2011年6月3日金曜日

グンちゃん大興奮

先週の金曜日にジョイントラボミーティングでfollicleのほうの研究内容を発表した。まぁさほどクリティカルなサジェスションは得られなかったのだが、なかなかの反響を得たと思う。中でもウチの新しいポスドク、グンちゃんがあるデータに関してエライ興奮してしまったようだ。このグンちゃんが大興奮したデータとそれを基にした仮説はもうだいぶ前から持っているもので、去年の論文にこそその記述は含めなかったものの学会では何回か発表している。この仮説が正しいとするならば、一つ非常に重要な未知の分子があるはずなのだ。グンちゃんはこのデータと仮説を聞いた瞬間からこの未知の分子を見つけるためのgenetic screeningを発表中ずっと考えていたんだそうだ。ミーティング終了後、グンちゃんが鼻息荒く詰め寄ってきて「是非genetic screeningのアイデアをデスカッションしたいんだけど」と言うのでその後一時間ほど二人で話し合った。実はこの分子を見つけるためのスクリーニングは今までに何度も考えたことがあって、そのたびに完璧な実験をデザインすることができなかったのだが、グンちゃんと話し合っているうちに究極にシンプルなgenetic schemeを思いついてしまった。うーむ、なんで今までこれを思いつかんかったんだろうか、と言うほど簡単なシステム。やっぱりデスカッション出来る相手がいるとアイデアも効果的にインプルーブされるもんだということを痛感。で、もちろんグンちゃんはこのアイデアにさらに大興奮。なんかグンちゃんの勢いにつられてだんだん自分もその気になってきた。でもどのシリーズをスクリーンするかが問題なんやけど。

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