2011年5月12日木曜日
Traveling Flies
ハエを使っている研究者達は他のラボから依頼があれば自分のラボで作った系統のハエを他のラボに分譲したり、また逆に過去の論文の中で言及されているハエの系統を他のラボからもらったりと、日常的に他のラボとハエのやりとりをしている訳だが、やはりハエ研究者達にとっての祭典、Fly Meetingの後にはこのハエのやりとりが活発になるんだろう。Fly Meetingが終わってからもう一ヶ月以上経つけども、この一ヶ月ほどの間にすでに何回か自分のハエ達をいろんなところへ送り出した。今朝ノルウェーのDr. TRから、ハエ達が元気に到着したよというサンキューメールが届いたので、Fly Meetingの時に話した人達へこちらから送る予定になっていたハエはこれで最後かな。そういえばFly Meeting終了後にBloomingtonのストックセンターからも結構たくさんの系統を注文したんだけども、たぶん毎年Fly Meeting直後はBloomingtonでも受注量が普段より増えるんじゃないだろうか。あとは昨日、スイスのDr. EMにImport Permissionを送付したので、このスイスからのハエ達がこちらに届けば一段落して新しいハエ達を使った実験が出来る予定。他のラボからハエが届く時はいつもなんやらワクワクしますな。それはもちろん新しい実験が出来るからなんだけども、それだけじゃなくて海外から到着したハエを見るとそのハエ達が生まれ育った国やラボに思いを馳せてしまうし、逆に自分のハエを遠くの国へ送り出した後、そのラボから無事到着したよとの連絡を受けると「あぁ、あいつら今ノルウェーにいるんだなぁ。ノルウェーはまだ寒いのかなぁ。」とか思うもんですよね。だから他のラボからハエが届いた時には必ず「送ってくれたハエ達は元気に到着しましたよ。」とのサンキューメールを書くようにしています。
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