2011年6月7日火曜日

見晴らし

昨日のハードワークがたたって今日はなんやら体が疲れている。
最近頭の中はfollicleの方の仕事に集中していたのだが、だんだんと随分前に発見してもう忘れそうになっていたような過去のデータに近づいて来つつある。これらいくらかの過去のデータは、ある変異体について始めにその基本的なフェノタイプを知るために色々と試した抗体染色の結果で、もう三年から四年前のもの。ほとんどお蔵入りになりかけていたデータなのだが、最近出た実験結果の意味を考えているうちにふとこれらの古いデータが浮かび上がってきたのだ。あの頃は、ただ単にそのgenetic pathwayのactivityがmutant clone内で変化しているという直接的なことだけしか理解できず、その本当に意味するところが見えていなかったのだが、ここにきてそれらが新しいデータとともにつながりだしたという感じ。もちろん悪い感じではない。こんな前のデータが視界に入ってきたということは、見晴らしが開けるまでもう少しのところまで来ているんじゃないかという気がする。たぶんあと少し。

0 件のコメント:

コメントを投稿