2014年12月30日火曜日

FURY


今日もまた、一人でふらっと映画館へ。観たのは「FURY」。強烈な戦争映画だった。これはすごい映画を観てしまった。すごすぎてあんまり言葉は出てこない。ちょっと残酷なシーンも多いけど、スリル満点の展開が続いて最後まで楽しめるだけでなく、見終わった後に戦争とは何かということを深く考えさせられる。日本ではあんまり流行っていないのか、ここの映画館では今週は一日一回しか上映していないにもかかわらず観客がまばらだったけど、これは一人でも多くの人に観てもらいたいと思う。
さぁ、今年は明日で仕事納め。年明けからバージン集めが出来るように、今日はいくつかのラインをエクスパンド態勢にしておいた。

2014年12月27日土曜日

Gone Girl


あんまり気にしてなかったけど、どうやら今日が仕事納めらしい。だからという訳でもないけど、一人のフライデーナイトなので映画のレイトショウに行って来た。近所の映画館は金曜日がメンズデイとかでちょっと安くなってたし。ということで、観てきたのは「Gone Girl」。結構長いんだけども、ストーリー展開のテンポが良くて最後まで楽しめた。もちろんミステリーとかサスペンスの範疇に入るんだろうけど、意外と結構笑える場面も多かった。それは風景とか雰囲気とかだけじゃなくて、出てくる人達がみんなどこかでしゃべったことのある、もしくは自分がよく知っているアメリカ人そのものだったから余計そうなのかな。宣伝されている通りのデヴィッドフィンチャー監督らしい緻密な演出による衝撃の展開が続くのだが、本当に衝撃的なのはラストシーン少し前の夫婦の会話。そこにこの映画の種明かしというかメッセージが見事に込められている。鳥肌が立った。うーむ、これは久しぶりに楽しい映画だった。鑑賞後にいくつかの批評を読んでみたけど、前田有一さんのレビューが一番的確だと思う。

2014年12月26日金曜日

硫化水素

今日のオモシロ動画。

Cellに報告された論文の著者らによる解説。食事制限によって寿命やストレス耐性が増加することはよく知られているが、この現象はシステインのような硫化アミノ酸の制限がキーになっていると。つまり、硫化アミノ酸の制限によって硫化転移酵素CGLの発現が増加して、これが硫化水素の生成を促すことにより寿命が伸びたりする。これは酵母から線虫、ハエ、マウスにまで保存されとる現象なんですねぇ。すごい。

Intertissue Growth Control

少し前にCell Reportsに出ていて気になっていた論文。ここ数日食堂で昼飯を食べながらゆっくり読んでみた。

Tight coordination of growth and differentiation between germline and soma provides robustness for Drosophila egg development.  Cell Reports 9: 531–541.
Organs often need to coordinate the growth of distinct tissues during their development.  Here, we analyzed the coordination between germline cysts and the surrounding follicular epithelium during Drosophila oogenesis.  Genetic manipulations of the growth rate of both germline and somatic cells influence the growth of the other tissue accordingly.  Growth coordination is therefore ensured by a precise, two-way, intrinsic communication.  This coordination tends to maintain constant epithelial cell shape, ensuring tissue homeostasis.  Moreover, this intrinsic growth coordination mechanism also provides cell differentiation synchronization.  Among growth regulators, PI3-kinase and TORC1 also influence differentiation timing cell-autonomously.  However, these two pathways are not regulated by the growth of the adjacent tissue, indicating that their function reflects an extrinsic and systemic influence.  Altogether, our results reveal an integrated and particularly robust mechanism ensuring the spatial and temporal coordination of tissue size, cell size, and cell differentiation for the proper development of two adjacent tissues.

ここで示そうとしているコンセプトは、隣り合う別の組織各々のgrowthとdifferentiationに組織間でのreciprocal controlがある、というもので、Drosophilaのegg chamber developmentにおけるfollicleとgermlineの関係をモデルにしている。実は、自分がフロリダを出る前にあれこれとやっていたいくつかの実験はこれとほぼ同じアイデアを基にしていたので、ちょっと驚かされた。follicle mutant cloneがwild-type germlineに与える影響、また逆にgermline mutant cloneがwild-type follicleに与える影響、各々のphenotypeは非常にクリアー。つまりfollicleかgermlineどちらかのgrowth rateを変えるだけで、egg chamber自体のdevelopmentが遅くなったり早くなったりする。しかしながら、このgrowth coodinationのメカニズムに関する論文の後半部分がどうも曖昧な感じで終わっていくのが釈然としない。EGFR-Ras、Hippo、Insulin-PI3Kといったsignaling pathwayそれぞれについて、そのgrowth coodinationにおける関与を調べているけど(結果はネガチブ)、なんでDelta-Notchに関しては踏み込んでいないのかが疑問。コンセプトはオモシロイしphenotypeがキレイなだけに、もうちょいと頑張って欲しかったなぁ。

2014年12月24日水曜日

ハンバーグ

いつの間にやらクリスマスイブ。今日は一人きりのクリスマスイブなので、一人で近場に見つけたハンバーグ屋さんへ。おじちゃんが一人でやっている目立たない感じの小さな洋食店だったのだけど、このハンバーグがめっちゃ美味しくて感動して帰ってきた。もしかしたら日本に帰ってきてからの外食で一番旨かったもん五本指に入るかも。
あぁ、それにしても風邪でなんだか体調がすっきりしない。今日は試しにやってみた染色実験をやり終えた。明日マウントして観察する。抗体のクオリティはあんまり高くなかったはずなのでそれほど結果は期待出来ないけど、うまく検出できていれば一歩前進できる。

2014年12月22日月曜日

Schneider

このところほんまに寒いし、しかも風邪気味で体調が優れないのでこの土日はずぅっと家に引きこもっていた。で、気付いてみれば今年ももうあと一週間ほど。もう一つ今年中にやっておきたい実験があるので、明日ちょっと解剖する予定。そのうちの一つでちょっと特殊な染色法を試してみようと思い立ったのだが、その染色に必要なSchneider's Mediumがここには見当たらなかったので他のハエラボを訊ねて回った。幸いなことにSK博士に少しだけ分けてもらえることができたので明日試してみる。
なんやかんやと来年のための準備をし始めているのだけど、その前にまずは年賀状を書いてしまわないとなぁ。あと、Bloomingtonから年明けに発送してもらえるようにハエ達を注文しておこう。

2014年12月19日金曜日

Dr. Comet再来所

昨日は先月に引き続きコメット博士が再び来所。昨日の午後は、所内で催されていたZeissのライトシート顕微鏡の体験試乗会を予約していたので、コメット博士も誘って一緒に参加。何種類かのディスクを試し撮りさせてもらって楽しんだ後、夜はN君も加わって三人で路線バスに乗って駅前に飲みに出た。旨い料理とアツイ議論で盛り上がる席上、話の流れで同盟締結の合意に至る。これは来年あたり、何らかの形で始動させたい。
それにしてもこのところ寒すぎる。。。もうほんまにこんなんやばいですわ。

2014年12月17日水曜日

ユエハーラ

どうやら、夏に突貫工事で執筆した財団のグラントが通ったようだ。申請したセクションの過去の受領者リストを見るとほとんどの方の肩書きが教授だったので、もしかしたらちょっと場違いな感じなんかもなぁと思ってあんまり期待せんようにとも思ってたんやけど、やっぱり一筆入魂のプロポーザルが通るとウレシーやん。よっしゃよっしゃ、ほんなら頑張ってやらせてもらいまっせと。このプロジェクトに関してはタイムリーなことに今朝、フロリダのKT博士からパイロット実験の解析途中経過が送られてきて、これはこれでなんやらプロミシングな匂いがしている。来年三月には一度自分がFSUへ赴いてKT博士と今後のことを相談することになったし、なんだかこのプロジェクトを進めるための足場が固まってきた感じ。

大忘年会

昨晩は研究所の大忘年会だった。講堂に集結したいろんなラボの方々としゃべりながら飲んでいたら、楽しくてついつい飲み過ぎてしまう。まぁそんなに言うほど飲んだ訳でもないと思うけど、ちょっと風邪気味だからか今日はなんだかボーッとするやん。そんな中、今日の午後は大学院生N君のリクエストに応じてFly Geneticsのオリエンテーション。アンダーグラジュエイトがラボに来たらいつもやっていた説明なんだけども、実は日本語でやるのは初めてのことだったので、もしかしたらちょっとスムーズではなかったかもしれんな。まぁでもだいたい基本的なテクニックは網羅したはずやし、魅力は伝わったかな。こういうのをきっかけにしてFly Geneticsに踏み込んでもらえればうれしいね。

2014年12月15日月曜日

ヒーショ

寒い。もう本当に寒くてちょっと堪え難いくらい。長いこと暖かいフロリダに住んでいたから日本の冬が寒く感じるというのもあるんだろうけど、どちらかというと建物の中、家の中が寒いのだ。札幌とかニューハンプシャーみたいな雪国にも長いこと住んでいたけど、どこも集中暖房で基本的に建物の中は全て暖かくなっていた。でも本州では暖房が入っている部屋以外は氷のように冷たい。こういう大きな温度差は「ヒートショック」とかいって体にも良くないらしい。ということで、また風邪をひいてしまった。。。
で、今日はハエ達にもヒートショックをかける。

2014年12月11日木曜日

大掃除

今日はラボの大掃除だった。アメリカではみんなで大掃除なんて文化はなかったので、なんだか久しぶりのちょっと懐かしいような感じ。そういや学生の頃は週一で掃除の日もあったなぁ。アメリカでは小学校でも生徒がみんなで掃除をするなんてことはなかったようだ。でもやっぱり大掃除のあとはなんだか気持ちがいいね。スッキリきれいになったラボを見ると、さぁまた一仕事しまひょかという気分になるもんだ。
さて、そんなことでいよいよ春に書いた論文原稿をもう一度書き直そうという気になってきた。このところずっとこの論文のストーリーについて考えてきたけど、昨晩ふとしたことから、学会では話してこなかった部分を最後に持ってくることによってストーリーがうまくまとまることに気が付いた。このためにはまたもういくつか確認しておかなければいけないことが出てくるけど、今あるデータを効果的にプレゼントするにはこれがベストな構成なんとちゃうかなと。まずはgenetic schemeを組み立てて、執筆を再開しよう。

2014年12月8日月曜日

顕微鏡紹介セミナー

今日の午後はZeissの顕微鏡製品紹介セミナー。Lightsheet はやっぱり一度使ってみたいなぁと思った。今のところコンフォーカルでは、z-sectionで組織の中のほうにある細胞の動きを見るのはなかなか難しいからねぇ。コンフォーカルに比べてまだ解像度の問題はあると思うけど。もう一つ気になったのはSBF-SEM(Serial Block-Face Scanning Electron Microscopy)。ウルトラミクロトームとSEMが一体化したハイスループットマシンで、連続断面をスキャンしていくことにより超微細構造の三次元構築ができると。自分の手で超薄連続切片を作ってTEMで観察するのは限界があるけど、これなら比較的楽に出来そうか。まぁこれまた解像度はTEMに及ばないんだろうけど、一度試してみたいやん。

Stags' Leap Chardonnay

Stags' Leap Chardonnay 2012
先日、コメット博士からいただいたカリフォルニア土産。アメリカのワインショップでよく見たラベル、Napa ValleyのStags’ Leap!リンゴのようなレモンのような桃のような、フルーティでコクがあってバランスの良いシャルドネ。とても飲みやすかったから、あっという間に二人で空けてしまった。さすがはナパの有名ワイナリーやで。
ちなみに、実はスタッグスリープというと日本では「Stag's Leap Wine Cellars」のほうが有名なんだそうな。でもこちらは「Stags’ Leap Winery」。アポストロフィの位置が違いますね。ラベルの鹿の絵も似ているんだけど、このStags’ Leapのはほんまにリープしとるんですな。紛らわしい。アメリカの店で普段見るのはこの跳ねてる Stags’ Leap Winery のほうやったなぁ。ともあれ、コメット博士、ごちそうさまでした。

2014年12月6日土曜日

R 最終日

ラボローテーションでうちのラボに来ていた大学院生の Rが来週からは次のラボへ移ることになっているので、うちにくるのは今日が最終日。ということで今日は午前中のラボミーティングで、Rがこの二ヶ月間の研究内容を発表。フライジェネティクスのトレーニングをしつつ何かオモシロイミニプロジェクトを、と思ってやらせてみたのはfollicleを使ったシンプルなモザイククローン解析。以前になんとなく気になっていたmutant cloneとflip-out overexpression cloneの二種類を見ていたのだが、やっぱりどちらからも面白いフェノタイプがいくらか出てきた。なんとなくだけど、いくつかのegg chamberはなんらかのコンセプトを見せてくれているような感じさえする。日本にきたばかりなのにたった二ヶ月間でこれだけのデータを出した Rはよくがんばったなと思うと同時に、モデルシステムとしてのegg chamberの素晴らしさを再確認した。ミーティング後、町のインド料理レストランで Rを囲んでローテーション終了祝い。夕方、ラボを去る前に何度もお礼を言ってくれる礼儀正しい姿が印象的な Rだった。来春からうちのラボに来てくれんかなぁ。

2014年12月1日月曜日

遺伝研体験入学

遺伝研では、大学院(総研大遺伝学専攻)の体験入学プログラムの入学生を募集しています。
期間は、2015年 3月 2日 ~ 3月 6日。
応募締切は、2015年 1月 9日です。
詳しくは、ウェブサイトを御覧下さい。

2014年11月30日日曜日

11月終了

予定がいっぱい入っていた11月が終わった。学会を含めてこの一週間ほどで、初めて会った人も久しぶりに再会した人も含めてかなりたくさんの人と話すことが出来た。毎晩飲んでいたので体はだいぶ疲れたのだけど、気持ち的にはなんだか随分元気をもらった気がする。日本に帰ることを決心した一年前は、それが最善の選択であることを信じるしかなかったのだが、今回色んな人と話したことでやっぱりこれで良かったんだと感じることができてちょっと安心した感じかな。
さぁ今日で11月も終わりということで、今年もあと一ヶ月。年末に向けてもうひとがんばりしましょう。とりあえず、学会前に舞い込んできた論文のレビューをしてしまわなあきません。

2014年11月29日土曜日

MW先生を囲んで

昨晩は、学生時代の恩師 MW先生を囲んでの理学部五号館同窓会@品川。長いことアメリカでポスドク修行生活をしていたAN博士、NT博士、そして自分の三人が、偶然にも今年の四月に日本に生還したことを祝ってなんらかの形で集まろうと言っていたのだが、今回の分子生物学会に合わせて先生がわざわざ札幌から会いにきて下さるということになって実現した会。NT博士とは去年のFly Meetingの時にDCで会ったりしていたのだけど、自分とほぼ同じ期間アメリカにいたAN博士とはいつもメールで連絡を取り合っていたとはいえ、九年前にラスベガスで遊んで以来の再会。このメンバーの中では十年ぶりの再会もあったはず。札幌を出てから皆さんそれぞれの地で苦労を重ねてきた訳で、一つ大人になっているのだけども、話しているとやっぱり皆さんの雰囲気はそのままで本当に懐かしい気分になった。ほろ酔い気分でいつまでも話していたかったところだけども、今度はぜひ札幌で集まりましょうということになったので、その次回を楽しみにまた研究に励みましょう。

Yokohama stroll

今日の午後は暇ができたので、ホテルの近辺をぶらぶらと散歩。

2014年11月28日金曜日

三日目

さて、昨日で MBSJ2014 が終了。三日目の午後は今回のメインイベント、細胞競合ワークショップ。オーディエンスは立ち見が出ていたし、議論も活発で盛り上がっていた。実際どのトークも面白くて最初から最後まで楽しめた。細胞競合というコンセプトのもとに、皆さんそれぞれ独特のアプローチをされている。新たに発足したばかりの新学術領域の熱気を肌で感じることができたし、細胞競合研究は確実にここから発展していくだろうと感じた。で、夜のワークショップ打ち上げパーティではその熱気はさらにヒートアップ。結局二軒目で日付が変わる頃まで飲んでいた。おなじみの方も初めて会う方も皆さん本当にいい人ばかりでたくさんの元気をいただきました。

2014年11月27日木曜日

第五回ダートマスの集い

今日はサイズコントロールのワークショップをまったりと楽しんだりポスター会場で知り合いと情報交換したり。
で、今夜は毎年恒例となったダートマスの集い。第五回目の今年は東京駅の地下で。ちょっと少なめの四人での開催になったけど、例年通りの楽しい夜。ついに全員が日本に帰ってきたことになる訳で、今後本当にここから何かオモシロイことを始めることができればいいなと思う。

2014年11月26日水曜日

横浜へ

一日目。今日は午後に研究所を出て、夕方のポスターセッションから参加。一つ、cell competitionのオモシロイ形を見たのが収穫。夜は中華街で、昨年の神戸に引き続きFSUの集い。タラハシーでの懐かしい話は尽きず、思わず二軒目へ。

2014年11月25日火曜日

準備完了

学会準備はほぼ完了。ポスターは結局、発表スライドをほぼそのまま印刷したものをペタペタ貼付ける形式にした。まぁ並べてみたらそれなりに見えるし、しっかりデスカッションさえできればいいでしょう。ポスターディスカッサーとかいうのがよく分からないけど、初めてなのでちょっと楽しみ。
さぁ、ということで明日から三日間、日本の生物学者の祭典を楽しみにいきましょう。

Il Pumo Primitivo

Cantine San Marzano Il Pumo Primitivo
イタリア、SalentoのPrimitivo。プラムとチェリーの華やかな風味。非常にフルーティでバランスもよくてとても飲みやすい。千円ちょい。
ちなみに、このイタリアのPrimitivoって、アメリカのZinfandelの祖先種と言われていたらしいのだが、最近の研究ではZinfandelはクロアチア原産のCrljenakという種と同一であるという結果が出ているんだそうな。

2014年11月24日月曜日

風邪

今日は一日ゆっくりと、学会のトークの準備。まぁだいたいのスライドはできたけど、どうなんかな。結構トークの時間は短いから、全部をインクルードすることはできへんのよね。明日はポスターも作らないとあきません。
ところで、昨晩辺りから風邪がひどくなってきた気がする。まずいなぁ。。。

2014年11月22日土曜日

Interview with Comet

昨晩はおなじみM研の二人を呼んで、三人でコメット博士を囲んでの歓迎会。なんかいつにも増して I 助教のトークに勢いがあって、とても楽しい夜だった。で、今日は朝から昼過ぎまでコメット博士と二人での濃密なデスカッションタイム。実は昨日が初対面にもかかわらず、もう何年もお互いにブログを読んでいるし、見ている細胞達のビヘイビヤーに関連性の高いものが多いだけにあまり多くは語らなくてもお互い理解し合える感じ。こんな関係は本当に珍しいよなぁと思う。今日はこちらの話も色々と聞いてもらって貴重なつっこみもたくさんいただいた。もっとしゃべりたいことがあった気がするけど、続きはまた来週、横浜で。ということで、もうほんまに来週のプレゼンの準備をせなあかんやん。

2014年11月21日金曜日

Dr. Comet

本日は、コメット博士が来所中。これまた昼に伝説の三島ウナギでパワーアップしてもらってからセミナー。進行中のプロジェクトも含め、非常に興味深いお話を聞かせていただきました。

FSUで、、、

どうやらFSUの構内で銃乱射事件があったようだ。夜中に大学の図書館で学生が3人撃たれて、犯人は駆けつけた警官に射殺されたとか。自分も少し前まで毎晩のようにこの構内にいた訳で、あぁやっぱり怖いなぁと思う。近所の銃声なんて日常茶飯事だったし、Virginia Techの事件の頃からか、やはりここでもああいうことは起こりうるんだという覚悟を常に持ってはいたけど、実際に大学でこういうことが起こるとは。。。今はとりあえず、撃たれた学生が回復することを祈るばかり。

2014年11月20日木曜日

今年三回目

今日の午後は特殊健康診断。またもや血を採られた。ここに来てからこの8ヶ月ほどで3回目。アメリカにいた時は一回も採血されたことはなかった、というか健康診断自体受けた記憶がないことを考えると、やっぱり日本は検査体制がしっかりしてるんやね。それにしてもこのところ随分寒い。なんか昨日辺りから喉が痛くなってきた。風邪に気をつけないと。
そろそろ来週の学会の準備を始める。

2014年11月19日水曜日

ピザ

今日は昼にサッカーの練習をしに行った以外はずっとコンフォーカル画像をいじくっていた。なんか早速ちょっと煮詰まってきた感じ。
これはなんかピザみたいやなぁ。

2014年11月18日火曜日

It is there

で、講義の最後にモラタ爺からの大学院生へのメッセージを紹介。エエ言葉やなぁと思う。

My PhD supervisor Antonio García-Bellido used to say that one should “sleep with the problem”, and I give the same advice.  Science is a creative activity and an amount of obsession is essential for scientific progress.  I tell my students that scientific topics are not interesting or boring; it is scientists who make them interesting by finding unexpected sides of the issue or establishing unsuspected connections with other processes.  It is there where their creativity lies.  Curr. Biol. 16: R976-977.

100分

昨日の午後、担当になっていた発生生物学の授業だった。論文ベースの授業なのだが、最近の論文は結構細かいメカニズムまで踏み込んでいるものが普通なので、分野外の学生にはかなり難解なはず。しかも一本の論文だけで一つのコンセプトを紹介するのはなかなか難しいし、そもそもデスカッション形式とはいえ100分の授業は持たない。ということで、今回は2002年の論文のイントロダクションとして、Cell Competitionの発見となった1975年のMorata and Ripollの実験内容についても少し時間をかけてクイズ形式で紹介してみた。予備知識を持たない学生でも理解できて、しかも楽しみながら議論に参加できるような内容を心がけたつもりだったけど、やっぱりデスカッションを盛り上げるのはなかなか難しいなという印象。オブザーバーというか盛り上げ役として参加してくれているS先生とH先生がいてくれなかったら100分は持たなかった。まぁこういうのも経験が大事やね。次回はもっと学生が積極的に発言できるようなものにできればと思う。

2014年11月15日土曜日

3 confocal days

この三日間、寝ているとき以外はずっとコンフォーカルを動かしていた。一応時間をかけてスキャンしただけあって結構きれいな画像が得られてはいるのだが、フェノタイプ自体があんまりきれいに来ていない気がする。まぁこれまたじっくりと画像解析していくしかないか。学会までに出来れば良いけど、その前に今週末は来週月曜日に担当が当たっている大学院の授業の準備をしないといかんなぁ。発生生物学の中から一つのコンセプトをテーマにして、一本の研究論文をベースに学生達と英語でデスカッションしながら進めるという感じの授業。ジャーナルクラブみたいなただの論文紹介とは違って、学生達にデスカッションを促しつつというのがなかなか難しい。結構しっかりとストーリーを準備していかないとなぁ、という感じ。ちなみに今回取り上げるのは、モレノ先輩の2002年Natureの論文。。。

2014年11月11日火曜日

Drosophila as a model in cancer

スペインIRB主催のBarcelona BioMed Conference、「Drosophila as a model in cancer」。来年の6月についに第二回が開催されるようだ。「Modelling cancer in Drosophila」というタイトルだった前回は、2009年の9月だったから6年ぶりか。すでに予定されているスピーカーは前回と半分くらい同じだけども、これまた錚々たる豪華メンバー。これは絶対に参加せなあかんなぁ。考えてみれば、あの2009年のバルセロナでのトークは自分にとってのこの分野でのデビューの場だった。自分がトークの中でMahjongのCGナンバーを発表したときに、オーディエンスが皆一斉にメモを取ったシーンが鮮明に思い出される。こじんまりとしたミーティングだったので色んな人と知り合えてとても楽しかったし、あの時のトークを覚えてくれていた人は多い。
ということで、とりあえずアブストを投稿するかな。

Santa Alicia Reserva

Santa Alicia Cabernet Sauvignon Reserva 2013
チリ、マイポヴァリーの Cabernet Sauvignon 100%。スパイシーで果実の濃縮感がある明るい風味のカベルネ。タンニンの余韻も程よい。そうそう、自分の中でチリのワインってこういうイメージやなぁと思った。千円ちょい。

2014年11月10日月曜日

みかん狩り

この週末も隣の伊豆の国市へ行ってみかん狩り。急な斜面を登っていくと、みかん畑の向こうには素晴らしい眺望が広がっていた。伊豆の甘いみかんでみんなお腹いっぱい。

2014年11月9日日曜日

アブスト投稿

来年三月のFly Meetingのアブストラクトは明日で投稿締切。ということで、今晩投稿完了。そういや今年のFly Meeting @ San Diegoはちょうど帰国時期と重なって参加できなかったので、二年ぶりになるのか。実はシカゴに行くのは初めてになるので楽しみも大きいけど、やっぱりアメリカの友人達との再会が楽しみやなぁ。できればプラットフォームでトークしたいねぇと思いながら書いたけど、さてどないなるかな。

2014年11月8日土曜日

組織恒常性を維持する適者生存

ということで、今月の横浜の分子生物学会では以下のワークショップでトークします。

3W11 組織恒常性を維持する適者生存 – 細胞の競合と協調 –
11月27日(木)13:15 – 15:45 第11会場
細胞社会において環境適応度の異なる細胞が共存すると、それらの細胞間の境界で生じる相互作用によって適応度のより高い細胞が「勝者」、より低い細胞が「敗者」となる。勝者が生存して敗者が排除されることで、組織恒常性が維持されると考えられる。このような競合現象は様々な実験系で観察されるが、その分子実態は未解明な点が多く、その生理的意義や制御機構の解明に注目が集まっている。本ワークショップでは、様々な組織において観察される多彩な細胞競合現象について、その生理的意義と普遍的分子基盤について議論する。

面白そうなトークが目白押しのワークショップなので、皆様是非ご来場下さいませ。
あれ、この日、実は自分の誕生日やん。

今月後半へ向けて

なんか今月は後半にたくさんイベントの予定が入っていて、そろそろそれらの準備をしないとなという感じになってきた。一番大きなイベントは25日から27日の分子生物学会なんだけども、今回はワークショップでトークする人もポスターを出さなきゃいけないらしいので、どっちも準備せなあかんやんという話。まさに現在進行中の内容なので色々と新しい素材を作らないといかん。学会前にもう一つだけ確認して取っておきたいデータもあって、今晩で染色は終了するのだが来週落ち着いてコンフォーカルできるかな。再来週は毎日予定が詰まっているので来週やるしかないんやけど。

2014年11月6日木曜日

Finca Cerrada Reserva

Finca Cerrada Reserva 2006
スペイン、ラマンチャのフルボディの赤。ブレンドはTempranillo 50%、Cabernet Sauvignon 50%。これはなかなか濃くて深みのある好みのワイン。熟した果実にスパイスの風味で複雑だけどバランスが良くて飲みやすい。千円ほど。

2014年11月5日水曜日

秋祭り

文化の日、友人の家族に誘われて、近くの伊豆の国市にある小さな田舎町での神社の秋祭りに行ってきた。こういう日本の田舎に昔からある雰囲気の中に身を置くと、心が落ち着く。

2014年11月4日火曜日

霜月

今朝はだいぶ冷え込んでいる。いよいよ冬かな。やっぱりフロリダに比べるとだいぶ寒い。日本で流行っている「あったかインナー」ていうのを買ってこないとだめかも。
今月は下旬になんやかんやとイベントがあるので、そろそろそれらの準備を進めないとな。

2014年11月3日月曜日

麦茶

一昨日の土曜日は、秋葉原で研究所の公開講演会兼大学院説明会。ということで、研究室紹介のためのパネル展示に参加してきた。一般の方から大学院を考えている学生の方や高校生まで、結構みなさん熱心に聞いて色々と質問をしてくれるので説明にも力が入った。やれやれということで帰り際、会場の出口で獲物を狙うようなSM博士とJK博士に「ちょっと麦茶でも飲みませんか」と声をかけられた。まだ5時前だったし、まぁ一杯ぐらいやってから三島まで帰りましょか、という気になって三人で駅前の居酒屋へ。そこで、ちょっと麦茶どころか三人で何杯ジョッキを空けたか分からないほど飲みながらの大ディスカッション大会。気が付いてみたら11時前。当然三島までは帰れないということが判明して、そのまま三人でSM博士の都心別邸へ。ここでもさらにビールを飲みながら結局2時くらいまでしゃべっていた。完全に飲み過ぎたけど、テニュアトラックお二方との本音トークは久しぶりの強い刺激でとても楽しい夜だった。

normal stage 10

正常なヤツはこんなんです。前後半々にキレイにcolumnarとsquamousに分かれていく、そんなfollicleが大好きです。

2014年10月29日水曜日

平穏

今日はお昼にフットサルクラブへ行って、これまた3対3で限界まで走ったけど結構涼しいので気持ち良かった。それにしてもK先生とかあのお年でよくあんなに走れるよなぁとちょっと感心。
午後はヒートショックをかけたり論文を読んだり。秋が深まってきて、申請書類の執筆も終わって、なんだかちょっと平穏な日々が訪れている。学会のこととか考え始めないといかんけど、ちょっと落ち着いて次の一手を考えたいところ。あ、でもヒートショックかけたからまた解剖大会が始まるな。

something weird

どこかがおかしいハエの卵。ハエのオージェネシスやってる人は見た瞬間に「おやおや?」と思うはず。

2014年10月28日火曜日

PQ's report

そういや先週、フロリダのPQから自分が教えていたアンダーグラジュエイトのラウルの進捗状況を聞いた。ちょうど一年くらい前から自分がラウルと一緒にやっていたRNAiスクリーニングについて。自分が去ってからは、ポスドクのPQがラウルの研究指導を引き継いでくれている。自分がまだフロリダにいた時、一発目のスクリーニングでは6〜7ラインでそれっぽいフェノタイプが出ていたのだけど、その後の確認スクリーニングでほぼ1ラインに絞られてきたようだ。データは結構クリアー。スクリーンする遺伝子群を選定したのは自分なんだけども、コレが来るとはなかなか意外でオモシロイ。こちらに来てからの約半年、このプロジェクトに関してはこちらからは指示を出していただけで実験は向こうに任せていたけど、いよいよこっちも手を動かし始めるかな。本当にこの1ラインが当たっているのなら、なんやかんやと新しいことを考えないといかん。

寒くなってきた

気付いてみればもう10月も終わりかけ。いよいよ寒くなってきた。今年は日本に帰ってきて一年目だからか、季節が変わっていくごとに、昔日常的に感じていた日本の雰囲気が思い起こされてふと懐かしい気分になることが多い。

押下

さて、今日の午前中にオンラインで確定ボタンを押下して三本とも最終版を提出。押下ってなんて読むんかなと思ってたんやけど、「おうか」って読むんやね。事務からの手紙には「提出締切 28日 AM」って書いてあったからラボミーティングの後で12時ぎりぎりに事務に持っていったけど、事務のオネーチャンと話していたら別にそんなストリクトではない感じ。「ケッコーテキトー?」って聞いたらさすがに、いやそんなことはないですってちょっと困っていたのでゲラゲラと笑ったら事務の人々に一斉に注目された。自分はけっこう笑い声がデカイのかもしれんな。
まぁそんなことで、今シーズンのグラントライティングは終了。さぁどうなることやら。

2014年10月26日日曜日

Lattice light-sheet microscopy


Lattice light-sheet microscopy: Imaging molecules to embryos at high spatiotemporal resolution. Science doi: 10.1126/science.1257998
Although fluorescence microscopy provides a crucial window into the physiology of living specimens, many biological processes are too fragile, are too small, or occur too rapidly to see clearly with existing tools.  We crafted ultrathin light sheets from two-dimensional optical lattices that allowed us to image three-dimensional (3D) dynamics for hundreds of volumes, often at subsecond intervals, at the diffraction limit and beyond.  We applied this to systems spanning four orders of magnitude in space and time, including the diffusion of single transcription factor molecules in stem cell spheroids, the dynamic instability of mitotic microtubules, the immunological synapse, neutrophil motility in a 3D matrix, and embryogenesis in Caenorhabditis elegans and Drosophila melanogaster.  The results provide a visceral reminder of the beauty and the complexity of living systems.

今年のノーベル化学賞を受賞したDr. EBのラボから、さらに新しい「lattice light-sheet microscopy」の紹介。エエ感じやなぁ。これは使ってみたい。

awkward

オモシロビデオ。"Between Two Ferns” でのブラピのインタビュー。こういう awkward な感じのコメディって日本にはあんまりない気がする。


2014年10月24日金曜日

一応脱稿

今日が事務への申請書正本提出締切日。昨晩で一応脱稿して今日三本とも提出したのだけども、一本に関してはもう少し練り直す必要があるかな。この数日、チャーリー博士と申請書を見せ合いっこして非常に有用なコメントをたくさんいただいた。やっぱり他の人に読んでもらう意義は大きい。
ということで、ここのところ実験がストップしていたのだけど、今週は少しずつ時間を見つけて R にオバリーの解剖から抗体染色まで一通り指導した。これくらいの実験は結構器用にこなせるようで一安心。来週からは実際にモザイククローンを使った実験を一緒にやっていく予定。自分の方も、来月の分子生物学会までにもう一度やっておきたい実験群があるので、今晩いくつかのクロスをスタート。

2014年10月20日月曜日

センセー

今日から今学期の大学院の発生生物学の授業が始まった。毎回違う担当教員が発生生物学のコンセプトを一つ取り上げて、それに関する原著論文を読んで皆で議論するという形式。自分の担当の回は来月なんだけども、実際どんな感じで行われるのか把握しておくために参加してきた。今日はS先生による、線虫の初期発生を題材にしたembryonic inductionとasymmetric divisionに関するお話。昔のシンプルな論文だったけど、なかなか面白かった。のだがしかし、使用言語が英語だからというのもあるんだろうけど、学生達をうまく議論に参加させるのがなかなか難しそうやなぁという印象。自分の担当の時はちょっとしっかりと下準備する必要があるな。

そういや最近指導している大学院生の R に「センセー」って呼ばれるのだが、なんだか慣れない感じ。考えてみりゃ今までずっとアメリカでは指導してるアンダーグラジュエイトからもファーストネームで呼ばれてたので、学生から先生って呼ばれるのは初めてだからか。しかも外人からそう呼ばれるのがなんだかファニーなのか。

丹那

週末は子供を連れてぶらぶらと近場をドライブしてみたり。このあたりには本当に美しい日本の田舎の風景が広がっている。やっぱり日本の秋はイイねぇとしみじみ。

2014年10月16日木曜日

初冠雪

昨晩からえらい冷え込んでるなと思ったら、今朝富士山が真っ白になっていた。
外はもう冬の匂いがする。

2014年10月13日月曜日

三本目へ

今日はまた一段と涼しかったけど、またもや大型の台風が本州に向かっているらしい。明日は一日中雨かな。大きな被害が出なければいいけど。
さて、二本目の下書きはとりあえず昨晩で終えて、三本目に取りかかった。予想はしていたのだが、やっぱりこの三本目が今回の最難関。なかなか筆が進まん。今日は朝から小学校の地区対抗運動会に行ったりしてたからか、なんかちょっと疲れ気味。今晩はもう帰ってゆっくり寝るかな。

2014年10月10日金曜日

二本目

今日も一日オフィスで執筆活動。今晩で二本目の下書きも大体終わりそうかな。だいぶエエ感じにはなってきてるんやけど、研究計画をもうちっとうまく書かれへんかねぇ。。。やっぱり日本のは書くスペースが狭くてうまーくまとめるのが難しい。

attractive aroma

The fungal aroma gene ATF1 promotes dispersal of yeast cells through insect vectors.  Cell Reports doi: 10.1016/j.celrep.2014.09.009
Yeast cells produce various volatile metabolites that are key contributors to the pleasing fruity and flowery aroma of fermented beverages.  Several of these fruity metabolites, including isoamyl acetate and ethyl acetate, are produced by a dedicated enzyme, the alcohol acetyl transferase Atf1.  However, despite much research, the physiological role of acetate ester formation in yeast remains unknown.  Using a combination of molecular biology, neurobiology, and behavioral tests, we demonstrate that deletion of ATF1 alters the olfactory response in the antennal lobe of fruit flies that feed on yeast cells.  The flies are much less attracted to the mutant yeast cells, and this in turn results in reduced dispersal of the mutant yeast cells by the flies.  Together, our results uncover the molecular details of an intriguing aroma-based communication and mutualism between microbes and their insect vectors.  Similar mechanisms may exist in other microbes, including microbes on flowering plants and pathogens.

ビールやワインが放つあの香しい匂いを作り出すために酵母が持っている酵素は、実は酵母の生存自体には必要のないものだけど、ショウジョウバエとかの動物をその匂いで惹き付けることによってその動物の体に付着して他の場所に散布してもらうことに役立っているのだろうと。匂いに対するハエの行動を見るだけじゃなくて、GCaMPでニューロンのカルシウムイメージングまでやってるところがなかなかエエやんと思う。イーストペーストの瓶を開けた時にワインをリマインドさせるあの香りにこんな秘密があったんやねぇ。ビールやワインがこれだけ世界中に広まっていることを思うと、酵母の作戦は大成功ということですか。こういう研究、結構好きやなぁ。

2014年10月8日水曜日

二本目へ

今日の昼は、こないだ買った新しいシューズを持ってフットサルに参加。今日はちょっと人数が少なくて3対3とかだったので、これまた完全に息切れするまで走らされた。結構きついけど、週一くらいならリフレッシュに良いのかも。で、そのあと午後は遺伝子組換え実験講習会。基本的なカルタヘナ法のことから、最近出てきたゲノム編集技術がどのように取り扱われるべきかとか、そういう細かいとこまでいろいろと。
申請書はとりあえず一本の下書き完成。今日は二本目の執筆に取りかかった。他への申請で春に一度書いているテーマなんだけど、フォーマットがだいぶ違うので大幅に書き直していく作業。なんかいろんな設問があって、国語の筆記試験を解いているみたいですわ。

2014年10月6日月曜日

台風一過

一晩中続いた暴風雨が嘘だったかのように、さきほどから急に晴れてきた。まだ時折強い風が吹いているけど、台風一過ってこういう感じ。学校は今日みんな休みになったようだけど、とりあえずこの近辺では何も大きな被害はなかった様子。

2014年10月5日日曜日

18号接近中

えらいデカイ台風がこの辺りに向かってただ今接近中らしい。明日の朝ここに来るそうだけど、すでに今日は一日中大雨だった。えらいこっちゃ。
今日はそんな雨の中、スポーツディポに行ってサッカーシューズを買ってきた。子供の頃もそうだったけど、やっぱり新しいシューズを買うのはなんだかエキサイティング。思わずウッチーが履いてるのと同じデザインの派手なヤツを選んだ。
さて、いよいよ申請書に取り組んでいるのだが、今回は三本書くうちの二本でコラボレートを考えている。昨日、SK博士とKT博士から各々技術的なことに関してアドバイスをいただいて、だいぶイメージが固まってきた。今週は気合い入れて執筆に集中。

2014年10月2日木曜日

コンフォカ4日目

今日も一日中コンフォカしてたけど、とりあえずはここらで打止めにしとこかなという気になってきた。なんか今までより染色がシャープじゃなかったり、予想通りのクリアーなフェノタイプが来ていなかったりで、どうなんかなぁという感じだけども、とりあえずはスキャンした画像を明日からImageJでいじくってみよう。
で、今日は午後に予定通り新大学院生の R がインドから到着。オフィスで少しの間、可能性のあるプロジェクトについて話してみたり。その後は夕方に、研究所の食堂でS先生と三人で一緒に御飯を食べたりしながらいろいろと話をした。まだ到着したばかりでちょっと緊張気味なのかもしれないけど、おとなしくて真面目そうな子やなぁという印象。ここに来てからの半年間は学生がいなかったので、学生を指導しながらの研究は久しぶり。まぁいつも通り、とりあえずはFly Geneticsを教えることから始める。

2014年10月1日水曜日

いよいよ10月

今日も一日中コンフォーカルし続けているのだが、今日は午後に科研費の説明会があったので長時間スキャンの合間に聞きにいってきた。F先生による、申請書執筆に関するチップスのトークは面白かったしためになった。曰く、「当たればラッキーなんていう気持ちで書いていたらまず通らない。絶対に当てるんだという意気込みで書け。」
気付いてみればもう10月。いよいよ本気で執筆せなあかんやんという気持ちになってきたのだけど、そういえば自分が指導することになっているインドからの大学院生が明日日本に到着するんだった。さぁまたえらい忙しくなってまいりました。

昼休みフットサルクラブ

以前研究所内にあったサッカー場はソーラーパネルの設置で無くなってしまったそうなのだが、このたびテニスコートの一画にフットサルコートとして復活した。ということで、今日から昼休みフットサルクラブがスタート。軽く汗を流す程度なんかなと思って行ったら、意外と人数が集まったということでいきなり5対5の試合形式。30分ほどフルに走らされて最後はもう動けなくなってしまった。。。ボールさばきはいまだに衰えていないのだけど、走っているうちにどんどん足が上がらなくなってくる。こりゃいかんなぁ。明日確実にくるであろう筋肉痛が怖いけど、久しぶりに極限まで運動するとなんだか頭はスッキリしている気がする。今後、月水金と催されるらしいので、週一回は参加したいな。

2014年9月30日火曜日

一日中コンフォカ

昨日から久しぶりのコンフォーカル。全てのデータをZ-stackで取らなければいけないので、これだけサンプルがあるといつ終わるんやろうかという感じやけども、それほどゆっくりしている場合でもないので粛々とスキャンしていくしかない。朝から晩までコンフォーカルしていると、あっという間に一日が終わってしまうような気がする。明日は色々と他にも用事があるので、今晩はあともう1スキャンしたら帰って寝よかな。

Robust compensatory mechanisms

ついこないだ、レビュワーコメントに対する返答についてデスカッションしていたジョンピーの論文がもう最新号に掲載された。Dev Cell は早いねぇ。ちなみに自分がディスカスしたのはもちろんcompensatory proliferationのパート。

Acentrosomal Drosophila epithelial cells exhibit abnormal cell division, leading to cell death and compensatory proliferation.  Dev. Cell 30: 731–745.

Mitotic spindles are critical for accurate chromosome segregation.  Centrosomes, the primary microtubule nucleating centers of animal cells, play key roles in forming and orienting mitotic spindles.  However, the survival of Drosophila without centrosomes suggested they are dispensable in somatic cells, challenging the canonical view.  We used fly wing disc epithelia as a model to resolve these conflicting hypotheses, revealing that centrosomes play vital roles in spindle assembly, function, and orientation.  Many acentrosomal cells exhibit prolonged spindle assembly, chromosome missegregation, DNA damage, misoriented divisions, and eventual apoptosis.  We found that multiple mechanisms buffer the effects of centrosome loss, including alternative microtubule nucleation pathways and the spindle assembly checkpoint.  Apoptosis of acentrosomal cells is mediated by JNK signaling, which also drives compensatory proliferation to maintain tissue integrity and viability.  These data reveal the importance of centrosomes in fly epithelia and demonstrate the robust compensatory mechanisms at the cellular and organismal level.

acentrosomal mutantを用いて、発生における flexibility と robustness をうまく表現している論文だと思う。彼はDr. MPのラボに行ってからはずっと「mitotic fidelity」というコンセプトに関する仕事をしてきているのだが、今回 sas-4 mutant に目を付けたのは、2006年に報告された「Flies without Centrioles.」というあの衝撃の論文に着想を得たのかな。ジョンピーがメールでこの話をし始めたのは二年ほど前だから、結構とんとんとデータが出た感じなんだろう。
実は四年前のFly Meetingで、DCの小さなタイ料理屋で二人で夕食を食べていた時に、彼は今後研究を続けていくかどうかはちょっと分からないということを話していた。たぶんあの頃取り組んでいたプロジェクトが当時あんまり上手くいってなかったということもあるだろうけど、彼は自分と同じでマスターを出た後に大学を出て働いたりしていたから、普通の人よりは少し年齢が上になってしまうということもやはりキャリアを深刻に考える原因になっていた。でもあの時そういう話をしたことなんてもう忘れたかのように、最近は将来の研究の発展をいろいろと考えているようだし、いよいよこの論文を持ってジョブマーケットに出て行く準備をしているはず。

修善寺温泉

この週末は、土曜日にふらっと修善寺までドライブ。意外とここから車で30分くらいしかかからないところ。半日もあれば歩いて回れるこの小さな温泉街は、古いお寺があって、静かに流れる川の両河岸に古い温泉宿が立ち並んでいる、なんだか時間がゆったりと流れているような良い雰囲気が漂っていた。そばとか饅頭とか旨いもんを食べながらゆっくり散策して、足湯につかったりするとなんだか随分癒されたような気分になった。また紅葉の時期に来てみたい。

2014年9月26日金曜日

マウント大会終了

今日はよく晴れていて、暖かいようで涼しいようなとても気持ちのいい天気。今日でようやくマウント大会が終了した。結局ここ最近染色していたfollicleのサンプルも合わせて、合計95枚のプレパラートが完成。一度に作った枚数としては今までで一番多いかも。なんかちょっと達成感あるな。ともあれ、来週から今度はコンフォーカル大会。これは当分の間コンフォーカル部屋に籠らなあかんなぁ。といってもそろそろ科研費の申請書のほうも真剣に取り組まにゃいかんけど。

2014年9月24日水曜日

S La Syrah

Cave Saint Désirat, S La Syrah 2012
フランス、ローヌのシラー100%。チェリーのような甘い香りに酸っぱめの新鮮なベリー。二日目の方がまろやかになっていて楽しめた。結構しっかりしているけど飲みやすくてなかなかイイ。千円ちょいだったかな。

女郎蜘蛛の巣

2014年9月23日火曜日

秋分の日

やっぱり今年はもうこのまま寒くなっていきそうやね。ということで、今日は秋分の日。意識した訳ではなかったけどもう涼しくなってきたし、外に帰してやるにはそろそろ最後の機会かなと思って、夏の間子供達につかまって毎晩カゴの中でゴソゴソしていたカブトムシ君達を今朝裏山に逃がしにいってきた。みんな意外と元気よく木を登っていったけど、カブトムシの背中にあたるやわらかい秋の日差しを見て、あぁ夏が終わるんだなと思った。

2014年9月21日日曜日

幼稚園の運動会

今日は小さい方の幼稚園の運動会。気持ちいい秋晴れの青空の下、走り回る元気いっぱいの園児達を見るのはなかなかええもんやね。久しぶりに富士山も顔をのぞかせていました。

2014年9月19日金曜日

Cell competition in the mammalian heart

さて、先日 Cell Reports でオンラインに出てきた論文。

Cell competition promotes phenotypically silent cardiomyocyte replacement in the mammalian heart.  Cell Reports doi: 10.1016/j.celrep.2014.08.005.
Heterogeneous anabolic capacity in cell populations can trigger a phenomenon known as cell competition, through which less active cells are eliminated.  Cell competition has been induced experimentally in stem/precursor cell populations in insects and mammals and takes place endogenously in early mouse embryonic cells.  Here, we show that cell competition can be efficiently induced in mouse cardiomyocytes by mosaic overexpression of Myc during both gestation and adult life.  The expansion of the Myc-overexpressing cardiomyocyte population is driven by the elimination of wild-type cardiomyocytes.  Importantly, this cardiomyocyte replacement is phenotypically silent and does not affect heart anatomy or function.  These results show that the capacity for cell competition in mammals is not restricted to stem cell populations and suggest that stimulated cell competition has potential as a cardiomyocyte-replacement strategy.

ここ最近、マウス生体内におけるcell competitionがearly embryoとthymusで報告されてきたが、今回はcardiomyocyteにおけるcell competitionの報告。基本的にはMyc overexpressing cellによってwild-type cellがoutcompeteされるというおなじみの話なのだが、発生期間中だけでなくpostnatalのadult cardiomyocytesでもcompetitionによるreplacementが起こることが示されている。adult heartでのcompetitionを確認するために、モザイク導入後の経過を一年も見たりして頑張ってますなぁ。一つオモロイのは、developing heartではloserのwild-type cellはapoptosisを起こすのに対して、adult heartではapoptosisではなくautophagic cell deathによって除去されている点か。これについては、「Dying cells are normally eliminated by macrophages, but the size of an adult cardiomyocyte is about 100 times that of a macrophage, so a phase of self-destructive autophagy might be necessary before they can be eliminated by macrophages in a controlled manner.」とディスカスしている。なるへそ。あと、心臓ではCCHが起こるんかなぁと思っていたけど、意外とadult cardiomyocytesでもwinnerはcompensatory proliferationでreplaceしてるみたい。

「Since cardiomyocyte competition ability extends into adult life, it will be very interesting in the future to study whether cell competition is involved in maintaining tissue fitness during aging and whether it can contribute to natural or induced repair of cardiac insults in which cardiomyocytes are lost or impaired.」

2014年9月17日水曜日

Laya

Bodegas Atalaya Laya 2013
スペイン、アルマンサのガルナッチャ・ティントレラ。ブレンドは、Garnacha Tintorera 70%、Monastrell 30%。ベリーの甘い香りに、グレープフルーツやオレンジのような新鮮な果実味。これは結構好き。千円ほど。
ちなみに、Garnacha Tintorera(Alicante Bouschet)というのはアルマンサの土着品種で、GarnachaとPetit Bouschetの交配種なんだそうな。

マウント大会

この連休は子供を連れてトッキュウジャーショウを見に行ったり、芦ノ湖までふらっとドライブしてみたり、御殿場のプレミアムアウトレットで買い物したり、ぶらぶらとちょっと休息。
で、今週は染色したサンプルのマウント大会。ディスクの表裏の向きを考えながらのマウントなのでこれだけたくさんあるとやっぱりちょっとしんどいんやけど、まぁ粛々とやるのみ。
このところ時々ジャッキーからの実験に関する質問メールに答えていて気付いたのだが、どうも自分がフロリダを去る前に少しやり始めていたプロジェクトを向こうでもやろうとしているみたい。コレは向こうに残してきたつもりはないんやけどなぁ。まぁもう少し様子を見てみることにする。

2014年9月12日金曜日

phenotypically silent

"phenotypically silent replacement of cell populations" ってなかなかシブイ言い方やん。

2014年9月11日木曜日

80

なんか最近よう雨降るねぇ。毎晩降っとるように思うけど、どないなってんのかね。
さて、今晩でようやく、ここ数日間続いた抗体染色大会が終了した。今数えてみたら染色したサンプルは全部で80種類もあった。こんな大きな大会は久しぶりやったなぁ。せやけど、明日から今度はこの80本のチューブに各々5〜10個体ほど入っている反転ウジ虫君達からディスクを取り出してマウントする作業が始まる。。。ちょっとキツイけどぼちぼちいかなしゃーないね。大きな一手になることを信じて。

Michel Torino Cuma

Michel Torino Cuma Organic Cabernet Sauvignon 2013
最近、ダウンタウンに良い感じの小さなワインショップを見つけたので時々覗きにいっている。これは、そこで見つけたアルゼンチンはカファジャテのオーガニックワイン。甘くてちょっとスパイシーで暖かい感じのカベルネ。この明るい感じがアルゼンチンやなぁと思う。やっぱり南米のこういうストレイトフォワードな旨さのワインは好き。値段も千円少しと結構安いし。

コンコンガチャ

ここにいるとほぼ毎日、試薬販売代理店とかの営業の方が何か必要なものがないか聞きにわざわざオフィスを訪れてくれはるんですね。で、その中で一人、必ず昼休みの時間に来る人がいる。昼休みの間はランチに出ている人が多いはずやから、この時間帯に来ると不在であることが多いと思うんやけども、なぜかは知らない。もう一つヘンやなぁと思うのは、その人は必ずノックしたと同時にドアを開けて顔をのぞかせるんやね。ドアをノックされたらもちろん中から「ハーイ」と答えるんやけども、普通その人以外はみんな自分がハーイと答えたその声を確認してからドアを開けてくれる。でもその人の場合こちらが答える間もなくドアが開いて顔が出てくる。いやぁ、だってコンコンガチャとかいうタイミングやとちょっとビックリするやん。なんやと思われてんのかな。

アキバで遺伝学

こんなんあるそうです。

2014年9月10日水曜日

ファトカ

昨日、また銀行に行って今度は娘の銀行口座を作ろうとしたのだが、申請書類の最後の方に「アメリカ国籍を持っていますか」というような質問があった。なんかややこしいことになりそうなのでちょっと躊躇ったのだけど、とりあえずその意図について聞いてみると、どうやらこの7月からアメリカ人がアメリカ国外で銀行口座を作る場合にはIRAにその情報を申告する義務があるんだとか。FATCA(Foreign Account Tax Compliance Act)とかいう法律なんだと。米国外の銀行口座等を利用した米国人の租税回避行為を防ぐためのものらしいというのはなんとなく分かったのだけど、子供でも申告する必要があるんですかねっていうことで、まだ慣れていない銀行の方々を少しお騒がせしてしまった。結局、一応書類の提出が必要ということだったのだけど、娘のSSNを覚えていなかったので今日の午後もう一度出直し。今日も、その書類にミドルネームも書くべきか否かとかそんなしょうもないことで、これまた窓口の向こう側の方々をお騒がせしてしまった。二重国籍やとめんどくさいことも出てくるね。

さて、来月からこの研究所に入ることになったインドからの大学院生が、うちのラボでローテーションをやりたいというということで始めの二ヶ月間自分が指導することになった。ちょっとエキサイティングな展開。何か、今までに思い付いたけど確かめていないような新しいアイデアを試してみようかな。

2014年9月7日日曜日

染色大会

今日の午後は久しぶりに家具屋さんへ。五ヶ月ほど前、この町へ来たばかりの頃にしょっちゅう顔を出していた店ではやっぱり何人かの店員さんが自分のことをよく覚えてくれていたようで、「すごく印象深かったので、、」と言われた。そういや一昨日、銀行に口座を作りに行くと、ATMにテレビ電話のようなものが付いているテレビ窓口っていうものに通された。やっぱし日本はハイテクの国やなぁ、カメラはどこに付いとるんかいなとか思いながらキョロキョロしている時にテレビから声をかけられて、つい「Ah, Yes..」とか言ってしまったりしていたら「お客様は日本国籍はお持ちでしょうか?」って聞かれた。まぁ、ちょっと行動が平均的な日本人とは違ってしまってるんかな。
で、この週末は毎晩抗体染色大会。

2014年9月5日金曜日

Collaboration with JP

この三日間、毎晩ラボに帰ってきては結構遅くまで実験しつつ、メールでジョンピーとデスカッションしている。いくつかジョンピーが撮ったコンフォーカルのZ-stack画像を送ってもらっていじくったりもしてみたけど、結局画像の解像度がちょっと低めだったので、そこに自分が見たいものが写っているのかどうかは分からなかった。まぁでも彼が再実験する時間さえあるならすぐに見たいものが出てくるはずなので、これはちょっと頼んでみるべきかなという気になってきた。つい先日アクセプトされた彼の論文のフォローアッププロジェクトについても色々と話してみて、これについてもお互い別々にやれることがありそうな感じ。彼もいよいよ本気でジョブマーケットに出るようだし、今までことあるごとにデスカッションしてきた彼と今後コラボレートしていくのは自分にとって心強い。

2014年9月3日水曜日

Ploidy Mosaic

全体としては形態を維持してるのがすごいなと思うわ。

2014年9月2日火曜日

祝初採択

先週から取り組んでいた申請書のファイナルバージョンまでようやく辿り着いた。この数日間のS先生とのデスカッションを通して、第一稿からはだいぶ改善されたかなと思う。明日の朝もう一度見直してからサブミットしよう。そういえば今日、帰国後第一弾のグラント申請に対する交付内定通知がきた。まぁ結構少額なんだけども、日本での初採択ということでバンザイしときましょか。でも、内定後にさらに交付申請書類なるものを作成して提出する必要があるんだとか。なるほどなるほど、なかなか大変ですな。
あぁせやけど、いつの間にかもう9月やね。なんか先週辺りから急に涼しくなって一気に秋らしくなってきたけど、まさかもうこのまま寒くなっていくんかな。今晩はもう少し染色作業をしつつ、先日色々とコメントをくれたジョンピーへのお手紙をしたためる。

2014年8月31日日曜日

玉虫

今日は近所の小学校で玉虫を見つけた。玉虫を手に取るのなんて子供の頃以来かも。綺麗やなぁ。
今晩も今から少し、フライプッシングと抗体染色。

2014年8月27日水曜日

丸一日執筆

昨日はほぼ丸一日執筆活動に集中して、なんとか所内申請のための申請書第一稿を書き上げた。で、今日の朝、眠い目をこすりながら事務に提出。まだ自分の中では納得のいく実験計画が書けていないのだけども、実際の提出締切は来週なので、あと何日かもう少し考えながら改訂していく。それにしても日本のプロポーザルってたいがい書けるスペースが小さい。NIHとかNSFのプロポーザルに慣れていると、どうやってこんな小さなスペースに短くまとめればエエのかなと戸惑う。まぁでも考えてみりゃアメリカで書いていたプロポーザルってかなり事細かに実験計画を説明して、何ページものプロポーザルを書き上げた時の達成感が大きかったりする割には、実際その研究を始めるとなんやかんやと脱線したり、思ってもみなかったもっとオモシロイことが出てきたりして、プロポーザルに書いた通りに進むことなんて滅多にないように思う。そう考えるとメインのアイデアを簡潔にまとめるこのスタイルの方が理に適っているのかな。短いから書く労力も少なくてすむよなぁとも思うけど、短いと逆にアイデアの本質があらわになる感じもあるので一文一文により気を遣う必要がある。まぁ、とりあえずはたくさん書いて慣れるのが大切やよね。

2014年8月24日日曜日

アンデレ橋近辺

夕方、散歩がてら近所にある池へ行ってカメを眺めてみたり。

昔、子供の頃に桃大があったこのアンデレ橋近辺でよく遊んだものだが、久しぶりに歩いてみるとこのあたりの風景はあんまり変わっておらず、懐かしく当時を思い出した。

48 hours off

金曜日の午後から新幹線に乗って、子供と一緒に大阪の実家に行ってきた。48時間の休暇。実は木曜日に急に書くことになった申請書に関して、事務からその締切を明日の月曜日に設定されたのだが、それはさすがに無理だと思ったので水曜日にまで伸ばしてもらってから大阪へ向かった。どういう風に書くのか行きしなの新幹線の中ではあれやこれやと考えていたのだけども、ちょっと頭をリフレッシュするためにこの48時間はキレイさっぱりそのことは忘れてだらだらとしてみた。まぁ少しだけ体が軽くなったような気はする。ということで、しばしの休暇を経て今からまたオフィスでストラグる。

2014年8月20日水曜日

Summer Party

町の夏まつりも終わって、子供達の夏休みもあと一週間ほど。研究所では昨晩サマーパーティがあって、夕方から講堂での盛大な飲み会に参加してきた。その後引き続き、坂の下にあるバーで催された助教だけのパーティにも参加。こちらは9月から新天地へ赴くことになった助教の方二名を囲んでの助教による送別会。この研究所の助教は基本的に任期付きのポジションなので、みんな遅かれ早かれ数年でここを去っていく訳だけども、皆さんここで出会うキャリアパスの同じステージにいる仲間同士仲良くされている様子。自分も仲間に入れてもらってこの交流を大切にしていきたいと思う。
ということで、昨晩はちょっと飲み過ぎたか今朝目覚めたらもう昼前だった。今日の正午締切だった文書を、S先生に事務に提出してもらうことになってしまい恐縮。今日明日は久しぶりのディスク解剖大会かな。

夏まつり

2014年8月15日金曜日

夏期休業日二日目

夏期休業日二日目。今日から三島夏まつりが始まっていて駅前の方はすごい賑わいだったけど、研究所内は結構閑散としている。今日は自分以外の家族が所用で東京へ行っているので、晩御飯を食べに一人でふらっとラーメン屋に行ったらこれがめっちゃ美味しくて感動してしまった。田ぶしとかいうラーメン屋さんで、鰹風味の芳醇なスープと太めでコシのある麺が最高だった。そういやなんか三島はラーメン屋がえらい多いことに気付く。札幌もかなり多かったけど。
今日は今からいくつかのクロスを仕掛けて帰ろう。

2014年8月13日水曜日

お盆

お盆ですね。うちの研究所は明日と明後日が夏期休業だけども、たぶん自分はいつも通り来るかな。その代わりに、来週末に少しだけ休みをとって実家に行く予定。
今日は朝と夕方と夜にバージンコレクトする以外はずーっとオフィスで論文を読んでいた。これまた extrusion と delamination について。translocation とか言うとるヤツもおるけど。明日さらにもう何本か、過去に読んだことのある論文を読み直して今一度オーガナイズしてみる。

2014年8月11日月曜日

猛獣と恐竜と

この週末は、夏休み中の子供達を連れてあちこちと。
土曜日は富士サファリパークへ。ここは自分の車でサファリパーク内を運転できるので、ライオンやトラのすぐ近くまで行って飽きるまで観察できたりするのがイイ。でも今回のもう一つの目的は、娘の夏休みの課題の写生。ワラビーを描くことに決めた娘の指導をするために、この日はかなり長い時間ワラビーを眺めていた。
で、日曜日は隣町の沼津の駅前で開催されている大恐竜博へ。動く実物大模型の恐竜達は予想していたよりも結構迫力があってビューチフルで見入ってしまった。
で、夜はラボに出てきてハエ達のチェック。そろそろバージンコレクト開始。

2014年8月8日金曜日

接点

先日、ジョンピーの論文原稿を読ませてもらったときに、彼がここで示しているものと自分が今考えているものの間に大きな接点があることに気付いた。自分が今の考えで論文を書き直す際に、かなり重要になるかもしれないデータを彼はこの論文の中では示していないけれども知っている可能性がある。ということで、ここ最近自分の考えをまとめるために書いていた文章を改編して、長い長いメールを送ってみた。さぁ、彼はこれに対してなんと言うかな。

2014年8月5日火曜日

切り換え

少し落ち着いてきたので、もう一度懸案の論文を完成させるための実験を考える。手持ちのハエ達の1クロスでいけるものもあるけど、やっぱり3クロスくらい必要なものもあるので、こいつらに関してはもうあれやこれやと考える前にかけてしまおう。そういや、Dr. SRに送ってもらうよう頼んでいた抗体が今日ようやく届いた。これも早急に試しておきたいところだし、だいぶ風邪も治りつつあるし、ちょっと実験モードに切り換えていく。

それにしても、今朝の悲報には驚かされましたね。なんだかこのSTAP事件はどんどん悪い方向へ向かっている気がする。

2014年8月4日月曜日

宿題

この週末はここの大学院入試。教員は全員参加ということで、土曜日に受験生全員の答案用紙をチェックして、日曜日は全員の面接に出席。疲れたけどなかなか面白かったし、ここは皆で真剣に選考に取り組んでいることがよく分かった。まぁ受験生にとっては40人ほどの教員を相手にしての面接は結構インチミデイティングなんだろうけど。
で、今週から少しの間、夏休み中の娘を昼過ぎまでオフィスで預かることになった。オフィスに設置した勉強用の小さなデスクで娘は夏休みの宿題に励んでいる。自分はというと、今日の正午が締切だったMBSJ2014の要旨を午前中に書いて、正午ギリギリに投稿しようと思ったら投稿受付サイトが込み合っていてアクセスできなかったのだが、どうやら17時まで延長されたようでその後無事投稿完了。まぁとりあえず、これで11月末に横浜へ行くことになった。

窓から

研究室の建物からの風景。向こう側の丘に広がる住宅街をよーく見ると、自分の家がここの窓から見えることに気付いた。

2014年7月31日木曜日

確信

今日でもう七月も終わりですか。なんか早いねぇ。それにしてもなんやら風邪がだらだらと長引いていてなかなか咳が治まらない。どないしたもんか。まぁそんなんでちょっとしんどいんやけども、今日ようやく新しいアイデアに関する後半の説明を書いて新しいフィギアとともにWMに送った。まぁ彼が言いそうなことはだいたい予想できるんやけども、この数日間の考察を通して、いま見ているものが正しいと自分の中では確信し始めている。このプロジェクトはここに至るまでほんまに長い時間がかかってしまったけど、今まで見てきたものは全て無駄ではなかったなと思える。
一度おおまかにとはいえ原稿を一通り書いてから、よりソリッドな新しいプロットを思い付いてやり直すというこの感じは前回の論文執筆時とかなり似ている。これから原稿の書き直しを始めるけど、あともう少し必要な実験があるなぁ。気合い入れ直していかなあかんわ。

2014年7月30日水曜日

期限延長

ここ最近、たくさん撮ったTEMの画像と今までにためこんだコンフォーカルの画像を見比べているうちに、これまで見えていなかったものが見えてきた。今までこの何年間か、膨大なコンフォーカル解析をしてきたけど結局どうなってんのか分からなかった構造がついに理解できてきた。しかも、たぶんこの構造にこそ本当の答えがあるという感覚。やっぱり電子顕微鏡はスゴイ。
ということで、昨日これについてS先生とデスカッションして頭の中をもう一度整理してからWMにメールを書いた。これは結構大きな考え方の転換になるので、かなり長いお手紙。昨晩はまず前半のみ。今日後半の説明を書こうと思っていたら、今朝は久しぶりにジョンピーからメールがきた。どうやら投稿中の論文がうまく行きそうなのだけども、レビュワーの一人が compensatory proliferation に関していろいろと言ってきているようで、アドバイスが欲しいとのこと。今日は、まだ出していなかった分子生物学会の要旨も書いて投稿しないといかんな、と思っていたのだがどうやら演題投稿の受付期限が月曜までのびたようなので、今晩はちょっと落ち着いてジョンピーの論文原稿を読んでみる。

2014年7月28日月曜日

夏休みの週末

ということで、先週末は子供達と一緒に日本の夏休みを満喫。土曜日には、ちょうどこの週末に隣町の沼津で行われていた夏祭りへ。夕方の花火大会では友人から桟敷席のチケットを頂いて、河原の打ち上げ場所真ん前の特等席で迫力満点の日本の花火芸術を満喫させてもらった。祭りの後の最後の夜には、この三日間なかなか現れなかったカブトムシにもついに近所の森で会うことが出来たし、アメリカとドイツで生まれ育った子供達も日本の夏休みの雰囲気をしっかり味わったんじゃないだろうか。自分にとっては懐かしい日本の夏の情景。やっぱり夏休みはイイねぇ。