2011年7月25日月曜日

日曜日のスコール

昨日の夕方、ユンナが買い物に行っている間に二人を連れて散歩がてら近くの公園まで歩いている時にスコールが来た。降り始めた時にはもう公園のすぐ手前だったので、雨宿りするために走って公園の中の屋根があるところに入ったのだけど、猛暑の夕方のスコールに子供二人は大喜び。大雨の中びしょぬれになって一緒に遊ぶはめになった。
雨上がりのグラウンドで見つけたのはシロツメクサ。
雨雲が東へ去っていくとまたかんかん照りに逆戻り。今の季節、タラハシーは毎日こんな天気です。

2011年7月23日土曜日

Yellow jacket

セミを捕まえたスズメバチ。この大きなセミを抱えて飛んでいったけど、食うんか?

2011年7月22日金曜日

ひとまず一服

昨晩でようやく全ての原稿を書き上げて今朝ボスに送信。このあとボスのコメントと英文校正が返ってきたらそれらを修正して脱稿というか投稿ということになるけど、たぶん来週かな。あぁ〜それにしても途中で原因不明の高熱が出たりしてなんだか苦しい二週間だったけど非常にエエ勉強になりました。この二週間ほどでかなりの数の論文を読んだ気がする。まぁ英文の総説を書いたのが今回初めてということもあるんだろうけど、やっぱり締め切りがある論文執筆はキツイですな(結局締め切り過ぎたけど)。もっと前からやっとけばエエのに、というのは十分分かっていたのだが、やりたい実験も山盛りになっていたから仕方がない。ともあれ英文校正が返ってくるまでひとまず一服して、いよいよ懸案の二本の論文を仕上げるための実験の準備をまた始めましょう。


おぉ、そういや今回初めてPapers2の「Magic Manuscripts」という機能を使って論文の引用文献を管理してみたのだが、コレは素晴らしいですわ。文中のreferenceを挿入したい箇所でcontrolキーを2回トントンと叩けばアラ不思議、小さな検索用のウィンドウが現れるので、そこで目的の論文を見つけたらそれをダブルクリックするだけで自動的に挿入していってくれる。最後にReferencesを作る際には、「Select Style」の項から自分が投稿する先のJournalを設定しておいて、「Format Manuscript」というのをダブルクリックすると自動的に本文中の引用箇所も含め、Referencesを目的のフォーマットで書いてくれる。今まで全部自分で手入力していた自分にとってコレは感動的でしたわ。まさにマジック。一つ、今回自分が投稿する先のJournalの名前が「Select Style」のリストの中になかったので少し戸惑ったのだが、当然同じフォーマットのJournalを見つけてそれに設定すれば問題はない。どうもDevelopmental Biology系のジャーナルが少ないように感じたけどなんでかな。まぁでもコレは今後本当に手放せないですわ。

2011年7月21日木曜日

Concluding remarks

ようやくレビュー論文の執筆もほぼ終わりに近づいてきた。あとは結びの言葉「Concluding remarks」を残すのみ。FigureやReferencesも含め、他は全て書き終わった原稿を先程ボスに送信したのだが、なんか今日は学校に来てないっぽい。おいおいどこ行ってんのかなぁ、早く終わらせてしまいたいのに。しかし、今Concluding remarksを書き始めてこのセクションがもっとも難しいことに気付いた。でもなんとしても今日中に書き終えるぞう。

2011年7月18日月曜日

第一稿

昨日、一昨日と、夜遅くまでオフィスにこもって執筆活動をした結果、ようやく先が見えてきたレビュー論文の原稿。今朝ようやく第一稿をボスに見せてみたところ、早速昼頃オフィスに現れて「イインジャナイ?」と満足げ。メールで送り返してもらった原稿を見てみたらほとんど何も直していない。。。マジでエエのか?もっといっぱい修正とコメントを付けてくれたほうが安心するんだけども。まぁともあれ、あともう少し足したい部分もあるし図も作らないといかんのでもうひと頑張りですな。

2011年7月16日土曜日

ネズミ

昨晩、初めて家の中でネズミを見た。ソファーに寝転がっていた時に、なんかバスルームの前あたりの暗がりに小さなボールみたいなものが転がったような、と思って良く見ようとして立ち上がろうとしたその瞬間、そのボールみたいなものはパッと動いてチョロっと細長い尻尾を翻して暗闇に消えたのだった。明らかにネズミだった。。。
最近はネズミと言えば、子供に読み聞かせる絵本やアニメに出てくるかわいくデフォルメされたものの印象が大きくなっていたけど(そういやこのネズミを見る直前にロウチビに読んであげていた二冊の絵本の主人公もネズミ系だったな。ちなみに一冊は「ぐりとぐら」、もう一冊はモグラが頭の上に誰かにウンコを落とされるお話)、いざ自分の家の中で目撃するとこれはやっぱり「ゲゲッ!」と思いますなぁ。ちょっとショックでしたわ。そういえば時折、夜遅くに天井裏からゴソゴソと動物がいるような物音が聞こえてきたこともあって、その時はリスが通り道にでもしてるんかとか思っていたけどあれもネズミやったんかな。
まぁ何はともあれ、ネズミ駆除作戦開始。うちはまだなんでも口に入れてみようとするチビ助がいるので毒まんじゅう系のものは使えない。グラネットを家に入れるのは手っ取り早いだろうけどアイツ自身結構キチャナイのでそれはちょっと抵抗がある。なのでグラネットは引き続き家の外担当。そうなるとやっぱし超音波を出すヤツかなぁ、とか思ってアマゾンでultrasonic pest repellerなんてものを検索していたら、なぜかどの商品のページにも関連商品みたいなところにボトル入りのペパーミントオイルが載っている。なんなの?と思ってコメント欄を読んでビックリ。ネズミに効くんだそうな。ということで今朝早速ペパーミントオイルを買って来たので試してみますわ。

2011年7月15日金曜日

回復

昨日はその後さらに悪寒がひどくなってきて、家に帰ってから高熱が出た。何が原因なんだろうかと考えていたところ、そういや先週末バックヤードでたくさん蚊にかまれたことを思い出して、もしやと思ってネットで調べてみたウエストナイル熱の症状にぎくっとした。「潜伏期間は通常2〜6日。発熱、頭痛、背部の痛み、筋肉痛、関節痛、食欲不振などが主な症状である。」なんだそうだ。風邪のような症状はないし結構あてはまるものが多いのでこれはマジでやられたかもしれんな、とか思いながらもタイレノールを飲んで寝たら今朝はほぼ回復している。ウエストナイル熱の場合、発症したら症状は数日間続くようなのでやっぱり違ったのかな。でもそれじゃ、なんだったんだろうか。まぁともあれ、週末にかけてラストスパートです。

2011年7月14日木曜日

試練

なんか一昨日辺りから肩こりと腰痛がひどくなってきた。ここ何日間かずーっと椅子に座ってデスクワークをしているせいだろうか、とか思っていたら、今日はなんだかエライ悪寒がする上に熱っぽい。風邪でもひいたのか。締め切りが迫ってきている時になんという試練。。。ようやく調子が出てきて筆が進み始めているのに。ちょっとヤバイかなぁ〜。

2011年7月13日水曜日

器官競合

未だに毎日論文を漁って読み続けている。知らない論文がこんなにも出てくるとは全くの予想外だったのだが、やはりたまにはこうして腰を据えて色んな論文を読み漁るような時間も必要やね。たくさん見つけた中でもコレはオモシロイと思ったものがいくつかあったのだが、以下の論文はその一つ。

Competition among body parts in the development and evolution of insect morphology
Changes in form during ontogeny and evolution depend in large measure on changes in the relative growth of the various parts of the body.  The current consensus in developmental biology is that the final size of appendages and internal organs is regulated autonomously, within the structure itself.  Size regulation of body parts typically requires no external control and is thought to be relatively insensitive to signals from the developmental environment.  We show in two very different systems, butterfly wings and beetle horns, that experimentally induced changes in the allocation of developmental resources to one trait produces compensatory changes in the relative sizes of other traits.  These findings illustrate that interaction among body parts in development is part of the mechanism of size regulation of those parts.  Furthermore, in the case of beetle horns, we show that the tradeoff in size is manifest as a significant negative genetic correlation among the involved body parts and, therefore, constitutes a developmental source of genetic constraint on the evolution of body form.

蝶々には大きな4枚の羽がある訳だが、幼虫のイモムシの中で作られつつある各羽の原基からそのうち後ろの羽の一つもしくは二つを取り除くと、取り除かれなかった方の前の羽が普通より大きく成長するんだそうな。つまり、ここで示されているのは発生中の体内における器官間の成長競争であり、組織中の細胞同士による生存競争であるcell competitionとはもちろん異なる現象。“compensatory proliferation”ではなく“resource allocation tradeoff”。でもこれってよく考えてみりゃ植物では普通に見られる現象かな?
とかなんとか言っている間についにエディターから督促のメールが来た。。。

2011年7月10日日曜日

週末の執筆活動

昨日今日と午後はオフィスにこもって執筆活動。ここ数日間、ひたすらcell competitionに関する記述がある過去の論文を漁ってむさぼり読んでいるのだが、驚いたことに今まで読んだことのない論文が次から次へと出てくる。いやはや自分の勉強不足を実感。こうして見ていると、色んなタイプの遺伝子のmutant cellがcell competitionを引き起こすのではあるが、一つ一つの遺伝子の機能とmutant phenotypeを考えると、やはり大まかに二つのグループにカテゴライズできそうだ。と言っても最近のいくらかの論文で、その二つのグループ間にもinteractionがありそうなことが示されているんだけども。

2011年7月8日金曜日

事件発生?

昨晩寝る前にふと窓の外を見たら、うちの庭の前にパトカーが停まっていた。なんだろうと思ってよく見たら一台だけじゃなくて斜め前の家を取り囲むように全部で5台のパトカーが道路に停められていて、懐中電灯を持った何人かのポリスマン達が忙しそうにしている。オ、なんか事件か?ということで、もうちょっとよく見える部屋の窓から覗き見していたら、その斜め前の家から何人かがポリスに連れられて出てくる。一人、たぶんその家に住んでいるオバチャンだと思うけど、女の人が後ろ手に手錠をかけられた状態でポリスに連れ出されてパトカーに押し込まれた。よっぽど外に出て行って何があったのか聞きにいこうか迷ったけど、もう深夜一時だったし何かに巻き込まれるのもいやだからとりあえず写真を撮るだけにしときました。この斜め前の家は何人かに部屋を貸しているようで、以前にもケンカのようなトラブルがあったのだが、今回逮捕者が出たということはドラッグでも見つかったんかなぁ。あぁ気になる。

2011年7月6日水曜日

忘れていた論文原稿

そういや先週、ボスからある論文原稿のチェックを頼まれていたんだった。一年半ほど前にラボを出て行ったゴーアイが書いている論文の原稿だが、実は自分がこのラボに来て始めにやったスクリーニングで拾ってきたmutantが、偶然にもその頃彼が調べようとしていた遺伝子のmutant alleleだったことから、このmutantをメインで使った仕事になっているのだ。ということで自分の名前もセカンドに入っていて、まぁこの論文には責任がある訳だ。ざっと読んでみた第一印象は、なかなかエエとこに目を付けましたな、という感じ。いや、この仕事内容は以前に彼の口からラボミーティングで何回か聞いているはずなんだけども、いかんせん彼のプレゼンは何を言っているのかよく分からなかったし彼とはほとんど実験のテクニカルなことしか議論したことがなかったのだ。でもこうして彼の書いた原稿を読んでみると意外にも彼の中ではしっかりと整理されていたんだなと。しかもこのmutant phenotypeの特性をうまく利用して言わんとしていることはなかなかオモシロイと思う。しかしこれ、リバイズの実験を要求されたら誰がすんのかな。。。

2011年7月4日月曜日

July 4th 2011

独立記念日ということで、一応。
あ、そういや昨日BBQをしたんだった。アメリカに来て初めて(というかようやく)BBQセットを買ったのです。独立記念日の連休にバックヤードで家族で焼肉。アメリカ人っぽいですなぁ。

成長した

三日間でこんなに大きく。。。天井にいる何匹かはついに蛹化態勢に入った模様。
それにしてもこんなにしっかり育つとは、なかなか適切なエサが入っとる訳ですな。

2011年7月1日金曜日

生物学事始

昨日家に帰ったらハエのバイアルをでかくしたようなものが置いてあって、その中で何匹かの毛虫がうようよ動いていた。ロウチビは蝶々が大好きで、少し前に蝶々を入れるための網で出来た大きな虫かごのようなものを買ってもらったのだが、その虫かごは蝶々飼育キットのようになっていて、同梱されている手紙をその会社に送ると毛虫を送ってきてくれるんだそうな。それが昨日届いたという訳だ。もう蛹になる直前の最終齢のものを送ってきてくれるようで、毛虫達は皆さかんに白い糸を出して蛹化の準備を始めているように見える。説明書を見てみたらPainted Ladyという名前の蝶々なんだそうだ。目を輝かせてその毛虫達に見入るロウチビ。以前に何回かラボでハエの幼虫を顕微鏡で見せてあげた時も大興奮していたけど、女の子でもこんなに虫が好きなもんだろうかね。綺麗な蝶々が羽化したらまたさらに興味を持つんだろうな。
しかしこの送られてきたケースにはラボで使うハエ用のエサ入りバイアルと同じようなエサらしきものが敷かれているのだけど、なんなんだろうか。毛虫って葉っぱを食べるんじゃないのかね?うーん、解剖してimaginal discを見てみたい衝動に駆られてしまう。

2011年6月30日木曜日

水無月最終日

早くも今日で6月も終わり。レビュー論文の締め切りが約三週間後に迫ってきているのにあんまり手を付けられないでいるので、最近なんだか焦燥感が大きくなってきている。かといって実験を止める訳にもいかんし。とりあえず今日の午後は解剖しまくって、そして明日からちょっとデスクワークの時間を増やしてなるべく執筆活動に取り組んでいこう。とか思って解剖大会をやっていたらトロピカルストームが来ていきなり全館停電。最近はほぼ毎日夕方にスコールが来るけど停電になったのは初めてかも。参った。。。

2011年6月28日火曜日

憤懣やるかたなし

先週からしこしこ解剖して抗体染色した大切なサンプル達を今日の朝ワクワクしながら顕微鏡で覗いてみたら、どうも様子がおかしい。抗体のシグナルは弱いながらも見えるのだが、なぜか全てのサンプルからモザイクマーカーのGFPシグナルが消え失せている。しかもなんだか物理的にダメージを受けたようなサンプルが多い。解剖後に顕微鏡下でチェックした時には確かにGFPシグナルがあったので染色過程で失われたとしか考えられない。そういや先週辺りから解剖後にovaryを固定溶液の入ったチューブに入れたらベタベタとチューブの内壁にくっつくし、抗体反応中にはovary同士がくっついて塊になりがちだったり、なんやらいつもと様子が違っていたことをふつふつと思い出した。結構大切なサンプルが含まれていたのでショックを受けながらオフィスに戻ってきて、何が問題だったのだろうかと考えているところにジャッキーもオフィスに戻ってきて「今までにGFPシグナルが染色後に消えてしまったようなことある?」と聞いてきた。ジャッキーも抗体のシグナルはかろうじて見えたんだと言う。それを聞いた瞬間に、あぁ共用のfix solutionに何か問題があるんだとすぐに分かった。昼御飯後に共用のfix solutionの匂いを嗅いでみたら案の定ほとんどホルムアルデヒドの匂いがしない。。。たぶん誰かが間違えてPBSかなんかをここに入れたことは容易に想像がついた。せっかく一生懸命長い時間をかけて作った実験サンプルをなんでこんな誰かのつまらん不注意で台無しにされてしまうのか。。。怒鳴り散らしてやりたいが犯人は分からんし、まぁそんなことしてももう一度同じ実験を始めからやるしかないことに変わりはないからなぁ。でも考えてみりゃこの一週間ほどの間ずっとfix solutionに問題があったのなら結構ラボのみんながやられているということになるな。みんなのサンプルがダメになっているのを確認して笑い飛ばすしかないか。しかし、誰かもう少し早く気付けよ。って自分もか。。。

2011年6月27日月曜日

Panama City Beach

一昨日土曜日はちょっと遠出してパナマシティのビーチへ行ってきた。遠出と言ってもタラハシーから車で東へ二時間半ほど。ここのパナマシティビーチは「The World's Most Beautiful Beaches」というスローガンを掲げているらしく、メキシコ湾岸に延々と続く真っ白な砂浜は全米屈指の美しいビーチとして有名。砂浜に出た瞬間、目の前に広がるエメラルドグリーンの海に驚かされた。砂浜は去年行ったTreasure IslandやSt. George Islandの方が立派かも知れないけど、この水の色はスゴイ。マイアミのSouth Beachもエメラルドグリーンという形容がふさわしいような海の色だったけど、このパナマシティビーチの方がもっと鮮やかな色で透明度が高くて光り輝いている。
それにしてもこのビーチ、なんやら温泉のような所謂硫黄の匂いがするのはなんでなんだろうか。真っ白な砂浜に温泉街の匂いというこの感じは、スケールは全く違うけどちょっと和歌山の白浜を思い起こさせる。ビーチ沿いにはコンドミニアムが林立していて、街もリゾート地らしくレストランや子供向けの小さな遊園地みたいなものがたくさん立ち並んでいる。街はマイアミとオーランドにちょっと似てるかな。
今回行ったのはパナマシティビーチの東の端にあるSt. Andrews State Parkのビーチ。ここは州立公園になるので入園料として8ドルかかるけど、ビーチは人も少なめでいいのかも知れない。この夏、もう少し他のビーチも試してみましょう。

2011年6月24日金曜日

Blueberry picking

今日は夕方から隣町へブルーベリー狩りに行ってきた。最近は夜9時頃でもまだ明るいので、日暮れ前の少しでも涼しい時間帯に行くといいんですね。

2011年6月23日木曜日

女王バエ

少し前にNatureに載っていたスゴイ論文がライフサイエンス新着論文レビューにお目見えした。
ミツバチでは働きバチが分泌するローヤルゼリーを食べさせてもらった幼虫のみが大きな体に成長して卵を産む女王バチになる訳だが、このローヤルゼリーの中のロイヤラクチンという成分が女王バチへの形態変化を誘導する物質そのものであるということを証明した論文。びっくりなのは、このロイヤラクチンをショウジョウバエに与えると、女王バチと同じような大きな体、産卵数の増加、寿命の延長といった形態変化がハエでも誘導されるのだという。また、このロイヤラクチンが脂肪体においてEGFRに作用することによってsignaling pathway下流でS6K、MAPK、juvenile hormone等を介してこれらの形態変化を促すメカニズムも示されている。面白さ、データ量ともに圧倒的なんだけど、これで単著っていうのはスゴイですなぁ。
体サイズと言えば先々週のラボミーティングでドンちゃんが、ニースのDr. PLのラボから去年Developmental Cellに報告された論文について発表していた。こちらの論文は、脂肪体においてEcdysone receptorによって制御されているdMycの発現レベルが体の成長をコントロールしているという話だったな。これもなかなか面白かったけど。

2011年6月22日水曜日

レクシー開始

最近ようやく実験にも慣れ始めた様子のレクシーを見て、スクリーニングだけじゃなくて一つ研究プロジェクトを始めさせてみようかなという気になったので、昨日の午後レクシーをオフィスに呼んで少し前から考えていたプロジェクトの内容を話してみた。アリスンとレクシーがスクリーニングしたラインの数はまだそれほど多くはないのだけども、その中に見つけた意味ありげな一致がもしかしたらプレスクリーニングの段階から考えていたことと結びつくかも、という淡い期待のようなまだまだ準備実験が必要なプロジェクト。まぁとりあえずやってみようということになったのだが、話を聞いてとてもうれしそうにしているレクシーを見て、あぁやっぱりアンダーグラジュエイトの学生でも単純作業的なものだけじゃなくて自分で考えるプロジェクトを持ちたいんだなと再確認。当たり前か?いや、今までの経験上これも学生によると思うけどなぁ。

Fieldの形成

cell competitionをfield cancerizationという概念と結びつけて考えた場合、やっぱり真っ先に思い浮かぶのはdMyc overexpression cloneやHippo pathway mutant cloneのように"supercompetitor"となってfieldを占有していくようなoncogenic mutant cellだと思う。一方で、scribとかlglのようなneoplastic tumor suppressor geneのmutant cellはcell competitionで逆に排除されていく訳だから増殖してfieldを形成することは出来ないと考えられるんだけども、しかし、例えばコイツらみたいなmutant cellでもapico-basal polarityが破綻する訳でもなく、ぎりぎりのところでwild-type cellにloserとみなされないようなhypomorphic alleleのmutant cloneなら周りの正常細胞とcompetitionを起こすことなくある程度増えてprimary cancerization fieldを形成してしまうという可能性が充分に考えられるんじゃないかね。

2011年6月21日火曜日

Field Cacerization

The concept of “field cancerization” was first introduced by Slaughter et al. in 1953 when studying the presence of histologically abnormal tissue surrounding oral squamous cell carcinoma.  It was proposed to explain the development of multiple primary tumors and locally recurrent cancer.  Organ systems in which field cancerization has been described since then are: head and neck (oral cavity, oropharynx, and larynx), lung, vulva, esophagus, cervix, breast, skin, colon, and bladder.  Recent molecular findings support the carcinogenesis model in which the development of a field with genetically altered cells plays a central role. (Cancer Res. 2003; 63:1727-1730.)

According to one model of field cancerization, one cell sustains an initiating mutation.  Following extensive proliferation, some of its clonal descendants may subsequently acquire a second mutant allele, and the doubly mutated “initiated” cells may then proliferate and eventually occupy a large patch of epithelium.  While these cells have already undergone several of the early steps of multi-step tumor progression, they continue to form an epithelium that is histologically normal.  Subsequently, two cells located at different sites within this large patch of initiated cells may independently acquire additional mutations; both of these cells will now advance over the boundary to acquire a histologically abnormal appearance, spawning hyperplastic, dysplastic, or even neoplastic growths.  These two tumors will appear to have arisen independently even though they derive from the same clone of initiated cells. (The Biology of Cancer 2007)

2011年6月20日月曜日

ホームパーティ

一ヶ月ほど前に日本からポスドクとして来られたKT博士夫妻の歓迎会を先週の土曜日にウチで催した。歓迎会と言ってもTさん夫妻とST博士を加えて大人は7人だけの小さなパーティだったのだけど、ウチでのホームパーティなんて超久しぶりだったので結構準備が大変だった。たぶん前にウチでやったホームパーティとなると、4年前に今の家に引っ越した時に引っ越しを手伝ってくれたポスドクの皆さんを呼んでパーティしたときが最初で最後だったかな。今回子供はウチの子だけだったので、二人が寝てからは久しぶりに大人だけの飲み会を楽しめた。ということで結局深夜二時までワイワイとしゃべっていたので日曜日はちょっと二日酔い気味でダラダラして過ごしたのだが、ふと気付けばいつの間にか6月も終盤に入ってきている。そろそろ本格的にレビュー論文に取り組みたいのだけれど、やらなきゃいかん実験ももりもりあるし、、、暑いけどちょっと気合い入れ直していかなあきませんな。

2011年6月15日水曜日

イッパイイッパイ

やっぱり二本の論文を仕上げるための実験を全てやりながら、さらにもう一つ別のレビュー論文を書くというのは相当キツイということが分かってきた。まぁそんなんやる前から分かっていたと言えばそうなんだけども。とりあえずSSTの方の実験はすでに一部グンちゃんに担当してもらっているのだが、follicleの方の実験も自分一人だとイッパイイッパイになってきたのだ。ということで、やっぱりニッキーに少しずつ頼んでいくことにする。といってもやっぱり不安なのでまぁ頼むのは解剖だけかな。少し前に卒論発表会を終えたニッキーだが、その後ボスがちょっと発破をかけたようで最近彼はなんやらやる気をみせているのだからちょうどいいだろう。やるならもうちょっと前に発破をかけて欲しかったけど。で、グンちゃんの方は最近NSFのプロポーザルを読んでさらなる興奮状態に入ったようだ。昨晩遅くにわざわざメールしてきて「是非このプロポーザルのプロジェクトに加わりたいから明日デスカッションできないか?」と言うので、今日の午後ボスも交えて三人でちょっとデスカッションした。まぁこれについては、とりあえずグンちゃんにはコンストラクトの作製からやってもらうことにしましょう。

2011年6月14日火曜日

AyGal4:PR

初めてAyGal4:PRを用いたGene-Switch systemを試してみた。AyGal4:PRというのは、Actin promotor Flip-out cassette(Ay-Gal4)とGal4:Progesterone Receptor fusion gene(Gal4:PR)を組み合わせたシステムで、heat shockによってflip-out cloneを作り出した後でprogesterone analog RU486の添加によってGal4-UAS systemによるgene expressionを誘導するというシステム。つまりflip-out mosaic cloneにおけるUAS constructの強制発現のタイミングとその発現レベルをコントロールできる。
Dr. KIのラボから2005年の論文で紹介された。

Based on prior studies of the component parts, we expected that, in transgenic flies, a pulse of expression of the Flipase enzyme would catalyze excision of a DNA cassette containing a transcriptional terminator, allowing expression of Gal4:PR in clones of cells.  In the absence of hormone, the PR domain would prevent Gal4 from activating transcription, but, in the presence of a progesterone analog, RU486, this repression would be relieved, resulting in expression of transgenes under the control of UAS regulatory sequences.  An additional advantage of this system is that changes in RU486 concentration can lead to quantitative changes in target gene expression. (Cell, Vol. 123, 449–461)

この論文によればウジ虫君達をRU486を添加したエサに移した後、4〜5時間でGFPの発現が見られるようになり、10〜15時間後には発現量はプラトーに達するという。まぁこれでもレスポンスが非常に早いとは言いにくいのだけど、たぶん既存のシステムでは一番早いかな?(Gal80tsでも29℃に移して6時間後くらいにはGFPが発現し始めるけど。)しかも発現を誘導する前にflip-out cloneをある程度増やしておけるというのはcell-cell interactionのような現象を経時的に見たい場合非常に便利なはず。さらにもう一つの利点はRU486の濃度で発現量をある程度コントロール出来るということ。
今回アダルトでこのシステムを使うためにRU486をイーストペーストに混ぜて与えたんだけども、タイムコースを取りたい場合当然このRU486入りのエサを与えると同時にハエ達にはこれを食べてもらいたいところがなかなかそういう訳にもいかない。。。実験を始める前に何時間かは絶食させておいたほうがいいかも。と言ってもあんまり長い時間飢餓状態におくとovaryの発達に影響が出てくる訳で、ちょっと微妙な調整が必要ですな。

2011年6月12日日曜日

新しいタイプの

ロウチビと一緒に庭に出ると必ず駐車スペースの砂利の中からいくつか化石を見つけて持ってきてくれる。そんな中から最近見つけたちょっと新しいタイプの化石。何の化石なのかなぁ、表面につぶつぶの模様がついているけど光が当たるとイイ感じの光りかたをする。

イッチタクニー

昨日土曜日は昼からイッチタクニースプリングス(Ichetucknee Springs)という、フロリダではワクラスプリングス(Wakulla Springs)と並んでとても有名な湧水池に初めて行ってきた。タラハシーからは車で二時間ほど、のはずだったが、タラハシーを出てすぐのところで渋滞に巻き込まれて行きは三時間近くかかってしまった。フロリダにはこういう地下水が湧き出している泉が無数にあるのだが、その中でもこのイッチタクニーは最も美しいものの一つと言われているらしい。森の中を歩いていくとぽっかりと開けたところに泉があり、見たことないような青い水をたたえていた。
ぱっと見た感じ露天風呂のようなのだが、いざ入ろうとすると水がかなり冷たくてはじめは修行でもしているかのよう。体が水の冷たさに慣れてくると泉の中ほどまで泳いでいくことが出来た。泉の真ん中辺りはかなり深くなっているのだが、透明度が高くて底まで透けて見える青い水の中にプカプカ浮いているのはなんだかものすごく気持ちが良かった。ゴムボートを借りて川下りのようなことも出来るらしいので次回はそれにチャレンジしてみたい。

2011年6月8日水曜日

Quantification

昨日から最も重要なデータのquantificationを始めた。暗室で蛍光顕微鏡を覗きながらひたすらclone boundary上にあるfollicle cellの数を数える作業。地味な作業だけども、卵の球面上に並んでいて厚さのあるfollicle cellは拡大するとclone boundaryが見えにくかったりして実はかなりの集中力を必要とする。ということでかなり疲れるのだけども、当然このquantificationは避けては通れないので気合い入れてやるしかない。昨日今日と3種類のgenotypeの実験結果を数え上げた時点で、今までの印象から頭の中で決めつけていた結果がいとも簡単に覆された。といってもこの方が実に自然な結果なので、結局そんなに難しく考える必要はなかったということになるしこれで論文も書きやすくなった。やっぱりちゃーんと数えてquantifyせにゃいかんなと痛感。

2011年6月6日月曜日

見晴らし

昨日のハードワークがたたって今日はなんやら体が疲れている。
最近頭の中はfollicleの方の仕事に集中していたのだが、だんだんと随分前に発見してもう忘れそうになっていたような過去のデータに近づいて来つつある。これらいくらかの過去のデータは、ある変異体について始めにその基本的なフェノタイプを知るために色々と試した抗体染色の結果で、もう三年から四年前のもの。ほとんどお蔵入りになりかけていたデータなのだが、最近出た実験結果の意味を考えているうちにふとこれらの古いデータが浮かび上がってきたのだ。あの頃は、ただ単にそのgenetic pathwayのactivityがmutant clone内で変化しているという直接的なことだけしか理解できず、その本当に意味するところが見えていなかったのだが、ここにきてそれらが新しいデータとともにつながりだしたという感じ。もちろん悪い感じではない。こんな前のデータが視界に入ってきたということは、見晴らしが開けるまでもう少しのところまで来ているんじゃないかという気がする。たぶんあと少し。

2011年6月5日日曜日

Gazebo

昨日ホームディポで買ってきたGazeboを今日組み立てた。Gazebo(ガズィボゥと発音)というのは辞書には「見晴らし小屋」とあるけど、ホームディポなんかで売っているのはテントのような組み立て式のもので周囲にカーテンのように蚊帳が取り付けられるようになっている。今住んでいる家にはバックヤードがあるのだけども、今くらいの季節からは昼間は日光を遮るものがなくて暑すぎる上に夕方になると大量の蚊が出てくるしで、もう4年ほどもここに住んでいるのにバックヤードはほとんど使っていなかった。ということで今回思い切ってこのGazeboをバックヤードに建ててみたのだ。この中に子供用のプールとかテーブルや椅子を置いたりなんかしてアメリカ人のようにバックヤードライフを楽しもうという訳だ。暑い中これを組み立てるのにはかなり参ったけど、なかなかエエ感じですな。

で、その後夕方からはまたもやMaclay Gardenへ。アニカとノアムとクララのファミリーと一緒にピクニックパーティ。
ひとしきり湖のビーチで遊んだ後、みんなで持ち寄った食べ物を食べていたら湖のビーチの近くをゆっくりと泳いでいるワニを発見。結構でかいワニのように見えるけど、、、みんなこんなとこで泳いでて大丈夫なんかな。
それにしても最近毎週末パーティに行ってるな。。。

2011年6月4日土曜日

mirror-lacZ

テキーラサンライズのような美しい色を持ったmirror-lacZの眼。

2011年6月2日木曜日

グンちゃん大興奮

先週の金曜日にジョイントラボミーティングでfollicleのほうの研究内容を発表した。まぁさほどクリティカルなサジェスションは得られなかったのだが、なかなかの反響を得たと思う。中でもウチの新しいポスドク、グンちゃんがあるデータに関してエライ興奮してしまったようだ。このグンちゃんが大興奮したデータとそれを基にした仮説はもうだいぶ前から持っているもので、去年の論文にこそその記述は含めなかったものの学会では何回か発表している。この仮説が正しいとするならば、一つ非常に重要な未知の分子があるはずなのだ。グンちゃんはこのデータと仮説を聞いた瞬間からこの未知の分子を見つけるためのgenetic screeningを発表中ずっと考えていたんだそうだ。ミーティング終了後、グンちゃんが鼻息荒く詰め寄ってきて「是非genetic screeningのアイデアをデスカッションしたいんだけど」と言うのでその後一時間ほど二人で話し合った。実はこの分子を見つけるためのスクリーニングは今までに何度も考えたことがあって、そのたびに完璧な実験をデザインすることができなかったのだが、グンちゃんと話し合っているうちに究極にシンプルなgenetic schemeを思いついてしまった。うーむ、なんで今までこれを思いつかんかったんだろうか、と言うほど簡単なシステム。やっぱりデスカッション出来る相手がいるとアイデアも効果的にインプルーブされるもんだということを痛感。で、もちろんグンちゃんはこのアイデアにさらに大興奮。なんかグンちゃんの勢いにつられてだんだん自分もその気になってきた。でもどのシリーズをスクリーンするかが問題なんやけど。

Mosaic follicle cells

モザイク状のfollicle cells。性質の異なる細胞が隣接したとき、細胞達はお互い何を感じているのだろうか?

2011年6月1日水曜日

早速猛暑

さっき昼御飯を食べに外へ出たらものすごい暑さにびっくらこいた。自転車で走ると肌に当たる風が熱くて痛いほど。天気予報では37度になっているけど体感温度は40度を超えとるな。フロリダの夏ってここまで暑かったかなぁ。
さて、昼飯前にメールボックスをのぞいてみたら、羊土社から送られてきた今月号の実験医学とドイツから送られてきた小包が到着していた。
ついこの間このオフィスで書いていた原稿が、今手元にある雑誌の中にカッコヨク掲載されているのを見てちょっと感動。そして、もう一つの小包の方はもちろんドレスデンからの待望のハエ達。そういや昨日、ベルンのDr. EMからのハエ達も届いたのだが、どのバイアルも中でやわらかくなってしまったエサとハエ達がグチャグチャになっていてアダルトのハエはおろかウジ虫達でも動いているヤツを見つけることができなかった。ドレスデンからのバイアルをのぞいてみるとどれもウジ虫君達が元気そうに動いていてほっとしたのだが、一番重要なgenotypeが入っているバイアルだけパッと見た感じ動いているヤツがいなかった。。。なんとかして生存しているヤツを見つけてリカバーさせなければならないのだが、大概ヨーロッパから送られてくるとこういう感じでバイアル内がメチャクチャになってハエ達が息絶え絶えになっていることが多いんですよねぇ。なんかエエ方法はないもんかね。

2011年5月31日火曜日

Memorial Day ビーチへ

昨日はメモリアルデーという祝日でした。午前中ラボに出てきて少し実験した後、昼からは久しぶりにSt. George Islandのビーチへ。
相変わらずの閑散とした美しいビーチ。
こんな恐竜みたいなデカイ鳥がいます。
発見したのは、
大きなヒトデ。
タラハシーからは車で二時間ほど。今夏、また来ることあるかな。

またもやダブルヘッダー

先の土曜日はまたもや二つのパーティをはしご。まず午前中はロウチビのスペイン語教室の後、Optimist Parkでアンナのバースデーパーティ。
そして夕方からはLHさん宅で、ちょっと早いFさん御家族の送別会でした。送別会では、新しくYK博士のラボに日本からポスドクとして来られたT博士御夫妻と会うことが出来た。このところ日本人ポスドクがほとんどいなくなっていたのでこれはうれしい出会い。今後の交流が楽しみです。

2011年5月25日水曜日

クリアーではない

今日の午後はコンフォーカル。SSTのクリティカルな実験のアイデアの一つをこの何週間か試行錯誤を繰り返しながら試していたのだが、今日ようやくコンフォーカルでその実験サンプルのwing discを三次元解析してみたところ、どうもクリアーな結果ではなかった。まぁそれほどクリアーな結果を期待していた訳でもないし、今からもう一度ゆっくりと画像を見直さなあかんけど、全くのネガティブな結果という訳ではないはず。これは物理的な刺激で変異細胞の挙動を変えてやろうという試みなのだが、やっぱりちょっと難しいのかなぁ。。。この方法を本当に試したいgenotypeは現在別途作製中なのだけど、やはりDr. CDからのハエが届くのを待って遺伝学的方法で攻める方がいいのかも知れない。
今夜、アメリカンアイドルがついに決定しましたね。あの二人ならスコッティだと思っていたけど、まさかスコッティがここまで残るとは思っていなかった。アメリカ人ってやっぱりカントリーが好きなんやね。

2011年5月23日月曜日

心臓破りの坂

ここのところ毎日のようにヒートショックをかけて準備してきたハエ達が週末から一気に羽化し始めたので、今週は毎日ovary解剖大会になりそう。それ以外にも二つの論文を完成させるために今かなりの数のハエを掛け合わせているので、毎日捌かなければいけないバイアルの数がだんだんものすごい量になってきている。論文サブミットというゴールへむけて、ついに心臓破りの坂に差し掛かったという感じ。今週はしかもボスとレビュー論文の構成について話さなければいけないし、金曜日のジョイントラボミーティングで発表するための準備もしないといけない。。。気合い入れていきましょう。

2011年5月22日日曜日

Winthrop Park

今日も夕方からロイダの家で開かれるロイダの友人家族のお別れパーティーに行く予定だったのだが、ユンナの体調がすぐれないのでキャンセル。子供達は二人ともピンピンしているのだが、やはり昨日の暑くて忙しい一日が響いたのか親二人はぐったり。夕方に元気が有り余っているチビ二人を連れて近くの日陰が比較的多いWinthrop Parkへ。日陰が多いとはいえすごい蒸し暑さで、30分ほども遊ぶと汗だくになった。

2011年5月21日土曜日

アクティビティ満載の一日

今日は朝からロウチビのスペイン語教室に行った後、Maclay GardenでのT君とKちゃんの合同バースデーパーティに行って来た。たくさん美味しい料理を頂いて、湖で泳いだりスイカ割りをしたりかき氷を作って食べたりと、まさに真夏の一日を楽しんだ。
そしてさらに、その後夕方5時からは近所のウォルターのお父さん、ネイサンのgraduation party。ネイサンはFSUでgeographyの修士号を取ったんだそうな。ここでも美味しい料理を食べてビールを飲んで、いつもの近所の人達とのパーティを楽しんだ。
そんなアクティビティ満載の一日でかなり疲れたのだが、今大量にかけ合わせているハエ達が待っているので先程ようやくラボに出てきて今からfly pushing。。。

2011年5月20日金曜日

ニックの論文紹介

今日の朝起きてメールをチェックしたら、ついにドレスデンのDr. CDからメールが返ってきていた。快くハエを送ってくれるようでありがたい。
で、今日のラボミーティングはニックの論文紹介。二年ほど前にNCBに掲載された論文。ここで示されているある分子のintracellular traffickingのメカニズムに対する作業仮説自体は非常にオモシロイと思うし、quantifyされたデータはどれもキレイなのだがそれを裏付けるための細胞の写真がどうもconvincingではないぞ。なぜレビュワーがこれらを突っ込まなかったのか不思議だ。しかも細胞のgenotypeを示すfigureのラベルが明らかに間違えている箇所もある。コレはマズイと思うけどなぁ。ストーリーの流れは美しいのにいくつかのキチャナイデータがskepticalにさせてくれる。発表するニックもほとんどサプリメントのデータを紹介しなかったし、こちらもちょっと不満が残った。
来週の金曜はジョイントラボミーティングで自分の研究発表の番らしい。ついこないだこのジョイントラボミーティングでSSTの内容を発表したはずなのにこんなに早く自分の番が回ってくるのは何かの手違いだろうけど、まぁジョイントラボミーティングのほうがたくさんフィードバックを期待出来るから望むところ。前回はSSTについて話したので、今回はfollicleのほうの話をしましょう。そのために来週はちょっとコンフォーカル写真をこねくり回してナイスなfigureを作らなあきません。

2011年5月19日木曜日

SST最後のピース

月曜日のボスとのミーティングでSST論文について議論しているうちに、どのデータをこの論文に含めるべきなのかという基本的なことについてまたもや二人とも考え直し始めた。少し前にこの議論は落ち着いたはずだったのだが、一つ一つのデータに対する解釈と全体のストーリーの中での各々のデータ間の整合性を考えているといつもどこかで疑問が生じてくる。もちろん一つの論文において全ての疑問に答えることなど不可能なのであるから、いちいち全ての考え得る疑問に答えるための実験を加えていったらいつまでたっても論文としてまとめることなんかできないのだが、結構イイ感じのストーリーが描けているだけに些細な論理的問題点を残しておきたくはない。
実はこのストーリー全体を一貫性のあるものとして締めくくることができるクリティカルな実験は既に思いついているのだが、実際の実験のための手法が定まっていなかった。今そのうち一つのアイデアは試しているところなのだが、昨日ついにある論文の中にコレに最適と思われるハエを見つけた。このハエを使って予想通りの結果が出ればこの論文は完成するんじゃなかろうか。ということで一昨日早速ドレスデンのあるラボにそのツールとなるハエをもらえるかどうか打診してみたのだが、いまだ返事は来ない。さぁこいつが最後のピースになるだろうか。

2011年5月18日水曜日

プレスクール卒業

今朝はロウチビのプレスクールの卒業式だった。卒業式は今日だけども、また再来週からサマーキャンプが始まるのでまだ当分この夏の間はここに通うことになるのだが、とりあえず通常のカリキュラムは終了ということになる。二歳半の時から通い始めて早三年。通い始めた頃は英語が分からなくて泣いていたのに、今はたくさん友達も出来てプレスクールが大好きになった。前に出てきてみんなと一緒に英語の歌を楽しそうに歌っている姿を見て、いつの間にやら随分成長したんだなぁ、となんだかしみじみ感動した。
卒業生は何人かのグループに分かれてそれぞれのグループで違う色の服を着て、全員が前に揃うと虹色に見えるようになっていた。ロウチビはオレンジ。そして卒業生達はみんなそれぞれ何かの表彰を受けることになっているようで、ロウチビは「Good Samaritan」という表彰を受けていた。ちなみに「Good Samaritan(善きサマリア人)」とは、聖書にあるたとえ話から困った人を助ける人のことをいうんだそうな。
式が終わった後にプレイグラウンドでポプシコー(アイスキャンディ)を食べる仲良し外人娘達。着ている服の色のように秋からはみんな別々のキンダーガーテンへと進むことになる。

2011年5月16日月曜日

レクシーの一発目

アリスンが夏休みに入った後から引き継いでスクリーニングをしてくれているレクシーに、imaginal discの解剖とその染色、そしてスライドグラスへのマウントといった一通りのプロセスを指導した。今日完成したサンプルを顕微鏡で見た感じ、まぁまぁそれなりに解剖出来ているように見えた。以前指導していたギルス君はいつまでたってもきれいに解剖出来なかったので、imaginal discの解剖はアンダーグラジュエイトには難しいのだろうかとか思っていたのだが、アリスンもレクシーもなかなか器用なのかも、というかこれが普通なのか。
アリスンがいなくなってからまだレクシーはたった13系統しか調べていないのだが、今回その中に一つ強烈なフェノタイプを示してくれたヤツがいた。FlyBaseで調べてみたら既にこの遺伝子の機能に関する論文がいくらか出ていたのだが、その中にBerkeleyのDr. DBラボから去年報告された論文を発見。他にもGoogleで検索していたら、LondonのDr. BTのラボのウェブサイトにこの遺伝子のフェノタイプを示した写真が掲載されているのを発見した。こちらはまだ論文として出てきていないのだが、こんなところにオープンに遺伝子の名前入りでfigureを掲載しているところを見ると、近いうちにこのラボからコレに関する論文が出てくるのだろうと容易に想像出来る。まぁどちらにしろこの二つのラボが既にこの遺伝子に目をつけているのであれば、今からコイツに関する研究を始めるのは危険すぎるというもんだ。まぁちょっと残念だけど、こういう分かり易いヤツは似たようなスクリーニングをすれば誰でも見つける可能性がある訳だし仕方がない。このスクリーニングで狙うのは普通のスクリーニングでは取れてこないようなヤツなのだ。

2011年5月11日水曜日

癌・発生を制御する 細胞競合

さて、今月20日発行予定の「実験医学」の6月号はCell Competition特集です。「癌・発生を制御する 細胞競合」というタイトルの元、私を含め国内外から7人の研究者が最新の研究動向を寄稿しています。
細胞の蛍光写真を配した表紙がなんやらいつもの実験医学よりカッコ良く見えるのは気のせいかな。
本特集を企画されたTI博士の紹介の言葉もなかなか魅力的です。
「適応能力で勝る細胞(winner)が劣る細胞(loser)を積極的に排除する現象として観察される「細胞競合」.35年前の最初の報告以来長らくベールに包まれていたその分子実体が,いま明らかにされつつある.それにより,広く細胞間コミュニケーションの理解にパラダイムシフトがもたらされるとともに,癌・発生研究をはじめ多彩な分野にそのインパクトが波及している.」

ということで、Cell Competitionに興味のある方は是非御覧になってみて下さい。

Traveling Flies

ハエを使っている研究者達は他のラボから依頼があれば自分のラボで作った系統のハエを他のラボに分譲したり、また逆に過去の論文の中で言及されているハエの系統を他のラボからもらったりと、日常的に他のラボとハエのやりとりをしている訳だが、やはりハエ研究者達にとっての祭典、Fly Meetingの後にはこのハエのやりとりが活発になるんだろう。Fly Meetingが終わってからもう一ヶ月以上経つけども、この一ヶ月ほどの間にすでに何回か自分のハエ達をいろんなところへ送り出した。今朝ノルウェーのDr. TRから、ハエ達が元気に到着したよというサンキューメールが届いたので、Fly Meetingの時に話した人達へこちらから送る予定になっていたハエはこれで最後かな。そういえばFly Meeting終了後にBloomingtonのストックセンターからも結構たくさんの系統を注文したんだけども、たぶん毎年Fly Meeting直後はBloomingtonでも受注量が普段より増えるんじゃないだろうか。あとは昨日、スイスのDr. EMにImport Permissionを送付したので、このスイスからのハエ達がこちらに届けば一段落して新しいハエ達を使った実験が出来る予定。他のラボからハエが届く時はいつもなんやらワクワクしますな。それはもちろん新しい実験が出来るからなんだけども、それだけじゃなくて海外から到着したハエを見るとそのハエ達が生まれ育った国やラボに思いを馳せてしまうし、逆に自分のハエを遠くの国へ送り出した後、そのラボから無事到着したよとの連絡を受けると「あぁ、あいつら今ノルウェーにいるんだなぁ。ノルウェーはまだ寒いのかなぁ。」とか思うもんですよね。だから他のラボからハエが届いた時には必ず「送ってくれたハエ達は元気に到着しましたよ。」とのサンキューメールを書くようにしています。

2011年5月6日金曜日

Papers2

PapersがアップデートされてPapers2が出た、ということを忘れていた。ということで昨日、30日間お試し用のダウンロードをしてPapers1から2へアップデートしてみた。初めの設定で今までのPapersにためていたファイルは全て新しいPapers2へ自動的に移植してくれる。で、価格は79ドルなのだが、Papers1からのアップデートだと39.5ドル。ちょっと高い気がするけど新しく増えた機能の数々を試しているうちに、まぁ40ドルくらいなら払ってでもアップデートしときたいなと思わされた。さらに便利になってますわ。結構うれしいのは論文のサプリメンタルデータに対応してくれたことかな。今までのバージョンだと論文本体とサプリメントをPapers内でリンクさせることができなかったので、結局いつの間にかドックのダウンロードファイルにサプリメントのPDFファイルがわんさかたまってしまっていたのだが、Papers2では各論文のサプリメントを右のインスペクタウィンドウ内に簡単に整理できるようになった。あと、Magic Manuscriptsという引用文献を管理するための新しい機能が素晴らしいように見える。ちょうどこれから論文を書くのでちょっと活用してみましょう。

2011年5月4日水曜日

新しいポスドク

今週からついに新しいポスドク、グンちゃんがラボに来た。ゴーアイがうちのラボを出て行ってからもう一年半ほど経つけど、この間ポスドクは自分一人だけだった。まぁゴーアイは一緒に研究をデスカッションできるような感じではなかったので彼が去った後に何かが変わった訳でもなかったのだが、やはりデスカッションできるポスドクが同じラボにいてくれる方がいいのは当然だ。ボスとの話で、グンちゃんにはまず自分の実験を手伝ってもらおうということになっていたこともあって、昨日とりあえず今自分が書こうとしている二本の論文の内容をグンちゃんに話した。グンちゃんは中国でPhDを取得したばかりなのだが、今までハエを使っていてしかもある程度この分野のことには精通しているようで非常に話しやすかった。かなり興味を持ってくれていたようだし、今後グンちゃんはイイデスカッション相手になるかもという感触を得た。
で、論文についてはとりあえず二本の論文のアウトラインを作って一昨日ボスと話し合った結果、一応論文の下地となるストーリーが出来た。これであとは論文を書きつつ残された必要な実験をこなしていくだけということになる。今のところ必要な実験は全部で16個。ということで今毎日ドエライ数のバイアルを捌いていてヘクチックなのだが、たぶん来週辺りからグンちゃんがSSTの方の実験を手伝ってくれることになるかな。その前にどのパートを頼むか考えにゃいかんけど。

2011年5月2日月曜日

初めてのバレエ発表会

一昨日の土曜日はロウチビのバレエの発表会でした。この一年間ほどがんばってバレエスクールに通って練習してきたロウチビは、もう随分前からこの日を毎日楽しみにしていて気合十分。まずは朝からメイクアップをしてリハーサルのために発表会の会場へ。リハーサルの後で一旦家に戻ってきて、夕方からもう一度会場入りして発表会本番は6時から。結構広い会場がほぼ満席になるほどたくさんの父兄の方々が見守る中、次々とバレエ教室の各クラスの子供達がバレエを披露するのでした。ロウチビはクラスメートの子達と6人で「LOVE」というタイトルのバレエを披露してくれました。よくやったと思います。

JFさんが撮ってくれたリハーサルの時のビデオです。

JFさんとこのお嬢さんはお二人ともバレリーナで、今回も素晴らしいバレエを見せてくれました。発表会終了後、あこがれのお姉さん二人と一緒に写真を撮ってもらったロウチビ。ステージでは緊張もせずとても楽しかったらしく、今後もバレエを続けるんだとの決意を新たにしたようです。

2011年4月27日水曜日

ジャッキーの休暇

ジャッキーが帰省のために今日から三週間ラボにいない。ジャッキーはうちのラボマネジャーであり、試薬の注文やCO2タンクの交換からハエのストックの維持やラボの整理整頓までいろんなところでうちのラボを支えてくれている。そんな彼が三週間もラボを離れるのはこの四年間ほどで初めてのことだ。実は彼自身も自分がいない間のラボのことを心配しているようで、ラボの一人一人がこの三週間のうちにやるべき雑用のリストをきちんと作って置いていってくれた。素晴らしいラボマネジャーですな。しかし、自分が任されたのはラボストックのハエ達の管理(1000系統以上)。。。今大量に実験を組みまくっているのでこれはちょっとキツイかも。。。早く帰ってきてくれ。

2011年4月26日火曜日

抜けるCyo

昨日、ジョンピーからのメールに気になることが書いてあった。ジョンピーがうちのラボを出て行く時に、hsFLP; Sp/Cyo; Dr/TM6bという便利なダブルバランサーの系統を持っていったのだが、ジョンピーがこの二年ほどの間にこのハエを使ってバランスさせた系統から時々Cyoが抜けてしまっていたことがあるんだとか。しかも抜ける時は結構短い世代のうちに消え失せていたらしい。TM6bからTbが抜けるというのは聞いたことがあるけど、そんなCyoが抜けてしまうなんて聞いたことないし、ソレってラインを作る時にミスっただけなんとちゃうのんと、そこまで考えてハッと気付いた。確かに自分もこの何年かの間にこのダブルバランサーを使ってバランスした系統のハエからCyoが抜けていたことがある。しかもセカンドにSp/Cyoを入れたはずなのにSpもCyoも両方消え失せていたことがある。これは18℃に置いていたからCurlyのフェノタイプが出ていないとかいう訳ではなくて、25℃に戻してもやっぱり翅はまっすぐなままなのだ。Spのフェノタイプは時々微妙な感じなので、そういうのを発見するたびに自分がラインを確立する際にミスったんだと思っていたけど、もしかしたらやっぱりアレもCyoが抜けたからだったのか。とは言っても、大概のヤツはちゃんと維持されているように思うし、このhsFLP; Sp/Cyo; Dr/TM6b自体も非常に安定していてこのラインからCyoが抜けているのは見たことがない。ちなみにこのダブルバランサーは以前に自分が作ったものなんだが、このCyoをどこから取ってきたのか全く覚えていない。うーむ、コレってどういうことなんだろうか。ちょっと説明がつかないんだけども、このダブルバランサーは日常的に使っているラインなので怖くなってきた。とりあえず他のCyoかSM6と交換せにゃいかんけど、こんな風に何らかの状況によって抜けてしまうCyoなんてあるんだろうか?

Ashburnerの「Drosophila」には「Cy」について以下のようにある。
The expression of Cy is temperature-sensitive; Cy/+ flies overlap wild type if they are grown at 20℃ or less.  .....The expressivity of the Cy mutation is also reduced if flies are reared in culture rooms illuminated by fluorescent lights.  The second problem with Cy is that on some balancers or on some genetic backgrounds, its expressivity can be weak even at 25℃.  .....Another feature of Cy which can be important is that it is quite readily reverted to wild type by mutation, after either ethylmethane sulfonate (EMS) mutagenesis or irradiation. 

CyのexpressivityではSpも消えてしまったことが説明できない。しかもCyoには左右のCyを結ぶthird inversionが入っている訳だし、ストック中にそんな頻繁にmutationが起こるとも考えられんしなぁ。。。
どなたかfly pusherの方、何か知りませんか?

2011年4月23日土曜日

イースター2011

今年のイースターは明日、4月24日なんだそうだ。ということで、今日土曜日の朝は毎年恒例になってきたYancey Streetのエッグハント大会。ジュリアの家→ウォルターの家→オリビアの家→ロウチビの家→ワイアットの家→アニカの家、と南から北へと近所の6軒をはしごしながら子供達はエッグハント。そして最後のアニカの家でランチを兼ねたパーティーをした。


ヤンシー四人娘。
そして次の家へ。
うちの庭にもわらわらと。
卵の中にはチョコレートが入っていることを発見したソウシロ。
それにしても今日は暑かった。炎天下に置かれていたチョコレートはドロドロにとけていたほど。ほとんどの人が帰った後で、密かにデイビッドと二人でカンパイしたビールがうまかった。

2011年4月22日金曜日

もう夏休み

アンダーグラジュエイトの学生達は来週がファイナル(期末試験)で、その次の週からもう夏休みなんだと。で、アリスンも夏休みを取るので来週から8月末までラボには来ないんだと。4ヶ月って、ちょっと夏休み長いんとちゃうのん?まぁ、その間彼らが遊び呆けている訳ではないことは知っているけど、DISの学生は4ヶ月もラボを離れるべきではないと思うんやけどなぁ。でもレクシーはこの夏休みの間もラボに来るそうなので、来週からスクリーニングはレクシーにバトンタッチということになる。レクシーはまだimaginal discの解剖をちゃんと習得していないようなので来週からちょっと特訓せにゃいかんけど。
で、今日のラボミーティングはドンちゃんの研究発表。もう二年ほど前に自分がアンダーグラジュエイトのザビエル君を指導しながらやったちょっとオモシロイfollicle cellでのgenetic pathwayのお話をドンちゃんに教えてあげたら、それらのデータを土台にして最近色々と考えていらっしゃった様子。このザビエル君とやった仕事はもうお蔵入りかなと思っていただけに、ドンちゃんが興味を持ってくれてしかもなかなか面白くなっていきそうな感じがしたのでこれは結構うれしい。今後ちょっと色々とサポートしていきたいと思う。

2011年4月20日水曜日

Cytonemesってナニ?

最新号のScienceに、Dr. TKのラボからCyotonemesに関するアップデートとなる論文が登場。で、Cytonemesってナニ?ということである。

Specificity of Drosophila Cytonemes for Distinct Signaling Pathways
Cytonemes are types of filopodia in the Drosophila wing imaginal disc that are proposed to serve as conduits in which morphogen signaling proteins move between producing and target cells.  We investigated the specificity of cytonemes that are made by target cells.  Cells in wing discs made cytonemes that responded specifically to Decapentaplegic (Dpp) and cells in eye discs made cytonemes that responded specifically to Spitz (the Drosophila epidermal growth factor protein).  Tracheal cells had at least two types: one made in response to Branchless (a Drosophila fibroblast growth factor protein, Bnl), to which they segregate the Bnl receptor, and another to which they segregate the Dpp receptor.  We conclude that cells can make several types of cytonemes, each of which responds specifically to a signaling pathway by means of the selective presence of a particular signaling protein receptor that has been localized to that cytoneme.

いや、cytonemesというものがどういうものかは大体知っていたつもりだけども、今回の論文でさらに示唆されているcytonemesの機能はこれまた非常に奇妙ではあるが重要な発見であることは間違いない。今回の報告によれば、組織によって特定のシグナルに対するcytonemesの反応性(伸長の程度や方向)が異なる、そしてシグナルを受容する細胞達はいくつかの異なるsignaling pathwayに対する特異的なタイプのcytonemesを作り出すことが出来る、つまりその各々のタイプのcytonemesはある特定のsignaling pathwayのインプットを得るために特定のレセプタータンパクのみを別々のcytonemesに局在させてシグナルを発信している細胞に向けて伸長するという、ちょっとにわかには信じられないようなことが示されている。このcytonemesを介したシグナル伝達という概念はcell-cell communicationにおける非常に重要なものの一つであるはずなのだが、普段cell-cell communicationのことを考えている時にこのcytonemesなるものがあんまり考慮に入っていない気がする(自分だけだろうか?)。
それにしても、1999年(Cell)、2005年(Nature)、そして今回2011年(Science)と6年おきにcytonemesに関する重要な論文がこのラボから発表されてきた訳で、次は2017年まで待たないといかんのかな。しかしCell→Nature→Scienceってスゴイな。。。

2011年4月18日月曜日

St. George Sound

昨日日曜日は朝からマイクと今シーズン初の海釣りに行ってきた。金曜日の夜に雨が降ったのでいつものSt. Marksは川からの水で淀んでいるだろうということで、今回はもう少し西まで走ってDog Islandの対岸辺りからSt. George Soundへカヌーを漕ぎだした。昼前頃からキャスティングを始めて、何回か強烈な当たりがあったけど残念ながらどれも大きなナマズだったのでリリース。でもいつもながら力が強い大ナマズとの格闘は楽しい。その後少しの間当たりがなかったので波がほとんどない静かな海の上で二人でゆっくりとビールを飲みながらキャスティングを続けていたら、どこからかプシューという音が近づいてきた。いつの間にかイルカの群れが周りに現れていたのだった。たくさんのイルカがカヌーのすぐ近くまで来てゆっくりと泳いでいく。どうやら彼らも昼御飯の魚を探しに来ているようだった。イルカの群れが去っていった頃から、二人ともどんどんシートラウトが当たり始めた。結局その辺りで漂流しながら4時頃まで釣っていただろうか。結局キープしたのはシートラウト6匹。タラハシーに戻ってから早速マイクにさばいてもらって晩御飯のおかずに。やっぱり新鮮な魚は旨い。

2011年4月14日木曜日

Exciting AI

今シーズンのAmerican Idolはなんだかスゴイ。先週、今週と、(自分にとってはだけど)意外な人が落ちた。まぁ今日のボトムスリーは予想通りだったけど、ポールが落ちるとは思っていなかった。たぶん、アメリカ国民も皆この結果には驚いているんじゃなかろうか。というか、自分もそうだが、みんな誰に投票したらいいのかよく分からないんじゃないのかね?そう思うくらい今週の8人はほとんどみんな素晴らしいパフォーマンスだったし、一人一人本当にシンガーとしての個性がある。サイモンがいてたらどんなコメントしてたんだろう。でもサイモンの代わりにスティーブンが入ったからこそ、なんやらコンペティション自体の雰囲気がいつになくハッピーな感じなのかもしれんな。三週くらい前だったか、意外にもケイシーが最下位になってレスキューされるということもあったし、今回は本当に誰が落ちていくのかよく分からない。逆に言えば誰が今年のAmerican Idolになるのか全く想像がつかない訳で、なんともエキサイティング。いやーそれにしても昨日のラスト、ジェイムズのステージにザックワイルドが出てきたのにはビックリした。やっぱしザックは超カッコイー。でもあそこでザックを使うのは反則なんじゃないんですか?まぁ、自分は久しぶりにザックのプレイが見られて楽しかったけど。

2011年4月12日火曜日

IKNM in D.m. and N.v.

先号のCurrent BiologyにStowersのDr. MGラボから楽しい論文が出てきた。

Interkinetic Nuclear Migration Is a Broadly Conserved Feature of Cell Division in Pseudostratified Epithelia
Animal development requires tight integration between the processes of proliferative growth and epithelial morphogenesis, both of which play out at the level of individual cells.  In this respect, not only must polarized epithelial cells assume complex morphologies, these distinct forms must be radically and repeatedly transformed to permit mitosis.  A dramatic illustration of this integration between epithelial morphogenesis and cell proliferation is interkinetic nuclear migration (IKNM), wherein the nuclei of pseudostratified epithelial cells translocate to the apical epithelial surface to execute cell division.  IKNM is widely considered a hallmark of pseudostratified vertebrate neuroepithelia, and prior investigations have proposed both actomyosin- and microtubule-dependent mechanisms for apical localization of the mitotic nucleus.  Here, using comparative functional analysis in arthropod and cnidarian systems (Drosophila melanogaster and Nematostella vectensis), we show that actomyosin-dependent IKNM is likely to be a general feature of mitosis in pseudostratified epithelia throughout Eumetazoa.  Furthermore, our studies suggest a mechanistic link between IKNM and the fundamental process of mitotic cell rounding.

Interkinetic Nuclear Migration(IKNM)というのは非常にオモシロイけったいな現象だと思う、ということは以前にも書いたことがある。脊椎動物のneuroepitheliumで主に研究されてきた現象だが、同じpseudostratified epitheliumであるDrosophilaのimaginal discにおいては誰もコレを研究していないようだったので、自分がなんかやったろうかいな、とか思っていたところ、去年のFly MeetingでDr. MGがwing discにおけるIKNMについて発表していて驚いたのだった。あのときDr. MGは、「まだ“descriptive”な研究なんだけどね、へへ」とか謙遜していたけど、やっぱりオモシロイですな。
ところでこの論文において、IKNMはBilateriaだけでなくEumetazoaのpseudostratified epitheliaにおいて一般に見られる現象である、ということを言うためにNematostellaを使っているところが自分にとってはなんというかウレシイ驚きだった。というのも、このNematostella vectensisという生き物(イソギンチャクの仲間)が自分にとってはちょっとなじみのあるヤツで、PhDを取ってポスドク先を探していたとき、mesodermやgastrulationの進化を研究したいがためにNematostellaを使っているドイツのラボにわざわざ面接しに行ったことがあるのでした。
で、メカニズムの話はおいといて、やっぱりこの現象の生物学的意味というものに興味がわく訳ですが、

The deep evolutionary conservation of IKNM-like mitotic behavior throughout Eumetazoa suggests the existence of strong constraints on the mechanism of cell division in pseudostratified epithelia.  We favor a model wherein IKNM is required to restrict cell divisions to the plane of the apical junctions, thereby ensuring continuous monolayer integrity of proliferating epithelial sheets.

と、締めくくられているように、わざわざ核をapical側表面に持ってきて分裂するというこの一見面倒くさそうなシステムがこれだけ進化的に保存されているということはそれだけ重要な意味がある訳で、それはつまり細胞分裂時においても体内と体外を隔てる上皮細胞層の緊密性を維持するためなんだろうということ。でも、それなら別にapical側でなくてもエエんとちゃうのん?とも思ってしまうけどなぁ。

2011年4月11日月曜日

ニッキー

先週の金曜日にニッキーのhonors thesisのdefense(卒論発表会)があった。二年ほどもラボにいたのにほとんどデータを持っていないので、コレどうすんねん、と思っていたのだが、とりあえず自分があげた予備実験のデータにこの三週間でやったいくつかの実験結果を足して発表はなんとかかんとか形になったという感じ。一応defenseもパスできたらしい。といってもまぁ、アンダーグラジュエイトのdefenseなんて普通はやればパスできるようなもんなんだそうで、ダメだった例なんてないんだとか。まぁこれで彼はhonor studentとして卒業できるし、こちらもこれ以上彼のことで頭を悩ませる必要はないからイイのだけど、実は発表会の前日の晩に彼が作った発表スライドを見てあげた時、彼が尋ねてきた色々な質問に大きなショックを受けてしまったのだった。というのも質問のほとんどがコンセプチュアルなものではなくて、実験テクニックに対する基本的な質問だったから。「FRT40Aの40Aってなんなの?」って聞かれた時には笑ってしまった。抗体染色のことも良く理解していない様子だったし、enhancer trap lineとかFlip-out Gal4なんて何も分かっていない感じだった。結局彼はfly geneticsにおける実験の基礎的なことをなーんにも理解していなかったのだ。なるほど、だから実験をさせても毎回失敗していた訳だ、と納得した。とは言っても、当然こういった基礎的なことは今までに何回も教えたはずだし、たいがいの学生達はラボに来て始めの一ヶ月くらいでこういったことは大体学ぶし、もし理解できなくてもちゃんと質問しているように思う。彼は研究に対しての興味は結構持っていたと思うんやけどなぁ。まぁ、やっぱりいろんなタイプの学生がいるんやなぁ、とこちらも勉強になりましたわ。

さて、そして今朝はボスと毎週恒例のミーティング。論文に必要な実験の話をしているうちにだんだんとディープなデスカッションになってきて、結局一時間半も話していた。その中でボスがふと思いついた新しいアイデアはなかなか鋭いもので、二人でエライ盛り上がってしまった。このアイデアは今までに使っているテクニックで案外簡単に確かめることが出来るかも。しかももし当たっていれば、これはブレイクスルーになり得る。今後三ヶ月間ほどは三本の論文を仕上げるために全力を注ぐつもりだけども、このアイデアは片手間に試す価値はあるな。ということで、早速それ用のハエを作ろうっと。

2011年4月7日木曜日

ビッグウェーブ

学会から帰ってきてからボスと今後の方向性について話したのだが、やはり学会で発表したfollicle cellのデータはなるべく早いうちに論文にしてしまおうということになった。そしてもちろん、少し前に話していたSSTの論文第一弾も早めに出してしまいたいことに変わりはない。それらに加えてもう一つ、レビュー論文も書くことになったのだが、このレビューの締め切りは7月末頃。で、一応今のところ7月末頃までにこれら3本の論文を全てサブミットすることを目標にしようという話になった。4ヶ月ほどで3本はかなりキツイのは間違いない。。。さぁこのビッグウェーブを乗り切ることができるんだろうか。。。

Patrol

二人で近所をパトロール。

2011年4月5日火曜日

Old Town

学会期間中、ドンちゃんがどうしても観光に行きたいと駄々をこねるので、土曜日の夕方に二人でOld Townを見物しに行ってきた。異国情緒漂う通りに立ち並ぶメキシカンレストランをスルーして、ふと見つけた良さげなイタリアンレストランに入って本日のスペシャルシーフードパスタを注文したら、これが絶品だった。このパスタのためだけにでも行った甲斐があったと思ったくらい。

2011年4月4日月曜日

学会終了

昨日の夜サンディエゴから帰ってきたのだが、今回はなんやらえらい疲れた。。。ブログを書こうとも思っていたのだが、なんやかんやでほぼ毎晩12時頃まで活動していたので毎晩部屋に帰ってきたらもう疲れ果てていて書く気になれなかった。まぁでもそれだけオモシロイものをたくさん見て、友達をたくさん作ることが出来たということでもあり、自分にとっては非常に実りのある学会となったことは確か。ポスターセッションでも毎日結構な数の人達が聞きに来てくれて、皆口々にfollicle cellのデータをオモシロイと言ってくれた。誰もが興味を持ってくれた部分はまだプレマチュアな結果なので今後さらに慎重に見ていかなければならないのだが、このみんなの反応は実は自分が想像していたものよりも随分と大きかったので結構勇気づけられた感じはあるかな。
さて、そして今回のメインイベントはなんといっても三日目の午後にあったcell competitionのワークショップだった。これがいろんな意味でドエライエキサイティングなワークショップになった。実は前日のランチタイムでもDr. EMとTI博士の激論に同席していたので、当日どういうことが起こるのかはある程度予想していたのだが、やはり本番での面白さは予想以上だった。前日に急遽発表することになったグラスゴーのDr. MVも含めてスピーカー7人の発表内容がどれも面白かったのは言うに及ばず、皆それぞれがcell competitionのメカニズムに対する独自の仮説とそれを裏付ける実験結果を持っている訳で、臆することなく他の人の仮説に相反するデータをも出してくる。中でも今後論争の的となりそうなのは、competitionにおいてloser cellはwinner cellによるengulfmentによって殺されているのか?そして本当にそれがloser cellを排除するためのメインのシステムなんだろうか?というところだろう。もちろん他の点に関しても、異なるmutantや異なるtissueであれば違うメカニズムがあるのか?もしくは共通のメカニズムは何なのか?というようなことは今後どんどん議論が盛り上がっていくことだろう。ワークショップはこうあるべきだと思うし、こうして議論が活性化されることはこの分野にとって非常に良いことだと思うのだが、自分がオーガナイザーを務めるワークショップで招待した他のスピーカーの論文を公然と攻撃したDr. EMのやり方は少々問題があったようにも思う。
cell competitionをメインで研究しているラボはまだそれほど多くはない訳だが、それでもそれぞれが皆これだけ真剣に自分たちのオリジナルな仮説を追求し、お互い熱く議論する場に居合わせたことで、このフィールドが今まさに成長し始めているのを肌で感じることが出来た。来年からもこのワークショップを続けることが出来ればと思う。きっとここから何か新しいコンセプトが生まれてくるのだろう。
そんなことで学会は終了。今この昂った気持ちのままで次の実験を考えていかなければ。

2011年3月30日水曜日

San Diego到着

サンディエゴに到着。なんかフロリダより暑い気がする。会場のホテルはエライ広い敷地内にたくさんの建物があってちょっと分かりにくい。ドンちゃんと昼御飯を食べた後で会場内を歩き回ってやっとこさRegistrationカウンターを見つけて列に並んでいたら、早速ダートマスの時のボス、アルバートに遭遇。さらにその直後に、これまたダートマスのラボで一緒だったジャスティンにも偶然会えた。アルバートは去年のFly Meetingでも会ったけど、ジャスティンとは約五年ぶりか。うーむ、なんやらテンションが上がってきました。今日はこの後、オープニングセッションとレセプションパーティです。

2011年3月29日火曜日

明日からSan Diego

さて、発表用ポスターの印刷も終わって、いよいよ明日の朝からドンちゃんと二人でサンディエゴへ向かう。今回からFly Meetingでも、オンラインで自分の興味がありそうな発表を検索して自分用のスケジュールを作ることができる「Abstract Search and Program Planner」という機能が学会ホームページに設置されていたので、とりあえず面白そうなのをどんどん自分のスケジュールに入れていたら早くも登録した演題数が72にもなってしまった。これを全部見てまわるのは不可能だろうから、とりあえずアブストラクトをざっと読んで必ず聞くべきものを選ばなきゃいかん。アトランタからサンディエゴまでのフライトは5時間ほどもあるので飛行機の中で読むことにしよう。とか思っていたら、午後に実験医学から原稿の校正刷りが送られてきた。FAXによる校正の締め切りが4月1日ということだったので、大急ぎで校正して事務が閉まる5時半ギリギリに事務に滑り込んでFAXで原稿を送った。で、さらに帰り際にアリスンとレクシーに今週やるべきことを伝えておいたのでこれで全てオーケーかな。あとは荷造りだけ。

2011年3月28日月曜日

少年

よく女の子に間違えられるソウシロだけども、最近はもう赤ちゃんではなくて小さな少年という感じになってきたと思う。

friend

2011年3月26日土曜日

募金活動

今日はダウンタウンの公園で毎週土曜日に行われているマーケットに場所を借りて、日本人コミュニティーによる東北地方太平洋沖地震の支援のための募金活動第一弾が行われたので朝から参加してきました。
親切なアメリカ人の方々から本当にたくさんの応援メッセージと募金を頂きました。
来週の火曜日、29日には午後7時半からFSU構内で「Candlelight Vigil for Japan」という追悼集会が催されます。

2011年3月23日水曜日

第一シリーズ

アリスンが進めているgenetic screeningの第一シリーズ、計70ラインの解析が終了。ヒットは4ライン。その他にも2ラインでなかなかシブイ細胞の挙動が観察できた。やっぱりこのスクリーニングはなかなかイケテルかも。これら数ラインについてはもちろんセカンドスクリーニングをしなければならないのだけども、ヒットした4ライン中2ラインづつがどうやら同じタイプのタンパクのようなのでなかなかオモシロイ結果と言えるだろう。今日ドンちゃんがさらに250ラインほど追加で注文したはずなので今手元に残っている150ラインほどを早くやってしまわないといかんのだが、アリスンはこの第一シリーズで実験のプロセスに慣れただろうし、今日からはレクシーも参加し始めたので今後もう少しスピードアップを期待できるかな。夕方ラボをのぞきに行ったら、アリスンがレクシーに教えながら二人で和気あいあいとハエをかけ合わせていた。

2011年3月21日月曜日

スペイン語教室

最近ロウチビは友達のコリのお母さん、ペルー人のロイダが始めた毎週土曜日のスペイン語教室に通い始めた。教室と言ってもロイダの家の中で、一昨日は子供二人だけ。なかなか面白かったので自分も横で一時間じーっとロイダの授業を聞いていたのだが、今までスペイン語を勉強したことが全くないので結構たくさんの発見があった。まず一番驚いたのは、発音が日本語に似ていること。始めにスペイン語の5つの母音を紹介してくれたのだけど、なんとa、e、i、o、u、の5つだけなんだそうだ。英語のようにそれぞれにいろんな発音の仕方がある訳ではない。ということは、これは順番が違うだけで日本語のアイウエオと全く一緒?しかも英語のような無声子音があんまり入らないためか単語も結構覚えやすいように感じた。英語ってもしかしてかなり発音が複雑な言語の一つなんだろうかね。ロイダも以前からウチらのしゃべる日本語がスペイン語に似ていると感じていたんだとか。今後もロウチビと一緒にロイダの授業を受けていれば自分も少しスペイン語が話せるようになるかもなぁ、と思うとちょっと楽しくなってきた。

2011年3月18日金曜日

Honors

アンダーグラジュエイトのアリスンがラボに来始めてから早二ヶ月、そして二人目のレクシーが話をしにきたのがもう一ヶ月ほど前になる。そしてその後さらにもう一人、うちのラボで研究をしたいと言っていたアニャも一昨日もう一度ボスのところへ話をしに来て、結局自分が彼女の面倒を見ることになった。ちょっと前まで自分が指導していた学生は男ばっかりだったのに、今年に入って毎月一人ずつ女の子が増えてついにこれからギャル三人体制。ちなみにボスによると、この三人目のアニャはただのDISではなくて、Honors In The Major Programという何やらたいそうなものを希望しているんだそうだ。
「へ?オナーズってソレなんなの?DISとはまた違うの?」とボスに聞いてみたところ、
「Honors Programの学生はちゃんとした自分のプロジェクトを持って研究して、honors thesisという所謂卒論を書いてさらにcommittee memberの先生方を前にしたdefense(卒論発表会)をパスしなければならないの。ナタリアがそうだったでしょ?」なんだと。
そういえば今まで指導してきたDISの学生達の中で唯一ナタリアだけがそういうことをしていたなぁ、と思い出してようやく合点がいった。
「ほほう、なるほどなるほど。つまりDISよりも高いレベルの研究を要求されるということですな。」と言ったところでボスが、
「ちなみにこの春卒業するニッキーもHonorsだよね?」と。。。
「エェ!マジで?そんなん聞いてないけど。。。」と言ったものの、そう言われれば少し前にニッキーが、今月だか来月だかにthesisを書いてpresentationもしなきゃいけないんだけど、みたいなことをぶつぶつ言っていたことを思い出した。ところがえらいことにニッキーは今のところ結果らしい結果をほとんど持っていない。タイミングよく今日のラボミーティングはニッキーの発表の番だったのだが、やはり彼が発表したのは仮説とそれに対する実験計画だけ。で、ラボミーティングの後に聞いてみたら、論文の締め切りは来週末で発表会は4月8日なんだそうだ。。。なんともはや、それはちょっと不可能なんじゃないのかなぁ。もっと早くにきちんと説明しておいてくれればもう少しなんとかしてやることも出来たかもしれんが。さぁ、どうしたものか。

2011年3月17日木曜日

Workshop in San Diego

さて、この大変な最中に日本からどれくらいの方々が参加されるのか見当がつきませんが、San Diegoで開催される今年のFly Meetingが二週間後に迫ってきました。ということで、ワークショップの告知です。今回は三日目(金曜日)の午後に、うちのボスが神戸のTI博士とベルンのDr. EMと一緒に「Cell Competition」というワークショップを以下のような趣旨でオーガナイズします。

During their lifetime, cells of multicellular animals can suffer insults (mutations, transient errors, infections, oxidative damage) that may compromise their fitness.  In Drosophila the process of "cell competition" that seems to recognize and eliminate less adapted or weaker cells of developmental primordia, ensuring that viable but suboptimal cells do not accumulate during development or ageing.  How groups of cells compare their relative fitness levels and decide which cell will remain in the tissue ("winner cell") and which cell will be eliminated ("loser cell") will be the main topic of the workshop.

今これを見て気付いたけど、Dr. EMはいつの間にマドリッドからベルンに移ったんだろうか?

2011年3月14日月曜日

少しでも

今回の東北地方太平洋沖地震で被災された方々、またその御家族の皆様に心からのお見舞いを申し上げます。
こちらアメリカでも連日トップニュースで日本のことが報じられており、アメリカの方々も皆心配して日本のこと家族のことを聞いてくれます。USTREAMでNHKなど日本のテレビのニュースのライブストリーミングが行われているので金曜日の朝から見続けていますが、今現実に日本で起こっていることとにわかには信じられないほどのあまりの大きな被害にただただ呆然として考え込むばかりです。ただ、ニュースを見続けながら、遠くにいる自分達に何が出来るのかを考えようとしています。
以前に笹川科学研究助成を頂いていた日本財団から緊急メールが来たので、私はまずこちらを利用して義援金を送りました。


Tallahasseeの日本人コミュニティーでも募金活動が開始されるようです。
今回の地震被害に対する義援金の情報は以下のウェブサイトでも得ることが出来ます。


遠くにいても、日本人として日本を応援するために、少しでも出来ることを考えていきたいと思う。

2011年3月10日木曜日

チャータースクール

アメリカでも日本と同じように小学校の校区が決められており、子供達は住んでいる校区にある小学校のキンダーガーテンへと入学することになる(キンダーガーテンは小学校に付属している)。ところがアメリカでは一つの町の中でも貧困層が住む地域と富裕層が住む地域がきっちりと分かれていることもあり、小学校によって学力の差が歴然としている。実はうちのすぐ近くに小学校があるのでうちの子もココへ通えば非常に便利だし、もちろんココがうちの校区の小学校ということになる訳だが、この校区にはかなり貧困層の地域が含まれているためか学力が低い上になんだかガラもあまりよろしくない。日本のように私立の小学校もあるのだが、当然私立は授業料が高い。じゃあどうするかというと、チャータースクールというものがある。最近アメリカではこのチャータースクールというものが随分増えてきているらしい。どういうのものかというと、

米国で1992年に誕生した新しいタイプの公立学校。子供たちの学力向上を目指して、学校の創意工夫を引き出そうとする教育改革の中から生まれた。親や教員、地域の団体などが自分たちの理想とする教育計画を地方教育委員会に提出し、同計画が認可されれば、公費によって学校を運営することができる。ただし、認可は期限付き。チャーターとは認可された計画のこと。(コトバンクより抜粋)

実はこのTallahasseeにもチャータースクールの小学校が3校あるのだが、どこもなかなかの人気で限られた定員に毎年かなりの数の応募があるらしく、抽選に当たらないと入れないということになる。人種の多様性を維持するためにマイノリティーは選ばれやすいという噂は聞いていたのだが名目上は100%抽選ということになっているし、うちが応募したチャータースクールもこのところ非常に人気がある学校のようで、今年も20人ほどの枠にかなりの応募が殺到したという話を聞いていたこともあり、あまり期待はしていなかったのだが、昨日その学校から抽選に当たりましたよという連絡をもらった。もしはずれていたらどうしようということについては結構頭を悩ませていたのでほっとした。
日本の第二次ベビーブーム世代として所謂マンモス校で小中学校時代を過ごした自分から見ると、このような少人数制で独自の教育コンセプトを持った学校というものは自分の経験とは程遠く、理論的にはその良さを理解できても実感としてはなんだかよく分かっていなかったりするのだが、なんだか自分も楽しみになってきた。まぁいずれにせよよかったよかった。

2011年3月9日水曜日

Hallmarks of Cancer

先日Cellから「Hallmarks of Cancer Special Review」という題名のメールアラートが来た。それによると、

The review article by Douglas Hanahan of École Polytechnique Fédérale in Switzerland and Robert Weinberg of the Whitehead Institute for Biomedical Research appearing in the March 4th print issue of Cell, updates and expands on the authors' classic review, "Hallmarks of Cancer," the most cited Cell article of all time. 
As the new work details, much has been revealed in the last decade about the molecular and genetic underpinnings of the six original hallmarks of cancer and the authors have synthesized the vast literature to produce a next-generation view of the features that are shared amongst all cancer cells. 
The authors also introduce two enabling hallmarks - genomic instability and inflammation - and two emerging hallmarks - evasion of the immune system and reprogrammed energy metabolism.

ということなんだそうだ。「The Hallmarks of Cancer」という前のバージョンが出たのは2000年なので11年ぶりのアップデートということになる。この10年でこの分野では膨大な発見があったはずなのでどれぐらい前のバージョンから変わっているのか楽しみだ。しかし、前のバージョンがCellの中でも最も引用された論文だとは知らなかったな。まぁそれだけガン研究者が多いということか。

2011年3月8日火曜日

Tax Return 2010

本日Tax Returnの手続き完了。なんか今年は今までで一番還付金の額が大きいのでなんでかなと思ったら、去年ソウシロが生まれたからか。子供一人につき1000ドル返ってきます。しかし毎年思うけど、メンドクサイシステムですな。

2011年3月7日月曜日

戦略変更

先週ボスはNYのDr. NBのとこへトークをしに行っていたのだが、ラボに帰ってくるなりエライ勢いで矢継ぎ早に実験結果に対する質問を浴びせてきた。たぶん結構な厳しい質問をたくさんもらったんだろう。まぁそれはいいとして、一つ重要な情報をもらってきたらしい。どうやら今自分がやっているSSTプロジェクトと似たようなことをある有名ビッグラボがやっている可能性があると言うのだ。これは大変なことになったと。。。まぁ、SSTの現象自体は今までに出た論文の中でもさらりと言及されているのを見たことがあったので、同じ分野でこの現象に気付いている人は意外と多いのではないかと思う。ただ、今自分が持っているこの現象を説明するためのデータはたぶん誰も持っていないだろうと思っているのでそれほど焦りはしないのだが、論文を投稿する上でこの現象を違う角度から説明する論文を先に出されてしまうと何かと面倒なことになる可能性が出てくるのは確か。そういう訳で、少し前にボスと話していた、後半部分を先に発表しようという戦略を考え直して、向こうのラボが出してきそうなデータを先に論文にしてしまおうという攻めの戦略に変更することになった。論文を書く上でこういう競争相手との駆け引きを考えたやり方はあまりしたくないのだけども致し方ないだろう。こういう噂が出てくるということは向こうはもうだいぶ論文発表の段階に近いと想像できるのだが、勝負に出るしかないか。

約束通り

昨日の午後、約束通りロウチビを学校に連れてきてあげた。オフィスでお菓子を食べて、ラボでは顕微鏡でハエを観察して、外に出てたくさんお花を摘んで、ひとしきり楽しんでくれた様子。

2011年3月4日金曜日

KS博士送別会

今月末にKS博士が日本に帰国することになった。ということで昨晩は、いつものChina Delightでいつもの日本人ポスドクメンバーで送別会を開いた。一年ほど前まではこの生物系ポスドクの会には5人いたのだけど、今はもう3人。5人の時は丸ごと一匹の北京ダックが少なく感じたけど、昨日は結構腹にこたえたことで人数が減ったことを実感。もちろんいつものように旨かったけど。しかしKS博士が帰国してしまうと、これでついにST博士と自分の二人だけになってしまうことになった。だんだんと少なくなっていくのはやっぱり寂しいですなぁ。インタビューで初めてこの町に来た五年前の真夏の日にこの町で初めて会った日本人がKS博士だった。KS博士の奥さんとは祭りのステージやレストランで随分とたくさんのライブ演奏をやったもんだ。KS博士の方が先にこの町を出ることになるとはなぁ。。。
ともあれ、KS博士と御家族皆様の日本での益々の御活躍を期待しております。

2011年3月2日水曜日

ドーナツタイム

今朝はプレスクールで、「お父さんと過ごすドーナツタイム」なる催しがあったので行って来た。子供と一緒にドーナツを食べながら他のDad達とひとしきり喋った後で、子供達の「I love D A D!」の歌を聴いてDad達は大喜び。帰り際に、廊下に飾られていた「My dad is special!  Because,,,」という題名で子供達が書いた絵と文章が面白かったので見入ってしまった。「朝起きるとテレビのスイッチを入れるから」とかいうファニーなものから、「一緒に遊んでくれるから」とか「オモチャを買ってくれたから」とかいうものが多い中でロウチビはなんて書いたんだろうとちょっとドキドキしながら探してみたら、ロウチビは「Because,,, I get to go to his school!」なんだそうだ。そういや最近もしょっちゅう一緒にラボに行きたいと言っていたな。ソウシロが生まれる前は時々週末に一緒にラボに行って顕微鏡を覗かせてあげたりオフィスで遊んだりしたことがあったのだけど、それが随分楽しかったのだろうか。今週末あたりまた連れてきてあげないといかんな。

2011年3月1日火曜日

個人面談

昨日の朝、ボスに呼ばれてボスの部屋で1時間半ほどデスカッションした。去年ボスがサバチカルに出る前までは、毎週ラボミーティング以外にも何人かのラボメンバーとボスによるグループミーティングをしていたのだが、ボスがサバチカルから帰ってきてからはそのグループミーティングをしていなかった。そろそろまた始めようかということで、今後はグループではなくて個人面談を毎週月曜の朝にやろうということになった。今いくつかのプロジェクトを持っているのでそのそれぞれについてしっかり話し合うためには個人面談の方が良いと思うのだが、昨日はそれ以外にもラボの学生達一人一人のことについて随分色々と話した。自分が指導しているアンダーグラジュエイト達のことだけではなくて、他の学生達のことについても。各大学院生達に対して自分が持っている印象とボスが考えていることや心配していることは意外と違っていたりしてなかなか面白かった。実験のことだけではなくて、PIとしてラボを運営する上でのいわゆるヒューマンマネージメントのことも今後もっと話していければと思う。

今月号のDGD

毎週金曜日にPubMedからいろんなキーワードの検索結果をメールで送ってもらえるようにしているのだけど、先週来たメールの中に珍しくDGDの論文が多いことに気付いた。今月号のDGDはアポトーシス特集かなんかなのか。読んでみたいオモシロそうな論文がたくさんある。