2011年5月21日土曜日

アクティビティ満載の一日

今日は朝からロウチビのスペイン語教室に行った後、Maclay GardenでのT君とKちゃんの合同バースデーパーティに行って来た。たくさん美味しい料理を頂いて、湖で泳いだりスイカ割りをしたりかき氷を作って食べたりと、まさに真夏の一日を楽しんだ。
そしてさらに、その後夕方5時からは近所のウォルターのお父さん、ネイサンのgraduation party。ネイサンはFSUでgeographyの修士号を取ったんだそうな。ここでも美味しい料理を食べてビールを飲んで、いつもの近所の人達とのパーティを楽しんだ。
そんなアクティビティ満載の一日でかなり疲れたのだが、今大量にかけ合わせているハエ達が待っているので先程ようやくラボに出てきて今からfly pushing。。。

2011年5月20日金曜日

ニックの論文紹介

今日の朝起きてメールをチェックしたら、ついにドレスデンのDr. CDからメールが返ってきていた。快くハエを送ってくれるようでありがたい。
で、今日のラボミーティングはニックの論文紹介。二年ほど前にNCBに掲載された論文。ここで示されているある分子のintracellular traffickingのメカニズムに対する作業仮説自体は非常にオモシロイと思うし、quantifyされたデータはどれもキレイなのだがそれを裏付けるための細胞の写真がどうもconvincingではないぞ。なぜレビュワーがこれらを突っ込まなかったのか不思議だ。しかも細胞のgenotypeを示すfigureのラベルが明らかに間違えている箇所もある。コレはマズイと思うけどなぁ。ストーリーの流れは美しいのにいくつかのキチャナイデータがskepticalにさせてくれる。発表するニックもほとんどサプリメントのデータを紹介しなかったし、こちらもちょっと不満が残った。
来週の金曜はジョイントラボミーティングで自分の研究発表の番らしい。ついこないだこのジョイントラボミーティングでSSTの内容を発表したはずなのにこんなに早く自分の番が回ってくるのは何かの手違いだろうけど、まぁジョイントラボミーティングのほうがたくさんフィードバックを期待出来るから望むところ。前回はSSTについて話したので、今回はfollicleのほうの話をしましょう。そのために来週はちょっとコンフォーカル写真をこねくり回してナイスなfigureを作らなあきません。

2011年5月19日木曜日

SST最後のピース

月曜日のボスとのミーティングでSST論文について議論しているうちに、どのデータをこの論文に含めるべきなのかという基本的なことについてまたもや二人とも考え直し始めた。少し前にこの議論は落ち着いたはずだったのだが、一つ一つのデータに対する解釈と全体のストーリーの中での各々のデータ間の整合性を考えているといつもどこかで疑問が生じてくる。もちろん一つの論文において全ての疑問に答えることなど不可能なのであるから、いちいち全ての考え得る疑問に答えるための実験を加えていったらいつまでたっても論文としてまとめることなんかできないのだが、結構イイ感じのストーリーが描けているだけに些細な論理的問題点を残しておきたくはない。
実はこのストーリー全体を一貫性のあるものとして締めくくることができるクリティカルな実験は既に思いついているのだが、実際の実験のための手法が定まっていなかった。今そのうち一つのアイデアは試しているところなのだが、昨日ついにある論文の中にコレに最適と思われるハエを見つけた。このハエを使って予想通りの結果が出ればこの論文は完成するんじゃなかろうか。ということで一昨日早速ドレスデンのあるラボにそのツールとなるハエをもらえるかどうか打診してみたのだが、いまだ返事は来ない。さぁこいつが最後のピースになるだろうか。

2011年5月18日水曜日

プレスクール卒業

今朝はロウチビのプレスクールの卒業式だった。卒業式は今日だけども、また再来週からサマーキャンプが始まるのでまだ当分この夏の間はここに通うことになるのだが、とりあえず通常のカリキュラムは終了ということになる。二歳半の時から通い始めて早三年。通い始めた頃は英語が分からなくて泣いていたのに、今はたくさん友達も出来てプレスクールが大好きになった。前に出てきてみんなと一緒に英語の歌を楽しそうに歌っている姿を見て、いつの間にやら随分成長したんだなぁ、となんだかしみじみ感動した。
卒業生は何人かのグループに分かれてそれぞれのグループで違う色の服を着て、全員が前に揃うと虹色に見えるようになっていた。ロウチビはオレンジ。そして卒業生達はみんなそれぞれ何かの表彰を受けることになっているようで、ロウチビは「Good Samaritan」という表彰を受けていた。ちなみに「Good Samaritan(善きサマリア人)」とは、聖書にあるたとえ話から困った人を助ける人のことをいうんだそうな。
式が終わった後にプレイグラウンドでポプシコー(アイスキャンディ)を食べる仲良し外人娘達。着ている服の色のように秋からはみんな別々のキンダーガーテンへと進むことになる。

2011年5月16日月曜日

レクシーの一発目

アリスンが夏休みに入った後から引き継いでスクリーニングをしてくれているレクシーに、imaginal discの解剖とその染色、そしてスライドグラスへのマウントといった一通りのプロセスを指導した。今日完成したサンプルを顕微鏡で見た感じ、まぁまぁそれなりに解剖出来ているように見えた。以前指導していたギルス君はいつまでたってもきれいに解剖出来なかったので、imaginal discの解剖はアンダーグラジュエイトには難しいのだろうかとか思っていたのだが、アリスンもレクシーもなかなか器用なのかも、というかこれが普通なのか。
アリスンがいなくなってからまだレクシーはたった13系統しか調べていないのだが、今回その中に一つ強烈なフェノタイプを示してくれたヤツがいた。FlyBaseで調べてみたら既にこの遺伝子の機能に関する論文がいくらか出ていたのだが、その中にBerkeleyのDr. DBラボから去年報告された論文を発見。他にもGoogleで検索していたら、LondonのDr. BTのラボのウェブサイトにこの遺伝子のフェノタイプを示した写真が掲載されているのを発見した。こちらはまだ論文として出てきていないのだが、こんなところにオープンに遺伝子の名前入りでfigureを掲載しているところを見ると、近いうちにこのラボからコレに関する論文が出てくるのだろうと容易に想像出来る。まぁどちらにしろこの二つのラボが既にこの遺伝子に目をつけているのであれば、今からコイツに関する研究を始めるのは危険すぎるというもんだ。まぁちょっと残念だけど、こういう分かり易いヤツは似たようなスクリーニングをすれば誰でも見つける可能性がある訳だし仕方がない。このスクリーニングで狙うのは普通のスクリーニングでは取れてこないようなヤツなのだ。

2011年5月11日水曜日

癌・発生を制御する 細胞競合

さて、今月20日発行予定の「実験医学」の6月号はCell Competition特集です。「癌・発生を制御する 細胞競合」というタイトルの元、私を含め国内外から7人の研究者が最新の研究動向を寄稿しています。
細胞の蛍光写真を配した表紙がなんやらいつもの実験医学よりカッコ良く見えるのは気のせいかな。
本特集を企画されたTI博士の紹介の言葉もなかなか魅力的です。
「適応能力で勝る細胞(winner)が劣る細胞(loser)を積極的に排除する現象として観察される「細胞競合」.35年前の最初の報告以来長らくベールに包まれていたその分子実体が,いま明らかにされつつある.それにより,広く細胞間コミュニケーションの理解にパラダイムシフトがもたらされるとともに,癌・発生研究をはじめ多彩な分野にそのインパクトが波及している.」

ということで、Cell Competitionに興味のある方は是非御覧になってみて下さい。

Traveling Flies

ハエを使っている研究者達は他のラボから依頼があれば自分のラボで作った系統のハエを他のラボに分譲したり、また逆に過去の論文の中で言及されているハエの系統を他のラボからもらったりと、日常的に他のラボとハエのやりとりをしている訳だが、やはりハエ研究者達にとっての祭典、Fly Meetingの後にはこのハエのやりとりが活発になるんだろう。Fly Meetingが終わってからもう一ヶ月以上経つけども、この一ヶ月ほどの間にすでに何回か自分のハエ達をいろんなところへ送り出した。今朝ノルウェーのDr. TRから、ハエ達が元気に到着したよというサンキューメールが届いたので、Fly Meetingの時に話した人達へこちらから送る予定になっていたハエはこれで最後かな。そういえばFly Meeting終了後にBloomingtonのストックセンターからも結構たくさんの系統を注文したんだけども、たぶん毎年Fly Meeting直後はBloomingtonでも受注量が普段より増えるんじゃないだろうか。あとは昨日、スイスのDr. EMにImport Permissionを送付したので、このスイスからのハエ達がこちらに届けば一段落して新しいハエ達を使った実験が出来る予定。他のラボからハエが届く時はいつもなんやらワクワクしますな。それはもちろん新しい実験が出来るからなんだけども、それだけじゃなくて海外から到着したハエを見るとそのハエ達が生まれ育った国やラボに思いを馳せてしまうし、逆に自分のハエを遠くの国へ送り出した後、そのラボから無事到着したよとの連絡を受けると「あぁ、あいつら今ノルウェーにいるんだなぁ。ノルウェーはまだ寒いのかなぁ。」とか思うもんですよね。だから他のラボからハエが届いた時には必ず「送ってくれたハエ達は元気に到着しましたよ。」とのサンキューメールを書くようにしています。

2011年5月6日金曜日

Papers2

PapersがアップデートされてPapers2が出た、ということを忘れていた。ということで昨日、30日間お試し用のダウンロードをしてPapers1から2へアップデートしてみた。初めの設定で今までのPapersにためていたファイルは全て新しいPapers2へ自動的に移植してくれる。で、価格は79ドルなのだが、Papers1からのアップデートだと39.5ドル。ちょっと高い気がするけど新しく増えた機能の数々を試しているうちに、まぁ40ドルくらいなら払ってでもアップデートしときたいなと思わされた。さらに便利になってますわ。結構うれしいのは論文のサプリメンタルデータに対応してくれたことかな。今までのバージョンだと論文本体とサプリメントをPapers内でリンクさせることができなかったので、結局いつの間にかドックのダウンロードファイルにサプリメントのPDFファイルがわんさかたまってしまっていたのだが、Papers2では各論文のサプリメントを右のインスペクタウィンドウ内に簡単に整理できるようになった。あと、Magic Manuscriptsという引用文献を管理するための新しい機能が素晴らしいように見える。ちょうどこれから論文を書くのでちょっと活用してみましょう。

2011年5月4日水曜日

新しいポスドク

今週からついに新しいポスドク、グンちゃんがラボに来た。ゴーアイがうちのラボを出て行ってからもう一年半ほど経つけど、この間ポスドクは自分一人だけだった。まぁゴーアイは一緒に研究をデスカッションできるような感じではなかったので彼が去った後に何かが変わった訳でもなかったのだが、やはりデスカッションできるポスドクが同じラボにいてくれる方がいいのは当然だ。ボスとの話で、グンちゃんにはまず自分の実験を手伝ってもらおうということになっていたこともあって、昨日とりあえず今自分が書こうとしている二本の論文の内容をグンちゃんに話した。グンちゃんは中国でPhDを取得したばかりなのだが、今までハエを使っていてしかもある程度この分野のことには精通しているようで非常に話しやすかった。かなり興味を持ってくれていたようだし、今後グンちゃんはイイデスカッション相手になるかもという感触を得た。
で、論文についてはとりあえず二本の論文のアウトラインを作って一昨日ボスと話し合った結果、一応論文の下地となるストーリーが出来た。これであとは論文を書きつつ残された必要な実験をこなしていくだけということになる。今のところ必要な実験は全部で16個。ということで今毎日ドエライ数のバイアルを捌いていてヘクチックなのだが、たぶん来週辺りからグンちゃんがSSTの方の実験を手伝ってくれることになるかな。その前にどのパートを頼むか考えにゃいかんけど。

2011年5月2日月曜日

初めてのバレエ発表会

一昨日の土曜日はロウチビのバレエの発表会でした。この一年間ほどがんばってバレエスクールに通って練習してきたロウチビは、もう随分前からこの日を毎日楽しみにしていて気合十分。まずは朝からメイクアップをしてリハーサルのために発表会の会場へ。リハーサルの後で一旦家に戻ってきて、夕方からもう一度会場入りして発表会本番は6時から。結構広い会場がほぼ満席になるほどたくさんの父兄の方々が見守る中、次々とバレエ教室の各クラスの子供達がバレエを披露するのでした。ロウチビはクラスメートの子達と6人で「LOVE」というタイトルのバレエを披露してくれました。よくやったと思います。

JFさんが撮ってくれたリハーサルの時のビデオです。

JFさんとこのお嬢さんはお二人ともバレリーナで、今回も素晴らしいバレエを見せてくれました。発表会終了後、あこがれのお姉さん二人と一緒に写真を撮ってもらったロウチビ。ステージでは緊張もせずとても楽しかったらしく、今後もバレエを続けるんだとの決意を新たにしたようです。

2011年4月27日水曜日

ジャッキーの休暇

ジャッキーが帰省のために今日から三週間ラボにいない。ジャッキーはうちのラボマネジャーであり、試薬の注文やCO2タンクの交換からハエのストックの維持やラボの整理整頓までいろんなところでうちのラボを支えてくれている。そんな彼が三週間もラボを離れるのはこの四年間ほどで初めてのことだ。実は彼自身も自分がいない間のラボのことを心配しているようで、ラボの一人一人がこの三週間のうちにやるべき雑用のリストをきちんと作って置いていってくれた。素晴らしいラボマネジャーですな。しかし、自分が任されたのはラボストックのハエ達の管理(1000系統以上)。。。今大量に実験を組みまくっているのでこれはちょっとキツイかも。。。早く帰ってきてくれ。

2011年4月26日火曜日

抜けるCyo

昨日、ジョンピーからのメールに気になることが書いてあった。ジョンピーがうちのラボを出て行く時に、hsFLP; Sp/Cyo; Dr/TM6bという便利なダブルバランサーの系統を持っていったのだが、ジョンピーがこの二年ほどの間にこのハエを使ってバランスさせた系統から時々Cyoが抜けてしまっていたことがあるんだとか。しかも抜ける時は結構短い世代のうちに消え失せていたらしい。TM6bからTbが抜けるというのは聞いたことがあるけど、そんなCyoが抜けてしまうなんて聞いたことないし、ソレってラインを作る時にミスっただけなんとちゃうのんと、そこまで考えてハッと気付いた。確かに自分もこの何年かの間にこのダブルバランサーを使ってバランスした系統のハエからCyoが抜けていたことがある。しかもセカンドにSp/Cyoを入れたはずなのにSpCyoも両方消え失せていたことがある。これは18℃に置いていたからCurlyのフェノタイプが出ていないとかいう訳ではなくて、25℃に戻してもやっぱり翅はまっすぐなままなのだ。Spのフェノタイプは時々微妙な感じなので、そういうのを発見するたびに自分がラインを確立する際にミスったんだと思っていたけど、もしかしたらやっぱりアレもCyoが抜けたからだったのか。とは言っても、大概のヤツはちゃんと維持されているように思うし、このhsFLP; Sp/Cyo; Dr/TM6b自体も非常に安定していてこのラインからCyoが抜けているのは見たことがない。ちなみにこのダブルバランサーは以前に自分が作ったものなんだが、このCyoをどこから取ってきたのか全く覚えていない。うーむ、コレってどういうことなんだろうか。ちょっと説明がつかないんだけども、このダブルバランサーは日常的に使っているラインなので怖くなってきた。とりあえず他のCyoSM6と交換せにゃいかんけど、こんな風に何らかの状況によって抜けてしまうCyoなんてあるんだろうか?

Ashburnerの「Drosophila」には「Cy」について以下のようにある。
The expression of Cy is temperature-sensitive; Cy/+ flies overlap wild type if they are grown at 20℃ or less.  .....The expressivity of the Cy mutation is also reduced if flies are reared in culture rooms illuminated by fluorescent lights.  The second problem with Cy is that on some balancers or on some genetic backgrounds, its expressivity can be weak even at 25℃.  .....Another feature of Cy which can be important is that it is quite readily reverted to wild type by mutation, after either ethylmethane sulfonate (EMS) mutagenesis or irradiation. 

CyのexpressivityではSpも消えてしまったことが説明できない。しかもCyoには左右のCyを結ぶthird inversionが入っている訳だし、ストック中にそんな頻繁にmutationが起こるとも考えられんしなぁ。。。
どなたかfly pusherの方、何か知りませんか?

2011年4月23日土曜日

イースター2011

今年のイースターは明日、4月24日なんだそうだ。ということで、今日土曜日の朝は毎年恒例になってきたYancey Streetのエッグハント大会。ジュリアの家→ウォルターの家→オリビアの家→ロウチビの家→ワイアットの家→アニカの家、と南から北へと近所の6軒をはしごしながら子供達はエッグハント。そして最後のアニカの家でランチを兼ねたパーティーをした。


ヤンシー四人娘。
そして次の家へ。
うちの庭にもわらわらと。
卵の中にはチョコレートが入っていることを発見したソウシロ。
それにしても今日は暑かった。炎天下に置かれていたチョコレートはドロドロにとけていたほど。ほとんどの人が帰った後で、密かにデイビッドと二人でカンパイしたビールがうまかった。

2011年4月22日金曜日

もう夏休み

アンダーグラジュエイトの学生達は来週がファイナル(期末試験)で、その次の週からもう夏休みなんだと。で、アリスンも夏休みを取るので来週から8月末までラボには来ないんだと。4ヶ月って、ちょっと夏休み長いんとちゃうのん?まぁ、その間彼らが遊び呆けている訳ではないことは知っているけど、DISの学生は4ヶ月もラボを離れるべきではないと思うんやけどなぁ。でもレクシーはこの夏休みの間もラボに来るそうなので、来週からスクリーニングはレクシーにバトンタッチということになる。レクシーはまだimaginal discの解剖をちゃんと習得していないようなので来週からちょっと特訓せにゃいかんけど。
で、今日のラボミーティングはドンちゃんの研究発表。もう二年ほど前に自分がアンダーグラジュエイトのザビエル君を指導しながらやったちょっとオモシロイfollicle cellでのgenetic pathwayのお話をドンちゃんに教えてあげたら、それらのデータを土台にして最近色々と考えていらっしゃった様子。このザビエル君とやった仕事はもうお蔵入りかなと思っていただけに、ドンちゃんが興味を持ってくれてしかもなかなか面白くなっていきそうな感じがしたのでこれは結構うれしい。今後ちょっと色々とサポートしていきたいと思う。

2011年4月20日水曜日

Cytonemesってナニ?

最新号のScienceに、Dr. TKのラボからCyotonemesに関するアップデートとなる論文が登場。で、Cytonemesってナニ?ということである。

Specificity of Drosophila Cytonemes for Distinct Signaling Pathways
Cytonemes are types of filopodia in the Drosophila wing imaginal disc that are proposed to serve as conduits in which morphogen signaling proteins move between producing and target cells.  We investigated the specificity of cytonemes that are made by target cells.  Cells in wing discs made cytonemes that responded specifically to Decapentaplegic (Dpp) and cells in eye discs made cytonemes that responded specifically to Spitz (the Drosophila epidermal growth factor protein).  Tracheal cells had at least two types: one made in response to Branchless (a Drosophila fibroblast growth factor protein, Bnl), to which they segregate the Bnl receptor, and another to which they segregate the Dpp receptor.  We conclude that cells can make several types of cytonemes, each of which responds specifically to a signaling pathway by means of the selective presence of a particular signaling protein receptor that has been localized to that cytoneme.

いや、cytonemesというものがどういうものかは大体知っていたつもりだけども、今回の論文でさらに示唆されているcytonemesの機能はこれまた非常に奇妙ではあるが重要な発見であることは間違いない。今回の報告によれば、組織によって特定のシグナルに対するcytonemesの反応性(伸長の程度や方向)が異なる、そしてシグナルを受容する細胞達はいくつかの異なるsignaling pathwayに対する特異的なタイプのcytonemesを作り出すことが出来る、つまりその各々のタイプのcytonemesはある特定のsignaling pathwayのインプットを得るために特定のレセプタータンパクのみを別々のcytonemesに局在させてシグナルを発信している細胞に向けて伸長するという、ちょっとにわかには信じられないようなことが示されている。このcytonemesを介したシグナル伝達という概念はcell-cell communicationにおける非常に重要なものの一つであるはずなのだが、普段cell-cell communicationのことを考えている時にこのcytonemesなるものがあんまり考慮に入っていない気がする(自分だけだろうか?)。
それにしても、1999年(Cell)、2005年(Nature)、そして今回2011年(Science)と6年おきにcytonemesに関する重要な論文がこのラボから発表されてきた訳で、次は2017年まで待たないといかんのかな。しかしCell→Nature→Scienceってスゴイな。。。

2011年4月18日月曜日

St. George Sound

昨日日曜日は朝からマイクと今シーズン初の海釣りに行ってきた。金曜日の夜に雨が降ったのでいつものSt. Marksは川からの水で淀んでいるだろうということで、今回はもう少し西まで走ってDog Islandの対岸辺りからSt. George Soundへカヌーを漕ぎだした。昼前頃からキャスティングを始めて、何回か強烈な当たりがあったけど残念ながらどれも大きなナマズだったのでリリース。でもいつもながら力が強い大ナマズとの格闘は楽しい。その後少しの間当たりがなかったので波がほとんどない静かな海の上で二人でゆっくりとビールを飲みながらキャスティングを続けていたら、どこからかプシューという音が近づいてきた。いつの間にかイルカの群れが周りに現れていたのだった。たくさんのイルカがカヌーのすぐ近くまで来てゆっくりと泳いでいく。どうやら彼らも昼御飯の魚を探しに来ているようだった。イルカの群れが去っていった頃から、二人ともどんどんシートラウトが当たり始めた。結局その辺りで漂流しながら4時頃まで釣っていただろうか。結局キープしたのはシートラウト6匹。タラハシーに戻ってから早速マイクにさばいてもらって晩御飯のおかずに。やっぱり新鮮な魚は旨い。

2011年4月14日木曜日

Exciting AI

今シーズンのAmerican Idolはなんだかスゴイ。先週、今週と、(自分にとってはだけど)意外な人が落ちた。まぁ今日のボトムスリーは予想通りだったけど、ポールが落ちるとは思っていなかった。たぶん、アメリカ国民も皆この結果には驚いているんじゃなかろうか。というか、自分もそうだが、みんな誰に投票したらいいのかよく分からないんじゃないのかね?そう思うくらい今週の8人はほとんどみんな素晴らしいパフォーマンスだったし、一人一人本当にシンガーとしての個性がある。サイモンがいてたらどんなコメントしてたんだろう。でもサイモンの代わりにスティーブンが入ったからこそ、なんやらコンペティション自体の雰囲気がいつになくハッピーな感じなのかもしれんな。三週くらい前だったか、意外にもケイシーが最下位になってレスキューされるということもあったし、今回は本当に誰が落ちていくのかよく分からない。逆に言えば誰が今年のAmerican Idolになるのか全く想像がつかない訳で、なんともエキサイティング。いやーそれにしても昨日のラスト、ジェイムズのステージにザックワイルドが出てきたのにはビックリした。やっぱしザックは超カッコイー。でもあそこでザックを使うのは反則なんじゃないんですか?まぁ、自分は久しぶりにザックのプレイが見られて楽しかったけど。

2011年4月12日火曜日

IKNM in D.m. and N.v.

先号のCurrent BiologyにStowersのDr. MGラボから楽しい論文が出てきた。

Interkinetic Nuclear Migration Is a Broadly Conserved Feature of Cell Division in Pseudostratified Epithelia
Animal development requires tight integration between the processes of proliferative growth and epithelial morphogenesis, both of which play out at the level of individual cells.  In this respect, not only must polarized epithelial cells assume complex morphologies, these distinct forms must be radically and repeatedly transformed to permit mitosis.  A dramatic illustration of this integration between epithelial morphogenesis and cell proliferation is interkinetic nuclear migration (IKNM), wherein the nuclei of pseudostratified epithelial cells translocate to the apical epithelial surface to execute cell division.  IKNM is widely considered a hallmark of pseudostratified vertebrate neuroepithelia, and prior investigations have proposed both actomyosin- and microtubule-dependent mechanisms for apical localization of the mitotic nucleus.  Here, using comparative functional analysis in arthropod and cnidarian systems (Drosophila melanogaster and Nematostella vectensis), we show that actomyosin-dependent IKNM is likely to be a general feature of mitosis in pseudostratified epithelia throughout Eumetazoa.  Furthermore, our studies suggest a mechanistic link between IKNM and the fundamental process of mitotic cell rounding.

Interkinetic Nuclear Migration(IKNM)というのは非常にオモシロイけったいな現象だと思う、ということは以前にも書いたことがある。脊椎動物のneuroepitheliumで主に研究されてきた現象だが、同じpseudostratified epitheliumであるDrosophilaのimaginal discにおいては誰もコレを研究していないようだったので、自分がなんかやったろうかいな、とか思っていたところ、去年のFly MeetingでDr. MGがwing discにおけるIKNMについて発表していて驚いたのだった。あのときDr. MGは、「まだ“descriptive”な研究なんだけどね、へへ」とか謙遜していたけど、やっぱりオモシロイですな。
ところでこの論文において、IKNMはBilateriaだけでなくEumetazoaのpseudostratified epitheliaにおいて一般に見られる現象である、ということを言うためにNematostellaを使っているところが自分にとってはなんというかウレシイ驚きだった。というのも、このNematostella vectensisという生き物(イソギンチャクの仲間)が自分にとってはちょっとなじみのあるヤツで、PhDを取ってポスドク先を探していたとき、mesodermやgastrulationの進化を研究したいがためにNematostellaを使っているドイツのラボにわざわざ面接しに行ったことがあるのでした。
で、メカニズムの話はおいといて、やっぱりこの現象の生物学的意味というものに興味がわく訳ですが、

The deep evolutionary conservation of IKNM-like mitotic behavior throughout Eumetazoa suggests the existence of strong constraints on the mechanism of cell division in pseudostratified epithelia.  We favor a model wherein IKNM is required to restrict cell divisions to the plane of the apical junctions, thereby ensuring continuous monolayer integrity of proliferating epithelial sheets.

と、締めくくられているように、わざわざ核をapical側表面に持ってきて分裂するというこの一見面倒くさそうなシステムがこれだけ進化的に保存されているということはそれだけ重要な意味がある訳で、それはつまり細胞分裂時においても体内と体外を隔てる上皮細胞層の緊密性を維持するためなんだろうということ。でも、それなら別にapical側でなくてもエエんとちゃうのん?とも思ってしまうけどなぁ。

2011年4月11日月曜日

ニッキー

先週の金曜日にニッキーのhonors thesisのdefense(卒論発表会)があった。二年ほどもラボにいたのにほとんどデータを持っていないので、コレどうすんねん、と思っていたのだが、とりあえず自分があげた予備実験のデータにこの三週間でやったいくつかの実験結果を足して発表はなんとかかんとか形になったという感じ。一応defenseもパスできたらしい。といってもまぁ、アンダーグラジュエイトのdefenseなんて普通はやればパスできるようなもんなんだそうで、ダメだった例なんてないんだとか。まぁこれで彼はhonor studentとして卒業できるし、こちらもこれ以上彼のことで頭を悩ませる必要はないからイイのだけど、実は発表会の前日の晩に彼が作った発表スライドを見てあげた時、彼が尋ねてきた色々な質問に大きなショックを受けてしまったのだった。というのも質問のほとんどがコンセプチュアルなものではなくて、実験テクニックに対する基本的な質問だったから。「FRT40Aの40Aってなんなの?」って聞かれた時には笑ってしまった。抗体染色のことも良く理解していない様子だったし、enhancer trap lineとかFlip-out Gal4なんて何も分かっていない感じだった。結局彼はfly geneticsにおける実験の基礎的なことをなーんにも理解していなかったのだ。なるほど、だから実験をさせても毎回失敗していた訳だ、と納得した。とは言っても、当然こういった基礎的なことは今までに何回も教えたはずだし、たいがいの学生達はラボに来て始めの一ヶ月くらいでこういったことは大体学ぶし、もし理解できなくてもちゃんと質問しているように思う。彼は研究に対しての興味は結構持っていたと思うんやけどなぁ。まぁ、やっぱりいろんなタイプの学生がいるんやなぁ、とこちらも勉強になりましたわ。

さて、そして今朝はボスと毎週恒例のミーティング。論文に必要な実験の話をしているうちにだんだんとディープなデスカッションになってきて、結局一時間半も話していた。その中でボスがふと思いついた新しいアイデアはなかなか鋭いもので、二人でエライ盛り上がってしまった。このアイデアは今までに使っているテクニックで案外簡単に確かめることが出来るかも。しかももし当たっていれば、これはブレイクスルーになり得る。今後三ヶ月間ほどは三本の論文を仕上げるために全力を注ぐつもりだけども、このアイデアは片手間に試す価値はあるな。ということで、早速それ用のハエを作ろうっと。

2011年4月7日木曜日

ビッグウェーブ

学会から帰ってきてからボスと今後の方向性について話したのだが、やはり学会で発表したfollicle cellのデータはなるべく早いうちに論文にしてしまおうということになった。そしてもちろん、少し前に話していたSSTの論文第一弾も早めに出してしまいたいことに変わりはない。それらに加えてもう一つ、レビュー論文も書くことになったのだが、このレビューの締め切りは7月末頃。で、一応今のところ7月末頃までにこれら3本の論文を全てサブミットすることを目標にしようという話になった。4ヶ月ほどで3本はかなりキツイのは間違いない。。。さぁこのビッグウェーブを乗り切ることができるんだろうか。。。

Patrol

二人で近所をパトロール。

2011年4月5日火曜日

Old Town

学会期間中、ドンちゃんがどうしても観光に行きたいと駄々をこねるので、土曜日の夕方に二人でOld Townを見物しに行ってきた。異国情緒漂う通りに立ち並ぶメキシカンレストランをスルーして、ふと見つけた良さげなイタリアンレストランに入って本日のスペシャルシーフードパスタを注文したら、これが絶品だった。このパスタのためだけにでも行った甲斐があったと思ったくらい。

2011年4月4日月曜日

学会終了

昨日の夜サンディエゴから帰ってきたのだが、今回はなんやらえらい疲れた。。。ブログを書こうとも思っていたのだが、なんやかんやでほぼ毎晩12時頃まで活動していたので毎晩部屋に帰ってきたらもう疲れ果てていて書く気になれなかった。まぁでもそれだけオモシロイものをたくさん見て、友達をたくさん作ることが出来たということでもあり、自分にとっては非常に実りのある学会となったことは確か。ポスターセッションでも毎日結構な数の人達が聞きに来てくれて、皆口々にfollicle cellのデータをオモシロイと言ってくれた。誰もが興味を持ってくれた部分はまだプレマチュアな結果なので今後さらに慎重に見ていかなければならないのだが、このみんなの反応は実は自分が想像していたものよりも随分と大きかったので結構勇気づけられた感じはあるかな。
さて、そして今回のメインイベントはなんといっても三日目の午後にあったcell competitionのワークショップだった。これがいろんな意味でドエライエキサイティングなワークショップになった。実は前日のランチタイムでもDr. EMとTI博士の激論に同席していたので、当日どういうことが起こるのかはある程度予想していたのだが、やはり本番での面白さは予想以上だった。前日に急遽発表することになったグラスゴーのDr. MVも含めてスピーカー7人の発表内容がどれも面白かったのは言うに及ばず、皆それぞれがcell competitionのメカニズムに対する独自の仮説とそれを裏付ける実験結果を持っている訳で、臆することなく他の人の仮説に相反するデータをも出してくる。中でも今後論争の的となりそうなのは、competitionにおいてloser cellはwinner cellによるengulfmentによって殺されているのか?そして本当にそれがloser cellを排除するためのメインのシステムなんだろうか?というところだろう。もちろん他の点に関しても、異なるmutantや異なるtissueであれば違うメカニズムがあるのか?もしくは共通のメカニズムは何なのか?というようなことは今後どんどん議論が盛り上がっていくことだろう。ワークショップはこうあるべきだと思うし、こうして議論が活性化されることはこの分野にとって非常に良いことだと思うのだが、自分がオーガナイザーを務めるワークショップで招待した他のスピーカーの論文を公然と攻撃したDr. EMのやり方は少々問題があったようにも思う。
cell competitionをメインで研究しているラボはまだそれほど多くはない訳だが、それでもそれぞれが皆これだけ真剣に自分たちのオリジナルな仮説を追求し、お互い熱く議論する場に居合わせたことで、このフィールドが今まさに成長し始めているのを肌で感じることが出来た。来年からもこのワークショップを続けることが出来ればと思う。きっとここから何か新しいコンセプトが生まれてくるのだろう。
そんなことで学会は終了。今この昂った気持ちのままで次の実験を考えていかなければ。

2011年3月30日水曜日

San Diego到着

サンディエゴに到着。なんかフロリダより暑い気がする。会場のホテルはエライ広い敷地内にたくさんの建物があってちょっと分かりにくい。ドンちゃんと昼御飯を食べた後で会場内を歩き回ってやっとこさRegistrationカウンターを見つけて列に並んでいたら、早速ダートマスの時のボス、アルバートに遭遇。さらにその直後に、これまたダートマスのラボで一緒だったジャスティンにも偶然会えた。アルバートは去年のFly Meetingでも会ったけど、ジャスティンとは約五年ぶりか。うーむ、なんやらテンションが上がってきました。今日はこの後、オープニングセッションとレセプションパーティです。

2011年3月29日火曜日

明日からSan Diego

さて、発表用ポスターの印刷も終わって、いよいよ明日の朝からドンちゃんと二人でサンディエゴへ向かう。今回からFly Meetingでも、オンラインで自分の興味がありそうな発表を検索して自分用のスケジュールを作ることができる「Abstract Search and Program Planner」という機能が学会ホームページに設置されていたので、とりあえず面白そうなのをどんどん自分のスケジュールに入れていたら早くも登録した演題数が72にもなってしまった。これを全部見てまわるのは不可能だろうから、とりあえずアブストラクトをざっと読んで必ず聞くべきものを選ばなきゃいかん。アトランタからサンディエゴまでのフライトは5時間ほどもあるので飛行機の中で読むことにしよう。とか思っていたら、午後に実験医学から原稿の校正刷りが送られてきた。FAXによる校正の締め切りが4月1日ということだったので、大急ぎで校正して事務が閉まる5時半ギリギリに事務に滑り込んでFAXで原稿を送った。で、さらに帰り際にアリスンとレクシーに今週やるべきことを伝えておいたのでこれで全てオーケーかな。あとは荷造りだけ。

2011年3月28日月曜日

少年

よく女の子に間違えられるソウシロだけども、最近はもう赤ちゃんではなくて小さな少年という感じになってきたと思う

friend

2011年3月26日土曜日

募金活動

今日はダウンタウンの公園で毎週土曜日に行われているマーケットに場所を借りて、日本人コミュニティーによる東北地方太平洋沖地震の支援のための募金活動第一弾が行われたので朝から参加してきました。
親切なアメリカ人の方々から本当にたくさんの応援メッセージと募金を頂きました。
来週の火曜日、29日には午後7時半からFSU構内で「Candlelight Vigil for Japan」という追悼集会が催されます。

2011年3月23日水曜日

第一シリーズ

アリスンが進めているgenetic screeningの第一シリーズ、計70ラインの解析が終了。ヒットは4ライン。その他にも2ラインでなかなかシブイ細胞の挙動が観察できた。やっぱりこのスクリーニングはなかなかイケテルかも。これら数ラインについてはもちろんセカンドスクリーニングをしなければならないのだけども、ヒットした4ライン中2ラインづつがどうやら同じタイプのタンパクのようなのでなかなかオモシロイ結果と言えるだろう。今日ドンちゃんがさらに250ラインほど追加で注文したはずなので今手元に残っている150ラインほどを早くやってしまわないといかんのだが、アリスンはこの第一シリーズで実験のプロセスに慣れただろうし、今日からはレクシーも参加し始めたので今後もう少しスピードアップを期待できるかな。夕方ラボをのぞきに行ったら、アリスンがレクシーに教えながら二人で和気あいあいとハエをかけ合わせていた。

2011年3月21日月曜日

スペイン語教室

最近ロウチビは友達のコリのお母さん、ペルー人のロイダが始めた毎週土曜日のスペイン語教室に通い始めた。教室と言ってもロイダの家の中で、一昨日は子供二人だけ。なかなか面白かったので自分も横で一時間じーっとロイダの授業を聞いていたのだが、今までスペイン語を勉強したことが全くないので結構たくさんの発見があった。まず一番驚いたのは、発音が日本語に似ていること。始めにスペイン語の5つの母音を紹介してくれたのだけど、なんとa、e、i、o、u、の5つだけなんだそうだ。英語のようにそれぞれにいろんな発音の仕方がある訳ではない。ということは、これは順番が違うだけで日本語のアイウエオと全く一緒?しかも英語のような無声子音があんまり入らないためか単語も結構覚えやすいように感じた。英語ってもしかしてかなり発音が複雑な言語の一つなんだろうかね。ロイダも以前からウチらのしゃべる日本語がスペイン語に似ていると感じていたんだとか。今後もロウチビと一緒にロイダの授業を受けていれば自分も少しスペイン語が話せるようになるかもなぁ、と思うとちょっと楽しくなってきた。

2011年3月18日金曜日

Honors

アンダーグラジュエイトのアリスンがラボに来始めてから早二ヶ月、そして二人目のレクシーが話をしにきたのがもう一ヶ月ほど前になる。そしてその後さらにもう一人、うちのラボで研究をしたいと言っていたアニャも一昨日もう一度ボスのところへ話をしに来て、結局自分が彼女の面倒を見ることになった。ちょっと前まで自分が指導していた学生は男ばっかりだったのに、今年に入って毎月一人ずつ女の子が増えてついにこれからギャル三人体制。ちなみにボスによると、この三人目のアニャはただのDISではなくて、Honors In The Major Programという何やらたいそうなものを希望しているんだそうだ。
「へ?オナーズってソレなんなの?DISとはまた違うの?」とボスに聞いてみたところ、
「Honors Programの学生はちゃんとした自分のプロジェクトを持って研究して、honors thesisという所謂卒論を書いてさらにcommittee memberの先生方を前にしたdefense(卒論発表会)をパスしなければならないの。ナタリアがそうだったでしょ?」なんだと。
そういえば今まで指導してきたDISの学生達の中で唯一ナタリアだけがそういうことをしていたなぁ、と思い出してようやく合点がいった。
「ほほう、なるほどなるほど。つまりDISよりも高いレベルの研究を要求されるということですな。」と言ったところでボスが、
「ちなみにこの春卒業するニッキーもHonorsだよね?」と。。。
「エェ!マジで?そんなん聞いてないけど。。。」と言ったものの、そう言われれば少し前にニッキーが、今月だか来月だかにthesisを書いてpresentationもしなきゃいけないんだけど、みたいなことをぶつぶつ言っていたことを思い出した。ところがえらいことにニッキーは今のところ結果らしい結果をほとんど持っていない。タイミングよく今日のラボミーティングはニッキーの発表の番だったのだが、やはり彼が発表したのは仮説とそれに対する実験計画だけ。で、ラボミーティングの後に聞いてみたら、論文の締め切りは来週末で発表会は4月8日なんだそうだ。。。なんともはや、それはちょっと不可能なんじゃないのかなぁ。もっと早くにきちんと説明しておいてくれればもう少しなんとかしてやることも出来たかもしれんが。さぁ、どうしたものか。

2011年3月17日木曜日

Workshop in San Diego

さて、この大変な最中に日本からどれくらいの方々が参加されるのか見当がつきませんが、San Diegoで開催される今年のFly Meetingが二週間後に迫ってきました。ということで、ワークショップの告知です。今回は三日目(金曜日)の午後に、うちのボスが神戸のTI博士とベルンのDr. EMと一緒に「Cell Competition」というワークショップを以下のような趣旨でオーガナイズします。

During their lifetime, cells of multicellular animals can suffer insults (mutations, transient errors, infections, oxidative damage) that may compromise their fitness.  In Drosophila the process of "cell competition" that seems to recognize and eliminate less adapted or weaker cells of developmental primordia, ensuring that viable but suboptimal cells do not accumulate during development or ageing.  How groups of cells compare their relative fitness levels and decide which cell will remain in the tissue ("winner cell") and which cell will be eliminated ("loser cell") will be the main topic of the workshop.

今これを見て気付いたけど、Dr. EMはいつの間にマドリッドからベルンに移ったんだろうか?

2011年3月14日月曜日

少しでも

今回の東北地方太平洋沖地震で被災された方々、またその御家族の皆様に心からのお見舞いを申し上げます。
こちらアメリカでも連日トップニュースで日本のことが報じられており、アメリカの方々も皆心配して日本のこと家族のことを聞いてくれます。USTREAMでNHKなど日本のテレビのニュースのライブストリーミングが行われているので金曜日の朝から見続けていますが、今現実に日本で起こっていることとにわかには信じられないほどのあまりの大きな被害にただただ呆然として考え込むばかりです。ただ、ニュースを見続けながら、遠くにいる自分達に何が出来るのかを考えようとしています。
以前に笹川科学研究助成を頂いていた日本財団から緊急メールが来たので、私はまずこちらを利用して義援金を送りました。


Tallahasseeの日本人コミュニティーでも募金活動が開始されるようです。
今回の地震被害に対する義援金の情報は以下のウェブサイトでも得ることが出来ます。


遠くにいても、日本人として日本を応援するために、少しでも出来ることを考えていきたいと思う。

2011年3月10日木曜日

チャータースクール

アメリカでも日本と同じように小学校の校区が決められており、子供達は住んでいる校区にある小学校のキンダーガーテンへと入学することになる(キンダーガーテンは小学校に付属している)。ところがアメリカでは一つの町の中でも貧困層が住む地域と富裕層が住む地域がきっちりと分かれていることもあり、小学校によって学力の差が歴然としている。実はうちのすぐ近くに小学校があるのでうちの子もココへ通えば非常に便利だし、もちろんココがうちの校区の小学校ということになる訳だが、この校区にはかなり貧困層の地域が含まれているためか学力が低い上になんだかガラもあまりよろしくない。日本のように私立の小学校もあるのだが、当然私立は授業料が高い。じゃあどうするかというと、チャータースクールというものがある。最近アメリカではこのチャータースクールというものが随分増えてきているらしい。どういうのものかというと、

米国で1992年に誕生した新しいタイプの公立学校。子供たちの学力向上を目指して、学校の創意工夫を引き出そうとする教育改革の中から生まれた。親や教員、地域の団体などが自分たちの理想とする教育計画を地方教育委員会に提出し、同計画が認可されれば、公費によって学校を運営することができる。ただし、認可は期限付き。チャーターとは認可された計画のこと。(コトバンクより抜粋)

実はこのTallahasseeにもチャータースクールの小学校が3校あるのだが、どこもなかなかの人気で限られた定員に毎年かなりの数の応募があるらしく、抽選に当たらないと入れないということになる。人種の多様性を維持するためにマイノリティーは選ばれやすいという噂は聞いていたのだが名目上は100%抽選ということになっているし、うちが応募したチャータースクールもこのところ非常に人気がある学校のようで、今年も20人ほどの枠にかなりの応募が殺到したという話を聞いていたこともあり、あまり期待はしていなかったのだが、昨日その学校から抽選に当たりましたよという連絡をもらった。もしはずれていたらどうしようということについては結構頭を悩ませていたのでほっとした。
日本の第二次ベビーブーム世代として所謂マンモス校で小中学校時代を過ごした自分から見ると、このような少人数制で独自の教育コンセプトを持った学校というものは自分の経験とは程遠く、理論的にはその良さを理解できても実感としてはなんだかよく分かっていなかったりするのだが、なんだか自分も楽しみになってきた。まぁいずれにせよよかったよかった。

2011年3月9日水曜日

Hallmarks of Cancer

先日Cellから「Hallmarks of Cancer Special Review」という題名のメールアラートが来た。それによると、

The review article by Douglas Hanahan of École Polytechnique Fédérale in Switzerland and Robert Weinberg of the Whitehead Institute for Biomedical Research appearing in the March 4th print issue of Cell, updates and expands on the authors' classic review, "Hallmarks of Cancer," the most cited Cell article of all time. 
As the new work details, much has been revealed in the last decade about the molecular and genetic underpinnings of the six original hallmarks of cancer and the authors have synthesized the vast literature to produce a next-generation view of the features that are shared amongst all cancer cells. 
The authors also introduce two enabling hallmarks - genomic instability and inflammation - and two emerging hallmarks - evasion of the immune system and reprogrammed energy metabolism.

ということなんだそうだ。「The Hallmarks of Cancer」という前のバージョンが出たのは2000年なので11年ぶりのアップデートということになる。この10年でこの分野では膨大な発見があったはずなのでどれぐらい前のバージョンから変わっているのか楽しみだ。しかし、前のバージョンがCellの中でも最も引用された論文だとは知らなかったな。まぁそれだけガン研究者が多いということか。

2011年3月8日火曜日

Tax Return 2010

本日Tax Returnの手続き完了。なんか今年は今までで一番還付金の額が大きいのでなんでかなと思ったら、去年ソウシロが生まれたからか。子供一人につき1000ドル返ってきます。しかし毎年思うけど、メンドクサイシステムですな。

2011年3月7日月曜日

戦略変更

先週ボスはNYのDr. NBのとこへトークをしに行っていたのだが、ラボに帰ってくるなりエライ勢いで矢継ぎ早に実験結果に対する質問を浴びせてきた。たぶん結構な厳しい質問をたくさんもらったんだろう。まぁそれはいいとして、一つ重要な情報をもらってきたらしい。どうやら今自分がやっているSSTプロジェクトと似たようなことをある有名ビッグラボがやっている可能性があると言うのだ。これは大変なことになったと。。。まぁ、SSTの現象自体は今までに出た論文の中でもさらりと言及されているのを見たことがあったので、同じ分野でこの現象に気付いている人は意外と多いのではないかと思う。ただ、今自分が持っているこの現象を説明するためのデータはたぶん誰も持っていないだろうと思っているのでそれほど焦りはしないのだが、論文を投稿する上でこの現象を違う角度から説明する論文を先に出されてしまうと何かと面倒なことになる可能性が出てくるのは確か。そういう訳で、少し前にボスと話していた、後半部分を先に発表しようという戦略を考え直して、向こうのラボが出してきそうなデータを先に論文にしてしまおうという攻めの戦略に変更することになった。論文を書く上でこういう競争相手との駆け引きを考えたやり方はあまりしたくないのだけども致し方ないだろう。こういう噂が出てくるということは向こうはもうだいぶ論文発表の段階に近いと想像できるのだが、勝負に出るしかないか。

約束通り

昨日の午後、約束通りロウチビを学校に連れてきてあげた。オフィスでお菓子を食べて、ラボでは顕微鏡でハエを観察して、外に出てたくさんお花を摘んで、ひとしきり楽しんでくれた様子。

2011年3月4日金曜日

KS博士送別会

今月末にKS博士が日本に帰国することになった。ということで昨晩は、いつものChina Delightでいつもの日本人ポスドクメンバーで送別会を開いた。一年ほど前まではこの生物系ポスドクの会には5人いたのだけど、今はもう3人。5人の時は丸ごと一匹の北京ダックが少なく感じたけど、昨日は結構腹にこたえたことで人数が減ったことを実感。もちろんいつものように旨かったけど。しかしKS博士が帰国してしまうと、これでついにST博士と自分の二人だけになってしまうことになった。だんだんと少なくなっていくのはやっぱり寂しいですなぁ。インタビューで初めてこの町に来た五年前の真夏の日にこの町で初めて会った日本人がKS博士だった。KS博士の奥さんとは祭りのステージやレストランで随分とたくさんのライブ演奏をやったもんだ。KS博士の方が先にこの町を出ることになるとはなぁ。。。
ともあれ、KS博士と御家族皆様の日本での益々の御活躍を期待しております。

2011年3月2日水曜日

ドーナツタイム

今朝はプレスクールで、「お父さんと過ごすドーナツタイム」なる催しがあったので行って来た。子供と一緒にドーナツを食べながら他のDad達とひとしきり喋った後で、子供達の「I love D A D!」の歌を聴いてDad達は大喜び。帰り際に、廊下に飾られていた「My dad is special!  Because,,,」という題名で子供達が書いた絵と文章が面白かったので見入ってしまった。「朝起きるとテレビのスイッチを入れるから」とかいうファニーなものから、「一緒に遊んでくれるから」とか「オモチャを買ってくれたから」とかいうものが多い中でロウチビはなんて書いたんだろうとちょっとドキドキしながら探してみたら、ロウチビは「Because,,, I get to go to his school!」なんだそうだ。そういや最近もしょっちゅう一緒にラボに行きたいと言っていたな。ソウシロが生まれる前は時々週末に一緒にラボに行って顕微鏡を覗かせてあげたりオフィスで遊んだりしたことがあったのだけど、それが随分楽しかったのだろうか。今週末あたりまた連れてきてあげないといかんな。

2011年3月1日火曜日

個人面談

昨日の朝、ボスに呼ばれてボスの部屋で1時間半ほどデスカッションした。去年ボスがサバチカルに出る前までは、毎週ラボミーティング以外にも何人かのラボメンバーとボスによるグループミーティングをしていたのだが、ボスがサバチカルから帰ってきてからはそのグループミーティングをしていなかった。そろそろまた始めようかということで、今後はグループではなくて個人面談を毎週月曜の朝にやろうということになった。今いくつかのプロジェクトを持っているのでそのそれぞれについてしっかり話し合うためには個人面談の方が良いと思うのだが、昨日はそれ以外にもラボの学生達一人一人のことについて随分色々と話した。自分が指導しているアンダーグラジュエイト達のことだけではなくて、他の学生達のことについても。各大学院生達に対して自分が持っている印象とボスが考えていることや心配していることは意外と違っていたりしてなかなか面白かった。実験のことだけではなくて、PIとしてラボを運営する上でのいわゆるヒューマンマネージメントのことも今後もっと話していければと思う。

今月号のDGD

毎週金曜日にPubMedからいろんなキーワードの検索結果をメールで送ってもらえるようにしているのだけど、先週来たメールの中に珍しくDGDの論文が多いことに気付いた。今月号のDGDはアポトーシス特集かなんかなのか。読んでみたいオモシロそうな論文がたくさんある。

2011年2月28日月曜日

写真撮影会

昨日日曜日はよく晴れていたので午前中にDorothy Oven Park、そして午後からはMaclay Gardenへと公園をはしごして写真撮影会をした。どちらの公園でもたくさんの花が咲き乱れていて気持ちよかったのだけど、散歩しているだけで汗ばんでくるほどの陽気。あぁもう本当にそろそろ夏なんだなぁと思った。

2011年2月25日金曜日

ちょっとスッキリ

今日の午後、ようやく日本語総説の原稿を日本に送った。ようやくと言ってもまだ締め切り三日前なので自分にしては上出来か。原稿の出来自体にはそれほど自信はないけど、まぁ今回はそんなに未発表データを含めることも出来ないのでこんなもんでしょう。デスクワークから開放されてちょっとスッキリしたところで、次は来月末のFly Meetingに向けていくらか新しいデータを出したいところ。今モリモリと増えてきている実験個体のハエ達を来週あたりにたくさん解剖しないといかん。この実験結果をFly Meetingでの発表に含めるかどうかは別にして、これはかなり結果が楽しみな実験。これでイイ結果が出れば論文の構成を考えることが出来始めるはず。

2011年2月24日木曜日

Top 24

今晩の放送でついにトップ24が発表された今シーズンのAmerican Idol。どうも今シーズンは例年に比べて随分とレベルが高い気がする。なんでだろうか?選ばれた24人の中に強烈にうまいのが何人かいるように見えるけど、中でもヒゲモジャのCaseyというヤツがコントラバスを弾きながら見せた「Georgia on My Mind」のパフォーマンスに感動してしまった。なんとも野暮ったい風貌で今までいなかった感じのヤツだけどコイツはスゴイ。来週からがエライ楽しみになってきた。

2011年2月22日火曜日

そろそろ夏か?

なんか今週辺りから随分と暖かく、というかむしろ暑くなってきてタラハシーは初夏のような気候。家々の庭の木には派手な色の花が一気に咲き乱れて、大学構内の芝生の上にはビキニの水着を着たギャル達がゴロゴロと転がっている。どう見ても二月の風景とは思えん、というかいまだにこのフロリダの季節感に慣れない。そろそろまた長い長い夏が始まるのかなぁ。
さて、現在執筆中の日本語総説の締め切りが今月末に迫ってきた、ということで今日の朝ついに編集部の担当の方から督促のメールを頂いた。本文の原稿は大体書き終わったのだが、制限文字数が結構短いので削って短くするのに四苦八苦している。ちょっと今週は実験をおいといて仕上げにかからねば。

2011年2月21日月曜日

一歳

昨日はソウシロ一歳の誕生日でした。ついに一歳!
ということで、土曜日は近くの公園でロウチビとソウシロの合同バースデーパーティ。たくさんの日本人の御家族に来て頂いて祝ってもらいました。皆様、本当にありがとうございました。
ソウシロが生まれてからのこの一年はなんだか本当に慌ただしくあっという間だったけど、よく見るとソウシロは最近もう赤ちゃんから子供の雰囲気になってきつつあるのが分かる。まぁとりあえずは元気いっぱいに育っていることに感謝。

2011年2月18日金曜日

もう一人

今日の午後、また一人うちのラボで研究をしたいというアンダーグラジュエイトの学生、レクシーが話をしに来た。うちのボスの講義を聴いて興味を持ったのだと言う。まだsophomore(2年生)だけども、なかなかしっかりしてそうな子だったしなんとなく熱意が伝わってきたので一緒にやってみることにする。DISとして登録するには時期を逸してしまっているので当面はボランティアとしてだけども、たぶん彼女は次のセメスターからDISになるんじゃなかろうか。ちなみにDISというシステムが何なのかいまだによく理解していないのだけど、調べてみたら、Directed Individual Studyの略なんだそうな。通常の授業以外に自分の意志でやるインターンシップみたいなもの。卒業前に研究論文を書かないといけないはずなので、日本の大学で言えば4年次から始める卒業研究に当たるんだろうけど、こちらでは学年は関係ないようだからちょっと違うな。来週また研究の基礎を話さないといけないけど、今後アリスンと二人でスクリーニングをバリバリ進めてくれることを期待。

2011年2月15日火曜日

オンリーファーイブ

昨日の夕方アリスンにスクリーニングを開始してもらったのだが、やはり彼女の仕事時間(というかただ単に気合いの問題だと思うけど)は大きな問題になりそうだ。仕事の理解度や丁寧さは他の学生と比べても良い方だとは思うのだが。ストックセンターからは既に第一弾として250系統ほどが手元に届いている。ということで、とりあえずこの数日間にドライバーラインのバージンを500ほど集めたのでまずは100系統くらい試せるかな、と思ってワクワクしているのだが、昨日アリスンがかけ合わせてくれたのはたったの5系統だけだった。。。
「今日はこれだけやったワ。でも、ユゥノゥ、今日はもう帰らないといけないから。明日は来れないからまた明後日ネ。バァーイ。」
だと。がっかりして、「ウォウ、ユゥディッドファーイブ。。。」としか言えなかった。昨晩は最低でも20系統くらいはやってくれると思ったのだが。。。これは一回ガツンとゆわなあかんのかなぁ。でも何にせよやっぱりもう一人必要か。

2011年2月14日月曜日

スクリーニングスタート

今日の午後はこのところ取りためていた何種類かのバージンメスを実験のためにたくさんかけ合わせた。よく考えてみりゃ来月の末からSan Diegoで開催されるFly Meetingまでもう一ヶ月半しかない、ということはそろそろラストスパートになるか。といってもまぁ今回はポスター発表だけなのでそれほど気負うところもないのだが、このプロジェクトに関しては去年のワークショップで発表した内容からそれほど進展している訳ではないので、なんとかもう少し進めておきたいところ。
あと、アリスンのスクリーニングに必要なバージンもだいぶ集まってきたのでいよいよ今日から開始してもらった。このスクリーニングは解剖する必要がない非常にアンダーグラジュエイトフレンドリーなシステムだと思っていたのだが、先週プレスクリーニングの結果を見て、これは染色しないまでも一応解剖してフェノタイプを確認するべきだと思った。とはいってもどうもアリスンは授業がたくさんあるようで、たいがい夕方からしかラボに出てこないのでどこまで任せられるかは不安なところ。先週ボスとそのことについて話したら、またもう一人うちのラボで研究をしたいと言っているアンダーグラジュエイトがいるらしいので、もしかしたらこのスクリーニングにもう一人加わってもらうことが出来るかもしれないのだが。ともあれ、スクリーニング開始。

2011年2月13日日曜日

初めての靴

最近トコトコと歩くようになったソウシロ。昨日バックヤードに出たら晴れていて気持ちがいいのか、初めての靴をはいて一生懸命に走り回っていた。あとちょうど一週間で一歳になる。子供の成長は本当に早い。

晴天

タラハシーではこの週末は土日とも、昼間にきれいに月が見えるようないい天気でした。昼間は暖かかったし、そろそろ春ですな。が、しかし、またもやロウチビがプレスクールで風邪をもらってきてくれたようだ。この二ヶ月ほどの間続いた家の中の風邪がようやく終わったかと思ったばかりだったのだが。。。

2011年2月10日木曜日

リンク

このところ今月末締め切りの日本語総説の執筆をしているのだが、そのイントロに入れようと考えている一文だけのためにこの数日間色々と調べていたら面白くなってきて頭がそのことでいっぱいになってしまった。実は昨年末の日本での学会で、ダートマス時代の友人、SF博士と色々お互いの研究の話をした後でふと閃いてからこのことについて意識し始めるようになったのだが、今回少し調べてみただけでこの分野が自分にとっては全くもって未知のものであることが分かった。随分と古くから研究されている分野で、何から調べればよいのかもよく分からないのでとりあえずメールでSF博士に質問してみた。そしてSF博士が紹介してくれたいくらかの文献をちょろちょろ見ている間に一つ非常に面白い記述を見つけてしまったのだ。これはもしかすると偶然にも、随分前からジャッキーと少しずつ進めていたプロジェクトにリンクしている可能性がある。ちょうど今そのプロジェクトの新しい実験を試そうとしているところだったので、なおさらワクワクしてきた。ちょっとこのオモシロイ分野のことを少しずつ勉強していこうという気になっている。

2011年2月7日月曜日

ドイツからのハエ2

先日あるドイツのラボにハエを送ってもらえないか聞いたら非常に不遜な態度のメールを頂いたということを書いたけど、その後こちらから「そちらへ送付した輸入許可証の有効期限をチェックしたら2011年の4月まで有効なものだったので、今一度見直して頂けませんか?」と丁寧に返信したら、今朝以下のような文章で始まるこれまたド失礼なメールが返されてきて笑ってしまった。
「No, I don’t check it again, because this is your job!」
だと。いやいや、だからコチラでちゃんとチェックしたら大丈夫でしたよ、と言ったはずなのだが、ついにオバチャンを怒らせてしまったようだ。おぉこわ。どうやらこのオバチャンは、うちが送った輸入許可証のスリップ以外にもなんらかの書類を要求しているようなのだが、うちのラボマネジャーのジャッキーに聞いてもやっぱりうちはいつもこの輸入許可証のスリップ一枚を添付してもらうだけでヨーロッパからハエを送ってもらえているのだと言う。うーむ、これ以上このオバチャンを怒らせたくないんやけどなぁ、と思いながらももう一度これまた丁寧な反論のメールを送ってしまったのでした。さぁどうなることやら。

2011年2月5日土曜日

5th Birthday!

昨日はロウチビ5歳の誕生日でした。朝からユンナが作ったバースデーケーキを前に朝御飯で早速バースデーパーティ。
そして、昨日はプレスクールでもみんなにお祝いしてもらえるということで、約100枚のチョコチップクッキーを持ってプレスクールへ。


さらに、今日はプレイグループとプレスクールの仲の良い友達を呼んで、ロウチビが通っているジムナスティクスの教室でバースデーパーティをしました。15家族も集まってくれて、子供は赤ちゃんも含めると20人以上いたはず。でもジムナスティクスのインストラクターのお姉さん達のおかげで、子供達はみんなしっかりと楽しんでくれていた様子。
子供達がジムで存分に体を動かした後で、パーティールームに集まってパーティタイム。ユンナが昨晩遅くまでかかって作った特大バースデーケーキを前に、ロウチビはプレスクールで習った5歳になる歌を披露しました。我が娘ながら、こんなに大勢の前で一人で歌いたいとはなかなかスゴイなと感心してしまった。
ユンナの作った日本式イチゴショートケーキはアメリカ人(というかいろんな国の人がいたけど)みんなに大好評だった。アメリカでバースデーパーティのケーキといえば、ものすごい派手ないろんな色のクリームで飾られた砂糖の味しかしないケーキで、大人は普段あんまり食べないように見えるけど、今日はこの日本のケーキの美味しさに感動してオカワリしに来る親が何人もいた。スシもほとんどなくなっていたな。
ということで、なかなかナイスなバースデーパーティでした。
しかし、もう5歳になるのか。。。

2011年2月4日金曜日

ドイツからのハエ

他の海外のラボからアメリカにハエを送ってもらう場合、USDA(合衆国農務省)が発行した輸入許可証を添付して送ってもらわないと通関できずに送り返されてしまうことがよくある。なので、ハエを発送してもらう前にまずこちらからその海外のラボへ輸入許可証の小さな紙切れを送らなくてはならず、なかなか面倒なことである。しかもこの紙切れを添付してもらってもなぜか通関に数週間ほどかかることもあり、たいがいそんな時は箱を開けてみるとバイアルの中には可哀想なハエ達の死骸が累々としており、なんとか生き残ったウジ虫を探さねばならなかったりするのだ。
先週あるドイツのラボからハエを送ってもらえることになったので、今回もその輸入許可証の紙切れをそのラボへ送ったのだが、今朝そのラボからメールが来て、どうやら許可証の有効期限が切れているようだという。いや、まぁそんなことはどうでもいいんだけども、どうもこの担当してくれているラボのテクニシャンの方のメールが常にものすごく不遜な感じで気に入らない。まぁイッヒメンドクサイ上に有効期限の切れた紙切れを送ってきやがって、という感じなんだろうが、ハエを分譲してもらえないか打診した初めのメールの返信から既にドエライ感じの悪い文章だったけど。まぁドイツ人だし、英語がちょっと苦手なのかな、と思うことにしていた。ところが今朝のその有効期限が切れている事を伝えるメールには、そのひとがUSDAにこの許可証について伺った際のメールのやり取りをわざわざ添付してくれてあったのだが、そこではきちんとした丁寧な英語を使っとるやないかい!まぁこっちは分譲して頂く側だし、打診してもなんの返事もくれないラボもあることを思えば、送って頂けるだけで有り難いのだけども。
でも実は送った輸入許可証のexpiration dateを確認してみたら「04/11」となっているので、2011年4月まで有効なもののはずなのだが、ヨーロッパの人はこれを見て2004年11月だと思うんだろうかね。

2011年2月2日水曜日

Groundhog Day

今日はGroundhog Dayという日。祝日ではないけどアメリカでは春の訪れを予想する天気占いの行事の日なんだとか。辞書には以下のようにある。

冬眠していたウッドチャック(Groundhog)が2月2日に穴から出てきて、自分の影が見えるかどうかで春の訪れを調べるという伝説。影が見えると春はまだ遠くあと6週間ばかり冬が続くといわれる。ペンシルベニア州パンクサトーニー(Punxsutawney)ではこの日に恒例行事が催され、パンクサトーニーグラウンドホッグクラブの会長がフィル(Phil)と名づけたウッドチャックを穴から出して天気予報を行う。

つまり今日晴れていればまだもう少しの間寒い日が続くということか。このgroundhogという動物は日本にはいないはずで、自分もアメリカに来るまでどんな動物か知らなかったのだけども、ニューハンプシャーの山奥にあったダートマス大学のラボで研究していた時に、よく実験室の窓の外でこのgroundhogが林の中をウロウロしていてその丸っこい姿はなんともかわいらしかった。子供の頃に「山ねずみロッキーチャック」というアニメがあったことを覚えているのだけど、あの主人公が実はgroundhogなんだそうだ。自分の記憶の中ではドンチャックとごっちゃになってしまっているのだが、あれはビーバーか。それにしても北の方ではまたもや寒波が来て大雪で大変なことになっているようだけど、今日のフィルの予想はどうだったんだろうかね。

2011年2月1日火曜日

Wrap up

こないだ年が明けたばかりと思っていたら、風邪をひいているうちに一月が終わって早くも今日から二月。長引いていた風邪もほぼほぼ完治したし、そろそろ腰を据えて今月末に締め切りが迫ってきた日本語総説の執筆に取りかからねばいかん。
先週金曜のジョイントラボミーティングで、SSTプロジェクトの内容をある程度論文を意識したストーリーとして発表したのだが、ボスはやはり二つの論文に分けるべきという考えのよう。まぁ自分もその考えに賛成出来るのだが、ミーティングで発表した後半部分を先に論文にしてしまった方が良いんじゃないかというボスのアイデアにはちょっと驚いた。ボスは「marketing」という言葉を使っていたが、つまりいかにしてたくさんある雑多なデータの中から必要なものだけを選んで個々の面白い論文にまとめあげて、そしてそれをどういう順番で売り出していくかということ。最近こういう話をするたびに、「wrap upすることを考えなければ」と言われる。ということで今年は執筆活動が増えていきそう、というか増やしていかなければいかんのだ。

2011年1月31日月曜日

Kori's Birthday Party

昨日日曜日はコリのバースデーパーティでした。
恒例のピニャータ。

2011年1月30日日曜日

歩く練習

タラハシーは最近随分と暖かくなってきています。土曜日の午後、ソウシロ君はお姉ちゃんと裏庭をたくさん歩きました。

2011年1月27日木曜日

心躍るような

この三日間、毎昼大学の食堂である一つの論文をダラダラと読んでいた。前から読もうと思っていた論文で、今考えている実験に対するいくつかの重要と思われる知見を得ることは出来たのだが、今日全て読み終えてみてどうもこう心躍るような内容ではなかったのだ。まぁだからダラダラ読んでいたのか。ある現象に対してある一つのsignaling pathwayが関与している事を確認し、さらにもう一つ別のsignaling pathwayがこのpathwayを抑制しながらその現象がコントロールされていることを示した、という内容の論文。データはクリアーだし、その別のsignaling pathwayのactivityがこのpathwayによる相反する二つのfuctionを決定するためのthresholdになっているのであろうという仮説はなかなかオモシロイ。オモシロイのだけどやっぱりこの三日間、心躍るようなドキドキワクワクを感じることができなかった。まぁそんな心躍るような論文に出会える事はそうそうないし、自分もそんな論文を書けた試しはないのだけれど。そんなことを思いながら食堂から帰ってくる時に、今自分がワクワクしながら考えている実験からそんな心躍るような論文が書けるだろうかと考えてみたのだが、うーむ、どうだろうか。
さて、明日は久しぶりにジョイントラボミーティングで発表できる、ということで今日の午後はちょっとそのための準備。この機会に、このところちょっとこう着状態にあるSSTプロジェクトをまとめあげるために、あと何をすべきなのかしっかり考えながらしゃべろうと思う。

2011年1月25日火曜日

pre-screening

flu shotが効いていて重症化しないのではないかと油断したが、やはり金曜日の夜から三日間ソウシロが熱を出した。確かに症状が自分ほどひどいようには見えなかったしもう熱は下がったのだが、夜は特にしんどかったのか抱っこしていないとずっと泣いているような状態だったので、なんだかこの週末を通してかなり疲弊してしまった。まだ咳が出ていて本調子じゃないというのもあるけど、今日は何だか眠たい。
さてしかしながら、新しいアンダーグラジュエイト、アリスンと始めたpre-screeningの結果が早くも出始めている。screeningのために作ったGal4-UAS-RNAi lineの有効性を検討するためのpre-screeningで、positiveな結果が出ると予想される計15ラインとかけ合わせたのだが、どれもある程度のphenotypeが出ていて、中でも5ラインは意外なほどクリアーなphenotypeを示してくれた。これは結構イケルかも、と気を良くしてアリスンプロジェクトの今後に期待。来週あたりにまず200ラインがストックセンターから届く予定なので、今のうちにもりもりハエを増やしておかなければ。

2011年1月21日金曜日

たぶんフル

火曜日の昼頃に急に具合が悪くなってきたので早めに帰宅したのだが、その後家についてから昨日の朝くらいまで死ぬかと思うくらいしんどかった。かなりの高熱が出てフラフラになった上に、これ以上咳をしたら腹筋が切れてしまうんじゃないかというくらい咳がひどくて夜もろくに眠ることができなかった。。。ようやく山は越えたようで昨日からなんとかまともに歩けるようになったのだが、この急激にきた症状、高熱、激しい咳、やっぱりインフルエンザかな。実は昨日も一昨日もフラフラしながらもヒートショックをかけに夕方少しだけラボに出てきたけどそれはまずかったのかも知れない、とも思ったけど、よく考えてみたら火曜日以前にニックが体調不良で休んでいたし、もう既にラボ内で自分以外に4人ほど体調不良で来てないヤツがいる。ロウチビにもらった風邪だとばかり思っていたけど、実はニックがどこかからもらってきてラボ内で広めたFluなのか。不思議なのは今のところ家族では自分以外の三人は軽症で済んでいる事。ロウチビは熱を出したとはいえ自分ほど重症には見えなかった。実はユンナとロウチビは随分前に(ソウシロがまだおなかの中にいる頃)インフルエンザの予防接種、flu shotを受けている。つまり一年前に受けた昨シーズン用のflu shotがまだ効いているという事なのだろう。ちなみにこれが本当だとしたら、母体に対する予防接種でおなかの中にいる赤ちゃんにもちゃんと抗体が作られてそれがちゃんと機能しているということですね。ともあれ、今後は毎年flu shotを受けようかなと思わされましたわ。

2011年1月18日火曜日

また風邪

せっかく前の風邪が治ったばかりだったのに、結局またもやロウチビの風邪をもらってしまった。今回のは咳が結構ひどくて苦しい。ということで今日はもう今から帰宅。やってられまへんわ。

2011年1月17日月曜日

S.T.?

今週の水曜日からまた今年のAmerican Idolが始まるらしい。最近テレビを見ていたらそのシーズンプレミアの宣伝がよく流れるのだが、よく見ると審査員席にスティーブンタイラーがいる!?マジで?と思って調べてみたらやっぱり、なんとサイモンの後釜はスティーブンなんだと。。。うーむ、自分としては毎週テレビでスティーブンを見られるということはエキサイティングなのだが、本当にこれでイイのだろうか?コレ、ジョーペリーはどう思てんのかな。まぁスティーブンがどんなコメントをするのか興味津々だけど。

2011年1月16日日曜日

電線の靴

一昨日からまたロウチビが熱を出している。明日はMartin Luther King, Jr. Dayという祝日でプレスクールは休みなので、かねてからプレスクールの仲良し、エイバーが明日遊びにくる約束をしていたのだけどもキャンセルせざるを得ないようだ。まぁ本人は解熱剤を飲んでいれば元気な様子なのだが。ユンナもそれがうつったのか、今日は朝からちょっと具合が悪いという事で、午後三人でぶらぶらと近所を散歩。
この近辺ではよく交差点の電線に靴がぶら下げられているのを見る。特に家の近くにある交差点にはいつも靴がぶら下げられているのだが、今日は特に多かった。コレってどういう意味があるんでしょうかね?ていうか意味はないのかなぁ。でもこの町ではよく見かけるような気がするんだけど。結構気になる。

2011年1月12日水曜日

回転卵

Scienceに非常にオモシロイ論文が出た。BerkeleyのDr. DBのラボから。Drosophilaのfollicleを見ている者として、これはめっちゃオモシロイと同時にびっくらこいた。
Drosophilaの卵はoogenesisの間に丸い形から楕円形へと前後軸に沿ったelongationを起こすのだが、このelongationの過程においてはembryogenesisで見られるconvergent extensionのような細胞移動は見られない。しかしながら、stage 5 - 9のelongationが起こっている間に、なんと卵を覆っているfollicular epitheliumが卵の前後軸を中心にしてその全体が回転しているのだという。そしてこのfollicular epitheliumの回転が、その回転方向へのfibrillar extracellular matrix(Collagen IV)の平面極性配置を誘導し、それによって前後軸を中心軸として卵の周囲全体に張り巡らされたCollagen IV matrixがコルセットのように丸い卵を締め付けて卵全体の形を楕円形に変形させるのだという結論。
実はfollicleのみならず、その中にあるgerm line cellsも一緒に回っているので、つまりはegg chamber全体が回転していることになる訳だが、epithelial layerの外側を覆うextracellular matrixは回転していないのだ。つまりECMの上で(というか内側で)全てのものが移動(というか回転)していることになる。サプリメントの動画を見て笑った。stage 5 - 9の間に3回転ということらしいけど、めっちゃ回っているように見える。ていうかこのステージのegg chamber同士ってstalk cellでつながってるのに、こんなに回転したらstalk cellがねじ切れてしまわへんのかなと心配になるくらい。しかもvkg-GFPで可視化されたECMは回転していないのでなんだかオモチャでも見ているかのようで楽しい。
もちろんこの回転運動を発見したことはスゴイのだけど、それよりもこの発見をここまで一貫性のあるオモシロイお話にまとめあげたことに感心する。自分もこんな論文が書きたいと思わされた。しかし一つ困ったことが、最近follicleのlive imagingを考えていたのだがこんなに回転していたらできへんやないかということ。コレ、border cell migrationを見ている人達は気付いてなかったのかなぁ。

Dark Side

今日の昼は久しぶりに論文を持って大学の食堂でランチ。読んできたのは少し前に出たグラスゴーのDr. MVによるDrosophila TNFに関するレビュー。引用されている実験はほとんど知っているものばかりだったけど、なかなか楽しめた。去年Dr. MVのラボからDevelopmental Cellに出た論文での発見をたっぷりと主張している。 つまり、scribdlglglといったtumor suppressor geneのmutant cellにおけるJNK activationを引き起こすメカニズムとして、今まで言われている3つ、(1) cell competition、(2) loss of polarity-induced mechanical stress、(3) intrinsic tumor suppression、に加えてhemocytesによるEgr/JNK pathwayのactivationを、an innate immune response to tumors, which could be termed “extrinsic tumor suppression"として4番目にあげている。
以下の文が気に入った。
Perhaps relevant to cancer biology, when fly larvae are challenged with patches of pre-malignant of cells, an egr-dependent immune response results in the death of such mutant cells.  If needed, this egr response could delay the onset of metamorphosis until the mutant cells are completely removed.  However, when the removal of the aberrant cells cannot be completely achieved, the developmental arrest is permanent until the animals die as giant larvae. (Cell Cycle 9:19, 3851-3856)


で、午後にはついに新しいアンダーグラジュエイトのアリスンが登場。まず基本的なfly geneticsの話から始めて、彼女が携わる予定のgenetic screeningの基本となるコンセプトも簡単にだけど話した。Biochemistry専攻とはいえまだ二年生なので、かなり基本的な知識を確認しながらだったけど概ね興味は持ってもらえたのではなかろうか。とりあえず明日から始めるpre-screeningでグッとくるphenotypeが出てくれれば心を掴むことが出来るんだろうけど。

2011年1月7日金曜日

RNAi更新

業務連絡
本日、RNAi stockの更新完了。あーきつかった。

2011年1月6日木曜日

歩き出すとき

ついにソウシロ君が歩き始めた。最近、何も掴まずにじーっと立っていることはよくあったのだが、さっき遊んでいるときに初めて一歩二歩と踏み出したので「おおぉ」と思っていたら、次気付いた時にはゆっくりと十歩ほど歩いた。本能というか見よう見まねなんだろうけど、意外とコツさえ掴めばすぐなんだろうか。本人も何やら嬉しいのか、慎重に一歩一歩踏み出しながら尻餅をついては笑っている。

アンダーグラジュエイトのタイプ

今月からまた新しくうちのラボにアンダーグラジュエイトが3人増える予定なのだが、候補者が6人もいるんだとかで、一昨日に2人そして昨日は残りの4人と一人ずつ面接をした。アンダーグラジュエイトとして研究をしに来る学生達を見ているといくつかのタイプに分けることが出来るのだが、今までの経験上どうも上手くいかないタイプというのがある。その中の一つは、学部卒業後Medical Schoolへの進学を目指していて、そのためにresume(履歴書)に研究経験のことを書きたいがために研究をしにくる学生。実は純粋に研究に興味を持ってやってくる学生よりもこのタイプの方が意外と多いのだが、結局このタイプの学生の興味と目的は研究自体よりも成績とresumeにあるのだろう。アンダーグラジュエイトの学生達は普段授業で忙しいので、それでも時間を割いて一生懸命研究に取り組むようになるには、当然彼らに大きな興味と熱意を持たせてあげないといけない。今までどの学生にも同じようになんとか研究の面白さを分からせてあげようとして努力してきたつもりだけども、どうもこのタイプの学生には研究への興味と熱意を持たせるのが比較的難しいように思える。もちろん経験上の話であって例外もいるけど。今回面接した6人の中にも何人かそのタイプの学生がいた。ということで、今回はそのタイプではない一人を担当させてもらうことにした。まぁ少ししゃべっただけなので何とも言えないのだが、なんとかがんばって面白さを教えていきたいと思う。

2011年1月4日火曜日

NSF

昨日ボスから、昨年の夏に苦労して書いたNSFグラントの申請が通ったことを知らされた。一ヶ月ほど前から、どうやらイケそうだという話は聞いていたものの、実際通ったということを聞いて本当に安心したし、コレはマジでめちゃめちゃ嬉しい。アメリカに来たばかりの頃、当時のボスにNIHのグラント申請書を見せてもらってビビったことを良く覚えている。研究計画だけでもかなりの枚数で、緻密に書かれた原稿全てを合わせると本のように分厚かった。それを見た時に、あぁこんなモノを書くのは自分には不可能かも知れないと思ったもんだ。でも今それを自分で書いて(もちろんボスに添削してもらいながらだけど)、しかもその申請が通ったのだ。ちょっと信じられないようなことだけども、よくよく考えてみりゃそれなりの苦労をしてきたようにも思えるし、当然今後これを続けていかなければならないのだ。まぁでも何にせよ正月早々メデタイことです。ということで、昨晩はユンナとワインで乾杯したのでした。

Butterfly Guitar

サンタさんにもらった蝶々の形をしたエレキギター。外見もクールですが、なかなかエエ音鳴ります。

2011年1月1日土曜日

謹賀新年2011

新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
さて今日元旦は、日本の実家から送ってもらったおせち料理と昨日買ってきたにごり酒で新年を祝った。そして、今日は夕方から日本人家族が集まる新年会があるので、その前にラボに出てきた。ということで早速仕事始め、といっても昨日と同じヒートショックとハエの世話。そういや去年の始めにもここで一年の目標を書いて、結局数的にはその三分の一しか達成出来なかったけど今年も同様の抱負を書いておこう。
論文を二本書くこと。
まぁ、去年の抱負の残りの三分の二ということになるか。エエ論文を書きたいもんです。
写真はお正月ということで、ちょっと縁起が良さそうな富士山の写真。先日、日本からアメリカに帰ってくる時に飛行機の窓からきれいに見えた瞬間です。
さぁ今年もFly Pushing開始。