこれまでのポジティブデータを否定するべきではない、と。それは確かにそうだ。ネガティブデータにも真摯に向き合うのは当たり前だが、何かテクニカルな問題が生じている可能性がある。もう一度しっかり検証し直さないといけないけど、悲観的になってはいけない。基本的なことを思い出した。

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