2009年12月30日水曜日

嗜好

少し前にうちのラボを卒業して今はUNCのDr. MPラボでポスドクをしているジョンピーと、最近何通かの長々としたメールをやりとりしてあることについてデスカッションしている。少し前に、ある抗体染色で自分が重大な勘違いをしていたことを書いたが、実はまだジョンピーがうちのラボにいた頃、もう随分前のラボミーティングになるけどジョンピーがその抗体のシグナルについて正しい指摘をしてくれていたことを思い出したのだ。最近色々と確かめてみて、やっぱりジョンピーがその時に言っていたことが正しかったことが証明された。あのとき発表スライドの写真を一瞬見ただけで核心をついていたジョンピーの観察眼の鋭さには恐れ入る。これはまぁこれで一応解決と言うことになるのだけども、じゃあなんでそのシグナルが必ず上皮細胞内でregion-specificに存在するのか?という疑問が出てきた。この抗体を信じるのであれば、もしかしてコレは非常にオモシロイ現象なんじゃないだろうかということでお互い色々調べながらメールで議論している訳だが、この議論を通して自分の中では結局4つの異なる仮説を持つに到った。いくつかの簡単な実験で、この4つのうちのどの仮説が一番もっともらしいかを決めることは出来るだろう。コレ、もしこの仮説の内一つでも正しそうなのであればプロジェクトにして研究する価値があると思っているんだけども、どう思う?とジョンピーに言ったところ、「Absolutely, I will study it if you don't!! haha」だと。やっぱりジョンピーとは嗜好が似ているようだ。

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