2026年7月20日月曜日

The 6th Morphomeostasis Meeting

今日は海の日。自分の一時帰国に合わせて計画されていた「第6回モーフォメ」が京都で開催された。結構忙しい人も多くて、コアメンバー全員の集合は叶わなかったけど、今回は自分を含め6人で集まることができた。前日の日曜の晩は、自分がよく行っていた烏丸御池の京ばんざいの店で前夜祭を開催。そして今日は朝9時から夕方5時まで、京大の芝蘭会館別館で、みっちり一人約一時間ずつのトークとディスカッション。相変わらず皆さんの研究のレベルと熱意は非常に高く、多くの刺激をもらうことができた。
こうして実際に集まって開催するモーフォメは6回目なんだけど、遺伝研で開催した第1回は2016年だったので、実は今回が10周年記念ということになる。そんな訳で、自分の発表スライドの1枚目に第1回の時の集合写真を置いてみたのだけど、そのときにふと、今回集まる6人は第1回目のオリジナルメンバーと全く同じであることに気が付いた。おぉこれはオモロイやん、ということで10年前と同じ並びで集合写真を撮ってみたら、意外とみんなあんまり変わっていなかった。まぁそれにしても、全員が10年前と変わらない熱意で自分の研究を追求しているというのはすごいことだと思う。

2026年7月15日水曜日

三島

昨日から三島に滞在。ここも長く暮らした馴染みの場所だから、かなりホーム感があって不思議な感じ。到着した三島駅でばったり、今からアメリカ出張に出るというM先生に遭遇して少し立ち話をしたり。今日はこのあと、何かとお世話になっているKA博士のラボで研究紹介をする予定。

2026年7月13日月曜日

盛夏

昨晩、関空に到着して外に出たとき、蒸し暑さに驚いた。ルイジアナよりだいぶ暑い。まぁ、天気予報見ていると、京都はさらに暑いみたいやけど。。。

大阪到着

昨晩、大阪の実家に無事到着。毎度のことながら、24時間の長旅は結構こたえる。ヒューストンー羽田のフライトで何本か映画を観たけど、「木挽町のあだ討ち」という新作がめっちゃ面白かった。時代劇ミステリー。ミステリーの面白さもあり心に沁みるドラマもあり、もう一度観たくなる。羽田に到着すると、関空行きの便が結構遅延してて待たされることになったんだけど、なんと搭乗口近くの大きなテレビで大相撲生中継が流れていて飽きなかった。やっぱり日本は素晴らしいなぁと感動。
今日は一日ゆっくりして、明日から三島へ行く予定。

2026年7月12日日曜日

9ヶ月

いまLafayetteの空港。ヒューストン、羽田経由で関空まで。
前回日本に行ったのは去年の10月だったから、ちょうど9ヶ月ぶりくらいか。思い返すと、この9ヶ月はものすごいインテンスな日々だった。春セメスターのHistologyコースをデザインしてやり遂げたし、自分でかなり実験もしたし、授業が終わってからは毎日論文とグラントの執筆をしていた。その間に、大学の資金凍結とか、PhDの学生の一人をラボから追い出す手続きをしたり、ややこしいことも色々とあった。ほんと今までで一番大変な時期だったのではないだろうか、とか、実はいつもこんなことを思っているような気もするけど。まぁでも、ここまでインテンスな日々になったのは、自分でかなり実験をしていたからだろう。今自分が見ているものは、実験をやればやるほど面白いものが出てくるから、どんどん次の実験をして続きが見たくなるのでこれはもう仕方がないし、本当にエキサイティングだ。まぁでもここ数週間、これをしっかりしたコンセプトにして、それをさらにプロポーザルという形にすることに集中し続けて、かなり頭が疲れている。日本では少しゆっくりして、多くの人と話してリフレッシュしたいね。

2026年7月10日金曜日

脱稿

この数日間毎日朝から晩まで向き合っていたプロポーザルだけど、もうこれ以上直すところはないかという感じになったので、昨晩その他諸々の必要書類も含めて全て Research.gov にアップロードした。全部で50ページ超。やっぱりアメリカのグラントプロポーザルは分量が多い。まぁ研究計画以外の書類は、CVをはじめBudgetとかFacilitiesとかMentoring PlanとかCollaboratorsとか事務的なものが多いんだけど、それらも公正な審査における重要な情報ということよね。日本の科研費ではこの辺りはもっと大まかな情報しか求められなかったから、今回はアメリカンスタイルにだいぶストレスを感じたけど、まぁこれも慣れるしかない。そもそもSummaryとReferencesを含めると、研究計画だけで21ページもある。以前の基盤Bの申請書を見ると、研究計画にあたるパートが5ページで全体でも16ページ。あれはあれで、限られた狭いスペースでどうやって効率的にうまく伝えるのかっていう工夫と国語力がすごい試されている感覚があったな。そして、考えてみれば科研費の審査って多い時は80課題とか回ってきたから、あれくらい短くないと審査も無理よね。
ともあれ、今回のNSFのプロポーザルはこれで脱稿。あとは大学の事務方から訂正依頼があれば対応するだけ。ということで、今日明日はちょっとリラックスして日曜日の出発に向けた準備をする。

2026年7月3日金曜日

7月

ここ数週間、毎日朝から晩までずっとプロポーザルに向かっている。いや、少し前は論文に向かっていたんだけど、なんかもう時間の感覚が麻痺してきて、どれくらいの期間やっているのかもよく分からなくなってきた。ふと気がつくと明日はもう独立記念日で、プロポーザルの提出締め切りは来週。そして、再来週のはじめから日本へ向かう。毎日少しずつ積み重ねることができている感覚はあるけど、日本へ行く前に全て無事終わらせられるんだろうか。
街には花が咲き乱れている。

2026年7月2日木曜日

ブラジル

昨日のブラジル戦は本当に残念でしたね。またもや決勝トーナメント一回戦での敗退。。。いやぁそれにしても後半、一点返してからのブラジルは強かったなぁ。かなり押されていて危ない場面が多かったから、最後の最後で入れられてしまった時は、やっぱやられたかぁという感じだったけど。あれだけ効果的に戦術を変えてくるあたり、やはり監督の手腕とそれを実践できる選手達の力がすごいんだろうね。しかし日本は日本であそこまで引く必要があったんだろうか。とか、考えるとキリが無い。今回はもっといけるだろうと信じていただけに、残念な気持ちは大きいよね。まぁ、また4年後か。
前回のときもここで書いたかもしれないけど、自分はこの4年毎のワールドカップを2002年の日韓開催以降、毎回違う場所で観戦しているのよね。つまり24年間、ほぼ4年おきに住む場所を変えていることになるので、なんかすごい気がするんだけど。まぁでも次の2030年大会の時は、さすがにまだこの町に住んでいるはず。

2026年6月27日土曜日

第三戦

昨晩のスウェーデン戦はオフィスで観戦。隣の画面で同時刻開催のオランダーチュニジア戦も流していたので、後半の途中からはもう、決勝トーナメントの初戦がブラジルになることはだいぶ覚悟ができていた。試合後のインタビューを見ていると、選手も監督も、ワールドカップで本気のブラジルと対戦できるのは本当に楽しみ、というコメントをしているのを見て、おぉすごいなぁと思った。いやほんとに楽しみやね。

2026年6月23日火曜日

第一稿完成

論文の最後の模式図がようやくできた。この模式図はとても大切なんだけど、この論文で示しているtumor invasion開始のプロセスは、説明しないといけないステップが結構あるので、うまくシンプルな図にまとめるのは結構難しかった。やっぱり手書きだとササっと描けるのだけど、それをシンプルでキレイなイラストにしようと思うとなかなか大変。という話をラボでJPにしていたら、彼女は結構絵を描くのが好きだからやってみたいというので、自分が描いたデッサンを渡してやってもらった。JPは、そのデッサンを参考にもう一度キレイに描きなおしたものをチャッピーに渡して、さらに細かい指示を与えながら作ったんだそうな。そうして出来上がった4枚の絵をもらって、自分がそれらを図にまとめ上げたという工程。
ともあれ、これで文章もFigureも含め論文原稿一通り、ついに全てが揃った。ほんまにこの論文原稿はいつ完成するんだろうって、この数年間自分でもちょっと不安になっていたんだけど、とりあえず出来ましたわ。これから共著者の方々に原稿を送って、もう少し改訂を重ねないといけないけど、とりあえず。

2026年6月22日月曜日

第二戦

昨晩のチュニジア戦は、驚くほど余裕のある試合やったね。あまり危なげなく落ち着いてやってる感が強くて、こちらは夜遅かったこともあり、後半の途中はちょっと眠くなったほど。今までのW杯の日本代表の試合って、どの試合でも最初から最後まで興奮と緊張が続くというのが当たり前だったので、昨晩の試合ほど落ち着いて観ることができたのは初めてだと思う。まぁ、随分とチュニジアの調子が良くなかったということもあるんだろうけど、本当に今回の日本代表はいつもとちょっと違いますな。初出場の1998年のフランス大会のことを思い出すと、よくぞここまで来たなと思うけど、考えてみりゃあれからもう28年も経つんやねぇ。まぁでもまた次、木曜のスウェーデン戦は緊張しそうやけど。
そして、このところ集中しているグラントプロポーザルの執筆も今週が山場。がんばろう。

2026年6月14日日曜日

初戦

日本のワールドカップ初戦、やっぱりオランダは強かったねぇ。オランダはみんな大きいし、ボールを持たれている時間が結構長かったから、緊張が長く続いてだいぶ疲れた。それにしても日本は最後によく追いついた。取られても取り返す粘り強さは、今までの代表とちょっと違うよね。とりあえず、オランダ相手に勝ち点1が取れて良かった。
今回自分は開催国の一つにいて、ほとんど時差がないので、観ようと思えば全ての試合を観ることができる。ということで、全試合の放映があるFOXのアカウントを作って、オフィスにいる間はずっとかけ流している。いやぁ、ついに始まったねぇ。

2026年6月8日月曜日

Funnel

最近、午後に毎日雨が降るようになった。日本もそろそろ梅雨に入るころかな。こちらのは、熱帯のスコールみたいな感じで、ほぼ毎日午後から夕方の間に通り過ぎる嵐のような夕立ち。まぁその時間に外に出ていることはほぼないから良いんだけど、最近豪雨の時にはオフィスの窓の上部からポタポタと雨漏りするようになった。施設部に言おうかと思ったけど、財政難の今はたぶんすぐには来てくれないだろうし、豪雨の時だけなので、とりあえず何か受け皿を置いておくかと思ってラボを探したら、おあつらえ向きの古いガラス瓶と漏斗があったので設置してみた。ちょっと趣がある。

2026年5月31日日曜日

Heat stress

今日で5月も終わりか。やばいな。グラントの方向性は固まってきたのだけど、そうなるともうちょい予備データが欲しいなとなって、先週からまたいくつか実験を組んでしまった。これまでに見てきた基本のフェノタイプに、さらに強い熱ストレスをかけた時の変化をみようとしているのだが、こういうのってフェノタイプを見るための至適条件の検討とかからしないといけないから結構大変よね。でも、この熱ストレスの条件を色々と試していて、これまた面白いことを発見した。この種の実験はいくらか報告があるようだが、かなり微妙な温度変化で致死率が決定的に違うようだ。例えば、幼虫達を40度に1時間晒すと全滅するのだが、39度1時間だと死ぬやつはほとんどいない。あと、Genotypeによってもだいぶ違うように見える。ということで、条件設定がなかなか大変だった。これでさらにもうちょっとデータが取れたら書きやすいんだけど、どうなることやら。

2026年5月24日日曜日

10 km

明日月曜はMemorial Dayという祝日なので、実は三連休。一昨日、なぜか自転車の前輪がパンクしてしまったので、今日は午後からぶらぶら徒歩でダウンタウンのいつものカフェへ。カフェでは、この3月に終了した科研費2本の研究成果報告書を書いたりしてから、久しぶりにその近くにあるブティックへ入ったら、涼しそうな色のシャツがあって衝動買いしてしまった。その後、ラボまで歩いてちょっと作業をしてから夕焼けのなか帰宅。意外と全部で10キロほども歩いたようだ。

ラボレポート

先日発売になった実験医学6月号のラボレポートというコーナーに、自分が寄稿した記事が掲載されました。
「アメリカの地方大学でじっくり自分の研究に向き合う」というタイトルで、こちらの大学に来ることになった経緯や、こちらで苦労している様子を伝えています。今回の記事は、京都の歯科医院での歯科衛生士のおねえちゃん達との会話から始まるんだけど、なんかあんまり考えずに書き始めた文章のほうが読みやすくなって良いよね。

若隆景

若隆景、今日の千秋楽の一番と優勝決定戦、どちらも気合の乗ったすごい速攻やったねぇ。25場所ぶりの優勝なんだとか。前回の優勝の時はどんな感じだったかもう覚えてないな。今場所は上位の相次ぐ休場でどうなることかと思ったけど、やっぱり最後までもつれてこれはこれで面白かったね。次の名古屋場所の期間は日本にいるのでチケットを取りたかったのだけど、前売りの抽選に当たらず取れませんでした。いつか、たまり席で観たいもんだ。

2026年5月23日土曜日

Quiet campus

夏休みに入って学部生達がいなくなったので、大学のキャンパスが静かだ。この夏は、7月の中旬から一か月間ほど日本に行く予定だけど、その前にグラント申請と論文投稿を済ませたい。そんなわけで、今週はまずグラントの基本コンセプトをはっきりさせるために、ここ数ヶ月間実験をしながら自分の中で膨らみ続けていた考えをノートに書き散らかして、行き詰まったらキャンパスのスワンプの周りをぶらぶら歩いて考えをまとめて、ということを繰り返していた。だいぶ考えはまとまってきたけど、申請書を完璧にするためにはまだもう少し実験が必要。6月の間に結果を出せるかどうか。論文のほうは、昨日でサプリのFigure Legendもできたので、あとはマテメソができたら一通り完成する。やっぱり授業がないと、研究に集中できるから進み方が全然違いますわ。

2026年5月20日水曜日

アピール

あんまり実験ができないというかしていない学生ほど、ラボに来た時に、自分は頑張ってやってますよみたいなアピールがすごい。え、なんでやねんって思うけど、あんまりやっていないからこそ、ちょっとでもやったことをアピールして好印象を与えたいと思ってるんだと思う。でも、こっちはずーっとラボにいるから誰がどれくらい実験しているかは否が応でも目に入ってくるし、質問してくる内容とかから、どれくらい勉強して理解できているのかということも自然と把握している。そもそも、こっちは実験結果についてディスカスしたいのであって、実験をやっているのは最低限のことなので、そこをアピールされてもなんか困るんよね。Oh, that's great. くらいしか言えない。とりあえず実験してじっくり観察して論文調べまくってオモロイもん持ってこいよっていうそれだけやねんけど、やっぱり研究が面白いと思ってのめり込まないとなかなかそうはならないのよね。
実は、基礎研究の重要性と面白さを自然と理解して実験にのめり込むかどうかという性質は、生まれ育った環境、つまり子供の頃からの教育に左右されるようだということを最近だいぶ確信してきた。

2026年5月18日月曜日

ミニマリズム

大学からの全てのファンドを凍結する、という通知があったのが3月18日だったので、何も購入することができなくなってからちょうど2ヶ月経ったことになる。 で、このspending freezeは今年度いっぱい、つまり6月末までなので、あとさらに1ヶ月ちょい続く。
うちらみたいな実験生物学系のラボで、3ヶ月以上も何も買わずに研究せえとか、そんなん絶対に不可能やんと思っていたけど、意外となんとかなっていて笑けてくる。まぁ、うちはフリーズされる直前に、奇跡的にハエのバイアルとかいくつかの消耗品のストックを買っていたからというのもあるけど、fly geneticsって変異系統のストック、ハエの餌の原料と飼育用バイアル、あと抗体とエッペンチューブとピペットチップとかがあれば、通常の実験は続けられるやんっていうことを改めて認識した。本当にこの2ヶ月間、一切何も買っていない。と言っても、ハエ麻酔用のCO2ガスだけは絶対に6月末までにラボにある3本のタンクを使い切ってしまうから、なんとか学部から出してもらえないかって聞いていたのだけど、そもそも今年に入ってから学部全体でも使用済みの料金をそのガス供給会社に払っていなかったらしく、うちだけ特別に何かしてもらえる状態ではないことが判明。
そして最近、いよいよCO2タンク最後の1本も残り少なくなってきたので、去年実習で使うために買った Anesthefly という麻酔薬を使うしかないか、ということになってきた。ハエの麻酔薬と言えば Flynap が有名だけど、たぶん似たようなもんだと思う。成分は、Triethylamine/Ethyl Alcohol Solution だそうで、簡単に自分でも作れそう。実習でこの麻酔薬を使ったとき、多くのハエが一時的な麻酔ではなく永眠してしまったので、バーコレに使うのはちょっと難しいのでは、と思っていた。そこで、なるべく浅い麻酔にするために、以下のような手順にしてみた。
まず空のバイアルの壁に綿棒で少しだけ麻酔薬を塗りつけて、フリッピングでそのバイアルにハエを入れていく。そして2〜3分後、ハエたちが眠り始めたらフライパッドに出してバージンを新しいバイアルにコレクトする。
このやり方だと永眠するハエはいないし、慣れてくると実はCO2でやるよりも楽なのではないかという気さえしてきた。そんな訳で、最近このAnestheflyを使っているのだが、そうすると心配していたCO2を買う必要がなくなって、本当に何も買わないで研究ができている。いやぁ、やってみるもんですなぁ。