2013年12月28日土曜日

3 Girls Pure Red

Oak Ridge Winery 3 Girls Pure Red 2010
カリフォルニア、Lodiの赤。Cabernet Sauvignon、Zinfandel、 Petite Sirah、Merlotによるブレンド。甘ーいイチゴのような味わい。とても軽くてフルーティで余韻はほとんどないけどジュースのように飲みやすい。World Marketで10ドル以下。

2013年12月26日木曜日

Merry Christmas

昨晩、クリスマスイブは例年通りアンティアの家でクリスマスパーティだった。上の娘が小さい頃に入っていたプレイグループの家族とかは、もう最近このパーティぐらいでしか会わなくなっている。そうやって考えると、もしかしたら会うのはこれで最後になってしまう家族もいるかもしれない訳で、久しぶりに会う人達と楽しくおしゃべりしつつもちょっと感傷的になったりもしたのだった。

2013年12月24日火曜日

little by little

今日は久しぶりにボスと二人でミーティング。このところデスカッションといえば同じことばっかり話しているような気もするけど、いくつかのプロジェクトを少しずつアップデートしていっている感じ。自分は日本に帰っている間に思い付いたいくつかの新しい考え方を、そしてボスは先週ニューオーリンズのASCBで得てきたいくつかの情報を、お互いに出し合いながら少しずつスティミュレイトした感じ。ということで、今日いくつか新しい実験のためのクロスをセットアップした。年明けにオモシロデータが出てくるかどうか、楽しみなものがいくつか。

Robert Mondavi Private Selection Cabernet Sauvignon

Robert Mondavi Private Selection Cabernet Sauvignon 2011
カリフォルニア、Robert Mondavi Private Selectionのカベルネ。ブラックベリーにオレンジのような爽やかさで、とても飲みやすいカベルネ。軽やかだけどバランスが取れている感じ。10ドル以下。

2013年12月23日月曜日

町をぶらぶら

今日は子供二人を引き連れて一日中町をぶらぶらした。ホームディポに行ったり、ラボに行ってハエをいじったり、昼御飯を食べにモールに行ったり、ペットショップで動物を見たり、湖の周りを散歩したり、公園のプレイグラウンドで遊んだり。冬休みが始まって何やら街はどこもにぎわっている感じ。

2013年12月22日日曜日

First Skating

なんかこの数日はえらいあったかい。半袖でもいけそうなくらい。そんな暖かいフロリダの田舎町にもスケートができるところがあるんだそうな、という話を聞いて今日行ってみたら、やっぱりアイススケートのリンクではなくてローラースケート場だった。ダンスミュージックが流れていて、時々照明が落ちてミラーボールが回る、そういえば80年代の映画の中で見たことのあるアメリカの風景。ローラースケートなんて子供の頃以来だったのですべれるかどうか不安だったけど、昔よくスキーをやっていたからかゆっくりとならすべることができた。のだが、はじめてローラースケートを履いた下の三歳を支えながらすべっている時にバランスを崩して一緒に尻餅をついた。そんなことで、今夜はおしりに痛みを覚えながらバージンコレクト。

2013年12月19日木曜日

引っ張ると増殖

Mechanical control of organ size in the development of the Drosophila wing disc.  PLoS One. 8(10): e76171.

Control of cessation of growth in developing organs has recently been proposed to be influenced by mechanical forces acting on the tissue due to its growth.  In particular, it was proposed that stretching of the tissue leads to an increase in cell proliferation.  Using the model system of the Drosophila wing imaginal disc, we directly stretch the tissue finding a significant increase in cell proliferation, thus confirming this hypothesis.  In addition, we characterize the growth over the entire growth period of the wing disc finding a correlation between the apical cell area and cell proliferation rate.

成長中のimaginal discを大人のハエの腹腔内に移植してもそのディスクはウジ虫の中で正常に発生したものと同じサイズで成長をストップすることから、発生過程におけるこのtissue growthの制御は自律的であると考えられる。じゃあこのtissue growthのend-pointは何によって規定されているのだろうか?
ということで、考えられているファクターの一つがmechanical forceである。つまり、「mechanical tension has a growth promoting effect and, correspondingly, mechanical compression inhibits growth.」という訳である。実はこういう知見は今までにビトロでの培養細胞におけるデータがあったりするのだが、発生中の組織を引っ張って確かめたヤツはおらんかったということですな。
で、実際にwing imaginal discをニューっと引っ張ったら細胞分裂が促進されましたと。逆に、実際の発生中の組織においてはmechanical compressionとproliferation rateに負の相関関係が観察される訳です。
まぁちょっと乱暴な実験なんだけどもオモシロイし、今自分が考えているコンセプトと大体合致する。

countdown

フロリダに帰ってきて三日。やっぱり一ヶ月前と同じように、夕方から眠たくなって夜中の三時頃に目覚めるという感じの時差ボケ。昼間もなんだかボーッとしていて体が重い。
ジャッキーに頼んでいたハエ達の次世代が出てき始めているので、とりあえずは彼らの選別。こいつらを使って一つ楽しい実験が出来るのだけど、もう一世代待ったら年末になって、年明けに実験開始したらもうココにいる間に結果を出せるのかどうかぎりぎりになってきている。ちんたらしていたらこいつらを使う実験は日本に帰ってからになってしまう。いよいよココでの残された時間もカウントダウンが始まった感じ。アンダーグラジュエイト達の姿が見えないので、どうやらもう大学は冬休みに入ったようだ。ということで、ちょっと落ち着いてあとどれだけのことをここでやれるのか考えてみる。

2013年12月14日土曜日

Mission complete

昨日の晩、三島から大阪に帰ってきて、今日は実家でゆっくり休憩。これで今回の一時帰国の全日程が終了。この二週間、結構いろんなことがあったからか、もう先週の神戸での学会のこととか随分前のことのように感じる。。。それにしても今回もまた多くの方々に会っていただいて、たくさんお世話になった。一つ一つの出会いとつながりを大切にしていきたいと強く感じた二週間だったのでした。
ということで明日の朝、大阪を発って再びフロリダへ帰ります。もしかしたら、アメリカへ「帰る」という表現はこれが最後になるのかな。。。

楽寿園

今日の昼間、少し時間が空いたときに三島駅前にある楽寿園を散策。大昔に富士山の噴火で流出した溶岩の上に作られた日本庭園なんだそうな。ぶらぶらと歩きながら考え事。

2013年12月12日木曜日

三島へ

今日は午前中に筑波から三島へ移動して、レンタカーを借りて三島市内をぐるぐる走り回った。坂の多い街。住宅街の坂を上っていくと必ず雄大な富士山の姿が現れる。

Tsukuba

一昨日はNN博士のラボでセミナー。CCHはもちろんSSTに関しても少し話したので、一時間半ぐらいかかったけど去年に引き続き活発な議論をしていただいて、その後の学生さん達との飲み会も存分に楽しませてもらった。やはり異分野交流は楽しい。今後ここから何か新しいものを生み出す努力をしていきたいと思う。
で、昨日は同じ筑波大学のRN博士のラボを訪問。RN博士、YS博士ともにお忙しい中、色々と議論をさせてもらって非常に有意義な時間を過ごさせてもらった。さすがに学生さん達もオモシロイ研究をされている。これまた今後の交流が楽しみです。
ということで、三年連続の筑波大学訪問でなんだかここがだいぶなじみの場所になってきた。また近いうちに来ることになるかな。

2013年12月9日月曜日

第二週スタート

この週末は実家でゆっくりさせてもらって、今日から第二週スタート。
ということで、また一年ぶりに筑波へやってきました。やっぱり筑波はちょっと寒い。明日の午後、NN博士のところでセミナーをさせていただく予定。

2013年12月6日金曜日

第一回FSUの集い

で、昨晩はFSUの集い。この4人で集まれたのは、たぶん5年ぶりぐらいになるのかな。酒も肴も旨くて、本当に楽しい数時間を過ごした。これまた定期的な会にしたいものです。

第四回ダートマスの集い

一昨日の晩は、毎年恒例となった四回目のダートマスの集い。今年は五人でしたが、例年通り楽しくて、やはり少し飲み過ぎました。

First Week

まず第一週目の学会参加が終了。今日大阪に帰ってきた。
細胞競合のワークショップはなかなか盛況で良かったのだが、自分はトークを始めた瞬間に日本語がうまく出てこないことに気付いてかなり焦った。しゃべり慣れている内容だったので別に練習もしていなかったのだけど、最近英語でしかトークしていなかったからか、しゃべっている途中でうまい日本語が出てこなくて何度も止まりそうになって緊張した。まぁでも終了後にいろんな人が話しにきてくれてうれしかった。
今回は友人だけでなく、初めて知り合えた方々も含め、いつにも増して多くの人と会えることが出来て本当に楽しかった。今後も一人一人との繋がりを大切にしていきたいと思う。

2013年12月4日水曜日

神戸 一日目

昨日の午後に神戸入り。なんか今回はちょっと時差ボケがきつい。昨日は午後から学会に参加して、少しポスターを見て回った。ポスター会場で会ったIラボの二人としっかりデスカッションした後、夜はME博士と二人で軽く飲みに。興味深い話をたくさん聞かせていただきました。

2013年12月3日火曜日

27 hours

無事大阪に到着。予定通りの27時間だったけど、めっちゃ疲れた。アトランタからの14時間フライトの後の、成田→羽田→関空が結構こたえたな。ということで、とりあえず寝ます。

2013年12月1日日曜日

Departure

今タラハシーの空港。いよいよ再びの長旅開始。今朝早くに起きたら、なぜかアパートが停電していて真っ暗で何も見えなくて焦った。で、真っ暗な中、懐中電灯の明かりを頼りに準備をして車に乗って外に出たら、パトカーが何台か来ていて、真ん中からボッキリ折れた電柱の復旧作業中だった。まぁ、なんでそんな折れ方をしたのかとかそんなことを考える間もなく家を出てきたけど。

再び日本へ

さぁ、明日の朝、再び日本へ向けて出発する。まず第一週は神戸での学会。で、第二週は去年に引き続き、今年も筑波大学のNN博士のところでセミナーをさせてもらう予定。今回もまた日本国内で結構移動があって大変だけど、これまたたくさんの方々に会える予定。まぁでもまずは明日、27時間の旅から。。。

2013年11月29日金曜日

Briego Tiempo Crianza

Briego Tiempo Crianza 2009
スペイン、Ribera del Dueroのテンプラニーリョ。栓を開けるとブルーベリーの甘い香りが立ちのぼるのだが、この香りは時間とともにお香のような不思議な香りになってくる。プラムやチェリーのような果実味にスパイシーな酸味。凝縮感があって複雑な余韻が楽しめる。なかなかイイ。誕生日祝いのステーキにピッタリだった。14ドルほどだったかな。

2013年11月28日木曜日

子供達から

不惑

今日はついに自身40回目の誕生日。「不惑」とかいうけど、確かにいろいろな面で迷いはなくなってきたように感じる。とは言っても実はこの一年、迷ったと言うよりかは本当にいろいろなことを考えた。基本的には、今後アメリカでやっていくのか、それとも日本へ帰るのか、ということについてなのだが、もちろんそれは研究のことだけではなくて、家族のこと、子供達のこと、全てのことを考え合わせた上で。それで、不惑の歳を迎える前に、とりあえずその問いについては一つの結論を導き出した訳である。
ということで、記念にココで発表しておこう。

来年の春からいよいよ日本へ帰ります。富士山の麓、三島にあるあの研究所へ行きます。

2013年11月25日月曜日

Jam Night

今晩はまたドミニクの家に招いてもらって、おいしいものをいただきつつジャムセッションパーティ。ほっておかれたら二人でいつまでも終わることなく弾き続けるこういう感じは学生のころ以来かも。

2013年11月23日土曜日

細胞競合ワークショップ 2013

私は3日目、12月5日午後のワークショップでトークします。細胞競合に御興味のある方は是非。

細胞競合の分子基盤とその生理的意義(第10会場 13:15-15:45)
細胞競合とは、同種の細胞間で相対的に適応度の高い細胞 (winner) が低い細胞 (loser) を排除する現象であり、発生過程において動的に制御される組織構築過程や、ニッチにおける優良幹細胞の選別、さらには組織に生じた異常細胞の排除など、多様な生命現象に関わることが示されつつある。本ワークショップでは、様々な解析系で見いだされた細胞競合現象とその分子メカニズムに関する最新の知見を提供し、細胞競合の分子基盤とその生理的意義について議論する。

MBSJ 2013

いよいよ再来週に迫ってきた分子生物学会。今年は前々から年会長がアピールされていた通り、今までの学会とはひと味違うオモシロイ学会を期待させられる。つい先日オープンした、オンライン要旨閲覧システムもなかなか秀逸。「いいね!」ボタンとかついてるし。展示会場やポスター会場での、研究者によるJAZZの演奏とかもなかなか楽しそう。ブルースやったら演奏に参加したかったけど。
あと、以下の大昼食会の宣伝文には笑ってしまった。

「さて、この最終日イベントに参加する人の多くは、若手層であることが予測されます。おなかが減っているのはもちろんなので、食事が残る心配は無いと思いますが、ただ単に集まって飯を食う、というのではいささかもったいない。と言うのは、当初、ツイッターを使って年会企画を募集した時に、最も切実な希望があったのが、「若手研究者に男女の出会いの機会を(ストレートに言えば合コン)作ってほしい」だったからです。しかし、ストレートに「大合コンパーティー」では、いくらなんでも不謹慎であり、その企画はお流れになったのですが、、、、でも、この大昼食会、考え方によっては出会いの場として活用可能です。各自、自助努力により楽しく有意義な時間をお過ごし下さい。(アルコールはありませんので、あしからず。)ポートピアホテルの宴会担当と交渉した結果、この大昼食会で知り合い、2年以内に結婚することになった場合、ホテルの結婚式場で数々の豪華プレゼントを用意していただけるそうです。」

生命科学研究を考えるガチ議論」もなかなか面白そう。これはそのプロモーションビデオ。

Ruffino Lumina

Ruffino Lumina Pinot Grigio 2012
こちらもWorld Marketで。イタリア、VenetoとFriuli-Venezia Giuliaからのピノグリジオ。キウイフルーツのような果実味とともにライムのフレッシュな酸味。10ドル以下。

Cabulous Cabernet Sauvignon

Cabulous Cabernet Sauvignon 2011
World Marketで安くなっていたCalifornia North Coastのカベルネ。カベルネにしてはとても軽やかで飲みやすいミディアムボディ。オレンジジュースのよう。10ドル以下。

2013年11月22日金曜日

衝撃のDr. CD

NYUのDr. CDが来訪。昨日のセミナーは、retinal mosaic establishmentにおけるstochastic systemに関するお話。そのmolecular genetic mechanismをevolutionの文脈で考える話は掛け値無しの面白さ。
で、今朝何人かのラボメンバーとともに、Dr. CDが滞在するホテルへ出向いて彼を囲んでの朝食会。朝7時半にジャッキーが車で迎えにきてくれることになっていたのだが、昨晩2時頃までディスクを解剖していてジャッキーが鳴らす呼び鈴で飛び起きた。そんなことで、眠気でボーッとしながら参加したのだけど、Dr. CDと話し始めて眠気が吹き飛んだ。彼のものすごい切れ味の鋭さに衝撃を受けて、一気に真剣モードのデスカッションに入った。自分が一つのことを話し終える前にフランス語訛りで突然切り込んでくる彼の質問全てが問題の本質を突いていた。なんてこった、こんな人おるんやなぁ、とほんまに感心した。うれしかったのは、彼の興味の方向性が自分が持つものと一致していたことと、「オマエはすぐにでもボスから離れて研究をしろ」と言われたこと。あとオマケで、彼がグンちゃんと話しているのを聞いている間に一つ、彼の言葉からオモシロプロジェクトを思い付いてしまった。ちょっとじっくり考えてみよう。ともあれ、今回彼と知り合いになれて本当に良かった。こんな機会に巡り会えたことに感謝。

2013年11月17日日曜日

CCH review is out.

この夏に執筆したレビュー論文がいよいよオンラインでパブリッシュされました。「CCH」をTissue Homeostasisの新しいコンセプトとして紹介しております。是非御一読を。

2013年11月16日土曜日

meetingばっかり

今日はミーティングばっかりの一日だった。まず朝はボスと、久しぶりに二人で腰を落ち着けてゆっくり話した。実験の話だけではなくて、その他にも色々と今後のことについて。自分はこのラボにもう7年間もいることになる。かなり長いほうだと思うけど、まぁそれだけ居心地が良かったということであり、ボスと良い関係を築いてこれたということでもある。しかしながら、もうそろそろ出て行くべき時が近づいてきていることはお互いに理解しているところであり、その時までにやれることやその後どうするかいうことについても少しずつ具体的に話していこうやという訳やね。
で、昼のラボミーティングはホアンの発表。彼はなかなかのスマートキッズなんだけども、いかんせん実験のツメが甘い。不運が重なってしまったとも言えるんだけども、今日もボスがイラッときたのはよく分かる。まぁアンダーグラジュエイトだし、問題点は見えたので次の実験で必ず何らかの結果は出るはず。
そしてさらにラボミーティングの後はズーちゃんとのミーティング。前々から話を聞いて欲しいということだったので、これまたちょっとオフィスで腰を落ち着けてデスカッション。結局二時間半ほども話していたのだが、意外にもそれだけの内容があった。彼には今までいろいろと教えてきたつもりだけども、その甲斐あってかなかなかオモシロイところに目を付けてくれるようになった。いくつか、オッと思わされたデータがあって、これは今後かなり楽しみなんだけども、よくよく考えてみると着眼点がかなり自分に似てきているんかもということに気付いた。

2013年11月15日金曜日

寒い

なんか昨日今日と、この時期のフロリダにしては珍しくえらい寒い。朝、自転車で走る時に一番厚手のジャンパーを着ないといけなかったくらい。
で、体内時計のほうはようやく修正が完了した感じ。体調も良くなってきたところで、昨日一つ懸案の実験に取りかかるためにハエをかけ合わせた。これらの実験結果がクリティカルなものになるかどうかはあんまりよく分からないけど、wrap-up寸前のところで長いこと停滞したままのSSTプロジェクトをひとまず終わらせるための突破口を開くことが出来るかどうかがかかっている。ということでちょっとまた忙しくなりつつあるところに、ボスから論文のレビューの下請けが回ってきた。これはちょっとじっくり読んでみましょう。

2013年11月14日木曜日

Sabor Real

Sabor Real Crianza Viñas Centenarias Toro 2007
近所の酒屋で見つけたスペインのTinta de Toro(Tempranillo)。凝縮されたベリーの甘味の中に木の実のような不思議な雰囲気もあり、しっかりとしたタンニンで余韻が残る。濃いのだけど太陽の明るさを感じるような好みのワイン。これで10ドルほどとはなかなかやねぇ。
ちなみにCrianzaというのは熟成度で、樽または瓶で最低2年以上の熟成、そのうち最低6カ月(リオハは1年)はオーク樽で熟成をさせたものなんだそうな。

Deep Fried Cheesecake

まぁ南部の人達はDeep Fry(揚げ物)が好きなんだけども、オレオとかスニッカーズを揚げるのはどうなのと思っていた。で、今回のフェアではなんと、Deep Fried Cheesecake(チーズケーキ揚げ)なるものを見つけた。興味がない訳ではないけど、ちょっとこれはやりすぎやと思うなぁ。。。

2013年11月13日水曜日

Veteran's Dayの週末

日本から帰ってきてもう10日ぐらい経つのに、いまだに時差ボケが完全に抜け切らない感じでなんかふわふわしている。まぁこの連休の週末、結構遊んで疲れたっていうのもあるかも知れんけど。
金曜日の夜はジェネイの家で焚き火を囲んで、ボンファイアーマシュマロパーティ。
土曜日は昼から夕方まで、子供達を連れて毎年恒例の移動遊園地、North Florida Fairへ。
日曜日はマイクと久しぶりの海釣り。二人でボートを借りて、いつものSt. Marksの穏やかな入り江で朝から晩まで一日中釣りをしていた。この日はsea troutが釣れまくった。ということでもちろん楽しかったのだけど、一日中夢中になって釣っていたので帰ってきたらへとへとに疲れていた。そして夜はマイクの家で、両家族みんなで魚パーティ。
Veteran's Dayだった月曜日はぶらぶらとショッピングモールで買い物。
なんかアメリカにいるとこれぐらいの時期からもうホリデーシーズンという感じで、そろそろ流し始める雰囲気に思わず飲まれてしまいますよね。

2013年11月8日金曜日

再び旅支度

今朝もきっかり三時に目が覚めた。でもこのままじゃまずいと思ってもう一度寝てみたら意外と七時くらいまでしっかり眠れた。これで少し時差が改善されたらいいんだけど。ということでいまだ時差ボケが解消されない中、再び来月の一時帰国へ向けた準備を始める。昨日今日といくつかの旅行会社に電話をかけて飛行機のチケットを探したけど、今まで関空ーシアトル間を飛んでいたデルタの便がなくなるということで今回はちょっと難航。そういや先週、関空からこの便に乗った時も結構空いてて隣がいなかったので足を伸ばして寝そべったりできたんだったことを思うと、この便は人気がなかったのか。
で、同じ階のラボにいる大学院生のベンがなぜか今回のMBSJに参加するという情報を得たので先程つかまえて聞いてみたら、彼はここでPhDを取った後、日本でポスドクすることを考えているんだそうな。アメリカ人にしてはなかなか珍しい。ということで、今回神戸では毎年恒例のダートマスの集いに加えて、FSU組での飲み会もできるかな。

Dopff & Irion Gewürztraminer

Dopff & Irion Gewürztraminer La Cuvée René Dopff
先週大阪の実家に帰った時に出してもらったワイン。先月、母親がフランスアルザスのRiquewihrから持って帰ってきたお土産。甘くてフルーティで、コクがあるけどすっきりしていてとてもバランスのいい上品なゲヴュルツトラミネール。ずっと飲んでいたいようなワイン。

2013年11月6日水曜日

また3時

今朝もきっちり3時に目が覚めた。
論文の校正は昨日で完了。意外と校正箇所が多かったので結構時間がかかった。まぁその間に、自分が日本から帰ってきたのを知ったアンダーグラジュエイト達から早速なんやかんやと質問攻めにあったから余計に時間がかかったというのもあるけど。どうやら来週のラボミーティングは、ホアンとラウルが発表する番なんだそうだ。まぁ、それで二人ともちょっと焦ってたのかな。結局明日の午後にコンフォーカルして彼らのサンプルを見る約束をしてしまった。時差ボケのままコンフォーカルの暗室にこもったら眠ってしまいそうだけど、まぁ仕方ない。

2013年11月5日火曜日

48h

無事タラハシーに帰ってきたけど、時差ボケがかなりきつい。夕方からどうしようもなく眠たくなってきたので、晩御飯を食べた後すぐに眠りについたら今度は朝3時に目覚めた。行った時より帰ってきた時のほうがきついのは、やっぱり短期間での二回目のストレスに体が対応しきれないということなんかね。そんな感じで頭がぼーっとしている最中に論文の校正刷りが送られてきた。ということで、いつものように48時間以内に返さなければ。

2013年11月2日土曜日

Holidays

実家に帰ってきてからは、ほんまに何もしないで久しぶりにゆっくりさせてもらっている。庭でワンコとぼーっとしたり、ごろごろしながら映画を見たり、旨いものをもりもり食べさせてもらったり。たまにはこういうのも必要やよね。
まぁ、明日またフロリダに向けて旅立つけど。

Cobblestone CCH

2013年10月31日木曜日

Mission Complete

昨晩、ついに今回の最終目的地である大阪の実家に到着。
先週末は金曜日、土曜日と、東京で友人達から接待していただいて旨いものをたらふく食べさせてもらった。で、実はその後の数日間、東京から大阪へ向かう間にシークレットミッションがあった。三日間、自分は結構楽しめたつもりだったのだけど、やっぱりなんやかんやと気を遣っていたのか、昨日実家に辿り着いた時には結構疲れている自分に気が付いた。この間、何人かの方と話す機会があって、研究のことだけじゃなくてそれ以外の様々なことについても話をさせてもらって、自分の中では本当に色んなことを考えた。こういうとき、日本の夜の街でふと一人になるとえらい切ない気持ちになるもんだ。ともあれ、とりあえずこれで今回のミッションはほぼやり遂げたことになる。新しいビザも届いたし、あとは久しぶりに実家でゆっくりとするだけかな。

2013年10月25日金曜日

ビザ面接

台風が接近していて東京も雨模様。今朝はビザ更新のために米国大使館での面接に行ってきた。面接自体は五分くらいで終わるんだけども、待ち時間が長くて結局一時間半くらいかかった。大阪ではいつもこんなに待たされなかったと思うけど、やっぱり東京は混んでいるのかな。待っている間暇だったので周りの人達を見回していると、膝の上に置いたたくさんの生物系と見られる論文を読んでいる人を見つけたので早速話しかけてみた。UW-Madisonでポスドクをされていて、ジョブハンティング中なんだとか。もうだいぶアメリカが長いということで、なんやかんやと話がはずんで楽しかった。12月のMBSJにも来られるということだったので、たぶんまた神戸で会えるのかな。
写真は今朝散歩したホテルの日本庭園。

東京到着

無事東京に到着。品川駅前の大きなホテルに滞在中。いつも通り、朝型になる時差ボケで朝5時に目覚めた。結構大きな台風が二つも本州に近づいてきているようで、外は雨模様。今日、明日と大雨になるかも。今日は朝からアメリカ大使館へ赴いてビザスタンプ更新のためのインタビュー。

2013年10月23日水曜日

明朝出発

明日から少しの間ラボを離れるので、今日はハエのストックの整理。ラボを離れる前、ぎりぎり夕方に染色が終わったサンプルを顕微鏡で見てみたらどうもおかしな結果になっていたので旅の間ちょっと悩まされそう。。。まぁ、ともあれ明朝日本へ向けて出発します。アトランタ経由で東京まで、また24時間の長旅。飛行機が台風に阻まれないかちょっと心配していたけど、台風はちょっと遅れて週末に来るのかな。今回はいくつか重要なミッションがあるので、気合い入れて行きます。

Ovary

これはもちろんオバリー。

2013年10月22日火曜日

Hypertrophic Pumpkin

パンプキンパッチで見つけた"CCH"。

Pumpkin Patch

昨日日曜日はハロウィン用のカボチャを買いに、毎年行っている近所の教会のPumpkin Patchへ行ってきた。なんか毎年このシーズンになると、なんて一年経つのが早いんだろうと思う。たぶん、ハロウィンが近づいてくると一年の終わりがもうすぐそこまで来ているという感覚なんだろうけど。

ブドウみたいな

ブドウみたいなコロコロとした大きな細胞がゆれとるんですね。これ何だか知ってますか?

2013年10月19日土曜日

五ヶ月

今朝、エディターからのメールでレビュー論文が正式にアクセプトされた!Trends in Cell Biology。昔から好きなジャーナルの一つなので結構うれしい。エディターから投稿のお誘いを受けたのが五月の後半だったからちょうど五ヶ月か。もう五ヶ月も経ったんかという感じやけど、この夏を思い返すと結構大変やったなぁ。校正刷りはたぶん来月ということなので、オンラインに出てくるのも来月以降かな。まぁ、とりあえずは祝脱稿。

2013年10月18日金曜日

question

さて、レビュー論文のほうは編集部から指摘されたいくつかの部分に直しを入れて、Highlightsも含めて最終版を投稿完了。たぶんこれで最後かな。ということで、あとは校正刷りを待ちましょう。

この夏にキタ一つの実験結果をフォローアップする実験が進行中なのだが、最近少し結果が出始めた。これで予想通りの結果がこないのならこの先ちょっと難航するかもなぁと思っていた実験だったが、そんな心配をよそに細胞達は予想通りのキレイな結果を見せてくれた。これまた素晴らしくキタ。へぇーそうなんやー、でもなんでなんやろか、ということで、とりあえずこのプロジェクトで答えるべき一つの大きなクエスチョンが明確になった。

2013年10月16日水曜日

much improved

再投稿していたレビュー論文に対するレビューが返ってきた。出したのが二週間前やから、結構早かったな。で、苦労した改訂版はエディターもレビュワーも皆さんに満足して頂けたようで、手放しでアクセプト。ベリーナイス。あとは、Highlightsの文章を作るだけかな。来週からの一時帰国中にリバイズ要請がきたらイヤやなとか思っていたけど、その前に片付けることができそうでよかった。

2013年10月15日火曜日

Asian Festival 2013

土曜日は、毎年恒例のアジアンフェスティバル。秋晴れの空のもといつもと同じようにダウンタウンの公園で、子供達はステージで盆踊りしたり、御神輿をかついで練り歩いたり。そして自分もこれまたいつもと同じように、普段あまり会えない人達と久しぶりにしゃべったり。その中で、FSUのMechanical EngineeringでAssistant ProfessorをされているKT博士からセミナーのお誘いをもらった。流体力学みたいなことをやってらっしゃるのかな。全くもって未知の分野なんだけども、当然そこの方々も自分がやっているCell Biologyなんかは未知の分野であるはずなので、これはなかなかオモシロイかもと思ってやらせていただくことにした。たぶん来年の二月あたり。KT博士とはいつか研究の話をしたいと思っていたので楽しみなんだけども、セミナーのほうはいつもと随分違う感じになるだろうからちゃんと準備しないといかんな。

2013年10月12日土曜日

AiA

Apoptotic cells can induce non-autonomous apoptosis through the TNF pathway.  eLife 2: e01004.

「Apoptosis-induced Apoptosis」で「AiA」なんだってさ。なかなかオシャレやん。
実はこのお話、今年四月にDCであったFly Meetingの「Apoptosis」ワークショップで聞いたのだけど、その時にオモロイねぇと思ってワークショップ終了後に発表者のスペイン人のオネーチャンに話しかけにいったのだった。そしたら自分の顔を見るなり「CCH!」ってサムアップしてくれたなかなかノリのイイネーチャンだったのでよく覚えている。で、この論文の筆頭著者の名前を見たときに「あれ?ちょっと待てよ。」と思った。APGって、この人は確か2004年にあのモラタ爺のところから出た有名なcompensatory proliferationの論文を書いた人やないの。え、じゃあ何?もしかしたらあのネーチャンがAPGやった訳か、、、なんやそれやったらもっといろいろとしゃべりたいことあったかも、と。まぁ近いうちにまたどこかで会えるんやろうけど。

さて、この論文で示されているコンセプト自体は非常にシンプル。つまり、アポトーシスを起こしている細胞達はEiger (TNF-α) を発現しており、この細胞外に分泌されたEigerが近隣の細胞達にも仲良くアポトーシスを促すという現象。wing discのposterior compartmentにapoptotic cellsを誘導した場合に、anterior compartmentの細胞でも連鎖的にアポトーシスが見られる、という観察結果から「AiA」という訳だけども、もちろんこの現象の原因としてはAiA以外にも色々と他の可能性も考えられる訳で、それらの考え得るpossibilityを一つ一つ実験で否定していくことによりAiAというコンセプトを証明していくという感じのお話。Gal4 & Q systemのコンビネーションがキレイにハマっている。あと重要なのは、同じ現象をマウスのhair follicle cellsで見られるcoordinated cell death、つまりはmammalのpathological conditionでも保存されている可能性を示したところか。

These observations reveal a novel mechanism to coordinate cohort behavior of dying cells that is seen both in normal development and under pathological conditions.

アポトーシスが起こった時に必ずこのAiAが起こるとは限らないと思うんだけども、現象としてオモシロイし、確かに色んな場面で起こっていそうな話ではある。今度はこのAiAをドライブするほうのメカニズムだけじゃなくて、ブレーキになるほうのメカニズムも教えて欲しいところやね。

2013年10月10日木曜日

ほぼ回復

一昨日の晩は久しぶりに高熱を出して一晩中うなされた。でも昨日でほとんど回復して、今朝はだいぶ清々しい感じ。なんか普段の風邪よりも症状が随分と激烈だったんだけど、一体なんだったんだろう。今は、あとからきた喉の痛みだけが残っている。
さて、今日は久しぶりのコンフォーカル。夕方までこもります。

2013年10月9日水曜日

今から発熱

先週あたり、自分以外の家族がみんな風邪をひいていたのだけど、今回は不思議と自分にはうつらんなぁとか油断していたらとうとう今日からきた。ひどい悪寒と背中の痛みがうわぁっとくるこの感じからして、間違いなく今から発熱します。ということで、今日はもうかえって寝よう。

2013年10月8日火曜日

La Merika Chardonnay

La Merika Chardonnay 2011
これまたCalifornia、Central CoastのChardonnay。リンゴにライム、ちょっぴりスパイシーですっきりしていて飲みやすい。前に一度飲んだこのLa MerikaのPinot Noirがとても旨かったので結構期待していたのだけど、このシャルドネは、まぁ旨いんだけどそれほど特別なものは感じなかったかな。10ドル以下だったと思うけど。

三週間後

さて、今月末に少し日本へ行くことになった。今回日本に帰ったらビザの更新をして来なければいけないので、今日いろいろと必要書類の準備を始めた。なんか今までと違って、申請書類の作成とか申請料金の支払いとかオンラインでできるようになってるやん。更新なら面接は受けずに郵送による申請で済ませることができるようになったみたいだけど、その場合パスポートを郵送する必要があるので日本国外から国際郵便で申請することはできないし、たぶん申請から発行までの時間は面接を受けたほうが早いだろうと予想して面接の予約を入れた。ということで三週間後には日本にいることになるのか。またちょっと慌ただしくなってくる。

2013年10月4日金曜日

Castle Rock Central Coast PN

Castle Rock Central Coast Pinot Noir 2009
California、Central CoastのPinot Noir。すみれのような香りにチェリーのような味わい。ちょっぴりスパイシーでマイルドなタンニン。かなり好き。10ドルくらいだったかな。どうやらこのワイナリーは西海岸の各産地で各品種のワインを作っているようだ。このピノはCentral Coast。他のAppellationのも試したみたい。

2013年10月3日木曜日

再投稿完了

再投稿完了。。。まぁ一応期日内に提出できたけど、ちょっとこの数日間今までになく悩まされた。ちょうど二週間前にレビュワーのコメントに目を通した時はそれほど苦労するとは思わなかったのだけど、なんでこんなにきつかったのかなぁ。先週Dr. DFに会ったときは、まだどういう風に書き直すか悩んでいて、色々文献を漁りつつまだほとんど手を付けられていなかった。あの時Dr. DFが新しい論文のデータを見せてくれた瞬間から、どういうふうに再構成するか頭の中でアイデアがほぼ固まったことを思うと、ギリギリだったけど運が良かったなとも思うけど。まぁとりあえず、今日は久しぶりにゆっくり眠れそうですわ。

2013年10月1日火曜日

苦戦

うわぁ、もう9月が終わってしまう。ということで、リビジョンの締め切りがいつの間にか明後日に迫ってきた。ちょっときつい。。。昼間は実験したりアンダーグラジュエイト達のお世話をしたりでなかなか集中して書くことができないので、夕方一度帰宅してから夜にまたオフィスに出てきて執筆しているので、最近なんか12時間おきに出勤している。もうちょいなんやけど、なんか今回は集中することに苦戦している感じ。

2013年9月28日土曜日

Gnarly Head OVZ

Gnarly Head Old Vine Zinfandel 2011
California, LodiのOld Zin。栓を抜いた途端に立ち上るOld Vine Zinのかぐわしい香りに惹かれて口に含んでみると、意外にもガツンと来るスパイスの味にちょっと驚くのだが、余韻は短くてあっさりしている感じ。BBQにピッタリかも。10ドル以下。

2013年9月27日金曜日

Dr. DF 来訪

今日はDukeのDr. DFがFSUにトークをしにきた。トークの内容はもちろん「Polyploidy」についてのお話。彼のところでは基本的にハエの腸を使ってpolyploidyの生物学的意義を考えてはるんですね。polyploidの細胞がなんでわざわざerror-proneなmitosisを起こすのか、そこには何か意味があるんとちゃいますか、という話は面白かった。
Endoreplication and polyploidy: insights into development and disease.  Development 140:3-12.

で、午後に一時間ほどの個人面談をセッティングしてもらった。実は去年、自分のDev Cellの論文を投稿する前から、Dr. DFがintestineでwound-induced polyploidization、つまり自分がfollicleで見たCCHと同様の現象を発見したという情報が耳に入っていたので、彼の論文よりも先に出さなければと焦った経緯があった。今日そのことを話してみると、当然彼らのほうもこちらの動向を知っていて結構ナーバスになっていたらしいのだが、結局彼らの論文もつい先日Current Biologyにアクセプトされたんだそうな。で、その論文のデータを見せてもらって興奮した。adultのabdominal epidermisに傷をつけると、wound healingの過程で周りの細胞がsyncytial formationとpolyploidizationを起こすんだそうな。これはまさにCCH。ちなみに、このpolyploidizationはどうやらYkiに依存していると。intestineにおけるCCHの論文ももうすぐ出るらしい。同じ現象を同時期に発見するっていうのはよくあることだけども、こうやって同じ現象を別の組織で同時期に発見したっていうのはお互いにとってグレイトだよねっていう話になった。非常にタイムリーなので是非今執筆中のレビュー論文に引用しますわということになったのだが、こちらは締め切りが来週に迫ってきているのでどうしたもんかね。

それにしてもこのごろこういう機会があるとよく思うのは、自分はもちろん実験するのも論文書くのも好きなんだけど、自分にとってサイエンスをやっていて一番楽しいのはこういう他の研究者との交流なんやなぁということ。

バーン

今朝、通勤時にいつものように自転車で黒人の街フレンチタウンを疾走していたら、自分が通り過ぎる真横で「バーン」と銃声がした。その瞬間なんか小さな破片みたいなものが体に当たった感触があったので、こりゃヤバイと思ってとりあえずそこを走り抜けてから後ろを振り返ったら、すれ違った兄ちゃんの自転車の後ろのタイヤが無惨に破裂していた。ありゃ、ガンファイヤーじゃなかったのか、と思って安心したのだけど、いつも自分に向かって奇声を投げかけるオジチャン達もさすがにその音にビックリしたのかわらわらと道路に出てきていた。フレンチタウンはこの町でも治安が悪いと言われている地域の一つなので銃声が聞こえたくらいではそれほど驚かないのだけども、今朝のはさすがにびっくらこいた。

2013年9月24日火曜日

ストラグる

レビュワーのコメントを受けて論文をどういう風に書き直すか、いくつかの論文を読みながらずっと考えているのだけども、なかなか書くきっかけがつかめない。今回いろいろと調べ直して改めて分かってきたのは、このCCHというのは実は結構いろんな組織で見られる現象なのかも知れんなという可能性と、その反面、類似の現象はあるにはあるのだけども個々の細胞死を補償するための組織恒常性維持機構としてのメカニズムの記載はやはり今までにないんじゃないかということ。つまり、現象の意味についてはなんやかんやと言えるやろうけども、メカニズムについて他のシステムと比較してデスカッションするのはちょっと難しいやん、という感じ。まぁレビューだし、この辺りはちょっとspeculativeになっていくのは仕方ないかな。ということで、もう何日かストラグる。

2013年9月20日金曜日

13日間

昨晩、ちょうど一ヶ月ほど前に投稿したレビュー論文に対するレビュワーコメントが返ってきた。レビュワーは三人で、まぁみんな結構楽しんでくれたみたいだしエディターを含めて皆ポジティブなんだけども、意外とコメントの量はかなり多い。やっぱりここは結構しっかりレビューするんやねぇ、という感じ。まぁでもほとんどが納得のできるありがたいsuggestionだったので、基本的に皆さんのアドバイスに応えて書き直したり書き足したりするつもり。ではあるのだが、エディターから締め切りまでに与えられた時間は13日間。たぶん今年中のパブリッシュを目指してるのかな。最近いろいろと実験を組み始めていたところだったのでこれまたちょっと大変になりそうやけども、気張るしかないね。

2013年9月19日木曜日

チポトレで

昨日ランチを買うためにチポトレで並んでいる時に、タンクトップからオッパイがこぼれ落ちそうなアメリカンギャルが食べているのをぼーっと見ていたのだけど、ふと気付けばそのギャルは去年まで研究指導していたアンダーグラジュエイトのレクシーだった。一年半ぐらい前にうちのラボを出て行った時に、外部の研究所での夏期研修に応募するとかで推薦書を書いてあげたのだけど、その甲斐もあってか今も生化学のほうのラボで頑張って研究しているんだそうだ。元気に研究を続けている様子の教え子を見てちょっと嬉しかった。そういや今指導中のアンダーグラジュエイトは男二人なのでもう忘れていたけど、このアメリカンギャルを指導している時はよく目のやり場に困ったことを思い出した。
で、今のアンダーグラジュエイト、ホアンもなかなか一生懸命色々な実験をしているのだが、つい最近、彼がやった実験の結果を顕微鏡で見ているときに一つオモシロイものを発見した。たぶん、彼が興味を持っているcell competitionには関係のないことかも知れないけど、同じ遺伝子のノックダウンが異なる組織で非常にクリアーなフェノタイプの違いを見せていた。彼がやった実験で、細胞達が何かゆうとんなという感覚を得たのは初めて。ということで、ちょっと色々やらせてみる。

2013年9月17日火曜日

Wakulla Riverでカヌー

先週の土曜日はまた子供達を連れてカヌーに乗ってきた。今回は町の南のほうにあるWakulla riverで。カヌーのレンタルショップからWakulla springsへ向かってWakulla riverを川上へ漕いでいった。川と言ってもこのあたりはほとんど流れがないとても穏やかで透き通った水。両岸ではたくさんのカメが甲羅干しをしていて、スパニッシュモスが垂れ下がる木の枝では大きな水鳥が羽を広げている。ワニもたくさんいるはずだけどこの日は見なかった。このジャングルでは昔、ターザンとか半魚人とかの映画の撮影がされたんだそうな。で、本当はマナティを見たかったのだけど、今回は出会えなかった。もうちょっと上流のほうまで行かないといないのかなぁ。

2013年9月16日月曜日

Gérard Bertrand Picpoul De Pinet

Gérard Bertrand Picpoul De Pinet 2011
南仏ラングドック、Gérard BertrandのPicpoul De Pinet。ピクプールって初めて飲んだ。シトラスと桃のような味わい。さわやかな酸っぱさとコクがあって、とっても飲みやすい。天津飯によく合っていた。13ドルほどだったかな。以前飲んだこのワイナリーのも結構旨かった印象がある。

2013年9月13日金曜日

サマーリポート

なんか、明日のラボミーティングは自分が発表する番らしい。ということで、今晩はちょっとスライド作りに励んでいる。前回発表したのが五月の末だったので、この夏の三ヶ月間での進捗を発表したいのだけども、執筆活動に追われていたせいで新しいデータはそれほど多くはない。とはいえ、別々のプロジェクトから一つずつ、ここから今後独立したプロジェクトに発展していきそうなオモシロデータがあるのでそれらをメインに紹介する。今学期から新たに加入したアンダーグラジュエイトも何人かいたりするので、これらのことをみんなにしっかり理解させてあげようと思ったら今まで自分が取り組んできたこともバックグラウンドとして話す必要がある訳で、プログレスリポートというよりレクチャーみたいになるかな。なるべく簡潔で分かりやすいお話にしてあげようと思いながら作っているのだけど、現在作成中のスライドはすでに100枚を超えている。どっちかのプロジェクトに絞ろうかなぁとも思ったけど、やっぱりちょっと学生達のためにがんばって全部話してみるか。

2013年9月10日火曜日

Frog Wall

ギターと蝶と

先週の土曜日はドミニクの家に招いてもらって、お酒を飲みながらギターセッションパーティ。ドミニクがフォークギターで弾くブルージーなリズムに合わせて、レスポールスペシャルでインプロビゼーションを弾きまくった。ブルースのセッションをしたのなんていつ以来なのか思い出せないほど久しぶりだったけど、やっぱり超楽しかった。また近いうちにしたいなぁ。

で、昨日日曜日は、ここタラハシーから車で二時間ほどのゲインズビルにあるUniversity of FloridaのFlorida Museum of Natural Historyに行って来た。お目当ては、Butterfly Rainforestという生きている蝶々の展示館。熱帯の花が咲き乱れるジャングルのような庭に、数えきれないほどの色とりどりの蝶々が飛び交っている。初めて見るたくさんの蝶々に見とれながら立ちつくしていると青い大きな蝶々が自分の頭にとまりそうになって驚いたり、花の蜜を吸う大きな蝶々の綺麗な羽の模様を間近で観察したり、いつしか一生懸命蝶達の写真を撮っていた。今まで知らなかったけど、これはフロリダにあるアトラクションの中でもTop 10 Destinationsに入るかも。

2013年9月6日金曜日

10バイアル

さて、先月執筆活動の片手間に作っていた特製リコンバインドフライが仕上がったので、今日早速実験用にかけ合わせた。この実験では次世代で a whole bunch of 実験個体が必要なので、同じクロスを10バイアル用意。これで予想通りの結果が出ればこのプロジェクトは一気に方向性が定まるのだけど、ネガチブだった場合はかなり難しくなるなぁ。なんらかのスクリーニングを考える必要が出てくるかも。まぁ、実験結果が出揃うのはこれまた二ヶ月後ぐらいになるのでとりあえずはじっくり見ていくしかない。

2013年9月5日木曜日

Mechanics of CC

Mechanisms and mechanics of cell competition in epithelia.  Nat Rev Mol Cell Biol. 14: 581−591.
When fast-growing cells are confronted with slow-growing cells in a mosaic tissue, the slow-growing cells are often progressively eliminated by apoptosis through a process known as cell competition.  The underlying signalling pathways remain unknown, but recent findings have shown that cell crowding within an epithelium leads to the eviction of cells from the epithelial sheet.  This suggests that mechanical forces could contribute to cell elimination during cell competition.

つい最近、Nature Reviews Molecular Cell Biologyに出てきたDr. JPVによるcell competitionのレビューペーパー。今年に入ってから何本かcell competitionに関するレビューを見たけど、このJPVのレビューが一番楽しめたかな。自分が二年前に書いたレビューを結構フォローしてくれているようなところも見受けられて、おぉしっかり読んでくれましたなぁと個人的に好感を持ったというのもあるけど。
「overcrowding-induced live-cell delamination」と「cell competition」はちょっと違う現象だとは思うのだが、細胞達のdifferential growth rateによってclone boundary上の細胞達にかかってくるmechanical stressがcell competitionにおけるloser eliminationに関わっとるんとちゃいまっか、という考え方はなかなかオモシロイと思う。

Happy hump day! 
(月曜日から金曜日までの労働日を小高い丘(hump=hill)にたとえると、真ん中の水曜日が“頂上”に相当するところから。だそうな。)

2013年9月4日水曜日

telltale

telltale:紛れもない、隠し通せない
telltale sign:証拠となる兆し、前兆現象

2013年9月3日火曜日

Labor Dayの連休

昨日月曜日がLabor Dayということで、こちらの週末は三連休だった。
土曜日は子供達を連れてラボに出てきたりして、ぶらぶら過ごす。
日曜日はIchetucknee Springstubing(大きめの浮き輪で川下り)をしに行ったのだけど、この連休がシーズン最後ということでエライ混んでいてできなかった。仕方ないので、二年ほど前にも入った泉で泳いできたのだけど、やっぱりここの水は超冷たい。湧水池で透明度が非常に高いので水中眼鏡で中を覗くととっても綺麗なのだけど、ものすごい深い上に水が冷たいので少し泳いだだけで結構疲れてしまうのでした。

で、月曜日はFSU Rezという町の南のほうにある湖のほとりの大学の保養地でカヌーをしてきた。カヌーに乗るのはいつもマイクと二人で海釣りに行く時だから、家族でカヌーをしたのは初めて。どうやら子供達も結構楽しんでいた様子だったので、今後また他のところにもカヌーをしに行こうかな。

Soul Sister Pinot Noir

Save Me, San Francisco Soul Sister Pinot Noir 2011
San FranciscoのTrainというポップロックバンドが持っている Save Me, San Francisco Wine Co. というワインカンパニーのピノノワール。あまーいイチゴにバニラの風味で、とっても分かりやすい旨さのピノ。結構好き。10ドル以下。

2013年8月31日土曜日

夏の終わり

明日が締め切りの申請書をさきほど提出完了した。これでようやく今夏予定していた執筆が全て終了。長い夏やったなぁ。まぁ論文にしろ申請書にしろ受理されないと意味がないんだけども、今はとりあえずちょっとした達成感がある。こうやって色々なものを執筆すると、自分の研究やアイデアを見直す良い機会になるだけじゃなくて、必然的に色々と文献を漁ったりもする訳なので、まぁ結構疲れたけど良かったなと思いましょう。
毎晩娘が寝る時に本の読み聞かせをしているのだけど、今月は Magic Tree House の第37巻「Dragon of the Red Dawn」を読んでいた。舞台は江戸時代の江戸で、Jack and Annieが松尾芭蕉に会うお話。まぁ自分が日本人だからだろうけど、今までで一番良かったかも。で、この本の中で芭蕉が言った「Words can outlive their creators.」という言葉が、とりわけ執筆活動中だった自分の心に残った。うちらがやっている研究でも結局一番大事なのは、論文という形で言葉にして新しい概念を世の中に知らせていくことな訳で、末永く引用されるような論文とか、概念をビビッドに表す新しい用語とか、そういう “outlive” するものを世に送り出していきたいもんやよねぇと思ったのでした。

2013年8月29日木曜日

SeaGlass Pinot Noir

SeaGlass Pinot Noir 2011
California、Santa Barbaraのピノノワール。チェリーと甘酸っぱいグレープフルーツのようなフルーティな味わい。後味はすっきりしていてとても飲みやすい。10ドル以下だし、これはなかなかイイ。

複雑なK

今朝ジャッキーがテレビで流れていたというニュースの動画を見せてくれた。なにやらアメリカではよくある同性婚についてのニュースで、あるフロリダの女性同士のカップルがフロリダでは婚姻を認められなかったのだけどテキサスの法廷で認めさせることができたのだというお話。でもこれそんなに単純な話ではなくて、このカップルの一方の女性は元々は男で性転換をした人なんだそうな。で、インタビューを受けているその問題のカップルを見てビックリした。なんと同じデパートメントで研究しているポスドクの K だったのだ。実は随分前にこのKと少しだけ共同研究みたいなことをしたので彼女のことはよく知っている。背が高くて男みたいな風貌なのだが、オランダ人は背が高いっていうし、ただ男っぽい女性なのかなとか思っていたけど、なんと彼女がそのtrangender(性転換した人)なんだそうな。でもそこでちょっと頭がこんがらがった。つまり彼女は昔男だったけど性転換手術を受けて女になったのに女の人と同性婚したというのだ。これってどういうことなん?複雑やなぁ。
なんかニュースではうちの研究棟も映っているのだけど、ちなみに彼女はハエを使って性決定の研究をしているのでした。

2013年8月25日日曜日

明日やん

レビュー論文を投稿し終わったことでちょっと油断していたら、いつの間にか学会の要旨投稿締切日が日本時間で明日に迫っていることに気付いて今急いで書き終えた。ということで、12月の神戸でのMBSJ2013、トークしに行きます。どのネタについて話そうか結構迷ったりしていたのだけど、SSTは今やっているスクリーニングが新しい展開をもたらしそうだし、やっぱり今回も今一度CCHのことを話しに行こうかなと。少し新しいデータも紹介できると思う。
さて、ほいじゃ明日からはいよいよ今夏自分に課せられた最後の執筆に取りかかりましょう。

2013年8月22日木曜日

とりあえず脱稿

論文の提出締め切りは明日だったのだけど、エディターが正式なサブミッションの前に原稿を見てみたいと言うので、今朝エディターに直接原稿を送付したらアップロードもエディターがしてくれることになったので、面倒なサブミッションの手間が省けてよかった。ということで、とりあえずは脱稿。レビューはどのくらいかかるんかな。まぁでも期限内に提出できてよかった。これで今夏一番のヤマを超えた感じ。
さぁ、次は来週頭締め切りの学会発表要旨と今月末締め切りの申請書の執筆に取りかからねば。なんか今年はなんやかんやと執筆ばっかりしている気がする。

2013年8月20日火曜日

Back to school 2013

こちらの学校は今日から新学期スタート。ということで、うちの子たちも今朝はりきって登校していきました。
余裕の2nd graderと、今日から新しい学校に入学する緊張気味のpreschooler。preschoolerのほうはちょっと心配だけども、みなさん頑張って下さい。
ちなみに大学の新学期は来週から。

2013年8月19日月曜日

CCでのCP

ディスクなんかにおけるcell competitionでは、winner cellが “compensatory proliferation” を起こしてloser cellのapoptosisによって失われる領域を補っている、というのが共通認識だと思うけど、この時にwinner cellがadditional divisionを起こすそのメカニズムは、いわゆるcanonicalな “apoptosis-induced compensatory proliferation” とはちょっと違ってるんとちゃうんかなぁ? だって、apoptosis activation + p35のundead cellはneighborsにtumorigenic overgrowthを引き起こすけど、competitionでloser cellのapoptosisをp35でブロックしても普通そんなことは起こらへんやん。
という、だいぶ前から持っていた矛盾点をやはり今回も説明することができないのだけども、それについて少し触れておこうと思ったらパラグラフの順番を入れ替えるべきであることに気付いたので、ちょっと修正。
それにしても、これについて誰かうまい説明をしている人いましたっけ? 

2013年8月18日日曜日

Pool

アパートのプール。みんなあんまり使わないのか、いつ行ってもウチの貸し切り状態。