2016年4月21日木曜日

細胞競合の基本原理とその破綻

医歯薬出版の「医学のあゆみ」4月23日号(Vol.257 No.4)の特集は、「細胞競合の基本原理とその破綻」。
細胞競合が多くの研究分野に注目されるようになったのは,この現象ががん遺伝子mycの発現量の差により引き起こされることが示されたことにはじまる.すなわち,細胞競合は個体発生のみならずがんの制御にも重要な役割を果たしている可能性が示唆されたのである.最近では細胞競合過程における力学的要素の意義もみえはじめ,その研究は大きな広がりをみせつつある.細胞競合はさまざまな生命現象や疾患に関与する可能性があり,その応用の広がりも期待される.本特集では細胞競合に関する最新の知見について,専門の先生方に概説いただく.

ということで、これまた自分も本特集に参加させてもらいました。自分が寄稿した総説は、「細胞競合における勝利者の成長ー置き換えと埋め合わせ」。少し前に別の雑誌に寄稿したものと結構内容がかぶっているのですが、CCH以外の組織修復機構に関してももう少し踏み込んでいます。細胞競合に関する最近の研究を知りたい方はぜひ!

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