2011年4月18日月曜日

St. George Sound

昨日日曜日は朝からマイクと今シーズン初の海釣りに行ってきた。金曜日の夜に雨が降ったのでいつものSt. Marksは川からの水で淀んでいるだろうということで、今回はもう少し西まで走ってDog Islandの対岸辺りからSt. George Soundへカヌーを漕ぎだした。昼前頃からキャスティングを始めて、何回か強烈な当たりがあったけど残念ながらどれも大きなナマズだったのでリリース。でもいつもながら力が強い大ナマズとの格闘は楽しい。その後少しの間当たりがなかったので波がほとんどない静かな海の上で二人でゆっくりとビールを飲みながらキャスティングを続けていたら、どこからかプシューという音が近づいてきた。いつの間にかイルカの群れが周りに現れていたのだった。たくさんのイルカがカヌーのすぐ近くまで来てゆっくりと泳いでいく。どうやら彼らも昼御飯の魚を探しに来ているようだった。イルカの群れが去っていった頃から、二人ともどんどんシートラウトが当たり始めた。結局その辺りで漂流しながら4時頃まで釣っていただろうか。結局キープしたのはシートラウト6匹。タラハシーに戻ってから早速マイクにさばいてもらって晩御飯のおかずに。やっぱり新鮮な魚は旨い。

2011年4月14日木曜日

Exciting AI

今シーズンのAmerican Idolはなんだかスゴイ。先週、今週と、(自分にとってはだけど)意外な人が落ちた。まぁ今日のボトムスリーは予想通りだったけど、ポールが落ちるとは思っていなかった。たぶん、アメリカ国民も皆この結果には驚いているんじゃなかろうか。というか、自分もそうだが、みんな誰に投票したらいいのかよく分からないんじゃないのかね?そう思うくらい今週の8人はほとんどみんな素晴らしいパフォーマンスだったし、一人一人本当にシンガーとしての個性がある。サイモンがいてたらどんなコメントしてたんだろう。でもサイモンの代わりにスティーブンが入ったからこそ、なんやらコンペティション自体の雰囲気がいつになくハッピーな感じなのかもしれんな。三週くらい前だったか、意外にもケイシーが最下位になってレスキューされるということもあったし、今回は本当に誰が落ちていくのかよく分からない。逆に言えば誰が今年のAmerican Idolになるのか全く想像がつかない訳で、なんともエキサイティング。いやーそれにしても昨日のラスト、ジェイムズのステージにザックワイルドが出てきたのにはビックリした。やっぱしザックは超カッコイー。でもあそこでザックを使うのは反則なんじゃないんですか?まぁ、自分は久しぶりにザックのプレイが見られて楽しかったけど。

2011年4月12日火曜日

IKNM in D.m. and N.v.

先号のCurrent BiologyにStowersのDr. MGラボから楽しい論文が出てきた。

Interkinetic Nuclear Migration Is a Broadly Conserved Feature of Cell Division in Pseudostratified Epithelia
Animal development requires tight integration between the processes of proliferative growth and epithelial morphogenesis, both of which play out at the level of individual cells.  In this respect, not only must polarized epithelial cells assume complex morphologies, these distinct forms must be radically and repeatedly transformed to permit mitosis.  A dramatic illustration of this integration between epithelial morphogenesis and cell proliferation is interkinetic nuclear migration (IKNM), wherein the nuclei of pseudostratified epithelial cells translocate to the apical epithelial surface to execute cell division.  IKNM is widely considered a hallmark of pseudostratified vertebrate neuroepithelia, and prior investigations have proposed both actomyosin- and microtubule-dependent mechanisms for apical localization of the mitotic nucleus.  Here, using comparative functional analysis in arthropod and cnidarian systems (Drosophila melanogaster and Nematostella vectensis), we show that actomyosin-dependent IKNM is likely to be a general feature of mitosis in pseudostratified epithelia throughout Eumetazoa.  Furthermore, our studies suggest a mechanistic link between IKNM and the fundamental process of mitotic cell rounding.

Interkinetic Nuclear Migration(IKNM)というのは非常にオモシロイけったいな現象だと思う、ということは以前にも書いたことがある。脊椎動物のneuroepitheliumで主に研究されてきた現象だが、同じpseudostratified epitheliumであるDrosophilaのimaginal discにおいては誰もコレを研究していないようだったので、自分がなんかやったろうかいな、とか思っていたところ、去年のFly MeetingでDr. MGがwing discにおけるIKNMについて発表していて驚いたのだった。あのときDr. MGは、「まだ“descriptive”な研究なんだけどね、へへ」とか謙遜していたけど、やっぱりオモシロイですな。
ところでこの論文において、IKNMはBilateriaだけでなくEumetazoaのpseudostratified epitheliaにおいて一般に見られる現象である、ということを言うためにNematostellaを使っているところが自分にとってはなんというかウレシイ驚きだった。というのも、このNematostella vectensisという生き物(イソギンチャクの仲間)が自分にとってはちょっとなじみのあるヤツで、PhDを取ってポスドク先を探していたとき、mesodermやgastrulationの進化を研究したいがためにNematostellaを使っているドイツのラボにわざわざ面接しに行ったことがあるのでした。
で、メカニズムの話はおいといて、やっぱりこの現象の生物学的意味というものに興味がわく訳ですが、

The deep evolutionary conservation of IKNM-like mitotic behavior throughout Eumetazoa suggests the existence of strong constraints on the mechanism of cell division in pseudostratified epithelia.  We favor a model wherein IKNM is required to restrict cell divisions to the plane of the apical junctions, thereby ensuring continuous monolayer integrity of proliferating epithelial sheets.

と、締めくくられているように、わざわざ核をapical側表面に持ってきて分裂するというこの一見面倒くさそうなシステムがこれだけ進化的に保存されているということはそれだけ重要な意味がある訳で、それはつまり細胞分裂時においても体内と体外を隔てる上皮細胞層の緊密性を維持するためなんだろうということ。でも、それなら別にapical側でなくてもエエんとちゃうのん?とも思ってしまうけどなぁ。

2011年4月11日月曜日

ニッキー

先週の金曜日にニッキーのhonors thesisのdefense(卒論発表会)があった。二年ほどもラボにいたのにほとんどデータを持っていないので、コレどうすんねん、と思っていたのだが、とりあえず自分があげた予備実験のデータにこの三週間でやったいくつかの実験結果を足して発表はなんとかかんとか形になったという感じ。一応defenseもパスできたらしい。といってもまぁ、アンダーグラジュエイトのdefenseなんて普通はやればパスできるようなもんなんだそうで、ダメだった例なんてないんだとか。まぁこれで彼はhonor studentとして卒業できるし、こちらもこれ以上彼のことで頭を悩ませる必要はないからイイのだけど、実は発表会の前日の晩に彼が作った発表スライドを見てあげた時、彼が尋ねてきた色々な質問に大きなショックを受けてしまったのだった。というのも質問のほとんどがコンセプチュアルなものではなくて、実験テクニックに対する基本的な質問だったから。「FRT40Aの40Aってなんなの?」って聞かれた時には笑ってしまった。抗体染色のことも良く理解していない様子だったし、enhancer trap lineとかFlip-out Gal4なんて何も分かっていない感じだった。結局彼はfly geneticsにおける実験の基礎的なことをなーんにも理解していなかったのだ。なるほど、だから実験をさせても毎回失敗していた訳だ、と納得した。とは言っても、当然こういった基礎的なことは今までに何回も教えたはずだし、たいがいの学生達はラボに来て始めの一ヶ月くらいでこういったことは大体学ぶし、もし理解できなくてもちゃんと質問しているように思う。彼は研究に対しての興味は結構持っていたと思うんやけどなぁ。まぁ、やっぱりいろんなタイプの学生がいるんやなぁ、とこちらも勉強になりましたわ。

さて、そして今朝はボスと毎週恒例のミーティング。論文に必要な実験の話をしているうちにだんだんとディープなデスカッションになってきて、結局一時間半も話していた。その中でボスがふと思いついた新しいアイデアはなかなか鋭いもので、二人でエライ盛り上がってしまった。このアイデアは今までに使っているテクニックで案外簡単に確かめることが出来るかも。しかももし当たっていれば、これはブレイクスルーになり得る。今後三ヶ月間ほどは三本の論文を仕上げるために全力を注ぐつもりだけども、このアイデアは片手間に試す価値はあるな。ということで、早速それ用のハエを作ろうっと。

2011年4月7日木曜日

ビッグウェーブ

学会から帰ってきてからボスと今後の方向性について話したのだが、やはり学会で発表したfollicle cellのデータはなるべく早いうちに論文にしてしまおうということになった。そしてもちろん、少し前に話していたSSTの論文第一弾も早めに出してしまいたいことに変わりはない。それらに加えてもう一つ、レビュー論文も書くことになったのだが、このレビューの締め切りは7月末頃。で、一応今のところ7月末頃までにこれら3本の論文を全てサブミットすることを目標にしようという話になった。4ヶ月ほどで3本はかなりキツイのは間違いない。。。さぁこのビッグウェーブを乗り切ることができるんだろうか。。。

Patrol

二人で近所をパトロール。

2011年4月5日火曜日

Old Town

学会期間中、ドンちゃんがどうしても観光に行きたいと駄々をこねるので、土曜日の夕方に二人でOld Townを見物しに行ってきた。異国情緒漂う通りに立ち並ぶメキシカンレストランをスルーして、ふと見つけた良さげなイタリアンレストランに入って本日のスペシャルシーフードパスタを注文したら、これが絶品だった。このパスタのためだけにでも行った甲斐があったと思ったくらい。

2011年4月4日月曜日

学会終了

昨日の夜サンディエゴから帰ってきたのだが、今回はなんやらえらい疲れた。。。ブログを書こうとも思っていたのだが、なんやかんやでほぼ毎晩12時頃まで活動していたので毎晩部屋に帰ってきたらもう疲れ果てていて書く気になれなかった。まぁでもそれだけオモシロイものをたくさん見て、友達をたくさん作ることが出来たということでもあり、自分にとっては非常に実りのある学会となったことは確か。ポスターセッションでも毎日結構な数の人達が聞きに来てくれて、皆口々にfollicle cellのデータをオモシロイと言ってくれた。誰もが興味を持ってくれた部分はまだプレマチュアな結果なので今後さらに慎重に見ていかなければならないのだが、このみんなの反応は実は自分が想像していたものよりも随分と大きかったので結構勇気づけられた感じはあるかな。
さて、そして今回のメインイベントはなんといっても三日目の午後にあったcell competitionのワークショップだった。これがいろんな意味でドエライエキサイティングなワークショップになった。実は前日のランチタイムでもDr. EMとTI博士の激論に同席していたので、当日どういうことが起こるのかはある程度予想していたのだが、やはり本番での面白さは予想以上だった。前日に急遽発表することになったグラスゴーのDr. MVも含めてスピーカー7人の発表内容がどれも面白かったのは言うに及ばず、皆それぞれがcell competitionのメカニズムに対する独自の仮説とそれを裏付ける実験結果を持っている訳で、臆することなく他の人の仮説に相反するデータをも出してくる。中でも今後論争の的となりそうなのは、competitionにおいてloser cellはwinner cellによるengulfmentによって殺されているのか?そして本当にそれがloser cellを排除するためのメインのシステムなんだろうか?というところだろう。もちろん他の点に関しても、異なるmutantや異なるtissueであれば違うメカニズムがあるのか?もしくは共通のメカニズムは何なのか?というようなことは今後どんどん議論が盛り上がっていくことだろう。ワークショップはこうあるべきだと思うし、こうして議論が活性化されることはこの分野にとって非常に良いことだと思うのだが、自分がオーガナイザーを務めるワークショップで招待した他のスピーカーの論文を公然と攻撃したDr. EMのやり方は少々問題があったようにも思う。
cell competitionをメインで研究しているラボはまだそれほど多くはない訳だが、それでもそれぞれが皆これだけ真剣に自分たちのオリジナルな仮説を追求し、お互い熱く議論する場に居合わせたことで、このフィールドが今まさに成長し始めているのを肌で感じることが出来た。来年からもこのワークショップを続けることが出来ればと思う。きっとここから何か新しいコンセプトが生まれてくるのだろう。
そんなことで学会は終了。今この昂った気持ちのままで次の実験を考えていかなければ。

2011年3月30日水曜日

San Diego到着

サンディエゴに到着。なんかフロリダより暑い気がする。会場のホテルはエライ広い敷地内にたくさんの建物があってちょっと分かりにくい。ドンちゃんと昼御飯を食べた後で会場内を歩き回ってやっとこさRegistrationカウンターを見つけて列に並んでいたら、早速ダートマスの時のボス、アルバートに遭遇。さらにその直後に、これまたダートマスのラボで一緒だったジャスティンにも偶然会えた。アルバートは去年のFly Meetingでも会ったけど、ジャスティンとは約五年ぶりか。うーむ、なんやらテンションが上がってきました。今日はこの後、オープニングセッションとレセプションパーティです。

2011年3月29日火曜日

明日からSan Diego

さて、発表用ポスターの印刷も終わって、いよいよ明日の朝からドンちゃんと二人でサンディエゴへ向かう。今回からFly Meetingでも、オンラインで自分の興味がありそうな発表を検索して自分用のスケジュールを作ることができる「Abstract Search and Program Planner」という機能が学会ホームページに設置されていたので、とりあえず面白そうなのをどんどん自分のスケジュールに入れていたら早くも登録した演題数が72にもなってしまった。これを全部見てまわるのは不可能だろうから、とりあえずアブストラクトをざっと読んで必ず聞くべきものを選ばなきゃいかん。アトランタからサンディエゴまでのフライトは5時間ほどもあるので飛行機の中で読むことにしよう。とか思っていたら、午後に実験医学から原稿の校正刷りが送られてきた。FAXによる校正の締め切りが4月1日ということだったので、大急ぎで校正して事務が閉まる5時半ギリギリに事務に滑り込んでFAXで原稿を送った。で、さらに帰り際にアリスンとレクシーに今週やるべきことを伝えておいたのでこれで全てオーケーかな。あとは荷造りだけ。

2011年3月28日月曜日

少年

よく女の子に間違えられるソウシロだけども、最近はもう赤ちゃんではなくて小さな少年という感じになってきたと思う。

friend

2011年3月26日土曜日

募金活動

今日はダウンタウンの公園で毎週土曜日に行われているマーケットに場所を借りて、日本人コミュニティーによる東北地方太平洋沖地震の支援のための募金活動第一弾が行われたので朝から参加してきました。
親切なアメリカ人の方々から本当にたくさんの応援メッセージと募金を頂きました。
来週の火曜日、29日には午後7時半からFSU構内で「Candlelight Vigil for Japan」という追悼集会が催されます。

2011年3月23日水曜日

第一シリーズ

アリスンが進めているgenetic screeningの第一シリーズ、計70ラインの解析が終了。ヒットは4ライン。その他にも2ラインでなかなかシブイ細胞の挙動が観察できた。やっぱりこのスクリーニングはなかなかイケテルかも。これら数ラインについてはもちろんセカンドスクリーニングをしなければならないのだけども、ヒットした4ライン中2ラインづつがどうやら同じタイプのタンパクのようなのでなかなかオモシロイ結果と言えるだろう。今日ドンちゃんがさらに250ラインほど追加で注文したはずなので今手元に残っている150ラインほどを早くやってしまわないといかんのだが、アリスンはこの第一シリーズで実験のプロセスに慣れただろうし、今日からはレクシーも参加し始めたので今後もう少しスピードアップを期待できるかな。夕方ラボをのぞきに行ったら、アリスンがレクシーに教えながら二人で和気あいあいとハエをかけ合わせていた。

2011年3月21日月曜日

スペイン語教室

最近ロウチビは友達のコリのお母さん、ペルー人のロイダが始めた毎週土曜日のスペイン語教室に通い始めた。教室と言ってもロイダの家の中で、一昨日は子供二人だけ。なかなか面白かったので自分も横で一時間じーっとロイダの授業を聞いていたのだが、今までスペイン語を勉強したことが全くないので結構たくさんの発見があった。まず一番驚いたのは、発音が日本語に似ていること。始めにスペイン語の5つの母音を紹介してくれたのだけど、なんとa、e、i、o、u、の5つだけなんだそうだ。英語のようにそれぞれにいろんな発音の仕方がある訳ではない。ということは、これは順番が違うだけで日本語のアイウエオと全く一緒?しかも英語のような無声子音があんまり入らないためか単語も結構覚えやすいように感じた。英語ってもしかしてかなり発音が複雑な言語の一つなんだろうかね。ロイダも以前からウチらのしゃべる日本語がスペイン語に似ていると感じていたんだとか。今後もロウチビと一緒にロイダの授業を受けていれば自分も少しスペイン語が話せるようになるかもなぁ、と思うとちょっと楽しくなってきた。

2011年3月18日金曜日

Honors

アンダーグラジュエイトのアリスンがラボに来始めてから早二ヶ月、そして二人目のレクシーが話をしにきたのがもう一ヶ月ほど前になる。そしてその後さらにもう一人、うちのラボで研究をしたいと言っていたアニャも一昨日もう一度ボスのところへ話をしに来て、結局自分が彼女の面倒を見ることになった。ちょっと前まで自分が指導していた学生は男ばっかりだったのに、今年に入って毎月一人ずつ女の子が増えてついにこれからギャル三人体制。ちなみにボスによると、この三人目のアニャはただのDISではなくて、Honors In The Major Programという何やらたいそうなものを希望しているんだそうだ。
「へ?オナーズってソレなんなの?DISとはまた違うの?」とボスに聞いてみたところ、
「Honors Programの学生はちゃんとした自分のプロジェクトを持って研究して、honors thesisという所謂卒論を書いてさらにcommittee memberの先生方を前にしたdefense(卒論発表会)をパスしなければならないの。ナタリアがそうだったでしょ?」なんだと。
そういえば今まで指導してきたDISの学生達の中で唯一ナタリアだけがそういうことをしていたなぁ、と思い出してようやく合点がいった。
「ほほう、なるほどなるほど。つまりDISよりも高いレベルの研究を要求されるということですな。」と言ったところでボスが、
「ちなみにこの春卒業するニッキーもHonorsだよね?」と。。。
「エェ!マジで?そんなん聞いてないけど。。。」と言ったものの、そう言われれば少し前にニッキーが、今月だか来月だかにthesisを書いてpresentationもしなきゃいけないんだけど、みたいなことをぶつぶつ言っていたことを思い出した。ところがえらいことにニッキーは今のところ結果らしい結果をほとんど持っていない。タイミングよく今日のラボミーティングはニッキーの発表の番だったのだが、やはり彼が発表したのは仮説とそれに対する実験計画だけ。で、ラボミーティングの後に聞いてみたら、論文の締め切りは来週末で発表会は4月8日なんだそうだ。。。なんともはや、それはちょっと不可能なんじゃないのかなぁ。もっと早くにきちんと説明しておいてくれればもう少しなんとかしてやることも出来たかもしれんが。さぁ、どうしたものか。

2011年3月17日木曜日

Workshop in San Diego

さて、この大変な最中に日本からどれくらいの方々が参加されるのか見当がつきませんが、San Diegoで開催される今年のFly Meetingが二週間後に迫ってきました。ということで、ワークショップの告知です。今回は三日目(金曜日)の午後に、うちのボスが神戸のTI博士とベルンのDr. EMと一緒に「Cell Competition」というワークショップを以下のような趣旨でオーガナイズします。

During their lifetime, cells of multicellular animals can suffer insults (mutations, transient errors, infections, oxidative damage) that may compromise their fitness.  In Drosophila the process of "cell competition" that seems to recognize and eliminate less adapted or weaker cells of developmental primordia, ensuring that viable but suboptimal cells do not accumulate during development or ageing.  How groups of cells compare their relative fitness levels and decide which cell will remain in the tissue ("winner cell") and which cell will be eliminated ("loser cell") will be the main topic of the workshop.

今これを見て気付いたけど、Dr. EMはいつの間にマドリッドからベルンに移ったんだろうか?

2011年3月14日月曜日

少しでも

今回の東北地方太平洋沖地震で被災された方々、またその御家族の皆様に心からのお見舞いを申し上げます。
こちらアメリカでも連日トップニュースで日本のことが報じられており、アメリカの方々も皆心配して日本のこと家族のことを聞いてくれます。USTREAMでNHKなど日本のテレビのニュースのライブストリーミングが行われているので金曜日の朝から見続けていますが、今現実に日本で起こっていることとにわかには信じられないほどのあまりの大きな被害にただただ呆然として考え込むばかりです。ただ、ニュースを見続けながら、遠くにいる自分達に何が出来るのかを考えようとしています。
以前に笹川科学研究助成を頂いていた日本財団から緊急メールが来たので、私はまずこちらを利用して義援金を送りました。


Tallahasseeの日本人コミュニティーでも募金活動が開始されるようです。
今回の地震被害に対する義援金の情報は以下のウェブサイトでも得ることが出来ます。


遠くにいても、日本人として日本を応援するために、少しでも出来ることを考えていきたいと思う。

2011年3月10日木曜日

チャータースクール

アメリカでも日本と同じように小学校の校区が決められており、子供達は住んでいる校区にある小学校のキンダーガーテンへと入学することになる(キンダーガーテンは小学校に付属している)。ところがアメリカでは一つの町の中でも貧困層が住む地域と富裕層が住む地域がきっちりと分かれていることもあり、小学校によって学力の差が歴然としている。実はうちのすぐ近くに小学校があるのでうちの子もココへ通えば非常に便利だし、もちろんココがうちの校区の小学校ということになる訳だが、この校区にはかなり貧困層の地域が含まれているためか学力が低い上になんだかガラもあまりよろしくない。日本のように私立の小学校もあるのだが、当然私立は授業料が高い。じゃあどうするかというと、チャータースクールというものがある。最近アメリカではこのチャータースクールというものが随分増えてきているらしい。どういうのものかというと、

米国で1992年に誕生した新しいタイプの公立学校。子供たちの学力向上を目指して、学校の創意工夫を引き出そうとする教育改革の中から生まれた。親や教員、地域の団体などが自分たちの理想とする教育計画を地方教育委員会に提出し、同計画が認可されれば、公費によって学校を運営することができる。ただし、認可は期限付き。チャーターとは認可された計画のこと。(コトバンクより抜粋)

実はこのTallahasseeにもチャータースクールの小学校が3校あるのだが、どこもなかなかの人気で限られた定員に毎年かなりの数の応募があるらしく、抽選に当たらないと入れないということになる。人種の多様性を維持するためにマイノリティーは選ばれやすいという噂は聞いていたのだが名目上は100%抽選ということになっているし、うちが応募したチャータースクールもこのところ非常に人気がある学校のようで、今年も20人ほどの枠にかなりの応募が殺到したという話を聞いていたこともあり、あまり期待はしていなかったのだが、昨日その学校から抽選に当たりましたよという連絡をもらった。もしはずれていたらどうしようということについては結構頭を悩ませていたのでほっとした。
日本の第二次ベビーブーム世代として所謂マンモス校で小中学校時代を過ごした自分から見ると、このような少人数制で独自の教育コンセプトを持った学校というものは自分の経験とは程遠く、理論的にはその良さを理解できても実感としてはなんだかよく分かっていなかったりするのだが、なんだか自分も楽しみになってきた。まぁいずれにせよよかったよかった。

2011年3月9日水曜日

Hallmarks of Cancer

先日Cellから「Hallmarks of Cancer Special Review」という題名のメールアラートが来た。それによると、

The review article by Douglas Hanahan of École Polytechnique Fédérale in Switzerland and Robert Weinberg of the Whitehead Institute for Biomedical Research appearing in the March 4th print issue of Cell, updates and expands on the authors' classic review, "Hallmarks of Cancer," the most cited Cell article of all time. 
As the new work details, much has been revealed in the last decade about the molecular and genetic underpinnings of the six original hallmarks of cancer and the authors have synthesized the vast literature to produce a next-generation view of the features that are shared amongst all cancer cells. 
The authors also introduce two enabling hallmarks - genomic instability and inflammation - and two emerging hallmarks - evasion of the immune system and reprogrammed energy metabolism.

ということなんだそうだ。「The Hallmarks of Cancer」という前のバージョンが出たのは2000年なので11年ぶりのアップデートということになる。この10年でこの分野では膨大な発見があったはずなのでどれぐらい前のバージョンから変わっているのか楽しみだ。しかし、前のバージョンがCellの中でも最も引用された論文だとは知らなかったな。まぁそれだけガン研究者が多いということか。

2011年3月8日火曜日

Tax Return 2010

本日Tax Returnの手続き完了。なんか今年は今までで一番還付金の額が大きいのでなんでかなと思ったら、去年ソウシロが生まれたからか。子供一人につき1000ドル返ってきます。しかし毎年思うけど、メンドクサイシステムですな。

2011年3月7日月曜日

戦略変更

先週ボスはNYのDr. NBのとこへトークをしに行っていたのだが、ラボに帰ってくるなりエライ勢いで矢継ぎ早に実験結果に対する質問を浴びせてきた。たぶん結構な厳しい質問をたくさんもらったんだろう。まぁそれはいいとして、一つ重要な情報をもらってきたらしい。どうやら今自分がやっているSSTプロジェクトと似たようなことをある有名ビッグラボがやっている可能性があると言うのだ。これは大変なことになったと。。。まぁ、SSTの現象自体は今までに出た論文の中でもさらりと言及されているのを見たことがあったので、同じ分野でこの現象に気付いている人は意外と多いのではないかと思う。ただ、今自分が持っているこの現象を説明するためのデータはたぶん誰も持っていないだろうと思っているのでそれほど焦りはしないのだが、論文を投稿する上でこの現象を違う角度から説明する論文を先に出されてしまうと何かと面倒なことになる可能性が出てくるのは確か。そういう訳で、少し前にボスと話していた、後半部分を先に発表しようという戦略を考え直して、向こうのラボが出してきそうなデータを先に論文にしてしまおうという攻めの戦略に変更することになった。論文を書く上でこういう競争相手との駆け引きを考えたやり方はあまりしたくないのだけども致し方ないだろう。こういう噂が出てくるということは向こうはもうだいぶ論文発表の段階に近いと想像できるのだが、勝負に出るしかないか。

約束通り

昨日の午後、約束通りロウチビを学校に連れてきてあげた。オフィスでお菓子を食べて、ラボでは顕微鏡でハエを観察して、外に出てたくさんお花を摘んで、ひとしきり楽しんでくれた様子。

2011年3月4日金曜日

KS博士送別会

今月末にKS博士が日本に帰国することになった。ということで昨晩は、いつものChina Delightでいつもの日本人ポスドクメンバーで送別会を開いた。一年ほど前まではこの生物系ポスドクの会には5人いたのだけど、今はもう3人。5人の時は丸ごと一匹の北京ダックが少なく感じたけど、昨日は結構腹にこたえたことで人数が減ったことを実感。もちろんいつものように旨かったけど。しかしKS博士が帰国してしまうと、これでついにST博士と自分の二人だけになってしまうことになった。だんだんと少なくなっていくのはやっぱり寂しいですなぁ。インタビューで初めてこの町に来た五年前の真夏の日にこの町で初めて会った日本人がKS博士だった。KS博士の奥さんとは祭りのステージやレストランで随分とたくさんのライブ演奏をやったもんだ。KS博士の方が先にこの町を出ることになるとはなぁ。。。
ともあれ、KS博士と御家族皆様の日本での益々の御活躍を期待しております。

2011年3月2日水曜日

ドーナツタイム

今朝はプレスクールで、「お父さんと過ごすドーナツタイム」なる催しがあったので行って来た。子供と一緒にドーナツを食べながら他のDad達とひとしきり喋った後で、子供達の「I love D A D!」の歌を聴いてDad達は大喜び。帰り際に、廊下に飾られていた「My dad is special!  Because,,,」という題名で子供達が書いた絵と文章が面白かったので見入ってしまった。「朝起きるとテレビのスイッチを入れるから」とかいうファニーなものから、「一緒に遊んでくれるから」とか「オモチャを買ってくれたから」とかいうものが多い中でロウチビはなんて書いたんだろうとちょっとドキドキしながら探してみたら、ロウチビは「Because,,, I get to go to his school!」なんだそうだ。そういや最近もしょっちゅう一緒にラボに行きたいと言っていたな。ソウシロが生まれる前は時々週末に一緒にラボに行って顕微鏡を覗かせてあげたりオフィスで遊んだりしたことがあったのだけど、それが随分楽しかったのだろうか。今週末あたりまた連れてきてあげないといかんな。

2011年3月1日火曜日

個人面談

昨日の朝、ボスに呼ばれてボスの部屋で1時間半ほどデスカッションした。去年ボスがサバチカルに出る前までは、毎週ラボミーティング以外にも何人かのラボメンバーとボスによるグループミーティングをしていたのだが、ボスがサバチカルから帰ってきてからはそのグループミーティングをしていなかった。そろそろまた始めようかということで、今後はグループではなくて個人面談を毎週月曜の朝にやろうということになった。今いくつかのプロジェクトを持っているのでそのそれぞれについてしっかり話し合うためには個人面談の方が良いと思うのだが、昨日はそれ以外にもラボの学生達一人一人のことについて随分色々と話した。自分が指導しているアンダーグラジュエイト達のことだけではなくて、他の学生達のことについても。各大学院生達に対して自分が持っている印象とボスが考えていることや心配していることは意外と違っていたりしてなかなか面白かった。実験のことだけではなくて、PIとしてラボを運営する上でのいわゆるヒューマンマネージメントのことも今後もっと話していければと思う。

今月号のDGD

毎週金曜日にPubMedからいろんなキーワードの検索結果をメールで送ってもらえるようにしているのだけど、先週来たメールの中に珍しくDGDの論文が多いことに気付いた。今月号のDGDはアポトーシス特集かなんかなのか。読んでみたいオモシロそうな論文がたくさんある。

2011年2月28日月曜日

写真撮影会

昨日日曜日はよく晴れていたので午前中にDorothy Oven Park、そして午後からはMaclay Gardenへと公園をはしごして写真撮影会をした。どちらの公園でもたくさんの花が咲き乱れていて気持ちよかったのだけど、散歩しているだけで汗ばんでくるほどの陽気。あぁもう本当にそろそろ夏なんだなぁと思った。

2011年2月25日金曜日

ちょっとスッキリ

今日の午後、ようやく日本語総説の原稿を日本に送った。ようやくと言ってもまだ締め切り三日前なので自分にしては上出来か。原稿の出来自体にはそれほど自信はないけど、まぁ今回はそんなに未発表データを含めることも出来ないのでこんなもんでしょう。デスクワークから開放されてちょっとスッキリしたところで、次は来月末のFly Meetingに向けていくらか新しいデータを出したいところ。今モリモリと増えてきている実験個体のハエ達を来週あたりにたくさん解剖しないといかん。この実験結果をFly Meetingでの発表に含めるかどうかは別にして、これはかなり結果が楽しみな実験。これでイイ結果が出れば論文の構成を考えることが出来始めるはず。

2011年2月24日木曜日

Top 24

今晩の放送でついにトップ24が発表された今シーズンのAmerican Idol。どうも今シーズンは例年に比べて随分とレベルが高い気がする。なんでだろうか?選ばれた24人の中に強烈にうまいのが何人かいるように見えるけど、中でもヒゲモジャのCaseyというヤツがコントラバスを弾きながら見せた「Georgia on My Mind」のパフォーマンスに感動してしまった。なんとも野暮ったい風貌で今までいなかった感じのヤツだけどコイツはスゴイ。来週からがエライ楽しみになってきた。

2011年2月22日火曜日

そろそろ夏か?

なんか今週辺りから随分と暖かく、というかむしろ暑くなってきてタラハシーは初夏のような気候。家々の庭の木には派手な色の花が一気に咲き乱れて、大学構内の芝生の上にはビキニの水着を着たギャル達がゴロゴロと転がっている。どう見ても二月の風景とは思えん、というかいまだにこのフロリダの季節感に慣れない。そろそろまた長い長い夏が始まるのかなぁ。
さて、現在執筆中の日本語総説の締め切りが今月末に迫ってきた、ということで今日の朝ついに編集部の担当の方から督促のメールを頂いた。本文の原稿は大体書き終わったのだが、制限文字数が結構短いので削って短くするのに四苦八苦している。ちょっと今週は実験をおいといて仕上げにかからねば。

2011年2月21日月曜日

一歳

昨日はソウシロ一歳の誕生日でした。ついに一歳!
ということで、土曜日は近くの公園でロウチビとソウシロの合同バースデーパーティ。たくさんの日本人の御家族に来て頂いて祝ってもらいました。皆様、本当にありがとうございました。
ソウシロが生まれてからのこの一年はなんだか本当に慌ただしくあっという間だったけど、よく見るとソウシロは最近もう赤ちゃんから子供の雰囲気になってきつつあるのが分かる。まぁとりあえずは元気いっぱいに育っていることに感謝。

2011年2月18日金曜日

もう一人

今日の午後、また一人うちのラボで研究をしたいというアンダーグラジュエイトの学生、レクシーが話をしに来た。うちのボスの講義を聴いて興味を持ったのだと言う。まだsophomore(2年生)だけども、なかなかしっかりしてそうな子だったしなんとなく熱意が伝わってきたので一緒にやってみることにする。DISとして登録するには時期を逸してしまっているので当面はボランティアとしてだけども、たぶん彼女は次のセメスターからDISになるんじゃなかろうか。ちなみにDISというシステムが何なのかいまだによく理解していないのだけど、調べてみたら、Directed Individual Studyの略なんだそうな。通常の授業以外に自分の意志でやるインターンシップみたいなもの。卒業前に研究論文を書かないといけないはずなので、日本の大学で言えば4年次から始める卒業研究に当たるんだろうけど、こちらでは学年は関係ないようだからちょっと違うな。来週また研究の基礎を話さないといけないけど、今後アリスンと二人でスクリーニングをバリバリ進めてくれることを期待。

2011年2月15日火曜日

オンリーファーイブ

昨日の夕方アリスンにスクリーニングを開始してもらったのだが、やはり彼女の仕事時間(というかただ単に気合いの問題だと思うけど)は大きな問題になりそうだ。仕事の理解度や丁寧さは他の学生と比べても良い方だとは思うのだが。ストックセンターからは既に第一弾として250系統ほどが手元に届いている。ということで、とりあえずこの数日間にドライバーラインのバージンを500ほど集めたのでまずは100系統くらい試せるかな、と思ってワクワクしているのだが、昨日アリスンがかけ合わせてくれたのはたったの5系統だけだった。。。
「今日はこれだけやったワ。でも、ユゥノゥ、今日はもう帰らないといけないから。明日は来れないからまた明後日ネ。バァーイ。」
だと。がっかりして、「ウォウ、ユゥディッドファーイブ。。。」としか言えなかった。昨晩は最低でも20系統くらいはやってくれると思ったのだが。。。これは一回ガツンとゆわなあかんのかなぁ。でも何にせよやっぱりもう一人必要か。

2011年2月14日月曜日

スクリーニングスタート

今日の午後はこのところ取りためていた何種類かのバージンメスを実験のためにたくさんかけ合わせた。よく考えてみりゃ来月の末からSan Diegoで開催されるFly Meetingまでもう一ヶ月半しかない、ということはそろそろラストスパートになるか。といってもまぁ今回はポスター発表だけなのでそれほど気負うところもないのだが、このプロジェクトに関しては去年のワークショップで発表した内容からそれほど進展している訳ではないので、なんとかもう少し進めておきたいところ。
あと、アリスンのスクリーニングに必要なバージンもだいぶ集まってきたのでいよいよ今日から開始してもらった。このスクリーニングは解剖する必要がない非常にアンダーグラジュエイトフレンドリーなシステムだと思っていたのだが、先週プレスクリーニングの結果を見て、これは染色しないまでも一応解剖してフェノタイプを確認するべきだと思った。とはいってもどうもアリスンは授業がたくさんあるようで、たいがい夕方からしかラボに出てこないのでどこまで任せられるかは不安なところ。先週ボスとそのことについて話したら、またもう一人うちのラボで研究をしたいと言っているアンダーグラジュエイトがいるらしいので、もしかしたらこのスクリーニングにもう一人加わってもらうことが出来るかもしれないのだが。ともあれ、スクリーニング開始。

2011年2月13日日曜日

初めての靴

最近トコトコと歩くようになったソウシロ。昨日バックヤードに出たら晴れていて気持ちがいいのか、初めての靴をはいて一生懸命に走り回っていた。あとちょうど一週間で一歳になる。子供の成長は本当に早い。

晴天

タラハシーではこの週末は土日とも、昼間にきれいに月が見えるようないい天気でした。昼間は暖かかったし、そろそろ春ですな。が、しかし、またもやロウチビがプレスクールで風邪をもらってきてくれたようだ。この二ヶ月ほどの間続いた家の中の風邪がようやく終わったかと思ったばかりだったのだが。。。

2011年2月10日木曜日

リンク

このところ今月末締め切りの日本語総説の執筆をしているのだが、そのイントロに入れようと考えている一文だけのためにこの数日間色々と調べていたら面白くなってきて頭がそのことでいっぱいになってしまった。実は昨年末の日本での学会で、ダートマス時代の友人、SF博士と色々お互いの研究の話をした後でふと閃いてからこのことについて意識し始めるようになったのだが、今回少し調べてみただけでこの分野が自分にとっては全くもって未知のものであることが分かった。随分と古くから研究されている分野で、何から調べればよいのかもよく分からないのでとりあえずメールでSF博士に質問してみた。そしてSF博士が紹介してくれたいくらかの文献をちょろちょろ見ている間に一つ非常に面白い記述を見つけてしまったのだ。これはもしかすると偶然にも、随分前からジャッキーと少しずつ進めていたプロジェクトにリンクしている可能性がある。ちょうど今そのプロジェクトの新しい実験を試そうとしているところだったので、なおさらワクワクしてきた。ちょっとこのオモシロイ分野のことを少しずつ勉強していこうという気になっている。

2011年2月7日月曜日

ドイツからのハエ2

先日あるドイツのラボにハエを送ってもらえないか聞いたら非常に不遜な態度のメールを頂いたということを書いたけど、その後こちらから「そちらへ送付した輸入許可証の有効期限をチェックしたら2011年の4月まで有効なものだったので、今一度見直して頂けませんか?」と丁寧に返信したら、今朝以下のような文章で始まるこれまたド失礼なメールが返されてきて笑ってしまった。
「No, I don’t check it again, because this is your job!」
だと。いやいや、だからコチラでちゃんとチェックしたら大丈夫でしたよ、と言ったはずなのだが、ついにオバチャンを怒らせてしまったようだ。おぉこわ。どうやらこのオバチャンは、うちが送った輸入許可証のスリップ以外にもなんらかの書類を要求しているようなのだが、うちのラボマネジャーのジャッキーに聞いてもやっぱりうちはいつもこの輸入許可証のスリップ一枚を添付してもらうだけでヨーロッパからハエを送ってもらえているのだと言う。うーむ、これ以上このオバチャンを怒らせたくないんやけどなぁ、と思いながらももう一度これまた丁寧な反論のメールを送ってしまったのでした。さぁどうなることやら。

2011年2月5日土曜日

5th Birthday!

昨日はロウチビ5歳の誕生日でした。朝からユンナが作ったバースデーケーキを前に朝御飯で早速バースデーパーティ。
そして、昨日はプレスクールでもみんなにお祝いしてもらえるということで、約100枚のチョコチップクッキーを持ってプレスクールへ。


さらに、今日はプレイグループとプレスクールの仲の良い友達を呼んで、ロウチビが通っているジムナスティクスの教室でバースデーパーティをしました。15家族も集まってくれて、子供は赤ちゃんも含めると20人以上いたはず。でもジムナスティクスのインストラクターのお姉さん達のおかげで、子供達はみんなしっかりと楽しんでくれていた様子。
子供達がジムで存分に体を動かした後で、パーティールームに集まってパーティタイム。ユンナが昨晩遅くまでかかって作った特大バースデーケーキを前に、ロウチビはプレスクールで習った5歳になる歌を披露しました。我が娘ながら、こんなに大勢の前で一人で歌いたいとはなかなかスゴイなと感心してしまった。
ユンナの作った日本式イチゴショートケーキはアメリカ人(というかいろんな国の人がいたけど)みんなに大好評だった。アメリカでバースデーパーティのケーキといえば、ものすごい派手ないろんな色のクリームで飾られた砂糖の味しかしないケーキで、大人は普段あんまり食べないように見えるけど、今日はこの日本のケーキの美味しさに感動してオカワリしに来る親が何人もいた。スシもほとんどなくなっていたな。
ということで、なかなかナイスなバースデーパーティでした。
しかし、もう5歳になるのか。。。

2011年2月4日金曜日

ドイツからのハエ

他の海外のラボからアメリカにハエを送ってもらう場合、USDA(合衆国農務省)が発行した輸入許可証を添付して送ってもらわないと通関できずに送り返されてしまうことがよくある。なので、ハエを発送してもらう前にまずこちらからその海外のラボへ輸入許可証の小さな紙切れを送らなくてはならず、なかなか面倒なことである。しかもこの紙切れを添付してもらってもなぜか通関に数週間ほどかかることもあり、たいがいそんな時は箱を開けてみるとバイアルの中には可哀想なハエ達の死骸が累々としており、なんとか生き残ったウジ虫を探さねばならなかったりするのだ。
先週あるドイツのラボからハエを送ってもらえることになったので、今回もその輸入許可証の紙切れをそのラボへ送ったのだが、今朝そのラボからメールが来て、どうやら許可証の有効期限が切れているようだという。いや、まぁそんなことはどうでもいいんだけども、どうもこの担当してくれているラボのテクニシャンの方のメールが常にものすごく不遜な感じで気に入らない。まぁイッヒメンドクサイ上に有効期限の切れた紙切れを送ってきやがって、という感じなんだろうが、ハエを分譲してもらえないか打診した初めのメールの返信から既にドエライ感じの悪い文章だったけど。まぁドイツ人だし、英語がちょっと苦手なのかな、と思うことにしていた。ところが今朝のその有効期限が切れている事を伝えるメールには、そのひとがUSDAにこの許可証について伺った際のメールのやり取りをわざわざ添付してくれてあったのだが、そこではきちんとした丁寧な英語を使っとるやないかい!まぁこっちは分譲して頂く側だし、打診してもなんの返事もくれないラボもあることを思えば、送って頂けるだけで有り難いのだけども。
でも実は送った輸入許可証のexpiration dateを確認してみたら「04/11」となっているので、2011年4月まで有効なもののはずなのだが、ヨーロッパの人はこれを見て2004年11月だと思うんだろうかね。

2011年2月2日水曜日

Groundhog Day

今日はGroundhog Dayという日。祝日ではないけどアメリカでは春の訪れを予想する天気占いの行事の日なんだとか。辞書には以下のようにある。

冬眠していたウッドチャック(Groundhog)が2月2日に穴から出てきて、自分の影が見えるかどうかで春の訪れを調べるという伝説。影が見えると春はまだ遠くあと6週間ばかり冬が続くといわれる。ペンシルベニア州パンクサトーニー(Punxsutawney)ではこの日に恒例行事が催され、パンクサトーニーグラウンドホッグクラブの会長がフィル(Phil)と名づけたウッドチャックを穴から出して天気予報を行う。

つまり今日晴れていればまだもう少しの間寒い日が続くということか。このgroundhogという動物は日本にはいないはずで、自分もアメリカに来るまでどんな動物か知らなかったのだけども、ニューハンプシャーの山奥にあったダートマス大学のラボで研究していた時に、よく実験室の窓の外でこのgroundhogが林の中をウロウロしていてその丸っこい姿はなんともかわいらしかった。子供の頃に「山ねずみロッキーチャック」というアニメがあったことを覚えているのだけど、あの主人公が実はgroundhogなんだそうだ。自分の記憶の中ではドンチャックとごっちゃになってしまっているのだが、あれはビーバーか。それにしても北の方ではまたもや寒波が来て大雪で大変なことになっているようだけど、今日のフィルの予想はどうだったんだろうかね。

2011年2月1日火曜日

Wrap up

こないだ年が明けたばかりと思っていたら、風邪をひいているうちに一月が終わって早くも今日から二月。長引いていた風邪もほぼほぼ完治したし、そろそろ腰を据えて今月末に締め切りが迫ってきた日本語総説の執筆に取りかからねばいかん。
先週金曜のジョイントラボミーティングで、SSTプロジェクトの内容をある程度論文を意識したストーリーとして発表したのだが、ボスはやはり二つの論文に分けるべきという考えのよう。まぁ自分もその考えに賛成出来るのだが、ミーティングで発表した後半部分を先に論文にしてしまった方が良いんじゃないかというボスのアイデアにはちょっと驚いた。ボスは「marketing」という言葉を使っていたが、つまりいかにしてたくさんある雑多なデータの中から必要なものだけを選んで個々の面白い論文にまとめあげて、そしてそれをどういう順番で売り出していくかということ。最近こういう話をするたびに、「wrap upすることを考えなければ」と言われる。ということで今年は執筆活動が増えていきそう、というか増やしていかなければいかんのだ。

2011年1月31日月曜日

Kori's Birthday Party

昨日日曜日はコリのバースデーパーティでした。
恒例のピニャータ。

2011年1月30日日曜日

歩く練習

タラハシーは最近随分と暖かくなってきています。土曜日の午後、ソウシロ君はお姉ちゃんと裏庭をたくさん歩きました。

2011年1月27日木曜日

心躍るような

この三日間、毎昼大学の食堂である一つの論文をダラダラと読んでいた。前から読もうと思っていた論文で、今考えている実験に対するいくつかの重要と思われる知見を得ることは出来たのだが、今日全て読み終えてみてどうもこう心躍るような内容ではなかったのだ。まぁだからダラダラ読んでいたのか。ある現象に対してある一つのsignaling pathwayが関与している事を確認し、さらにもう一つ別のsignaling pathwayがこのpathwayを抑制しながらその現象がコントロールされていることを示した、という内容の論文。データはクリアーだし、その別のsignaling pathwayのactivityがこのpathwayによる相反する二つのfuctionを決定するためのthresholdになっているのであろうという仮説はなかなかオモシロイ。オモシロイのだけどやっぱりこの三日間、心躍るようなドキドキワクワクを感じることができなかった。まぁそんな心躍るような論文に出会える事はそうそうないし、自分もそんな論文を書けた試しはないのだけれど。そんなことを思いながら食堂から帰ってくる時に、今自分がワクワクしながら考えている実験からそんな心躍るような論文が書けるだろうかと考えてみたのだが、うーむ、どうだろうか。
さて、明日は久しぶりにジョイントラボミーティングで発表できる、ということで今日の午後はちょっとそのための準備。この機会に、このところちょっとこう着状態にあるSSTプロジェクトをまとめあげるために、あと何をすべきなのかしっかり考えながらしゃべろうと思う。

2011年1月25日火曜日

pre-screening

flu shotが効いていて重症化しないのではないかと油断したが、やはり金曜日の夜から三日間ソウシロが熱を出した。確かに症状が自分ほどひどいようには見えなかったしもう熱は下がったのだが、夜は特にしんどかったのか抱っこしていないとずっと泣いているような状態だったので、なんだかこの週末を通してかなり疲弊してしまった。まだ咳が出ていて本調子じゃないというのもあるけど、今日は何だか眠たい。
さてしかしながら、新しいアンダーグラジュエイト、アリスンと始めたpre-screeningの結果が早くも出始めている。screeningのために作ったGal4-UAS-RNAi lineの有効性を検討するためのpre-screeningで、positiveな結果が出ると予想される計15ラインとかけ合わせたのだが、どれもある程度のphenotypeが出ていて、中でも5ラインは意外なほどクリアーなphenotypeを示してくれた。これは結構イケルかも、と気を良くしてアリスンプロジェクトの今後に期待。来週あたりにまず200ラインがストックセンターから届く予定なので、今のうちにもりもりハエを増やしておかなければ。

2011年1月21日金曜日

たぶんフル

火曜日の昼頃に急に具合が悪くなってきたので早めに帰宅したのだが、その後家についてから昨日の朝くらいまで死ぬかと思うくらいしんどかった。かなりの高熱が出てフラフラになった上に、これ以上咳をしたら腹筋が切れてしまうんじゃないかというくらい咳がひどくて夜もろくに眠ることができなかった。。。ようやく山は越えたようで昨日からなんとかまともに歩けるようになったのだが、この急激にきた症状、高熱、激しい咳、やっぱりインフルエンザかな。実は昨日も一昨日もフラフラしながらもヒートショックをかけに夕方少しだけラボに出てきたけどそれはまずかったのかも知れない、とも思ったけど、よく考えてみたら火曜日以前にニックが体調不良で休んでいたし、もう既にラボ内で自分以外に4人ほど体調不良で来てないヤツがいる。ロウチビにもらった風邪だとばかり思っていたけど、実はニックがどこかからもらってきてラボ内で広めたFluなのか。不思議なのは今のところ家族では自分以外の三人は軽症で済んでいる事。ロウチビは熱を出したとはいえ自分ほど重症には見えなかった。実はユンナとロウチビは随分前に(ソウシロがまだおなかの中にいる頃)インフルエンザの予防接種、flu shotを受けている。つまり一年前に受けた昨シーズン用のflu shotがまだ効いているという事なのだろう。ちなみにこれが本当だとしたら、母体に対する予防接種でおなかの中にいる赤ちゃんにもちゃんと抗体が作られてそれがちゃんと機能しているということですね。ともあれ、今後は毎年flu shotを受けようかなと思わされましたわ。

2011年1月18日火曜日

また風邪

せっかく前の風邪が治ったばかりだったのに、結局またもやロウチビの風邪をもらってしまった。今回のは咳が結構ひどくて苦しい。ということで今日はもう今から帰宅。やってられまへんわ。

2011年1月17日月曜日

S.T.?

今週の水曜日からまた今年のAmerican Idolが始まるらしい。最近テレビを見ていたらそのシーズンプレミアの宣伝がよく流れるのだが、よく見ると審査員席にスティーブンタイラーがいる!?マジで?と思って調べてみたらやっぱり、なんとサイモンの後釜はスティーブンなんだと。。。うーむ、自分としては毎週テレビでスティーブンを見られるということはエキサイティングなのだが、本当にこれでイイのだろうか?コレ、ジョーペリーはどう思てんのかな。まぁスティーブンがどんなコメントをするのか興味津々だけど。

2011年1月16日日曜日

電線の靴

一昨日からまたロウチビが熱を出している。明日はMartin Luther King, Jr. Dayという祝日でプレスクールは休みなので、かねてからプレスクールの仲良し、エイバーが明日遊びにくる約束をしていたのだけどもキャンセルせざるを得ないようだ。まぁ本人は解熱剤を飲んでいれば元気な様子なのだが。ユンナもそれがうつったのか、今日は朝からちょっと具合が悪いという事で、午後三人でぶらぶらと近所を散歩。
この近辺ではよく交差点の電線に靴がぶら下げられているのを見る。特に家の近くにある交差点にはいつも靴がぶら下げられているのだが、今日は特に多かった。コレってどういう意味があるんでしょうかね?ていうか意味はないのかなぁ。でもこの町ではよく見かけるような気がするんだけど。結構気になる。

2011年1月12日水曜日

回転卵

Scienceに非常にオモシロイ論文が出た。BerkeleyのDr. DBのラボから。Drosophilaのfollicleを見ている者として、これはめっちゃオモシロイと同時にびっくらこいた。
Drosophilaの卵はoogenesisの間に丸い形から楕円形へと前後軸に沿ったelongationを起こすのだが、このelongationの過程においてはembryogenesisで見られるconvergent extensionのような細胞移動は見られない。しかしながら、stage 5 - 9のelongationが起こっている間に、なんと卵を覆っているfollicular epitheliumが卵の前後軸を中心にしてその全体が回転しているのだという。そしてこのfollicular epitheliumの回転が、その回転方向へのfibrillar extracellular matrix(Collagen IV)の平面極性配置を誘導し、それによって前後軸を中心軸として卵の周囲全体に張り巡らされたCollagen IV matrixがコルセットのように丸い卵を締め付けて卵全体の形を楕円形に変形させるのだという結論。
実はfollicleのみならず、その中にあるgerm line cellsも一緒に回っているので、つまりはegg chamber全体が回転していることになる訳だが、epithelial layerの外側を覆うextracellular matrixは回転していないのだ。つまりECMの上で(というか内側で)全てのものが移動(というか回転)していることになる。サプリメントの動画を見て笑った。stage 5 - 9の間に3回転ということらしいけど、めっちゃ回っているように見える。ていうかこのステージのegg chamber同士ってstalk cellでつながってるのに、こんなに回転したらstalk cellがねじ切れてしまわへんのかなと心配になるくらい。しかもvkg-GFPで可視化されたECMは回転していないのでなんだかオモチャでも見ているかのようで楽しい。
もちろんこの回転運動を発見したことはスゴイのだけど、それよりもこの発見をここまで一貫性のあるオモシロイお話にまとめあげたことに感心する。自分もこんな論文が書きたいと思わされた。しかし一つ困ったことが、最近follicleのlive imagingを考えていたのだがこんなに回転していたらできへんやないかということ。コレ、border cell migrationを見ている人達は気付いてなかったのかなぁ。

Dark Side

今日の昼は久しぶりに論文を持って大学の食堂でランチ。読んできたのは少し前に出たグラスゴーのDr. MVによるDrosophila TNFに関するレビュー。引用されている実験はほとんど知っているものばかりだったけど、なかなか楽しめた。去年Dr. MVのラボからDevelopmental Cellに出た論文での発見をたっぷりと主張している。 つまり、scrib、dlg、lglといったtumor suppressor geneのmutant cellにおけるJNK activationを引き起こすメカニズムとして、今まで言われている3つ、(1) cell competition、(2) loss of polarity-induced mechanical stress、(3) intrinsic tumor suppression、に加えてhemocytesによるEgr/JNK pathwayのactivationを、an innate immune response to tumors, which could be termed “extrinsic tumor suppression"として4番目にあげている。
以下の文が気に入った。
Perhaps relevant to cancer biology, when fly larvae are challenged with patches of pre-malignant of cells, an egr-dependent immune response results in the death of such mutant cells.  If needed, this egr response could delay the onset of metamorphosis until the mutant cells are completely removed.  However, when the removal of the aberrant cells cannot be completely achieved, the developmental arrest is permanent until the animals die as giant larvae. (Cell Cycle 9:19, 3851-3856)


で、午後にはついに新しいアンダーグラジュエイトのアリスンが登場。まず基本的なfly geneticsの話から始めて、彼女が携わる予定のgenetic screeningの基本となるコンセプトも簡単にだけど話した。Biochemistry専攻とはいえまだ二年生なので、かなり基本的な知識を確認しながらだったけど概ね興味は持ってもらえたのではなかろうか。とりあえず明日から始めるpre-screeningでグッとくるphenotypeが出てくれれば心を掴むことが出来るんだろうけど。

2011年1月7日金曜日

RNAi更新

業務連絡
本日、RNAi stockの更新完了。あーきつかった。

2011年1月6日木曜日

歩き出すとき

ついにソウシロ君が歩き始めた。最近、何も掴まずにじーっと立っていることはよくあったのだが、さっき遊んでいるときに初めて一歩二歩と踏み出したので「おおぉ」と思っていたら、次気付いた時にはゆっくりと十歩ほど歩いた。本能というか見よう見まねなんだろうけど、意外とコツさえ掴めばすぐなんだろうか。本人も何やら嬉しいのか、慎重に一歩一歩踏み出しながら尻餅をついては笑っている。

アンダーグラジュエイトのタイプ

今月からまた新しくうちのラボにアンダーグラジュエイトが3人増える予定なのだが、候補者が6人もいるんだとかで、一昨日に2人そして昨日は残りの4人と一人ずつ面接をした。アンダーグラジュエイトとして研究をしに来る学生達を見ているといくつかのタイプに分けることが出来るのだが、今までの経験上どうも上手くいかないタイプというのがある。その中の一つは、学部卒業後Medical Schoolへの進学を目指していて、そのためにresume(履歴書)に研究経験のことを書きたいがために研究をしにくる学生。実は純粋に研究に興味を持ってやってくる学生よりもこのタイプの方が意外と多いのだが、結局このタイプの学生の興味と目的は研究自体よりも成績とresumeにあるのだろう。アンダーグラジュエイトの学生達は普段授業で忙しいので、それでも時間を割いて一生懸命研究に取り組むようになるには、当然彼らに大きな興味と熱意を持たせてあげないといけない。今までどの学生にも同じようになんとか研究の面白さを分からせてあげようとして努力してきたつもりだけども、どうもこのタイプの学生には研究への興味と熱意を持たせるのが比較的難しいように思える。もちろん経験上の話であって例外もいるけど。今回面接した6人の中にも何人かそのタイプの学生がいた。ということで、今回はそのタイプではない一人を担当させてもらうことにした。まぁ少ししゃべっただけなので何とも言えないのだが、なんとかがんばって面白さを教えていきたいと思う。

2011年1月4日火曜日

NSF

昨日ボスから、昨年の夏に苦労して書いたNSFグラントの申請が通ったことを知らされた。一ヶ月ほど前から、どうやらイケそうだという話は聞いていたものの、実際通ったということを聞いて本当に安心したし、コレはマジでめちゃめちゃ嬉しい。アメリカに来たばかりの頃、当時のボスにNIHのグラント申請書を見せてもらってビビったことを良く覚えている。研究計画だけでもかなりの枚数で、緻密に書かれた原稿全てを合わせると本のように分厚かった。それを見た時に、あぁこんなモノを書くのは自分には不可能かも知れないと思ったもんだ。でも今それを自分で書いて(もちろんボスに添削してもらいながらだけど)、しかもその申請が通ったのだ。ちょっと信じられないようなことだけども、よくよく考えてみりゃそれなりの苦労をしてきたようにも思えるし、当然今後これを続けていかなければならないのだ。まぁでも何にせよ正月早々メデタイことです。ということで、昨晩はユンナとワインで乾杯したのでした。

Butterfly Guitar

サンタさんにもらった蝶々の形をしたエレキギター。外見もクールですが、なかなかエエ音鳴ります。

2011年1月1日土曜日

謹賀新年2011

新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
さて今日元旦は、日本の実家から送ってもらったおせち料理と昨日買ってきたにごり酒で新年を祝った。そして、今日は夕方から日本人家族が集まる新年会があるので、その前にラボに出てきた。ということで早速仕事始め、といっても昨日と同じヒートショックとハエの世話。そういや去年の始めにもここで一年の目標を書いて、結局数的にはその三分の一しか達成出来なかったけど今年も同様の抱負を書いておこう。
論文を二本書くこと。
まぁ、去年の抱負の残りの三分の二ということになるか。エエ論文を書きたいもんです。
写真はお正月ということで、ちょっと縁起が良さそうな富士山の写真。先日、日本からアメリカに帰ってくる時に飛行機の窓からきれいに見えた瞬間です。
さぁ今年もFly Pushing開始。

2010年12月31日金曜日

2010年大晦日

今日大晦日は夕方から近所のウォルターのバースデーパーティだったので、昼からプレゼントを買いにいって、パーティが終わってからようやく先程ラボに出てきた。ということで、大晦日の夜7時から仕事納め。ヒートショックをかけてサッとハエの整理をしたらすぐに帰って年越しそばを食べて、今年もNYのカウントダウン中継でも見ながら2011年を迎えましょう。今年も本当に色々なことがあったけど、なかなか充実した一年でした。皆様も良いお年をお迎えください。といってもアメリカ以外のほとんどの国はもうとっくに年が明けてますね。
Happy New Year!

2010年12月29日水曜日

結局

結局やっぱり自分も風邪をもらってしまった。。。昨日の朝起きたら喉が痛くなっていたり寒気がしたりと急に風邪の諸症状が出ていて、特にものすごい肩こりから来る頭痛がひどい。タイレノールの投与でなんとか保っている感じ。結局家族全員で風邪をひいてしまって、今家の中は大変な状態。といっても先週仕込んだハエ達はみんなイイ感じに卵を産んでくれているので、一応毎日彼らの世話をするためにラボに出てきてはいる。この感じだと、ちょうど年明け辺りから解剖の毎日が始まりそうなのだが。。。

2010年12月27日月曜日

雪

なんか最近エライ寒い。東海岸の上の方では大雪で大変なことになっているらしいが、ここフロリダでも気温はこのところ零下にまで下がっているし、なんと昨日は雪まで降った。といっても午前中にほんの少し、アレ?もしかしてコレって雪かな?という程度の本当に少しだけちらついたという感じだったけど確かに雪だった。ちなみにタラハシで降雪が観測されたのはこの100年間ほどで7回しかないんだとか。で、この寒さにやられたのかどうかは分からないが、今うちでは自分以外全員風邪をひいてしまっていて、一番ひどいソウシロ君は高熱を出している。どうやら今週末には気温が上がってくるようだけども、このまま自分だけ風邪をもらわずに新年を迎えられるだろうかな。

refractory

refract:屈折させる
refractory:頑固な、手に負えない、耐熱性の、不溶性の、難治性の
be refractory to~:〜では効果がない、〜が無効である
Cancer cells are refractory to contact inhibition of growth.

2010年12月24日金曜日

クリスマスイブ

今日はラボにも建物にも、というか大学のキャンパス自体に人っ子一人いない。学生達は先週から冬休みに入っているようだけど、今日はスタッフさえほとんど誰も来ていないところを見ると、アメリカではクリスマスイブもホリデーなのか?まぁ、アメリカに来てもう6回目のクリスマスだというのにそんなことも把握していない自分も変だけど。
さて、毎日クリスマスを指折り数えて興奮しきりのロウチビは、昨晩サンタさんに手紙まで書いていた。プレゼントにはなんともクールなギターをお願いしているようなのだが。。。

片手間に

こないだの学会でポスター発表をしていたTI博士のラボの学生さんと話している時に、彼の何気ない言葉が一つ心に残った。彼曰く、「うちのラボではみんな片手間に何らかのスクリーニングをしてるんですよ」と。「片手間にスクリーニング」という言葉に、なーるほどねーとちょっと感心した。結構手軽にgenetic screeningが出来るということは、もちろんハエを使っている上での一つの大きなアドバンテージであるし、常にスクリーニングをしていれば当然常に新しいネタが生まれてくる可能性があるということになる。ということで、自分もこれからはできるだけいつも“片手間に”genetic screeningをしていこうと思って、早速以前から考えていたスクリーニングを実行することにした。といってもまずはこのスクリーニングのefficacyを裏付けるためのpre-screeningをやってみなければいかんけど。最近アンダーグラジュエイトを諦めかけていたけど、こういうモノをアンダーグラジュエイトにどんどんやってもらえば良いのかも知れんな。

2010年12月23日木曜日

ジマン

昨日、大学のニュースメールで我々の論文がDISCOVER誌のTop Stories of 2010に選ばれたことが伝えられた。で、これを受けてまたもや地元の新聞社からこのことについてインタビューをしたいとの連絡がきた。確かに18番目に選ばれたのは我々にとっても驚き以外の何物でもない、というかちょっと過大評価されすぎな気がする。自分としては、今年この分野で出た膨大な論文の中に他にも重要な発見がたくさんあったことを当然知っている訳で、ちょっと複雑な気分。とはいえ、コレはやっぱり記念に取っておかなければ、と思って今日の朝ラボに行く前に大学のブックストアに寄ってこの雑誌を探してきた。取りあえずキレイなヤツを二冊選んでレジに持っていったら、レジのお姉さんが「二冊も買うのね?」と言うので、「実はねぇ、この18番目に選ばれているのはミーの研究なのだよ。へへへ。」とそのページを開けて自慢していたら、周りにいた人達も何人か集まってきて口々に「Awesome! 」「Congratulations!」と祝ってくれた。そりゃなかなかイー気分でした。

クリスマスイルミネーション

昨日の夜、Dorothy B. Oven Parkでこの時期に毎年やっているクリスマスイルミネーションを見に行ってきた。そういやこないだのBMB2010の期間中、ルミナリエやっていたはずだが完全に忘れてたな。でもこのOven Parkのイルミネーションもなかなかのモンなんです。

2010年12月21日火曜日

あと4日

クリスマスまであと4日。ロウチビはもう待ちきれないようだ。
それにしても時差ボケがなかなか直らない。おかげで自然にかなりの早寝早起きになってしまっているのは悪くはないのかもしれないけど。

2010年12月20日月曜日

#18

科学雑誌「DISCOVER」の「Top 100 Stories of 2010」の18番目に我々の論文が選ばれた。どういう基準でこのTop 100を選んだのか全く分からないんだけど、、、こんなモノに選ばれてしまって良いのだろうか?という感じ。いや、もちろんウレシーんだけどもさ。

2010年12月18日土曜日

ゆっくりと

さて、いよいよ実験を再開するためにとりあえずやりたい実験をリストアップしてみた。たいがいの実験に必要となりそうなハエ達は日本帰国前に18℃に仕込んでおいたので、ちょうど来週からバージンメスをコレクト出来そうな感じ。ジャッキーに頼んでおいたハエ達もなかなかいい感じに増やしてもらってあった。まずは帰国前に急いで確認した実験をもう一度ゆっくり時間をかけてやってみる。そしてもう一つ楽しみなのは、SSTのquantificationのために作っておいたハエを試してみることか。しかしもはや来週末はクリスマスなので、今週末辺りからなんやかんやとイベントが増えてきそうな感じもあり、しかも結構時差ボケはひどいし、まぁ来週はバージンメスをコレクトしながらゆっくりと今後の計画を考えていきますか。

2010年12月16日木曜日

Tallahassee着

昨晩無事タラハシに到着しました。無事と言っても、予約していたアトランタからタラハシへの便がなぜかキャンセルになっていてアトランタでもう一つ後の便まで待たされたので、結局家に辿り着いたのは午後8時頃。大阪の家を出たのが朝6時頃だったので、結局28時間かかったことになるか。さすがに疲れましたわ。

2010年12月14日火曜日

最終日

今日、日本滞在最終日は家でゆっくりと荷造りして、最後に寿司を食べさせてもらった。明日またもや二人であの長旅をしなきゃいかんのかと思うとうんざりだけども、毎日旨いものをたくさん食べて、本当に楽しいことがたくさんあった半月間でした。がんばって帰りますわ。

2010年12月13日月曜日

あと一日

さて、そろそろ今回の日本滞在も明日で終わろうとしている。今日は朝から海遊館に行ってゆっくりと魚を見てきた。まぁこれで今回やろうと思っていたことは全て出来たのかな。

2010年12月12日日曜日

お寺

いとこのお寺にて。
ここに来るといつも、時々お寺で手を合わせて敬虔な気持ちになることは日本人にとって必要なことなのだな、とつくづく思う。

2010年12月10日金曜日

BMB2010終了

昨日でBMB2010は終了。毎晩飲みに行っていたからというのもあるだろうけど、こういうドデカイ学会は疲れますなぁ。でも結局いろんな人に会うことができたし、大切な友人達にも久しぶりに会うことができて本当に楽しく実りのある五日間だった。そして昨日のワークショップは最終日の朝一だというのにかなりの大入りで、しかも全ての演題でデスカッションタイムが足りなくなるくらい聴衆から活発に質問があって非常にイイ感じのワークショップになったのではなかろうかと思う。この場に呼んで頂いたNM博士とTI博士に改めて感謝です。自分の発表は、始めに畳み掛けるように繰り出したネタがことごとくウケることなくほとんど流されたのでちょっと焦ってしまったのだが、まぁそれ以外はつつがなくやり終えたという感じ(アメリカだと絶対笑ってくれるようなネタがいくつかあったと思うのだが、、、)。でも終わった後にも何人かの方が興味を持って質問しにきてくれたので、話の内容自体はちゃんと分かってもらえたのだろうと思う。昼からはロンドンのYF博士と会って話をする予定だったのだが、お互い待ち合わせするのを忘れていて見つけられず。しかし帰り際にYF博士のとこのMK博士を見つけたので、YF博士に話そうと思っていたことをMK博士に話して小一時間ほどデスカッションに付き合ってもらった。今回、会う予定にしていた人以外にも何人か意外な人がわざわざ自分に会いに来てくれたりしてとてもうれしかった。やっぱしこういうドデカイ学会って、なるべく自分のことを広く知ってもらって人との繋がりを作ったり、そして遠くにいる友達と再会したりするための場なんでしょうな。 
さて、これで今日からあと何日間かはゆっくりするだけです。

2010年12月9日木曜日

ダートマスの集い

昨晩はダートマスの集い。Dartmouth Collegeにいてた時に知り合った日本人研究者の方々と七人での飲み会。自分に取ってはみんなDartmouthを出て以来の再会だったので四年から五年ぶり。ハノーバーの懐かしい話もたくさんしたし、今やそれぞれ日本の大学で活躍されている皆さんのお話も色々と聞かせて頂いてめっちゃ楽しかった上にたくさんの元気をもらった。そんなことで結局二次会はNN博士、SF博士、YY博士と四人で二時まで飲んでいたので今日はちょっと疲れ気味。でもやっぱり今晩もSF博士と二人で焼き鳥を食べながら軽く飲んできたのでした。

2010年12月7日火曜日

一日目終了

一日目終了。いくつかオモシロイ発表を聞けて結構満足したのだが、ものすごくたくさんの人がいる割には夕方まで全く知っている人に会うことがなかったので、ちょっと寂しい思いをした。でも企業の附設展示会の中に以前勤めていた会社の名前があったので、夕方にそのブースを見に行ったらなんと同期で一番仲が良かったYY氏が来ていた。自分が会社を辞めて大学に戻ってから早8年以上も経つということにお互い驚きながら、懐かしくていろいろと会社にいる人達の近況を教えてもらった。で、ようやく全てのプログラム終了後、予定していたYF博士とKT博士主催の飲み会の待ち合わせ場所へ。日本の研究者の方々との飲み会なんて本当に久しぶりでとても楽しかったし、TI博士が手配してくれた店の料理も非常に美味しかった。なんだかいつの間にかこういうグループに入れてもらっていることに感謝。
さて、明日の夜はいよいよ「ダートマスの集い」。これまたみんな久しぶりに会える方ばかりなので楽しみです。

2010年12月5日日曜日

メインの週

さてBMB2010は明日からですが、一日早く今日から神戸入りします。今日の夜は北大MWGの先輩、MY博士と久しぶりの再会を果たせる予定。
ロウチビも今朝から幼稚園に行き始めました。時差ぼけもほぼ回復したし、二人ともいよいよ今週から今回の一時帰国のメインイベントです。

2010年12月2日木曜日

体験入園下見

昨日の朝、ロウチビが来週から体験入園をさせてもらう幼稚園の下見に行ってきた。実はこの幼稚園は自分が子供の時に通っていた幼稚園。中に入ったのはたぶん卒園以来だから30年以上ぶりなはずだが、昔とほとんど変わっていないように見えてとても懐かしい。この日はちょうど子供達のためのお餅つき大会をやっていたので、早速ロウチビも来週から入れてもらう予定のクラスの子供達と一緒にお餅つきに参加させてもらった。クラスの子供達はロウチビに興味津々の様子で、ロウチビが帰る時には靴を履き替えているロウチビをワァッと全員で取り囲んで口々に話しかけていた。日本の子供達のほうが(というより大阪の、かもしれないけど)明らかにアメリカの子供達より活発で物怖じしないような感じの子が多いのはなんだか意外。ロウチビにしても今日は一時間半ほどだけの参加だったにも関わらず、帰る時に「まだ帰りたくないよう」と言っていたので、たぶん来週からの初めての日本の幼稚園での生活を楽しめるんだろう。

大阪到着

さて、一昨日の夜に無事(といっても飛行機でほとんど寝られなかったので二人ともふらふらになりながらも)26時間の旅を終えて大阪に到着。
昨日の午後は早速、淀屋橋にあるアメリカ領事館でHビザのための面接へ。今まで面接に行った時はいつも混んでいて並ばなければいけなかったのに、今回は随分とすいていたので手続きも面接も待ち時間なしですぐに終了。面接でも聞かれたことは研究分野のことだけだった。帰りは梅田まで歩いて、ハービスに入っているetranger di costaricaでいつも愛用しているノートをストックとして二冊購入。その後難波に出て本屋でマンガを数冊購入。帰りの電車の中で早速購入したテルマエロマエの第一巻を読み始めたのだが、オモシロすぎて思わず吹き出してしまった。日本の電車の中で一人でマンガを読みながら笑っているのってやはりマズイんじゃないかという気がしたので(アメリカなら別に気にしないけど)必死で笑いをこらえながら読もうとしたのだがどうしてもこらえられなくて第一話さえ読み終えられずにカバンにしまうことになった。やっぱし日本のマンガはスゴイ。そういやこのマンガを買った時にレジのお姉さんがマンガをビニール袋に入れてくれてそのビニール袋の口をセロテープで留めてくれてあったのだが、そのテープの端っこを少しだけ折り返してくれてあって、テープを剥がすときにその折り返した部分をつまんでサッと開けられるようにしてくれてあるのに気付いた時にはそのお姉さんの細やかな心遣いに感動してしまった。アメリカでは絶対にこんなことありえへんぞ。そんなちょっとしたカルチャーショックが続いています。