2014年3月30日日曜日

exploring

少しだけ余裕が出てきたので近所を散歩。丘の上の新興住宅地の一番端っこに位置するウチのすぐそばには小さな古墳があって、その横には畑や竹林が広がっている。畑の間を下って行くと澄んだ水が流れる用水路があった。そんな感じの結構な田舎。子供達は探検のしがいがあって良いだろう。

2014年3月29日土曜日

まだ準備中

いまだ生活のセットアップに奔走中。電気屋さんとか家具屋さんを往復する毎日。ええかげん疲れてきましたが、毎日久しぶりの日本の旨いもんをたくさん食べて気張っております。もう少し。
それにしても、この町にいるとなんだかいつも富士山のことが気になりますね。

2014年3月26日水曜日

2014年3月21日金曜日

生還

一昨日の水曜日の晩、とりあえずは無事にホームタウンの大阪に到着。ついに日本に生還。
そういやダラスから成田までは今回初めてアメリカンを使ったのだが、これがかなりひどかった。機体が古かったのか、各席のテレビに入っているエンターテイメントが少ししかなかった上に、家族四人のうち二人分が壊れていて全く使えなかった。客室乗務員達の対応もどえらい不親切やったなぁ。まぁ特別な理由がない限り、今後二度とアメリカンを使うことはないかな。
まぁそんなこんなでえらい疲れたのだけども、昨日と今日は実家でゆっくりさせてもらって少し回復。で、次は明日の朝、車でここを発って、新しい生活が始まる地、三島へと向かう予定。

2014年3月18日火曜日

アメリカ最後の夜

今日は一日、子供達はJさんに預かってもらって二人で夜までかかってようやく荷造り完了。午後には少しだけラボにも顔を出して、業務連絡と最後のお別れ。そして今晩、最後の夜はウォルター家に泊めてもらっている。ここ数日は本当に慌ただしかったけど、ようやく全てをやり終えたはず。明日の朝は6時半の便でTallahasseeを発って、Dallasから日本へ向かう。
最後の夜にはアメリカポスドク生活の総括でもしようかと思っていたけれど、まぁそれはまた日本に帰ってからかな。
それでは皆さん、次は日本から。

今なら言える。
God bless America!

2014年3月17日月曜日

お別れ

いよいよ明後日の朝に出国が迫ってきたのだが、いまだに家具の売却が難航している。やっぱりソファとかダイニングセットみたいな大きなものがなかなか売れない。まぁ明日売れなかったら最後はドネイションという手が残されているんだけど。
ラボとオフィスは今晩ようやく全ての作業が終了。ハエ達は日本に帰ってからジャッキーに送ってもらう予定。
それにしてもやっぱり最後の一週間はどたばたと忙しいことになってしまったのだけど、そんな中で毎日いろんな友達一人一人との別れがあった。そのたびに悲しい気分になる訳で、正直なところちょっと精神的にきつくなってきた。いつの間にこんなにもたくさんの大切な友人ができたのだろうと思う。やっぱり家族四人分の別れがあるからだろうか。今までで一番つらい気がする。昨日は、Yancey Streetの家族達ともう一度、思い出のLevy Parkで最後のお別れ。そして今日はJさんのお宅で、たくさんの日本人家族の方々が集まってくれてのお別れ会だった。これだけたくさんの悲しい別れがあるということは、この町でそれだけの出会いに恵まれたということ。みんなに感謝の気持ちで一杯です。

2014年3月13日木曜日

Last bike commute

昨日から Craigslist で家具やらなんやらを売っているのだけども、これが意外と疲れる。今までにもよく Craigslist でいろんなものを売ったり買ったりしてきたけど、今回は結構大きめのものが7品ということでなかなか簡単には買い手が見つからない。各々の品に興味を持ってメールを送ってくる人達は結構いるのだが、こちらのメールに返信してこないヤツが多かったり、ウチにくる時間まで決めたのに現れなかったり、とエエかげんなアメリカ人達に疲れてくる訳だ。まぁそんななか、今日は毎日通勤に使っているマウンテンバイクが売れた。この町での自転車通勤も今日が最後ということで、毎日走っていた道も今日はなんだか感慨深かったのでした。

2014年3月12日水曜日

あと一週間

帰国まであと一週間。昨日の晩で実験はほぼ停止させた。今日からはハエストックのリストの作り直しと、このラボ用と日本へ送付する用のduplicate stockの作成。
で、今日は午後にボスと最後のミーティング。まぁもうほとんどが今まで話してきたことの確認という感じだったのだけども、SSTに関してもう一つ試しておくべきことを二人で思い付いた。そういやアンダーグラジュエイトの二人とも今後のことをデスカッションしておかないといけないのだが、今週から大学がスプリングブレイクだからか二人とも見かけない。おいおいどうすんねんゆー話やでこれが。
家の方は、今週からついに家具を売りに出しているのだけど、なかなか大きい家具の買い手がつかなくて難航中。まぁ、今週いっぱいがんばってやるしかないか。
それにしても、スタップのスキャンダルがドエライことになってきましたなぁ。。。。。

2014年3月9日日曜日

最後のワイン会

昨晩はウォルター家でタラハシー最後のワイン会。町の名物、Momo's Pizzaの巨大ピザを記念にテイクアウトしてもらってみんなでおなかいっぱいに。
飲んだのは以下のワインと日本酒。ブレットのお父さんオススメの14 Hands(Columbia Valley)のブレンドは飲みやすくて味わい深い赤。Trader Joe'sで見つけたアルザスのGewürztraminerも甘くておいしかったけど、それにしてもNさんの地元、広島の「山吹色の酒」が旨かったなぁ。。。

14 Hands Hot to Trot Red Blend 2010
Metz Laugel Michel Léon Gewürztraminer
賀茂泉 純米吟醸 山吹色の酒

2014年3月7日金曜日

pressure

ボスが6月末のCrete Drosophila MeetingでSSTについてしゃべる予定になった。まぁ時期的には良いんだろう。というか、そろそろここらへんで論文をまとめあげるためのプレッシャーをかけたほうが良いと自分も思う。ということで、自分も日本に帰って一発目、金沢で開催されるJDRCでSSTを発表しようかという気になってきた。こちらも6月の初旬なので、日本に帰ってから実験をする余裕があまりないことを考えると大体今手持ちのデータで行くことになる。論文までにはまだ詰めるべきところが色々あるけど、まぁなんとかなるかな、たぶん。できればそのあたりまでに論文原稿が形になっていればいいけど。

2014年3月3日月曜日

Panama City Beachへ

今日は昼から西へ車を走らせて、World's Most Beautiful BeachのPanama City Beachへ。さすがにまだ結構水が冷たくて泳ぐ気にはなれなかったけど、子供達は波打ち際でおおはしゃぎ。フロリダのビーチを楽しむのもこれが最後の機会になるのかな。

Farewell Party

昨晩はボスの家にラボのみんなが集まってくれてfarewell party。シャンパンを開けて、ラボのみんなからのプレゼントをもらった。ズーちゃんが企画制作してくれた立派な記念写真には感動した。みんなのおかげでここでの長いポスドク研究生活を送ることが出来たことに感謝。今までここで何人ものラボメンバーが巣立っていくのを見てきたけど、ついに自分の番が来たんだなぁとしみじみ実感した。

2014年3月1日土曜日

Endocycles

Endocycles: a recurrent evolutionary innovation for post-mitotic cell growth.  Nat Rev Mol Cell Biol. 15: 197–210.

Dr. BEのところから Nature Reviews MCB に「Endocycle」についてのレビューが出てきた。Box 2で Compensatory Cellular Hypertrophy をハイライトしているけど、follicle CCHのreferenceを間違えてcompetitionのレビューの方を引用しちゃってる。。。で、これについてDr. BEにメールしたら、「Oh dear...」ということでエディターに連絡してくれたので、まぁそのうち訂正されるのかな。
それはさておき、なかなか気合いの入ったレビュー。主にDrosophila、Mouse、Arabidopsisにおいて分かってきたendocycleのtransitionやprogression、そしてupstream regulationに関するメカニズムについて述べており、これら異なるphylum間で見られる相違と共通性は結構面白い。それにしてもやっぱりよう知ってはりますなぁ、と感心させられた。尾索類、Oikopleuraの上皮で見られるspatial patterns of differential endoreplicationとかかなりシブイやん。

mammalでのメカニズムはほとんどがmouseのtrophoblast giant cellsで研究されてきたものなんだけども、実はmammalでも結構いろんな組織でendocycleは起こっているのである。

Mammalian cells that are known to endocycle include placental trophoblast giant cells (TGCs), hepatocytes, cardiac myocytes, epithelial keratinocytes, vascular smooth muscle cells and primitive podocytes of the kidney.  Some of these cells endoreplicate during injury- or infection-mediated stress, whereas others endoreplicate as part of a developmental programme.

ということで、このレビューではさらっと触れられているだけだけれども、human epidermisでもterminal differentiationに入ったkeratinocytesがendocycleによってpolyploidizationを起こしていることを示している論文を最近知った。スペインのDr. AGというひとがこれについて精力的に研究しているようだ。
A mitosis block links active cell cycle with human epidermal differentiation and results in endoreplication.  PLoS ONE 5, e15701.

締めは以下の文章で。
The widespread occurrence of endocycles in nature — from bacteria and protozoa to animals, plants and green algae — indicates that endopolyploidy was an ancient and practical innovation.  In most cases it seems to have provided a simple way to facilitate increased cell growth following differentiation, often in cells in which mitosis would compromise function.  Phylogenetic considerations suggest that endocycling pre-dates the evolution of multicellular life and the separation of the plant, animal and fungal kingdoms 800–1,000 million years ago.  However, the various molecular mechanisms used to switch into and then run an endocycle suggest that endocycling re-evolved many times, and multiple times for different cell types in individual species, as different modifications of the mitotic cell cycle occurred.  Nonetheless, mechanistic similarities can be found among all the known endocycles, which helps to explain why it was so simple to convert mitotic cycles into endocycles.

ズーの発表

今日のラボミーティングは、なんやら最近勢いづいてきている様子のズーちゃんによる発表。少し前にデスカッションしてあげたときに大体のデータは見ていたので、それほど驚きはなかったのだが、一つ元にしているディスクでのphenotypeはかなりオモシロイ。今はかなりヒッポ関連のシグナリングを追求しているみたいで、それらのデータはちょっとややこしいのだけども、phenotype自体が何か重要なコンセプトを孕んでいるようにも見える。それがなんなのかはまだちょっと分からないのだけど、今このラボの中では今後が楽しみなプロジェクトの一つになってきたなと感じた。