ロンドンでの写真を少し。これは2日目。この日は小雨が降る中、朝から晩まで一日中SK博士と二人でロンドンの街を歩き回った。
2018年2月19日月曜日
2018年2月16日金曜日
2018年2月15日木曜日
London4日目
今日でほぼほぼ今回のロンドン出張のミッションは完了。毎日朝から晩まで忙しくしていたので、なんだかあっという間の数日間だった。今日は午前中にJSPS(日本学術振興会)のロンドン支部を訪問していろいろとお話を聞かせてもらってから、午後はちょっと郊外にあるSH博士のラボを訪問。
で、最後はやはりパブで乾杯。
で、最後はやはりパブで乾杯。
2018年2月12日月曜日
London!
ロンドン到着。10分前の便に乗っていたYF&SK両博士がヒースローで待っていてくれたので、三人で電車に乗ってロンドン市内のホテルにたどり着いた。で、その後今晩はSK博士と二人で、近所のパブに入ってビールとフィッシュ&チップス。今回は直行便だったからかちょっと早く感じたけど、やっぱりかなり疲れたな。とりあえず眠ります。
2018年2月10日土曜日
モノクロ
よっしゃ、なんとか原稿が完成した。せやけど、カラフルな図を完成させてから、執筆要項に「図版・写真は全てモノクロとなります。」とか書いてあるのを見つけて焦った。コンフォーカルの蛍光写真とかどうすんねんと。まぁ、白黒でもだいたい分かるようにしたつもりだけど、どうだろうかね。まぁ、今日はもう遅いから帰って寝ようっと。
2018年2月8日木曜日
翅袋
今晩も日本語の総説の執筆。「basal extrusion」っていう名詞を日本語ではなんて言うべきなんやろうかね。基底側への押し出し?extrusionに関しては以前にもココで議論したことあるけど、やっぱりextrudeと言ったときには、周囲の細胞が積極的に押し出しているという意味になるから、例えばfigure内でmutant cellを指差してbasal extrusionって言おうと思ったら「基底側への押し出され」かな。ちなみに、YN博士の文章で「細胞脱落」って書いてるのを見たけど、これは「basal extrusion」ではなくて「basal delamination」ということよね。delaminateというと自ら抜け落ちるという感じ。せやけど、じゃあ「apical delamination」はどないすんのよ。
あと、「metaplasia」って調べてみたら「化生(かせい)」とかいう言葉が出てきたんやけど、これで合ってるのかなぁ。化生は「けしょう」と読むと、化身とか化け物とかいう意味にもなるんだそうな。まぁ組織内の化生も確かにバケモノといえばそんな感じやけど。さらに「wing pouch」の和訳もちょっと悩んだけど、これは日本語はないね。翅袋?
とかそんなしょーもないこと言ってるうちに、原稿の締め切りもう明日やん。あかん、ちょっと明日は無理やな。
あと、「metaplasia」って調べてみたら「化生(かせい)」とかいう言葉が出てきたんやけど、これで合ってるのかなぁ。化生は「けしょう」と読むと、化身とか化け物とかいう意味にもなるんだそうな。まぁ組織内の化生も確かにバケモノといえばそんな感じやけど。さらに「wing pouch」の和訳もちょっと悩んだけど、これは日本語はないね。翅袋?
とかそんなしょーもないこと言ってるうちに、原稿の締め切りもう明日やん。あかん、ちょっと明日は無理やな。
2018年2月5日月曜日
和訳
以前に自分が執筆した英語の文章を、日本語に訳して書き直してみている。のだが、意外と結構難しいが故に、なんだかすごく馬鹿らしいことをしているような気分になってくる。こんなん始めからもう一回日本語で考え直して書いた方が楽なんとちゃうのん?とも思うんやけど、以前にものすごい考えて書いたこの文章の流れはやっぱりなかなかエエやん、ということで、これを日本語版に生かしたいな、とも思うわけなんよね。さぁどうしたもんか。じりじりと締め切りが迫ってくるけど、今晩もなかなか執筆モードに入れないでいる。
2018年2月4日日曜日
2018年2月3日土曜日
節分
節分の今日は、午後に下の子の空手の昇級試験を見に行って、夜は恵方巻きを食べて子供達と豆まき。いよいよ二月。再来週はロンドンへ出張だけど、その前にやっておかなければいけないことが色々とたまってきたな。
2018年1月31日水曜日
frost
早くも一月終わりか。時の経つのが早くてふと焦燥感に駆られるけど、焦らずに今やれることを出来る限りやっていくしかないよなぁ。まだでもこの寒さはもう少し続きそうやね。朝、日陰になっているところだけまだ霜で白かった。
2018年1月30日火曜日
notum dissection
pupal notumの染色に挑戦中。基本的には、JoVEにあった pupal abdomen immunohistochemistry のプロトコールを参考にしている。
まずは両面テープ上にサナギを固定して、カミソリを使って背側半分と腹側半分に真っ二つに切断する。で、背側半分の方をPBSに浸しながら、ピペッティングによる水流で脂肪とか内臓とかを吹き飛ばす(表皮まで飛ばしてしまわないようジェントルに)。これで、サナギの殻の内側に表皮だけがくっついて残っている状態にして、これを固定、染色する。
一応いくつかのサンプルを、染色前の段階まで持ってきたつもりだけど、ちゃんといけてるんかどうかはまだちょっと分からん。まぁとりあえずは染色してみましょう。
まずは両面テープ上にサナギを固定して、カミソリを使って背側半分と腹側半分に真っ二つに切断する。で、背側半分の方をPBSに浸しながら、ピペッティングによる水流で脂肪とか内臓とかを吹き飛ばす(表皮まで飛ばしてしまわないようジェントルに)。これで、サナギの殻の内側に表皮だけがくっついて残っている状態にして、これを固定、染色する。
一応いくつかのサンプルを、染色前の段階まで持ってきたつもりだけど、ちゃんといけてるんかどうかはまだちょっと分からん。まぁとりあえずは染色してみましょう。
2018年1月28日日曜日
2018年1月27日土曜日
詰め
今日の午後は、YF博士とスカイプミーティング。今週コンフォーカルで得られた新しいデータを見せながら、論文投稿へ向けて詰めのデスカッション。あともう少し、こちらからハエでの実験結果を提供したいところ。ということで、ミーティングが終わってから今日もさらにコンフォーカル。
2018年1月25日木曜日
状況
年明けから出てきていた実験結果をそろそろまとめていかないと、ということで、昨日も今日も朝から深夜まで一日中コンフォーカル解析中。結構イイ感じのものが得られているのだが、やはりメインのターゲットにしていたフェノタイプだけは、予想とは真逆の結果になっている。なんで全く逆の結果になってしまうんやろかねぇ、と考えながら、スキャンされていく細胞達を見ていてふと、今見ているこのイマジナルディスクの細胞達の状況は、先に実験している培養細胞の状況とはちょっと違うやんということに気付いた。さぁ、どうしたもんか。
2018年1月23日火曜日
皮膚は傷を記憶する
Inflammatory memory sensitizes skin epithelial stem cells to tissue damage. Nature 550: 475–480.
The skin barrier is the body’s first line of defence against environmental assaults, and is maintained by epithelial stem cells (EpSCs). Despite the vulnerability of EpSCs to inflammatory pressures, neither the primary response to inflammation nor its enduring consequences are well understood. Here we report a prolonged memory to acute inflammation that enables mouse EpSCs to hasten barrier restoration after subsequent tissue damage. This functional adaptation does not require skin-resident macrophages or T cells. Instead, EpSCs maintain chromosomal accessibility at key stress response genes that are activated by the primary stimulus. Upon a secondary challenge, genes governed by these domains are transcribed rapidly. Fuelling this memory is Aim2, which encodes an activator of the inflammasome. The absence of AIM2 or its downstream effectors, caspase-1 and interleukin-1β, erases the ability of EpSCs to recollect inflammation. Although EpSCs benefit from inflammatory tuning by heightening their responsiveness to subsequent stressors, this enhanced sensitivity probably increases their susceptibility to autoimmune and hyperproliferative disorders, including cancer.
損傷等によって一度急性の炎症に晒された上皮組織では、epithelial stem cellsにこれが記憶されていて、またもう一度損傷が生じた場合には修復に対してより早いレスポンスをすることができる。で、このメカニズムはこちらのハイライト記事にある図の通り。ATAC-seqっていうchromatin accessibilityをマッピングする方法を使ってるけど、これなかなかスゴイね。
まぁでもやはり、こういう風にstem cellのセンシティビティを上げておくということは、同時に危険性も孕むということになるか。
The skin barrier is the body’s first line of defence against environmental assaults, and is maintained by epithelial stem cells (EpSCs). Despite the vulnerability of EpSCs to inflammatory pressures, neither the primary response to inflammation nor its enduring consequences are well understood. Here we report a prolonged memory to acute inflammation that enables mouse EpSCs to hasten barrier restoration after subsequent tissue damage. This functional adaptation does not require skin-resident macrophages or T cells. Instead, EpSCs maintain chromosomal accessibility at key stress response genes that are activated by the primary stimulus. Upon a secondary challenge, genes governed by these domains are transcribed rapidly. Fuelling this memory is Aim2, which encodes an activator of the inflammasome. The absence of AIM2 or its downstream effectors, caspase-1 and interleukin-1β, erases the ability of EpSCs to recollect inflammation. Although EpSCs benefit from inflammatory tuning by heightening their responsiveness to subsequent stressors, this enhanced sensitivity probably increases their susceptibility to autoimmune and hyperproliferative disorders, including cancer.
損傷等によって一度急性の炎症に晒された上皮組織では、epithelial stem cellsにこれが記憶されていて、またもう一度損傷が生じた場合には修復に対してより早いレスポンスをすることができる。で、このメカニズムはこちらのハイライト記事にある図の通り。ATAC-seqっていうchromatin accessibilityをマッピングする方法を使ってるけど、これなかなかスゴイね。
まぁでもやはり、こういう風にstem cellのセンシティビティを上げておくということは、同時に危険性も孕むということになるか。
2018年1月22日月曜日
Château Saintongey
Château Saintongey Rouge 2015
ボルドーの赤。メルロー、カベルネ、カベルネフランのブレンド。フルーティだけど結構しっかりしていて、飲み始めは硬い感じ。二日目の方がマイルドになっていて楽しめた。千円ちょい。
2018年1月21日日曜日
長泉寺
昨日は娘と二人で、この近辺を散策しながら研究所まで歩いてきた。このあたりはかなりの田舎なんだけど、古墳とか神社とかが散在していて、歩いていると未だに色々と新しい発見があってなかなか楽しい。昨日は初めて研究所近くのお寺にも入ってみた。このお寺、かなり大きな観音様が外からでも見えていたので気になってはいたのだけど、中に入ったのは初めて。綺麗な庭があって、心安らぐ感じ。
2018年1月19日金曜日
1st draft
今日YF博士から、共同研究プロジェクトの一つに関する論文の第一稿が早速送られてきた。コレにこちらのデータをどのように組み込んでいくのか、ということになる訳だが、もうすでに論文としての完成度は結構高い。ハエのデータは、すでに培養細胞で確認されているものを、実際の生体組織内での現象としてサポートしていく感じになれば良いのだが、さぁどうだろうか。実は、ちょうど今それに関する実験結果が出つつあるのだけど、解剖したサンプルを実体顕微鏡下で見ている限り、いくつかのものではGFPで光る細胞達の挙動が予想とは完全に逆のように見えた。コンフォーカルで見ないとなんとも言えないけど、もしそうならちょっと解釈は難しくなってくる。
2018年1月17日水曜日
Rainy day
雨。低気圧のせいだと思うけど、なんか眠くて頭がさえない。カレンダーを見ると、久しぶりに今週から少しの間はあんまり予定が入っていない。三週間後に、日本語総説の原稿締め切りというのがあるから、ちょっとそれに取り掛かるか。いま実験も結構たくさん進行しているので、そちらも集中したいところ。そろそろ一度コンフォーカル大会かな。
2018年1月15日月曜日
Aging
今日の午後は、今期一回だけ担当になっていた大学院の授業。Developmental Biology III というコースで、一回の講義につき発生生物学のコンセプトを一つ、一本の論文の内容を元にして学ぶというもの。3年前にも一度同じ授業を担当して、その時は「Organ Growth Control」というトピックでcell competitionの話をしたのだった。で、今回自分が選んだトピックは「Aging」。実際には三つのトピックを提案したのだけど、オーガナイザーのS先生が選んでくれたのがAgingだった。と言っても自分は全くもってAgingのエキスパートではないし、ただ研究の流れで老化に興味を持ち始めたという感じだったので、Agingで、と頼まれた時はちょっと焦った。で、この授業用に選んだ論文はDr. CKによる1993年の以下の論文。
A C. elegans mutant that lives twice as long as wild type. Nature 366: 461–464.
We have found that mutations in the gene daf-2 can cause fertile, active, adult Caenorhabditis elegans hermaphrodites to live more than twice as long as wild type. This lifespan extension, the largest yet reported in any organism, requires the activity of a second gene, daf-16. Both genes also regulate formation of the dauer larva, a developmentally arrested larval form that is induced by crowding and starvation and is very long-lived. Our findings raise the possibility that the longevity of the dauer is not simply a consequence of its arrested growth, but instead results from a regulated lifespan extension mechanism that can be uncoupled from other aspects of dauer formation. daf-2 and daf-16 provide entry points into understanding how lifespan can be extended.
この論文、もうすでに25年前のものということもあるけど、内容はものすごいシンプル。基本的には、daf-2 mutantがwild typeに比べて倍ほど長い間元気に長生きする、ということと、daf-16 mutationがこのdaf-2のlong-lived phenotypeをレスキューする、というかwild typeと同程度まで戻してしまうという、つまりはlifespanに対する二つの遺伝子のgenetic interactionを示しているだけ。しかしながら、当時まだ老化のメカニズムを真剣に研究していた人はほとんどおらず、Dr. CKの言葉を借りれば「a hopelessly intractable, even futile, problem to study.」だった。老化というものは「We just wear out; that's it.」という訳だ。それまでにも、wild typeに比べて寿命が長いmutantは報告されてはいたのだけど、この論文は初めて「lifespanはgenetic signaling pathwayによって制御されている」という新しいコンセプトを示したのであり、aging researchにおける一つのマイルストーンと言うことができるだろう。ちょっと面白いのは、こういう時代背景もあったからか、当時このaging projectに興味を持つ学生はほとんどおらず、結局この論文の著者はDr. CK以外、全員彼女のラボに短期間だけ在籍したローテーションの大学院生なのだそうな。
A C. elegans mutant that lives twice as long as wild type. Nature 366: 461–464.
We have found that mutations in the gene daf-2 can cause fertile, active, adult Caenorhabditis elegans hermaphrodites to live more than twice as long as wild type. This lifespan extension, the largest yet reported in any organism, requires the activity of a second gene, daf-16. Both genes also regulate formation of the dauer larva, a developmentally arrested larval form that is induced by crowding and starvation and is very long-lived. Our findings raise the possibility that the longevity of the dauer is not simply a consequence of its arrested growth, but instead results from a regulated lifespan extension mechanism that can be uncoupled from other aspects of dauer formation. daf-2 and daf-16 provide entry points into understanding how lifespan can be extended.
この論文、もうすでに25年前のものということもあるけど、内容はものすごいシンプル。基本的には、daf-2 mutantがwild typeに比べて倍ほど長い間元気に長生きする、ということと、daf-16 mutationがこのdaf-2のlong-lived phenotypeをレスキューする、というかwild typeと同程度まで戻してしまうという、つまりはlifespanに対する二つの遺伝子のgenetic interactionを示しているだけ。しかしながら、当時まだ老化のメカニズムを真剣に研究していた人はほとんどおらず、Dr. CKの言葉を借りれば「a hopelessly intractable, even futile, problem to study.」だった。老化というものは「We just wear out; that's it.」という訳だ。それまでにも、wild typeに比べて寿命が長いmutantは報告されてはいたのだけど、この論文は初めて「lifespanはgenetic signaling pathwayによって制御されている」という新しいコンセプトを示したのであり、aging researchにおける一つのマイルストーンと言うことができるだろう。ちょっと面白いのは、こういう時代背景もあったからか、当時このaging projectに興味を持つ学生はほとんどおらず、結局この論文の著者はDr. CK以外、全員彼女のラボに短期間だけ在籍したローテーションの大学院生なのだそうな。
2018年1月9日火曜日
peristalsis
Spontaneous contractile activity, such as gut peristalsis, is ubiquitous in animals and is driven by pacemaker cells. In humans, disruption of the contraction pattern leads to gastrointestinal conditions, which are also associated with gut microbiota dysbiosis. Spontaneous contractile activity is also present in animals lacking gastrointestinal tract. Here we show that spontaneous body contractions in Hydra are modulated by symbiotic bacteria. Germ-free animals display strongly reduced and less regular contraction frequencies. These effects are partially restored by reconstituting the natural microbiota. Moreover, soluble molecule(s) produced by symbiotic bacteria may be involved in contraction frequency modulation. As the absence of bacteria does not impair the contractile ability itself, a microbial effect on the pacemakers seems plausible. Our findings indicate that the influence of bacteria on spontaneous contractile activity is present in the early-branching cnidarian hydra as well as in Bilateria, and thus suggest an evolutionary ancient origin of interaction between bacteria and metazoans, opening a window into investigating the roots of human motility disorders.
蠕動(ぜんどう:peristalsis)というのは、消化管などで見られる筋肉の自律的な運動。ヒドラの体が示すこの蠕動の規則的収縮のパターンは、腸内細菌というかsymbiotic bacteriaによって制御されているようだという話。こういうの、オモロイね。
2018年1月7日日曜日
unprecedented
precede : 先立つ、〜の前に来る、〜より上位にある
be preceded by ~ : 先に〜から始まる
precedent: 前例、先行する
precedent-breaking : 先例を破る
precedented : 先例のある
unprecedented : 前例のない、未曾有の
「Aging research has experienced an unprecedented advance over recent years, particularly with the discovery that the rate of aging is controlled, at least to some extent, by genetic pathways and biochemical processes conserved in evolution.」
be preceded by ~ : 先に〜から始まる
precedent: 前例、先行する
precedent-breaking : 先例を破る
precedented : 先例のある
unprecedented : 前例のない、未曾有の
「Aging research has experienced an unprecedented advance over recent years, particularly with the discovery that the rate of aging is controlled, at least to some extent, by genetic pathways and biochemical processes conserved in evolution.」
2018年1月6日土曜日
初詣
今日は午後から地元の三嶋大社へ初詣。まだまだ大変な賑わいだったけど、今日あたりは地元の人がゆっくりとお参りに来るのか、露店の間をぶらぶらしているときに研究所の方数人に出会った。
新年早々、ちょっと仕事が溜まってきたし、Tさんにいくつかハエのヒートショックを頼まれているし、ということで、その後ラボに出てきて仕事。
新年早々、ちょっと仕事が溜まってきたし、Tさんにいくつかハエのヒートショックを頼まれているし、ということで、その後ラボに出てきて仕事。
2018年1月4日木曜日
w1118
Drosophila melanogaster white mutant w1118 undergo retinal degeneration. Front. Neurosci.,10.3389/fnins.2017.00732.
Key scientific discoveries have resulted from genetic studies of Drosophila melanogaster, using a multitude of transgenic fly strains, the majority of which are constructed in a genetic background containing mutations in the white gene. Here we report that white mutant flies from w1118 strain undergo retinal degeneration. We observed also that w1118 mutants have progressive loss of climbing ability, shortened life span, as well as impaired resistance to various forms of stress. Retinal degeneration was abolished by transgenic expression of mini-white+ in the white null background w1118. We conclude that beyond the classical eye-color phenotype, mutations in Drosophila white gene could impair several biological functions affecting parameters like mobility, life span and stress tolerance. Consequently, we suggest caution and attentiveness during the interpretation of old experiments employing white mutant flies and when planning new ones, especially within the research field of neurodegeneration and neuroprotection. We also encourage that the use of w1118 strain as a wild-type control should be avoided.
さて、新年早々ちょっとショッキング(と言ってもハエを使っている人にとっては、だけど)な論文。我々が普段から使っている白い眼の w1118、このwhite geneのmutationがprogressive retinal degenerationを引き起こすらしい。Figure 1の写真を見ると、結構派手に壊れていくようだ。これまでにもwhite mutantのphenotypeとして、行動に関するものがいくらか報告されているようだけど、今回の論文では、w1118 はwild typeに比べて老化に伴うclimbing abilityの低下が早いことに加え、いろんなストレスに対する耐性が低くてlife spanが短いことも示されている。おぉ、なんてこった、ゆー話しやよね。ちなみに、このretinal degenerationはmini-white transgeneでちゃんとレスキューできる。つまり、このATP binding cassette transporterをコードするwhiteという遺伝子は、eye pigmentation以外のbiological functionにもなんやら関わっとるということになる訳だけども、この論文ではそれがどういうものかということまでは調べていない。まぁとりあえず、こういう系の仕事に w1118 をコントロールとしては使えません、ということになるか。しかし、このwhiteをはじめeye pigmentationに関わる遺伝子の他の機能というのは非常に興味深いところやね。
Key scientific discoveries have resulted from genetic studies of Drosophila melanogaster, using a multitude of transgenic fly strains, the majority of which are constructed in a genetic background containing mutations in the white gene. Here we report that white mutant flies from w1118 strain undergo retinal degeneration. We observed also that w1118 mutants have progressive loss of climbing ability, shortened life span, as well as impaired resistance to various forms of stress. Retinal degeneration was abolished by transgenic expression of mini-white+ in the white null background w1118. We conclude that beyond the classical eye-color phenotype, mutations in Drosophila white gene could impair several biological functions affecting parameters like mobility, life span and stress tolerance. Consequently, we suggest caution and attentiveness during the interpretation of old experiments employing white mutant flies and when planning new ones, especially within the research field of neurodegeneration and neuroprotection. We also encourage that the use of w1118 strain as a wild-type control should be avoided.
さて、新年早々ちょっとショッキング(と言ってもハエを使っている人にとっては、だけど)な論文。我々が普段から使っている白い眼の w1118、このwhite geneのmutationがprogressive retinal degenerationを引き起こすらしい。Figure 1の写真を見ると、結構派手に壊れていくようだ。これまでにもwhite mutantのphenotypeとして、行動に関するものがいくらか報告されているようだけど、今回の論文では、w1118 はwild typeに比べて老化に伴うclimbing abilityの低下が早いことに加え、いろんなストレスに対する耐性が低くてlife spanが短いことも示されている。おぉ、なんてこった、ゆー話しやよね。ちなみに、このretinal degenerationはmini-white transgeneでちゃんとレスキューできる。つまり、このATP binding cassette transporterをコードするwhiteという遺伝子は、eye pigmentation以外のbiological functionにもなんやら関わっとるということになる訳だけども、この論文ではそれがどういうものかということまでは調べていない。まぁとりあえず、こういう系の仕事に w1118 をコントロールとしては使えません、ということになるか。しかし、このwhiteをはじめeye pigmentationに関わる遺伝子の他の機能というのは非常に興味深いところやね。
謹賀新年 2018
あけましておめでとうございます。みなさま、本年もどうぞよろしくお願いします。
今年の冬休みは、まずは年末に家族で大阪へ行ってから、大晦日に移動してお正月を札幌で過ごすという、イベント盛りだくさんの年末年始だった。子供達も大阪では乗馬をして、札幌ではスキーに行ってと、たくさんの楽しい思い出ができたのではないだろうか。ということで、今日から2018年のFly Pushing開始。今年は、研究に関しては去年から続いているプロジェクトをさらに発展させていきたいのは当然だけども、まずはいくつかのプロジェクトを論文にラップアップするのも大事な目標。そして、実は一番大事な目標は次の場所を見つけること。良い縁がありますように。
今年の冬休みは、まずは年末に家族で大阪へ行ってから、大晦日に移動してお正月を札幌で過ごすという、イベント盛りだくさんの年末年始だった。子供達も大阪では乗馬をして、札幌ではスキーに行ってと、たくさんの楽しい思い出ができたのではないだろうか。ということで、今日から2018年のFly Pushing開始。今年は、研究に関しては去年から続いているプロジェクトをさらに発展させていきたいのは当然だけども、まずはいくつかのプロジェクトを論文にラップアップするのも大事な目標。そして、実は一番大事な目標は次の場所を見つけること。良い縁がありますように。
2017年12月28日木曜日
よいお年を
ということで、今年は今日で仕事納め。まぁ今年もがんばったなぁと思うけど、これまたよう出張に出とったね。全部で12回。海外も4回。今年もいろんなとこでトークしたなぁ。研究の方はまぁ少しずつだけど、さぁ今年の成果が来年実るかどうか、楽しみにしましょう。
それではみなさま、良いお年をお迎え下さい。
A different clone
今日の午後、顕微鏡で tumorigenic な mutant mosaic clone を見ているときに、ふとある奇妙なことに気づいた。全身に点在するクローンの中に、なぜだか時々他のものとは違う挙動を見せているクローンがいる。クローン誘導後3日目から6日目まで、結構たくさんのサンプルを調べたところ、数は少ないけど間違いなくこの違う挙動を見せているクローンが時々出現しているようだ。観察を続けているうちに、同じようなサンプルは今までいつものように見てきているわけだけど、これはもしかしたら、どこかでいつも疑問に感じていたことに対する答えなのかも知れない、ということに気づいた。なぜこいつらだけ他のクローンとは違う挙動を見せているのか、たぶんだけど、そこにドエライ重要なことが隠れている。これはちょっと来年一つ追求せなあきませんわ。なんか、いつも年末の最後の顕微鏡観察でオモロイものが見つかる気がする。
2017年12月27日水曜日
皮
生体内の physiological な条件下で、細胞達が overcrowding な状況になる組織っていうと、Drosophila での実験モデルとしてはやっぱり notum がポピュラーやよね。しかし、それとは逆の depopulated というか underpopulated な状態、つまり細胞の過疎化が起こる組織のイイモデルってなんかないかなぁ。とか考えながら、とりあえずは crowded な notum を見てみようっと思ってYN博士にプロトコールの情報を教えてもらう。てっきりホールマウントで染色するもんやと思っていたけど、pupal case の内側に皮だけがくっついた状態にするんやね。染色後に皮だけ剥がしてマウントするのがちょっと難しそう。
progressive
昨晩は夜中にWMとスカイプミーティング。意外と話すことはたくさんあって、色々なことを一時間以上話していた。特に、differentiation における cell fate determination が "predetermined" なのか "progressive" なのかというデスカッションはなかなか有意義なものになった。やっぱりこれはかなりオモロイものになる。研究以外のこともなんやかんやと話してちょっと元気づけられた感じ。
2017年12月25日月曜日
Merry Christmas!
クリスマスやねぇ。ウチの家には今朝、Nintendo Switchが届いていました。
さて、今日はMさんが解剖したwing discのサンプルを見せてもらっていたら、一つすごく予想外というか、仮説とは真逆のフェノタイプが出ているように見えるものがあった。何か実験が間違っているとは考えにくいので、本当にこういうことなのか。年明けにまた他の実験結果も出てくる予定だけど、これはちょっとややこしいことになっていくのかもしれんなぁ。。。
さて、今日はMさんが解剖したwing discのサンプルを見せてもらっていたら、一つすごく予想外というか、仮説とは真逆のフェノタイプが出ているように見えるものがあった。何か実験が間違っているとは考えにくいので、本当にこういうことなのか。年明けにまた他の実験結果も出てくる予定だけど、これはちょっとややこしいことになっていくのかもしれんなぁ。。。
2017年12月24日日曜日
CARE
Fluorescence microscopy is a key driver of discoveries in the life-sciences, with observable phenomena being limited by the optics of the microscope, the chemistry of the fluorophores, and the maximum photon exposure tolerated by the sample. These limits necessitate trade-offs between imaging speed, spatial resolution, light exposure, and imaging depth. In this work we show how deep learning enables biological observations beyond the physical limitations of microscopes. On seven concrete examples we illustrate how microscopy images can be restored even if 60-fold fewer photons are used during acquisition, how isotropic resolution can be achieved even with a 10-fold under-sampling along the axial direction, and how diffraction-limited structures can be resolved at 20-times higher frame-rates compared to state-of-the-art methods. All developed image restoration methods are freely available as open source software.
もしかしたらこれはスゴイんじゃなかろうか。コンフォーカルとかの蛍光顕微鏡画像のimage restorationを、deep learningによって可能にした CARE (content-aware restoration) というプログラム。ディープラーニングの難しいことはよう分からんけども、紹介されているサンプル画像での効果は素晴らしいように見える。Fijiで動かせるみたいだから、ちょっと使ってみましょう。
「This means that the application of CARE to biological images allows to transcend the limitations of the design-space tetrahedron, pushing the limits of the possible in fluorescence microscopy through machine learned image computation.」
2017年12月22日金曜日
Basílica de Santa Maria del Mar
バルセロナを訪問したのは今回で三回目だった。毎回、旧市街地のゴシック地区とシウタベリャ地区を歩き回って行き着くのがサンタマリアデルマル教会なのだが、この教会の中に入ったのはたぶん今回が初めてなはず。しかも今回はガイド付きの屋上ツアーにも参加してみたのだった。なんでかはよく分からないけど、なんだかこの教会好きなんよね。それにしても中世ヨーロッパの大きな教会って、内部のarchitectureがすごくorganismalな、生物の組織構造を想起させるような感じのものが多い。
2017年12月21日木曜日
renewal
Bloomington Drosophila Stock Center のウェブサイトが新しくなったね。
「Features of the new site most relevant to users include the capability to search the BDSC stocks database, cart-based stock ordering, access to more information about your account and stock orders, easier navigation of website content, mobile friendly page layouts, and improved site security.」という感じなんだそうな。
そういや、FlyBase も近々新しく FlyBase 2.0 にリニューアルされるんだとか。もうBeta版は試せるようになってるけど、予告編のムービーがなかなかカッコエエやん。
しかし、FlyBaseも資金が削減されるというのに頑張ってくれてるよねぇ。はっきり言って、ウチらはFlyBase無しでの研究なんて考えられない訳やし、今後金銭的な協力はちゃんと考えていかなあかんよね。
「The NHGRI/NIH is significantly reducing the funding of FlyBase by 15% next year (which, with rising costs is normalized to 20%), and 20% (normalized to 30%) onward. With these cuts, we will not be able to deliver high quality, essential curation and tools. We are calling on you to help by implementing a scaled user fee within the next month. Please note: access to FlyBase is not contingent upon contributions — fee payment is at your discretion. Our goal is simply to put a mechanism in place to raise funds.」
「Features of the new site most relevant to users include the capability to search the BDSC stocks database, cart-based stock ordering, access to more information about your account and stock orders, easier navigation of website content, mobile friendly page layouts, and improved site security.」という感じなんだそうな。
そういや、FlyBase も近々新しく FlyBase 2.0 にリニューアルされるんだとか。もうBeta版は試せるようになってるけど、予告編のムービーがなかなかカッコエエやん。
「The NHGRI/NIH is significantly reducing the funding of FlyBase by 15% next year (which, with rising costs is normalized to 20%), and 20% (normalized to 30%) onward. With these cuts, we will not be able to deliver high quality, essential curation and tools. We are calling on you to help by implementing a scaled user fee within the next month. Please note: access to FlyBase is not contingent upon contributions — fee payment is at your discretion. Our goal is simply to put a mechanism in place to raise funds.」
mechanobiology
Cell-extracellular matrix mechanobiology: Forceful tools and emerging needs for basic and translational research. Nano Letters, 7b04982.
2017年12月20日水曜日
年の瀬
うーむ、ふと気づけば、出張から帰ってきてからもう十日も経ってるやん。先週は、研究所の忘年会があったり、ラボの年末大掃除があったり、週末には散髪に行って、昨日は運転免許の更新に行って、という感じでなんだか年の瀬の慌ただしさに流されているというかなんというか、時の流れが早く感じる。年賀状も書かなあかんしね。そんな中、結構な数の実験が進行中で、年明けには色々と結果が出てくる予定。
2017年12月10日日曜日
帰三
昨日の夕方、神戸から三島に帰ってきた。先々週はバルセロナにいて、先週は神戸、ということで先週末の三日間以外はこの二週間ずっと旅行に出ていたので、やっと帰ってこれたなぁという感じ。時差ぼけもようやく抜けきったかな。
今年の分子生物学会もなかなか楽しかった。今年はConBioとかいうことで合同大会だったからか、随分と大規模だったようだし、実際たくさんの人と会うことができた。前回と同じように会場でばったり出会ったロンドンのH博士とカフェでデスカッションできたし、あるワークショップに紹介したカンザスのAさんと友達になることができたし、他にもいろんな人と話すことができて良かった。みなさんから色々と刺激を受けて、がんばらんとあかんなぁと思った次第。で、分子生物学会から帰ってくると、毎年なんだか急に年の瀬が迫ってきたように感じるね。
今年の分子生物学会もなかなか楽しかった。今年はConBioとかいうことで合同大会だったからか、随分と大規模だったようだし、実際たくさんの人と会うことができた。前回と同じように会場でばったり出会ったロンドンのH博士とカフェでデスカッションできたし、あるワークショップに紹介したカンザスのAさんと友達になることができたし、他にもいろんな人と話すことができて良かった。みなさんから色々と刺激を受けて、がんばらんとあかんなぁと思った次第。で、分子生物学会から帰ってくると、毎年なんだか急に年の瀬が迫ってきたように感じるね。
2017年12月6日水曜日
連続2セッション
今日は夕方の4時から約4時間半、続けて同じ会場で2つのセッションに参加して、それぞれのセッションで別のトピックについてトークした。ということで、未だにちょっと時差ぼけ気味というのもあって、だいぶ疲れた。どっちのセッションもやっぱりオモシロイ話題が多くて結構楽しめたんだけど、細胞競合ワークショップの熱気はなかなかすごかったなぁ。今回はやはり合同大会で人が多いからなのか、あれだけ聴衆が多くて会場の後方に立ち見の人がぎっしりというのは久しぶりだったように思う。
で、二つ目のフォーラム終了後に、スピーカーと関係者数人で三ノ宮に出て来て打ち上げ。その席で隣になった若者が、このブログを読んでくれているということで、なんやかんやと裏話で盛り上がったり。初めて会う人でもやっぱりブログを読んでくれている人っていうのは、なんか自分のことをよく知ってくれているような気がして話しやすいのよね。ということで、ConBio2017の一日目終了。
で、二つ目のフォーラム終了後に、スピーカーと関係者数人で三ノ宮に出て来て打ち上げ。その席で隣になった若者が、このブログを読んでくれているということで、なんやかんやと裏話で盛り上がったり。初めて会う人でもやっぱりブログを読んでくれている人っていうのは、なんか自分のことをよく知ってくれているような気がして話しやすいのよね。ということで、ConBio2017の一日目終了。
2017年12月5日火曜日
ConBio2017 一日目
今日から生命科学系学会合同年次大会 ConBio2017 が開幕。自分は今日一日目の午後に、以下のワークショップとフォーラムで連続して二本のトークを行う予定。会場どっちも同じとこやから楽やね。どちらも面白そうな話題がたくさんあるセッションなので、皆様是非お越しくださいませ。
[1PW16] 細胞競合の分子機構と生理的意義:どこまでわかって何がわからないのか
第16会場 16:00 ~ 18:30
細胞競合とは、近接する細胞間で相対的に適応度の高い細胞(winner)が低い細胞(loser)を排除する現象であり、発生過程における優良細胞の選択や組織からのがん原性細胞の排除など、多様な生命現象に関わる可能性が示されつつある。ここ10年ほどの研究で、細胞競合を引き起こしうる様々な因子が見いだされ、その分子メカニズムの理解が進んできた。一方で、異なるトリガーによって引き起こされる細胞競合現象にどの程度の共通原理が存在するのか、また、その分子メカニズムの全貌や生理的役割はいまだ多くの謎に包まれている。本ワークショップでは、様々な解析系で見いだされた細胞競合現象の分子メカニズムとその普遍性、生理的意義について、どこまでわかって何がわからないのか、そして何を理解すべきなのかを整理しながら、現状と今後の展望について議論したい。
[1F16] 細胞の個性獲得と器官形成・維持の秩序原理
第16会場 18:45 ~ 20:15
個体の各器官には、多種類の細胞が一定の割合で存在し、個体に合ったサイズで形づくられることで、その器官特異的な機能を発揮する。そのため、細胞の多様性の獲得と器官構築における秩序形成は統制されなければならず、これが崩壊すると器官の形成不全や腫瘍形成が引き起こされ、生命機能が大きく脅かされる。したがって、細胞の増殖・分化や、器官の形成・維持のメカニズムを知ることは、器官構築の原理を理解するだけでなく、病因解明の観点からも重要である。本フォーラムでは、細胞の個性獲得と器官形成の秩序を決定するメカニズムを独自の視点で研究する中堅または若手研究者を集め、発生段階におけるシグナル伝達経路、サイズセンシング、器官の機能破綻と疾患、数理モデルを用いた理論的な器官構築など、それぞれの専門を生かした研究成果を発表し、個性と秩序の統制について分野横断的な議論を行う。
[1PW16] 細胞競合の分子機構と生理的意義:どこまでわかって何がわからないのか
第16会場 16:00 ~ 18:30
細胞競合とは、近接する細胞間で相対的に適応度の高い細胞(winner)が低い細胞(loser)を排除する現象であり、発生過程における優良細胞の選択や組織からのがん原性細胞の排除など、多様な生命現象に関わる可能性が示されつつある。ここ10年ほどの研究で、細胞競合を引き起こしうる様々な因子が見いだされ、その分子メカニズムの理解が進んできた。一方で、異なるトリガーによって引き起こされる細胞競合現象にどの程度の共通原理が存在するのか、また、その分子メカニズムの全貌や生理的役割はいまだ多くの謎に包まれている。本ワークショップでは、様々な解析系で見いだされた細胞競合現象の分子メカニズムとその普遍性、生理的意義について、どこまでわかって何がわからないのか、そして何を理解すべきなのかを整理しながら、現状と今後の展望について議論したい。
[1F16] 細胞の個性獲得と器官形成・維持の秩序原理
第16会場 18:45 ~ 20:15
個体の各器官には、多種類の細胞が一定の割合で存在し、個体に合ったサイズで形づくられることで、その器官特異的な機能を発揮する。そのため、細胞の多様性の獲得と器官構築における秩序形成は統制されなければならず、これが崩壊すると器官の形成不全や腫瘍形成が引き起こされ、生命機能が大きく脅かされる。したがって、細胞の増殖・分化や、器官の形成・維持のメカニズムを知ることは、器官構築の原理を理解するだけでなく、病因解明の観点からも重要である。本フォーラムでは、細胞の個性獲得と器官形成の秩序を決定するメカニズムを独自の視点で研究する中堅または若手研究者を集め、発生段階におけるシグナル伝達経路、サイズセンシング、器官の機能破綻と疾患、数理モデルを用いた理論的な器官構築など、それぞれの専門を生かした研究成果を発表し、個性と秩序の統制について分野横断的な議論を行う。
2017年12月4日月曜日
drowsy
今日は時差ぼけプラス低気圧の影響か、午後から強烈な眠気に襲われて、ふと気づくとオフィスの椅子で気を失っていた。。。また明日から土曜日まで出張に出ないといけないので、実験の指示以外にも色々としておかなければいけないことがあるんだけども。ということで、夕飯後から少し復活したのでもう一度オフィスに戻ってきて準備の続きをして、今ようやく目処がついた。あとはまぁ、出張中に空き時間を見つけてという感じかな。
2017年12月3日日曜日
一週間ぶり
一週間ぶりにラボに帰ってくると、出張前の先々週からMさんが一生懸命やってくれていた実験の顕微鏡サンプルが、書き置きとともに丁寧に低温室に並べられていた。ということで、時差ぼけでえらい眠たいんだけども、今晩はもう少しこれらをコンフォーカル解析。しかし、実験結果はどれも結構クリアーなのだが、これらはクリアリーに今までの自分の仮説を棄却してくれているなぁ。。。
2017年11月29日水曜日
三日間終了
三日間に渡った学会もあっという間に今日でおしまい。期待していた通り、色々と面白いトークを聞くことができてとても楽しい三日間だった。やっぱりモーフォジェネシスはオモシロイ。それにしても、いくつか久しぶりにビックリ仰天のオモロイ話があったな。。。休憩時間にはDr. PLとかDr. FSともしっかりディスカスすることができたし、また新しい友人も何人か増えたし、毎日美味いもんを食べることができたし、なかなか充実した学会だったように思う。帰り際、オーガナイザーのDr. MMに「次はまたCancer Modelling in Drosophilaやってよ」って言ったら、威勢よくオゥケィ!と返してくれたので、またそのうちこの思い出の場所、というかもうすでにココは自分にとってだいぶ馴染みの場所になっているけど、に帰ってくることがあるかな。
2017年11月27日月曜日
2017年11月25日土曜日
CDG 2F
先ほどパリのCDGに到着。眠たいけど、今日のフライトは結構眠ることができたような気がする。先月と同じ便だったので、今回もまだあんまり店が開いていない早朝のターミナル2Fなのだが、今回はラウンジでくつろぎながら乗り継ぎ便を待つ。
2017年11月24日金曜日
準備完了
さて、ほぼ準備は完了したかな。少し仕事を片付けるためにオフィスに来たついでにもう一つbet。あとはこのあとユニクロに行って必要なものを買ったら出発やな。先月のリスボン行きと同じナイトフライトでまずはパリへ。
2017年11月23日木曜日
Morphogenetic Engineering
あれよこれよという間に次の出張が迫ってきた。今回はバルセロナ。バルセロナに行くのは三回目なのだが、用件はいつもと同じ、IRB Barcelona主催のBioMed Conference。先ほど最終プログラムが送られてきたけど、これはやっぱり相当面白そう。楽しみやなぁ。と、その前に、もう少しやっておかなければならないことがあるので、今晩ももうちょいデスクワーク。
Last piece
昨日の朝のラボミーティングは自分の番だったので、YFラボとのコラボレーション企画の全容を紹介。先月、YFラボのE君が送ってくれたデータに、今のところ手元にあるショウジョウバエのデータを重ね合わせてみた。培養細胞でのデータはかなりのところまで到達しているので、こちらのハエを使ったインビボデータはそれをサポートしていく感じ。
ミーティングのあと、昼御飯を食べに崖下の定食屋へ歩いている時にKと引き続きデスカッションしていたのだが、その流れでふと、自分達が話している内容と過去のデータの奇妙な一致に気付いてしまった。考えれば考えるほど、二つのことがリンクしているような気がしてならない。これらが本当にリンクしているのであれば、このストーリーの最後の大きなピースになりうるけど、本当にそうなのかなぁ。そういやこないだリスボンで Dr. DJP と話している時に、まさにこの過去のデータの意味についてディスカスしたんだった。まぁちょっと実験してみるしかない。
ミーティングのあと、昼御飯を食べに崖下の定食屋へ歩いている時にKと引き続きデスカッションしていたのだが、その流れでふと、自分達が話している内容と過去のデータの奇妙な一致に気付いてしまった。考えれば考えるほど、二つのことがリンクしているような気がしてならない。これらが本当にリンクしているのであれば、このストーリーの最後の大きなピースになりうるけど、本当にそうなのかなぁ。そういやこないだリスボンで Dr. DJP と話している時に、まさにこの過去のデータの意味についてディスカスしたんだった。まぁちょっと実験してみるしかない。
2017年11月19日日曜日
Malcolm
昨晩、AC/DCのマルコムヤングが亡くなったというニュースを見た。数年前から健康上の理由でバンドを離れていることは聞いていたけどなぁ、さみしいなぁ。。。自分は幸運にも、数少ないAC/DCの来日公演の一つを2001年に大阪城ホールで体験している。あの時まだサラリーマンだったけど、会社が近かったのでライブの日は5時半に会社を飛び出して大阪城ホールへ行ったんだった。一曲目は「You shook me all night long」で始まって、初っ端から大興奮だったことをよく覚えている。アンガスはまだ元気そうに見えるけど、この世界一偉大なロックバンドはどうなってしまうんだろうかね。
2017年11月17日金曜日
gossamer
なんや急に寒なってきたねぇ。なぜかこの田んぼに干してある稲からは、無数の長い蜘蛛の糸が出ていて、それがふわふわと空気中を漂っている。写真には写っていないようだけど。
今週は、またちょっと急いでMさんにやってもらっている実験の進捗を見ながら、色々な書類を作ったり、少し落ち着いて仕事ができているかな。と言いつつも、来週末からまた一週間出張に出る予定。
今週は、またちょっと急いでMさんにやってもらっている実験の進捗を見ながら、色々な書類を作ったり、少し落ち着いて仕事ができているかな。と言いつつも、来週末からまた一週間出張に出る予定。
DBJC
昨日はジョイントラボミーティングで K のプログレスリポートだった。昨日は SK & YH 両博士が随分と調子良くて、2人から2時間にわたってかなり厳しいツッコミを受けていたけど、Kの受け答えはなかなか堂々としたもんだった。まぁ確かに、論文にする前にはまだ詰めていかなければいけない細かいことが色々とあるんだけども、だいぶいい形になってきている。しかも新しいデータで一つ、非常に重要なことを示唆しているものがあった。一部分の細胞の数が増えている、というだけのことなんだけども、ここから色々なことが考えられる。
2017年11月11日土曜日
monkey
一ヶ月ほど前に、うちが住んでいる住宅街で最近サルが出没するので気をつけるように、というお知らせがあったのだが、やっぱり本当にいるようだ。まぁ山手だし、住宅街のすぐ横には森があるからね。一匹だけなんかなぁ。
2017年11月9日木曜日
one third
この春に新しく作った抗体は、各々違うペプチドに対して作った三種類のポリクロがあるのだが、このところ色々と試験してきた結果、そのうちの一つだけが使えそうであることが分かってきた。今までに2回チャレンジして当たらなかった抗体なので、一つだけでもimmunohistochemistryで使えるレベルものが当たったというのは素晴らしい。と言っても今回、アフィニティ精製した抗血清を、目的タンパクのhomozygous mutant tissueと反応させてnon-specific signalのpre-absorptionをして、それでようやく本来のシグナルがクリアーになった。ということで、この抗体を使う際にはhomozygous mutantでのpre-absorptionが必要になるんだけども、まぁそれでもやっぱりこれでようやく色々な実験をできるようになるので、これは一つ大きな前進になりそう。
2017年11月7日火曜日
浜医
昨日は浜松医科大で大学院生向けの講義。講義は夕方だったけど、三島からは一時間もかからないので日帰り出張。講義内容は「細胞社会の組織的な形態維持」というタイトルで、cell competitionとかCCHのお話。質疑はやはりほとんどが医学系の方々の視点からのもので、なかなか楽しかった。浜医に知り合いはいないよなぁと思って行ったのだけど、意外にも北大で一緒だったKI博士が聞きにきてくれていてびっくり。北大で学生だった当時、KI博士との交流はなかったと思うけど、まぁお互い知ってるよね、という感じですぐに打ち解けた。講義のあとは高級な中華料理屋に連れていってもらって晩御飯もご馳走になり、しっかりと楽しませていただきました。浜松って初めて行ったんやけど、駅前とか結構大きな街なんやねぇ。
2017年11月1日水曜日
TR
今日は一日、九大医学部で開催された「TR推進合同フォーラム・ライフサイエンス技術交流会」なるものに出席した。「アカデミア発医療イノベーション」とか、これまでの自分にとってはかなりアウェイな場なんだけども、研究費をいただいている関係上、ここでの発表は必須ということで参加。ハエのポスターに寄ってくる人はほとんどいなかったけど、トークは意外と結構楽しむことができた。もちろんTRに興味はあるし、RIKENのH先生による近未来の話とかはかなり面白かった。
ちなみにこの九大のARO次世代医療センターで橋渡研究推進を主催しているのは、ダートマスにいた時に仲良くなったDS博士。今回久しぶりに会って話せたのはダートマスで別れて以来だから、12年ぶりぐらいか。会っていなかった間に随分と偉い先生になられたようだけど、話すとやっぱり昔と変わってなかった。今日はラボを見せてもらう暇もなかったけど、今取り組んでいる共同研究がうまくいけば、また近いうちに来ることがあるかな。
ちなみにこの九大のARO次世代医療センターで橋渡研究推進を主催しているのは、ダートマスにいた時に仲良くなったDS博士。今回久しぶりに会って話せたのはダートマスで別れて以来だから、12年ぶりぐらいか。会っていなかった間に随分と偉い先生になられたようだけど、話すとやっぱり昔と変わってなかった。今日はラボを見せてもらう暇もなかったけど、今取り組んでいる共同研究がうまくいけば、また近いうちに来ることがあるかな。
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