2012年4月30日月曜日

書き直し

この三日間ほど、もう一度論文原稿の執筆に取り組んでいる。そのせいか昨日辺りからひどい肩こりになってしまって、今日は朝から頭が痛かったので家でゆっくり執筆活動させてもらった。この原稿は一度二月に書き上げたのだけども、その後追加実験をやっているうちに書き足すべきものが結構出てきたので、それに伴って全体的な流れも調整したという感じ。ということで一応本文は書き終えた。初回投稿前に全体的に書き直すなんてことをしたのは今回が初めてかも。この二ヶ月でレビュー→追加実験→リビジョンというプロセスを自分一人でしていたことになる。へんなの。まぁでもこれでやっと投稿できる目処がついた。あとは今週、figureとfigure legendを作ってしまおう。

Dinastia Vivanco Crianza

Dinastia Vivanco Crianza 2008
スペインはリオハのテンプラニーリョ。コスコで15ドルくらいだったかな。昨日飲んでみたときは、どうも強い樽の香りがこのワインの繊細な味を隠してしまっているような気がしたのだが、やっぱり今日残りの半分を飲んでみたら花開いたような感じだった。カベルネに似たイイ香りにたくさんのベリーやイチゴの味が広がるのだが、樽の香りがこれを上品にまとめている。イイ。

四週間目

四週間経った。このところ毎晩のように何かの野生動物がちょこちょこと花壇を掘り起こしに来るんだけども、みんななかなか順調に伸びている。

2012年4月25日水曜日

系譜

自分はハエ研究者のどの系譜の末裔に当たるのか、そんなことを検索できるオモシロサイトがあった。ちなみに自分はモーガンから見るとだいたい六代目に当たるようだ。

2012年4月23日月曜日

Torreya State Park

今日は、町から車で一時間ほど西へ行ったところにあるTorreya State Parkという州立公園でラボのピクニックパーティの予定だった。朝9時半頃に集合ということだったのだけども、どうせ昼頃にバーベキューが始まるんだろうとか思ってゆっくり11時頃に行ったらみんなが見当たらない。人っ子一人いない広いピクニックサイトから森の中へトレイルが伸びていたので、このトレイルの先のどこかに別のピクニックサイトがあるんかもなぁ、とか思って家族四人でぶらぶらとこの森の中の小道を散歩した。結局ラボのみんなを見つけることはできなかったのだけども、色んな動物の鳴き声が聞こえてくる深い森の中は涼しくて空気がおいしくて、なんだか心が癒されたのでそれで満足して帰ってきた。
これは森の中で見つけた大きくて美しいヤスデ。

で、夜にラボに行ったらドンちゃんがいて、どうやらみんなは早々にピクニックパーティを切り上げて、その後あのトレイルをもっと奥の方へ歩いて行っていたんだそうな。でも途中でダポンテのガールフレンドが毒ヘビに足をかまれたそうで、引き上げてきて救急車を呼んだりして大変だったとのこと。まぁさほど強い毒を持ったヘビではなかったようで大丈夫だったらしいけど、うちらも同じ道を歩いていたことを思うとちょっと怖いな。

定点観測

蒔いた種のほとんどがこの一週間で芽を出した。それにしても球根から出てきた芽の成長はすごいな。

2012年4月22日日曜日

McManis Pinot Noir

McManis Pinot Noir 2010
プラムのような香り。飲み始めはとても飲みやすいフルーティでジュースのような軽めのワインだと思ったけど、飲んでいるうちにだんだんとコクが出てきて濃いイチゴやサクランボのような味わいに。これは旨い。たいがいは二人でボトル半分にしているのだけども、昨晩は思わずあっさりと一本空けてしまった。近所の酒屋でなんとたったの10ドル。

2012年4月19日木曜日

リングケナール

先週のジャーナルクラブでジャッキーが発表していた論文。

Intercellular protein movement in syncytial Drosophila follicle cells

ring canalと言えば、Dr. LC。これは余談だけども、こないだこの「canal」の発音についてドンちゃんとキャメロンと話していて、アメリカ人のキャメロンによると「ケーナル」ではなくて「ケナール」だよと。「へぇ、じゃあリングケーナルって発音したら奇妙に聞こえる訳?」と聞いてみたら「そりゃそうさ、それだとring kennel(円形の犬小屋)に聞こえるよ。」だと。なるへそ、リングケナールね。
で、この論文ですが、平たく言うと、follicle cellやimaginal discのようなsomatic cellにもring canalがあって、実際にcytoplasmic proteinが通過してまっせ、という話。エェマジで?ゆー話ですが、実はこれを聞いて自分はそれほど驚いた訳でもなかった。というのも今までずっとfollicleを見てきた中で、隣接している細胞の細胞質が一部分でつながっている「syncytial」な感じのものをよく見ていたので、実はそうなんかもなぁとか思っていたのだ。だいたいfollicleにもring canalがあるということ自体は前にどこかで読んで知っていたような気がする。まぁimaginal discのような上皮細胞にもring canalがあるとは聞いたことがなかったけど、本当にimaginal discのものもfunctionalなring canalなんだろうか。。。ちなみにこの論文によれば、follicle cellのring canalはgap junction(1.5 nm)よりもはるかに大きい、直径250nmほどもあるintercellular bridge、というか細胞同士をつなぐ「穴」な訳で、実際に小さめのタンパクなら物理的な拡散によって隣の細胞へ移動している、ということをFLIPによってブリーチした細胞の隣の細胞からのGFPの拡散による流入を観察することによって証明している。しかしながら、imaginal discではGFP-taggedのVisgunとPavarotti(ヘンな名前)の細胞膜上のpunctate localization patternが示されているだけで、機能を調べる実験は全く行われていない。
しかし本当にそうだということになると、これはちょっとちゃんと考慮に入れるべきなのかも知れない。だいたい上皮細胞達は普段コレをどういう風に使っとんねんなと。この穴を介したnon-cell-autonomousなintercellular signal transductionってどれぐらいあるんかいねぇ。。。
それにしても、telophaseのcleavage furrowに現れるGFP::Pav-KLPによってマークされたcontractile ringが、キュッと締め付けられてring canalになる様子を捉えたタイムラプスはなかなかビューチフルやね。

この下の写真は自分が随分前に撮ったgermline(nurse cell)のリングケナール。germlineのはCheeriosをバラまいたみたいな感じがかわいくて好き。

2012年4月18日水曜日

二ヶ月先

今日ついに注文していたミュータントのハエがはるばる中国から到着。長旅にもかかわらずウジ虫達は元気そうにバイアルの中を這い回っていた。このmutant alleleのhomozygous backgroundで、今見ている違う遺伝子のmutant cloneのphenotypeを見たいのだが、そのためには合計8クロス、4世代に渡る久しぶりのビッグクロスが必要。結果を見るのは二ヶ月先か。。。考えてみりゃ一つの実験に二ヶ月というのは結構長いんだけども、vivoでこういうシチュエーションを作り出すことが出来るのはハエだけやからね。と言っても、とりあえずはこのmutant自体のphenotypeがすでにRNAiで得られているものと同じかどうかを確認することからまず始めないと、ということで今日の午後早速長旅を終えたウジ虫君達を数匹解剖したけど、もしかしたら長旅の疲れがphenotypeに何らかの影響を与えているかも知れんことを考えたら勇み足だったかな。。。

サーカスとお別れパーティ

先の週末、土曜日は昼からロウチビと二人でFSUのFlying High Circusを見に行った。以前にも観たことがあるのだけども、学生がやっているとはいえやはりなかなか本格的なサーカスで、今回も子供でなくても十分に楽しめる内容だった。パンフレットで出演者のプロフィールを見てみると本当に普通の学生達がやっているようで、Biologyの学生も何人か見つけた。

日曜日は朝からMaclay gardenでシンシア一家のお別れパーティ。シンシア一家はお父さんのエリックがMITに転勤することになったのでボストンへ引っ越しすることに。シンシア一家との付き合いはもう五年ほどになるのか。最近は子供達が違う学校になったこともあってそれほど会っていなかったのだけども、ユンナとシンシアとの出会いがこの町でのうちの家族の交際範囲を大きく広げるきっかけの一つだったんだなぁ、とちょっとしみじみ考えた。そういやシンシアの家族と一緒にサンクスギビングを祝ったこともあった。ちょっと寂しくなる。

2012年4月16日月曜日

花壇

二週間前にバックヤードに作った花壇。蒔いた種がぐいぐい芽を出し始めた。

Koonunga Hill Cabernet Merlot

Penfolds Koonunga Hill Cabernet Merlot 2007
オーストラリアPenfoldsの低価格シリーズ、Koonunga Hill。本当はこのKoonunga HillのShiraz Cabernetを買いたかったのだけども、あいにく近所のPublixになかったのでCabernet Merlotにしてみた。Cabernet Sauvignon 67%、Merlot 33%。ふむ、まぁ旨いよ。ロウチビ曰く、ミントの香り。辛口のミディアムボディという感じ。かなりあっさりしてるけど、まぁ10ドル以下だし。やっぱりShiraz Cabernetを試してみたいな。

2012年4月13日金曜日

Totally unexpected

昨日のコンフォーカルで、残された二つの実験のうち一つの結果を確かめてみたらやっぱりネガチブだった。のだが、よく見てみたらネガチブどころかearly stageでは予想とは完全に逆の結果になっていて驚愕した。なんでこんなことが起こるんだろうか。常識から考えると全く理解できない結果なんだけども、シグナルはエライクリアー。この遺伝子のupregulationが一般的に意味するものと、実際のmorphological phenotypeが完全に逆になっている。実はこの遺伝子のoverexpression cloneもつい最近見ていたので、今朝もう一度そのサンプルの細胞達を一つずつ食い入るように見ていたら、ある部位特異的にだけども確かにmorphological phenotypeが逆になっている細胞をいくつか見つけた。うーむ、これがもし本当ならこの細胞達は何か結構重要なものを見せてくれているのだが。。。
まぁなんにせよ今は謎なので、この実験結果は今書いてる論文に含めることはできないことだけは確実。ということで、あともう一つは明日のお楽しみ。

2012年4月11日水曜日

あと二つ

現在進行中の実験の中から重要なデータになり得る実験をあと二つだけやり終えた時点で、とりあえず一度論文原稿を完成させて投稿してしまおうと決心。実験のアイデアはいくらでも出てくるので、このままやり続けていたらいつまでたっても終わらん気がしてきた。まぁいつもこんな感じで、もう少しと思ってやったらやっぱり面白いのが出て、よっしゃさらにもう一つと思ったらアレレ?というのが出て、というのを繰り返してしまう訳で、こういうのはあんまりエエ傾向ではないなと。で、今日その二つのうち一つの実験のサンプルが出来上がったのだが、これまたなんやらはっきりとしない感じ。抗体はちゃんとワークしてるはずなんやけどなぁ。明日コンフォーカルでもう少し見てみるけどあんまり期待はできない。まぁもしこれがネガチブなら、二ヶ月前にエエ感じでほとんど書き上げた原稿の構成をちょっと変えて話の重心をずらさなあかんね。

2012年4月10日火曜日

Backyard roller coaster

うちのバックヤードに設置した子供用のローラーコースター。

緊迫感

このところずっと月曜日の朝のミーティングはボスと二人だけでしていたのだが、今週からドンちゃんも加わって三人でやることになったのだそうだ。二人のプロジェクトでリンクしている部分があるし、ドンちゃんが学ぶことも多いだろうからということ。えぇぇ二人だけの方がエエんやけどなぁ、という予感が的中。自分がボスと話している間はいつも通りだったのだが、次にドンちゃんが発表し始めてからエライボスの機嫌が悪くなった。ボスがイライラしてデスカッションが緊迫するのなんて久しぶり。このラボに来た頃はグループミーティングでこういうことはしょっちゅうあって勘弁してくれと思っていたけど、久しぶりに見てみるとこういう緊迫感溢れるデスカッションもエキサイティングでなかなか楽しいかも。最近ボスとの二人だけのデスカッションでは緊迫感などまるでないただの雑談みたいになっていたから、ドンちゃんのあの人をイライラさせるしゃべり方によってもたらされる緊張から何かが生まれるだろうか。とか思ってみたけど、やっぱりリラックスしてデスカッションした方がエエアイデアが生まれそうな気がするなぁ。

Easter egg hunt 2012

昨日はイースターということで、例年通り朝から近所の家族が集まって各々の家をまわりながら子供達はエッグハント。
ウチは今まで家の前の庭でしていたのだけども、最近バックヤードもだいぶ子供向けに整備しつつあるので今年はバックヤードで。
そして最後はいつものように、三軒隣のアニカの家でパーティ。つい最近近所に引っ越されてきた奥さんが日本人の御家族も新たに加わって今年から七家族になったけども、いつも通りこの近所の家族との集まりは心が安らぐ。

脆弱性

最近、Flashbackというコンピューターウイルスが流行っているそうですね。最初に発見されたのはもう半年ほども前のようですが、先日のニュースによると、現在感染は拡大していて60万台以上のMacが感染しておりその大部分がアメリカだということでした。ということで今日、大学の方からこれに対するいくつかの対策情報が送られてきた。まずは、このFlashbackがターゲットにしているJavaの脆弱性に対するセキュリティパッチをAppleがアップデートしたので、とりあえずそれをインストールして一応予防しましょうと。でももしかしたらもうすでに自分のMacが感染しているかも知れない、ということでそのチェックができるスクリプトをダウンロードしてチェックしてみましょうと。チェックしてみたら、幸い自分のマックは感染していないようだった。ちなみにこのスクリプトはCNNのウェブサイトからダウンロードできます。
で、どうでもエエことなんやけど、この「脆弱性」という言葉。自分はなんとなく頭の中で「きじゃくせい」と読んでいたようで、今この文章を書こうとしたらうまく変換されないのでこれはおかしいと思って調べてみたら「ぜいじゃくせい」なんですね。言われてみりゃ、あぁそうか、という感じやけども。

H3 C.S.

Columbia Crest Horse Heaven Hills Cabernet Sauvignon 2009
これまた素晴らしいCabernet Sauvignonですな。と言ってもCabernet Sauvignonが88%で、Cabernet Franc (7%) と a kiss of Syrah (3%) and Malbec (2%) が隠し味として入っているんだと。甘い花の香り。オレンジのような味。まろやかなタンニンにフィニッシュはカカオの風味。こんな旨いワインなのに10ドルちょい。これは他の“H3”も試さなあかんねぇ。

2012年4月6日金曜日

ウジ虫のオスとメス

さて、皆さんはウジ虫のオスとメスを見分けられますか?まぁ普通の人はそんなことしようとも思わないのはよく分かっているけど。今まで幼虫期のマーカーと言えば、TM6BのTubbyとかfluorescent balancerとかを使ってきたけども、そういや今まで幼虫のオスとメスを見分けようとしたことがないことに気が付いた。というか、今やっている実験でその必要が出てきた。しやけどよう見てみたら意外と簡単なんやね。サナギのオスとメスを見分けるのは昔やったことがあったような気がするけど、同じ方法で幼虫も見分けることができる。つまり、幼虫の体の大体中央からもうちょっとオシリよりのdorsal側にgonadが一対あり、オスのgonadはメスよりも大きい。このgonadは透明な組織なんだけども、健康な個体ならこの辺りはfat bodyに覆われているので、オスを背中側から見ると白いfat bodyの間に丸い透明のgonadが一対見える(というか透明なので何もない丸い穴のように見える)。ところがメスのgonadは小さいのでこの丸い穴のように見える部分がないのだ。
へえぇ、と思われるかも知れないが、こんなことはflypusherの間では常識なのだ、たぶん。自分は知らんかったんやけどね。

たぶん近い

昨日の午後と今日の午前中、先週解剖している時にこれはキテルかもと思ったサンプル達をコンフォーカル解析。うーむ、すごいクリアーという訳ではないけどもかなり自分の思っているモノに近い気がする。ということでもう一回同じクロスの準備開始。まぁ今回はRNAiによるknockdown backgroundなんだけども、次はnull mutant backgroundでもっとクリアーな結果が出るかどうか、というところにかかってくるかな。先週中国のラボに注文したmutant flyがはるばる海を渡って来るのを楽しみに待っていよう。

2012年4月5日木曜日

Privada

Bodega Norton Privada 2008
アルゼンチンのBodega Norton2本目。Malbec 40%,、Merlot 30%、Cabernet Sauvignon 30%のブレンド。この「Privada」という名前は、元々このワイナリーの家族がこのブレンドをfamily's private reserveとしてごく親しい友人だけと楽しんでいたワイン、というところから来ているんだそうな。芳醇で甘い香り。一口飲んでこれはウマイと思った。マルベック、メルロー、カベルネの三種が素晴らしくまろやかに調和していて余韻はスパイシー。これ18ドルくらいだっけな。ものすごええ感じやねぇ。

2012年4月4日水曜日

不思議やわ

またもや自分の守備範囲に入る論文のレビューがうちのボスに回ってきて、ボスが「興味あるなら読んでみたら」とか言いながらメールで送ってきたのが先週だったか。別にちゃんとしたコメントを書いてねって言われた訳ではなかったので、さらっと読んで「フェノタイプはなかなかオモシロイね」とか今日しゃべってたら、どうやらちゃんとしたレビューコメントが欲しそうだったので、今日の昼は食堂でランチを取りながらその論文を読んでその後コメントを書く。こんな人の論文のレビューしている暇があったら自分の論文を書きたいんやけど、とか思いながら読んでいたら、なんともお粗末な英語で結構適当なこと書いてやがるのがいちいち腹立ってきた。なんなんやろねぇ、もうちょっとちゃんと書いて間違いとかチェックしてから投稿しようと思わへんのが不思議やわ。

2012年4月3日火曜日

松本さん

昨日、友人の松本さんが少し前に亡くなられたことを松本さんの奥様からのメールで知った。
松本さんはもう十年ほど前、自分が会社で勤めていた時に一番仲良くしていた嘱託のおじいちゃんの一人だった。嘱託のおじいちゃんといってもその前は、ある化学系大企業の研究所で第一線の研究をされていた方なので、友人と言うにはおこがましい、社会人としても研究者としても大先輩にあたる方だったのだが、本当に気さくで愉快な方だったので会社ではよく二人でふざけあっていたことを思い出す。実は自分が会社を辞めて大学院に戻ろうと思っていたことを辞表提出前に会社の中で相談したのは信頼できる大先輩であると同時に仲の良い友人であった松本さんだけだった。相談した時に「それは素晴らしい、すぐにでも戻りなさい。」と強く後押ししてくれた彼の言葉がなかったら今の自分はなかったかも知れない。大学院への復帰が決まった時には会社帰りに二人で飲みに行ったし、三年後の春に博士号取得が決まった時にもわざわざ必要のない札幌出張を作ってまだ雪深い札幌にまでお祝いしに来てくれたのだった。アメリカに来てからはあまり連絡を取っていなかったのだが、去年末の一時帰国の際にひょんなことから会社時代のもう一人の親友、山本さんの取り計らいで京都で三人で会えることになったのだった。このときタイミングよく三人で会えたことは、奥様の言葉をお借りすると「まるで神様が下さった不思議な時間の様な気がしてならない」のである。京都で別れ際に「次の帰国の際にもまた必ず会いましょう。」と言ってしっかり握手をしたのが今生の別れとなってしまった。癌を患われていたのではあるけど、本人自らその作用機序を熱心に説明して下さった抗がん剤がうまく効いているようでお元気そうだったし本人も希望を持たれている様子だったので、こんなに早くという驚きが大きいとともに残念でならない。
今は楽しかった会話が一つ一つ思い出されてなんだかなかなか元気が出ないのではあるけど、研究の道へと自分の背中を押してくれた松本さんの激励に報いるためにもがんばって研究して成果を報告しなければと思う。

Springtime Parade 2012

一昨日土曜日は、Springtime Tallahasseeのパレードに参加。日本人コミュニティがタラハシーのAsian Coalitionの一員として毎年参加しているこの町の結構大規模なパレード。去年は御神輿をかついでパレードに参加したのだが、今回はパレード開始前あいにくの雨模様だったために御神輿なしでの参加になった。それでも子供達を引き連れて町のメインストリートを2kmほども歩くのはなかなか大変だったけども、沿道からたくさんの市民の方々が手を振ってくれる中歩くのはなかなか貴重な体験です。