2011年5月12日木曜日

癌・発生を制御する 細胞競合

さて、今月20日発行予定の「実験医学」の6月号はCell Competition特集です。「癌・発生を制御する 細胞競合」というタイトルの元、私を含め国内外から7人の研究者が最新の研究動向を寄稿しています。
細胞の蛍光写真を配した表紙がなんやらいつもの実験医学よりカッコ良く見えるのは気のせいかな。
本特集を企画されたTI博士の紹介の言葉もなかなか魅力的です。
「適応能力で勝る細胞(winner)が劣る細胞(loser)を積極的に排除する現象として観察される「細胞競合」.35年前の最初の報告以来長らくベールに包まれていたその分子実体が,いま明らかにされつつある.それにより,広く細胞間コミュニケーションの理解にパラダイムシフトがもたらされるとともに,癌・発生研究をはじめ多彩な分野にそのインパクトが波及している.」

ということで、Cell Competitionに興味のある方は是非御覧になってみて下さい。

2 件のコメント:

  1. いい日旅立ちのおばちゃん2011年5月15日 10:27

    出版おめでとうございます。
    是非購入して拝読させていただきます。
    写真は楽しみです。
    私素人には綺麗としか言えませんが、地道な研究が今後役に立って行くと信じています。

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  2. ありがとうございます。分野外の方にとっては少し難解かもしれませんけど、実際の論文と違って実験手法とかにはこだわらず、この細胞競合というオモシロイ現象の大まかなコンセプトを理解してもらえればうれしいです。

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