やっぱりGal80tsがXに乗ったダブルバランサーが必要かな、ということでgenetic schemeを書いてみた。最近、色んな実験の基本となってラボで結構使われることになるようなラインは、なるべく自分が作るようにしている。が、しかし、今日そのGal80ts on Xのハエ達を見てすぐにあることに気付いた。メスは皆んなFM7のBar eye phenotypeを持っていて、ヘテロのもホモのもいる一方で、オスでBar eyeを持っているやつは1匹もいない。おやおやと思ってBloomingtonのウェブサイトでgenotypeを調べてみたら、Sxl[9]というmutant alleleの名前になっている。なるほど、Gal80tsのP-element insertionがSex lethalのmutant alleleになっていて、メスだけhomozygote lethalになっているということらしい。ということは、やっぱりこのschemeの中のGal80tsのメスは全部FM7でバランスされていないといけないので、3代目からはトリプルバランサーになってしまう。うーむ、それはやっぱり難しいかもしれない。
2022年10月25日火曜日
2022年10月23日日曜日
360km
先日こちらで買ったプレオプラスを三島に届けるために、土曜日の昼に納車の手続きをしてから高速道路をひたすら東へ向かって走った。岡崎で一回目の休憩。次に浜松で二回目の休憩を取った頃に日が暮れてきて、三島に着いたのは19時を回っていたので、結局6時間くらいかかったことになる。軽自動車の割には高速でも結構安定してよう走るやんという印象だったけど、やっぱり普段乗っているXVに比べると長距離ドライブは疲れる。で、日曜日は三島のほうで乗っていた古い車を売る予定だったのだが、売却の手続きに必要な書類が足りないことに気付いたので、昨晩またすぐ京都に帰ってきて今朝区役所に行ってきた。しかし、こちらの区役所でもらえる自分の住民票には一つ前の札幌の住所の記載は入っても、二つ前に住んでいた場所になる三島の住所は入らないらしい。それなら戸籍の附票が必要、ということで結局大阪の実家のほうに頼むことに。なんか、車の売買ってほんま手続きが煩雑やね。
2022年10月19日水曜日
Parasitoid
さて昨日の昼、筑波のYS博士とオンラインミーティングをして、お互いのデータを見せながら共同研究の可能性について話し合った。前々からYさんが見ている寄生蜂に興味を持っていたのだが、先月の名古屋でのJDRCで、改めてこの寄生蜂が自分の求めているものを持っているのではないかと思ってこちらから声をかけさせてもらった。で、今一度色々なデータを見せてもらって、やっぱりこれはやってみる価値があると思ったので、とりあえず近いうちに寄生蜂をもらってきてうちの実験モデルで試してみることにした。これはかなり楽しみ。
2022年10月16日日曜日
Schindler's List
なんやかんやで今日もまた映画鑑賞の午後を過ごしてしまった。観たのは、昨日の「Munich」に引き続きスピルバーグの「Schindler's List (1993)」。ナチスによるホロコーストでの実話を元にした超有名な映画だけど、昔からいつか観たいと思いながらも今まで観たことがなかった。モノクロなのに描写が非常にリアルで、なんていうか、祈るような195分だった。色々と考えさせられる。
で、晩御飯は昨日作ったグラーシュ風煮込みの2日目。やっぱりあれやね、どんなスープも2日目の方が美味しくなるんやね。素晴らしく深い味わいになっていて驚いた。ということで、結局この土日はほとんど外に出ないで家にいた訳だが、なんとも幸せな週末を過ごしてしまった感。
2022年10月15日土曜日
Munich
久しぶりにちょっとドライブして遠出しようかとも思ったのだが、やっぱりまた映画が観たくなったので今日の午後も映画鑑賞。観たのは、スピルバーグの「Munich (2005)」。1972年に起きたミュンヘンオリンピック事件と、その後のイスラエル工作員による計画犯暗殺作戦を描いている。うーむ、やっぱり自分はこういう実話を元にした映画がすごく好きやねぇ。緊張感があってとても面白かった。で、映画鑑賞のあとは料理。涼しくなってくると、作りたくなる料理も変わってくる。ということで、今日は本を見て作ったグラーシュ風煮込み。ちょっと良い牛肉を買ってきて赤ワインで煮込んだ。もちろん美味い。グラーシュって、元々はハンガリーの料理なのか。明日さらにもう少し煮込んでみる。
2022年10月12日水曜日
山口散策
今日は山口を去る前に、亀山公園、山口県立美術館、旧山口藩庁門、そして瑠璃光寺まで、歩いて山口中心部を散策してから京都へ帰ってきた。意外なほど街が閑散としていたけど、やはり歴史の舞台となった場所も多くあり、なかなか興味深かった。
山口
月曜日の昼、京都から新幹線に乗って山口へ。山口大学のHさん以外の五人はみんな同じ湯田温泉の宿に泊まることになっていたので、とりあえずこの日は夕方に宿の温泉に集合して、温泉につかりながら意見交換会。その後、Hさんも合流して晩御飯。で、翌日火曜日は朝から大学に集合して一日中研究発表会。一人につき一時間くらいずつ研究発表をしながら熱くディスカッションしていたので、全員の分が終わった頃にはもう外は夜になっていた。そこからまた温泉街へ戻って、旨い魚と酒をいただきながら引き続き意見交換会を行い、日付が変わった頃にようやく会をお開きにした。ということでこの二日間、六人で議論し続けて色々と新たな発見があったし本当に楽しかった。ちょうど三年ほど前にUさんと始めたこの倍数性研究会は、ここからまた新しい章へ入っていくことになる。
2022年10月9日日曜日
Stillwater
この週末はドライブに出ようかと思っていたのだが、あんまり天気も良くないし久しぶりに家でゆっくりするかなーということで、土日で映画を3本観た。
観たのは、「Prisoners (2013)」、「Enemy (2013)」、「Stillwater (2021)」の3本。
「Prisoners」もなかなか面白かったのだけど、なんと言っても今日観た「Stillwater」が心に残った。マット・デイモンが演ずる主人公の田舎のアメリカ人が、言葉が通じない異国のフランス・マルセイユで奮闘する姿がなんともリアルで良い。ストーリーは、どうやら実際にあった話をモデルにしたものらしい。
さて、そして明日は祝日だが、山口での倍数性研究会に参加するために西へ向かう。山口大学のすぐ近くに湯田温泉という温泉街があるということで、明日はまず温泉での意見交換会から。メンバー全員で集まれるのはコロナ以降3年ぶりということで、とても楽しみだ。
2022年10月7日金曜日
採択 x2
昨日の夜遅く、寝る前にふとe-Radを開けてみてびっくり。なんと今年の春に申請した国際共同研究の採択通知が来ていた!交付内定は10月上旬頃とか聞いていたから、そろそろかなぁとは思っていたのだが、1日で2件も研究費の採択通知をもらったのは初めてだし、ありがたいことにほぼほぼ満額で通っているようだし、ということでちょっと興奮して寝付けなくなってしまった。この科研費の申請書は、分担で参画してもらった国内のお二人と海外研究拠点に選んだTulaneのWMとXJ、皆さん全員をしっかり活かせるようなプロジェクトとしてかなり力を入れて書いて、自分の中ではほぼ完璧と言える申請書に仕上げていたので、うれしいのは当然ながらほっとしたというのもある。もう一つの産学連携ファンドもこれも同時に推進させていくためには考えなければならないことが色々と出てくるけど、まぁとりあえず、これは本当に楽しみになってきた。
採択!
製薬会社との産学連携ファンドに申請していたプロジェクトが、先日受けた二次審査のヒアリングの結果、採択されたという連絡をもらった!いやぁ、これはうれしい。もちろん研究費の採択通知はいつでも超うれしいものだけど、今回のはこの製薬会社との共同研究として発展する可能性もあって、今までのものとはちょっと性格が違う。まぁでもこれで、前からずっとやりたかったpolyploid cellのストレス耐性を探るためのスクリーニングを実施することができる。ちょっと人手が足りなくなってきたので、それをどないかせなあかんけど。それにしても、このところずっと申請者人格になっていた自分にとって「採択」って本当に魅惑的な言葉。
2022年10月6日木曜日
コスモス
さて、今日で Y に対するfly genetics introductory courseは全て終了。今日も2時間半ほど話していたので、3日間で7時間半。我ながら、ようそんなにしゃべり続けますなぁという感じ。しかも英語だから、なんか頭がだいぶ英語モードになっている。Anyway、新しい学生に対するこのfly geneticsの授業は毎年のようにやっているのだが、毎回結構な達成感がある。まぁそれだけ大変ということなんだろうけど、やっぱりこの3日間の集中講義でまた一人新たにフライプッシャーを作り出したというあれかね。明日はさらに、今いる大学院生の三人が一人ずつ各々の研究プロジェクトを Y に紹介する予定。
2022年10月5日水曜日
3つ目
今日が科研費申請の締め切り日だったのだが、自分としては珍しく、今回は余裕を持って昨日の午前中に提出を終えていた。今回のは、この夏に申請した学内ファンドのための申請書を科研費用に書き換えるという作業だったので、まぁいつもよりだいぶ楽だったというのが大きい。それでも全体の構成を変えたし、文章はもう一度かなり推敲したので、かなり良いものになったと思う。これで春から3つの研究費を申請したことになるので、あとは結果を楽しみに待つことにしよう。ということで、昨日から少し時間に余裕ができたこともあり、今週からラボに来始めた Y に、恒例のfly geneticsの授業。昨日と今日、2時間半ずつ計5時間で遺伝学とモザイクテクニックの基礎的な内容をだいたい話し終えた。明日さらにもう少しアドバンスドな内容を話して終了する予定。
2022年10月3日月曜日
2022年10月2日日曜日
中古車
先週の連休は、もしかしたらコロナに罹っているかもという不安が少しあったので、三島への一時帰国は今週末に延期。ということで、今週末は三島に帰ってきてゆっくり。と言っても、科研費申請の締め切りが水曜日に迫ってきていたりするので、子供の宿題を見ながら隣で一緒に申請書を書いたりしていた。あと、こちらで乗っている車がだいぶ古くなってきていて、来月の車検で整備費が結構かさみそうだということもあり、その前に売って次に乗る車を探そうということになった。そんな訳で、今日は中古車買取業者に見積もりをしてもらったり、乗り換える中古車を探したり。とりあえず明日の午後も、京都に帰ってから中古車を見に行くことにした。そういや、雪のない富士山は久しぶりに見た気がする。
2022年9月28日水曜日
matching
今日はなんやかんや色々とイベントがあった。まずは朝、昨日中国から到着した留学生のYが初めてラボに来るということで、午前中はラボでオリエンテーション。まぁ、とりあえず今週は生活のセットアップで忙しいだろうから、ラボでの活動は来週からかな。半年間は研究生として参加して、来年春からの博士課程開始を目指すことになる。
午後は、先月申請した学内の産学連携推進ファンドの二次審査のヒアリング。6分のプレゼンということだったので、結構しっかり準備していったのだが、やっぱりこれくらい短いトークになると時間が気になって久しぶりにちょっと緊張した。ショウジョウバエで多倍体細胞、みたいな話は恐らく審査員の方々にとってかなり意外なものだったと思うのだが、皆さんなかなか熱心に質問してくれていた。なので、まぁまぁ興味は持ってもらえたのかなという感じだったけど、どうだろう。まぁこういうのはお互いにマッチするかどうかだろうから、あとは向こうからの連絡を待つのみ。
2022年9月25日日曜日
ジャコペペロン
今日のブランチは思い付きのパスタ、じゃことピーマンとほうれん草のペペロンチーノ風。まぁほぼイメージ通りにいったのだが、これが予想を超えた美味さで驚いた。今まで自分で作ったパスタで一番かも。自分のためにメモっておく。
でかいニンニクひとかけ、鷹の爪、沢山のじゃこをたっぷりのオリーブオイルで炒めて、ピーマンとほうれん草を加えた。味付けはバターひとかけに醤油と酒が少しずつ。茹でたパスタを絡めて完成。パルメザンめっちゃ合う。
2022年9月24日土曜日
2022年9月23日金曜日
ゴルビー
この週末は連休だし三島に一時帰国しようかと思っていたのだが、どうもこの数日間時々のどがいがいがしたり倦怠感があったりで、もしかしたらやっぱりコロナをもらっているのかもと感じることがあったので、大事をとって延期することにした。倦怠感はただ低気圧の影響を受けているだけかも、という感じだけど。まぁ来週大事な予定がいくつかあるので、この連休はゆっくりそれらの準備をするかねぇ、ということで今日は午後からラボ。昼過ぎまでは家でぼーっとNHKで、エリザベス女王、ゴルバチョフ氏、そしてメタバースについてのドキュメンタリー番組を次々と見ていたのだが、先日亡くなったゴルバチョフ氏の最晩年を取材したものがとても良かった。
2022年9月21日水曜日
萌芽
台風が通って急に涼しくなった。気持ちのいい天気だし少し暇ができたので、今日の昼は久しぶりにカモカフェでゆっくり。帰りに下の店にふらりと入ってまた店主と植物について色々と話したあと、丸太町のいつもの酒屋に寄って限定のひやおろしを手に入れてしまった。そして、夕方は玉鷲と北勝富士の1敗同士直接対決。なるほど、玉ちゃん調子良い。これはもしかして2回目いくかもねぇ、ということで、今場所も佳境に入ってきた感。なんかこうやって書くと一日仕事してへんみたいやけど、実はバジコレ、解剖、セミナー出席、試薬の発注、報告書提出、申請書執筆とかもしていたのです。ところで、挑戦的萌芽の申請書って書けるスペースこんなに小さかったっけ?3ページしかないやん。
2022年9月19日月曜日
Positive 3
三連休、毎日午後からラボに行っていた。今ちょうど大事な実験用に作っているハエが出てきつつあるので毎日バージンコレクトしないといけないというのもあるし、来週と再来週に一つずつ締め切りのある仕事があるのでその準備など。
先週の学会に行く直前に、うちの学生の一人がコロナにかかって学会に行けなくなったのだが、実は自分達が名古屋にいる火曜日に、学会に行かなかった学生からもう一人コロナ陽性が出ていた。そして連休前の金曜日、さらにもう一人別の学生に症状が出て、土曜日の検査で陽性が判明。そんなわけで、ここ10日ほどの間にラボ内で3人コロナが出たことになる。一人陽性が出るたびに、感染経緯の確認とか症状出現前48時間の接触者のリストとか、色々と学部の事務方へ提出する報告書を作らないといけないので面倒くさい。この報告書を書きながら、この3人の感染はやっぱりラボ内での連鎖なのかなぁと考えるのだが、もしそうなら潜伏期間は大体4日間ということになり、一般的に言われているものより少し長い。そして、自分を含めラボ内には他にも結構接触者がいるはずなので、体内でウイルスが増えて症状が出るかどうかはかなり個人差があると言うことになるのかな。
2022年9月15日木曜日
JDRC15
月火水と三日間、名古屋大学で開催されたJDRC(日本ショウジョウバエ研究会)に学生二人と一緒に参加してきた。自分にとっては、コロナ以降で初めての現地開催の学会。セッションの座長とか学会賞の審査員とかもあったので、三日間フルに全ての口演を聞いてポスターもざっとだけどほとんどのものを見て回った。そんな訳で学会を満喫したのだけど、やっぱり久しぶりにたくさんの知り合いに会って色々と話すことができて本当に楽しかった。知り合いだけじゃなくて、これまでオンラインでしか話したことがなかった人とか、お互いに名前は知っていたけど会うのは初めての人とか、この三日間でまた新しい知り合いもできた。学会では、新しい研究の話をたくさん聞くことができるというのが一番意味のあることなのは当然なのだが、現地に多くの人が集まるからこそ予期せぬ出会いがあったり、交流の幅が広がるということも本当に大きな意義であることを久しぶりに強く感じた。そして、自分にとってそういう学会での色んな人との交流が必要なものであるということも再認識した。
2022年9月11日日曜日
Negative!
今日の午後は、土日もやっている出町柳の無料検査所へ行って抗原定性検査を受けてきた。ちょっとドキドキしたけど結果は陰性。ほっとして他のラボメンバーに聞いてみたところ、金曜日にゼミ室での発表練習に参加していた J 以外の人は皆さん陰性だったようだ。良かった良かった。一応厳密な定義での濃厚接触にはならないようだし、検査結果も陰性だし、ということでとりあえずは大丈夫という判断。まぁでも J は発表できなくなってしまったので、今回のために J が撮った3Dタイムラプスの映像を、なんとか R の発表で紹介できるようにさらに R の発表スライドを現在調整中。ともあれ、明日から名古屋へ行きます。
2022年9月10日土曜日
Positive 1
来週の月曜日から名古屋で開催されるJDRCでは、うちのラボの学生が3人ともトークをする予定。ということで、今週は月曜日に一度発表練習して修正をディスカスしてからさらに色々と準備をして、昨日もう一度一人ずつ予行演習を行った。R の発表スライドはまだもう少し準備しないといけないのだが、まぁこれでなんとかなるかなと目処が立った感じ。だったのだが、、、今日の昼過ぎに J から風雲急を告げるメッセージ、今日の朝から発熱があり先程抗原検査キットを使って確かめたところコロナ陽性だったと。あぁ~、せっかく一生懸命発表準備をがんばってきたのにそれは残念やなぁ、と思ったのだが、それはつまり、昨日とかほぼ一日中一緒にミーティングをしていたうちのラボメンバーは全員濃厚接触者ということになる。。。濃厚接触者の待機期間に関する情報を確認すると、感染者と最終接触した日から2日目の抗原定性検査で陰性が確認されたら3日目から解除が可能、ということなので、自分を含め他のメンバーは、明日の検査で陰性であれば月曜からの学会は参加可能になる。今現在もまだ R の発表スライドの準備を続けているのだが、はてさてどうなることやら。
2022年9月8日木曜日
2022年9月1日木曜日
Cell Handler
昨日の午前中、うちの研究支援センターの方からの紹介で、半年間ほどデモ機として設置されることになったヤマハのCell Handlerとかいうシングルセルピッキング&イメージングシステムを見せてもらった。ヤマハがこういうものを作っているということは全く知らなかったのだが、さっきネットで検索してみたら、2018年にこの機械が発売された時のニュース記事があって、どうやら昨日デモ機で色々と説明してくれた方がまさにこの記事で紹介されている開発者のようだ。なるほど、ヤマハとして医療研究分野で初の製品開発ということでかなり苦労されたんですね。確かに、内蔵コンピューターによる操作がとても分かりやすかったし、色々と使い勝手の良さそうな機能を見ていると、ユーザーと話をしながらかなり試行錯誤したんだろうということが伺えた。ウチとしては、イメージング機能でもう少し高倍率で高解像度の画像が得られるのであれば、シングルセルピッキングに使えるかもという感じ。細胞の複数の性質に対してパラメータを設定して、各ウェルからピッキングする細胞を自動選択させることができるので、スフェロイドの自動ピッキングみたいなことをするところでは既に使われているらしい。
2022年8月26日金曜日
2022年8月24日水曜日
11:45
この数日間執筆していた申請書は今日の正午が締め切りということで、何とか11:45くらいにすべり込みセーフ。なんか今回はちょっと完成までの見通しが甘かったか、実は昨日の夜かなり遅くまで執筆していた。まぁ、初めて申請書という形にまとめた新しいアイデアだったので、文章だけではなく説明用の模式図とかもいくつか新しく作ったので予想以上に時間がかかってしまった感じ。新しい内容の申請書を書いていると、色々と調べて勉強しなければいけないし、どうやってアイデアをまとめるかをすごく考えさせられるので良い影響がある。ぎりぎりになったけど、今回も執筆が難航してあれやこれやと考えているうちに新しい方向を思い付いた。この秋は科研費を書く気はあまりなかったのだけど、せっかくなのでこの新しい内容を科研費でも申請しようかなという気になってきた。まぁでもとりあえず、次はいよいよ論文の執筆だ。
2022年8月22日月曜日
2022年8月20日土曜日
IKNM
SBF-SEMのぬり絵は、今現在予定していた179個中162個塗り終わっているので、残りあと17細胞。自分はここまでに14個塗ったのだけど、意外とまだそれほど飽きてはいない。もしかしたら、今後長く趣味としてやっていけるかもしれない、と思えるくらいこのぬり絵は色々な発見がある。まずいくつかやって分かったのは、imaginal discの細胞って実はものすごく複雑な形態をとっているということ。一つ一つの細胞がかなり細長い形になっている上にタコみたいな足をたくさん伸ばして周りの細胞と絡み合っている。まぁこれに関しては、以前にTEMで見たときに大体想像していたのだが、予想以上のカオス。そして、みんな自由奔放に伸びているのだけど、どの細胞も必ず下はどこかで基底膜にくっついていて、上も必ずどこかで管腔に微絨毛を出している。ここまで無理矢理体を伸ばして、必ず上と下の両側に達しておかなければいけない理由は何なんだろう。まぁもちろんそうでなければpseudostratifiedと言えども単層上皮でなくなってしまうけど。
ということはですよ、こいつらは分裂した後にまたbasal側に体を伸ばし直して基底膜まで達するということなのか。大変やな。ところがしかしである。vertebrate neuroepitheliumのIKNMに関する数々の論文では大概、M期に核が上へ上がっても細胞は下の方までひょろひょろっと伸びて繋がっている図が載っているのだ。imaginal discとはちょっと違うのかな。。。
そういえば、pseudostratified epitheliaでは、細胞が分裂するときに必ず核をapical表面に押し上げてから分裂するinterkinetic nuclear migration(IKNM)という現象が知られている。これは、pseudostratified epitheliaの細胞は密集状態になっていて、スペース的に上皮層内での有糸分裂が難しいからだ、と言われている。今回のSBF-SEMの画像でも時々分裂期の細胞がいて、確かにみんなapical表面で丸く膨らんでいる。で、下はどうなっているんだろうと思って辿ってみると、なんとそれらの細胞の体は大きな丸いところだけで基底膜側にはつながっていない。え、そうなんですね、知らなかった。ていうか、これって報告されているんだろうか?
Wing discでのIKNMといえば、Dr. MGのとこの2011年の論文(Curr Biol, 21:485-491)(以前にもココで紹介してた)があって、それには以下のような記述がある。
"While analyzing the localization of anti-PH3+ nuclei, we observed that mitotic cells possessed an intensely F-actin-rich basal process that formed in early prophase and was present throughout mitosis. We also observed long, thin basal extensions of apically rounded mitotic cells in single-cell clones labeled with GFP. These findings indicate that, during mitotic rounding, imaginal disc cells can maintain some connectivity with the basal side of the epithelium despite the dramatic apical translocation of both the nucleus and bulk cytoplasm."
ふむ。まぁ確かに、この論文のコンフォーカル画像を見るとアクチンケーブルが核の下にあって、これが核を上へ押し上げているんだろうけど、基底膜にまでコネクトしているようには見えない。いや、実は前からずーっと疑問に思ってたんよね。核分裂がapical表面で起こるのは分かるけど、こんな上下に細長く伸びている細胞がどうやって縦方向のcytokinesisをやりきるんだろうかと(imaginal discのような単層上皮では、細胞は必ず上皮シートの平行方向に分裂する)。なるほど、apical側で丸くなって分裂するわけね。まぁそりゃそうか。確かによく見てみると、丸くなった細胞の下側に尾を引くように小さな泡みたいなのがたくさん付いている。たぶんこれは、basal側から体を引っ込めていった時に剥がれ落ちた細胞の切れ端なんだろう。
まぁでもいずれにせよ、そんな感じでこのぬり絵は知らず知らずやっているうちにかなり勉強になるんですね。自分の実験モデルのことをよーく知っておくのはとても大切なことなわけで、これは学生達にとっても観察眼を養う本当に良いトレーニングになると見た。今後新しくきた学生には必ずやってもらおうかな。
2022年8月19日金曜日
9月末
昨日の午後、論文投稿へ向けてみんなでミーティング。去年プレプリントサーバで公開した論文は、どこかレビュープロセスの早いジャーナルでさっさと出してしまおうと思っていたのだけど、この一年で色々と重要な追加データが出てきたので、やっぱりそれらも全部入れてもっとビジブルなところでの発表を目指そうということになった。全編に渡って書き直すということで、まずは自分から追加のデータとそれを新しい構成にどうインテグレートするのかについて説明。その上で、あとどういう実験が必要でそれを誰が担当するかについて話し合った。これは R がメインでやってきた論文なのだが、そろそろ R が就活で忙しくなるかもという事情もあり、他の2人にも結構分担してもらうことになりそうだ。まぁ、もうすでにSBF-SEMとかも含め、みんなでやっている感じになってきているのだけど。ということで、とりあえずの完成目標は9月末。
2022年8月18日木曜日
extended
申請を考えていたある学内ファンドの締め切りが明日ということで、今日はちょっと本気で申請書の執筆に向き合わねば、と思っていたら午後に事務局から締め切り延長のお知らせメールが来た。次の締め切りは来週水曜日。ふーむ、応募数が意外と少ないということやよね。俄然やる気が出てきた、と同時にちょっと余裕ができたので、週末の自分に期待しようとなった。そんな訳で、今日の午後はまたSBF-SEMの細胞ぬり絵をしたり。
2022年8月16日火曜日
送り火
昨日京都に帰ってきて、今日からラボに復帰。そして今晩は五山送り火。実は京都に住むまで見たことが無かったし、去年も一昨年もコロナの影響で送り火は少しだけの点しか無かったので今日はちょっと楽しみにしていた。日が暮れてから、雷が近づいてきてものすごい雨が降り始めたのでちょっと心配したのだが、点火予定の8時にちょうど合わせたかのように雨はさっと上がった。うちの研究棟は東側の大きな窓の正面に大文字が見えるので、そこから見ようと思っていたのだけど、今日は屋上に出られるということで、他のラボの方々と一緒に屋上に出て、さらに梯子を登って階段室の上へ上がると京都市街地を一望できる高さだった。少し待っていると、まず西の方の左大文字、船形に始まり、松ヶ崎の妙法、そして最後に東正面の大文字と、市街地を囲む山の一つ一つに火が燈り始めた。直前に降った雨のおかげで空気が澄んだためか、どれもとても綺麗に見えて幻想的。その後30分ほど、火が消えて無くなるまでぼんやりと眺めていた。いやぁ、なかなか良いもんですね。
2022年8月14日日曜日
富士山とSDGs
- SDGsというのは、人類がこの地球上で持続可能な世界を実現するために2030年までに達成すべき具体的な目標として国連で採択されたものである。
- これらの目標を達成するためには、世界の多くの国の人々が何らかの行動を起こす必要がある。そして、多くの人々の行動に変革をもたらすためには、まず人々の意識を変えていく必要がある。 世界規模で人々の意識を変えるには、何らかの非常に分かりやすい象徴的なもの、つまりアイコン的なものの存在が必要であろう。
- 今回は、このSDGsとして掲げられた目標の中でも、特に将来的なエネルギー不足の解消、環境に与える負荷の軽減のためのクリーンエネルギーの普及に焦点を当てる。
- この問題に対し、自然のリソースとして世界的にも高い可能性を秘めていながら、他のクリーンエネルギーに比べて未だに普及率が低い地熱エネルギーを利用した発電を解決策の一つとして提案したい。
- そこで、地熱発電の開発と普及を全世界的に宣伝するために、富士山をそのアイコンとして使用する。富士山は、日本を象徴する美しい山であり、芸術作品の題材としても世界的に知名度が高く、活火山として稀有な存在である。
- つまり、この地熱エネルギー開発の普及という目的において、富士山は非常に優れた象徴として世界の人々の意識変革に役立つ可能性を持っている。
と、いうような感じの中学一年生夏休みの宿題のレポート。こういうのって、全くの無駄にならなければ良いなと思って、一応書き留めておこうと思った訳ですわ。まぁ、こういうのを夏休みにお父さんと一緒に考えるというプロセス自体に意味があるんだろうということは分かっているけど、この休暇中に少しは書こうと思っていた自分の申請書はほぼ手をつけていない。
2022年8月13日土曜日
Le Sommet des Dieux
今日は、中学一年生の夏休みの課題として出されている富士山についてのレポートを一緒に考える。富士山と言っても富士山の何についてのレポートなんだろう、ということで学校から出された課題を見ると、「富士山とSDGsについて」。SDGsが掲げている内容は、今後人類が取り組んでいかなければならない大事な課題だということに何の異論もないのだけど、なんていうか、安易に濫用されているような印象もあってちょっと複雑やなぁ。地球温暖化と環境汚染とかゴミやトイレの問題とか、そういう優等生的で安易なものを題材にするのか、それとも何かもっと独自の斬新なアイデアで富士山をアイコンとするようなものにするのか、なかなか難しいところ。
で、それとは関係ないのだけど、今日は台風が来ていて外では遊べないので、夕方から子供と一緒に映画館へ行って「神々の山嶺」という作品を観てきた。日本の原作小説が漫画になり、それらを元にしてフランスで製作されたアニメ作品。原作のことは知らなかったのだけど、とても楽しめた。まず雪山の映像とか岩壁の登攀の描写が凄い迫力だし、フランス製作なのに日本の町中での場面はなんだか懐かしい独特の雰囲気がある。「一度山を覚えたら取り憑かれる」と言いながら無心で命を懸けて挑む登山家の姿に圧倒されて感動しつつ、少し共感を覚えた。またもう一度見たくなる作品。
collision
これも J が撮ったwing discのinvasive tumor clone。浸潤移動中のクローン集団がぶつかって融合する場面が映っている。ロイがタイムラプスイメージングのプロトコールを頑張って確立してくれたことと、FV3000が導入されてから多点同時撮影を行えるようになったこともあり、最近タイムラプスのデータがどんどん出てくるようになった。やはり、今まで固定サンプルでは見えていなかった新しい発見がたくさんあって楽しいのだけど、人間の目には多すぎる情報量。いくつかの細胞を凝視しながら、何が起こっているのか少しずつ見ていく感じ。
2022年8月12日金曜日
Jupiter
夏休みと言っても、世間一般的に盆休みはこの週末からということで、今日はまだ平日なのかな。意外と仕事関係のメールがどんどん来るので、昼間ぶらぶらしていたショッピングモールのフードコートでお昼ごはんを食べながらメールの返信をしたり。夕方には、J が送ってくれたJupiter-GFPでmicrotubuleの動きを追ったタイムラプス画像がなかなかクリアーですごかったので、ちょっと興奮して色々と考えてみたり。下の写真はこのタイムラプス画像のホットスポット近辺を一枚にプロットしたもの。これまでに他のいろんな方法で見てきて自分が持っているイメージとおおよそ一致しているかな。
2022年8月11日木曜日
2022年8月5日金曜日
2022年8月4日木曜日
Lab HP renewal
6月から少しずつ進めていたラボウェブサイトのリニューアル作業が終了した。まぁ、ウェブサイトは適宜更新していくべきものなのだが、なかなかそれが出来ていなかったということで久しぶりの大幅な刷新になった。そもそもこのウェブサイトは、日本に来て遺伝研で研究を始めた時に作ったもので、当時手元に自分の研究内容を説明する日本語の素材があまりなかったこともあり、ほとんど英語で作ってそのままにしてあった。しかも、研究内容はこの数年でかなり変わってきているので、早くアップデートしたいとずっと思っていた。ということで、まずはラボの看板を「Morphomeostasis」から「Cancer Cell Evolution」へ掛け替えた。Morphomeostasisというコンセプトは今でもウチの研究の重要なコンセプトの一つであるし、モーフォメミーティングも継続しているのだけど、このところラボの研究はほぼtumor invasionとpolyploid giant cancer cellsにフォーカスを絞っている。全体としては発がんというプロセスをモデルとして、細胞の進化を考える研究になってきているということで、Cancer Cell Evolution。今回は、春先に短期間うちのラボに参加してくれていた S がデザインとか文章に関してかなり手伝ってくれたので大幅な更新をすることができた。自分一人ではなかなかやる時間がなかったので、S に感謝。今後はもう少し頻繁にアップデートするようにしましょう。
2022年8月2日火曜日
2022年7月31日日曜日
2022年7月29日金曜日
金曜日
今日はまず朝のフライデーミーティングから。うちの大学院生の3人は皆、9月のJDRCでトークすることになったので、最近はその9月の学会発表に照準を合わせながらのデスカッション。で、午後は R のジャナクラ。準備不足ということで、かなりラボの皆さんのウトウトとイライラが募る1時間半だった。学生にはいつも言っているのだが、プレゼンテーションの基本はオーディエンスのことを考えた準備。つまり、オーディエンスのためを思う心であると。ということで、準備不足とかもってのほかやで、という説教。忙しかったから?ほんなもんだいぶ前から日程は決まっとったんやし、忙しいのなんか皆同じなんじゃ。ふぅ、で、ジャナクラ終了後、最近ずっと考えている組織構造を解析するためのwing discを解剖して少し静かな夕方を過ごす。とまぁ、そんなよくある感じの金曜日。
2022年7月28日木曜日
2022年7月26日火曜日
2022年7月25日月曜日
2022年7月21日木曜日
2022年7月19日火曜日
2022年7月11日月曜日
Wordle 387 1/6
まぁ、このゲームは一発で当ててしまうと考える楽しみがなくなってしまうんだけど、ちょっとうれしくなった。今日の夕方、三島から新幹線に乗って、さぁとりあえずWordleでもするかなぁと思って周りの席を見渡したらマダムが多かったので、何気なくそれを打ったのが上の結果。
Retrospective weekend
今回組み立てたラジコンはタミヤのホーネットで、自分が小学生の頃に流行っていたものと全く同じもの。自分が持っていたのはホーネットではなかったけど、同じタミヤのオフロードバギーを両親に手伝ってもらって組み立てたのをよく覚えている。結構大変だった記憶があったので、三日で組み立てられるかどうか自信がなかったのだけど、ボディのペイント以外は一応今日で全て完成。帰る前に駐車場で少し走らせてみたらやっぱりすごい勢いで、息子と二人でかなり興奮した。
で、上の子に持っていったギターは自分が大学生の時にバンドで弾いていたGibson Les Paul Special。大阪の実家で20年くらいずっとハードケースの中に眠っていたもの。レモンオイルで磨いて新しい弦に張り替えたらやっぱり黄色いボディが美しいし、なかなか良い音を響かせてくれた。娘も満足してくれた様子。
2022年7月9日土曜日
shock
昨日の金曜日は、いつものように朝からフライルームでミーティング。初めて成功したSABER-FISHのポジコンの結果とか、RGB-FUCCIのタイムラプスとか、今週も新しい結果を色々と見せてもらった。昼前、そろそろミーティングが終わるかなという時に、スマホに入ったニュース速報の第一報に驚かされた。とりあえずフライルームのテレビのスイッチを入れて、ニュースの中継を見ながら引き続きディスカッション。ついこないだまで長いこと安倍政権だったからまだまだ首相のイメージが強いこともあって、やっぱりショッキングだしなんだかやり切れないですね。長く権力を維持したからこそ批判も多かったのだろうけど、外交を含めこれまでの色々な映像を見ていると、やっぱりこの国にとって影響力の大きい方だったなぁと思う。それにしても、白昼堂々と大勢の公衆の面前で元総理が銃撃されるなんていうことがまさか日本で起こるとは、みたいな意見をテレビで結構見たけど、事件の映像を見ていると、これは日本が普段から安全で平和な国だからこそ可能な暗殺テロだよなぁと思う。
2022年7月1日金曜日
coloring
今週、SBF-SEMのセグメンテーション作業を始めた。自分を含め6人で180個の細胞をやることになったので、大体一人30個くらいをやることになる。まぁ、一日に一個やれば一ヶ月で終わるやん、と思っていたけど甘かったかもしれない。慣れもあるとは思うけど、一つ目の細胞は朝から夕方までやっていたのに塗り終わらなかった。やっぱりpseudostratified epithelial layerって一つ一つの細胞がかなり複雑な形状をしている。ホットスポットエリアの細胞がより複雑な形状になっているのは知っていたけど、基底膜側の突起が数も長さも想像以上に伸びていて、細胞の端から端まで含めると大体どれも200枚以上の画像に渡っている。今年はぬりえ三昧の夏になりそうだ。。。
2022年6月23日木曜日
segmentation
二週間ほど前から再開した生理研との話し合いの結果、SBF-SEMの画像データから各細胞のセグメンテーションを行うことになった。核と細胞外のエリアは、オートでも結構きれいにセグメンテーションできたようだが、細胞膜については細かい細胞突起がかなり入り組んでいるので人の目で見分けるしかない。2千枚以上ある画像全てについて手作業で塗り分けるのはちょっと現実的ではないので、とりあえずは2カ所の領域に絞ってやるのだけど、それでも全部で800枚分に渡る。生理研の方で少し試してもらった結果、3枚飛ばしくらいでも十分クリアーな三次元再構成ができそう、ということで4分の1の計200枚。この中に細胞が約180個含まれているので、5人でやるとしたら1人あたり36細胞のぬりえ。学生達と話して、まぁ1ヶ月くらいでできるよね、ということになった。たぶん、SBF-SEMでimaginal discの細胞の三次元再構成データを出すのは初になるんじゃないかな。
2022年6月21日火曜日
2022年6月19日日曜日
2022年6月15日水曜日
11/10, 9:00~11:00
11月に名古屋で開催される生化学会の演題登録は明日が締め切りということなので、今日登録を済ませた。自分は生化学会の会員ではないのだけど、とある筋から誘ってもらって、今回シンポジウムのコオーガナイザーをやらせてもらうことになった。シンポジウムのテーマは「細胞分裂の制御とその破綻による発がん」というもので、2日目の朝のセッション(11月10日 9:00-11:00)らしい。スピーカーとしてトークもする予定なので、その演題登録というわけ。もちろん今うちのラボで追っていることを紹介する予定だけど、11月の時点でどのあたりまで話せるかねぇ、と考えながらアブストラクトを書いたので、あまり細かいことまでは触れず大まかに。まぁでも久しぶりの対面でのトークになるし、倍数性コンソーシアムでお世話になっているRU博士とST博士もスピーカーとして呼んだし、ということでこれは楽しみになってきたね。
2022年6月10日金曜日
完了
今日の朝はフライデーミーティング。scRNAseq、タイムラプスライブイメージング、PIV解析、SBF-SEMとかなんとかかんとか、最近解析手法のバラエティが増えてきましたなぁ。これはなかなか素晴らしいこと。
午後は、昨日も書いていた研究成果報告書の細々したところを付け足したりして提出完了。そういえば、添付するWordファイルの様式については「2〜4ページで作成すること」という説明を見つけた。ともあれ、これで4年に渡った研究課題が終了した訳だ。後半の2年はコロナのせいで、予定していたのに出来なかったことも多い。そもそも国際共同研究のためのものだったのに、海外研究拠点としていたLAのKT博士のところへはほとんど行けなかった。まぁでもKT博士とのアイデアは今仕上げにかかっている論文でついに実を結ぼうとしているし、Invasion Hotspotはこの研究から出てきたものだし、今後の発展の基盤になったということでとても意味のある研究課題だったなぁと、報告書を書きながらしみじみ思った。
2022年6月9日木曜日
成果報告書
周りの田んぼはそろそろみんな田植えが終わって、水の中を覗くとオタマジャクシがたくさん泳ぎ始めている。毎晩聞こえてくるカエルの鳴き声は3種類ほど混じっていて、その中の一つはモリアオガエルっぽい気がするのよね。一度卵を探してみようかな。
さて、今週まずやらないといかんのは、昨年度で終了した科研費の研究成果報告書の提出。締め切りは金曜日ということで、昨日今日はその執筆にかかりっきり。成果報告書に添付するWordファイルの様式が一応あるけど、これってページ数制限とか何もないんかね。
2022年6月5日日曜日
2022年6月4日土曜日
Egr-Grnd
Epithelial monitoring through ligand-receptor segregation ensures malignant cell elimination. Science 376: 297-301.
金曜日のジャナクラで紹介した論文。モーフォメのメンバーによると、どこかの学会で発表されていたという話だったけど、自分は聞いたことがなかったのよね。やっぱりそろそろ海外の学会に戻らないとなと思う。さて、昨日も少し書いたけど、この論文の話は非常にシンプルで、なぜ細胞極性に異常が生じた上皮細胞でJNKの活性化が起こるのかを示している。
Animals have evolved mechanisms, such as cell competition, to remove dangerous or nonfunctional cells from a tissue. Tumor necrosis factor signaling can eliminate clonal malignancies from Drosophila imaginal epithelia, but why this pathway is activated in tumor cells but not normal tissue is unknown. We show that the ligand that drives elimination is present in basolateral circulation but remains latent because it is spatially segregated from its apically localized receptor. Polarity defects associated with malignant transformation cause receptor mislocalization, allowing ligand binding and subsequent apoptotic signaling. This process occurs irrespective of the neighboring cells’ genotype and is thus distinct from cell competition. Related phenomena at epithelial wound sites are required for efficient repair. This mechanism of polarized compartmentalization of ligand and receptor can generally monitor epithelial integrity to promote tissue homeostasis.
体の外側と内側を隔てるバリアーとして機能する上皮組織にとって、構造的に異常が生じた細胞は危険なので排除しなければならない。ということで、scrib、dlg、lglのmutant cellみたいなapicobasal polarityに異常が生じる細胞は健康な上皮から排除されなければならない。こういった異常な細胞を選択的に排除するシステムとしてcell competitionが知られており、cell competitionでのアポトーシスはJNK activationに依存していることが分かっている。また、上皮が物理的に傷ついたりした場合も、まず傷を受けた部分の細胞を除去して上皮の層構造を修復するために、JNK signalingが重要な働きをしていることが分かっている。ではこういう時にどうやってJNK actiavtionが起こるのかというと、リガンドであるtumor necrosis factor (TNF) のEiger (Egr) が、レセプターのGrindelwald (Grnd) に結合することによってJNK signalの活性化が引き起こされることが知られている。そしてさらに、このリガンドのEgrがどこから来るのか?ということになると、一つは、今は亡きDr. MVのラボから、こういうところに引き寄せられてくるhemocyteがEgrを出しているという報告があったり、Dr. PLのラボからは、文脈は違えどEgrはfat bodyから出てsystemic signalとしてhemolymph中にあるという報告もあったり。で、Dr. DBのラボはこの論文の前にも、fat bodyからのEgrが上皮でのJNK activationに関与していることを示す論文を出していて、Egrの出どころに関してはDr. PLと同じ見方をしている。まぁ、この論文の結果を見ると、上皮からのEgrもhemocyteからのEgrも関係していなさそうというのはクリアーだ。さて、そうなると問題は、fat bodyから来たhemolymph中のEgrがどうやってimaginal discのGrndに結合するのかということ。なぜなら、hemolymph中のEgrがアクセスできるのはimaginal discのbasal側で、Grndは上皮細胞のapical surfaceに局在しているから、普段はhemolymph中のEgrと管腔側のGrndは出会わない状態にある。この論文では、polarity defectとかwoundによって上皮層構造に擾乱が加わると、apical側にあったGrndがbasal側に露出したり、上皮層の透過性が高まったりすることによって、EgrとGrndの結合が起こるということがいくつかの実験によって示されている。
「The function of the TNF-TNFR system described here as an in vivo sensor of epithelial integrity raises the possibility that ligand-receptor segregation may be a theme general to epithelial maintenance.」ということね。
このシンプルなストーリーをScienceの論文としてまとめ上げるのは本当にすごいなぁと思う。はじめにこの論文をさらっと読んだときは、むべなるかなぁと思った程度だったけど、今一度ジャナクラ用にこの研究のバックグラウンドとかも色々と考え直しているうちに、今準備中の論文に対して沸々と湧き上がってくる思いがあった。ということで今日の午後、久しぶりにSBF-SEMの解析がどんな感じになっているか、O先生に連絡してみた。
2022年6月3日金曜日
ジャナクラ
今日はラボのジャナクラ。自分の発表の番だったので、ついこないだScienceで発表されたDr. DBラボからの論文を紹介した。上皮のpolarity-deficient cellsでJNK activationが起こるメカニズムをシンプルに分かりやすく示した論文。なのだけど、培養細胞チームの学生達はこのショウジョウバエ研究のバックグラウンドをあまり知らないだろう、ということでイントロとして、クイズを交えながらScribbleとEigerとGrindelwaldにまつわる研究の歴史をざっと話してみた。論文の内容は、また気が向いたらここでも書こうかな。
で、ジャナクラ後に新幹線に乗って三島に帰ってきた。今週末は三島でちょっと休憩。
2022年5月31日火曜日
3 + 2
昨晩、ついに申請書の提出が完了した。いやー、もうこの二週間ほど寝ても覚めてもこの申請書の内容のことばっかり考えていたのでだいぶ疲れたけど、これですっきり。今回また完全に新しいものを書いたので結構大変だったのだが、分担研究者の方々のご協力もあってすごく良いものが書けたと思う。今回のは、去年書いた基盤Bの計画書でフォーカスした多倍体化の次の段階のもの。前々から考えていたpolyploid cellが生み出すものと、先月 S が出してくれたデータが見事にマッチして今回のストーリーに繋がった。国内3チーム+アメリカ2チームの計5チームによる共同研究ということになるので、始まれば色々と楽しいことになるし、間違いなく重要な研究になるはずなのでなんとか採択されて欲しい。まぁ、これまた本当にこの先やっていきたいという計画が書けたので、万が一今回採択されなくても何としてでも推進させていきたいと思う。
2022年5月29日日曜日
2022年5月20日金曜日
FACS講習会
今週は水曜と木曜の二日間、朝から夕方までBD社主催のFACS講習会に出席。学部の共通機器のFACS Ariaを使うには、この講習会を受けていないといけないということもあるし、自分でちゃんとセルソーターを使えるように一度しっかりとトレーニングを受けたいということもあって予約していた。FACSは今までに何度も使っているのだけど、実際にはいつもFACSをよく使っている人に頼んでやってもらっていて、その操作を横で見ているという感じだった。どういう仕組みで何を見ているのかということは大体理解していたつもりだったけど、今回の講習会では原理から全てきっちりと教えてもらって非常に勉強になった。もちろん講習のメインは使い方で、分厚いマニュアルを見ながら細かい初期設定とかいろんな部分の調整方法とか正確なデータの出し方とかいろんなソートのやり方とか、丸二日かけて一通りのことを習った。まぁこれで、マニュアルを見ながらなら一人でもできるかな、という感じになったけど、それと同時に、なんでこんなにややこしいねん、と思わせるほど考えなければいけない操作が多い。他社製のセルソーターではもっと手順が自動化されているものもあるけど、ここまで細かい設定や操作を自分でしなければいけないようになっているということは、逆にこれらのことをちゃんと理解していれば、解析の細かい部分を全て自分でコントロールできるからということなんだろう。
2022年5月16日月曜日
Grindelwald
月曜日、今日は朝からコンフォーカル解析。先々週、コペンハーゲンのDr. JCが送ってくれたグリンデルワルドの抗体を早速使ってwild typeのimaginal discを染色してみたので、その確認。いやぁ、この抗体は素晴らしい。シグナルがめっちゃ綺麗にapical側に局在していた。で、肝心のinvasion hotspotでこの局在がどうなっているか、丹念にスキャンしてみたのだが、どうやらapical localizationに乱れはなさそうだった。これはちょっと予想外なんだけども、どちらにせよこれは今仕上げようとしている論文の重要なデータになる。
2022年5月14日土曜日
2022年5月13日金曜日
multitasking
今日の朝はちょっと久しぶりのフライデーミーティング。ロイが撮った16時間に及ぶtumor cloneのタイムラプスに皆んなで見入った。invasiveなやつらは本当にダイナミックに動き回っとるので、何らかの方法で各々の細胞の動きをトレースしたりしないといけないかな。で、午後からはジャナクラに参加しながら、もう一つの画面で先進ゲノム支援の説明会を見ながら、さらにもう一つの画面で夕方に予定していたSI博士とのミーティング用のスライドを作りながらさらに、みたいなマルチタスク状態。ということで、夕方にSI博士と申請書作成に向けての大事なミーティング。とりあえずお互い持っている素材をテーブルに並べてみたので、あとは今考えているコンセプトに当てはめていく感じ。来週が山場になるかな。その後ようやくフライルームで大相撲観戦しながら一息ついて、Iさんに頼まれていたホワイトピューパコレクトをしながら抗体染色の続き。結構仕事した感がある金曜日。
2022年5月12日木曜日
K92 club
昨晩は、大学の研究者4人で医学部のすぐ近くにある料理屋に集まって意見交換会。久しぶりの同年代仲間の飲み会ということで、皆んなの近況と方向性について色々と議論することができてかなり楽しかった。そんなわけで、今朝はまだちょいと二日酔い気味だったけど、早朝からアメリカのグループとこれまた久しぶりのミーティング。この一ヶ月ほどの間、画像解析とモデリングのチームがかなり頑張っていたようで、色々と進捗を教えてもらった。これはもうそろそろ論文として発表できそうになってきたな、という感じ。
2022年5月9日月曜日
五月場所二日目
今日はなんだか体が重いのは連休明けだからかと思ったけど、これはたぶん低気圧のせいやね。もうそろそろ梅雨になるんかなぁ。そんなことで今日はあんまり執筆には集中できなかったけど、夕方は大相撲中継を見ながら先週できなかった継代作業。なんだか今場所も荒れそうな感じがありますなぁ。連休前に仕込んでおいたハエ達のかけ合わせはいい感じで、この数ヶ月間に渡るかけ合わせの最終目的の遺伝子型のハエがいよいよ今週出てくるはず。これが完成したら、できることがまた大きく広がる。
2022年5月8日日曜日
GW6
今日でゴールデンウィークは終わり。ということで、夕方に三島を出て京都に帰ってきた。なんか京都の方がだいぶ気温が低いな。この連休中に家の周りの田んぼに水が張られたようで、蛙の声が聞こえてくるけどまだそれほど多くはない。今晩はちょっと冷え込んでいるからかな。
2022年5月7日土曜日
GW5
今日は子供達がなんやかんやと用事があって出かけたりしていたので、自分は家でゆっくり調べものをしたり、先月の特別講義に関する学生達のレポートを読んだり。ということで、自分だけ暇だったので、今晩も家族の晩御飯を作った。今日のメインはピーマンの肉詰め。自分で言うのもなんやけど、めっちゃ美味かった。
2022年5月6日金曜日
GW4
今日は平日ということで有休にしていたのだけど、抗体がラボに届いたという連絡を受けて指示を出したり、それ用の二次抗体を注文したり、何人かにメールを書いたり、夕方には一件オンラインの面接にも出席したりと結構仕事をしていた。で、さらに今日は家族のために夕飯を作って食べてから、下の子を連れて映画館のレイトショーで「Morbius」を観てきた。モービウス、予想以上に凄かった。始めから終わりまでエキサイティングで映像の迫力がスゴイし怖い!そして意外にも結構Biologyしててナイスだった。うーむ、素晴らしかったなぁ。やっぱり吸血鬼というのは魅力的なホラーやねぇ。
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