2011年10月20日木曜日

Publishing agreement

JGGのエディターからいくつか追加の訂正箇所が送られて来たので、それをチェックしてすぐに送り返したのが三日前。JGGは毎月20日に出版されているようなので、今日オンラインで今月号として出てくるのかな、と思っていたら、今朝エディターからさらにpublishing agreementに関する書類が送られてきて、これにサインをしてすぐに送り返して欲しいと言う。プリントアウトしてFAXで編集部に送り返したのだけど、今月号はちょっと遅れてしまっているということなんだろうかね。それともspecial issueだから発行日がいつもとちょっと違うのかな。まぁでもこれで本当にこのレビュー論文に関するものは完全に終了したはず。
ということで、最近もう考えるのに疲れてきたfollicle論文を書くために残された実験を今一度じっくり考え直して、具体的な実験計画を書き出してみた。まぁ初回投稿時にこれら全てのデータを含める必要はないだろうけど、これは全部完璧にやろうとすると三ヶ月かかる。12月の一時帰国前までに、原稿を書きながら必須のデータだけは出せるようにしよう。投稿は年を越してから。気合い入れ直してラストスパート。

2011年10月18日火曜日

Mike's Birthday

一昨日の日曜日は近所のダディ達4人で、マイクの誕生日を祝う海釣りに出かけた。朝の7時前にマイクの家に集合して車で30分ほどのSt. Marksの町へ。St. Marksの町から少し横へそれたところにあるShell Island Fish Campというところでpontoon boat(平底船)を借りた。4人で乗るにはちょっと大きいくらいの大きさ。まだうっすらと朝もやがかかったWakulla riverを下っていくと30分ほどで見覚えのある湾に出てきた。そこはいつもマイクとカヌーで漕ぎだす白い灯台が立っているSt. Marksの海。朝日でまぶしい湾にはいつものようにペリカンが飛び交い、時折巨大なウミガメが顔をのぞかせる。綺麗なオレンジ色の羽をした渡り蝶のMonarchがメキシコへ向けて次々とボートの横を飛んでいくのを横目にさらに沖へと船を進めると、いつの間にか二頭のイルカが寄ってきてしばしの間ボートの横を並走していた。幸いなことにこの近辺は去年の原油流出事故の影響を受けていないようで、いつもの美しいSt. Marksの風景を見ることができた。しかしどうもこの日は潮位が低いということであんまり魚は期待出来ないという話だったのだが、ボートから目を凝らして海面を見ていると時々大きな魚がジャンプするのが見える。昼過ぎまで少しずつ場所を変えては漂流しながらキャスティングしていたのだが、当たるのは小さめのsea troutが多くて釣り上げたほとんどをリリースしていた。ボートは夕方5時までに返さなくてはいけないということでちょっと焦りが見え始めた3時頃からようやく大物が当たり始めた。ショーンとネイサンが釣り上げたspanish mackerel(サワラ)は70cmほどあったかな。話には聞いていたけど、mackerelはやっぱりすごい魚だった。獰猛なのか、格闘の最中に簡単に釣り糸をルアーごと引きちぎって逃げていくし、いざ釣り上げると押さえつけるのに一苦労。そういやマイクが随分と格闘したあげく釣り上げたのは80cmほどのサメだった。ボートに上げるとこれまたエライ暴れたのでみんなで押さえつけて針を外して海へ放り投げたりして、終盤はなかなかエキサイティングだった。
夕方、町へ帰ってきてからはマイクの家でみんなの家族が集まってパーティ。朝早くから一日中キャスティングをしていた訳でかなり疲れたのだけど、ボートの上でビールを飲んでは魚が当たるのを待ちながらお互いの子供達の話をしたり、大物が当たると子供のように大騒ぎしながらみんなで魚を覗き込んで、パーティでは子供達が仲良く転げ回って遊んでいる。なんというのか、本当に「Life is good」と思える一日だったのでした。

2011年10月17日月曜日

Cesari Mara

近所のPublixの隣に新しくできた小さめのリカーショップに入ってみると、ワインも少しは売っていた(当たり前か)。その中から選んでみたのがこのイタリアはヴェネトのワイン。16ドル。なんて旨いブドウジュース、と言いたくなるような飲みやすさ。それでいて結構深い味わい。トンカツにみそ汁とご飯という和風な晩御飯にも不思議にマッチしていた。これはイイ。また飲みたい。
Cesari Mara Valpolicella Superiore Ripasso 2008

2011年10月14日金曜日

40分

先週からなんやら風邪気味なような、とか思っていたら一昨日あたりから本格的に風邪の症状が出てきてしんどい。咳が出てしんどいながらも昨日今日と二日連続でコンフォーカルをしたのだが、これまたなかなか意外なオモロイ結果が出ている。1024x1024 pixelでスキャン速度も落として高解像度のZ-stack画像を撮ってみたら、一つのwing discをスキャンするのに40分かかったけどめちゃめちゃキレイな画像が撮れた。時間かかるけどこれはやめられへんな。40分って結構長いので、昨日はスキャン中に昼御飯を食べに出て、そこで偶然会った化学のKK博士と雑談する時間まであった。
follicleのほうは、コンフォーカルで写真を撮る前に細胞を数えてquantificationしなきゃいけないサンプルが増えてきているのだけども、最近どうもクリアーな結果が出ていなくてちょっと疲れてきた。論文を書こう書こうと思っているのだけども、いざ論文の構成を考えるとやはりまだいくつかしないといかん実験がある。こういう論文を完成させるための残された実験というのはどうも楽しくないものが多いんですなぁ。といってもまぁ、その結果が論文の構成に関わってくるような重要なものであることには違いないのでせなしゃあないねんけども。
明後日日曜日は朝早くから近所のダディ達と一緒に、マイクのバースデーを祝う海釣りに出かけるので早く風邪を治さないと。

2011年10月11日火曜日

やはりない

昨晩久しぶりに散髪。ブログをチェックしてみたら、前回の散髪は去年の9月だった。去年と同じくらい短くしたので13ヶ月分。切り終わって13ヶ月分の髪の毛を集めてみると、なんだかそこに頭が落ちているかのようでちょっと恐ろしい感じ。

さて、前々から気になっていたことを先週、コンフォーカルで詳細な画像を撮って確かめたのだが、もしかしたらそうなのかなと思っていたことがやはり正しかったことが分かった。正しいと言ってもコレはかなりヘンなんやけど。imaginal discにinduceされたtumor tissueに、普通の細胞にあるべきモノがない。これまた色々と文献を調べているところなのだが、今のところそんな記述は見つけられない。いや、これがもし本当でhuman tissueにも見られるような一般的な現象なんだとしたら記載されていないとおかしいようなもんなんだけども。昨日の朝、ボスとのミーティングでそのコンフォーカル画像を見せてあげたら、やっぱりエライ興味を持ってくれた。つまり、少なくともボスは聞いたことがないようだ。まぁ新しい発見である可能性がなきにしもあらず、ということでその無いモノが何なのかはココでは書けないけど、もう少し追求してみる価値はありそうやなと。

2011年10月10日月曜日

Pillar Box Red

Henry's Drive Pillar Box Red 2008
日曜日にFresh Marketで見つけたオーストラリアワイン。グラスに注いだ瞬間、ふわっと濃厚な香りがたってびっくり。しっかりと凝縮されたような濃厚でスパイシーな味。イイ。これで11ドル。以前に何回か飲んだことのあるオーストラリアのワインに似ている気がするけど、オーストラリアはこういうのが多いのかな。ちなみにブレンド比率は、66% Shiraz、25% Cabernet Sauvignon、9% Merlot。

去年と同じ一日

先週末の土曜日は忙しい一日だった。まず朝から毎年恒例のAsian Festival。そして午後はロウチビの友達、クララのバースデーパーティ。さらにその後、夜からラボに出てきて深夜まで仕事。去年のブログを見直してみたら、どうやら去年と全く同じ忙しい一日だったようだ。今年のAsian Festivalでは、去年と同じようにロウチビは他の日本人の子供達と一緒に御神輿を引かせてもらって、さらにその後メインステージで盆踊りも踊った。

そして、今年のクララのバースデーパーティは町の郊外にある牧場で。馬に乗せてもらったり犬のショーを見せてもらったりして子供達は大満足だった様子。去年もそうだったけど、クララの一家はスペインから来たということもあって、集まった家族は色んな国の人達なのでなんだか話しやすい。久しぶりに会った人達と色々話せて良かった。まぁその後、深夜まで実験してかなり疲れたけど。

2011年10月7日金曜日

Visionary

スティーブジョブズ氏の死去について、オバマ大統領までが声明を発表したそうですね。いかに彼が世界に影響力を持つカリスマであったかということですか。かくいう自分も研究を始めてからずっとマックを使い続けている訳で、彼の才能の恩恵にあずかっていた一人ということになります。オバマ大統領のコメントの中で以下の文章が印象に残りました。

The world has lost a visionary.  And there may be no greater tribute to Steve’s success than the fact that much of the world learned of his passing on a device he invented.(世界は一人の先見者を失いました。彼の死を、世界中の多くの人々が彼が発明した道具によって知ることになったという事実が、彼の成功への何よりもの賛辞になるのかもしれません。)

ということで、今夜もマックに向かってコンフォーカル画像を眺めながらThink different。

2011年10月5日水曜日

1024x1024

昨日の午後はコンフォーカル5時間。どうもfollicleのstainingで思ったような写真が撮れなくて始めの3時間ほど悶々としていたのだが、imaginal discで試していた3種類のRNAiのうち2種類が狙い通りというか予想以上の結果を出してくれているのを確認して大興奮してしまった。次はこれがSSTに関与しているかどうかをテストする実験になるけど、あんまり考えると結果が楽しみで眠れなくなりそう。
さて、コンフォーカルのZ-stack画像でimaginal discのcross sectionを見る場合、3rd instarのwing discなら上から下まで完全なものを撮ろうとすると1μm間隔で大体50枚から60枚くらいの写真をスキャンしなければならない。single focal planeの写真なら1024x1024 pixelの大きさでスキャンするのだけども、この大きさで60枚とかスキャンすると結構な時間がかかってしまう。なので今までたいがいZ-stackは512x512 pixelで撮っていたものを、昨日は5時間もあったので気合いを入れていくつか1024x1024でスキャンしてみた。まぁ気合いを入れてとか言っても設定さえしてしまえば後はコンピューターが自動的にやってくれるからスクリーンを眺めて待つだけなんやけどね。で、一つのdiscを撮るのに20分とか30分とかかかってしまったのだけど、やっぱり今後なるべくZ-stackも1024x1024で撮るべきかもと思った。というのも今日、そのいつもより高解像度の三次元画像を見ていて今までに見えていなかったナンジャコリャというような微細な構造が見えていることに気付いたのでした。今まで512x512のZ-stackで見逃してしまっているものって結構あるんかもなぁ。

2011年10月3日月曜日

Olivara

昨晩はスペインのティンタ・デ・トロ。インドカレーのテイクアウトを注文してから、いつものようにそのカレー屋の目の前にあるABC storeに入って今日のマイルドなインドカレーにどうかなと思って手に取った10ドルほどのワイン。とてもエレガントな香りで味はちょっとスッパイ系。カレーに合うワインてなかなか難しいのだけど、これは意外なほど昨晩のインドカレーにマッチしていた。旨い。
Bodegas Marqués de Olivara Toro Viñas de Olivara 2009

2011年10月2日日曜日

もう10月

先週末は海水浴をしにビーチに行ったほど暑かったけど、今週末は急に涼しくなって秋らしい天気になった。庭のハンモックに寝転んで、木漏れ日の下でゆらゆらしていると思わず眠ってしまいそうなほど気持ちのいい天気。もう10月だし、このまま涼しくなっていってくれるかなぁ。

2011年9月30日金曜日

チケットゲット

先週辺りから探し始めていた12月の日本行きのフライトチケットを昨日ついに購入した。なんやら今年は飛行機の燃料費が高騰しているようで、どうも去年に比べて値段が高い。ネット上で格安チケットを一通り調べた後で、アメリカから日本への里帰り格安チケットを取り扱っている3つの代理店と電話で相談した結果、ようやくベストなものに決めることが出来た。今回はアトランタ、シアトル経由。
さぁ、ということで今日で9月も終わりだし、チケットをおさえたところでいよいよ12月の一時帰国がすぐそこまで迫ってきたような感じがしてきた。日本へ行く前になんとかfollicleの論文を投稿まで漕ぎ着けることが出来るかどうかなんやけど、今日出た一つの結果によってこれまたいくつかせなあかん実験が増えたなぁ。。。

二人の違い

今日のゼミは二人の新しい大学院生、ズーちゃんとモハメドによる以前に在籍していたラボでの研究内容の紹介。二人の研究のタイプの違いがなかなか面白かった。中国から来たズーちゃんは、哺乳類培養細胞系を使った分子生物学。トルコから来たモハメドは、あるハーブの血糖値に対する効能の研究。ズーちゃんはどうやらバリバリの分子生物学をやっているラボで鍛えられてきたようで、いろんなテクニックを用いたたくさんのバイオケミカルデータを見せていて、学部生としてここまでやっていたのかと感心させられた。一方でモハメドは、人為的に糖尿病を引き起こさせたネズミをハーブティーのプールに入れて血糖値の経時的変化を見ただけ、というかなり荒っぽい実験でデータもほとんどなかったんだけど、こちらは単純にオモシロイし夢があるなぁと思ったのでした。
ニックとブンちゃんがこの二人に入れ替わることで、今後このラボはどういう風に変わっていくのかなぁ。

Kiwi

なんかほら、キウィに似てるんやけど。。。やっぱりなんか吸うんやんなぁ。ちょっとイヤやねぇ。
せやけどこれ、よう見てみるとこのM字型の触覚はクチバシの途中から出とんねんな。どんな形態形成しよるんやろかね。

2011年9月29日木曜日

校正刷り

昨日ついにレビュー論文の校正刷りが届いたので、昨日今日と実験の合間に最終確認作業。それほど長い論文ではないような気がしていたのだけど、実際の印刷版を見ると意外にも13ページに及んでいて結構時間がかかった。まぁ、ここ最近のcell competitionに関するレビューでここまで詳細なものはこれが初めてということになるし、これくらい長くなってしまっても仕方がないかな。思いつく限りほとんどの論文について言及出来たはずだし、今一度読み直してみて少ないながらも言いたいことは言えているので結構満足した。実はこのレビューは、Journal of Genetics and Genomicsの10月号、「Drosophila models for studying cancer and tumorigenesis」というspecial issueのためのもので、すでにオンラインでArticles in Pressに上がってきている他のラボからの論文もなかなか楽しそうなものばかり。先日編集部に送ったいくつかのコンフォーカル写真の中の一つがこの特別号の表紙に採用してもらえることにもなったので、これも含めて完成版を見るのが非常に楽しみになってまいりました。

2011年9月26日月曜日

Montes

Montes Classic Series Cabernet Sauvignon 2009
昨日今日と飲んだワインは先週コスコで見つけたチリワイン。9ドルくらいだったと思うけど、コレまたすごいイイ。芳醇な香りのするスパイシーなカベルネソービニヨン。これくらいの価格帯のチリワインは旨いの多いねぇ。

Alligator Point

タラハシーは、最近朝晩は随分涼しくなってきたとはいえ、昼間はまだまだ暑い日が続いている。昨日の午後、庭で汗だくになってソウシロと遊んでいる時に「こんなに暑いんなら海にでも行くか」ということになって、近場のAlligator Point(Bald Point State Park)のビーチへ行ってきた。ここはそれほどキレイなビーチという訳でもないけど、タラハシーからは車で一時間ほど。水も暖かかったし、まだもう少しの間海水浴できそうかな。

Friday Sing

先週の金曜日はロウチビのクラスの歌の発表会ということだったので、お昼にそれを見に行ってきた。毎週金曜日に一つのクラスが全校生徒の前でこういう発表会をするんだそうな。ステージに上がった子供達はとても楽しそうだった。ちなみに今回ロウチビのクラスが歌ったのは「I am a paleontlogist!」(ボクは古生物学者)という曲。

2011年9月22日木曜日

Dr.ブンちゃん

今日の午後はブンちゃんのdissertation defenseだった。先週の発表練習ではちょっと不安があったけど、今日の本番はなかなか良かったんじゃないかな。まぁ色んな遺伝子が出てくるので分野外の人も含めた全ての聴衆を惹き付けるのは難しかっただろうけど、だいぶ研究のポイントが分かり易くなっていた。というか実際、彼が7年もかけて何をしたかったのかが今日ようやく見えた気がする。ともあれブンちゃんもついにPhDを取ってこのラボを出て行くことになる訳か。もうポスドク先も決まっているので年末には出て行くんだとか。ちなみにブンちゃんが去ると、ついに自分がこのラボで一番の古株になる。別にそれで何かが変わる訳ではないけど、随分ココに長くいるんだなぁという感慨はある。思い返せばちょうど5年ほど前、このラボに来てはじめに色々と教えてくれたのはブンちゃんだったな。明日の夜はボスの家でブンちゃんのお祝いパーティだ。Dr.ブンちゃんに乾杯。

2011年9月21日水曜日

ヒドイ論文

今朝のゼミはドンちゃんによる論文紹介。昨日の晩、帰る前にドンちゃんが「明日ジャーナルクラブで発表する論文はヒドイ論文なんだよ」とか言っていたけど、これは本当にヒドイ論文だった。ある遺伝子がDrosophilaのoogenesisにおいてNotch signalingに関与しているようだとかなんとかいう論文だったのだが、なんていうのかpreliminary dataみたいなものしかなくて論文としての体をなしていない。でも掲載されているのはPNAS。しかもサブミットしたのが今年の5月だからほぼ一発アクセプトか。ふーんなるほどねぇ、ということで事情はなんとなく理解出来るんだけども、やっぱりこんなものを掲載するのは問題あると思うけどなぁ。それにしてもドンちゃんが発表しながらこの論文に対する不満ばっかり呟いているのを聞いていてだんだん腹が立ってきた。オマエそんな文句を言う前に、ジャーナルクラブで発表する論文はちゃんと読んで吟味してから選べよ、と。
さて、午後からはいくつか欲しかったハエの系統を送ってもらえるかどうかRochesterのDr. DBにメールを送ったら、すぐに快諾の返事が届いた。こらまた楽しみが一つ増えましたわ。

2011年9月19日月曜日

酵母上皮

これは先号のJCBの表紙。ぱっと見た感じ、imaginal discかなんかの上皮組織のsectionかなとか思ったのだが、よく見たらSaccharomyces cerevisiae、つまり出芽酵母のバイオフィルムの断面だった。
A vertical cross-section through a three day-old colony of an undomesticated S. cerevisiae strain reveals its complex, differentiated structure.  Galactose in the underlying agar induces the expression of green fluorescent protein in the outermost cell layers but fails to reach interior cells (which only show red autofluorescence) due to the presence of a selectively permeable extracellular matrix. (Cover Captionより)

野生種の出芽酵母が形成するバイオフィルム中では、コロニー内の場所特異的に「分化」した酵母達がそれぞれ異なる特性(specific morphology、specific growth pattern、production of the ECM、drug efflux pumps 等)を示すことによって、多細胞生物の上皮組織のような構造を作り出しているのだそうだ。バイオフィルムってオモシロイなぁ、単細胞から多細胞体制への進化の過程でも見ているかのようだ。

2011年9月18日日曜日

Cono Sur Pinot Noir

今週末はまたCono Sur。でもカベルネではなくてピノノワール。
Cono Sur Bicycle Pinot Noir 2010
ピノノワールも旨いなぁ。コノスルすごい。こちらもPublixで10ドルほど。

2011年9月16日金曜日

ブンちゃんの予行演習

今日の昼は来週末に迫ってきたブンちゃんのdissertation defense、いわゆる学位論文発表会の予行演習。ブンちゃんはここに来るまで結構長いこと苦労したこともあって、データはたくさんあるのだが、どうもやはりこの人はプレゼンテーションが得意ではないのかなぁ。もうちょっと面白おかしく話せると思うんだけども、次々とデータを見せていくだけで結局何が言いたいのかよく分からんという感じ。ボスもこれはちょっとヤバイと思ったのか、久しぶりにエライ剣幕でまくしたてていた。曰く、「Take-home messageがない!」と。さぁどうなることやら。
そして夕方にはドンちゃんとアンダーグラジュエイトのキャメロンが、今後の実験計画を一緒に考えて欲しいというので一時間ほどミーティングルームで話す。おかげでまたこんな深夜に出勤するはめになった。今週からfollicleプロジェクトにけりをつけるための実験を一気に開始したので来週再来週とさらに忙しくなるけど、これを乗り越えれば執筆活動に入れる。

2011年9月15日木曜日

leg discs

さて、leg discである。イマジナルディスクと言えば、だいたい今までwing discかeye discしかちゃんと見ていなかったし、イマジナルディスクを使った論文でも圧倒的にwing discとeye discが多いという印象がある。でもwing discを解剖した時に一緒にひっついてくるleg discをよく見てみると、これはこれで非常に面白い形をしとるんですね。このグニャグニャ曲がって折り畳まれているepithelial sheetは本当に美しい。これがこの後、ビヨーンと伸びてあの細長いハエの脚になる訳だ。こういう構造、なんて言うんだっけ?蛇腹構造?まぁでもこれが伸びて脚になるのは分かるんだけども、問題は誰がどうやってこのepithelial sheetをこんな風に美しく折り畳んだのかということになる訳です。Dr. MGが、ある論文で上皮組織の形態形成を折り紙に例えていたのは言い得て妙だと思う。

The paper-folding art of origami is a simple but powerful conceptual model for epithelial morphogenesis.  Using a finite number of simple folding rules, an infinite number of scale-invariant morphologies can be achieved, which derive entirely from a simple, planar sheet (Gibson and Gibson, 2009)

Lewis I. Held, Jr., 2002, Imaginal Discs, Fig. 5.1

2011年9月14日水曜日

Blina

最近ワインにはまった理由の一つがこのワイン。
Agostino Pavia Barbera d'Asti Bricco Blina
近くのABC storeで「オススメワイン」みたいな札がついていたので試してみたら、すんごい美味しくて感動してしまったワイン。しかも安い(ABC storeで14ドルくらい)。甘ーい薫りがします。

共焦点レーザー炊飯器

今日は朝からラボでOLYMPUSのコンフォーカルのデモがあった。FV10iとかいう新しいワンボックス型の共焦点レーザー顕微鏡。何がすごいって、そのコンパクトなボディに驚かされた。ちょっとでかい炊飯器か、という感じ。ワンボックス型なので、一般的に顕微鏡と言ってイメージするあの覗くための接眼レンズはなくて、操作も観察も完全にコンピューターベース。全てがこの炊飯器の中に入っているので暗室も必要ない。こんなんでエエ画像が得られるんかいなとちょっと懐疑的だったけど、60倍レンズで拡大した画像は明らかに今使っているコンフォーカルよりもクリスプだった。これならラボのコンピューターの横にでも置いておけるし、付属の画像解析ソフトも便利な機能がたくさんあるようだし、これで$100,000ほどなら買う価値あると思うけどなぁ。というのも今はコンフォーカル解析するためにちょっと離れた建物まで出かけて行かなくてはいけないし、共同施設なので朝10時から夕方5時までの間で予約しないといけないしで、はっきり言ってうちらのようなコンフォーカル解析をベースとしているラボにとって非常に不便な状況なのだ。是非買って欲しーんだけども、まぁ今すぐは無理かなぁ。。。

2011年9月13日火曜日

Cono Sur

最近週末はたいがいワインを飲んでいる。普段はビールだけども週末はワイン。そうしていると、最近ふとした瞬間にワインの薫りと味が頭の中にぱぁっと広がって無性にワインが飲みたくなることがある。ちょっとしたワイン中毒。ちなみに毎日必ずこの現象が起こってしまうのが、ハエのバイアルにエサのイーストペーストを塗り付けるためにイーストペーストが入っている瓶を開けた瞬間。イーストの発酵臭がワインの中に含まれる酵母の薫りと同じなんでしょうな。
ちなみに先週末に飲んだのはコレ。
Cono Sur Bicycle Cabernet Sauvignon 2009
Publixで10ドルほど。安いのにしっかりとした味わいでとっても旨い。

娘二人の実験計画

今日の夕方はアンダーグラジュエイトの娘二人に今後の実験計画を説明。基本的なテクニックについてはもうずいぶん前に一度教えたことはあったはずだけども、やっぱりFlip-out Gal4とかMARCMとかはほとんど理解していない様子だったので、この辺りのシステムを全て基礎からもう一度分かり易く説明しながら授業したら結局一時間半ほどもかかってしまった。おかげでこんな夜中にもう一度出勤して実験の続きと、昨日エディターから返ってきた論文原稿の最終チェック。
娘達には、いよいよ本格的な実験プロジェクト開始ということでガツンと発破をかけたつもりだけども、はてさて今学期中にどれくらいの結果が望めることやら。

2011年9月12日月曜日

オリビア五歳

今日はワクラスプリングス(Wakulla Springs)で近所のオリビアのバースデーパーティだった。ワクラスプリングスは湧水池なので結構水が冷たいのだけども、とてもいい天気で気持ちが良かった。また近々マイクと釣りに行く約束をした。

2011年9月9日金曜日

秋学期

なんやら今週から急に気温が下がってめっきり秋らしくなってきた。タラハシーの九月なんてまだまだ暑いという記憶だったけど、もう秋になるんかいなと思わされるほど涼しくて気持ちの良い天気。まぁでもどうせまたそのうちものすごい蒸し暑い日が戻ってきたりするはず。そういや今週からようやくアンダーグラジュエイトの娘二人が夏休みから帰ってきて、またラボに顔を出すようになった。二人がこの春から夏にかけてやっていたgenetic screeningでは結局250系統ほど調べただけなのだが、すでにいくつか面白そうなモノがかかってきているので今学期はそれら各々の遺伝子について調べていく予定。まぁスクリーニングの作業だけだと彼女達も飽きるだろうし。そこで今週、娘二人と今学期の実験計画を話すためのミーティングの機会を探っていたのだがなんやかんやお互い忙しくて実現しなかったので、来週月曜日にすることになった。ということで、一応月曜日のデスカッションというか授業を円滑にするために、午後の空いた時間に今後の実験に必要なハエのストックをチェックして、ちょっとした実験計画のレジュメを作成。レジュメを書いているうちに、アンダーグラジュエイトのためのミニプロジェクトとは言え、これはこれでだんだん楽しみになってきた。

ストック更新

業務連絡。
本日ストック更新完了。

2011年9月8日木曜日

GFP-protein trap

今日コンフォーカルをやっていておかしなことに気付いた。以前からあるタンパクの細胞内局在を抗体染色で見ていて、これは非常にクリアーなdistinctive patternが得られていたので別にこの結果を疑っていた訳ではなかったのだけども、これが今後の基礎となるデータということもあって、この抗体染色での局在パターンが本物なのかどうかGFP-trap lineでも確かめておこうと思った。FlyTrapからオーダーしたこのGFP-trap lineは、enhancer trapではなくてprotein trapなのでGFP-fusion proteinがendogenousに発現されているはずのもの。ところが蛍光顕微鏡下で見たところ、どうもGFPのシグナルがベターっとuniformにある感じで抗体染色のパターンとはちょっと違う感じがした。GFPシグナルがちょっと弱いということもあったので、今回このGFP-trap lineのimaginal discを、今まで使っていたこのタンパクに対する抗体とanti-GFP antibodyでco-stainingしてみたのだ。するとおかしなことに、コンフォーカルのZ-stackで見てみたらやはりGFPシグナルはuniformにある感じなのにもかかわらず、GFP antibodyの局在パターンはピッタリとタンパクの抗体染色のシグナルと一致していた。どういうことなのかねぇ、こういうことって結構あることなのかなぁ。
ということで、GFP-protein trap lineのシグナルは必ず一度anti-GFPを使って確認した方が良いのかもしれない。もちろんanti-GFPでGFPシグナルをエンハンスすることが出来る訳だけども、この場合見た目のGFPシグナルに惑わされないようにanti-GFPの二次抗体はGFPとは別のチャンネルした方がイイ。

2011年9月6日火曜日

再投稿完了

先ほどボスにrevised versionの原稿を送ったら、こんな夜中なのに速攻で直しを入れて返してくれた。ということで、ただいま再投稿完了。一応、Wg signalingに関する新しい記述を足して元々あったセクションの構成を少し変更した。先日の論文を読んでから、なぜaxinAPCのmutant cloneは、dMycのexpression levelが落ちているにもかかわらず、supercompetitiorとして周りのwild-type cellをoutcompeteするのかを考えていたのだが、やっぱりうまくは説明出来ない。実はこの論文でもこの重要な部分に関してはほとんど何も論じていない。ということで今のところは「Wg signaling regulates cellular competitive ability independently of dMyc.」としか言いようがなかった。
まぁでもこれでようやくこの論文原稿からは解放されることになる。今週は久しぶりにゆっくりとコンフォーカル解析にいそしもう。

2011年9月2日金曜日

再確認

今日は新学期初のラボミーティングで自分の研究発表の番。今学期から新たに二人の大学院生がうちのラボに加わることになったし、アンダーグラジュエイト達も夏休みから帰ってきたし、ということでアンダーグラジュエイトの復習と新しいメンバーに対する紹介の意味を込めて、SSTプロジェクトについて今一度新しいデータも含めて全て話してみた。このプロジェクト、ある一つの現象の発見からよくここまで発展させたなと言いたくなるほどいろんなデータがあるし、そこから導かれる結論にはオモシロイコンセプトが含まれている。だがしかし、しゃべりながらこれらを二本の論文にまとめるためにはやはりまだもう少し必要であることを再確認。必要な実験を一つ一つもう一度リストアップしてみよう。

2011年9月1日木曜日

キショイか

今回のレビューが掲載されることになるジャーナルのカバーイメージになるようなものを考えていたのだが。。。コレはちょっとキショイか。いや、ハエを使ったガン研究のためのSpecial Issueということなのでカッコイイハエの写真を、と思ったんやけどあんまりうまくいかんかった。。。やっぱりガンになったイマジナルディスクの写真にするかな。

Wg signaling

ちょうど一ヶ月ほど前に投稿したレビュー論文に対する二人のレビュワーからのコメントが一昨日返ってきた。一人は手放しでアクセプト。もう一人の方も別にメジャーなコメントはなく、ある用語に対する質問と図に対する質問のみ。ということで、昨日と今日でほとんどの改訂を済ませてカバーレターも書いたので、もう一度じっくり読み直して今週中には再投稿出来るかな。と思っていたのだが、そういえば二週間前に出た最新号のDevelopmental Cellに、Dr. EPのラボからWingless signalingに関する論文が出たのだった。実はこの内容については、今年四月のFly MeetingのワークショップでDr. EPが発表していたので、近々出てくるだろうとは思っていたけどこのタイミングで出てくるとはなぁ。やっぱりインクルードしておくべきかなぁ、ということで今日は久しぶりに大学の食堂でランチを取りながらこの論文を読了。

Steep Differences in Wingless Signaling Trigger Myc-Independent Competitive Cell Interactions
Wnt signaling is a key regulator of development that is often associated with cancer. Wingless, a Drosophila Wnt homolog, has been reported to be a survival factor in wing imaginal discs. However, we found that prospective wing cells survive in the absence of Wingless as long as they are not surrounded by Wingless-responding cells. Moreover, local autonomous overactivation of Wg signaling (as a result of a mutation in APC or axin) leads to the elimination of surrounding normal cells. Therefore, relative differences in Wingless signaling lead to competitive cell interactions. This process does not involve Myc, a well-established cell competition factor. It does, however, require Notum, a conserved secreted feedback inhibitor of Wnt signaling. We suggest that Notum could amplify local differences in Wingless signaling, thus serving as an early trigger of Wg signaling-dependent competition.

つまり隣り合う細胞間におけるWg signaling activityの相対的な差がcell competitionを誘導すると。そしてこのcompetitionにおいて、Wg signaling下流でactivateされるNotum(the secreted glypican-specific phospholipase、a feedback inhibitor of Wnt signaling)の発現が重要な役割を担っていることが示されている。つまり、周りの細胞よりも相対的に強いWg signaling activityを持った細胞が出現した場合、この細胞ではNotumの発現が促進され、この細胞が分泌したNotumは周りの細胞でWg signalingを抑制することによって、結果的に始めの相対差が増幅されてcompetitionが引き起こされるのだろうということ。なるほど、それは分かるのだけども、このsupercompetitiorとして振る舞うaxinもしくはAPCのmutant cloneではdMycがdown-regulateされているのだ。wing discのZNC(zone of nonproliferating cells、D-V boundary)において、dMycがWgによってnegativeにregulateされていることは以前に報告されているのだけども、明らかにdMyc expressionが低下している細胞が周りの正常細胞をout-competeしているのを見るのはなんだか不思議な気分にさせられる。さぁ、なんと説明するべきでしょうか。

2011年8月29日月曜日

アニカのスリープオーバー

土曜日はアニカがウチにスリープオーバー(外泊)しに来た。三週間前にロウチビが初めてアニカの家でスリープオーバーさせてもらって、次はアニカがウチにくる番という約束をしていたのでした。夕飯には手巻き寿司を楽しく食べて、その後外へアイスクリームを食べに行って、それでもまだまだ遊び足りない二人は結局11時半頃まで夜更かしして遊んでいた。10時頃にもう寝かせようかとも思ったのだけど、二人とももう五歳半、こういう楽しい思い出はきっと大人になっても覚えているんだろうなと思って、好きなだけ特別な夜を楽しんでもらった。

2011年8月26日金曜日

苦笑

今日はジョイントラボミーティングでドンちゃんの発表。なかなかオモシロイデータがたまってきている。それにしてもドンちゃんとデスカッションしているといつもだんだんイライライライラさせられて、つい厳しい言葉になってしまう。それは他の人も同じようで、誰かが何か質問したり指摘したりすると、回りくどい説明の後に必ずその意見を否定して自分の考えを頑固に押し通そうとするか、もしくはただ単にやるのがメンドクサイからそのような実験はしてないしする気もないとかいうようなことを言うもんだから、だんだんみんな攻撃的になっていって苦笑の輪が広がる。まぁ自分の考えに自信を持つのは良いんだけども、だからといってせっかくの他の人の意見を無視するのは損だと思うけどなぁ。ともあれ、いくつかオモシロイデータがあるのは確か。後で個人的にもう少し議論してみよう。

2011年8月25日木曜日

忙しい一日

今日はなんやらエライ忙しかった。まずは朝9時から11時まで新しい大学院生向けのポスターセッション。今年はもうすでに二人がうちのラボに来ることを決めているらしいのだが、それ以外にも結構興味を持ってくれていたヤツが何人かいたのでローテーションでうちのラボに来るかも。この後バージンメスを回収して、お昼はいつものST博士とKT博士に加えて、つい最近知り合ったケミストリーのラボにポスドクとして日本から来られたKK博士と一緒に学内のChili'sでポスドクランチ。KK博士のいるラボは、なんとあのTaxolの全合成に初めて成功したDr. RHのラボなんだそうだ。さすがにものすごいオカネを持っているラボのようで、うらやましい話を色々聞かせて頂いた。午後からは、グンちゃんがコンフォーカルのZスタック画像の撮り方を教えて欲しいということだったので、一時間ほど一緒にコンフォーカルタイム。その後ラボに帰ってきてオバリーダイセクションをたくさんした後、ようやく少し落ち着いてMBSJ2011のワークショップのためのアブストラクトをサブミット完了。もう一度バージンメス回収して今から帰宅ですわ。

2011年8月24日水曜日

さよならニック

今日の昼は、うちのラボを去ることになったニックの送別ランチ。まぁ違うラボに行くということでちょっとトラブルになった訳だけども、気持ちよく送り出してあげましょうと。周りのラボを見ていると、こういう何らかのトラブルがあって誰かが出て行くような時にお別れ会なんて絶対しなさそうだけど、このあたりうちのラボはなかなか仲が良いのだと思う。ところで、今日のお別れ会はGenghis GrillというモンゴリアンBBQのレストランでやったのだが、意外にもなかなか旨かった。自分で具やスパイスを選んでそれをボールに入れて大きな鉄板のところに持っていくと、それをジュウジュウ焼いてくれるのです。どれだけ盛ってもどの具を選んでも値段は同じなのでなんとなくお得な感じがするし、味付けは自分でやる訳なので自分次第。また行ってもいいかも、と思わせてくれるようなレストランはこの町では貴重なんです。

Wing and Shell

写真は上が、こないだSanibel Islandの貝殻屋さんで見つけたoysterの貝殻で、下はもちろんDrosophila melanogasterの羽。
その貝殻屋さんに置いてあったたくさんの種類の貝殻をロウチビと二人で漁っていた時に、色んなパターンの模様がついているこのoysterの貝殻が入っている箱を見て即座に思い出したのが、Dr. TLのレビュー論文にあった下のFigureだった。
こういう奇妙な一致を見るといつもLima-de-Fariaの「選択なしの進化」を思い出す。

2011年8月23日火曜日

ピッカピカの

昨日初登校する前に、「ピッカピカの一年生、やね。」と言ったところ、
ロウチビは「一年生はおそうじするの?」
いえいえ、そういう意味ではありません。

JNK-dependent Yki activation

さて、先々週の金曜日のゼミで発表した以下の二本の論文についてようやく書く気になった。この話題は書けば長くなりそうな気がしたのでどうしようか迷っていたのだが、まぁとりあえず自分の頭の整理のために徒然なるままに書いておこう。

Regulation of Hippo signaling by Jun kinase signaling during compensatory cell proliferation and regeneration, and in neoplastic tumors.
Dev. Biol. 350: 255–266.
The Salvador/Warts/Hippo pathway controls regenerative tissue growth in Drosophila melanogaster.

創傷治癒(wound healing)や再生(regeneration)の過程において、組織中で死んで除去されていく細胞の周りの細胞はそれら失われた部分を補償するための細胞増殖(compensatory proliferation)を起こす必要がある。これら二本の論文はどちらもハエのimaginal discを用いて、このcompensatory proliferationの制御にHippo pathwayが関わっていることを示したもの。
compensatory proliferationにはWg signalingとDpp signalingが関わっており、死んでいく細胞において引き起こされたJNK pathway activationがWgの発現を誘導し周囲の細胞にcompensatory proliferationを促す、ということがimaginal discを用いた以前の研究で既に示されている(Perez-Garijo et al., 2004; Ryoo et al., 2004)。さらに最近の論文において、このWgの下流でdMycが働いていることも示された(Smith-Bolton et al., 2009)。

今回の二本の論文ではどちらにおいても、Gal80tsを用いてpro-apoptotic gene(Debcl、Eiger、 Rpr)の強制発現のタイミングをコントロールすることによって一時的にwing discに広範囲の細胞死を誘導し、その後のregenerative growthを観察している。これらの実験において、apoptosisが誘導された細胞およびその周りの細胞でYorkie(Yki)のactivation(re-localization of Yki to the nucleus、upregulation of ex-lacZ)が観察された。このYki activationはWtsもしくはHpoのco-expressionによって抑制されることから、実際にHippo pathwayを介したものであると言うことができる。また、yki heterozygous backgroudもしくはWts co-expressionによって再生の割合が大きく阻害されることから、Yki activationがこのregenerative growthにおいて機能的な役割を持っていることは間違いないと言える。

さて、Grusche et al.の論文ではこのWts上流のsignalingを調べるために、dachsfatexpandedのmutant backgroundでのregenerating tissueにおけるex-lacZの発現をwild-type backgroundのものと比べたところ大して変わりはなかったため、結局上流のsignalingは分からずじまいであった。
一方で、Sun and IrvineはJNK pathwayに着目した。regenerative growthを起こしている細胞、または実験的に誘導されたundead cellにおいてJNK pathwayがactivateしていることは過去に報告されている通りであり、この論文でも同様にpuc-lacZのupregulationが示されている。このJNK activationとYki activationの関係について調べてみたところ、このYki activationはPuckered(JNK phosphatase)のco-expressionによって抑制されること、またHepCA(active form of JNKK)による直接的なJNK activationによってもYki activationが誘導されることから、このYki activationは実はJNK pathwayによってコントロールされているということが分かった。さらにEigerもしくはHepCAのoverexpressionにおいて、droncのhypomorphic allele backgroundによってapoptosisを抑制した状態でもYki activationは見られることから、ここでapoptosis自体は別に必要がないとも言える。つまり、compensatory proliferationはJNK-dependent Yki activationによって促されていると結論づけることが出来るのである。
WgもJNK activationによって誘導される訳なのだが、wg-RNAiのco-expressionではYki activationは抑えられず、yki-RNAi co-expressionによってもWg upregulationは抑えられないことから、この二つはJNK下流でparallelに制御されているようだ。

JNKがいかにしてYkiをactivateさせるかについては結局分かっていない。ちなみにこのJNK-dependent Yki activationはeye discやleg discでは顕著ではないことからcontext-dependentであると考えなければいけないのだが、この論文のすぐ前に同じDr. KIのラボからadult intestineでも同様のinteractionが報告されている(Staley and Irvine, 2010)。

ふう、ちょっと休憩。

さて、個人的に楽しいのはここから。この論文におけるもう一つのハイライトは、lgldlgといったnTSGs (neoplastic tumor suppressor genes) mutant cellにおいても同様なJNK-dependent Yki activationが示されたこと。Grusche et al.の論文では、hyperplastic discs (hyd)、scribvps25eptTSG101)、linesといった、どれも皆imaginal discでwild-type cellに囲まれるとサバイブできずにapoptosisを起こすmutant cloneにおいて、mutant cloneおよびその周りのwild-type cellでYki target genes(exdiap1、CycE)のupregulationが示されている。
一方で、Sun and Irvineは、en-Gal4>lgl-RNAi or dlg-RNAiによって癌化が誘導されたposterior compartmentにおいてYki activationを観察した。このYki activationとtumor growthは、yki-RNAiもしくはWtsのco-expressionによって抑制される。このtumorigenic tissueにおいてもJNK activationが起こっていることは過去にも報告されている通りであるが、このJNK activationをbsk-RNAiによって阻害するとYki activationもtumor growthも抑制された。つまりnTSGs mutantのtumor growthもJNK-dependent Yki activationによって引き起こされているということになる。
ちなみに、去年Dr. HRラボから報告された論文(Grzeschik et al., 2010)で既にeye discにおけるlgl mutant cloneでのYki activationは示されているのだが、eye disc cloneで見られるようなHpoやRASSFのmis-localizationはwing discでは見られず、またeye discにおいてはYki activationに対するJNK activationの影響が見られないことから、eye discとwing discとではどうやらこのregulationはちょっと異なっているらしい。

一方で、nTSGs mutant cloneがwild-type cellに囲まれた場合、cell competitionによって除去されることが知られているが、この場合のmutant cellの細胞死もJNK-dependent apoptosisであることが分かっている。またこの場合、JNKがnTSGs mutant clone内だけでなくその周りの隣接するwild-type cellでもnon-autonomousにactivateされていることは以前にTI博士の論文で示されており(Igaki et al., 2006)、このsurrounding wild-type cellにおけるnon-autonomous JNK activationは、下流でPVR-ELMO/Mbc-mediated phagocytic pathwayのactivationを誘導することにより、隣接するoncogenic mutant cellのengulfmentによる除去を促している、ということもつい最近示された(Ohsawa et al., 2011)。しかしながらこのSO博士の論文では、mutant cellにおけるJNK activationをブロックしても隣接するwild-type cellでのJNK activationは抑制されないことが示されており、これはsurrounding wild-type cellにおけるcell-autonomous JNK activationであると考えられる。

こうして見ていくと、cell competitionによってapoptosisを起こすnTSGs mutant cloneで引き起こされるJNK activationは異なる2パターンの現象、(1) induction of apoptosis in mutant cells、(2) compensatory proliferation through Yki activation or Wg and dMyc up-regulation、を制御していることになる。(1)の場合はcell-autonomousな現象であるが、(2)の場合は実際にcompensatory proliferationを起こしているのは隣接するwild-type cellである。
それではどうやってneighboring wild-type cellsでJNK activationが引き起こされるのか?一つの可能性としては、wing discにおいてJNK activationが隣の細胞へpropagateしていくことが報告されている(Wu et al., 2010)。また今回の論文で示されているように、lgl-RNAibsk-RNAiをco-expressさせた場合にnon-autonomous JNK activationもブロックされること、さらにHepCAによるJNK activationによって周りの細胞でもnon-autonomousなYki activationが引き起こされることから、JNK activationのpropagationによって周りの細胞でJNK-dependent Yki activationが引き起こされると考えられなくはない。

ともあれ、nTSGs mutant cellがnon-competitive situationにおいて示すtumor growthの一つの原因がこのJNK-dependent Yki activationにあるのは確かなようだ。しかしながら、nTSGs mutant cloneはmosaic situationにおいてはcell competitionによるJNK-dependent apoptosisで除去されていくことと、YkiがactivateされたHippo pathwayのmutant cloneがwild-type cellよりも増殖能が高く、super-competitiorになり得ることを考えるとこの説明には矛盾が生じてくる。
nTSGs mutant cellのようなepithelial apico-basal polarityが破綻した細胞はEiger-JNK signaling activationが誘導するapoptosisにsesitizeされている(Igaki et al., 2009)と考えられるので、JNK activationがmutant cell内ではJNK-dependent apoptosisを誘導し、周りのwild-type cellではJNK-dependent Yki activationによってcompensatory proliferationを誘導する、つまりJNK activationのoutcomeはcell-context dependentに調節されているのだ、と言えばハァナルホドと納得してしまうのだが、Grusche et al.の論文を見ると、scrib mutant cloneでは明らかにmutant clone内でもex-lacZが強くupregulateされている。

lglscribのmutant cloneではちょっと事情が違うのかもしれないが、lgl mutant cloneにおいてはdMycのレベルが低下しているということも最近の論文で報告されている(Froldi et al., 2010)。また、dMycがHippo pathwayのdownstream targetであり、dMycはnegative feedback loopを介してYkiのレベルをコントロールしていること(Neto-Silva et al., 2010)も考えると、lgl mutant cloneにおいてはまずdMycのdown-regulationが起こってdMycのYkiに対するregulationが効かなくなることによりYki activationが起こるとも考えられる。mutant cloneにおいてdMycレベルが周りの細胞よりも低下した場合、competitive situationになってmutant clone内でJNK activationが引き起こされ、このJNK activationによってYki activationが引き起こされるということも考え得る。
うーん、しかしやっぱり全てのものをスッキリと説明することまだ出来ないか。。。

まぁともあれ、JNK activationがYki activationを引き起こすのに必要十分であるということ、そしてこのJNK-dependent Yki activationがimaginal discのregenerationおよびcompensatory proliferation、さらにはnTSGs mutant cellのtumorigenesisに関与しているということは今後必ず考慮に入れていかなければいけないということになりますか。

2011年8月22日月曜日

入学

アメリカでは今日から学校の新学期が始まります。ということで、ロウチビもいよいよ今日から小学校入学。小学校といっても一年目はキンダーガーテンで日本での幼稚園年長に当たるのだけど、キンダーガーテンは小学校に付属しているので小学校入学ということになる訳です。先週の金曜日の夕方には生徒達が親と一緒に学校に集まって新しいクラスの教室を見たり、担任と副担任の先生に挨拶したりということがあったのだが、日本の入学式のようなものは別に何もないんですね。プレイグラウンドでアイスクリームが振る舞われただけ。これがアメリカ式なんですかね。それで今日から普通に授業が始まるんだそうな。今朝、張り切って初登校しました。
教室はこんな感じ。キンダーガーテンの生徒と一つ上の一年生の生徒が一緒の20数人のクラスに担任の先生が二人。
こちらは運動場というかプレイグラウンド。
大学の方もそろそろアンダーグラジュエイトの子供達が帰ってくる頃かな。

2011年8月21日日曜日

今日も暑いです。グラネットもぐったり。
こちらは二軒隣に住むオリビアのお母さん、画家のアナンダが描いた二歳の頃のロウチビとグラネットの絵。プリントしたものをもらったのですが、オリジナルの方は少し前にあった個展でニュージャージーから来た人が買っていったんだとか。

2011年8月20日土曜日

fierce-looking fish

水族館にいたすごいコワイオヤジ顔の魚。
なんでこんな面白い顔に進化するんかなぁ。

2011年8月19日金曜日

旅の記録 Sanibel Island & Sarasota

さて、今回のサニベル島とサラソタでのバケーションを簡単にメモしておきましょう。

8月12日(金)
夜7時頃タラハシー出発。タンパ辺りで一泊する予定だったが順調に飛ばして結局深夜1時頃にフォートマイヤーズ(Fort Myers)に到着。高速を降りてすぐのところにあったHampton Innで一泊。

8月13日(土)
朝、早速フォートマイヤーズの町を抜けてサニベル島(Sanibel Island)へ橋を渡る。朝11時頃にホテルに到着してしまったのだが、親切にも空いている部屋をすぐに手配してくれた。昼からは早速ホテルの真横にあるビーチへ繰り出して貝殻拾い。英語ではシェリング(shelling)と言うんだそうな。
このサニベル島とその横にあるキャプティバ島は、世界でも有数の貝殻がたくさん打ち上げられることで有名な島。ビーチの波打ち際には打ち上げられた無数の白い貝殻が見渡す限りどこまでも転がっている。この中から綺麗な貝殻を探そうと誰もが必死になってしまうのは人間の本能みたいなものなんだろうかね。炎天下でのシェリングに疲れたらビーチのすぐ横にあるプールでプカプカと浮かんで体を冷やす。

8月14日(日)
この日も朝からビーチで貝殻拾いしたりホテルのプールでプカプカしたり。午後はフォートマイヤーズにある大きなアウトレットモールへショッピングに出かけた。

8月15日(月)
朝、さらにビーチで貝殻拾いをした後、家族用自転車(surrey)をレンタルしてサニベル島のメインストリートをぶらぶらとサイクリング。
そして昼からはサニベル島を後にしてついに第二の目的地、サラソタ(Sarasota)へ。これは二時間もかからないほどのドライブ。今回はサラソタのダウンタウンから橋を渡ったところにある、リドーキー(Lido Key)という場所にあるビーチフロントのホテルに滞在。ホテルの目の前に広がるビーチ(Lido Beach)は今までフロリダで見てきた中でも最高級のビーチ。
どこまでも続く真っ白な砂浜の砂はやわらかくて歩くとキュッキュと音がする、パウダースノーのよう。遠浅で透明度の高いエメラルドグリーンの海は温泉のように暖かく、波打ち際には色んな形の小さな貝殻が無数に転がっている。そしてホテルから歩いてすぐのところには、St. Armands Circleという有名な街があり、そこにはオシャレなブティックやレストランが並んでいた。このSt. Armands Circleを歩いていると、アメリカにいながらにして外国に来たかのように感じる。夜はダウンタウンのシーフードレストランでテイクアウトした料理をホテルの部屋でワインと一緒にいただいたのだが、これが非常に旨かった。サラソタ、食のレベルも高し。

8月16日(火)
朝から近くにある水族館(Mote Aquarium)へ。それほど大きくはないけれど研究所と一緒になっているだけあってなかなかしっかりとした展示、という印象。午後からは少し雨模様だったので、サラソタ近郊にあるアウトレットモールでもう少しショッピング。夕方からはまたビーチで散々遊んだ後、ホテルに一旦戻って夕飯を済ませた子供達だったがまだまだ元気だったのでもう一度ビーチへ出てサンセットを観賞。太陽には少し雲がかかっていたけど空と海と砂浜、目に入るもの全てがオレンジとピンクに染まっていく中、子供達が転がり回って遊んでいる光景はなんというのか夢の中のようだった。

8月17日(水)
朝はSarasota Jungle Gardensという小さな動物園へ。
そして昼からはRingling Museum of Artへ。ここは敷地内にいくつかの建物があるかなり大きな美術館なのだが、今回は子供も楽しめるかもしれないサーカス博物館(Circus Museums)というのを見て回った。中でもあるオジチャンが一人で作ったというサーカスのミニチュアの展示は一見の価値あり。これは見事です。
そういえばこのRingling Museum of ArtはFSUに属しているのか、敷地内の案内板は全てFSUのものだったしFSUのスタッフということで入場料の割引があった。美術館の展示もかなり立派なんだそうだがこちらはまた今度ですな。この後夕方からは、子供達を疲れさせて帰りの車の中でしっかりと寝てもらうために、最後にもう一度ビーチで遊ぶ。

今回の旅でこのサラソタという町がとても気に入った。タラハシーからは車で5時間ほど。また是非そのうち来ようと思う。

2011年8月18日木曜日

一悶着

今朝はボスとなんやかんやとおしゃべりタイム。何やら自分がバケーションに出ていた間にニックが一悶着起こしていた模様。まぁここでは詳しいことは書かないけど、今まで色々と不満を感じていたニックが他のラボへ移ることになったようだ。問題なのは彼がちゃんとボスにそのことを相談せずに、勝手に移行先のラボのボスと話をして今やっているプロジェクトを持ち出そうとしたことか。当然大学院生にとってそのようなことは許されることではないので、彼は移行先のラボで新しいことを始めることになるのだが、三年以上もココでやっていたことを結局手放すことになってでも他のラボへ移ることが彼に取って最善だったのかどうなのかは自分にはよく分からない。ニックとはよく話をしていたから彼がどういう不満を持っていたのかはなんとなく知っているのだが、ボスとも彼について話したことが何度かあって彼の問題点もなんとなくだが分かる。まぁこういうことになってしまった以上、ココでの経験を生かして次のラボで頑張れよとしか言いようがないかな。つい最近、彼のプロジェクトは非常に面白くなりそうだと感じたばかりだったのでちょっと残念だけど、そこはジャッキーが続きをやることになるようだ。ま、こういうことは時々起こりますわな。

無事帰宅

先程タラハシーに無事帰って来ました。予定通り、毎日ビーチでのんびりとしていました。実は今日も晩御飯を食べた後、7時半頃までビーチにいたのでした。サラソタのビーチは最高です。ということで、疲れたので今日はもう寝ましょう。

2011年8月12日金曜日

南国へ

今日の晩から南国でのバケーションに出発します。まぁタラハシーも十分南国なんだけども、フロリダ半島をさらに南下してまずフォートマイヤーズという町の沖合にあるサニベル島という島に滞在してビーチでのんびりした後、そこから少し北にあるサラソタという町に移動してここでもまたビーチでのんびりする予定。そう、「ビーチでのんびり」がテーマです。今晩はタンパ辺りまで走って一泊してから、明日の朝さらに走る予定なのでサニベル島に到着するのは明日の昼くらいかな。久しぶりに頭をカラッポにしてリフレッシュさせたいのでパソコンは持っていかないでおこう。ちなみに帰宅予定は来週水曜の深夜です。それではまた後ほど。

2011年8月10日水曜日

ズーちゃん

この秋から新しくうちのラボで大学院生として研究することになった、ズーちゃんというヤツが今朝ラボに初めて現れた。中国で学部を卒業したばかりということで、まだまだ初々しい感じでハエに興味津々のご様子。いろいろと質問されたけど、「イケてるPh.D. studentになるにはどうしたら良いですか?」という質問には窮してしまった。「論文をたくさん読んでたくさん実験をしましょう。」とか言っておいたけど、あんまりイケてる答えではないな。
しかし、ドンちゃん、グンちゃんに、ズーちゃんも加わって、なんか「おかあさんといっしょ」の着ぐるみキャラクターみたいになってきたな。

2011年8月9日火曜日

自分の番か

どうやら今週金曜日のゼミはジャーナルクラブで自分の発表の番なんだそうだ。ということでちょっと準備せなあきません。とりあえず発表する論文は以下の二本にしてみよう。いずれも今年の二月にDevelopmental Biologyにほぼ同時に報告された論文で、基本的にはDrosophilaのimaginal discを用いた同じような実験で、tissue damageに対するregenerative growthにHippo pathwayが重要な役割を果たしているという同様の結論を導いたもの。詳細はまた後ほど、、、書く気になれば書きます。

Regulation of Hippo signaling by Jun kinase signaling during compensatory cell proliferation and regeneration, and in neoplastic tumors.
The Salvador/Warts/Hippo pathway controls regenerative tissue growth in Drosophila melanogaster.

2011年8月8日月曜日

二週間ぶり

今朝は二週間ぶりに出張から帰ってきたボスと一時間半ほど話す。SSTの論文については、二人の間でこれをどういう論文にするべきかという全体的な論文の方向性について、ここ半年ほどの間で話が二転三転してきている。今日もボスが学会で得てきたいくらかの情報と、このところ自分が考えていたことを突き合わせて議論したのだが、やはり二本の論文に分けるか、もしくは一番大事なことに焦点を絞ってもう少しメカニスティックなところまで追求してみるか、というような話をした。確かにSSTプロジェクトの中にはいくつかの重要なトピックスが含まれているのだが、最近自分の中では最重要ポイントが見えてきている。今日はなぜそれが最重要なのかということをボスに説明して、もう少し時間をかけてその部分を詰めてみようということになった。これに関してもう少し情報を収集したら新しい実験に取りかかっていく。今週末から少しバケーションに出るけど、その前にまずは抗体の注文をジャッキーに頼んどくか。

2011年8月4日木曜日

今年は英語?

さて、一昨日早くも今年の12月に横浜で開催される分子生物学会、MBSJ2011の事務局からワークショップの演題登録に関するお知らせが来た。去年と同じ、cell competitionのワークショップでの講演に誘って頂いたのです。それにしても去年はこのお知らせが日本語のメールだったしワークショップも日本語での発表だったのだけど、今年のお知らせメールは全部英語で書かれている。あれれ、と思って学会ホームページで確認してみたらどうやら今年のワークショップは英語でのセッションになるようだ。うーむ、日本人の聴衆を前にして英語でしゃべるのはこれまたなんか変な感じで緊張しそうな気もするなぁ。去年のこのワークショップには結構たくさんの方が聞きに来られていたし、議論も白熱してなかなか楽しかったので非常に楽しみではあるのだが、現在進行中のプロジェクトの中でcell competitionに関するものを、ということになるとやはり去年も発表した内容の続きということになる。おそらく聴衆にリピーターの方も多いであろうことを考えると、去年のものにさらにもう一つオモシロイものを加えなきゃいけませんな。ということでまずはアブストラクトを書きます。

ランドセル

注文していた蝶々のランドセルが届いてロウチビは大喜び。日本の感覚ではこれをランドセルと呼ぶにはちょっと無理があるのだけど、アメリカではそれほど華美な訳でもないのかな。
小学校入学が待ちきれない、自分もそんな感じだったっけな?

2011年8月3日水曜日

送別ランチ

Fさんが今月で日本に帰国されるということで、今日の昼はST博士と三人でいつものChina Delightへ。大阪体育大学で教授をされているFさんは一年間のサバチカルでFSUに来られていた、ということはFさんと出会ってからもう一年たつのかとびっくり。御家族はまだもう一年こちらに残られるということなので、近々また会える機会はあるでしょう。
で、午後はグンちゃんが実験結果を見て欲しいということだったので、顕微鏡部屋でサンプルを見ながらあれやこれやと二人でデスカッション。サンプルを見る限り実験を任せても大丈夫そうという印象を持った。今まで考えていた仮説の一つを棄却するに足るエビデンスも得たのでこれはこれで一つ前進かな。最近また試したい実験とやらなければいけない実験が山盛りになってきているので、そろそろハエを仕込んでいかなければ。

2011年8月2日火曜日

放射線の健康への影響

2011年7月27日の衆議院厚生労働委員会「放射線の健康への影響」における東京大学アイソトープ総合センター長、児玉龍彦教授による参考人としての鬼気迫る意見陳述。すごいです。研究者として魂を揺さぶられました。


2011年8月1日月曜日

ようやく投稿

本日ようやく投稿完了。したのはいいのだが、最後に一つ失敗してしまった。ここ数日、原稿のWord fileのDisplay for Reviewを「Final」にしたまま改訂していたので、最後に変更部分を自分でアクセプトしておくのを忘れたまま投稿してしまったのだ。アップロード時にWordからPDFに自動変換された原稿を投稿後にダウンロードしてチェックしてみたら、最後の何日間かに変更した箇所だけ赤文字になってしまっている。。。うーむ、Display for Reviewを「Final」にしただけだとこうなるのか。まぁ仕方ない。あんまり気にせんとこ。しかしようやく一本目を投稿したところでもう8月ですか。いよいよ今夏も後半戦ということで、二本目に取りかかります。