2009年12月11日金曜日

どこまでやるか

今日は朝から自宅でロンドンのYF博士とスカイプでデスカッション。論文再投稿へ向けての追加実験の進捗状況を交換し合って、手持ちのデータでいかにレビュワーを説得させるかということについて話し合った。レビュワーの一人が求めていることはかなり厳しくて、それに答えるためにはもっと時間をかけて実験をしていかなければならない。そのレビュワーが求めているモノに対しては当然我々も今考えており実際アイデアは持っている訳だが、それは今投稿している論文の次のステップとしてである。どこまでやるか、というかある研究を進めている中でどこで区切りをつけてそれを一つのストーリーとして完結させて論文にするか、というその見極めはなかなか難しい。一つのことが分かればまた次の疑問が出てくるし、それを追求すればさらにいくつかの疑問が湧いて出てくるというのは当たり前のようなことで、常に論文にまとめるということを念頭に置きながらクリティカルな実験を考えていかないと、その時その時の興味本位で果てしなくやってしまって結局は何やら細かいことが色々分かったけどもまとまったストーリーを描けないということにもなりかねない。だからという訳だけではもちろんないが、今ここで一区切りつけて論文にしておきたいから、などとそんなことはレビュワーに言ってもしょうがないので、なんとか今持っているデータで勝負しようということ。年内にあといくつかの実験をしたら、年明けからもう一度論文を書き直していよいよ再投稿しようということで一致した。

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