2014年5月26日月曜日

NIG Postdoctoral Fellow

2015年度の国立遺伝学研究所博士研究員(NIG Postdoctoral Fellow)の募集が始まります。
応募受付期間は、2014年6月17日(火)〜2014年7月16日(水)。
ウチのラボも受入可能です。細胞競合、腫瘍形成、組織恒常性といったテーマに興味のある方は是非一度ご連絡下さいませ。
詳細はコチラを御覧下さい。

雨が降る中

今回はやめておこうかなと思っていた来週が締切の申請書だが、先週S先生と話してからやっぱり書こうという気になったので雨が降る中もう一度オフィスに出てきた。ちょっとキツイけど、今まで考えていたことを書いてみる。そういえば少し前に、「科研費 応募のコツ」という所内のワークショップがあったのだけど、演者の方々が申し合わせたように「本当に自分がやりたいことを書きましょう」と言っていたのが印象的だった。トップダウン型のグラントの場合は特に、その領域の戦略目標に沿うように色々と考えてしまうもんだけど、やっぱりねじ曲げたものはすぐに分かりますよと。もちろんある程度その分野に当て嵌まっていないといけないのは当然なんだけども。
ということで、去年フロリダで見た現象を新しいコンセプトへ発展させるための話をしてみましょう。

Fly-FUCCI

Fly-FUCCI: A Versatile Tool for Studying Cell Proliferation in Complex Tissues.  Cell Reports 7: 588-598.

FUCCI というのは Fluorescent Ubiquitination-based Cell Cycle Indicator の略で、以前にmammalの細胞で開発されたlive cell-cycle monitoring systemのこと。細胞周期においてphase specificに活性化する二つのubiquitin ligase、APC/C(M to G1)と SCFSkp2(S to G2)の各々のsubstrate、GemininとCdt1のデグロンを含むinert fragmentにGFPやRFPをくっつけたものでphase transitionをビジュアル化するというもの。で、今回Dr. BEのとこでこれをDrosophila用に再開発してくれました。
このFly-FUCCIでは、Cdt1の代わりに、S phase-dependent ubiquitin ligase CRL4Cdt2のターゲットであるDrosophila E2F1のN-terminal fragment(aa 1–230 including the “PIP-box” degron)、ほいでGemininの代わりにはAPC/CのターゲットであるCycBのN-terminal fragment(aa 1–266 including the “D box” degron)が使われている。その結果、このFly-FUCCIはオリジナルのものとちょっと違っていて、E2F1はS phaseでdegradeされるので、GFP-E2F11–230はG2, M and G1 phaseのマーカーとなり、G2→M promoting factorであるCycBを使ったRFP-CycB1–266はS, G2, and M phaseのマーカーになる。ということで、工夫すれば色々とproliferationの解析に使えそう。FACSでisolationも出来るし、リアルタイムでvivoのcell cycleを見ることが出来るのはシブイね。
すでにBloomingtonからubiquitin promotor、UAS、QUASの全てのラインが手に入る。

ちなみに自分は常々エンドサイクルのマーカーが欲しいと思っていて、このFly-FUCCIを使えないかとも考えたのだが、やっぱりシングルでビシッとendocycling cellをマークできるものではないなぁ。

法事の朝

子供が祖父母と過ごす時間。この何気ないひとときは日本へ帰ってきた理由の一つ。

奥の院へ

この週末は法事で大阪の実家へ行って来た。土曜日は日曜日の法事とは別に、お墓参りのために高野山へ。久しぶりに特急こうや号に乗ってみると少ない乗客の半分以上が外人だった。やはり世界遺産に登録されたからか、五年前に来たときよりも外人の観光客が随分増えている印象。それにしても高野山は海外から来た観光客には相当インパクトが強いだろうなぁと思う。薄暗い林の中に戦国武将とかの無数の古いお墓が立ち並ぶ、奥の院までの参道のあの独特の雰囲気はなかなか他にはないもの。静けさの中でこの国の歴史を思い起こさせるあの厳かな参道を歩くと何だか心が安らかになる。

2014年5月21日水曜日

ダピ

ヒートショックもしたし、そろそろ解剖していよいよここで初めての抗体染色をやるかな、と思って辺りを見回してみたら意外と必要なものがなかった。。。ということで、今日はちょっと試薬作りとかしていたのだが、意外なことにDAPIがないことに気付いた。どうやら神経系の人達はあんまり核染色とかしないみたい。とりあえずどうすべぇと思いながらオシッコしていると、ちょうどタイミングよくMラボのSI博士が隣に用を足しにきたので聞いてみたら、二つ返事で「すぐ必要なら少しあげますよ」と。よかったよかったありがたい、ということでこれでとりあえずは抗体染色できる。

2014年5月19日月曜日

箱根

この週末は義姉家族がはるばる子供連れで遊びにきてくれたので、土曜日は朝から三島の市内観光を案内した後、車で箱根小涌園へ。三島からは1号線を走って一時間もかからないくらい。帰りは小田原まで送っていったのだけど、このあたりは景色も素晴らしいし、1号線沿いにイイ感じの古い温泉街がたくさんあってとても魅力的。また何度も来てみたい感じ。といっても、自分は土曜日の午後に大学院説明会があったので箱根は夕方からの合流だったのだけど、久しぶりの温泉を楽しんだ。
ということで、土曜日の午後は学生さん達に研究内容などを紹介するためにポスター会場へ。その後、各ラボに興味のある学生がラボ訪問する予定だったので夕方までオフィスで待機していたのだけど、結局来てくれたのは一人だけだった。。。まぁ全体で30人ほどだったようなので、一人でも興味を持って来てくれればウレシーんだけども。

2014年5月16日金曜日

14

このところ集めていたバージン達のクロスを今日一斉に仕掛けた。14種類。来週、再来週あたりちょっと大変なことになりそうだけど、論文を仕上げる前にやってしまいたい実験群。論文のほうはこの数日間でだいぶ形になってきた。最終パートは今日仕掛けた実験の結果も考慮に入れたいので、そろそろこのあたりで原稿を一度フロリダへ送ってみるか。首を長くして待っているみたいだし。

2014年5月15日木曜日

遺伝研 大学院説明会

明後日の土曜日、ここ国立遺伝学研究所の大学院説明会がありますが、ウチの研究室も参加しています。ハエを使った細胞競合や腫瘍形成の研究などに御興味のある学生さんは是非気軽に話を聞きにきて下さい。

Cell competition in the thymus

Cell competition is a tumour suppressor mechanism in the thymus.  Nature doi:10.1038/nature13317
Cell competition is an emerging principle underlying selection for cellular fitness during development and disease.  Competition may be relevant for cancer, but an experimental link between defects in competition and tumorigenesis is elusive.  In the thymus, T lymphocytes develop from precursors that are constantly replaced by bone-marrow-derived progenitors.  Here we show that in mice this turnover is regulated by natural cell competition between ‘young’ bone-marrow-derived and ‘old’ thymus-resident progenitors that, although genetically identical, execute differential gene expression programs.  Disruption of cell competition leads to progenitor self-renewal, upregulation of Hmga1, transformation, and T-cell acute lymphoblastic leukaemia (T-ALL) resembling the human disease in pathology, genomic lesions, leukaemia-associated transcripts, and activating mutations in Notch1.  Hence, cell competition is a tumour suppressor mechanism in the thymus.  Failure to select fit progenitors through cell competition may explain leukaemia in X-linked severe combined immune deficiency patients who showed thymus-autonomous T-cell development after therapy with gene-corrected autologous progenitors.

昨日、Natureのオンライン版で出てきた論文。マウスの胸腺では、骨髄由来の若いT-cell progenitorsが、胸腺の古いthymus-resident progenitorsをoutcompeteすることによってthymocyteのturnoverが起こっているというお話。そしてこのcell competitionによるturnoverが無くなると、補償的なself-renewalに依存し始めたthymus-resident progenitorsでは、gene expression profileに変化が起こってacute lymphoblastic leukaemiaに至るのである。
去年、マウスのearly embryoでendogenous cell competitionによってMyc発現レベルの高いものが選別されているという報告があったけど、今回はprogenitor cellsのturnoverがendogenousなnatural cell competitionによって起こっているという発見であり、さらにこのphysiological replacementがtumor suppressor mechanismとして機能しているというこのお話は、cell competitionという現象の意義を考えるにあたって非常に重要である、なんてことは言うまでもないか。

Cancer: Darwinian tumour suppression.  Nature doi:10.1038/nature13337
で、コチラはモレノ先輩による分かりやすい解説記事。しっかりと自身の「Fitness Fingerprints」説を宣伝しているあたり、先輩らしくてナイスですね。
「It is clear that exciting days lie ahead for the study of cell competition in relation to cancer.」確かに。

Roggio del Filare

Velenosi Rosso Piceno Superiore Roggio del Filare 2007
これもTH博士のセラーから。イタリア、マルケのVelenosiというワイナリーが造るMontepulcianoとSangioveseのブレンド。凝縮した果実味、深みがあってまろやかで、これは旨い。かなり好き。

Château Margaux Pavillon Rouge

Château Margaux Pavillon Rouge 2005
フランスのボルドー、言わずと知れたChâteau Margauxのセカンドワイン。中でもこの2005年はグレートヴィンテージなんだとか。ブレンドはCabernet sauvignon、Merlot、Petit verdot。こんな機会もあんまりないんだからと、TH博士のセラーから出してもらってしまいました。こんな高価なワインを飲んだのは初めてかも。上品な香り。濃いブラックベリーとスパイスの複雑な味わいに、滑らかなタンニンの長い余韻。なるほどなぁという感じ。

Poulet Père et Fils Languedoc

こないだの札幌滞在中には何本かのイイワインを飲ませてもらいました。まずはコレ。
Poulet Père et Fils Languedoc Rouge 2011
フランス、ラングドックの赤。甘酸っぱいフレッシュなイチゴという感じ。とっても飲みやすくて旨い。これは結構好き。

2014年5月13日火曜日

subdisplay

論文執筆中。なのだが、ええかげんラップトップの狭い画面で全ての作業を行うことに限界を感じていたので、この機会に新しくサブディスプレイを導入。iiyamaの23インチ。画面の高さや向きを自由に調節できるのがなかなかナイス。さぁこれでちょっと作業効率が上がるかな。

2014年5月11日日曜日

せせらぎの町

今日は昼から三島のダウンタウン近辺、源兵衛川沿いのせせらぎ回遊ルートを歩いてみた。写真で見たことはあったけど、きれいな清流の上を渡っていくような遊歩道はかなりイイ感じ。結構な距離を歩いたように思うけどとっても癒されたし、所々に史跡や入ってみたくなる店なんかがあったりしてなかなか興味深い。夏は裸足で川の中を歩くのも良いかも。こんな素晴らしいところがあるこの町がまた少し好きになった。
で、今晩は今からドンちゃんのBroad論文の最終プルーフリーディング。

2014年5月8日木曜日

ultra-thin section

昨日今日と、S先生に指導してもらいながらTEM用超薄切片の作成。二週間ほどかかってようやくここまで辿り着いた。樹脂包埋したサンプルをトリミングして、ガラスナイフで面出しして、もう一度トリミングしてから最終的にダイヤモンドナイフで70nmぐらいの薄さで切る。このあたりの作業はまさに職人技の連続。昔やっていたパラフィン切片でも、カエルの卵みたいに綺麗に切るのが難しいサンプルはかなりのワザが必要だったけど、これはもっと高いレベルの精度が要求される感じ。結構時間を取られる作業なんだけども、やっぱり自分のバックグラウンドは形態学にあるからこういうのは嫌いではない。

2014年5月7日水曜日

五年ぶりの札幌

GW後半の四連休を札幌で過ごしてきた。五年ぶり、とは言え学生時代を過ごした頃から町はそれほど変わった訳でもなく、懐かしく当時を思い出した。祖父母や従兄弟と楽しい時間を過ごした子供達には良い思い出になったことだろう。手稲山はまだうっすら白く、町の公園にも最後の残雪を見つけたけど、この四日間はもうだいぶ暖かくなっていて桜がちょうど満開になっていた。
帰る前の晩に、義兄のTH博士と二人で夜遅くまでワインを飲みながら色々語り合ったのだが、これがなかなか楽しかった。TH博士は循環器内科のお医者さん。数年前まで自分の研究との接点を見つけることは出来なかったのだけど、最近はどんな分野の人とでも話をしているとたいがい何か接点が見つかってくることが面白くなってきた。研究対象へ全く違う見方から入っていることによる知識や考え方の相違を知ることが楽しいのは、迷路の中で出会った時に違う入口から入ってきた人からの情報がいかに貴重であるかという感じかな。
ともあれ、北海道の海の幸を満喫させてもらったことだし、そろそろ本腰入れて始めていきましょう。

2014年4月30日水曜日

精査

この数日間、フロリダから送った約250ラインのハエ達の整理をしている。マイツが潜んでいないかどうか、バイアルを一本ずつ実体顕微鏡下で精査しながら新しいストックを作っているので結構時間がかかる。今で3分の2くらい終わったけど、そのうち5本くらいでマイツを発見してしまった。まずいなぁ。。。まぁ仕方ないので、まだもう少しの間隔離部屋でマイツ除去作戦をやっていくしかない。クロスの開始は来週、札幌から帰ってきてから。

ドンちゃんのBroad

昨晩、フロリダからのメールでドンちゃんの論文が Developmental Biology にアクセプトされたことを知った。いやぁ、よかったよかった。この論文の話は、もう随分前に自分が Broad という遺伝子に興味を持ってなんやかんやといじっている時に、follicleでBroadがNotchの制御下でmitotic-to-endocycle switchに関与していることを発見したのが元ネタになっている。当時指導していたアンダーグラジュエイトのザビエルと一緒にそれを確かめたのだけど、ザビエルの卒業後にそのままお蔵入りしそうになっていたものをドンちゃんにやらせてみたのだった。実はそのおかげで、その後ドンちゃんはこのプロジェクトに随分長いこと悩まされることになったのだけど、ここまでの形にする過程で彼も色々なことを学んだのではなかろうか。夜中のラボで、しょっちゅう二人で長々とデスカッションしていたことが思い出される。

2014年4月27日日曜日

GW前半

実は今週末からゴールデンウィーク。今年は飛び石連休やけど、やっぱりGWっておっきな連休やね。アメリカにはこんな長い連休ないもんなぁ。
今週末は家でだらだらと過ごしたけど、GW後半の来週末は久しぶりに札幌へ行く予定。

2014年4月24日木曜日

一ヶ月ぶり

昨晩、フロリダの元ボスとスカイプで再会した。約一ヶ月ぶりだったけど、いつものあのオフィスに座っている彼と話しているとスクリーン越しとは言え、あそこで毎週のようにデスカッションしていたときの感覚が甦ってきた。向こうは朝の10時。彼のうしろの窓から差し込む日差しを見ながら外の景色を想像していたらちょっと懐かしい気分になった。まずはお互いの近況報告とか、ラボメンバーの話とか、いろいろと世間話をしつつ本題はやっぱり懸案の論文執筆について。こちらはとりあえず一本目の申請書は終了したので、いよいよいくつかの追加実験をしつつ原稿に取りかかりますわという話。目標は約二ヶ月後。

Glass Knife

今日は午前中にサンプルをエポン包埋。重合には三日以上かかるので、週明けまで待たないといけない。午後からは、テクのOさんにガラスナイフの作り方を教えてもらった。組織学はやっぱり職人技みたいなものが多いねぇ。

2014年4月23日水曜日

Fly Pushing, Season 2

今日で、このブログを書き始めて丸五年になる。五年間続いたっていうことよりも、始めの一年とほぼ同じペースで続けていることにちょっと感心するわ。まぁなんということもない日常を書き続けている訳やけども、これだけ続けると結構自分には良い記録になっていて、「あれっていつやったっけ?」とか「あの頃何してたっけ?」とかいう時に、ココを見ればちゃあんと書いてあるのでなかなか便利な上に面白かったりするんですね。それに、時々ただ懐かしく読み返すこともあったり、ブログがきっかけで友達ができたり、やっぱりこのブログを続けてきて良かったなぁと思う。
ということで、今後もなるべく続けていこうと思うのですが、ついにタラハシーを出て日本に帰ってきた訳やし、「Fly Pushing in Tallahassee」ていうこのタイトルはどうなのかなと。タイトルを替えるか、それとも新しく別のブログを立ち上げても良いのかもなぁとも思うけど、それもなんかメンドクサイ。なので、とりあえずこのままのタイトルでもう少し続けていきましょか。まぁタイトルは “Tallahassee” のままやけど、実は「Season 2: Fly Pushing in Mishima」になってるねんで、ということで今後ともよろしくお願い致します。

2014年4月22日火曜日

下準備二日目

今日も引き続きTEM用サンプルの下準備。いろんな溶液をメスシリンダーで測ってまぜまぜしたりするのを習っていると、なんだか学部生の頃を思い出す。固定とか浸透の待ち時間が長くて、こういう昔ながらの組織学ってやっぱりのんびりしてるなぁと、昔よく窓の外の雪景色を眺めながらやっていたパラフィン切片のことを思い出したり。でもパラフィンよりももっとじっくりやる感じやね。今日は樹脂浸透までで、明日包埋したらその後重合させるのに三日間も待つ。

TEM開始

今日から電顕のサンプル調製開始。TEMを自分でやるのは初めてだし、微細構造を見てみたいものは色々とあるので楽しみなことは多い。まず手始めに、なじみのディスクとオバリーを見てみようかな、ということで午後は久しぶりに解剖。

2014年4月21日月曜日

マイツ

そろそろフロリダから送られて来たバイアルの中で次世代のハエ達が出て来始めているので、とりあえずマイツの混入がないかスクリーニング。事前にジャッキーから、もしかしたら42D MARCMにマイツがいるかも知れんよ、と聞いていたのだが、まさにそのバイアルでマイツの一家が元気良く繁殖していた。ココでマイツが発生したことはないらしく、S先生はとっても嫌そう。ちょっと隔離して拡散しないようにしなければいかん。マイツとは関係ないけど、それにしても日本は遺伝子組換え生物の取り扱いに対する規制がものすごいキッチリしてますなぁと思う。共通機器のライブイメージ用コンフォーカルの部屋でのハエの取り扱いは申請していないということで、新規の申請とともにハエ取り紙とかを設置しないといけなかったり。ラボのハエ達も専用の部屋から出すことは出来ないので解剖とかは全部その部屋でしないといけないし、アルコール瓶に捨てたハエ達も廃棄前に冷凍処理をして確実に殺さなあかんかったり。アメリカのラボのハエ達は逃げ放題やったけどなぁ。。。

2014年4月18日金曜日

Soccer School

今日はウチの4歳がはじめて地元のサッカー教室に行ってきたらしい。本人はとっても楽しかったそうで、なにより。それにしてもチビッコ達がこんなエエグランドでやらせてもらえるなんて、さすがサッカー王国ですなぁ。自分が子供の頃は、試合でも芝生のグランドでやることなんてほとんどなかったけど。

金曜日

申請書第一弾はほぼほぼ完成。月曜日にサブミットかな。
今日は午前中にS先生と少し立ち話がてらデスカッションしたり、食堂で昼御飯を食べながらH先生に研究のことを聞いてもらったり、午後はSK博士のCRISPRに関するトークを聞いたり、なんやかんやと楽しかった。ここでCRISPRのプロジェクトが立ち上がっていることは心強いし、SK博士のフライコミュニティに対する貢献には頭が下がる思い。
昼はほぼ毎日、研究所にある食堂に行くのだが、この食堂がまたこじんまりとしているのでここでいろんな人とのコミュニケーションが生まれていきそうな感じ。この研究所の人々を見ていると、ここはみんななかなかイイ雰囲気でやってるなぁという印象。

2014年4月15日火曜日

H博士の研究紹介

今朝のラボミーティングはH博士の研究紹介。今まで自分はあんまり関わったことがない Neuroscience。なじみのないいくつかのテクニックにかなり惹かれた。こういうのは自分が見ている細胞達にも使えるかも、ていうか実際に色々やってみたくなった、ていうかちょっとやってみよう。あと、自分とは全く違う目的で全く違う細胞を見ているものなのに、一つ非常になじみのパターンが出てきた。ということで、早速なかなか面白くなって参りました。

2014年4月14日月曜日

New Office

週末ちょっと執筆活動に励んで、一応申請書の第一稿ができた。まぁプロポーザルの部分は今週まだもうちょっと改良していかなければならんけども、新しいオフィスをセットアップしつつwriting modeに入れたということで、一つの目標は達成。

New Bike

週末、注文していた新しいバイクが出来たということで、自転車屋さんに取りに行ってきた。TREKのX-Caliber 7。タイヤが今までの26インチよりも大きめの“29er”と呼ばれる29インチ。前までフロリダで乗っていたのとは乗り心地が随分違って、ちょっとフワッとした感じでスピードに乗りやすい。通勤は行き帰りとも丘を下って上るのだけど、今までより実際に距離が短いのか走りやすいのか随分短く感じた。

2014年4月10日木曜日

ハエ到着

今日の昼はラボメンバー五人でお花見ランチ。研究所を囲むように数々の桜が植えられているのだが、中でも今日ひときわ輝くように満開になっていた大きな三ヶ日桜の下でお弁当を広げた。ここはラボも研究所も町も、本当にのんびりとした雰囲気がある。
お花見ランチから帰ってくると、フロリダから自分のハエ達、三箱分(約250系統)が届いていた。タラハシーから三日間の長旅。トラッキングしているとアンカレッジを経由していたので、凍えていやしまいかとちょっと心配していたのだけども、ジャッキーが最適な状態で送り出してくれたのだろう、どのバイアルでも小さなウジ虫達が元気そうに這い回っていた。一安心。でももしかしたらマイツがどこかに潜んでいる可能性が否めないので、とりあえずはハエ部屋から隔離して様子を見る。

2014年4月9日水曜日

挨拶

今日は午前中に、同じ研究棟の下の階にあるKM博士のラボとHS博士のラボに挨拶しに行ってきた。新任の助教ということで、昨日の教授会で会議の冒頭に挨拶する機会をもらったこともあってか、お二人ともちゃんと認識してくれていたようで安心した。で、昼に食堂へ行くとちょうどKMラボの方々がいたのでそこに入れてもらって世間話をしていたら、1時になって食堂の大画面テレビでオボちゃんの会見が始まった。自分を含めさすがに皆さん興味があるのか、テレビの音量を上げてしばしその会見に見入って、そしてため息。なんだかなぁ、と。。。
午後からはようやく腰を落ち着けて申請書の構成を考える。ぼちぼちwriting modeに入ってきたかな。

2014年4月7日月曜日

getting settled

ようやく少し落ち着いてきた。二月にフロリダから船便で送った引越荷物も一昨日こちらの自宅に到着したし、家具も必要なものは大体揃ってきたかな。一昨日の土曜日は遺伝研一般公開という、年に一度市民の皆様に研究所を開放して色々と見ていただく催しがあったので、自分もさっそくモデル生物のハエコーナーで説明に立ったり。ちょうどこの時期、構内にある様々な種の桜が満開となっていて、桜を見に来る人々ですごい賑わいだった。遺伝研はこの辺りではちょっとした桜の名所なんですね。
新しいオフィスもだいぶセットアップが完了。今までいたFSUのオフィスよりも広いんだけども、結構古い部屋なのでまずは掃除から。有り合わせの机で一応 L 字型にして作業スペースに絨毯をひいてみた。なかなかイイ感じ。今日、タラハシーからハエ達が発送される予定なので、たぶん今週中には届くのかな。今週はちょっと申請書とか論文とかの書き物を始めて、この新しいオフィスでwriting modeに入っていく努力をしよう。

2014年4月2日水曜日

自宅前から

自宅前から見た富士山。雨が降った翌日はとても綺麗に見える。

2014年4月1日火曜日

着任

今日の朝、所長室で辞令交付があり、無事に国立遺伝学研究所、遺伝子回路研究室の助教に着任致しました。
桜が咲き乱れる遺伝研前の桜並木を歩きながら、いよいよ新しいステージにやってきたなぁと実感。
午前中は採用説明会ということで、なんやかんやと事務方からのオリエンテーション。で、午後は少し研究室に顔を出して、S先生や、同じくこの四月に新しくアメリカ東海岸からはるばるこのラボにやってきたKH博士と雑談。これまでとは随分環境が変わるけど、これまた楽しい Fly Pushing の毎日が始まりそうですわ。

2014年3月31日月曜日

Sakura

日本ではちゃんとこの時期に桜が咲くんですね。ということで、いよいよ明日初出勤。始動します。

2014年3月30日日曜日

exploring

少しだけ余裕が出てきたので近所を散歩。丘の上の新興住宅地の一番端っこに位置するウチのすぐそばには小さな古墳があって、その横には畑や竹林が広がっている。畑の間を下って行くと澄んだ水が流れる用水路があった。そんな感じの結構な田舎。子供達は探検のしがいがあって良いだろう。

2014年3月28日金曜日

まだ準備中

いまだ生活のセットアップに奔走中。電気屋さんとか家具屋さんを往復する毎日。ええかげん疲れてきましたが、毎日久しぶりの日本の旨いもんをたくさん食べて気張っております。もう少し。
それにしても、この町にいるとなんだかいつも富士山のことが気になりますね。

2014年3月25日火曜日

2014年3月21日金曜日

生還

一昨日の水曜日の晩、とりあえずは無事にホームタウンの大阪に到着。ついに日本に生還。
そういやダラスから成田までは今回初めてアメリカンを使ったのだが、これがかなりひどかった。機体が古かったのか、各席のテレビに入っているエンターテイメントが少ししかなかった上に、家族四人のうち二人分が壊れていて全く使えなかった。客室乗務員達の対応もどえらい不親切やったなぁ。まぁ特別な理由がない限り、今後二度とアメリカンを使うことはないかな。
まぁそんなこんなでえらい疲れたのだけども、昨日と今日は実家でゆっくりさせてもらって少し回復。で、次は明日の朝、車でここを発って、新しい生活が始まる地、三島へと向かう予定。

2014年3月17日月曜日

アメリカ最後の夜

今日は一日、子供達はJさんに預かってもらって二人で夜までかかってようやく荷造り完了。午後には少しだけラボにも顔を出して、業務連絡と最後のお別れ。そして今晩、最後の夜はウォルター家に泊めてもらっている。ここ数日は本当に慌ただしかったけど、ようやく全てをやり終えたはず。明日の朝は6時半の便でTallahasseeを発って、Dallasから日本へ向かう。
最後の夜にはアメリカポスドク生活の総括でもしようかと思っていたけれど、まぁそれはまた日本に帰ってからかな。
それでは皆さん、次は日本から。

今なら言える。
God bless America!

お別れ

いよいよ明後日の朝に出国が迫ってきたのだが、いまだに家具の売却が難航している。やっぱりソファとかダイニングセットみたいな大きなものがなかなか売れない。まぁ明日売れなかったら最後はドネイションという手が残されているんだけど。
ラボとオフィスは今晩ようやく全ての作業が終了。ハエ達は日本に帰ってからジャッキーに送ってもらう予定。
それにしてもやっぱり最後の一週間はどたばたと忙しいことになってしまったのだけど、そんな中で毎日いろんな友達一人一人との別れがあった。そのたびに悲しい気分になる訳で、正直なところちょっと精神的にきつくなってきた。いつの間にこんなにもたくさんの大切な友人ができたのだろうと思う。やっぱり家族四人分の別れがあるからだろうか。今までで一番つらい気がする。昨日は、Yancey Streetの家族達ともう一度、思い出のLevy Parkで最後のお別れ。そして今日はJさんのお宅で、たくさんの日本人家族の方々が集まってくれてのお別れ会だった。これだけたくさんの悲しい別れがあるということは、この町でそれだけの出会いに恵まれたということ。みんなに感謝の気持ちで一杯です。

2014年3月13日木曜日

Last bike commute

昨日から Craigslist で家具やらなんやらを売っているのだけども、これが意外と疲れる。今までにもよく Craigslist でいろんなものを売ったり買ったりしてきたけど、今回は結構大きめのものが7品ということでなかなか簡単には買い手が見つからない。各々の品に興味を持ってメールを送ってくる人達は結構いるのだが、こちらのメールに返信してこないヤツが多かったり、ウチにくる時間まで決めたのに現れなかったり、とエエかげんなアメリカ人達に疲れてくる訳だ。まぁそんななか、今日は毎日通勤に使っているマウンテンバイクが売れた。この町での自転車通勤も今日が最後ということで、毎日走っていた道も今日はなんだか感慨深かったのでした。

2014年3月11日火曜日

あと一週間

帰国まであと一週間。昨日の晩で実験はほぼ停止させた。今日からはハエストックのリストの作り直しと、このラボ用と日本へ送付する用のduplicate stockの作成。
で、今日は午後にボスと最後のミーティング。まぁもうほとんどが今まで話してきたことの確認という感じだったのだけども、SSTに関してもう一つ試しておくべきことを二人で思い付いた。そういやアンダーグラジュエイトの二人とも今後のことをデスカッションしておかないといけないのだが、今週から大学がスプリングブレイクだからか二人とも見かけない。おいおいどうすんねんゆー話やでこれが。
家の方は、今週からついに家具を売りに出しているのだけど、なかなか大きい家具の買い手がつかなくて難航中。まぁ、今週いっぱいがんばってやるしかないか。
それにしても、スタップのスキャンダルがドエライことになってきましたなぁ。。。。。

2014年3月8日土曜日

最後のワイン会

昨晩はウォルター家でタラハシー最後のワイン会。町の名物、Momo's Pizzaの巨大ピザを記念にテイクアウトしてもらってみんなでおなかいっぱいに。
飲んだのは以下のワインと日本酒。ブレットのお父さんオススメの14 Hands(Columbia Valley)のブレンドは飲みやすくて味わい深い赤。Trader Joe'sで見つけたアルザスのGewürztraminerも甘くておいしかったけど、それにしてもNさんの地元、広島の「山吹色の酒」が旨かったなぁ。。。

14 Hands Hot to Trot Red Blend 2010
Metz Laugel Michel Léon Gewürztraminer
賀茂泉 純米吟醸 山吹色の酒

2014年3月6日木曜日

pressure

ボスが6月末のCrete Drosophila MeetingでSSTについてしゃべる予定になった。まぁ時期的には良いんだろう。というか、そろそろここらへんで論文をまとめあげるためのプレッシャーをかけたほうが良いと自分も思う。ということで、自分も日本に帰って一発目、金沢で開催されるJDRCでSSTを発表しようかという気になってきた。こちらも6月の初旬なので、日本に帰ってから実験をする余裕があまりないことを考えると大体今手持ちのデータで行くことになる。論文までにはまだ詰めるべきところが色々あるけど、まぁなんとかなるかな、たぶん。できればそのあたりまでに論文原稿が形になっていればいいけど。

2014年3月2日日曜日

Panama City Beachへ

今日は昼から西へ車を走らせて、World's Most Beautiful BeachのPanama City Beachへ。さすがにまだ結構水が冷たくて泳ぐ気にはなれなかったけど、子供達は波打ち際でおおはしゃぎ。フロリダのビーチを楽しむのもこれが最後の機会になるのかな。

Farewell Party

昨晩はボスの家にラボのみんなが集まってくれてfarewell party。シャンパンを開けて、ラボのみんなからのプレゼントをもらった。ズーちゃんが企画制作してくれた立派な記念写真には感動した。みんなのおかげでここでの長いポスドク研究生活を送ることが出来たことに感謝。今までここで何人ものラボメンバーが巣立っていくのを見てきたけど、ついに自分の番が来たんだなぁとしみじみ実感した。

2014年2月28日金曜日

Endocycles

Endocycles: a recurrent evolutionary innovation for post-mitotic cell growth.  Nat Rev Mol Cell Biol. 15: 197–210.

Dr. BEのところから Nature Reviews MCB に「Endocycle」についてのレビューが出てきた。Box 2で Compensatory Cellular Hypertrophy をハイライトしているけど、follicle CCHのreferenceを間違えてcompetitionのレビューの方を引用しちゃってる。。。で、これについてDr. BEにメールしたら、「Oh dear...」ということでエディターに連絡してくれたので、まぁそのうち訂正されるのかな。
それはさておき、なかなか気合いの入ったレビュー。主にDrosophila、Mouse、Arabidopsisにおいて分かってきたendocycleのtransitionやprogression、そしてupstream regulationに関するメカニズムについて述べており、これら異なるphylum間で見られる相違と共通性は結構面白い。それにしてもやっぱりよう知ってはりますなぁ、と感心させられた。尾索類、Oikopleuraの上皮で見られるspatial patterns of differential endoreplicationとかかなりシブイやん。

mammalでのメカニズムはほとんどがmouseのtrophoblast giant cellsで研究されてきたものなんだけども、実はmammalでも結構いろんな組織でendocycleは起こっているのである。

Mammalian cells that are known to endocycle include placental trophoblast giant cells (TGCs), hepatocytes, cardiac myocytes, epithelial keratinocytes, vascular smooth muscle cells and primitive podocytes of the kidney.  Some of these cells endoreplicate during injury- or infection-mediated stress, whereas others endoreplicate as part of a developmental programme.

ということで、このレビューではさらっと触れられているだけだけれども、human epidermisでもterminal differentiationに入ったkeratinocytesがendocycleによってpolyploidizationを起こしていることを示している論文を最近知った。スペインのDr. AGというひとがこれについて精力的に研究しているようだ。
A mitosis block links active cell cycle with human epidermal differentiation and results in endoreplication.  PLoS ONE 5, e15701.

締めは以下の文章で。
The widespread occurrence of endocycles in nature — from bacteria and protozoa to animals, plants and green algae — indicates that endopolyploidy was an ancient and practical innovation.  In most cases it seems to have provided a simple way to facilitate increased cell growth following differentiation, often in cells in which mitosis would compromise function.  Phylogenetic considerations suggest that endocycling pre-dates the evolution of multicellular life and the separation of the plant, animal and fungal kingdoms 800–1,000 million years ago.  However, the various molecular mechanisms used to switch into and then run an endocycle suggest that endocycling re-evolved many times, and multiple times for different cell types in individual species, as different modifications of the mitotic cell cycle occurred.  Nonetheless, mechanistic similarities can be found among all the known endocycles, which helps to explain why it was so simple to convert mitotic cycles into endocycles.

ズーの発表

今日のラボミーティングは、なんやら最近勢いづいてきている様子のズーちゃんによる発表。少し前にデスカッションしてあげたときに大体のデータは見ていたので、それほど驚きはなかったのだが、一つ元にしているディスクでのphenotypeはかなりオモシロイ。今はかなりヒッポ関連のシグナリングを追求しているみたいで、それらのデータはちょっとややこしいのだけども、phenotype自体が何か重要なコンセプトを孕んでいるようにも見える。それがなんなのかはまだちょっと分からないのだけど、今このラボの中では今後が楽しみなプロジェクトの一つになってきたなと感じた。

2014年2月27日木曜日

ちょっと違う

いくらか出てきた新しい実験結果を見るために、今日はちょっと長い時間かけて顕微鏡を覗いていた。少し前にエエ感じできてるように思えたものを、さらに違うアプローチでgermlineをいじって試してみたんだけども、どうやら考えていた仮説とはちょっと違うみたい。まぁ、ちょっと違うということが分かったのが一つの収穫か。ということで、もう一度今度は全く逆のphenotypeを誘導する実験をしてみる。

2014年2月25日火曜日

Yanceyの友達

土曜日はアンティアの家で、この前まで住んでいたストリートの隣人達が送別会を催してくれた。いつものメンバー。このストリートでは、偶然にもうちを含めて近所の五家族に同じような年齢の子供がいて、しかも年下の三人はちょうど四年前に二週間おきくらいに次々と生まれたのだった。そんなことで子供達と一緒に七年間ほどの間、家族ぐるみで付き合ってきた五家族なので、彼らとの思い出は子供達の成長の記憶とともに次から次へと思い出される。パーティ会場のアンティアの家のテレビには、そんな七年間の写真のスライドショーが流されていて、みんなと一緒にそれを漫然と眺めているうちにだんだんと惜別の情がわき上がってきた。その数々の写真をアルバムにしてくれた本を寄せ書きとともにプレゼントしてもらったのだけど、みんなが手を振っている表紙の写真だけでも胸にせまるものがある。
あと三回の週末、ほぼ全てに送別会の予定が入っている。

2014年2月22日土曜日

Dr. LJ 来訪

一昨日、ColumbiaのDr. LJがFSUにトークをしに来た。良い機会なので午前中に面談の時間をもらって一時間ほどオフィスで話した。Dr. LJと初めて話したのは、三年半前のバルセロナでのトークの後に彼女が話しかけてきてくれたときだった。落ち着いた物腰が印象的だったのでよく覚えている。それからFly Meetingでも何度か会っているけど、今回が初めての長い対談になった。growth regulationやcell competitionといった自分がいるフィールドで数多くの重要な仕事をしてきた彼女とのデスカッションは非常に有意義だったし、いろいろとオモシロイ話も聞かせてもらった。
で、午後のトークはもちろんcell competitionについて。細胞間のdMyc発現レベルの差が引き起こすcell competitionにおいて、loser cellではinnate immune pathwayのupregulationを介してproapoptotic genes activationが引き起こされることによって細胞死が促されるのだというお話。この話は去年のFly MeetingのApoptosis WorkshopでDr. LJラボの学生が発表していて、こりゃあオモシロイなと思ったのだけど、一昨日のトークはDr. LJによる完全版初公開という感じでかなりエキサイティングだった。論文は今リバイズ中ということだったので、もう少ししたらトップジャーナルのいずれかに出てくるだろう。ligandがどこから来てどうやってlocalなactivationを促すのかというあたりはかなり興味深い。
トークの後、町で評判のレストランに場所を移してうちのボスと三人でディナー。フロリダのシーフードを食べながら、研究にまつわる話をいろいろと楽しませてもらった。
そういやちょうどこの日、Dr. LJのとこからのもう一つ別の論文が Cell Metabolism でオンラインに出てきたんだそうな。

Supercompetitor Status of Drosophila Myc Cells Requires p53 as a Fitness Sensor to Reprogram Metabolism and Promote Viability.  Cell Metabolism, in press.

まだちゃんと読んでいないのだけど、Myc-expressing cellがwild-type cellと隣接すると、p53 dependentなglycolytic fluxが活性化されることによりfitnessとproliferationが促進されるというお話で、oncogenicなMyc-expressing cellがsupercompetitorとしてwild-type loser cellをourcompeteする際のp53の重要な役割について述べているようだ。そういや分生でNM博士がこれについて話していたな。
ということで、ついにまたDr. LJラボからエライもんが出て来始めましたな。Dr. LJがこれらの発見について本当に楽しそうに語ってくれる様子が印象深かった。

2014年2月21日金曜日

Last Presentation

で、今日の午後のラボミーティングは自分の発表の番だった。このラボでの最後のプレゼンテーション。ボスの希望もあって、SSTプロジェクトを今一度話してみた。このSSTはもう四年以上は取り組んでいるはずで、一年以上前からなんとかして論文にまとめあげようと思っているのだけども、実はこのところちょっと疲れが出始めている。かなり重要な話であると信じているので、なるべくvisibleなところに出したいという想いがあるだけに、mechanisticな部分もしっかり説明したいと思ってやっているうちに別の新しいプロジェクトが面白くなってきたりして、長いことprocrastinateしてしまっているという感じ。でも今日最初から最後までしゃべってみて、wrap upする情熱が戻ってきた気がした。この話はどこでしゃべってもウケがいいし、自分でもトークしていていつも自然と語りに力が入ってのめり込んでしまう不思議な魅力がある。やるべきことはもうだいぶはっきりしていて、実際今もその実験用のハエを作っているのだけど、今ここではコンフォーカルを存分に使うことができないので最後の仕上げは日本に帰ってからかな。

四歳

昨日は小さい方の4回目の誕生日だった。昨年の夏からプレスクールに行き始めて、この半年で随分成長したもんだと思う。最近急に英語もしゃべるようになってきたし。で、今日の朝、プレスクールのクラスでバースデーパーティをしてくれることになっていたので、たくさんのカップケーキを持ってクラスにお邪魔してきた。みんなにお祝いしてもらったうれしい思い出が少しでも記憶に残ってくれればいいなと思う。

2014年2月18日火曜日

Dの二誌目

投稿していたドンちゃんの論文に対するレビュワーコメントが昨日、エディターから送られてきた。二誌目なんだけども、エディターの判断は基本的にリジェクト。三人のレビュワーコメントはどれもリーズナブルな批判なのだが、三人とも完全にネガチブという感じでもないので修正できそうな感じ。ということで、まずは再投稿を許可してもらえるようにエディターにリバトルレターを送ることにした。今晩はドンちゃんが書いたリバトルレターの添削。

Personalized Fly



CBS Newsのサイトで、Dr. RCのところの仕事が紹介されている。ハエを用いたドラッグスクリーニングをベースにしたpersonalized cancer therapeuticsが行われているんだそうな。三年半前にバルセロナであった Modelling cancer in Drosophila で、Dr. RCが幼虫を用いたドラッグスクリーニングを紹介していて、スゴイことやってるなぁと思った記憶があるけど、ここまで来ているとは。

Universal Orlando & Sea World

先週末は、土曜日にUniversal Orlando Resort、そして日曜日はSea Worldへ行って来た。
二日間、朝から晩まで子供達を連れて遊び回って楽しかったけど、疲れ果てた。


2014年2月14日金曜日

Orlandoへ

今日は夕方から車を走らせてフロリダ半島を南下。久しぶりにオーランドへやってきた。今回はUniversal StudioとSea Worldに行ってくる予定。

2014年2月13日木曜日

WD40

一昨日のAMEでのトークで、デスカッションタイムにオーディエンスの一人の学生からオモシロイ質問があった。

学生「あの、WD40がcell competitionにどのように関与しているのか理解できなかったのですが?」
自分「ふーむ。。。。。それはinteresting questionだ。ところで、ユーはWD40が何なのか知ってるのかね?」
学生「もちろん知ってますよ。」
自分「つまり、あの、、、潤滑油スプレーのことだよね?」
学生「そうそう、そうですよね?」
自分「残念ながら違います(笑)。」

WD40 repeatというのは、Trp-Asp (W-D) で終わる約40アミノ酸のモチーフが4回以上くり返し存在する配列であり、circularised beta-propeller structureを構成してprotein-protein interactionに関与すると考えられているモチーフの一つである。まぁ結構いろんなタンパクに見られるのだが、自分のトークの中では Mahjong と Lgl の両方にWD40 repeatが入っている。あんまり細かいことを話す暇がなかったので、Mahjongを紹介するスライドにWD40に関する記述はあったもののそこではそれには触れずにスキップしたのだが、どうやらこの学生はこれに興味を持ったらしい。それにしても、このタンパクのドメインが実際のcompetitionにおいてどのような役割を担っているのか、なんてなかなかシブイ質問してくれますなぁ、と一瞬思ったのだが、彼らはMechanical Engineeringの学生であるということを思い出した瞬間、彼が何を勘違いしたのかすぐに分かった。アメリカにいる人なら御存知だと思うが、アメリカで「WD-40」と言うと、家庭でも使う潤滑油スプレーの代名詞である。日本の「クレ556」みたいなもんかな。自分も時々自転車のチェーンに吹きかけたりしている。つまり、このエンジニアの卵はこの潤滑油がどのようにcell competitionに関与しているのか疑問に思ったらしい。それを説明したら会場は大爆笑に包まれた。これが一昨日のトークで一番盛り上がった瞬間だったかも知れない。。。

2014年2月12日水曜日

AMEでトーク

昨日のAMEでのトークはなかなか楽しかった。結構たくさんの学生さんが聞きに来てくれていたけど、それほどたくさんの質問があった訳ではなかったので、どれくらい理解してもらえたのかはちょっと分からない。やっぱりもう少し分かり易くするべきだったのかも。
それにしてもこのAME Centerというとこはなかなか面白かった。航空工学の実験施設って我々の想像を超えている。一つの実験装置のためだけに建てられた建物の中に20m以上はあろうかという巨大な風洞が設置されていて、その中に超音速の空気を流したりするんだそうな。ロボットを作っている工場みたいなラボもあったな。軍事機密に関わるような研究も多いようだ。
で、トークのあとにKT博士といろいろお互いの研究の話をさせてもらったのだが、これが本当に有意義だった。こんなにもインスピレーションがかき立てられたデスカッションは久しぶりかも。話せば話すほど、自分の狙いが正しかったというか考えていたことが具現化できそうな気がしてきたし、もしかしたら自分達は同じモノを見ているんじゃないだろうかという気さえしてきた。近い将来、一緒に何か新しいコンセプトを世に出すことが出来ればなぁと思う。

2014年2月10日月曜日

完全アウェー

明日、FSUのAME (Aero-Propulsion, Mechatronics and Energy) Centerというところにトークをしに行く予定。ここでラボをお持ちのKT博士が招待してくれた。DepartmentはMechanical Engineeringということで、聴衆は全員工学系のエンジニアらしいので100%アウェーでの試合になる。。。こんなのは初めてなのでちょっと緊張するけど、どんなフィードバックが返ってくるのかかなり楽しみでもある。ということで、今晩はちょっと発表スライドの準備。

Pillar Box Red 2010

Henry's Drive Pillar Box Red 2010
久しぶりにPublixでオーストラリアのPillar Box Redを買ってきた。Shiraz 68%、Cabernet Sauvignon 27%、Merlot 5%。以前に飲んだのは2008年のものだったけど、ブレンド比はほぼ変わっていない。ブラックベリーやダークチョコレートにスパイシーな味わい。相変わらず濃くて旨い。

2014年2月7日金曜日

shipping

昨晩遅くまでかかって荷物のパッキングと日通に渡す書類の作成を完了。で、今日の昼に日通のトラックが荷物の運び出しに来てくれた。全部で大小32箱分。3〜4人で来るんかなとか思っていたら、なんと1人だけ。しかも一時間もかからないうちに持って行ってくれた。本がたくさん入っているかなり重い箱がたくさんあったのに、さすがプロやなぁと感心した。そしてその後、毎度おなじみの Amnet に電話をかけて航空券を予約。ダラス経由で日本までの片道切符。3月18日に出発予定。

2014年2月5日水曜日

Nurse cell actin filament bundles

germline

どんどん暖かくなって今週はもう初夏のような陽気。昨晩も部屋の中がちょっと蒸し暑いので天井の扇風機をまわしたくらい。今週の金曜日に早くも引っ越しの荷物を日本へ向けて発送する予定なので、今週はわっせわっせと箱詰めの毎日。あともう少し。
最近ちょっと思うところあって、久しぶりにgermlineをいじっている。そのへんにあったVALIUM20のRNAiをmattub-Gal4-VP16でドライブしてみたのだが、やっぱりちょっと効果が弱いみたい。やっぱしgermlineにはVALIUM22を使う方が良いのかな。いくらかoverexpressionも試したいのだけど、UASpコンストラクトのハエは意外と少ない。まぁでもなんとなく予想通りのことが起こっている感じがするので、帰国までにもうちょっと色々と試してみる。
夕方、医学部の方でNikon Eclipseのデモがあったのでちょこっと見てきたけど、素晴らしかった。あんなカッコイイコンフォーカルが欲しいなぁ。

八歳

2014年2月3日月曜日

aesthetic?

そういや少し前からボスが、今年のDrosophila Image Awardに出したらどう?ていうか出そうよ、と何回か言っていたのだけど、気付いたら今日が締め切りだったので慌てて応募してみた。去年パブリッシュされた論文からのイメージだけ、ということなのでやっぱりCCHの写真になるんだけども、いろいろ探してみたあげく結局レビューで使った写真が一番分かり易いかな、ということでコレにした。まぁaesthetics的にもまぁまぁかなと思うけど、どうなんかな。

豆まき

随分暖かくなった。今日は半袖でもいけそうだったくらい。
いくらか進行中の実験結果が今日出てきたのだけども、どうもはっきりとしない感じ。最終的な結果が出るまでにはまだもう少し待たないといけないけど、この感じだとまたたくさん細胞を数えてquantificationしないといかんなぁ。まぁ今うちのデパートメントのコンフォーカルが壊れてて使えないので、写真を撮る前にしっかりとquantificationしとくのもいいかも知れんけど。
今日は節分だったので、晩御飯のあとに豆まき。やっぱり異国のアパートで大声出して豆まきするのはちょっと気が引けるね。まぁしっかりとやったけど。