2009年12月31日木曜日

PLUTO

これまた遅ればせながら、日本から取り寄せた「PLUTO」の最終巻を先日ようやく読み終えた。言わずと知れた手塚治虫の「鉄腕アトム」の中の一話、「地上最大のロボット」の浦沢直樹によるリメイク作品。手塚治虫は言うまでもなく最高の漫画家で、自分にとっても「陽だまりの樹」や「アドルフに告ぐ」などは今まで読んだ全てのマンガの中でベストに入る格別なモノだ。一方で浦沢直樹の「MASTERキートン」も自分にとってはベストオブザベストと言えるマンガ。そんなわけでこの浦沢直樹x手塚治虫の「PLUTO」にはずっとただならぬ期待を抱いていたのでした。去年の年末に日本に一時帰国したときに1巻から6巻までまとめて読んで一気に引き込まれてしまい、今年出た7巻と8巻は発行されるたびにわざわざ日本から取り寄せた。ということで今年一年掛けて、久しぶりに浦沢直樹の新しい長編マンガを楽しめた。「MONSTER」以来かな。夜中に座布団の上に寝そべってこういうオモシロイマンガをじっくりと読む時間というのは、昔から変わらず自分にとって最も贅沢な時間の一つだ。こういう素晴らしいマンガがたくさん読める日本人は本当に恵まれているよなぁ、とつくづく思うのである。

2009年12月30日水曜日

嗜好

少し前にうちのラボを卒業して今はUNCのDr. MPラボでポスドクをしているジョンピーと、最近何通かの長々としたメールをやりとりしてあることについてデスカッションしている。少し前に、ある抗体染色で自分が重大な勘違いをしていたことを書いたが、実はまだジョンピーがうちのラボにいた頃、もう随分前のラボミーティングになるけどジョンピーがその抗体のシグナルについて正しい指摘をしてくれていたことを思い出したのだ。最近色々と確かめてみて、やっぱりジョンピーがその時に言っていたことが正しかったことが証明された。あのとき発表スライドの写真を一瞬見ただけで核心をついていたジョンピーの観察眼の鋭さには恐れ入る。これはまぁこれで一応解決と言うことになるのだけども、じゃあなんでそのシグナルが必ず上皮細胞内でregion-specificに存在するのか?という疑問が出てきた。この抗体を信じるのであれば、もしかしてコレは非常にオモシロイ現象なんじゃないだろうかということでお互い色々調べながらメールで議論している訳だが、この議論を通して自分の中では結局4つの異なる仮説を持つに到った。いくつかの簡単な実験で、この4つのうちのどの仮説が一番もっともらしいかを決めることは出来るだろう。コレ、もしこの仮説の内一つでも正しそうなのであればプロジェクトにして研究する価値があると思っているんだけども、どう思う?とジョンピーに言ったところ、「Absolutely, I will study it if you don't!! haha」だと。やっぱりジョンピーとは嗜好が似ているようだ。

二段ベッド

この三日間ほど、毎晩のように先日IKEAで買ってきた家具の組み立てをしていた。IKEAの家具ってデザインがよくて比較的低価なんだが、全てのモノを自分で組み立てなければならないのが難点。まぁそのおかげで小さくパッキングされていて大きな家具でも自分で持って帰ることが出来るようになっているとも言える訳だが、やはり大きな家具になるとかなり複雑で大がかりな組み立てになってくる。今回組み立てたモノの中では二段ベッドが特に大変だった。ともあれ二段ベッドができたので、今まで一緒に寝ていたロウチビは三日前から初めて一人で寝ることになった。寝る時は喜んで二段ベッドの上の段にもぐりこむロウチビだが、今のところ毎晩必ず夜中に起き出してきて、いつのまにやら私のふとんにもぐりこんできて寝ている。弟が生まれる頃には一人で寝られるようになっているだろうか。

2009年12月25日金曜日

今年最後のコンフォーカル

今日はもう大学構内を歩いても人っ子一人いなかったけど、Imaging Resourceはまだ営業中だったので午後からずっとコンフォーカルをしていた。これでSSTプロジェクトの基礎データはほぼ取り終わったという感じかな。あとは現在鋭意作成中のハエ達が年明け頃には出揃ってくる予定なので、こいつらを使って今自分の頭の中にある二つのgenetic pathwayが本当にこの現象に関与しているのかどうかを実験できるでしょう。とりあえず、今年のコンフォーカルは今日で終わり。

2009年12月23日水曜日

United States

遅ればせながら、Paul Gilbert & Freddie Nelsonのアルバム「United States」を手に入れて聴いてみた。予想通りかなりナイスなアルバム。ポールはMr. Bigの時からずっと自分にとっては一番のギターヒーローで、ソロになってからも彼が来日した時のライブは全て行ったんじゃなかろうか。Mr. Bigも自分にとっては特別な思い入れのあるバンドだけども、もしかしたらソロになってからのポールの音楽の方が好きなのかも知れない。ポップで甘いメロディーと時にエキセントリックでユニークなロック、そして当然オーセンティックなハードロックに悶絶モノの超絶テクニック。ポールのアルバムにはいつでもそういう自分が求める全てのモノが凝縮されている。しかもこの人を見ていると本当に人生を楽しんでいるのが伝わってくるし、ソロになってからの音楽にはそういう感じが満ち溢れていて聴いていると元気にさせられるんですね。今回のアルバムはFreddie Nelsonとの初めてのコラボレーションだけどもなんら違和感はない。あぁ、久しぶりにポールのライブに行きたい。

2009年12月22日火曜日

IKEA

オーランドに行って来ました。といっても土日ともずっとIKEAにいたけど。ユンナが部屋の模様替えのために事前にネットで色々と調べ上げてくれていたのだけども、それでもやっぱり実際に展示されているモノを見るとちょっと印象と違ったりしてなんやかんやと話し合いながら一通り見ていくと二日でも足りないくらいだった。その間ロウチビはIKEAの一階にある無料の託児所というか子供のプレイスペースでずっと遊んでいた。土日ということでたくさんの子供達が遊び回っている様子が見えたけど、いろんな遊具があって監視してくれる店員も何人かいて安心して預けることが出来る。しかもロウチビはことのほかこのプレイスペースが気に入ったようで、一回一時間と決まっているのだけど迎えに行くたびにすぐにまたもう一回行きたい、と言うのでとても助かりました。でもやっぱりオーランドまで行って子供の一番喜ぶであろうテーマパークに行かなかったのもかわいそうだし、次の赤ちゃんが生まれたら当分の間オーランドへ遊びに行くのは無理かも、ということで年末にもう一回オーランドへ行って次はディズニーワールドへ行きますか、という話もしています。
ところでIKEAで大きな家具の配達を頼むと非常に高いので、今回はオーランドのDollarでミニバンを借りて帰りは二台で帰ってきました。Tallahasseeで乗り捨てということになるとたぶんDollarが一番安いのではないかと思う。そういや今回またもや同じHampton Innに泊まった。今年四回目。年末もう一回行くのならまたここに泊まるんやろうねぇ。ココ、なかなか居心地が良いのです。

2009年12月19日土曜日

土日

この土日は一泊二日でオーランドへ行って来ます。IKEAで必要なものを色々買ってくる予定。それではまた。

SIさん訪問

今日はバンド仲間のSIさんがラボを訪れてくれました。SIさんはmusic therapy専攻の大学院生ですが、最近生命科学の研究スタイルに興味を持っておられて、今日はちょっとこちらの研究の現場を見学しに来たのでした。といっても実際にはbiologyのことはよく御存知ないということなので、今日はまず分子生物学の所謂セントラルドグマの話から入って、さらに具体的なハエを用いた発生遺伝学の話をしてから実際に顕微鏡でGFPラベルされたimaginal discなんかをお見せしました。話しているうちにSIさんの考えている具体的な実験アイデアにまで話が進みましたが、こういう全く異分野の方の発想というのは我々専門にやっている者からは普段生まれてこない発想なんですね。やはり常識として持っている専門知識にある意味縛られているのです。いやぁ、でもクレイジーなアイデアだとは思いますが本当にオモシロイと思うし、やってみる価値があるんじゃないかと自分も真剣に思い始めました。おかげでgenetic pathwayで凝り固まった頭の中を今日はちょっとリフレッシュさせることが出来たような気がします。
そういやSIさんと二人で昼飯を食べにMr. Roboto(新しくできたアメリカ人に大人気のジャパニーズレストラン)に初めて行きましたが、恐れていたほどのモノではありませんでしたね。さすがにJapanese的なモノはやばそうな気がしたので避けたのですが、自分の食べたタイカレーはなかなか旨かったです。

2009年12月16日水曜日

Oven Park

昨日、ロウチビが友達みんなとDorothy B. Oven Parkのクリスマスイルミネーションを見に行った時の一枚。

やっぱり折れていた

ちょうど十日前に怪我したユンナの足ですが、今日病院から手紙が来て「レントゲン写真を再確認したところ中足骨が二本折れているようですので、もう一度病院に来て下さい」とのこと。。。はぁ?レントゲンとって骨は異常なしってゆうたやんけ、と言う話ですわ。何なんでしょうねぇまったく。この町の大病院である某TMHなんですけども、なんちゅうずさんな診察してくれるんでしょうか。まだ右足の方の痛みがひいていなかったのですが、ちゃんとレントゲンで骨に異常がないことを確認してもらったから一応安心していたのに。ということで明日もう一度ちゃんと診てもらうことになりました。
実は妊娠の検診もこの病院に付属している産婦人科に行っていて、出産もここでする予定だったのですが、どうもここのドクター達はいつも忙しそうで、ゆっくり座って話をしようともしてくれないのでユンナはずっと不安を感じていたのです。それで少し前に、近所に住む何人かの友達が勧めてくれたmidwife(助産婦)がいるBirth Cottageという場所に変えたのですね。実はこのBirth Cottage、うちから結構近いところにある小さな家のような場所で、ここのmidwifeの親子は実はかなり有名な“カリスマ助産婦”なんだとか。やっぱり大病院のドクターとは違って、しっかりと長い時間をかけて色々話してくれるのです。まぁそんなことなので、やっぱり変えて良かったねぇという話ですが、とりあえずは足の怪我をまずしっかりと治さないといけません。

2009年12月12日土曜日

ピアノリレー

先々週の週末に家具屋さんで、ちょっと珍しいレストランにあるようなL字の長いすが付いているダイニングセットを見つけて予約してきました。ところが今家の中にはそれを置くためのスペースがないために、仕方なくピアノを手放すことにしたのです。このピアノはちょうど二年ほど前、この家に引っ越してきた頃にTallahasseeのcraigslistで見つけて手に入れたのでした。このアップライトのピアノ、Fischerというブランドの結構古そうなものなのだけども彫刻が施されていたりしてなかなか綺麗なピアノなんですね。これがその時確か250ドルでcraigslistに出品されていてびっくりしたのですが、その広告を出していた人に連絡を取ってその人の家でそのピアノを見せてもらい交渉したところ、175ドルまで値下げしてくれました。これはラッキーだと思ってすぐに交渉成立したのですが、そのときまだ一歳半ほどだったロウチビがそのピアノを触りたがってしょうがなかったのでピアノの椅子に座らせてやると、まるでどうやって弾くかを知っていたかのように両手をしっかり鍵盤の上に置いてひらひらと弾きだしたのです。我々含めその家のおばさんも驚きました。それではまた後日ピアノを運ぶために訪問します、ということでその家を出たのですが、その直後におばさんが裸足で走って追いかけてきて「やっぱりオカネはいらないわ。あなたがたとその子はブレスされるべきだと思うの。」と言ってくれたのです。ロウチビの神懸かったような様に感動したのでしょう。自分もユンナも「はぁ?」という感じであっけにとられたのですが、そんな訳でありがたくタダで頂けることになったのでした。
そういう経緯があったので、今回我々もこのピアノを本当に欲しいと思ってくれる人にタダで譲ろうということになり、今日の早朝にFreeでcraigslistに写真入りの広告を出したところ、数時間の間にメールが次々と殺到し始めたので早々に出品を打ち切りました。「いつ引き取れる?」とか「すぐ欲しい」とかいうぶっきらぼうなメールの中に一通だけ、「自分の15歳になる息子がずっとピアノを練習していてとてもピアノを欲しがっているので、是非とも譲って欲しい。」という丁寧なメールがありました。すぐにその人に連絡を取ると、そのおばさんは「私もう泣いてしまいそうだわ」というほど喜んでいたそう。明日うちに見に来てもらって、月曜日に運送屋さんがピアノを運び出しに来る予定。とても綺麗なピアノだしそういうエピソードがあるので手放したくはなかったのだけども、今後家の中にもっとスペースを作らないといけないので仕方ありません。でもこのピアノにとっても、たくさん弾いてもらえるであろういいもらい手が見つかって良かったのではなかろうか。このピアノがまた次にこのピアノを欲しがる人にタダで譲っていってもらえることを期待して。

2009年12月11日金曜日

どこまでやるか

今日は朝から自宅でロンドンのYF博士とスカイプでデスカッション。論文再投稿へ向けての追加実験の進捗状況を交換し合って、手持ちのデータでいかにレビュワーを説得させるかということについて話し合った。レビュワーの一人が求めていることはかなり厳しくて、それに答えるためにはもっと時間をかけて実験をしていかなければならない。そのレビュワーが求めているモノに対しては当然我々も今考えており実際アイデアは持っている訳だが、それは今投稿している論文の次のステップとしてである。どこまでやるか、というかある研究を進めている中でどこで区切りをつけてそれを一つのストーリーとして完結させて論文にするか、というその見極めはなかなか難しい。一つのことが分かればまた次の疑問が出てくるし、それを追求すればさらにいくつかの疑問が湧いて出てくるというのは当たり前のようなことで、常に論文にまとめるということを念頭に置きながらクリティカルな実験を考えていかないと、その時その時の興味本位で果てしなくやってしまって結局は何やら細かいことが色々分かったけどもまとまったストーリーを描けないということにもなりかねない。だからという訳だけではもちろんないが、今ここで一区切りつけて論文にしておきたいから、などとそんなことはレビュワーに言ってもしょうがないので、なんとか今持っているデータで勝負しようということ。年内にあといくつかの実験をしたら、年明けからもう一度論文を書き直していよいよ再投稿しようということで一致した。

2009年12月10日木曜日

Filopodial protrusion

よう伸びますねぇ。

IKNM

An epithelium is a sheet of polarized cells that extend from an apical surface to a basal lamina. Mitotic events in a proliferating epithelium are restricted to the apical pole, where the centrosomes are located. A hallmark of the vertebrate neuroepithelium is interkinetic nuclear migration (IKNM), originally described by Sauer (1935). Sauer suggested a model in which mitosis at the apical surface is followed by a smooth basal descent of the nucleus during G1, and, after S phase, a gradual ascent back to the apical surface for the next mitosis, like an elevator descending to the bottom floor, pausing, and then smoothly rising again (Miyata, 2008).
The dramatic elongation of progenitor cells and the variation in the apicobasal position of their nuclei gives the vertebrate neuroepithelium a pseudostratified (multilayered) appearance. It is suggested that this cellular morphology has arisen to maximize the density of generative cells per unit area of apical surface (Fish et al., 2008). In line with this idea, one function of IKNM may simply be to the move nuclei of postmitototic progenitors away from the apical surface, making room for other mitotic cells.
Norden et al. 2009. Cell. 138:1195-208.

なるへそ

今年最後のラボミーティング

今日で今年のラボミーティングも最後の回となった。アンダーグラジュエイト達は今週期末試験なので誰も来ていないし、ボスは今日から東アジア方面へ三週間の出張に出たので結局いたのは自分を含めて6人だけ。実は自分の研究発表の番だったので昨日の午後コンフォーカル部屋にこもって写真をたくさん撮ったのだけど、まぁどうせあんまり人がいないからキャンセルになるかも、とか思って全く準備をしていなかったところ、今朝来てみるとキャンセルになっていなかったので朝二時間ほどで即席スライドを作った。これはまだプロジェクトとして成り立つかどうかは未知数なのだが、今日は始めにその基本的なコンセプトとしてのInterkinetic Nuclear Migrationという現象を紹介した。案の定みんな知らなかったけど、かなり興味を持ったようだ。この現象、本当にオモシロイと思う。いくつか最近の論文を見たところ、そのメカニズムについてはvertebrateのretinal neurogenesisにおいて随分分かりつつあるようだが、その現象の持つ意味は何なんだろうか?ということ。
それにしてもなんだか今年はしょっちゅうプレゼンテーションの準備をしていたように感じたので今数えてみたら、ラボミーティングでの研究発表が6回にジャーナルクラブでの発表が2回、あと大学院生リクルートの場での発表とバルセロナでの学会発表を数えると、全部で10回。さらに自分の担当しているアンダーグラジュエイトの発表が5回あったことも考えると、結局一ヶ月に一回以上プレゼンテーションスライドを作っていたということになるか。来年はもうちょっと減らしたいかな。

2009年12月8日火曜日

Nutcrackerと事件

土曜日にTallahassee BalletによるNutcrackerを見に行ってきた。ロウチビはNew York City BalletのNutcrackerのDVDを見てからというもの、Nutcrackerが大のお気に入りで、毎日必ず一回はこのDVDを見て、夜はくるみ割り人形を抱いてクララになった気分で寝ている。そんな訳で自分も毎日のようにこのNew York City Balletの素晴らしいバレエを見ていた(というか見させられていた)ので、そのレベルの差にがっかりすることを覚悟の上で見に行ったのだが、実際はそれほどがっかりすることなく楽しめた(まぁやっぱりNew York City Balletとのレベルの差は歴然だったが)。ロウチビはやっぱり大興奮で音楽をずっと一緒に歌っていたし、終わった後会場に最後の一人になるまで残ってもう一度見たいと言って駄々をこねていたほど。実はこのバレエの前に一つ事件があった。開演の時間が押し迫っていたこともあって会場に着いたとき急いでいたので、まず車を会場の横に停めてユンナとロウチビだけ降ろして自分は一人で駐車場に車を駐車しに行ったのだが、ロウチビを抱っこして車を降りたユンナが車を降りてすぐのところにあった歩道の段差に足を滑らせて両足ひねって転んでしまったのだった。幸い膝から落ちてお腹は大丈夫だったし運動神経抜群のロウチビは上手く着地して何ともなかったのだが、ユンナは両足首をひねってしまったようで少しの間起きあがれなくなってしまっていたのだ。自分はそれを知らずに駐車場まで行って、その後急いで会場へ走っていたのだが会場の手前で駐車場の係員に大声で呼び止められた。それでまだユンナが座り込んでいるところへ助けに行ったのだが、少ししてユンナはなんとか歩けるようだったので三人でゆっくりと会場に入って席についたのだった。開演後少ししてから警備員のような人が来て、「転んで怪我をしたのはあなたですか?外に救急隊員が来ているので見てもらいますか?」と言うのでユンナは一旦外へ出て話を聞いてもらうことになった。どうやら駐車場の係員の人が通報してくれたようで、外に出ると5〜6人の消防隊員が消防車で駆けつけていたらしい。「救急車を呼びますか?」と聞かれて、ユンナは自分で大丈夫そうだと思っていたので「大丈夫です」と言ったところ、「自分は救急車の要請を拒否します」という旨の書類二種類にサインさせられたんだとか。ココは訴訟大国アメリカ。恐らくこういうことで後になってから、この施設が救急車を呼んでくれなかったから大変なことになったと訴えられることを回避するためのモノなんだろう。バレエの後で友達のシンシアがそれを聞いて「Welcome to America」と言っていたのが印象的だった。だいたいそういう書式があることに驚く。
バレエを観終わってから午後に病院に行って見てもらったら骨に異常はないということだったで一安心なのだけども、まだ右足の痛みがひどくて歩くのも大変な様子。早くよくなってくれればいいのだが。

2009年12月5日土曜日

The Circle

昨日の朝、アマゾンに注文していたBON JOVIのニューアルバム「The Circle」が届いた。何度か通して聴いてみたが、全ての曲が素晴らしくBON JOVIらしい。「We weren't born to follow」はもう何回もラジオで流れているのを聴いていたので既に馴染みの曲という感じだけども、初めて聴くアルバムなのにも関わらず、他にも何曲かもうずっと前から知っていたかのように感じられる曲もある。「We weren't born to follow」も初めてラジオで流れているのを聞いたときに一瞬聞こえただけでBON JOVIだと一発で分かった。それだけ長いことBON JOVIを聴いてきたからなのか。自分がBON JOVIを初めて聴いたのが1988年のアルバム「New Jersey」だから、中学三年生の時。もうそれから20年以上聴き続けていることになる。もしかしたらこの20年ほどの間、一日の間にBON JOVIの曲が一瞬でも頭の中で鳴らなかった日はないんじゃないだろうかと言うほどBON JOVIを聴いて育ってきた。大学生のときには夢に見たBON JOVIのカバーバンドをやって、これまた毎日CDを聴きながらギターを弾いてリッチーサンボラになろうとしていたし、彼らのライブももう何回見に行ったのか覚えていない。これだけ贔屓にしていると、もう新しいアルバムを聴いてもイイのかどうなのかよく分からなくなってくる。感じるのは、また一つ新しいBON JOVIのアルバムを聴けるんだという興奮とそして安心のような気持ち。いつの時代のどのアルバムにもジョンの書く希望と勇気の曲、時にクサイほどに熱くて前向きなポジティブメッセージが込められている曲がある。今回は「We weren't born to follow」。自分は「Keep The Faith」で浪人時代と受験を乗りきり、脱サラする時に頭の中に流れていたのは「It's My Life」だった。また次のアルバムが出るまでの何年かの間、これらの曲から元気をもらって頑張っていけるのです。We weren't born to follow
Come on and get up off your knees
When life is a bitter pill to swallow
You gotta hold on to what you believe
Believe that the sun will shine tomorrow
And that saints and sinners bleed
We weren't born to follow
You gotta stand up for what you believe
(Bon Jovi 2009: We weren't born to follow)

2009年12月2日水曜日

バースデーケーキ

先週の自分の誕生日にユンナとロウチビが買ってきてくれていたバースデーケーキの写真、載せるの忘れてた。この町にある唯一の美味しいケーキ屋さん(もちろん自分の知る限り)、Au Peche Mignonのケーキ。函館にある某有名店と同じ名前の店。いやぁ、とてもおいしかったです。